2015年04月12日

2015年4月18日(土)「それでも"彼"はやっていない」検証・東金女児殺害事件〜知的障害と冤罪を考える〜

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【草の実アカデミー・メルマガ】第112号
    2015年4月12日(日)発行
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【目次】
■第73回草の実アカデミー
 4月18日(土)「それでも"彼"はやっていない」
        検証・東金女児殺害事件
       〜知的障害と冤罪を考える〜
 
講師:三宅勝久氏(ジャーナリスト)『司法が凶器に変わるときー
    「東金女児殺害事件」の謎を追う』(同時代社)著者

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■第73回草の実アカデミー
 4月18日(土)「それでも"彼"はやっていない」
        検証・東金女児殺害事件
       〜知的障害と冤罪を考える〜
 
講師:三宅勝久氏(ジャーナリスト)『司法が凶器に変わるときー
     「東金女児殺害事件」の謎を追う』(同時代社)著者

日時:4月18日(土)13:30開場 14:00開演 16:45終了
場所:新宿落合第1地域センター 第1集会室B
    http://www2.odn.ne.jp/~hak32900/index.htm
交通:西武新宿線 下落合駅 北方向5分
資料代:500円
問い合わせ先:kusanomi@notnet.jp

 本人と弁護士が「やっていない。無実だ!」と叫ぶのが冤罪である。ところが、東金幼女殺人事件は、“冤罪ではない冤罪”というやっかいな話である。本人は「やった」といい、弁護士も「やった」という。

 この事件を追い続け、このほど『司法が凶器に変わるときー「東金女児殺害事件」の謎を追う』(同時代社)http://www.doujidaisya.co.jp/book/b194919.html を著したジャーナリストの三宅勝久氏にいわせれば、司法の闇どころか司法が凶器と化している。

 この事件を負いながら、現代の司法の闇に迫る。


■講師 三宅勝久氏からのメッセージ

 2008年9月21日、千葉県東金市で5歳の女児が裸の死体で見つかる事件が発生し、センセーショナルに報道される。捜査は難航し、2ヶ月後、知的障害を持つ21歳の男性が容疑者として逮捕される。未成年者略取、殺人、死体遺棄罪で起訴され、懲役15年の判決が確定する。

 この事件を取材してきた三宅は、多数の不可解な事実を目の当たりにし、冤罪の疑いを濃厚に感じる。

 殺害現場からは被害者の毛髪や指紋などの痕跡がいっさい発見されていない。3階から投げ捨てたとされる袋2つが、なぜか1階にあった車の下から見つかる。

 唯一の客観証拠である指紋については、弁護団の鑑定では「別人の指紋である」となった。解剖医による死因は「口と鼻をふさいだ窒息死、または薬物の可能性」から「溺死」に変わる。

 たしかに本人は犯行を認めている。しかし法廷での発言は支離滅裂で、迫真性と説得力を欠いていた。

 そもそも弁護人は当初、無実を争う方針を明らかにしていた。ところが主任弁護人が突如辞任、後任の弁護団は一転して事実に関する検察の主張を全面的に認めるという展開となる。弁護人がなぜ辞任したのか、なぜその後の方針が変わったのかも不透明なままである。

 背景に浮かぶのは、障害者に対する差別と偏見、無理解、密室化する刑事司法の現実だった。「集団リンチ」ともいえる無責任な記者クラブマスコミの報道とそれを支える世論、利用する警察などの問題とともに、事件を報告、検証する。

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※草の実アカデミー初の書籍化
「秘密保護法――社会はどう変わるのか」(集英社新書)発売中
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0761-a/

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草の実アカデミー
ブログhttp://kusanomi.cocolog-nifty.com/blog/
E-mail kusanomi@notnet.jp
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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 11:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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