2010年07月10日

生方幸男様:普天間問題と国会議員の定数削減について

衆議院議員 生方幸男様


沖縄は普天間問題で何度も声を上げます。

沖縄タイムス | 日米声明見直し求める 県議会が決議・意見書 50億円補正・談合調停も可決
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-10_7940/

<普天間移設に関する意見書と決議の内容は同じで、日米共同発表について「県内移設反対という沖縄県民の総意をまったく無視するもので、県民の意見を全く聞かず頭越しに行われた」と指摘。「民主主義を踏みにじる暴挙として、県民を愚弄(ぐろう)するものとして到底許されない」と強く批判している。>

しかし政府・与党はこの声を無視し、個人レベルであれ地域レベルであれ主権を踏みにじり続けています。なぜ日米の防衛・外務閣僚らが勝手に合意できるのか。憲法95条の趣旨から逸脱した脱憲行為です。

「一の地方公共団体のみに適用される特別法」は住民投票を必要とするが、閣僚合意では住民の意思を無視できるなどということが認められますか。憲法の精神を順守する意思があれば、日米共同声明などあり得ないのです。

「将来の国外・県外移設を実現する基本方針を策定」するよう政府に求めた「5・27普天間問題緊急声明」に生方議員も署名されたことは結構ですが、実際の政府方針にならなければ意味がありません。声明の実現にご努力ください。

先月22日、松戸駅前における民主党参院選立候補予定者の応援で、定数削減を「一丁目一番地」であると語っている樽床伸二国対委員長とともに議員が並んでいた様も、正直気分の悪いものでした。応援で同じ場所に居合わせなければならなかったにしても、です。

樽床国対委員長には共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」を渡しておきました。


共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」
http://kaze.fm/wordpress/?p=276


議員は昨年の総選挙の候補者合同討論会で、貴党の比例区削減方針に自分は関っておらず、議員としては否定的な考えを表明されていました。

国会議員の定数削減は国民主権をさらに切崩すもので、普天間問題とまったく根が同じです。「5・27普天間問題緊急声明」に準じて定数削減に反対する声明の発表と実際の行動を期待します。

国民主権を踏みにじる政府・与党がどうやって国民のための政治を行うことができますか。マニフェストで多くの政策を語る前に、国民主権の尊重をまず国民に確約してください。


太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 19:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック