2008年06月02日

<憲法改悪を許さない!国鉄闘争勝利をめざす西部連絡会5・30集会デモ>に参加してきた

22年前に旧国鉄を解雇された方々の運動には、ただただ頭が下がります。上部組織の垣根を越えた集会・デモがあると増田都子さんから下記メールで聞きつけ、参加してきました。

集会の様子はすべてビデオに収めたはずなのですが、なぜか、途中までしか記録されていませんでした。非常に残念。ちょうど増田さんのスピーチが終了した時点で切れています。

その後で話された北海道出身の方の風貌は、長年の苦労を如実に示していると私には感じられました。粘り強い交渉、裁判運動で、国鉄闘争は進展を見せているようです。

憲法改悪のために、総評、その中核である国労、全動労をつぶすと当時の中曽根首相が明言して国鉄を分割民営化し、彼らは首を切られた(part2/3 3分10秒ころ)。今日の格差社会につながる原点とも言われる。

集会そのものに、若者はあまり見られなかったが、その後のデモでは、沿道から手を振って応える若者の姿がありました。若年ワーキングプア層との連携がもっと必要ではないかと思った。

デモのシュプレヒコールで地球温暖化問題を取り上げていたのは新鮮だった。よく運動のあり方を考えてらっしゃる様子。ここら辺にも明るい展望を感じた。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215

part1/3
http://www.youtube.com/watch?v=afRgnzMCtcQ


part2/3
http://www.youtube.com/watch?v=fUyGckPenLk


part3/3
http://www.youtube.com/watch?v=0wWrfGd7T7E


国鉄1

国鉄2

国鉄3

国鉄4

国鉄5

国鉄6

国鉄7


<憲法改悪を許さない!国鉄闘争勝利をめざす西部連絡会5・30集会デモ>

 「なくせ貧困と格差」「平和憲法を守ろう」「国鉄労働者1047名解雇争議の全面解決を」をスローガンとして、西部全労協の皆さんと西部ブロックの区労連の皆さんとの共同行動が計画されています。これは、いわゆる上部団体の組織を異にする労働組合の、かなり珍しい!? 共同行動といえます。今、こういう共同行動が、どんどん広がっていくことが憲法改悪阻止のために望まれているのではないでしょうか。ご都合の付く方は、ぜひ、ご参加を!

●日時:5月30日(金)18時30分 デモ出発19時10分 デモコース:宮下公園〜明治通り〜公園通り〜〜渋谷駅〜明治通り〜宮下公園

●場所:宮下公園(JR渋谷駅下車徒歩5分 明治通り沿い)

●主催「憲法・教育基本法改悪反対!国鉄闘争勝利をめざす西部連絡会」

*西部全労協(東京清掃労組、東水労、西税支部、国労中央支部、都学校ユニオン、全国一般西部)、

*東京春闘共闘西部ブロック(新宿区労連、渋谷区労連、中野区労連、杉並区労連、世田谷区労連)、

*西部マスコミ(全印総連西部地区協、出版労連西部地協)、

*渋谷区職労、杉並区職労、世田谷区職労、

*東京土建新宿支部、*世田谷地区労、*新宿地区労センター、

*都高教第2支部、都高教第3支部

●連絡先
*西部全労協・国労中央支部(TEL&FAX03-3460-0058 〒150-0041 渋谷区神南2-1-3 国労中央支部内)

*東京春闘共闘西部ブロック・新宿区労連(TEL&FAX03-5272-8460 〒162-0052 新宿区戸山3-15-1 日駐ビル6F)

posted by 風の人 at 16:37 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

アフリカの飢餓 と G8洞爺湖サミット・キャンペーン

皆様

応援しているワールドビジョンジャパンから。

署名するだけでアフリカの子ども達の為になるかもしれない。

私は署名しました。

アフリカに平和を、

===以下、転送=======================================
件名: G8洞爺湖サミット・キャンペーン:ご協力をありがとうございました

G8サミットへ向けてあなたの声を首相へ届けてくださってありがとうございました。あなたの行動は世界の何百万人もの子どもを救うことにつながります。

今後もワールド・ビジョン・ジャパンの活動についてお知らせさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

もし、まだお友達にこのキャンペーンのことをご紹介いただいていないようでしたら、ぜひ、このリンクをお送りいただき、お知らせいただければ幸いです。

署名を送る http://www.g8action.org/jp/

はい。今後、ワールド・ビジョンが行っていく活動についてのお知らせを受け取ることを希望します。

ワールド・ビジョンは個人情報保護の重要性を認識し、適切に管理、運用いたします。ワールド・ビジョン・ジャパンの個人情報保護に関するポリシーについてはこちらをご覧ください:http://www.g8action.org/jp/privacy.php
===以上です=======================================

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
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2008年06月01日

「ジャパニメーションはなぜ敗れるか」

最近発見したお勧め図書のご案内です。
「ジャパニメーションはなぜ敗れるか」
(大塚英志、大澤大信亮著 角川oneテーマ21 )。

「戦後日本マンガ・アニメのスタートは、
ディズニーアニメの模倣と戦時下の統制にあった」という、
日本人が忘れている(知らない)事実から書き起こして、
今進められているアニメの国策化と排他的ナショナリズムは、
日本アニメの衰退を招くだろうと警鐘を鳴らしています。

また次のような重要な指摘も見られます。
日本人はとかく「中国にパクられるとマジ切れするのに、
アメリカにパクられるとデレデレする」。
今や無意識レベルにまで到達した、
脱亜入欧的対米コンプレックスを突いて秀逸です。

これを克服しなければ日本アニメの未来は危うい! 
新書で780円です。
               川西玲子
 
posted by 風の人 at 19:44 | Comment(1) | TrackBack(2) | 一般

2008年05月30日

「光州5.18」

現在、1980年の光州事件を描いた「光州5.18」が公開中で
す。
公式サイトはこちら
http://www.may18.jp/

mixiの韓国映画のコミュでは、「俳優目当てに観に行って、
韓国の現代史を知ってびっくりした」という書き込みが相次いでいます。
映画の力を感じますね。
                     川西玲子
posted by 風の人 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(10) | 一般

2008年05月29日

ニンジンから宇宙へ → 9条と報道ステーション

5/22-29。鎌倉図書館。

赤峰勝人『ニンジンから宇宙へ』なずな出版部、1996年。

自然農法に心を寄せる人に伝えたい本。
副題は「いのちの循環を知り、土と人を生かす」。

噂にはきいていた赤峰さんの本。
東京平和映画祭では、この映画も上映する。
http://www.peacefilm.net/

この本の核心文章。以下、感謝を込めて引用。

(283ページ)「この本の中で私は、たったひとつのことしか言ってきませんでした。

 ”大宇宙の循環”に従うこと。...私を支える、たったひとつの真理です。」

(52)「...本当に大切なことは、一本の草、一本の木の中に凝縮されています。

 宇宙のすべてが、一本の草や、一本の木の中に詰まっているのです。

 ...あなたが宇宙そのものだということです。

...そのことを私に教えてくれたのは、小さな一本のニンジンでした。」


(227)「何ひとつ特別なものも秀でたものもなく、同じ重さで、

 この宇宙の循環という輪の中に仕組まれて生きているのだ。

 これが、地球や人間も含めたすべての生き物を生かしてくれる、

 大宇宙の法則だったのだ」


赤峰さんのこうした信念が書かせた、確信。

(230)「この宇宙の中で、循環していないものはすべて間違っている...」

(239)「前回の雨がこの地上にいた時は

 私の命の水であったものが、今回はあなたの命の水となります。」

(243)「水はどんな物質でも包み込んで洗い流してくれます。...

 地上では人間のまき散らした各種の毒物と共に川から海へ。

 運んだ毒物を海底に沈めて、自分たちは天へ帰り、

 また雨となって浄化してくれるのです。」


原発や基地などの圧政。

海や大地、緑と子孫。

すべての命の循環に対する暴力を思った。



スギナについて。

(22)「...スギナは、自分の体内に

 七十パーセントものカルシウムを蓄えることができます。」

(23)「草がつくり出してくれるカルシウムは、

 ...人体に百パーセント吸収されて、健康にしてくれるカルシウムです。

 スギナを食べると、結核が治る

 というのも理解できます。」


(251)「...植物にこそ、カルシウムがたっぷり含まれているのです。

 ...スギナの群生している所のニンジンを引いてみると、

 なぜか立派なニンジンが育っているではありませんか。」

(253)「アトピー性皮膚炎や花粉症は、塩不足とカルシウム欠ですので

 大量に摂って下さい。

 スギナは熱湯に5〜6分浸してお茶にもなり、

 乾燥して粉にし、ふりかけにして食べても美味しくいただけます。」


自戒を込め糖分の摂り過ぎについて。

(99)「糖分は、カルシウムや塩分の不足を起こし、

 血液を酸性化させ、夏カゼの原因になったり、

 ...化膿の原因になったりします。」

(106)「私はいつも、「塩を愛して、砂糖を減らしてください」と、

 会う人ごとに言っています。」


(107)「砂糖の摂り過ぎは、人体にとって最悪です。
 
 体に良いはずの黒砂糖でも、摂りすぎれば

 体の中でもっとも大切なカルシウムとくっついてしまい、

 体がカルシウムを吸収できなくなってしまいます。」

(108)「...大切な細胞膜を作るカルシウムに砂糖がくっつき、

 摂家級を破壊するために、大切な赤血球自体も壊れ、

 死んでいきます。」


最後に愛とかについて、共感した文章。

(64)「私たちは、気づかないうちに大きな大きな愛にふんわりと包まれて

 守られているとは思いませんか。」

(285)「初めから自分の所有物ではなかったもの、失うかもしれないもの、

 木も草も、水も光も、家も仕事も、友人も恋人も、親も子供さえも、です。

 そう認識した時、どんなに自分を囲む命あるものが、

 愛しいものか、大切にしなければならないものかに気づくはずです。」


29日報道ステーション。

日本の9条が西アフリカガーナの紛争解決に役立つと報道。

再処理工場の特集に続き、素晴らしい特集だっだ。

今後に期待して。



豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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四川大地震の救援に、自衛隊派遣

四川大地震の救援に、自衛隊派遣。
私は複雑な心境です。

「そういうことなら特に問題なし」という見方もあるでしょうが、
それならニーズのある災害救助に、本来もっと重きをおくべきでしょう。
アリバイ的に使われているようで、感じ悪いです。

                    川西玲子 
posted by 風の人 at 22:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

ビデオ:山崎拓(自民)x 笠井亮(共産)―東京大学五月祭「護憲×改憲 徹底討論!」

2008年度東大五月祭の企画として、5月25日、面白い憲法討論会が開かれました。ビデオを撮影してきたので、紹介します。討論会スタッフの皆さん、どうもありがとう。

下記参加者の発言については、早速、大津留さんがほぼ網羅的な要旨を書かれているので、私からは報告を割愛します。

東大五月祭九条論議
http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_031f.html

<出演者(敬称略)>
森本敏 (拓殖大学大学院教授)
山崎拓 (衆議院議員、前自民党副総裁)
笠井亮 (衆議院議員、日本共産党)
小沢隆一(慈恵医大教授、憲法学)

東京大学五月祭「護憲×改憲 徹底討論!」 part1/2
http://video.google.com/videoplay?docid=-3208285103606544111




東京大学五月祭「護憲×改憲 徹底討論!」 part2/2
http://video.google.com/videoplay?docid=6617834050795674509




で、私からは印象に残った点について、感想を書きたい。

まず山拓さん、ミサイル保有国が先行してあるから日本はMD開発を、と主張されたが、これこそ軍拡の論理そのものです。

軍拡は、自国の優位状況を作りだすために、際限なく連鎖するもの。他国がどうだから・・・で軍拡は始まる。非対称を覚悟して、自国から主体的に、軍縮の方向に進まなければならない。

次。米軍再編と自衛隊の派兵恒久法は関係ない、と森本、山崎両氏は主張されたが、それはないでしょう。「国際平和活動」の名目で、アメリカによる海外軍事活動に、日本がより加担しやすくするための法律が、派兵恒久法です。

さて、私がこの討論会に参加した一番の眼目は、実を言えば、概略、次の質問を両国会議員にぶつけることでした。が、何かの事情で、質問時間が設定されませんでした。大変残念。

興味をそそる改憲論議の中身以前に考えなければならない重大な問題が、忘れ去られているように思う。


通常の選挙では、必ずしも憲法が争点にはならない。そうした選挙で選出された国会議員は、憲法に関する民意を反映していない。死票を生む小選挙区制の下ではなおさら。

新聞世論調査ですら、9条改憲に反対する市民は60%を超える。国会の議員構成はそうなっていないだろう。

憲法審査会の委員は、このように憲法に関して民意を反映しない構成の議員の中から、会派割合に応じて選出される。したがって場合によっては、護憲政党の委員がほとんど存在しないという事態も想定される。

