2022年06月10日

パレスチナ人のムハンマド・タミミ君が2018年に続き、また頭部をイスラエル兵に撃たれる

パレスチナ人のムハンマド・タミミ君が2018年、15歳の時、ナビサレ村で反占領のデモをしていたところ、イスラエル兵によってゴム被覆金属弾で頭部を打たれました。彼は頭蓋骨の一部を再構築する手術を待っている間に、自宅から誘拐され、「捜査」のために連れて行かれました。イスラエルは、彼の怪我が自転車事故の結果であることを「自白」させたのです。

【2018年事件の経緯】
イスラエル軍によるパレスチナ人児童の拘禁が急増:アヘド・タミミらの解放を求める国際署名運動のお知らせと署名のお願い
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/456449550.html

そしてまた今度、2022年6月9日、彼は再び頭部をスポンジ弾で撃たれました。手術を受け、今も入院中です。

【入院中のムハンマド・タミミ君の写真】
‎B'Tselem בצלם‎
https://www.facebook.com/btselem/posts/pfbid0K53sRmDcT446uAjDcY5XLKUwxbps8VCzs4qqLFgfDVB94XJw7QJQ67u26H5hwR3El

彼が最初に打たれた直後、当時16歳のいとこであるアヘド・タミミさんが、自宅に侵入しようとしたイスラエル兵を平手打ちし、その動画が広まり、有名になりました。彼女はその後、イスラエル軍の刑務所に拘禁されることになったわけですが、現在は解放されています。

彼女の拘禁をきっかけに、数百人の被拘禁パレスチナ人児童を解放するための署名運動が立ち上がりました。この署名は今でも有効です。まだの方はぜひ署名をしてください。

【署名】Avaaz - アヘド・タミミさんの釈放を(現在は解放されたが、多くの児童がイスラエル軍に拘束されているため、署名継続中)
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/free_ahed_global_loc/

【英語版】Avaaz - Free Ahed Tamimi "We demand that Ahed and all Palestinian children are released from Israeli prisons now."
https://secure.avaaz.org/campaign/en/free_ahed/

パレスチナの悲劇を目撃し続けるだけではイスラエルによる占領を終わらせることができません。日本国憲法は全人民の平和的生存権などの理念を全力で達成するという国際的人権運動を宣言しています。

署名はそのための有効な手段です。パレスチナでは年に約300人がイスラエルによって殺害されています。機会あるごとに年300筆を上回る速度でこの署名を積み上げていきましょう。残念ながら現在は1日1筆に遠く及ばない速度に落ちています。

日本国憲法を実践して日本国憲法に誇りを持てるようになれば、おのずと改憲は遠のきます。


太田光征
posted by 風の人 at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ

2022年05月07日

【署名あり】イスラエルの裁判所がパレスチナのMasafer Yatta村住民の退去(民族浄化)を許可

(1)署名の呼び掛け

イスラエルの裁判所がパレスチナの #MasaferYatta 村住民の退去(民族浄化)を許可。米国議員あて署名の呼び掛け。日本の国会議員も動いて。

https://twitter.com/JvpAction/status/1522643536058986496
「行動を起こそう 📢 イスラエルの裁判所は #MasaferYatta で1000人以上のパレスチナ人の民族浄化を承認したばかりで、今にも追放が始まりそうだ。
アメリカの政治家はこれを止める力を持っているが、あなたが要求しない限り止めないだろう。」

署名ページ(日本からも署名可能):
https://act.jewishvoiceforpeace.org/a/stop-mass-expulsion-masafer-yatta?sourceid=1001730

私の場合、携帯電話番号欄に日本国番号の「+81」を入れると、署名が可能でした。

(2)奈良本英佑さんのメールを転載

奈良本です。重複ご容赦ください。転送歓迎です。

ウクライナ戦争の影に隠れて、日本ではほとんど報道されていないようですが、イスラエル占領下の西岸地区で、パレスチナ人が土地と住居を追われようとしています。ヘブロンの南、Masafer Yattaでは、14の村のうち8つの村を破壊、多数の住民と家畜を追い出し、イスラエル軍の射撃演習場をつくる計画が進行中です。イスラエルの「独立記念日」を前に、同国最高裁は、住民の不服申し立てを退け、この乱暴な政策を支持しました。

この計画で1800人〜1200人のパレスチナ人が、家畜とともに追い出されます。詳しくはHaaretz、のAmira Hass記者の以下の記事をお読みください。

《Analysis | High Court Justices Know Israel Won’t Face Sanctions Over Masafer
Yatta Evictions》

“The decision was released on the eve of Independence Day, when the Jews
celebrate the founding of the State of Israel and Palestinians grieve for the loss
of their homeland”

全文は:
https://www.haaretz.com/israel-news/.premium-high-court-justices-know-israel-won-t-face-sanctions-over-masafer-yatta-evictions-1.10782233?utm_source=General+Mailing+List&utm_campaign=2ffcea407d-EMAIL_CAMPAIGN_2022_05_06_08_42&utm_medium=email&utm_term=0_586030c60d-2ffcea407d-58732313


太田光征
posted by 風の人 at 17:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ

2022年04月23日

【嘆願署名】イスラエル警察が礼拝中のパレスチナの礼拝者を襲撃。暴力は止めなければならない!

【動画】
植民地的暴力が常態化:イスラエルがアル=アクサー・モスクを襲撃、160人以上を負傷させ、数百人を逮捕
“Colonial Violence Is the Norm”: Israel Raids Al-Aqsa Mosque, Injuring 160+, Arresting Hundreds - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=mfjX4iOU2bY

【動画】
アル=アクサー・モスクにドローンから催涙弾を打ち付ける
https://twitter.com/husseiniibrahim/status/1517473931497721862

【動画】
銃口を向けながらアル=アクサー・モスクへのアクセスを妨害するイスラエル占領軍を非武装で押し返すパレスチナ人
https://twitter.com/OnlinePalEng/status/1517504078544347137

【動画】
イスラエルがガザを空爆
https://twitter.com/RmanEng98/status/1516916299674406914

【動画】
ANNが歪曲報道:イスラエルによるパレスチナに対する非対称的な攻撃を伝えない
イスラエル軍がガザ空爆 ロケット弾発射への報復(2022年4月20日) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=bLfCjFhhy_g

【嘆願署名】イスラエル警察が礼拝中のパレスチナの礼拝者を襲撃。暴力は止めなければならない!
petition: Israeli Police Attacked Palestinian Worshippers While They Were Praying. The Violence Must End!
https://www.thepetitionsite.com/162/641/730

最近の攻撃で、イスラエルの機動隊は、ラマダンの聖なる月の朝の礼拝に集まっていた少なくとも152人のパレスチナ人を負傷させました。ネットに流れたビデオ*には、イスラエル警察が、パレスチナ人礼拝者にゴム弾、催涙弾、スタングレネードを発射し、礼拝者が石や花火で反撃する様子が映っています。攻撃は、イスラム教の信仰で最も神聖な構造物の一つであるアル=アクサー・モスクで数千人が祈りのために集まっていたときに起こりました。


https://www.nytimes.com/video/world/middleeast/100000008307461/al-aqsa-mosque-jerusalem.html?playlistId=video/europe

国連やアムネスティ・インターナショナル、ヒューマン・ライツ・ウォッチなど多くの有力人権団体は、パレスチナ人がアパルトヘイトに等しいイスラエルの圧制システムの下で生活していることを認めています。イスラエル政府にパレスチナ人への攻撃を止めるよう求める嘆願書に署名してください。

この攻撃は、パレスチナとイスラエルの間の暴力がエスカレートしている時に起こりました。パレスチナ人による4回の攻撃で14人が死亡した後、イスラエルは逮捕と軍事力をたたみかけて応じました。その結果、非武装の女性や人権派弁護士を含め、少なくとも25人のパレスチナ人が殺害されました。イスラエルで起きた4件の襲撃事件は、個人的に、あるいは最小限の支援で行動しているように見えます。なぜ、礼拝者がこれら単独のガンマンの犯罪の代償を払わなければならないのか?

パレスチナとイスラエルに関する意見は大きな緊張を引き起こす可能性がありますが、歴史的な背景を押さえることが重要です。パレスチナ人は55年近くにわたる軍事占領下にあり、終結の兆しはありません。アムネスティ・インターナショナルによれば、「イスラエル当局は、パレスチナ人を、ユダヤ人ではなくアラブ人であることによって規定される劣等人種集団として扱っている。この人種差別は、イスラエル全土のパレスチナ人に影響を与える法律で固められている」。イスラエルの占領下、パレスチナ人は家族から引き離され、救命医療を拒否され、さらには土地、家、生計手段を奪われています。この抑圧を終わらせなければなりません。イスラエル政府に対し、パレスチナ人への攻撃を止め、パレスチナ人が平和に祈ることができるようにするため、署名してください。


太田光征
posted by 風の人 at 14:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ

2018年08月14日

イスラエルの軍事見本市ISDEF Japan 2018に川崎市とどろきアリーナを貸さないでください

イスラエルの軍事見本市ISDEF Japan 2018に川崎市とどろきアリーナを貸さないでください

川崎フロンターレ御中

私事ながら、川崎市が私の出生地であること、またサッカーが私の高校時代までのスポーツであったことから、貴クラブとは何かご縁があると感じています。貴クラブが指定管理者の1つとなっている川崎市とどろきアリーナをイスラエルの軍事見本市「ISDEF」の日本版「ISDEF Japan 2018」(以下、本展)の会場として貸し出すとした川崎市に利用許可の取り消しを求めるよう、お願いいたします。

1.イスラエルとはどのような国か

イスラエルのサッカーリーグでベイタル・エルサレムFCのサポーターが、アラブ系のブネイ・サフニンFCに対して、同国スポーツ大臣のミリ・レゲヴを取り巻きながら、「おまえの村が焼き尽くされますように」との大量虐殺コールを上げた事件がありましたが、このビデオをなんと同大臣が自身のSNSに投稿しました。イスラエルは官民挙げてパレスチナ人を抑圧しているヘイト国家です。

Days of Palestineさんのツイート: "The Israeli culture and sports minister posted a video with genocidal chants.… "
https://twitter.com/DaysofPalestine/status/957638321349562369

パレスチナ難民の帰還権を訴える「大帰還行進」が、今春から「ナクバ(大災厄の日)」の5月14日までを目途に、ガザとイスラエルの境界を中心に取り組まれ、今でも小規模ながら続けられています。イスラエル当局は狙撃手や催涙ガス弾投下用ドローンなどを準備して、大帰還行進に参加する多数の非武装抗議者を殺害し、生涯にわたる身体障害を負わせました。サッカー選手のモハメド・カリルさんも犠牲者の1人で、彼はイスラエル兵に両足を狙撃されました。下記はその瞬間を収めた動画です。

Mohammed Kareemさんのツイート: "Video shows the exact moment of shooting the Palestinian footballer Mohammed Khalil in his knee putting an end to his career.…"
https://twitter.com/vic2pal/status/981095851010469888

アルゼンチン代表サッカー選手のリオネル・メッシは、2014年のガザ戦争に際し、「私は父およびUNICEF親善大使として、イスラエルとパレスチナの紛争の写真をひどく悲しく思う。そこでは暴力によって既に多くの若者の命が奪われ、数え切れないほどの子供たちが傷ついている」と自身のフェイスブックに書いています。

Messi defends rights of Gaza children - Al Arabiya English
http://english.alarabiya.net/en/life-style/2014/08/08/Messi-defends-rights-of-Gaza-children.html

メッシはまた、テレビ番組のTyC Sportsで、「私はUNICEF大使として、無実のパレスチナの子供たちを殺害する人々と対戦できない。私たちは、サッカー選手である前に人間であるのであって、(イスラエルとの)試合をキャンセルした」と語っています。

https://twitter.com/khussh_/status/1004761027857313793

「無実のパレスチナの子供たち」としてメッシの念頭にあるのは特に、2014年7月、ガザの砂浜でサッカーをして遊んでいたパレスチナ人少年4人のことでしょう。4人はイスラエルの戦艦による砲撃で殺害されました。

Boys Drawn to Gaza Beach, and Into Center of Mideast Strife - The New York Times
https://www.nytimes.com/2014/07/17/world/middleeast/gaza-strip-beach-explosion-kills-children.html

最近、ジ・インターセプトが入手した機密報告書から、この砲撃とされたものは軍事用ドローンによる殺害であることが判明しました。ハマス戦闘員だと認識したとのことですが、イスラエルのインテリジェンスもドローン技術もその程度だということです。

Secret Israeli report 'reveals armed drone killed' four children playing on Gaza beach in 2014 - Israel News - Haaretz.com
https://www.haaretz.com/israel-news/israel-used-drone-to-kill-4-children-playing-on-gaza-beach-in-2014-1.6365860


