太田光征
http://otasa.net/
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たびたび、杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
10月8日に福島市渡利地区で行われた住民説明会に参加された阪上武さん(福島老朽原発を考える会)によるレポートを転送します。なお、10月10日の東京新聞「こちら特報部」にも、「渡利地区説明会 憤る住民 除染優先 納得できぬ/子ども救う選択肢を」と題した詳しい報告が書かれていますので、ぜひご参照ください。以下に映像などもあるようです。
[転送・転載歓迎/重複失礼]
1.説明会 2時間2分
http://www.ustream.tv/recorded/17751050
2.住民説明会 2時間58分
http://www.ustream.tv/recorded/17748603
10/8【IWJ福島1】渡利地区住民説明会中継つぶやきまとめ
http://www.ustream.tv/recorded/17748603
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交渉は深夜12時に及び5時間の長丁場となりました。
参加はざっと見て500名ほど、12時の段階でも50名近くいたと思います。
住民は、渡利全域での再計測と避難勧奨指定の見直し、屋根瓦の葺き替えを含む根本的な除染、再度の説明会の実施、南相馬と同様の子ども・妊婦基準の設定を何度も何度も強く要求しましたが、国と市は、頑なに除染がんばるとしか言わずという状況が続きました。会場は徐々に怒りが募っていくという雰囲気でした。
最後まで、真剣で激しい議論でした。昨日の議論は打ち切りとなりましたが、問題はくすぶっています。
阪上 武(福島老朽原発を考える会)
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○避難勧奨20ミリ超えても指定せず
国の説明は、2世帯で20ミリを超えたというものですが、その扱いが配られら文書にもなく、指定しないと言ったり、まだ決めていないといったり非常にあいまいだったのですが、質疑から
・2件(渡利1件、小倉寺1件)で指定基準を超えた
・今回はまだ指定をしない(避難を希望していないとか、山際で他の世帯とは離れているとかなんとか理由)
・除染を行い、再計測をして決める
ということがわかりました。除染して下げてから再計測する、要は20ミリを超えても指定しないということです。指定しない姿勢があからさまです。
ただ上記の件は、非常にわかりにくかったので、会場ではあまり議論にはならなかったと思います。
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○詳細調査の再実施
住民側で一番多く感じた要求は、渡利全域での詳細調査の実施でした。自分の家の周辺や屋内の線量が高い「1メートルで10マイクロのところも」「台風で河川敷に上流の土が流れ着いて濃度が上がった」「家の2階で1.5マイクロ」…といった具合。自分で測っている方が多く、なぜ詳細調査を全域でやらないのか、今すぐやって欲しい、と。
これに対し、国は再計測を口にしたのですが、それは上記の2件だけ、福島市は、現在大波で行っている大規模除染を、渡利でも実施する予定で、その際に前後で測ると。しかしそれは数ヶ月先の話です。
そうではなくて、避難勧奨指定の計測だと住民が言うと、市が貸し出す線量計で測って、高い値が出れば職員がいい機器で測り、それでも高い値がでれば指定の検討をすると。しかし、職員が来るのは、月2回ほどのタイミングだとのこと。指定の計測は国の仕事だろうと国に振ると、そのつもりはないと。
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○子ども・妊婦基準
南相馬市の特定避難勧奨地点からこられた市議さんが、指定のメリットを話したうえで、南相馬市では、50センチメートル高で2マイクロという子ども・妊婦基準があるのに、なぜ国は福島では子ども・妊婦の指定基準を設けないのか?と。
国は、ロケーションの問題とか言っていましたが、結局説明できず。参加した親たちから反発の声があがっていました。
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○課題山積の除染計画
避難問題が落ち着いたところで、除染についての質疑が続きました。福島市は、第一声で、除染をやることに決めました宣言、大波で行う大規模除染について話しました。大波でやってみてから渡利ということでしたが、大波ですら数ヶ月かかり、渡利はとりかかるのですら「今年度中には」という始末。その上、渡利は大波の200倍の規模であることと、借り置き場がないことから、いったいいつになったら終わるのか。
会場から、市の除染活動に期待を寄せる町会長の発言などもありましたが、もっと早くやって欲しい、自分でやってみたが、屋根は葺き替えないと無理、そこまでやる覚悟はあるのか、除染の間、子どもが被ばくしないような配慮はできないか、と言った質問も出て、市の担当は十分に答えられず、不信が高まっていました。
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○健康影響への不安
健康影響への不安について、20ミリで安全なのか?、子どもと大人が同じでいいのか?という質問がいくつかでました。国は、100ミリ以下は影響は内、ICRPで緊急時は20〜100ミリだ、20ミリ以下なら問題ない、県が健康調査をやりますからと言いたい放題でした。
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○説明会の運営手法
その後また、避難問題、そして説明会のあり方が問題に。町会の代表として来た方が、説明会の案内が渡利全域でなく、詳細調査対象の一部地域にしか渡っていないことを問題にし「抗議する」と。
福島市は、説明会をまた開きますと言うのですが、それは除染についての説明会でいつになるのか。住民は、避難についての説明会を、渡利全域を対象にすぐに開くよう要求しました。
国はどうかと聞くと、意見は本部にあげて検討するとしか答えず、会場からは「本部にあげた結果を聞いたことがない」とも。
最後の最後に、別の町会長が、今日5時間もやって決着がつかないのは、会の運営に問題がある、今日は一端中断し、市長や大臣を含め、もっと責任ある、判断できる人を出して、続きを早急にやるようにと要求。非常にもっともな要求だったのですが、福島市は12日に行う自治会連合の会合で続きをやると、会場は納得しなかったのですが、もう12時ですからとうやむやのままに終わってしまいました。
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○要望書(署名)提出
質疑の途中で渡利の子どもたちを守るために 渡利周辺の特定避難勧奨指定及び賠償に関する要望書の署名の追加提出が行われました。1日半で4000名余りの署名が集まりました。総数4174名、うち渡利・小倉寺・南向台302名、福島市505名でした。
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