似たような懸念はすでに実現している。宇宙基本法が、先日、衆参合わせてわずか4時間の審議で成立してしまった。参院委員会では、共産・社民の委員はゼロであった。

宇宙の軍事利用禁止を定めた国会決議は、国是といえる。この国会決議を変えるという宇宙基本法案こそ、国民投票にかけてしかるべき案件だった。

こうした事態が、国会における改憲論議でも想定される。このように民意を反映しない憲法審査会で年がら年中、国民発案を禁じながら、国会閉会中も改憲案を審議することは不当ではないか。国民投票法は廃止して、このような民意を反映しない法律を生み出す小選挙区制も廃止すべきではないか。



太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
posted by 風の人 at 08:57 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

9条世界会議関連:29日の報道ステーションで特集

9条世界会議に参加し、アフリカにおける9条の必要性、日本の指導性に期待を表明されたエマニュエル・ボンバンデさん(ガーナ、西アフリカ平和構築ネットワーク)の特集が報道される予定です。

大国によるアフリカでの資源分捕り合戦に伴う紛争を予防するためにも、まさに9条が必要で、ボンバンデさんらの運動に期待をしています。日本の平和運動は、アフリカにもっと目を向けるべきです。

私はテレビを持っていませんので、どなたかご覧になって、報告してくれると嬉しいです。

太田光征
9条は世界史の本流:9条世界会議の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198
posted by 風の人 at 07:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年05月27日

矢祭町・日当制、選挙制度、議会のあり方を考えるためのビデオ集

選挙制度、議会に関するテーマの集会を撮りためたビデオを紹介します。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215


◇ 2008年5月17日

開かれた議会をめざす会公開シンポジウム第1部
講演 小林弘和氏(専修大学法学部教授)
「議員報酬と地方議員・地方議会のあり方」

http://video.google.com/videoplay?docid=388972551692741535

開かれた議会をめざす会公開シンポジウム第2部
パネルディスカッション part1/4
≪地方議員はプロか?ボランティアか?≫
矢祭町・日当制を通して考える!「地方議員・議会のあり方」

パネリスト:
 大沢 ゆたか(東京都・立川市議)
      ・・TBSテレビに出演し「日当制反対」の論戦を展開。
 菊池 清文 (福島県・矢祭町議)
      ・・全国初の「議員報酬日当制」の条例提案者。
 福嶋 浩彦 (前・我孫子市長)
      ・・・地方自治の改革派。市長経験者の立場で参加。
 吉川 ひろし(千葉県議・当会代表)
      ・・広域的な県議として欧米の議会も踏まえ論戦に参加。

http://video.google.com/videoplay?docid=-6312324366559455592



同上part2/4
http://video.google.com/videoplay?docid=4587645763372787749
同上part3/4
http://video.google.com/videoplay?docid=-2623018604748038656
同上part4/4
http://video.google.com/videoplay?docid=9108890217813194700


◇ 2008年4月20日

小選挙区制廃止をめざす集会 part1/3

主催:同実行委員会

基調講演 阪上順夫氏(日本選挙学会初代理事、元東京学芸大学教授、著書『小選挙区制が日本をもっと悪くする』(ごま書房、1994年))

http://video.google.com/videoplay?docid=5750227827910007890




「二大政党制を前提にして、小選挙区制では政権交代が行われやすい」という主旨の発言(41:20頃)には要注意。

小選挙区制の下では、与野党の間で支持率、得票率の逆転が起こったとしても、完全な二党制でない多党制の場合、多数派偽装の効果によって、政権交代は阻害されることがある。

小選挙区制の問題点については、下記記事にまとめてあるので、ご覧ください。

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215

(同上part2/3 来賓挨拶)
http://video.google.com/videoplay?docid=6292643480026831193
同上 part3/3 質疑・討議
http://video.google.com/videoplay?docid=4614468848928177610


◇ 2007年11月23日

日本と諸外国ではこんなにも選挙制度・行政システムが違うのか!「目からウロコ」のお話
講演 田口房雄氏(http://fusao.jp/

主催:開かれた議会をめざす会

http://video.google.com/videoplay?docid=1264963566758987935

posted by 風の人 at 14:52 | Comment(0) | TrackBack(4) | 一般

2008年05月26日

活断層の上にある再処理工場は、明日にでも停止を。

皆様

docomoの携帯ニュースで見つけた知人が、教えてくれた六ヶ所の活断層。
25日の岩手日報ニュースで、報道されました。
以下、引用させて頂きます。

-------------------
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?s_main+CN2008052401000787_1

再処理工場直下に活断層か  青森県六ケ所村

 試運転中の使用済み核燃料再処理工場がある青森県六ケ所村の核燃料サイクル施設の直下に、これまで未発見だった長さ15キロ以上の活断層がある可能性が高いとの研究を、渡辺満久東洋大教授(地形学)らが24日までにまとめた。

 沿岸部海域の「大陸棚外縁断層」とつながっている可能性もあり、その場合、断層の長さは計約100キロに達し、マグニチュード(M)8級の地震が起きる恐れがあるという。

 日本原燃は昨年、新潟県中越沖地震とほぼ同じM6・9の直下型地震などを想定しても「施設の安全性は確認されている」と国に報告したが、教授は今回の研究を踏まえ「耐震性を再検証すべきだ」と指摘している。

 渡辺教授は研究結果を、千葉市で25日から開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表する。

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豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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2008年05月25日

ここに鎌倉アカデミアありき

5月24日鎌倉 光明寺.

-----------------------------
「敗戦の混乱がつづく1946年5月 新しい日本を築く人間を育てる学園を目指し すぐれた学者 文化人たちと慕い集った若者たちとが結びあい三枝博音先生を学長にここ名刹光明寺を学び舎とし 文化 演劇 産業の三科を設け 鎌倉アカデミアは誕生した

学問をふかめ人間をみがき 楽しく自由に溢れたこの学園は 1948年 映画科を加え 大船の海軍燃料廠跡に移転したが 財政難から1950年9月廃校のやむなきに至った

師弟の結びあいで築いた校風はその後も消えず多くの人材が各界で活躍している
表記の碑文は西郷信綱先生の御揮毫である

1996年5月14日 卒業生在学生有志之ヲ建ツ」

(光明寺脇に建つ碑文より,表には「ここに鎌倉アカデミアありき」とある)
-----------------------------

鎌倉アカデミアを伝える会主催,第2回の集い.碑文前で先人達の供養から.50名程.

主権者である私達が知りたいことを学ぶ場を,ここ鎌倉でも繋り合って開けたらと参加した.

●(配付資料より)
「学者,演劇人,宗教者,一般市民等から成るこの市民グループは,当時進駐軍の慰安施設を作るという動きに反発し,鎌倉に大学を創立するという夢を描いた.」

●「早稲田大学の池田先生が鎌倉で寺子屋を始めた.そうした動きの種は鎌倉アカデミアにある」 と光明寺の住職.

●第1期生の映画監督の岩内克己氏(83)が『東宝とハリウッドのレッドパージ』と題して,「若大将シリーズ」の話しも交えての語り.

「敗戦後文化立国を志し入学.
卒業後教員を志望するも,アカデミアの民主的な教育からか,GHQの教員適格検査証明書が不合格だったり,東宝の採用面接で思想調査をされたりした.」

●他に,第1期生で"浜役者"こと東宝俳優兼漁師,加藤茂雄氏(83).
卒業後,劇団かかし座を創設した父をもつ後藤圭氏らが「かまだい」(別称,鎌倉大学)の思い出を語った.

●同じく第1期生の津上忠氏のお話「鎌倉アカデミアの教師群像・唯物論者と自由主義者」
(2007.5.26 第1回記録集より抜粋).

「...三枝博音さん,...,林達夫さん,片岡良一さん,高見順さん,...
これだけ僕が名前をあげたのは,実を言いますと,昭和7年にできた旧唯研,「唯物論研究会」というのができまして,それに参加した人達,あるいは戦中に自由主義者と目されて,本やなんかに書いたものを検閲され,抹殺され,××にされた人たち,これがほとんどなんです.」

「...昭和19年に専門学校を出て教員をやって,半年くらいで病気をして...療養してたんです.
その時...尾関さんという陸軍の法務官の疎開先があったんだ.
そこの息子達と病気が同じもんだったもんだから,医者でいろいろ話しているうちに知り合いになってその家へ訪ねていった.
実は,戦争に少し疑問を持っていたものですから,マルクス主義の本が蔵書がいっぱい置いてあるんです.
...
当時沖縄戦に入った頃でしたか,マルクス主義の本を2〜3冊借りたんだ.
...
まあ,××の字が多いことにびっくりしながらもなんとか読んだ.
そして戦争に対して協力しなくていい,非国民でいいと思った.」

「...学校案内をみたら,僕が聞きたい先生がダーッと並んでいる.じゃあ,ここを選ぼうと思った.
ただ演劇だけでなく世界観を学びたいという気持ちがあってここへ入ってきた.

ですから僕にとってはたいへん勉強になりました.また同時に,先生方がなんであんなに熱心なのかと思ったら,よく考えたら,戦争中に口を閉ざされていたり,ものが書けなかった.
そこが大きな原因じゃないかと僕は思ったんだけど,それで先生といろいろ話しているうちにやはりそうだと思ったんですね.
だから講師料がなくてもしゃべれるということがものすごく,あった.」

●津上氏の文章を読んで,フランス革命の頃より,明治期,大正期,戦時中,戦後,そして現在に脈々と受け継がれている命を大切にする思想を感じた.
また,歴史の真実やタブーを教えたことで,都教委からくびにされるも,地元の我孫子の生徒に請われて,少額講師料でいきいき教えて下さる増田都子先生を思った.

戦後のたった4年半のことなのに,今も語り継がれている.
真剣に学びを求めた教授陣と学生達の濃密な思いと師弟愛.
そして今,自分が学びの繋りの中で分かち合うこと.

今日の学びの御縁で,共に再処理工場の本格稼働について考える仲間と意気投合できた.
小さくとも真の学びを志す輪が,ここでも広がる.

鎌倉に「大人の寺子屋,こどもの未来塾」を始めた母親とお話しできた.
彼女の言葉が,我孫子の同志の言葉と重なった.
私が増田先生の近現代史講座の後にいつも感じることでもあり嬉しかった.

「本当の学びって,癒しになるんだなぁ」って.

最後に鎌倉アカデミア開校にあたって掲げられたシェイクスピアの言葉.

"Hamble Origin."
生まれは卑しくとも, 最初は慎ましくとも,という意味合いだろうか?

帰り道材木座の波打ち際で海水に浸りながら,一日にただ感謝.


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●

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2008年05月24日

山崎拓(自民)x 笠井亮(共産):東京大学五月祭企画「護憲×改憲 徹底討論!」

皆様
末次です。
急なお知らせで申し訳ございませんが、今週末日曜日に、東大本郷キャンパスの学園祭「五月祭」の企画として、護憲派と改憲派の講師を呼んだ討論会が開催されます。
「九条の会東大」メンバーを中心に実行委員会を作り、企画を進めています。
よろしければぜひ皆さまも聞きに来ていただけると幸いです。
以下、案内をお送りいたしますのでよろしくお願いします。

末次 圭介


(以下、転送歓迎)

2008年東京大学五月祭企画

*「護憲×改憲 徹底討論!」*


戦争放棄と武力の不保持を定める憲法九条、皆さんは守った方がいいと思いますか、それとも変えた方がいいと思いますか?憲法九条の改正を巡り、これまで様々な議論が繰り広げられてきました。憲法改正の国民投票法案が2007年に成立するなど、近年憲法改正に向けた動きは強まってきましたが、一方で5月4−6日に開催された「九条世界会議」には全世界から約3万人が参加し、各種世論調査でも九条支持派が多数を占めるなど、護憲派も大きな勢いを見せています。
そこで今年の五月祭では、護憲派・改憲派のそれぞれから著名な論客をお招きし、憲法九条改正の是非について徹底的に討論して頂くことにしました。討論を聞きながら、改めて憲法九条の持つ意義や日本を取り巻く安全保障上の問題などについて考えてみましょう!