2.本展に参加する戦争荷担企業

本展にはドローン関連企業のD-Fend SolutionsやSkylockもスポンサーないし出展企業として参加しますが、明らかな戦争荷担企業も参加します。

イスラエル企業のMagal Security Systemsの当時のCEOは、ブルームバーグのインタビューに「顧客は当社の『スマートフェンス』を実戦で試験済みと評価しており、ガザが本製品のショールームになった」と言いのけています。

Gaza Barrier Can't Withstand an Assault by Mob, Fencemaker Says - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-04-10/gaza-barrier-can-t-withstand-an-assault-by-mob-fencemaker-says
Thanks to Gaza protests, Israel has a new crop of ‘battle tested’ weapons for sale | +972 Magazine
https://972mag.com/thanks-to-gaza-protests-israel-has-a-new-crop-of-battle-tested-weapons-for-sale/136523/

イスラエルが言うセキュリティーやカウンターテロは、これら市場にとって不法なパレスチナ占領が必要であることからも分かるように、パレスチナ人抑圧の占領を維持する軍事手段と一体化しています。ISDEFも自身のサイト(https://www.isdefexpo.com/)で「防衛とセキュリティーの相互運用性に着眼」と謳っています。

このスマートフェンスを製造する同社子会社のSenstarがまさに本展に出展するのです。同社以外にも、1980年代にニカラグアの反政府傭兵軍コントラやホンジュラスの暗殺部隊である第3−16大隊などの訓練に当たった過去ゆえにブラジル政府から2016年リオオリンピックのセキュリティー契約を取り消されたイスラエル企業のInternational Security and Defence Systems (ISDS)や、ミャンマー軍がロヒンギャ族を虐殺している最中の16年夏、同軍へ軍事訓練を実施したイスラエル企業のTAR Ideal Conceptsなども、同展にスポンサーないし出展企業として参加します。

Brazil cancels $2 billion contract with Israeli security firm for 2016 Olympics | The Electronic Intifada
https://electronicintifada.net/blogs/charlotte-silver/brazil-cancels-2-billion-contract-israeli-security-firm-2016-olympics
Despite war crimes, Israel insists on selling arms to Myanmar | +972 Magazine
https://972mag.com/despite-war-crimes-israel-insists-on-selling-arms-to-myanmar/124633/


3.人権理念と対イスラエルBDS(ボイコット・投資撤収・制裁)運動の流れに反する川崎市の対応

本展を川崎市の施設で開催することについて市民が懸念を示しても、福田紀彦・川崎市長はそれに誠実に応答せず、最終的な担保もないまま武器を展示しないことを唯一の理屈に当該施設の利用許可を正当化しています。福田市長は本展出展企業の事業内容で利用許可の可否を判断することは問題だと考えているようですが、こうした形式的な判断こそ問題です。

市の公共施設でイスラエルの軍事関連見本市。「全く問題ない」とする福田紀彦・川崎市長に市民反発 | ハーバービジネスオンライン
https://hbol.jp/172679

本展が武器を展示しないことは当該施設の利用許可を正当化する根拠になりません。川崎市は「人権かわさきイニシアチブ」で「あらゆる施策に人権尊重の視点を一層反映させていきます」と宣言しているのであり、同イニシアチブでも説明されている「ビジネスと人権に関する指導原則」(国連人権理事会策定)の原則7(c)「重大な人権侵害に関与しまたその状況に対処するための協力を拒否する企業に対して、公的な支援やサービスへのアクセスを拒否すること」を市の施策で実践する必要があります。川崎市とどろきアリーナ条例第14 条(3)「その他指定管理者が利用を不適当と認めるとき」の規定に基づいて利用許可を取り消せばいいのです。

イスラエルは下記リンク先の動画で示されるように、ガザのMeshal文化センターさえ爆撃する国です。文化センターへのアクセス権さえ奪うイスラエルの軍事見本市企業に「生涯スポーツの振興及び市民文化の向上を図る」ことが目的のとどろきアリーナを貸すなんて冗談です!

https://twitter.com/PACBI/status/1028266596245094400
https://twitter.com/WomenForPal/status/1028593763206262784

スポーツ用品メーカーのアディダスがイスラエルサッカー協会(IFA)のスポンサーを降りました。IFAは違法植民地を拠点とするクラブを加盟させてパレスチナ人の抑圧に荷担しているとして、パレスチナのサッカークラブからの要請に応えたものです。

