2010年07月08日

仙谷由人様:民主党は差別的身分の自覚を

官房長官 仙谷由人様

貴職は消費税問題でのメディアによる報道が気に入らないらしく、5日の記者会見で、「政友会は統帥権干犯を持ち出し、メディアも大衆的な追い込みをかけた。ある種のアンタッチャブルな領域を作る議論はとても危ない」と発言されています。

管首相らの消費税発言で内閣支持率が低下したとみてのことでしょう。

しかし消費税増税ではすでに民主・自民ともに共通で、メディアは十二分に消費税増税の宣伝に協力してきました。むしろ共産・社民などが主張している不公正税制の是正などがアンタッチャブルになっているのであって、こうした状況を作り出している二大政党制と二大政党に偏向するメディアの姿勢こそが危険なのです。

メディアは一貫して二大政党制、民主・自民ばかりを応援してきました。消費税問題で一時的に不利な形勢になったからといって報道が不公正だと言いたいなら、二大政党制に由来する特権的・差別的な自党の身分をまったく分かっていない。分かった上で言っているのなら、非常に図々しい。

民主党は「国会議員」の削減と称して「第三党以下」の締め出しを図り、差別政党としての進化を止めようとはしない。こうした差別性に根ざしている政党に国民のための政治ができるはずがありません。沖縄差別はその悲惨な表れです。

沖縄に感謝する前に、他党の身を切ることで主権格差を拡大する前に、差別的な自党の身を正してください。マニフェストで政策を並べるのはその後です。


太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 17:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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