<出演者(敬称略)>
森本敏 (拓殖大学大学院教授)
山崎拓 (衆議院議員、前自民党副総裁)
笠井亮 (衆議院議員、日本共産党)
小沢隆一(慈恵医大教授、憲法学)

会場: 東京大学本郷キャンパス法文2号館 文学部3番大教室
日時: 5月25日(日) 15:30−18:30
参加費: 無料
主催団体:五月祭講演会実行委員会
お問い合わせ
メールアドレス: Keiss1979@aol.com(末次)
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2008年05月23日

都立高職員会議の挙手禁止問題 自由の風ネットワークからの都教委要請行動などの報告【転載】

自由の風ネットワークから都教委要請行動などの報告が届きました。
以下、転載です。

*****************
【転送歓迎:賛同転送していただいた皆様への転送よろしくお願いします】

■三鷹高校土肥校長へのエールを、都教委へは抗議を!賛同ありがとうございました。■

★都立高職員会議の挙手禁止について、20日、都議会議員の福士敬子さん同席のもとで、
  署名簿1215人分を都教委の黒田教育情報課長に提出しました。★

5月17日、1132人分の賛同署名と寄せられたメッセージ約580人分を、土肥信雄校長に直接手渡しました。
※この日の参加記を下に貼り付けました。

そして、20日、都教委に署名簿1215人分を黒田教育情報課長を通じて提出しました。
ご協力ありがとうございました。

私たちの都教委要請行動に先立って、20日朝日新聞夕刊に記事が出ました。
それを見た人から、また賛同が入ってきています。

20日の都教委要請、黒田教育情報課長を相手に30分の予定のところ45分くらいの要請行動になりました。
11名の参加で、した。報道関係は、朝日(2人)、毎日、東京、共同通信、海外報道機関が来てくれました。

アピールを読見上げまでは記者は同席しましたが、署名とメッセージを渡したところで「報道陣はお引き取りを」と言われ、報道陣は退出させられました。
けれども、記者の皆さんは、終わるまでドアの外で待っていてくれました。

要請の中でわかったことがありました。
あの通知は教育委員が考えついたものではないらしいです。黒田課長の話によれば、当時の「都立学校教育部高等学校教育課」というところが作成して教育委員会に諮ってだした、ということです。教育委員の反対がなければ、それが教育委員会の決定になるということでした。

みんなでいろんな質問やら意見をぶつけました。いつものように「所管に伝えます」「担当者が検討します」という、同じ返答ばかりでしたが、今日は福士さんがいらしたおかげで「いつもより態度がよかった」と参加者のお一人が言っていました。

私たちは、土肥校長と都教委、有識者などによる公開討論会をやることを申し入れました。
また、メッセージ集を教育委員に渡してほしいと6冊ほどおいてきました。
(もちろん答えは「検討します」、「伝えます」でしたが。)
必ず、都議会議員の福士さんに文書にて返事をするように申し出てあります。

終了後、ドアを出たら、記者の方々が待っていてくださったのにはびっくりでした。
中には、黒田課長に食い下がって取材している記者もいました。

以上簡単ですが、報告にかえさせていただきます。 

★なお、土肥校長宛のメッセージは、まだサイトに届いています。
  今後もしばらく受付サイトは開いたままとし、取りまとめゆきたいと思います。

★届いたメッセージ集は、追って自由の風WEBにUPしていきたいと思いす。
  (整理の都合上しばらくお待ちください。)


                    学校に自由の風ネットワーク

ーーーーー-------

■5・17 「三鷹高校長 土肥先生を応援する集い」報告

井の頭公園の木々に囲まれて、丸くなって和気藹々の雰囲気の中で、「三鷹高校長 
土肥先生を応援する集い」は行われました。

学校に自由の風を!ネットワークの勝守さんから経過報告とアピールの読み上げ、
立保護者ねっとわーくから楡原さんが都立保護者の賛同者名を添えた手紙を読み上
げ、三鷹高校の元保護者の可知さんから合唱祭、部活動など土肥先生の様子を交え
たエールがあって、勝守さんから大部な「土肥校長への応援メッセージ集」が手渡されました。

土肥校長は言論の自由の大切さ、それが失われることの怖さをご自分の教育活動に
即して語ってくださいました。

その後、雑談風に三鷹高校在校生の保護者の方たちからもお話しを伺いました。

土肥校長は通勤時間2時間もかかるにもかかわらず、毎朝昇降口に立っていられる
そうです。始終、アルバムを手元に置き、全校生徒の名前を覚えるようになさっている

そうで、3年生の名前はほぼ覚えていらっしゃるそうです。しばしばジャージー姿で体育
館にも出没、球技のメンバーが足りない時にかりだされたり、なにかあれば校長先生に

話しに行くというように生徒に親しみをもたれた存在のようです。土肥校長がいらしてか
ら学校が明るくたのしくなった。嘘がなくて安心して子どもをあずけられます。PTA(の運

営)も楽しくやっていますとのこと。土肥校長が、全力投球で学校運営、教育にたずさ

わっていらっしゃる印象を強くうけました。

ーーーーーーーー


【以下報道紹介】

http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200805210162.html
■都立高校長、教委に反旗「職員会議で挙手禁止おかしい」
  2008年05月21日15時03分  [夕刊]

 東京都教育委員会が都立学校の職員会議で挙手や採決を禁じた通知に、都立三鷹高校の土肥信雄校長(59)が「現場の言論の自由が失われている」と撤回を求めている。都立高校の改革に現職校長が異議を申し立てるのは異例だが、都教委は「方針を変えるつもりはない」としている。

 通知は06年の「学校経営の適正化について」。「職員会議を中心とした学校運営からの脱却」を掲げ、校長の意思決定に影響を与えないよう、職員会議での挙手や採決で教職員の意向をはかるのを「不適切であり、行わないこと」とした。翌年、通知が守れていないとして4校の校長を厳重注意した。

 これに対し、土肥校長は「教員に何を言っても仕方がないという空気が広がり、職員会議でほとんど意見が出なくなった。生徒に日々接する教員の声が直接反映されないと、活性化につながらない」と昨年秋以降、校長連絡会などで通知の撤回を求めてきた。自校では職員会議で多くの教員に発言を求め、意思決定の参考にしているという。

 土肥校長は東京大学卒。学生の頃は東大紛争の時代で、クラス討論や集会に参加。商社に就職後、「平等や平和主義を生徒と考える仕事を」と免許をとって高校の政治経済の教師になり、02年から校長に。「都教委は校長主導といいながら、校長を自らのロボットにしている。民主主義を教える教育の世界で言論の自由がないのは許されない」と語る。

 都立校の校長の一人は「土肥校長の言う通りだが、教職員組合に決定権を握られると困る。都教委か組合かと言われれば、多くの校長は都教委につくしかない」と話す。

 都立高校の保護者や教員、市民らでつくる「自由の風ネットワーク」は土肥校長の主張を5月に入って知り、「教育者としての信念を貫かれる校長先生に敬意を表する」と校長を支援し、通知に反対する署名活動を開始。1200人を超えたという。それを21日午後、都教委に渡し、通知の撤回を求める予定だ。(編集委員・氏岡真弓、大隈崇)


■東京新聞5月21日 [共同配信]
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008052101000794.html

【社会】
教職員の挙手禁止、撤回を 都教委通知に市民団体
2008年5月21日 20時13分

 東京都教育委員会が職員会議で教職員の挙手や採決を禁じた通知を出していることについて、都立学校生徒の保護者らでつくる市民団体「学校に自由の風を!ネットワーク」は21日、教育現場を上意下達の場にするなどとして、通知の撤回を求め1215人分の署名を都教委に出した。

 通知をめぐっては、都立三鷹高校の土肥信雄校長(59)が昨年秋の校長連絡会などで撤回を求める意見を表明。市民団体は土肥校長と都教委、有識者による公開討論も要望した。

 都立学校の運営で都教委は1998年、校長や副校長、主幹らによる「企画調整会議」を中枢機関に据え、職員会議は校長の職務の補助機関とした。その後も挙手による採決が一部であったとして2006年4月に「校長の責任による意思決定に影響を与えかねず不適切であり行わないこと」と通知していた。

(共同)

■都教委通知撤回問題:保護者ら「ネット」、1215人の賛同署名提出 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080522ddlk13010238000c.html

 ◇公開討論会も申し入れ
 都教育委員会が都立学校の職員会議で教職員による挙手や採決を全面禁止した通知について都立三鷹高(三鷹市)の土肥信雄校長が撤回を訴えている問題で、保護者らでつくる「学校に自由の風を!ネットワーク」のメンバーが21日、国内外から集めた1215人分の賛同署名を都教育庁に提出した。同ネットは通知撤回に加え、土肥校長と都教委側の公開討論会を開くよう申し入れた。

 同ネットは今月9日に「通知は教育を上意下達の場にするためのものとしか考えられない。校長先生に心から敬意を表する」との緊急アピールを出し、インターネットを通じて署名を呼びかけた。この日は20日までの集計分を提出した。

 メンバーは申し入れで「間違えた通達は勇気を持って撤回してほしい」と述べた。これに対し都教育庁教育情報課の担当者は「ご要望はお聞きしたので、所管課にお伝えします」と答えるにとどまった。【木村健二】

毎日新聞 2008年5月22日 地方版

---

■朝日新聞 5月22日(木) 東京版 (ネットでは見つけられませんでしたので打ち込みます)

都立校職員会議挙手禁止
通知撤回求め署名簿を提出 −保護者らー

都立学校の職員会議で挙手や採決を禁止した通知の撤回を都立三鷹高校の土肥信雄校長が求めていることを巡り、都立学校の保護者らでつくる「自由の風ネットワーク」は21日、土肥校長の主張に賛同する人々の署名を都教委に提出した。インターネットで9日から募り、国内外から1215人分が集まったという。
 通知は06年4月に出されたが、土肥校長は「教育現場で言論の自由が失われている」と撤回を求めている。


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東本高志
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2008年05月22日

脱原発法の提案にむけて


5月16〜21日鎌倉図書館.

再処理工場の稼働を止める方法について知ろうと借りた西尾漠『脱原発しかない』第三書館,1988年を読んで見つけた脱原発法と原発禁止法のこと.

●●
1988年4月23,24日,日比谷公園にて故高木仁三郎氏ら集会主催の実行委員会が中心となって「脱原発法制定運動」を提起.

何先万の請願署名と超党派の議員立法で可決を目指す見込みだった.

350万筆の署名を国会に提出したが結局政治は動かなかったらしい.

法案の骨組を抜粋↓(p148-55).
1,建設中,計画中の原発については,建設,計画の続行を認めずただちに廃止とする.

2,現在,運転中の原発については,法案成立後一定の期間内(たとえば1年)に順次運転を停止させ廃炉とする.危険の少ない廃炉措置のための研究は認める.

3,ウラン濃縮工場,核燃料加工工場,再処理工場等核燃料サイクル施設は,運転中のものはただちに停止しその後廃止することとし,建設・計画中のものは中止とする.

4,原子力船の開発も中止とする.

5,放射性廃棄物については,地下処分,海洋投棄など管理不可能な状態に置くことは絶対に認めず,管理可能な状態で発生者の責任において管理するものとする.

6,政府は原発に依存せず,環境を破壊しないエネルギー政策を責任もって立案する.

●●p172より抜粋↓
1978年12月,オーストリア連邦議会は,全会一致で世界初の原発禁止法を採択した.11月に行われた国民投票で,同国初の原子力発電所であるツヴェンデンドルフ原発の運転開始に50.5%が反対票を投じた結果である.

オーストリアにおけるエネルギー供給のために核分裂を利用することの禁止に関する連邦法(全文)
1 エネルギー供給の目的で核分裂によって電力を生産する施設は,オーストリアにおいては建設してはならない.現存する施設については,これを稼働してはならない.
2 この法律の実行には,連邦政府が責任を有する.

●●p173-4
...1974年には,オーストリアの反原発運動は,第2の原発の計画を,建設の寸前で止めることができたのです.それから運動はどんどん強くなりました.1978年にツヴェンデンドルフ原発が完成したとき,政府はその運転を強行することができず,国民投票に判断を求めたのです.
...だから私達の運動がいまなすべき最大の課題は,ひとりひとりの責任感を組織し,政治的な力へと転ずることどはないでしょうか.
●●

さぁ2008年日本の私達はどう動こう.
皆様、いろいろ教えてください.

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年で日米安保条約 50周年(ふむむ)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
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ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
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5月31日は第1回活憲政治セミナー:地球温暖化問題から取り残される日本の政治

皆さん

けだるく暑い5月が続いていますが、お体の調子はどうでしょうか。私などは加齢もあって、クタクタです。絶対年齢はそれほどでもないが。今年の夏は乗り切れるのか、去年から心配でした。

温暖化の原因については、論争があるようですが、個人的にも、気温は下げてもらわなければ困ります。

現在は千葉の松戸在住ですが、もう何年も前から、部屋には一年中、蚊帳をつるしてあります。運動をやっていると、ストレスだらけになりますが、夜の睡眠をできるだけ快適にするためにも、蚊帳はお勧めです。ネットで購入できるはずですから、ご検討を。

「風」は洞爺湖サミットには反対の立場ですから、今回のセミナーは、そのオルタナティブを提示するものとなるでしょう。

特に若い方々への転送、ご案内、よろしくお願いします。事前に参加申し込みをjoin@kaze.fmまでしていただけると幸いです。

太田光征


第1回 地球温暖化問題から取り残される日本の政治
       ―洞爺湖サミットで何をなすべきか―

平和問題、社会福祉・高齢者問題、経済政策・・・
地球温暖化問題でも「いきあたりばったり」!