BDS: Adidas no longer sponsor of Israel football teams – Middle East Monitor
https://www.middleeastmonitor.com/20180806-bds-adidas-no-longer-sponsor-of-israel-football-teams/

世界では、パレスチナ社会からの要請に基づいて、こうした対イスラエルBDS(ボイコット・投資撤収・制裁)運動が広がりを見せています。つい先日、イスラエルをユダヤ人の国家とするユダヤ国民国家法が成立したことにも表れているように、イスラエルは官民挙げてのヘイト国家、アパルトヘイト(人種隔離政策)国家です。特に軍事/セキュリティー企業は技術・財務・人材の面で政府と一体化し、アパルトヘイト体制を主体的に支えています。これら企業は自社の製品・サービスを<間違って>イスラエル当局に販売しているのではありません。

福田市長の認識と対応は、南アフリカのアパルトヘイト体制を崩壊に導いた世界のBDS運動を鼻で笑うようなものです。アイルランド上院はイスラエルの入植地由来製品の輸入・販売を禁止する法案を可決しているし、ノルウェー外務省も同法案と同趣旨のボイコット計画を進める自治体が相次いで出てきたことを受けて、こうした計画が違法ではないと認めています。

今回、仮に武器を展示しなくても、ISDEFと出展企業の国際的な宣伝・承認に間違いなく荷担し、日本政府や日本企業が違法なパレスチナ占領を前提とする軍事経済への依存を深めていくことにつながります。全人民の平和的生存権などの理念を全力で達成すると誓っているのが日本国憲法です。今回の利用許可は川崎市の人権施策方針および日本国憲法からはるかに乖離しています。ヘイトスピーチ規制に熱心な川崎市がヘイト国家イスラエルによるパレスチナ人抑圧に荷担することはとても耐えられません。

よって、川崎市に本展へのとどろきアリーナの利用許可を取り消してもらうよう、働きかけをお願いいたします。

太田光征
posted by 風の人 at 20:03 | Comment(0) | パレスチナ

2018年06月01日

立憲民主党に「米軍辺野古新基地の建設とガザ虐殺の新局面に喫緊の政治対応を求める要望書」にて申し入れ(2018年5月31日)

「平和への結集」をめざす市民の風は2018年5月31日、太田光征、大塚要治、吉岡滋子の3名で、立憲民主党の本多平直衆院議員(党筆頭副幹事長、安保部会長、「辺野古新基地移設方針に関する再検証委員会」事務局長)に「米軍辺野古新基地の建設とガザ虐殺の新局面に喫緊の政治対応を求める要望書」を国会議員会館事務所にて手交し、申し入れを行ってきました。

米軍辺野古新基地・ガザ虐殺要望書(2018年5月31日).pdf

(1)米軍辺野古新基地の建設について

「再検証委員会」は月1くらいのペースで開催することにしているとのことですが、要望書にある通り、土砂投入が開始される前に一刻も早く辺野古新基地反対を正式に表明されるようお願いしました。
工事の違法性などを追求することは辺野古新基地反対の正式表明前にも可能であることを本多議員も認めていらっしゃいます。本多議員はじめ多くの国会議員の皆さまがモリカケ並みにこれらの問題を徹底的に追求していただきたいものです。
辺野古の座り込み抗議者を機動隊が米軍キャンプシュワブの工事ゲート前から排除した後も身体拘束をするなどの弾圧ついては、具体的証拠をいただきたいとのことでしたので、証拠ビデオなどを提示することにします。

(2)ガザでの新たな虐殺について

安保関連では小西洋之参議院議員への自衛隊幹部による暴言、空母への改修、沖縄での米軍ヘリからの部品落下などの問題に順に対応しており、単純に手が回らないという状況があると本多議員。それに対して当方としては市民団体などと連携して迅速に抗議声明などを出せる体制を作ってほしいと要望しました。
人権侵害の事例はパレスチナに限らないし、米国によるシリアへのミサイル攻撃についても特に抗議声明は出していないということも議員は指摘されます。
特にイスラエルによる人権侵害と日本とのかかわりについて質問されたので、日本が英国とミサイルを共同開発してそれが戦争当事国イスラエルの戦闘機に搭載される可能性があること、また日本とイスラエルが軍事ドローンを共同開発するという計画があったことを説明したところ、これらの件については議員が調べるとおっしゃいました。

ガザ虐殺のように現状では有権者の関心がない領域でも世論を掘り起こしてこそ、世界の全人民の平和的生存権という憲法理念を実践することになり、引いては野党の支持拡大にもつながるのではないでしょうか。

