2007年10月23日

加害史,生体解剖

(株)新日本出版社御中
Cc:平和つむぎ
篠塚良雄『日本にも戦争があった-七三一部隊元少年隊員の告白』新日本出版社,2004年を読みました.
伝染病にかけた中国の活動家やかかってしまった同郷の少年隊員を生体解剖する場面.撫順戦犯管理所の厚遇と教育で自分を振り返る様.
「戦争の被害だけが前面に出て,加害の発言はおさえられてしまう傾向」にあるこの日本で,この本は少年へ語りかける様で読みやすく,貴重な短編です.天皇も七三一部隊長の石井四郎も何をすればその責任を果たしたと言えるでしょうか?
豊田義信
posted by 風の人 at 18:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック