2008年08月09日

コンクリートの庭で遊ぶパレスチナ孤児たちにオアシス一日ピクニックを!

パレスチナ連帯・札幌の松元保昭さんからいただいたメールを転載します。猛暑の日本で冷房機を拒否しながら連帯して。

太田光征

第1回活憲政治セミナー「地球温暖化問題から取り残される日本の政治」報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=219

<パレスチナの孤児たちに、泉湧き出るオアシスへ一日ピクニックを!>第二弾変更便

現地で何度も足を運び調整している井上文勝さんと相談の結果、前便のジール・アマル孤児院はジェリコ検問所通過不可となり(これも占領下パレスチナの現実です)、同じ自治区アイザリヤのダール・エイタン孤児院120名でオアシス、ワディ・ビダーンへ行くことになりました。予定通り8月29日実施。さらなるご協力を、お願いします。

<Jeel-Amalジール・アマル不可の理由>
昨年、バス一台でジェリコ検問所を通過のさいイスラエル軍によって先生5人が拘束され孤児たちは夕方5時から夜の11時まで車中チェックポイントで待たされるという経験があり、何日かの協議の末、同じ轍を踏みたくない(孤児たちにトラウマ)と諦めざるをえなかったのです。

<Dar-Eitanダール・エイタン(孤児の家)孤児院とは?>
1948年イスラエル独立戦争のナクバによる難民孤児のため、エルサレム旧市街にムスリム運営の施設が1950年に設立。さらに67年の戦争で孤児の数が増え続け収容しきれなくなったため、72年アイザリヤの村役場が土地を無料提供、トルコ政府が施設建築を寄付。現在、総勢240名中、半数の120名の孤児たちは、学校で共同寄宿生活。あと半数はアブディス地区から通学する小中学生。自治政府は、教員給与と維持費は援助。しかし孤児たちの衣食・勉学費用は、周辺住民が「ひと孤児サポーター」として一人当り月100シェケル(約30ドル)を援助。ムスリム経営のためクリスチャン経営のジール・アマルに較べ欧米の教会やNGOからの援助はゼロで、今回の北海道からのサポートは大変めずらしいと学校あげて感激している様子。校長先生は、Wael Anani(ワエル・アナニ)さん。

孤児120名となりますので、大型バス3台で<一日ピクニック>。先生10名、水、ジュース、昼食(ナブルス名物クナファ)、プール入場料などで現地必要経費の総額が3500米ドル(約40万円)となります。ジェリコの大検問所を避けて別ルートで行く予定。日本人3名の旅費、滞在費用は、個人負担。

これまで、15件102000円の募金が集まりました。感謝申しあげます。実現のためには、さらに多くの方々からのご寄付が必要です。呼びかけてくださると幸いです。

いまパレスチナは、高さ8メートルの分離壁に囲まれ大小二百数十もの検問所によって移動の自由が極端にせばめられています。まして経済的に困難な孤児たちは、暑い夏でもコンクリートの庭で遊ぶしかありません。ナブルス近郊のワディ・ビダーンは、泉が湧き出る自然プールの庭園になっています。孤児たちは、泳ぐことも走り回ることもできるこのビダーンへのピクニックを夢のように楽しみにしています。

このささやかなプログラム実現のために、みなさまのご協力をおねがいします。

<寄付金>
一口1000円、何口でも。
宛て先:パレスチナ連帯・札幌。「孤児ピクニックのために」として下記にお振込みください。
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538
期日:8月末日まで
※振り込まれた方には、後日、お礼に孤児たちの写真をお送りいたします。 

<おみやげ>
水着(泳ぐ機会は滅多にありませんが、男女とも古着でも可)。
卓球のラケット・ネット・ボール。
(孤児院では、板さえあれば楽しめるピンポンが大はやりだそうです。)
※企業などにもお願いしますが、連絡くださるとありがたいです。

<報告会>
一日ピクニックはビデオ収録して、後日ご報告会をもちます。

<主催:連絡先>

パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
電話番号 011−882−0705
E-Mai:y_matsu29@ybb.ne.jp
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538
posted by 風の人 at 10:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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