[参考]
平和への結集第2ブログ: 立憲民主党の綱領/政策論議へ向けての要望書(2017年12月21日)
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/455699549.html

今回、市民・有権者の側から国会議員への情報提供が不十分ではないかとの印象を強く持ちました。連携を強めたいと思います。

太田光征



立憲民主党代表・衆議院議員 枝野幸男様

米軍辺野古新基地の建設とガザ虐殺の新局面に喫緊の政治対応を求める要望書

2018年5月31日


立憲主義を掲げて国会活動に尽力し、各地で草の根ミーティングを開催され、ボトムアップの民主主義発展に奮闘されていることに感謝いたします。
前回の2017年12月21日付要望書「立憲民主党の綱領/政策論議へ向けての要望書」では、立憲主義の基盤としての十全で平等な国民主権を保障するための選挙法制の根源的な欠陥を指摘し、世論を掘り起こすべき政治領域としての米軍辺野古新基地などの課題を挙げさせていただきました。
今回も前回の流れの中にありますが、この米軍辺野古新基地の建設とパレスチナのガザにおける虐殺の新たな局面に喫緊の政治対応が必要だと考え、要望させていただくものです。

(1)沖縄辺野古の米軍新基地の建設は後がない段階に

沖縄辺野古の海を埋め立てての米軍新基地の建設は、間もなく辺野古側の埋立用護岸の基礎部分が閉じられようとしており、7月にも土砂投入かという後がない状況です。
防衛省は辺野古で数々の違法工事を進めています。ほんの一例を挙げれば、沖縄県による埋め立て承認の際の条件である「留意事項」に違反して、実施設計や環境保全対策の事前協議が終らないうちに着工し、当初のサンゴ移植計画の放棄など知事承認が必要な環境保全図書の変更申請をせず、沖縄県知事の承認なく工事用仮設道路を無断造成するなど公有水面埋立法に違反し、違法なダンプトラックで工事を進めています。
違法トラックについては市民らが計4回にわたって沖縄総合事務局を通じて沖縄防衛局に指摘してきましたが、沖縄防衛局だけでなく、違法トラックを現認している沖縄県警も無視する有様です。
警察・海保による弾圧も異常を極めています。機動隊は、米軍キャンプシュワブの工事用ゲート前で座り込みをする市民を排除すると、基地フェンスと機動隊車両などで囲んだ歩道上の「簡易監獄」に閉じ込めますが、何の法的根拠もありません。最近では座り込まずに歩道でマイクピールする市民さえ根拠なしに拘束して監獄へ閉じ込めます。海上でもカヌーに乗船した抗議者の首を絞めるなどの暴力を海上保安官が働いています。
こうした権力によるむき出しの違法行為と暴力は、立憲主義政治が全力で抵抗しなければならない課題ですが、国会で取り上げるのは少数政党や無所属議員ばかりです。残念ながら、今国会で貴党の議員が辺野古に言及した質問をされたのは計3回しかなく、しかもこれらは違法工事や権力弾圧についての質問ではありません。
市民側は、怪我人も逮捕者も出しながら、必死の思いで長年にわたり基地建設の阻止に取り組んでいます。この取り組みは国内にとどまらず世界の全人民の平和的生存権を保障するための憲法実践にほかなりません。
事前協議もしないので大浦湾側の「マヨネーズ様地盤」が今ごろ明らかになったことで、工事区域の拡大を伴う土地改良工事が必要となり、巨額の税支出と大規模な環境破壊が避けられません。さすがの政府も設計概要変更申請をすると思われますが、そのためにも基地賛成の新知事誕生に死に物狂いとなるでしょう。秋の沖縄県知事選も重大な政治的節目となります。
「辺野古新基地移設方針に関する再検証委員会」の福山哲郎座長は今年2月の名護市長選挙の結果を受けて「立憲民主党は、政府・与党が引き続き沖縄県民の意思に寄り添うことなく強硬に事態を推し進めていくことに対しては厳しく対峙していく」と述べていますが、政府は既に強硬過ぎるほどの無法を重ねてきました。
今、貴党の政治責任が鋭く問われています。土砂投入が開始されて手遅れにならないよう一刻も早く辺野古新基地反対を正式に表明され、貴党の大国会議員団を在京メディアなど同行の下で辺野古に派遣して警察・海保の暴力を全国的に可視化して追求するなど――世論を掘り起こすべき政治領域とはまさにこれ――、基地建設を断念させるための議員活動と、秋の沖縄県知事選にモリカケ並みに全力で取り組まれるようお願いします。