講師:平田 仁子(ひらた きみこ、NPO法人 気候ネットワーク運営委員)

1970年生まれ。米国環境NGO「Climate Institute」で地球温暖化に関する活動に携わる。98年6月より気候ネットワークに参加。
NGOの立場から、国内外の地球温暖化に関する政策研究・政策提言・情報提供などを行う。共著『よくわかる地球温暖化問題 改訂
版』(気候ネットワーク編・中央法規出版)
気候ネットワーク:国内の地球温暖化問題に取り組む約160の団体、600の個人が参加する環境NGO(http://www.jca.apc.org/kikonet/)。

日時:2008年5月31日(土)14:00〜17:00
会場:神田公園区民館 神田司町2−2 電話 03-3252-7691
    JR・東京メトロ銀座線神田駅から徒歩5分
    東京メトロ丸の内線淡路町駅から徒歩5分
    都営新宿線小川町駅から徒歩5分
    ※会場は「みどりの会」で予約しています
地図:http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/00065/d0006550.html
参加費:800円(前売り500円)

2回目以降の予定

第2回 「拡大する格差社会と失われゆく憲法の精神」
    〜ワーキングプアと政治の無策〜 (2008年7月下旬開催予定)
第3回 「小選挙区制は政治を良くできたか」
    〜あるべき選挙制度を考える〜 (2008年9月開催予定)
    ※現職議員を招いたパネルディスカッションを予定
第4回 「東アジア共同体としての平和政策」
    〜憲法9条と北朝鮮問題〜(2008年11月開催予定)
広島・長崎へのオプショナルツアー(2008年8月予定)

主催:「平和への結集」をめざす市民の風
後援:地球平和公共ネットワーク
協力:みどりの会
お問い合わせ先:政治セミナー実行委員会 電話番号:080-5373-0575(末次)
メール:join@kaze.fm 
URL:http://kaze.fm/


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2008年05月21日

脱原発法の提案にむけて

5月16〜21日鎌倉図書館.

再処理工場の稼働を止める方法について知ろうと借りた西尾漠『脱原発しかない』第三書館,1988年を読んで見つけた脱原発法と原発禁止法のこと.

●●
1988年4月23,24日,日比谷公園にて故高木仁三郎氏ら集会主催の実行委員会が中心となって「脱原発法制定運動」を提起.

何先万の請願署名と超党派の議員立法で可決を目指す見込みだった.

350万筆の署名を国会に提出したが結局政治は動かなかったらしい.

法案の骨組を抜粋↓(p148-55).
1,建設中,計画中の原発については,建設,計画の続行を認めずただちに廃止とする.

2,現在,運転中の原発については,法案成立後一定の期間内(たとえば1年)に順次運転を停止させ廃炉とする.危険の少ない廃炉措置のための研究は認める.

3,ウラン濃縮工場,核燃料加工工場,再処理工場等核燃料サイクル施設は,運転中のものはただちに停止しその後廃止することとし,建設・計画中のものは中止とする.

4,原子力船の開発も中止とする.

5,放射性廃棄物については,地下処分,海洋投棄など管理不可能な状態に置くことは絶対に認めず,管理可能な状態で発生者の責任において管理するものとする.

6,政府は原発に依存せず,環境を破壊しないエネルギー政策を責任もって立案する.

●●p172より抜粋↓
1978年12月,オーストリア連邦議会は,全会一致で世界初の原発禁止法を採択した.11月に行われた国民投票で,同国初の原子力発電所であるツヴェンデンドルフ原発の運転開始に50.5%が反対票を投じた結果である.

オーストリアにおけるエネルギー供給のために核分裂を利用することの禁止に関する連邦法(全文)
1 エネルギー供給の目的で核分裂によって電力を生産する施設は,オーストリアにおいては建設してはならない.現存する施設については,これを稼働してはならない.
2 この法律の実行には,連邦政府が責任を有する.

●●p173-4
...1974年には,オーストリアの反原発運動は,第2の原発の計画を,建設の寸前で止めることができたのです.それから運動はどんどん強くなりました.1978年にツヴェンデンドルフ原発が完成したとき,政府はその運転を強行することができず,国民投票に判断を求めたのです.
...だから私達の運動がいまなすべき最大の課題は,ひとりひとりの責任感を組織し,政治的な力へと転ずることどはないでしょうか.
●●

さぁ2008年日本の私達はどう動こう.

豊田義信
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2008年05月20日

橋本知事の横暴に今度は行政サイドからも「待った」の声

財政再建の名のもと「文化切り捨て」愚策の道を突っ走る橋本府知事の横暴に対して、今度は行政サイド(大阪府男女共同参画推進財団、大阪府立女性総合センター・ドーンセンター)から声が上がりました。

橋本さんよ。あんはんはわいたち(府民)をどこに連れて行こうとしてはるのや!?

*****************
ドーンセンターHPより:
http://www.dawncenter.or.jp/topics/topics_view.jsp?id=2653
……………………………………………
◆ 財団法人大阪府男女共同参画推進財団存続の要望書を提出しました。
 
 財団法人大阪府男女共同参画推進財団では、先に、大阪府改革プロジェクトチーム(PT)試案で「男女共同参画推進財団の平成20年度廃止」の方向が示されたことに対し、当財団理事長と、当財団が事業及び、指定管理者の構成員としてその施設貸出し・管理を受託している大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)館長との連名で廃止に反対し、財団存続を求める
要望書を5月14日、大阪府知事、大阪府議会議長あてに提出しました(2008/05/14付)。
……………………………………………

「大阪府男女共同参画推進財団の存続を要望します」より(抜粋):
http://www.dawncenter.or.jp/thema/info11.pdf
……………………………………………
2.当財団は、設立以来、ドーンセンターを拠点にプロパー職員を中心とした高い専門性とネットワークを生かし、情報、相談、啓発・文化表現各事業部門が一体となって事業を展開することで、府民に信頼され、府内市町村や他府県、女性関連施設から評価される拠点機能を発揮してきた。財団を廃止して、そうした人材及びソフトが失われると、大阪府の男女共同参画施策は大幅に後退する。

5.当財団廃止による予算削減額と、PT試案で示された事業の府直営化による予算額を試算すると、大阪府の負担額がかえって増加する。加えて、全国的にも評価が高い財団プロパー職員及びそのソフトを失うことなどを勘案すると、財団廃止はメリットよりデメリットの方が大きいと判断せざるを得ない。

7.以上を総合すれば、財政難の時だからこそ、大阪府直営より低額の予算で、外部資金の導入など柔軟な運営ができる当財団による運営の方が有効であり、女性の人権を守り、女性も男性も元気な大阪づくりに欠かせない男女共同参画施策をより効率的に推進できると確信する。
……………………………………………

東本高志
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「都立三鷹高校の校長を応援しよう!」の賛同署名は1132人分集まりました【転載】

■教職員会議で「挙手」「採決」禁止の珍妙通達
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/96228491.html

その後の学校に自由の風を!ネットワークからの報告と都教委の職員会議での『挙手』『採決』禁止などの通知の撤回を求める都教委要請行動のお知らせ(転送)です。

東本高志

*****************
……………………………………………
都教委の職員会議での「挙手」「採決」禁止などの通知の撤回を訴えて三鷹高校の土肥信雄校長が闘っていることを知り、私たちはこの土肥校長を支持するとともに、都教委の職員会議での「挙手」「採決」禁止などの通知の撤回を求めたいと考え、緊急アピールを5月9日に出し、賛同署名を募りました。
1週間ほどの短期間で、メールでの呼びかけに応えて、1100名以上の方から賛同があり、熱いメッセージが添えられていました。
17日に、その1132人分の賛同署名を、土肥信雄校長に直接手渡しました。

毎日新聞
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080518ddlk13010139000c.html
都教委:職員会議挙手禁止通知 撤回要請校長に保護者1132人の賛同署名 /東京
……………………………………………       
   ●○学校に自由の風を!ネットワークからのお知らせ○●

   ★都教委の職員会議での「挙手」「採決」禁止などの
    通知の撤回を求めて下記の要領で、都教委要請
    行動をおこないます!
   
    もちろんどなたでも参加OKです。
    みなさん!ぜひ、ぜひご参加ください

 日時■5月21日(水) 集合時間:午後2時30分

集合場所■都庁第2庁舎 1階 ロビー

   ★遅れてくる方は、直接下記の場所にお越しください。
  
   要請行動:午後3時〜3時30分      
場所:都庁第2庁舎の10階 214会議室

  ・都議会議員(無所属)福士敬子さんにセッティングをお願いしました。
  ・教育情報課の黒田課長が対応するそうです。

★なお、都教委要請行動の前日5月20日午後9時まで
 引き続き、賛同署名を受け付けています。
 土肥校長には、負って追加メッセージはお届けするようにします。 ★

主催○学校に自由の風を!ネットワーク

   連絡先:西村(携帯090-9152-3027)
        東本(携帯090-1859-6656)
*****************        
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2008年05月19日

Natural High!で平和のタブを植える

5月17〜18日山梨は道志村.

アースデイキャンプ,ナチュラルハイ.道志川ほとりにテントはり,森の中のライヴで踊り,ATOMヨガして,木を植えた2日間.

水辺に植えた2歳のタブの苗木は,平和を願い日本中に木を植えるEarth Walker Tribeの中渓宏一さんが茨城の宮脇あきらさんの団体からもらってきたもの.

鎌倉は大町に,自然農を実践する人がいると彼から聞いた.『ワラ一本の革命』で有名な自然農の先駆け,福岡正信氏が始めた粘土団子を作っている人だそう.

粘土団子はいろんな種を入れるから,その地域の植生に合ったものが自ずと芽ぶく.福岡さんはアフリカの砂漠も緑にかえた.

9条ピースウォークで共に歩いた正木高志さんは森が人が喜ぶから,9条実現と脱原発を願い,歩いて木を植えた.その名はWalk9.

穏やかに晴れた日,巨木の下ではドングリが芽を出し,キノコや杉の赤ちゃんが綺麗だった.

豊田
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2008年05月18日

ちょっとまってよ〜「刑が軽すぎ」やおまへんか?!

みなさまご承知のとおり、沖縄米軍基地海兵隊兵士による少女への性暴力事件に対する高等軍法会議が16日、沖縄県の海兵隊キャンプ瑞慶覧(ずけらん)であり、被告の在沖縄米海兵隊員タイロン・ハドナット2等軍曹に懲役4年(司法取引により懲役は3年に短縮)と服役後の不名誉除隊などの有罪判決がくだされましたが、この件に関して、以下のブログが重要な指摘をしています。

……………………………………………
■ちょっとまってよ〜「刑が軽すぎ」やおまへんか?!
(★遊牧民★のメディア棒読み! 2008年05月17日)
http://blog.goo.ne.jp/nakanisi-sakai/e/b35615c0f48085c97855d67ab4b6a477

「遊牧民です。/さて、みなさん、、、/”2月に沖縄県で14歳の女子中学生を暴行した米兵が、米軍キャンプ瑞慶覧内で16日に行われた軍法会議において「有罪」となり、懲役3年の刑が言い渡されました”/〜とのことですが、はっきり申しあげまして「刑が軽すぎ」ますよ。/そうです、「刑が軽すぎ」ますよ!/たとえば、アメリカ軍の(男性)兵士が、同僚の(女性)兵士をレイプ(セクハラ)した場合の「刑」は、どうなるか御存じでしょう???/そ、それは〜「終身刑」なのです!/「終身刑」ですよ!/写真を御覧ください〜/去年(2007年・平成19年とも云う)6月の「琉球新報」の切抜きを載っけています。

記事抜粋引用
−−−−−−−−
「昨年11月17日にキャンプ・ハンセン内で起きた海兵隊所属の女性暴行事件で、同隊所属のロベルト・デロア被告に対し、キャンプ・フォスターの軍法会議は21日、執行猶予なしの終身刑の有罪判決を下した」
−−−−−−−−
記事引用ここまで

つまり、同じ「レイプ」でもアメリカ海兵隊の隊員同士のレイプ事件なら「終身刑」!/男性海兵隊員が、沖縄(日本ですよ)の14歳の少女をレイプしたなら、たったの「懲役3年」かいな!/米軍は、「英語をしゃべれない人は、人間ではない」とでも思ってるんとちゃうんかい!/それやったら、血迷った兵士たちは「刑の軽い」方を選ぶんとちゃうんかいな!?/米軍基地内での「性犯罪」は減っても、基地の外での米兵による「性犯罪」がなんぼでも増えるやんかいさあ〜!」(以下、省略。全文は上記ブログをご覧ください)
……………………………………………

まったく遊牧民さんのおっしゃるとおりです。「それやったら、(略)米軍基地内での「性犯罪」は減っても、基地の外での米兵による「性犯罪」がなんぼでも増えるやんかいさあ〜!」。

その認識に対して、下記の本土記者(毎日新聞)の書き様はどうでしょう?

