2025年03月28日

未成年パレスチナ人被拘禁者が死亡/パレスチナの国家承認を求める世界最大規模の署名

署名は直接民主主義アクションとして最も基本的な手法です。中でもネット署名は広報機能付き署名といえます。ITは面倒くさいなどと言わず、少し勉強して、選挙の投票以上に当たり前の行動として、直接民主主義ネットアクションに取り組みましょう。

(1)17歳のパレスチナ人ワリド・ハレド・アブドラ・アフマド君がイスラエルの刑務所で死亡

パレスチナ人のワリド・ハレド・アブドラ・アフマド君17歳が昨年9月に西岸のラマラで拉致され、違法にイスラエルの刑務所に拘禁されました。まともな食事を与えられず、兵士から虐待を受け、家族と遮断されながら、死亡。検死もできていないが、実質、殺されたも同然。パレスチナ人被拘禁者の死亡例としては、記録に残っている限り、未成年者で初。

Palestinian child dies in Israeli custody in first recorded case | The Electronic Intifada
https://electronicintifada.net/blogs/tamara-nassar/palestinian-child-dies-israeli-custody-first-recorded-case

常時、多数のパレスチナ人未成年者がイスラエルによって違法に拘禁されています。違法というのは、パレスチナからイスラエルへの移送という戦争犯罪に加え、裁判なしの行政拘禁という無法のこと。

安全圏の日本に住む私たちは、せめて圧倒的な署名をイスラエルに叩きつけましょう。2018年に開始された下掲署名は、署名者リストの更新がされなくなりましたが、署名数は今でも微増ながら増えています。

パレスチナ人未成年者解放署名(アヘド・タミミだけでなく全パレスチナ人未成年者の解放を求める署名)
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/free_ahed_global_loc/

下掲の署名と共に、ネットメディアのほか、種々の印刷メディアでもご紹介ください。少なくとも野党支持者の多くは何等かの社会運動印刷メディアと接点を持っており、これら印刷メディアの総体はマスメディアです。印刷メディアでQRコードや検索キーワードを紹介すれば、ネットメディアとの連携が可能となります。

(2)パレスチナの国家承認を求める世界最大規模の署名

この署名はAvaaz自身が「パレスチナの国家承認を求める世界最大規模の署名」と銘打って実施中のものです。ターゲットは日英仏の3カ国。確かに、署名数は数ある署名の中では最多クラスですが、まだ世界全体で203万筆しかありません。

Avaaz - The World's Largest Petition to Recognise Palestine!
https://secure.avaaz.org/campaign/en/palestine_recognition_now_rb/

【署名要請内容】

すべての国連加盟国の指導者の皆様へ:
私たちは、パレスチナを主権国家として認め、パレスチナ人の権利を再確認するよう要請します。今こそ、何十年にもわたる苦しみと失敗した和平交渉の流れを変え、占領を終わらせ、永続的な平和に向かって進む時です。

【背景解説】

ガザの停戦は、私たちが待ち望んでいたもの、すなわち希望を与えてくれます。しかし、それは悲惨な破壊を消し去るものではありません。占領を終わらせるものではありません。何百万ものパレスチナ人が切実に必要としている自由をもたらすものではありません。

ガザの空がようやく静まるこの瞬間は、永続的な解決策を推進するチャンスです。英国、フランス、日本はパレスチナを国家として承認することができます。これは平和と正義への重要な一歩です。しかし、これらの国々はイスラエルからの大きな圧力に躊躇しています。

これらの国々に歴史の正しい側に立って、真の平和のために声を上げるよう促しましょう。これまで以上に、あなたの声が変化をもたらすことができます。

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太田光征
posted by 風の人 at 13:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ
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