(2)パレスチナ人への暴力を日本の政治が無視することは許されない

パレスチナ/イスラエルを巡る情勢も喫緊に政治対応が必要な問題です。
パレスチナのガザでは3月30日の「土地の日」から5月15日の「ナクバ」(大災厄)まで、国連決議でも認められたパレスチナ難民帰還権を平和的に訴える抗議活動「Great Return March」(大帰還行進)が集中的に取り組まれ、今も抗議は続けられています。
パレスチナ保健省によれば、5月16日時点で、イスラエル軍から被害を受けたパレスチナ人抗議者は計1万2844人で、うち被虐殺者は111人(うち子ども15人)、実弾被害者は3569人にも上ります。被害者の社会層別内訳は女性488人、18歳未満1129人、医療関係者228人、ジャーナリスト124人と、見境がありません。(各段落の下のURLリンク先は当該段落の出典です。)

UN votes to send war crimes investigators to Gaza | Israel News | Al Jazeera
https://www.aljazeera.com/news/2018/05/votes-send-war-crimes-investigators-gaza-180518142752946.html

この膨大な被害者1人ひとりの命と人生がイスラエルの凶行によって蹂躙されたのです。日本の商業メディアがほとんど取り上げない被害者の生の有り様を確認することは、政治対応の出発点となるものであり、そのごく一部でも、ここに跡づけておきたいと思います。
1948年に家族が土地を追われたガザ北東の故郷の村に帰りたいと切望し、家族を支えるため16歳で退学して配管工などをしていた18歳のAbed El-Fattah Abed Elnaby君は、イスラエルとの境界フェンスから遠ざかる最中に頭部を狙撃され、命と人生を奪われました。

We Are Not Numbers || A martyr forever caught on camera
https://wearenotnumbers.org/home/Story/A_martyr_forever_caught_on_camera

26歳のサンドアーティストのMohammed Abu Amrさんはガザの砂浜で「私は帰還する」の砂文字彫刻を造った翌日、殺害されました。

We Are Not Numbers || I will return
https://wearenotnumbers.org/home/Story/From_Gaza_I_will_return_Mohammed_the_sand_artist

30歳のフォトジャーナリストのYasser Murtajaさんは、2014年のガザ攻撃で家族を失ったBisan Daherちゃんを瓦礫から救助して家族のような友達になっていましたが、自身でガザを空撮したいなどの夢と10歳のBisanちゃんを残して、後述のバタフライ弾で内蔵を粉砕され、生を絶たれました。

We Are Not Numbers || Yasser Murtaja becomes hero for journalists under fire
https://wearenotnumbers.org/home/Story/Yasser_Murtaja_becomes_hero_for_Gaza_journalists_under_fire
https://twitter.com/ShehabAgencyEn/status/983672378055159808
Palestinians face explosive bullets, dangerous gas bombs | Palestine | Al Jazeera
https://www.aljazeera.com/indepth/features/palestinians-face-explosive-bullets-dangerous-gas-bombs-180501091514736.html

23歳のサッカー選手のMohammed Khalilさんは、大事な両足を狙撃されました。

https://twitter.com/vic2pal/status/998132504652603392

ガザで活動する国境なき医師団は、4月19日までの治療件数が2014年全体のそれよりも多いこと、受け入れ患者500人以上の半数が骨や組織を粉砕する弾丸による銃創を受けており、手術は複雑でガザだけで対応できない場合があり、一生涯の身体障害を負うだろうと指摘しています。

Palestine: MSF teams in Gaza observe unusually severe and devastating gunshot injuries | Médecins Sans Frontières (MSF) International
http://www.msf.org/en/article/palestine-msf-teams-gaza-observe-unusually-severe-and-devastating-gunshot-injuries

こうした弾丸は先端に何らかの隙間や穴があって、着弾すると先端が開裂して人体との接触面を増やして被害を大きくするもので、開裂性弾やバタフライ弾と呼ばれ(分類上はホローポイント弾、歴史的にはダムダム弾とも呼ばれる模様)、自らも通常弾で両足を銃撃されたカナダ人医師のTarek Loubani(タレク・ルバニ)氏は、飛ぶ音で分かると証言しています。