「米海兵隊は日本の報道陣の傍聴を認めた。今月6~9日には、広島市であった日本人女性に性的暴行をしたとされる事件の軍法会議(岩国基地)も公開しており、米軍が住民感情に配慮したとみられる」。

米軍が住民感情を配慮して軍法会議を公開した、という上記毎日新聞記者の推測は誤りではないでしょう。が、なぜ文章をそこで止める。なぜ次に批判の一文を載せない。

たとえば次のような。

「『米兵が罰せられるのは当然』。今年二月に本島中部で起きた暴行事件で米軍法会議は十六日、米海兵隊二等軍曹に禁固四年などの判決を言い渡した。本島中部の首長らは冷静に受け止めたが、その後も相次ぐ米軍事件に憤りと不信感は高まるばかり。複雑な経緯をたどった末の『決着』に割り切れない思いが色濃く残った。/『米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会』の実行委員長を務めた玉寄哲永・県子ども会育成連絡協議会会長は『被害者の心に大きな傷を負わせた兵士が罰せられ、軍法会議の公開も当然だ。かつての米軍ならこっそり開いていただろう。三月の県民大会に集まった六千人の声が、影響したと思う』と話した」(沖縄タイムス2008年5月17日)。http://www.okinawatimes.co.jp/day/200805171300_01.html

上記のような毎日新聞の記事、本土記者の記事では、まるで本件裁判に対する米海兵隊の姿勢を評価しているごとくではないか!!

沖縄、ウチナーンチュのメディアと本土、ヤマトンチュのメディアのあまりに大きいというべきこの認識の落差。また、アメリカ本土人に比して、日本人、沖縄人をあまりに小ばかにしている(差別性を剥き出しにしている)というべき米海兵隊・軍法会議の同邦人と日本人に対する裁判、判決の差異。

アメリカ、アメリカ人に対して敵愾心を持て、と主張しているのではありません。しかし、私たちはこういう現実にもっともっと自覚的であるべきではないか。特に本土メディアに勤める記者たちは・・・


東本高志@大分
taka.h77@basil.ocn.ne.jp
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2008年05月16日

大阪国際児童文学館存続署名のお願い!!【転載】

大阪府の橋本知事の下で大阪府立国際児童文学館もつぶされかかっています。
大阪国際児童文学館存続署名の訴えが「児童文学書評」のひこ・田中さんから来ています。同署名の〆切は五月十七日までとなっています。

急なお願いで恐縮ですが、ご協力をよろしくお願いいたします。

東本高志

以下、転載(転載歓迎)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【児童文学評論】                     お願い号 
      
1998/01/30創刊 今号の発行部数3262部
     kids@hico.jp
〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

☆すでに各マスメディアの報道でご存じの方も多いと思いますが、児童文学館が存続の危機にあります。
 ここには現在、府の予算でだけではなく、一般の方、出版社、作家、研究者たちの寄贈によって四半世紀の年月をかけ、七十万点もの資料が集積されています。
 資料館は、継続的に資料を集めていかないと、その価値はなくなります。一度廃止してしまうと、容易には元に戻すことができないのです。
 児童文学館に集められている資料は、雑誌の付録など、意識的に残していかないと散逸しやすい物も多く、とても貴重です。専門員による継続的な管理・保存が必要と考えています。

 子どもの物語たちの記憶が失われてしまはないように、存続願いの署名運動を行っています。お一人様からでも、よろしくおねがいいたします。
 ご協力いただければ幸いです。
 
 署名用紙は、「児童文学書評」http://www.hico.jp/に置いています。
 発送はFAXでもかまいません(手書きでお願いします)。
 五月十七日をめどに、
 020-4665-3160まで、お送り下さい。

*また、kids@hico.jp 宛に、ご賛同のお名前とご住所を送っていただいても、もちろん結構です。

  (ひこ・田中)
……………………………………………
参考:3月20日のasahi.com より
■橋下知事 国際児童文学館「府立図書館などに集約化を」2008年03月20日

 大阪府の橋下徹知事は20日、見直しを進める府立27施設のうち、吹田市千里万博公園の国際児童文学館を視察し、「同じような機能の所に統合した方がいい」と話し、府立中央図書館(東大阪市)や中之島図書館(大阪市)などと集約化していく方向を示唆した。

 同館は84年に開館。子どもの本や資料70万点を所蔵し、子どもが本に親しむための支援・研究などの活動をしている。

 視察後、橋下知事は「通常の図書館となぜ分離しているのかわからない。児童文学を子どもに広める機能は必要。例えば府立図書館に入るとしても、そこで特徴を出せばいい」と話した。蔵書の保管などハード面の課題については「いい案はないか知恵を借りたい」とした。

 向川幹雄館長は視察後、資料のうち50万点が文学発展に貢献するとして寄贈を受けたものと説明し、「文学館だからこそ寄贈が受けられる。統合されたら受けられない」と話した。
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200803200035.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

もう1通。
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 日本書籍協会(出版社の団体です)は、五月一日に、副知事に面談し要望書を提出し、意見を述べました。
 以下、その内容をお知らせいたします。
 児童文学館がどのようにして維持され、発展してきたかがわかります。
 ブログなどで紹介していただければ嬉しいです。(ひこ・田中)
……………………………………………
2008年5月1日

国際児童文学館の存続について 社団法人 日本書籍出版協会
http://www.hico.jp/

● 日本書籍出版協会(書協)について

・日本を代表する出版社団体。1957年3月創立。現在会員472社。

・出版事業の健全な発達、文化の向上と社会の進展に寄与することを目的とする。

● 書協と国際児童文学館との関係

協会所属の出版各社は、国際児童文学館の趣旨に賛同し、開館以来24年間、発行図書の寄贈などの支援を行い、その発展に尽力してきました。

会員出版社 約250社が 図書・雑誌 約8,000点(年間)を寄贈

  【参考】年間収集資料点数 約15,000点

  うち寄贈 約9,000点(約2,100万円相当、出版社・個人・機関)

<寄贈について>

・出版社がこのような形で寄贈しているのは、全国で国際児童文学館だけです。

・図書館には、寄贈していません。

・存続されるならば、引き続き、協会を挙げて支援させていただきます。

<理由>

国際児童文学館は、図書館と大きく異なる機能と役割を持っている。

・資料は、児童文化財として、発行したままの姿で保存、次代に引き継がれる。

・資料を元にした研究は、出版社にとっても参考になる。

・寄贈した資料は、子どもの読書活動推進に活かされている。それは、全国のモデルとなる。

● 大阪府に望むこと

・行政の継続性、公の責任を考えていただきたい。

 協会所属の出版各社は、設立主旨と役割に大きな期待を寄せ、大阪府と同館の要請に応えて本の寄贈の支援をしてきました―

 子どもたちの読書環境の整備に向けて、大阪府の計画においても、国際児童文学館は重要な役割・機能を担うことが明記されています―

・国際児童文学館は「官民協働」の仕組みを構築している先行事例です。

 同館の実質的な事業費約3億円(企業の協賛事業費等を含む)のうち、3分の1は民間等によるものであり、人的、知的な協働作業など支援・協力によって運営されています―

・5年後、10年後を考えていただきたい。

 「大阪の未来をつくる」中に、子どもの未来に特段の配慮をいただきたい。

 一度失ったものは、二度と戻ってきません―

・国内、国際的な観点から国際児童文学館の意義を考えていただきたい。

 府民、国民の貴重な財産です―


   わが国の児童文学研究、読書推進活動の中核施設である大阪府立
   国際児童文学館および財団法人大阪国際児童文学館の存続と充実
                    を強く要望します。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
posted by 風の人 at 14:32 | Comment(1) | TrackBack(2) | 一般

チェ・ゲバラの長女アレイダ・ゲバラさん来日講演会

私は特にチェ・ゲバラに影響を受けたわけではないし、アレイダさんが父本人じゃないが、この講演会、凄そう。少なくともキューバの現在を知るには格好の企画だと思う。

太田光征
http://otasa.net/


詳細情報・チラシ:
http://www.atenajapan.com/news/pdf/aleida03.pdf

★ 5月17日(土) 東京講演会
『アレイダさんが語る父チェ・ゲバラのことキュー
バ医療のこと阿部知子さん(国会議員・小児科
医)と語る「子どもたちの未来」』13:30pm〜16:30pm
資料代1,500円(円卓会議会員500円)
キューバ友好円卓会議・明治大学軍縮平和研究所共同主催
場所:明治大学リバティータワー101教室
住所:東京都千代田区神田駿河台1丁目1
お問い合せ:キューバ友好円卓会議
Tel:03(3415)9292

★ 5月18日(日) 東京講演会
『ピースローカル★Revolution 小さな国の大きな奇
蹟』13:00pm〜19:00pm
14:00〜(90分) 映画『コマンダンテ』上映
前売り2,000円当日2,500円
アテナ・ジャパンX ピースボートX ナマケモノクラブ共同主催
場所:JICA地球ひろば
住所:東京都渋谷区広尾4-2-24
Tel: 03(3400)7717(代表)
お問い合せ:NPO法人アテナ・ジャパン
Te&Faxl: 03(5420)0902
URL: http://www.atenajapan.com/

★ 5月20日(火) 大阪講演会
『VIVA! CUBA×JAPAN FIESTA 〜キューバと日
本に平和の橋をかけよう〜』13:30pm〜21:10pm
1部(13:30-16:30) 2部(17:30-21:10)
1部のみ1,000円(800円) 2部のみ2,500円(2,000円)
通し3,000円(2,500円)
※( )は前売りチケットの金額※高校生以下は半額
場所:大阪府立青少年会館
住所:大阪市中央区森ノ宮中央2-13-33 Tel:06(6942)2441
お問い合せ:VIVA! CUBA×JAPAN FIESTA実行委員会
HP:http://cuba-japan.com
Tel:078(802)5120 Fax:078(802)5127

★5月21日(水) 京都講演会
アレイダ・ゲバラ講演「キューバの今」       
京大会館  午後6時より7時半      
参加費 1,000円、(前売り800円) 学生800円   
歓迎レセプション    
会  場: 京大会館  午後7時半時より 9時30分   
参加費: 8,000円(食事代とカンパを含む)     
主  催: アレイダ・ゲバラを招く会京都      
チケット:郵便振替 口座01010-0-73384          
加入者名:鈴木マサホ事務所    
連絡先:Tel:075-761-5537
(21日の情報は「シャンティ・メール」より抜粋)

★ 5月22日(木) 神戸講演会
『キューバの医療を神戸で聞く会』
14:00pm〜16:00pm 前売り800円当日1,000円
キューバの医療を神戸で聞く会実行委員会
場所:原田の森ギャラリー
住所:神戸市灘区原田通3-8-30 Tel:078(801)1591
お問い合せ:サラ・シャンティ
Tel.078(802)5120 Fax.802-5127

★ 5月24日(土) 沖縄講演会
『アレイダ・ゲバラさん講演会医療先進国キュー
バ』14:00pm〜16:00pm
場所:パレット市民劇場
住所:沖縄県那覇市久茂地1丁目1番1号
Tel:098(869)4880
お問い合せ:アレイダ・ゲバラさん招聘実行委員会
Tel:098(865)2155

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2008年05月15日

進む立法壊憲:宇宙基本法案

自公民体制という準二大政党制、内実は重大な政策論点で差異のない一党制の下、本来国民投票にかけられてもよいはずの「宇宙基本法案」が、衆参で各々たった2時間の審議で成立させられようとしている。

小選挙区制で政策幅が切り縮められ、つまり「重大な政策」本位の選挙戦が退けられ、政党もメディアも、時事的に見栄えのする、目立つ政策論点しか争点にせず、死票を切り捨てるのだから、(潜在的な)民意が切り捨てられるのは当然。

だから、二大政党制を拒む投票が必要だし

野党住み分けバーター投票
http://kaze.fm/wordpress/?p=133


死票をなくす選挙制度改正が必要なのです。

中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164


民主党には政権獲得路線として、大連立ではなく、野党連合を覚悟してもらいたい。そのためにも、有権者は、野党住み分けバーター投票を実践し、民主党が支持する小選挙区制の廃止を求めていくことが大事。

野党住み分けバーター投票は9条護憲派と野党議員の最大化、政権交代に必須であろうし、野党が小選挙区制の廃止で一致できれば、全野党共闘の機運も盛り上がるでしょう。

以下、本題の「宇宙基本法案」反対緊急オンライン署名をご紹介。

太田光征


【転載】
杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。

宇宙の軍事利用に道を開く「天空の軍需利権法」=「宇宙基本法案」の成立の危機が迫っています。民主党が問責決議の提出を見送る中、衆院では5月9日(金)にわずか2時間の審議のみで委員会採決され、13日(火)に本会議で可決、法案は参議院に送られました。15日(木)午前10時から開かれる参院内閣委員会で趣旨説明が行われ、20日(火)に2時間ほどの質疑を行っての採決強行が濃厚です。

この間、民主党の法案推進議員たちは、市民からのFAXなどによる要請・抗議の高まりや、朝日新聞社説(5月10日、「あまりに安易な大転換」)などメディアによる批判に直面して、ようやく懸念の声を意識し始めました。約40年にわたって曲がりなりにも維持されてきた、世界に類を見ない宇宙の平和=非軍事利用原則。それを、衆参たった2時間ずつの審議で葬り去るのは、立法府による憲法と民意のじゅうりんと言うべきものです。失って初めてそのありがたさがわかっても遅いのです。

現代の戦争において宇宙は、絶対不可欠の位置を占めるに至っています。宇宙の軍拡競争が不気味に加速しつつある現在は、軍事利用を解禁するにはまさに最悪のタイミングでしょう。悪法にはあくまでNO!を突きつける他ありません。[転送・転載歓迎/重複失礼]

【緊急】急いで広げてくださ!………………………………………………
 
 ★宇宙の軍事利用を解禁する「宇宙基本法案」に反対する
  緊急オンライン署名(石附澄夫さん呼びかけ)がスタート!

 <宇宙に関わる研究者などが続々と反対を表明!>

 宇宙基本法案への危惧を発信してきた石附澄夫さん(国立天文台助教)呼びかけによる緊急オンライン署名運動がスタートしました。短期間ですができる限り呼びかけを広げて、5月16日(金)午後には第一次集約を行い、参院内閣委員をはじめとする議員・政党、報道関係者などに公表(FAX、メール等で)する予定とのことです(その後も署名は継続)。
 緊急ではありますがぜひ署名してください。知人・友人にも広めてくださるようお願いします。転送・転載はもちろん大歓迎です。

[宇宙の軍事利用を解禁する「宇宙基本法案」に反対するオンライン署名]

  → http://homepage2.nifty.com/space_for_peace/shomei/

 注:アピール文中の「日米衛星調達合意」とは、1990年に結ばれた実用(非研究開発)衛星市場を公開・無差別入札とする合意。安価な米国製導入に道を開き、日本メーカーの参入は事実上制限されてきたとされる。「安全保障」に関わる調達は例外とされている。


……改めて「悪法は白紙に戻せ!」「拙速審議は許さない!」の声を……

★15日(木)午前10時からの参院内閣委員会の直前に行われる理事会の場で、審議・採決日程が決められてしまいます。とりわけ●印の松井、簗瀬、小沢の各議員などに緊急に要請を集中してください!

 ※●○は要請を集中してほしい人。

 <参議院内閣委員会・民主党> 

●[筆頭理事]松井孝治 (FAX)03-5512-2613 (TEL)03-3508-8613 (京都)
 [理事]芝博一    (FAX)03-5512-2230 (TEL)03-3508-8230 (三重)
○[委員]相原久美子  (FAX)03-5512-2621 (TEL)03-3508-8621 (北海道)
 [委員]石井一    (FAX)03-5512-2242 (TEL)03-3508-8242 (兵庫)
○[委員]神本美恵子  (FAX)03-3508-0010 (TEL)03-3508-8421 (福岡)
 [委員]工藤堅太郎  (FAX)03-5512-2405 (TEL)03-3508-8405 (岩手)
 [委員]島田智哉子  (FAX)03-5512-2718 (TEL)03-3508-8718 (埼玉)
●[委員]簗瀬進    (FAX)03-3593-8567 (TEL)03-3508-8334 (栃木)
 [委員]柳澤光美   (FAX)03-5512-2327 (TEL)03-3508-8327 (東京)

 注:簗瀬進議員は参議院民主党の国対委員長であり、護憲派の「リベラルの会」にも参加しています。審議時間など議事運営の決定に関与しています。

 <法案推進者・民主党>
● 藤末健三[参院] (FAX)03-5512-2637  (TEL)03-3508-8637
  内藤正光[参院] (FAX)03-5512-2424  (TEL)03-3508-8424
○ 細野豪志[衆院] (FAX)03-3508-3416  (TEL)03-3508-7116

● 小沢一郎     (FAX)03-3503-0096  (TEL)03-3508-7175
  菅直人      (FAX)03-3595-0090  (TEL)03-3508-7323

  民主党      (FAX)03-3595-9961

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
      kojis@agate.plala.or.jp  (TEL・FAX)03-5711-6478
     http://www.geocities.jp/nomd_campaign/

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2008年05月14日

mixiのコミュニティ参加にて再処理工場をとめる G8サミットに向けて

mixiをやっている皆様もやっていない皆様も

情報の重複ありましたら、お許し下さい。
コミュニティサイトmixiにて、6/7と8の再処理工場を止める青森でのイベントが紹介されています。
==============
G8エネルギー相が青森市内でサミットを行うのがこの日です。
(G8とは 日・米・英・仏・独・伊・加・露 の8カ国)

各国のエネルギー省に僕らは再処理工場の稼動に反対している。
核エネルギーは必要としていないことを知ってもらう為です。
==============
ライブやトーク、パレード、出店ブース、あるみたいです。
ブログをご覧頂きカンパ下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/nonukesparadise

☆☆☆ カンパ募集中 ☆☆☆
口座番号:02280-8-102435
加入者名:PEACE LAND(ピースランド)
(通信欄に6.7.8カンパとか書いてください)


そこで、再処理工場を止めるべく、mixiにてイベントの賛同を下記の様に募っています。
↓↓


マイミクの皆様

ご無沙汰の友人もしょっちゅう会う友人も。
よければ、ぜひお願いしたいアクション。
長文失礼します。

このコミュニティのメンバーを募っています。
私の誕生日に青森で開かれるイベント。

六ヶ所村の再処理工場を止めたい人、さいしょり工場を知らない人も、ぜひ参加してみて下さい。

再処理工場は今日も沖合の配水管と上空の煙突から、放射性物質を「微量ながらも」コツコツと排出し続けています。

どんな国に住みたいか、
いや、そんな抽象的なことより、
自分が食べる青森県のリンゴやひじきがどうあって欲しいか?
じぶんたちのこどもや7世代後の地球がどうあって欲しいか?

選び取るのは、今の自分達だとおもう。

一人でできることはちっぽけだけど、考えて、なんとなくでも、参加したり話したり、いいもの買ったり。
身の回り小さな積み重ねが民主主義のもとになるんだと想います。
そして、投票して、自分たちの生活の願いを反映する議員を選び、投票すること。

ちいさなことだけど。めんどうくさいかもしれないけど。
よろしくお願いします。

豊田義信
============
〜〜武藤北斗さん からのメール〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんにちは、石巻の武藤です。
6月7・8日のお手伝いができないかと考え、
安易ですがmixiでコミュを作りました。
結構mixiは影響力があるようなので、力を入れて頑張ります。

昨日の夜に声をかけはじめ、既に90名以上が参加してくれました。

当日に来れる人がどれだけいるかは分かりませんが、
青森での動きを知って貰えるだけでもいいかなと前向きに考えております。

人数の多いコミュは入ろうかなという気持ちが強くなると思います。
どうかmixiをやっている方はぜひ参加してください。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3323879

また、ブログやHPなどでも呼びかけてくれてる人もいます。
とにかくバンバン広げたいと思います。
(mixiの再処理反対コミュには人が多くなったら載せるつもりです)

以下が呼びかけた文章です。

再処理工場止めたい人!!!!!!
そんな人はこのコミュ入って下さい。
http:// mixi.j p/view _commu nity.p l?id=3 323879

6月に青森で今までにない集まりがあります。
これはすごいチャンスです。
どうか広めたいです。

このままだと本当に再処理工場が7月には本格稼動しちゃいます。
原爆の原料にもなる物が出てきます。
海に空に放射能が捨てられます。

mixiの影響力はすごいです。
コミュに人が集まるだけで注目度が増します。
コミュに参加するだけでいいです。

すでに続々と参加者が増えています。
止めたいと思っている人は参加して下さい。

そして、自分のマイミクさんにその思いを伝えて
一緒にコミュに参加してもらって下さい。

できれば、日記じゃなくて、コミュを開いて
右上の『マイミクシーに教える』で直接お願いしてください。


6月7日までの一ヶ月間だけです。
本当に、本当にどうかよろしくお願いします
【日本が変わった】日になります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上、長文失礼しました。



豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/
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第1回活憲政治セミナー:地球温暖化問題から取り残される日本の政治

マガジン9条 ご担当者様
ふぇみん婦人民主クラブ ご担当者様
週刊金曜日業務部「市民運動案内板」 ご担当者様
Cc: 皆様

同報メイルにて重複失礼致します。
いつも増田都子先生の授業案内では、掲載有り難うございます。

今月の催しで、間際でありますが、
平和への結集・市民の風主催「活憲のための政治セミナー」案内の掲載を希望いたします。

詳しくは http://kaze.fm をご覧下さい。
よろしくお願いします。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/




衆議院山口2区補選で民主党候補が大勝しました。国民の多くが福田政権に
「ノー」を突きつけつつあります。福田総理は7月の洞爺湖サミットで、世界に
向けリーダーシップを発揮、汚名挽回して政権維持をと考えているようです。し
かし、その肝心の地球温暖化対策、日本はボロボロで世界から取り残されつつあ
るのです。

1997年の京都会議で、世界の先進国は2012年までに温室効果ガスを削減すると約
束しました。ところが日本は削減どころか排出量を増やしています。この10年
間、何にも有効な対策を打ってこなかったからです。経済界の既得権を重視し、
産業界に厳しい制度をことごとく排除してきたからです。

今年のはじめには、沖縄での米兵による少女暴行、護衛艦「あたご」の衝突な
ど、日米関係や自衛隊そのものを問う事件が続きました。消えた年金はさっぱり
解決せず、追い討ちをかけるように特別高齢者医療制度、原油や穀物の値上がり
による物価高騰、自暴自棄の凶悪犯罪や自殺が増えています。国民生活は大ピン
チなのに、国会は空転し有効な対策を打てていません。平和問題も、社会福祉・
高齢者問題、経済政策も、そして地球温暖化問題でも「いきあたりばったり」な
のです。

そこで、現在の政治の行き詰まりを打ち破る展望を探るため、私たちは政治セミ
ナーを企画します。人類を脅かす環境問題、国民を脅かす格差・貧困の問題、民
意をゆがめる小選挙区制の問題、そして平和にとっての憲法9条の価値などにつ
いて、一緒に考えてみませんか。


第1回 地球温暖化問題から取り残される日本の政治
       ―洞爺湖サミットで何をなすべきか―

平和問題、社会福祉・高齢者問題、経済政策・・・
地球温暖化問題でも「いきあたりばったり」!

講師:平田 仁子(ひらた きみこ、NPO法人 気候ネットワーク運営委員)

1970年生まれ。米国環境NGO「Climate Institute」で地球温暖化に関する活動に
携わる。98年6月より気候ネットワークに参加。
NGOの立場から、国内外の地球温暖化に関する政策研究・政策提言・情報提供な
どを行う。共著『よくわかる地球温暖化問題 改訂
版』(気候ネットワーク編・中央法規出版)
気候ネットワーク:国内の地球温暖化問題に取り組む約160の団体、600の個人が
参加する環境NGO(http://www.jca.apc.org/kikonet/)。

日時:2008年5月31日(土)14:00〜17:00
会場:神田公園区民館 神田司町2−2 電話 03-3252-7691
    JR・東京メトロ銀座線神田駅から徒歩5分
    東京メトロ丸の内線淡路町駅から徒歩5分
    都営新宿線小川町駅から徒歩5分
    ※会場は「みどりの会」で予約しています
地図:http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/00065/d0006550.html
参加費:800円(前売り500円)


2回目以降の予定

第2回 「拡大する格差社会と失われゆく憲法の精神」
    〜ワーキングプアと政治の無策〜 (2008年7月下旬開催予定)
第3回 「小選挙区制は政治を良くできたか」
    〜あるべき選挙制度を考える〜 (2008年9月開催予定)
    ※現職議員を招いたパネルディスカッションを予定
第4回 「東アジア共同体としての平和政策」
    〜憲法9条と北朝鮮問題〜(2008年11月開催予定)
広島・長崎へのオプショナルツアー(2008年8月予定)


主催:「平和への結集」をめざす市民の風
後援:地球平和公共ネットワーク
協力:みどりの会
お問い合わせ先:政治セミナー実行委員会 電話番号:080-5373-0575(末次)
メール:join@kaze.fm 
URL:http://kaze.fm/
posted by 風の人 at 11:26 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

川田龍平政策ユース 第1回会合と再処理工場のこと

政策ユース、平和つむぎ、ももんが、ナマケモノ倶楽部、市民の風、AML、アニマ、wam、mugimino、germinalの皆様

先日、川田龍平事務所にて、政策ユースの会合に参加してきました。
今後龍平議員を囲んで、毎月一度集まり、10名強程度の若者が集って、政策について調査してプレゼンテーションしていき、民主主義の文化を育て、政治を変える動きを盛り上げていこうといった試みだと、私は理解して参加しています。

私は応募に際して、六ヶ所村の再処理工場の稼働停止と小選挙区制度の廃止についての政策レポートを提出しました。
「政策秘書だったら、どんな政策テーマを提案するか?」といった課題でした。
喫緊の課題として、まずは六ヶ所村のことについて調べ、動きたいです。

「青森県知事が日本原燃との安全協定に署名しなければ本格稼働は止められるよ」
「自民党の河野太郎議員は再処理自体に反対しているみたい」
「しんぶん『赤旗』にも再処理工場と青森県議会の情勢について載ったよ」
などなど。
政治的に、政策的に具体的なステップやアイディアをご存じの方がいましたら、教えて下さい。

ももともネットの先生方には、再生可能なエネルギーについて教えて頂きました。
お返事遅れておりますが、またご指導下さい。
教えて頂いたmixiの呼びかけ、私も広めてみます。

ナマケモノ倶楽部の先生や事務局の皆様、何かありましたら、六ヶ所について教えて下さい。
先日は9条世界会議にて、皆さんに会って話せて嬉しかったです。

政策ユースの皆さんも、工場を止められるアクションについて教えて下さい。
来月のユース、六ヶ所村の再処理工場と、自衛隊のことについての、2名の方のプレゼン。
とても楽しみです。
学びを分かち合いましょう。
また、報告させて頂きます。

以下、携帯でメモした今回の政策ユース報告です。

============================
5月11日四ッ谷.

川田議員を含め15名が参加.青森や神戸,長野から集う有志.出会いに感謝.

自己紹介を兼ねた政策ゲーム.政策を言っていき1人1人賛否を投票し議論するゲーム.

鳥インフルエンザの保険適用や選挙制度,オンブズマン制度,学校週休2日,六ヶ所再処理工場,水俣チッソ社のこと,自衛隊のこと等,勉強になった.

水俣の漁民,おがた氏が語った「勝利」の理由を知った.
1,障害を持つ子が生まれようと子どもを産み続けたこと
2,水銀に汚染されていると知りつつも魚を食べ続けたこと,
3,非暴力に徹したこと

水俣の教訓を聞き,青森の農産物や海産物,生産者の家族のことを思った.

帰り道,友人から聞いたアフリカの大飢餓の現状.
詳しくご存知の方,教えて下さい.

アフリカに思い寄せ,
============================


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/
posted by 風の人 at 11:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

ビルマのサイクロン被害対策:国境なき医師団から緊急支援のお願い

ビルマのサイクロン被害に対する軍事政権当局の対応はえげつない。

[参考]
サイクロン大被災よそにミャンマー軍事政権、投票に集中

アメリカなどは嬉々としてビルマ当局を批判するのかもしれないが、自国も同じようなもの。2005年のハリケーン「カトリーナ」では、黒人を中心とする貧困層が満足な救助対策を受けられず、ロシアなどによる緊急救助の申し出もアメリカ当局は断っている。

[参考]
ハリケーン大災害、ニューオリンズに戒厳令:ライス国務長官はNYのフェラガモでお買物!

被災者支援情報を転載しておきます。

太田光征

9条は世界史の本流:9条世界会議(初日全体会議)の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198


【転載】
国境なき医師団からの緊急のお願いです。
重複をお許し下さい。

国境なき医師団では現在、サイクロン「ナルギス」の被災者への
緊急援助を行うための寄付を受け付けています。
最も助けを必要としている人びとに手を差し伸べ、
ひとりでも多くの命を救うために、皆様のご支援を心よりお願い致します。

国境なき医師団の活動の詳細はこちらからhttp://www.msf.or.jp
【寄付によりできることの例】

5,000円
5人の栄養失調児に栄養治療食(RUF)を1週間提供することができます。

10,000円
500人以上の人びとに約1ヵ月間、風邪やマラリアなどの病気やけがの治療を含む基礎医療を提供することができます。

18,000円
約500人の避難民に清潔な飲み水を1ヵ月間供給できます。
寄付は下記の方法でお受付けしています。

インターネット (クレジットカードでの寄付)

http://www.msf.or.jp/donate/

郵便振替口座への寄付

口座番号 :00190−6−566468加入者名 :特定非営利活動法人国境なき医師団日本*通信欄に「ミャンマーのサイクロン」と明記ください。国境なき医師団から送付された郵便振替用紙をお持ちの方は、口座番号「00150−3−880418」と記載されている振替用紙もご利用いただけます。

電話での寄付

フリーダイヤル0120−999−199 (8:00〜22:00無休)クレジットカードでの寄付です。お申込み時に、「ミャンマーのサイクロン」支援とご指定ください。*ご寄付の使途指定をいただいた場合、該当の緊急支援活動に優先的に宛てられますが、
指定されたご支援の総額が援助活動の予算を上回る場合は、他の緊急援助に充てられます。

posted by 風の人 at 08:12 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年05月13日

「宇宙基本法案」の「2時間審議」はもう見たくない

各理事・委員にFAXを送付しました。有権者の皆さんには、重大な対立点で違いのない二大政党制の問題を、真剣に考えてほしい。


「宇宙基本法案」の「2時間審議」はもう見たくない


野党国会議員の皆様

軍事衛星に防衛目的、侵略目的の区別はつきません。日本の国是に関わる法案の「2時間審議」などもってのほかです。

野党は断固反対を貫くべきです。

太田光征

9条は世界史の本流:9条世界会議(初日全体会議)の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198




【転載】
杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。しぶとく抵抗あるのみです。ぜひご協力ください。意志を形にすれば力になります。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

☆「再考の府」=参議院は
  天空の軍需利権法=「宇宙基本法案」を白紙に戻せ!

  <民主党は「宇宙における九条改憲」に手を貸すな!>

 日本の宇宙政策を大転換させる「宇宙基本法案」は5月9日にわずか2時間の質疑で採決されてしまいました。軍事利用の歯止めについては、法案提案者である河村建夫(自民)、細野豪志(民主)両議員からは明確な答弁は一切なされませんでした。そればかりか、従来の「非軍事」原則を明らかに転換させるにも関わらず、「宇宙の平和利用の国会決議(1969年)を無効にするものでも否定するものでもない」との事実に反する虚偽答弁が平然と繰り返されました。立法府としての最低限の説明責任さえ放棄したまま、歴史を画する悪法の採決が強行されたのです。

 三党合意案作成を主導した一人である民主党の藤末健三参院議員は、9日の自身のブログで、「宇宙の平和利用原則はきちんと保持され、専守防衛など日本国憲法にのっとり宇宙政策を進めることが明確になりました。なんとかマスコミの誤解を解きたいと思っています」とコメントしています。歯止めなき質的転換を「変わっていない」と強弁する曲解こそ正されるべきでしょう。

 本来「再考の府」「熟議の府」であるべき参議院は、衆議院の強引な手法とは明確に一線を画すべきです。法案は13日(火)午後の衆院本会議で採決され、参議院に送られようとしています。参議院内閣委員会では、15日(木)に趣旨説明を行い、20日(火)に2時間の質疑後、即採決の筋書きが描かれているようです。参院内閣委員会には共産、社民の委員は不在で、反対の可能性が高いのは糸数慶子議員(無所属)のみという状況です。

 参議院内閣委員会の理事や委員など民主党関係者に「拙速な審議でなく十分な時間を取れ!」「軍事利用の歯止めなき法案は出し直せ!」「軍需利権と宇宙の軍事利用に加担するな!」と迫ることが必要です。既に議員のところには要請が届き始めています。一通でも多くの要請を緊急に集中することの先にしか、悪法を止める可能性は開けません。歴史に禍根を残さないために、ご協力をお願いします。お知り合いにも広めてください。

 ※○は特に要請を集中してほしい人。

 <参議院内閣委員会・民主党> 

○[筆頭理事]松井孝治 (FAX)03-5512-2613 (TEL)03-3508-8613 (京都)
 [理事]芝博一    (FAX)03-5512-2230 (TEL)03-3508-8230 (三重)
○[委員]相原久美子  (FAX)03-5512-2621 (TEL)03-3508-8621 (北海道)
 [委員]石井一    (FAX)03-5512-2242 (TEL)03-3508-8242 (兵庫)
○[委員]神本美恵子  (FAX)03-3508-0010 (TEL)03-3508-8421 (福岡)
 [委員]工藤堅太郎  (FAX)03-5512-2405 (TEL)03-3508-8405 (岩手)
 [委員]島田智哉子  (FAX)03-5512-2718 (TEL)03-3508-8718 (埼玉)
○[委員]簗瀬進    (FAX)03-3593-8567 (TEL)03-3508-8334 (栃木)
 [委員]柳澤光美   (FAX)03-5512-2327 (TEL)03-3508-8327 (東京)

 注:簗瀬進議員は参議院民主党の国対委員長であり、護憲派の「リベラルの会」にも参加しています。審議時間など議事運営の決定に関与しています。

 <法案推進者・民主党>
○ 藤末健三[参院] (FAX)03-5512-2637  (TEL)03-3508-8637
  内藤正光[参院] (FAX)03-5512-2424  (TEL)03-3508-8424
○ 細野豪志[衆院] (FAX)03-3508-3416  (TEL)03-3508-7116

  小沢一郎     (FAX)03-3503-0096  (TEL)03-3508-7175
  菅直人      (FAX)03-3595-0090  (TEL)03-3508-7323

  民主党      (FAX)03-3595-9961

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
      kojis@agate.plala.or.jp  (TEL・FAX)03-5711-6478
     http://www.geocities.jp/nomd_campaign/

posted by 風の人 at 08:16 | Comment(0) | TrackBack(3) | 一般

2008年05月12日

大学サークル新歓活動の禁止に異議申し立てでタイホ!

杉並区立和田中の校長によるPTA廃止宣言教職員会議での「挙手」「採決」禁止通達「公園すら使うな!」のG8サミット「テロ」対策に引き続く同様の問題。

抗議声明に対する賛同の呼びかけがなされています。私も賛同しました。

太田光征

9条は世界史の本流:9条世界会議(初日全体会議)の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198


早稲田大学入学式での不当逮捕を許すな! 
http://waseda080401.web.fc2.com/

2008年4月1日、入学式周辺でのサークル新歓活動禁止反対の立て看板を、入学式会場である早大戸山キャンパス「記念会堂」周辺に掲出しようとした早稲田大学法学部四年生が、早稲田大学の職員達によって学外に排除された後で、早稲田大学学生部学生生活課職員によって私人逮捕(「建造物侵入」容疑)され、牛込警察署の警察官に引き渡されました。

(以下略)

posted by 風の人 at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

インディアンと原発「ロンゲスト ウォーク」

5月1〜10日鎌倉図書館.

9条ピースウォークの同志達に紹介された森田ゆり『聖なる魂』朝日新聞社,1989年.

砂川基地闘争を阻止する任務を受けた元空軍情報部隊のインディアン,デニス・バンクス氏が森田ゆり氏に依頼して日本語版のみを出版.

インディアンの豊かな文化と教えの中で育つも,居留区への移住と生活の貧しさ,寄宿学校での教育により文化を剥奪される.学校ではインディアンの言語,宗教,行事を禁止され,英語文化を強制させられる苦痛な訓練と虐待を強いられた.それは従順な生産的アメリカ人に育てあげる為だった.

学校を卒業し日雇いで働く中で,朝鮮戦争を美化し,国の偉大さを大宣伝する風潮に洗脳され17歳で入隊.立川基地にて基地拡張に抗議する日本山妙法寺の僧侶をフェンス越しに見る.その22年後,インディアン解放の為,米大陸5800km横断するロンゲストウォークで妙法寺の93歳の藤井日達氏と出会う.

デニスとゆりさん達が1988年8月の1ヶ月間,広島〜札幌の原発や再処理工場をピースランしたと知った.

9条世界会議でゆりさんやロンゲストウォークに参加した若人と話せた.私も1歩1歩楽しんで,1つ1つ出会いを重ね,平和な関係を広げていくぞ.

