社会問題の多くは、企業活動と関係しています。どの企業のどの製品を買うか買わないかは、選挙でどの政党や候補を選ぶのかと同様の政治的行為です。しかも、直接民主主義の不買は、間接民主主義の選挙よりも、大きな力を発揮する場合があります。
イスラエルがパレスチナの占領と民族浄化を進める上でも、HPやデルなどが提供するコンピューティング技術が欠かせません。コンピューティング技術企業によるイスラエル支援をやめさせる方法は簡単で、消費者がこれら企業のパソコン製品を不買すればよいのです。
本パソコン購入ガイドは、対イスラエルBDS(ボイコット・投資撤退・制裁)運動の観点から、イスラエル支援度の低いPCメーカーを選定して、具体的なお勧めPCを紹介するものです。しかし、BDS運動だけが目的ではありません。一般的なPCユーザーにとっても、合理的にPCを選定できるよう、パーツの性能要件やPCの構成など、役立つ情報をまとめてあります。
推奨パソコンメーカーは、国内であればBTOメーカーの2社しかありません。アップルを含む米国の大手メーカーと韓国の大手メーカーはすべてが非推奨で、ミニ(ノート)PCのジャンルなら中国の非大手メーカー5社がお勧めです。重要パーツのCPU/GPUは、インテルやNVIDIA(エヌビディア)などではなく、AMDが推奨メーカーとなります。選択肢がかなり絞り込まれているので、選択が楽ではないでしょうか。
是非、本ガイドをご活用ください。結論の[1]など、必要なカ所だけ目を通していただければ結構です。
目次
[0] パソコンメーカーとイスラエルの関係(概要) 3
(1)各パソコンメーカーのイスラエルとの関係 3
(2)推奨パソコンメーカーの選定 4
[1] 消去法に基づく推奨完成品 5
(0)お勧めしないパソコン 5
(1)お勧めノートパソコン(条件付き) 5
(2)お勧めミニノートPC/タブレットモードPC 7
(3)お勧めデスクトップパソコン 8
(4)お勧めミニPC 9
(5)タブレットについて 10
(6)ライトユーザーにお勧めのPCスペック 10
(7)PCの購入時期とCPUの2025年新モデル 11
(8)中古パソコンの選択肢 12
[2] 消去法に基づく推奨パーツメーカーと必要なパーツ性能 12
(0)OS(基本ソフト)とWindowsからの離脱 12
(1)CPU(中央演算処理装置) 13
(2)GPU(画像処理装置)/グラフィックボード 14
(3)マザーボード 15
(4)マザーボードとパーツの内部接続規格PCIe の性能要件 16
(5)外付け機器を接続するための外部接続規格 17
(6)メモリー 17
(7)ストレージ 18
(8)無線通信規格のWi-FiとBluetooth 19
(9)AIとCopilot+ PC 19
(10)消費電力とバッテリー駆動時間 20
[3] パソコンの構成 24
(1)完全自作か完成品か 24
(2)ライトユーザーにはノートパソコンがお勧め 24
(3)複数PCの運用とメールの送受信 25
(4)グラフィックボード運用時の注意点 25
(5)外付けグラフィックボード 26
[4] 使用目的別パソコン性能:動画編集 27
(1)PCの動画編集性能はOSにも左右される 27
(2)動画編集ソフトメーカーが求める性能要件 27
(3)低スペックPCでも動画編集は可能 29
(4)快適なCPU性能 29
(5)動画編集関係者が提案するGPU性能 29
(6)PCメーカーが提案するGPU性能 30
(7)家電製品アドバイザーが勧める動画編集用PC 31
[5] 使用目的別パソコン性能:ゲーム 31
[6] 使用目的別パソコン性能:ウェブ会議 32
[7] イスラエルとの関係が深いパソコンメーカー 33
(1)米国メーカー 33
(2)中国/台湾メーカー 34
(3)韓国メーカー 35
(4)日本メーカー 35
(5)国内BTOメーカー 37
太田光征
【パソコンなどのITの最新記事】