Meet Tarek Loubani, the Canadian Doctor Shot by Israeli Forces Monday While Treating Gaza’s Wounded | Democracy Now!
https://www.democracynow.org/2018/5/17/meet_tarek_loubani_the_canadian_doctor

ガザにあるシーファ病院のAbu Rayan Ziara医師が、被害者から取り出したバタフライ弾と被害者の銃創やX線画像の写真をツイッターで報告しています。

https://twitter.com/Medo4Gaza/status/982026158169608192

国連人権理事会は5月18日、こうしたガザ虐殺の戦争犯罪の真相究明に当たる調査団の派遣を求める決議を可決しましたが、悲しいことに日本は米英などと共に採決を棄権しました。
しかし、その英国にしても、労働党のジェレミー・コービン党首は、ガザ虐殺を非難する声明を出し、英国からイスラエルへの武器輸出の見直しを進めています。

Jeremy Corbyn - 投稿
https://www.facebook.com/JeremyCorbynMP/posts/10156442004773872

また米国でも、下院議員のマーク・ポカン氏らが、2016年のガザ入りをイスラエル当局に拒否されながらも、今回は決意をより固め、米国が資金援助する人道支援活動の評価という名目でのガザ入りを追求しています。

These Members of Congress Are Trying to Visit Gaza?Israel Should Let Them Do So | The Nation
https://www.thenation.com/article/these-members-of-congress-are-trying-to-visit-gaza-israel-says-no/

このように世界の政党や議会人が今回のガザ虐殺に何らかの対応をしている中で、日本の政党や国会議員から目立った動きが見えないのは残念です。今年の国会でガザに言及した質問はわずか1件しかなく、しかも大帰還行進期間中の質問でありながら、虐殺そのものに関する質問ではありません。
三菱電機がイスラエルの戦闘機にも搭載可能なミサイルを英国と共同開発するなどして、戦争当事国のイスラエルを本格支援しようかという日本で、イスラエルの戦争犯罪を傍観することは許されません。逆に、武器輸出三原則を復活させ、パレスチナ/イスラエル和平に率先して貢献することが、全世界の人民の平和的生存権を謳った憲法を持つ日本で必要です。日本は憲法の9条や前文の国際的理念をこそ実践し、武器ではなく憲法9条をこそ輸出できるような国にならなければなりません。
このような真の積極的平和主義の政策が与野党の差異を明確化する上でも必要であり、声明を野党共同で出されるなど、野党第一党としてガザ虐殺に対する抗議のイニシアチブを発揮されるようお願いします。


「平和への結集」をめざす市民の風
代表 太田光征
posted by 風の人 at 09:46 | Comment(0) | パレスチナ

2018年04月04日

ガザ虐殺:パレスチナ人サッカー選手Mohammed Khalilさんが、両足を狙撃された瞬間

パレスチナ難民帰還権を訴える #GreatReturnMarch に参加ていたパレスチナ人サッカー選手Mohammed Khalilさんが、両足を狙撃された瞬間。全人民の平和的生存権などの理念を全力で達成すると誓った日本国憲法を持つ日本の市民と政治家、動かなくていいのか。

ビデオ:狙撃の瞬間
Mohammed Kareemさんのツイート: "Video shows the exact moment of shooting the Palestinian footballer Mohammed Khalil in his knee putting an end to his career. Note that Mohammed was protesting peacefully & unarmed in #GreatReturnMarch 🇵🇸 Now, Mohammed needs a knee replacement surgery to be able to walk again… https://t.co/PkCmIocfVb"
https://twitter.com/vic2pal/status/981095851010469888




平和への結集第2ブログ: ガザ虐殺:パレスチナ難民帰還権を訴える#GreatReturnMarch(大帰還行進、2018年3月30日〜5月15日)が開始
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/458543797.html

ガザ虐殺に怒る方は意思表示を!子どもの権利条約に違反してイスラエル軍に拘禁されているアヘド・タミミらパレスチナ人児童300人以上と、その解放を求めて拘束されたムンター・アミラ。

#GreatReturnMarch
#FreeAhed 署名 https://secure.avaaz.org/campaign/en/free_ahed_global_loc/
#FreeMunther 署名 https://www.change.org/p/unconditional-release-of-palestinian-social-worker-munther-amira

太田光征
posted by 風の人 at 13:01 | Comment(0) | パレスチナ