2013年12月27日

For Gaza キャンドル・ビジル(27日)/依然、封鎖下にあるガザとガザの人々への祈りを込めて、

京都の菊池です。

岡さんより


5年前、ガザへの攻撃が始まった、12月27日、

依然、封鎖下にあるガザとガザの人々への祈りを込めて、

午後6時から1時間、京都の三条大橋でキャンドル・ビジルを
行う

とのよびかけをいただきました。


ガザの状況も伝えるこのよびかけを
ぜひ多くの方にお伝えください。



[PJ21] For Gaza キャンドル・ビジル(明日27日)


みなさま、

京都大学の岡真理です。
ガザ朗読劇の東京公演、おかげさまで、3回の公演はいずれも超満員で、大成功を収めることが出来ました。
とくに3回目の最終公演は、魂の朗読とでも言うような朗読ができて、来場されたみなさまに感動を与えることができました。
情宣をはじめ、今回の公演をさまざまな形で支援してくださいましたみなさまに、心から感謝、申し上げます。



さて、キャンドルビジルのご案内です。


1400人以上の命を奪った、ガザに対する一方的な攻撃が
始まったのは、
今からちょうど5年前の2008年12月27日のことでした。
世界が
クリスマスの余韻に浸り、新年の到来を言祝いでいたとき、
ガザは、
死と、嘆きと悲しみ
に覆い尽くされていたのです。

150万(当時)もの人間を封鎖されたガザに閉じ込めて、
22日間にわたりミサイルや砲弾を見舞うという、
およそ
人間の想像を絶する攻撃に、
世界中で抗議行動が起こりました。

あれから5年がたち、出来事の衝撃も薄らいで、
攻撃を知らない人たちも増えて、ガザ攻撃の記憶は風化しつつあります。
5年前と同じか、それを上回るような攻撃で
いちどきに人が大量に殺されないかぎり、
ガザが世界の関心を集めることはありません。

しかし、ガザは依然として、完全封鎖のもとに置かれています。
封鎖はますます厳しさを増しています。
飲料水は数日に1回、数時間しか供給されません。
発電所では燃料が供給されないために、1日16〜20時間、停電に見舞われています。
冬を迎えて、人々は暖房もない中、部屋の中で肩を寄せ合い、ロウソクの灯りで夜をしのいでいます。

ガザは先日、大雨に見舞われました。
封鎖で建築資材が入らないので、
道路の排水溝が整備できないのと、
停電で下水処理用のポンプが稼働しないために、
この大雨のせいでガザは大洪水になりました。
積年の封鎖で疲弊しきった人々を、汚水の大洪水が見舞ったのです。
これが、
ガザのメリークリスマス、ガザの人々のクリスマス・プレゼントです。

5年前のような攻撃があってもなくても、
170万の人間が
組織的
かつ計画的に、
その基本的人権を否定され、
人間らしく生きる権利を奪われている
という現実は、
何一つ、変わってはいません。

ガザは21世紀のワルシャワ・ゲットーだと言っても過言ではないでしょう。
ワルシャワ・ゲットーの先でユダヤ人を待っていたのが
アウシュヴィッツであったように、
ガザの先でパレスチナ人を待っていたのが、
5年前のような、人間性の臨界を越えた〈ガザ攻撃〉であったこと
は不思議ではありません。
アウシュヴィッツが人間であることの恥ならば、ガザは
現代世界の人間の恥です。

5年前、ガザへの攻撃が始まった、明日12月27日、
依然、封鎖下にあるガザとガザの人々への祈りを込めて、
午後6時から1時間、三条大橋でキャンドル・ビジルを行います。

同じ時間、大阪の関電本社前では、金曜行動が行われています。原発問題もガザも、〈人間が生きる〉ということの根本、生存の基盤がグローバルな権力構造によって奪われているという事態はまったく同じです。
立つ場所は違っていても、同じ叫び、同じ祈り、同じ思いが私たちを
つないでいます。

5時45分、三条大橋東詰め集合です。
キャンドルは、ピースウォーク京都が提供してくださいました。
封鎖解除を呼び掛けるプラカードを何枚か準備します。

午後5時30分の段階で雨が降っていれば中止です。
河からの冷気でたいへん寒いです。
参加される方は、防寒対策を十二分に講じてお越しください。

では、明日6時、三条大橋で。ガザのために。

おか まり

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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