豊田義信
posted by 風の人 at 14:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

「靖国」上映情報

靖国上映情報です。
東京では五月一杯の上映が決まりました。
その他、山口、広島、京都、新潟、群馬、
沖縄での上映が決まっています。

詳しくはこちらで
http://www.yasukuni-movie.com/contents/theater.html

          川西玲子
posted by 風の人 at 10:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

「光州5.18」公開

1980年に韓国で起きた光州事件の全貌を描いた、
「光州5.18」が土曜日から上映されています。
韓国では興行的にも大成功を収めました。

最近は韓国映画も非政治化してきましたが、
やはり現代史見直しものこそ、韓国映画の真骨頂。
71年生まれのキム・ジフン監督の長編二作目です。

公式サイトはこちら
http://www.may18.jp/
                川西玲子
 
posted by 風の人 at 01:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年05月11日

川田龍平政策ユース 第1回会合

5月11日四ッ谷.

川田議員を含め15名が参加.青森や神戸,長野から集う有志.出会いに感謝.

自己紹介を兼ねた政策ゲーム.政策を言っていき1人1人賛否を投票し議論するゲーム.

鳥インフルエンザの保険適用や選挙制度,オンブズマン制度,学校週休2日,六ヶ所再処理工場,水俣チッソ社のこと,自衛隊のこと等,勉強になった.

水俣の漁民,おがた氏が語った「勝利」の理由を知った.
1,障害を持つ子が生まれ様と子どもを産み続けたこと
2,水銀に汚染されていると知りつつも魚を食べ続けたこと,
3,非暴力に徹したこと

水俣の教訓を聞き,青森の農産物や海産物,生産者の家族のことを思った.

帰り道,友人から聞いたアフリカの大飢餓の現状.
詳しくご存知の方,教えて下さい.

アフリカに思い寄せ,

豊田義信
posted by 風の人 at 22:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

「公園すら使うな!」のG8サミット「テロ」対策

杉並区立和田中の校長によるPTA廃止宣言教職員会議での「挙手」「採決」禁止通達などと同様の問題。

道路特定財源だけが対立点ではありません。この際、重大な対立点で違いのない二大政党制の問題まで、想像してもらいたい。

太田光征

9条は世界史の本流:9条世界会議(初日全体会議)の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198



◆賛同のお願い━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 G8サミット、テロ対策を理由とした監視、管理の強化に反対する
 市民団体共同声明
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇共同声明全文────────────────────

G8サミット、テロ対策を理由とした監視、管理の強化に反対する
市民団体共同声明

 誰にでも言論、思想、表現の自由は認められなくてはなりません。
 とりわけ、少数者の言論、政府に対する批判は、言論・表現の自
由の原則であり、民主主義の基本です。しかし、G8サミットを前に、
表現の自由がかつてない危機に直面しています。

 G8サミット、テロ対策の名のもと、北海道では、会場警備に自衛
隊まで動員され、監視カメラの増設や公園の使用自粛要請、サミッ
ト会場周辺への立ち入り規制、上空の飛行禁止措置のほか、公共交
通機関での警備、全国から北海道への警察官の動員など、異常とも
いえる監視、警戒態勢がひかれてきています。また、こうしたなか
で、G8サミット、テロ対策を理由に、集会やデモなど正当な市民的
な活動のために来日しようとした外国人の活動家や知識人らがすで
に入国できないケースが生じており、出入国管理の強化が現実のも
のとなっています。

 警備強化はこれにとどまりません。サミット会場である北海道や
関連する閣僚会合が開かれる首都圏、関西、新潟、青森だけでなく
全国すべての自治体で、警察ばかりでなく、学校や病院をはじめと
する行政機関や民間をも巻き込む異常ともいえる監視、警戒体制が
しかれつつあります。こうしたなかで、G8サミットに反対する意志
表示が「違法」な行為であるかのような雰囲気がつくられつつある
ます。

 G8サミットという発言力の大きい国々の首脳が集まる会合であれ
ば、賛否があって当然のことです。しかし、サミットをめぐって、
賛成や賛美の言論やイベントなどが認められる一方で、これに反対
する言論や表現が警察力も動員して規制・抑圧されるのは、言論、
表現の自由と民主主義、人権を保障する国家のなすべきこととはい
えません。

 米国の9・11テロ事件以来この6年間、「テロの脅威」を理由とす
れば、何をしても許されるかのように、監視・管理の体制が強めら
れてきました。しかし、日本でいつ「テロ」事件がおきたのでしょ
うか。一度もおきていません。その気配さえありませんでした。む
しろ、正当な政治活動や市民たちの異議申し立ての活動をあたかも
「テロリスト」であるかのように宣伝し、その市民的自由を抑圧す
る口実に「テロの脅威」を利用してきたのではないでしょうか。

 私たちは、G8サミット、テロ対策を理由として、言論・集会など
の表現の自由が規制され、監視・管理の体制が強化されようとして
いることに強く抗議するとともに、政府に対して、憲法の保障する
言論、集会などの表現の自由にかかわる市民の権利を侵害しないよ
う強く要求するものです。

◇呼びかけ団体
 一矢の会/盗聴法に反対する市民連絡会/ネットワーク反監視プ
 ロジェクト/反住基ネット連絡会/プライバシーアクション

◇賛同の申し込み方法
 以下の書式を使い郵送・Fax・電子メールでお申し込みください

◇市民団体構想声明賛同申し込み書式─────────────

 G8サミット、テロ対策を理由とした監視、管理の強化に反対する
 市民団体共同声明に賛同します

 ◇団体名 :_______________________
 ◇ご連絡先(住所・電話・Fax・メールアドレスのいずれか)
      :_______________________
      *電話かFAXの場合、どちらかに○をして下さい
         電話  FAX
 ○団体名以外は公表いたしません。いただいたご連絡先は、この
  賛同についての連絡のみに使用します。

 ◇賛同締め切り
  第1次:2008年5月31日
  第2次:2008年6月20日

 ◇集約先
  郵便の場合:
   〒169-0051新宿区西早稲田1-9-19-207
   日本消費者連盟G8監視共同声明係
  Fax.の場合:
   Fax. 03-5155-4767
   (同上)
  電子メールの場合:
   info1@anti-tochoho.org
   (盗聴法に反対する市民連絡会)
  *上記書式以外で賛同をお送りいただく場合、必ず
     声明の名称と賛同の旨をご明記下さい。

posted by 風の人 at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

9条世界会議に行ってきました

野村修身です。
9条世界会議に参加した感想を一言で示せば、日本のような全体主義がはびこりやすいイメージが力を得ている国家の中で、言論の自由を確保し民主主義を維持して行くには、日本国憲法第九条を改変することなく、どんどん拡張していかなけらばならないと思います。あの広い会場に入りきれない人が、全世界から詰めかけたことは、私のこの感覚が間違っていないことを多くの人が証明して下さったと、意を強くしているところです。
私が主に出席したのは、劣化ウラン廃絶に関連するセクションです。多くの国家で権力を握っている人たちは、人類の未来よりも自己の現在利益を優先していると思える施策を推進しおり、劣化ウラン問題の根本となる原子力利用に、最もよく表れていると思います。人類の未来に思いをはせることは、現在の自分の生活を豊かにすることです。短絡的近視眼的な視野を打破して行動することを、肝に銘じた9条国際会議でした。
posted by 風の人 at 05:53 | Comment(0) | TrackBack(8) | 一般

2008年05月10日

夕凪の街 桜の国in鎌倉

5月3日憲法記念日.

鎌倉市と市民の実行委員会主催『夕凪の街 桜の国』上映会.

鎌倉市平和都市宣言50周年記念事業で,『ヒロシマ ナガサキ』と併せての上映.

夕凪の街は原爆投下後13年後の1958年の設定.桜の国は2007年の設定.

被爆して父と妹を亡くしたことを忘れられない27歳の女性.好きな人にプロポーズされても原爆のトラウマを常に背負う.

原爆を投下した側に「死ねば良いと思われ」た精神的な苦しみ.被爆13年後に内蔵の破片を吐く白血病の発症.孫の結婚にも響く原爆の被害.

「原爆は落ちたのではなく落とされたんだ」と言って恋人の膝の上で死んでいく悲しみ.3世代に続く家族の無念さ.

核兵器にもなる放射能のことを思った.米軍がばらまく劣化ウラン弾.原料は日本の原発のゴミ.遺伝子に傷をつける放射性物質を流し続けている再処理工場.

汚染無い暮らしを切に願い.

豊田義信
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2008年もやってくる「平和のためのコンサート」

                     櫻井 智志

 ノーモア・ヒロシマコンサートを主催し、核時代における人類生存の哲学を探究した芝田進午さん。芝田さんが胆管ガンで志なかばでご逝去されてからも、この平和のためのコンサートは、夫人の芝田貞子さんを中心とするコンサート実行委員会によってずっと絶えることなく続いてきた。

 今年も六月十四日(土)午後二時開演で、東京都新宿区の牛込箪笥区民ホールにおいて開催される。第一部と第二部に分かれ、一部はコンサート、二部は作家の梁石日(ヤン・ソギル)さんの講演。

 第一部では、声楽家でもある芝田貞子さんもメンバーのアンサンブル・ローゼによる童謡やサウンド・オブ・ミュージックの重唱。信田恭子さんのヴァイオリン独奏。島筒英夫さんによるピアノと語りの二重奏。島筒さんご自身の作曲で、「ちいちゃんのかげおくり」「かさじぞう」。最後は会場全員によるシングアウトで「翼をください」。

 第二部では、週刊金曜日でも小説を連載中の梁石日さんが、「在日コリアンの現在」を講演なさる。梁さんは、1936年に大阪府で生まれた。『血と骨』で第11 回山本周五郎賞を受賞、百万部突破のベス
トセラーとなった。他に『夜を賭けて』『Z』『断層海流』『族譜の果て』『子宮の中の子守歌』『闇の子供たち』など。近著に『カオス』がある。

 一時半会場、二時開演。会場の牛込箪笥(たんす)区民ホールは、都営地下鉄大江戸線で牛込神楽坂駅A1出口徒歩0分。東京メトロ東西線なら神楽坂駅2番出口徒歩10分。全席自由で2200円。主催は、「平和のためのコンサート実行委員会」。後援は、アンサンブルローゼ、ノーモア・ヒロシマ・コンサート、ストップ・ザ・バイオハザード国立感染研究所の安全性を考える会、新井秀雄さんを支える会、バイオハザード予防市民センター。
チケットなどのお問い合わせは、TEL/FAX 03−3209−9666芝田様方。
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教職員会議で「挙手」「採決」禁止の珍妙通達

和田中PTA廃止問題:杉並からPTAアピール賛同のお願いで問題とされているのとまったく同じ、校長トップダウン独裁のための通達です。民主主義もなにもあったものではない。杉並PTAアピール同様、下記アピールにも賛同しました。

太田光征

9条は世界史の本流:9条世界会議(初日全体会議)の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198


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自由の風MN 08.5.9■号外■
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【転送歓迎】

★三鷹高校の土肥信雄校長にはエールを、都教委には抗議を送ります!★
                    
みなさまへ

三鷹高校の土肥信雄校長が、都教都教委が出した「職員会議において『挙手』『採決』等の方法を用いて職員の意向を確認するような運営は不適切であり、行わないこと」と都教委が通知したことについて、「教職員が『何を言っても意味がない』と思うようになり、活発な議論がされなくなった。教員の意見が反映しにくくなった」と主張し、通知撤回を訴えていることが、報道で明らかにされました。

毎日新聞:5月2日付け
http://mainichi.jp/select/today/news/20080502k0000m040151000c.html

5月2日に放送されたニュース23の「物言えぬ人々」のなかでも、土肥校長はそのことを述べておられます。

私たちは、この土肥校長を支持するとともに、都教委の職員会議での「挙手」「採決」禁止などの通達の撤回を求めます。

以下のような緊急アピールを土肥校長および、都教委に宛て出したいと思います。賛同人を募集しています!

以下の専用署名フォームから賛同いただける方は署名をお願いします。多くのお名前を添えて、都教委と土肥校長に届けたいと思います。

★専用署名フォーム★
http://form1.fc2.com/form/?id=302321
↑こちらから直接署名できます。

★締め切り:5月14日〈水〉★

呼びかけ:自由の風ネットワーク
自由の風web
http://comcom.jca.apc.org/freedom/
★近日中にサイトからもアピール確認いただける予定です。
 しばらくお待ちください。

――――――――――――――――
                               
2008年5月9日
 
「教育者としての信念を貫かれる校長先生に敬意を表し、
   都の理不尽な通知に反対する市民と保護者のアピール」


2006年4月に都教委が「職員会議において『挙手』『採決』等の方法を用いて職員の意向を確認するような運営は不適切であり、行わないこと」を都立学校に通知したとき、私たちは本当に驚きました。教育現場で日々子どもたちに接している教職員の意見を聞く場がないようなところで、子どもたちを大切にする教育ができるわけがないからです。

この通達は、「校長は管理者であって教育者である必要はない」という都(知事)の意向を色濃く反映したものであり、教育を上意下達の場にし、子供たちにも上から言われたことに疑問を持つことを許さない、または疑問を持っても口に出すことを許さない学校を作るためのものであるとしか考えられません。

しかし、学校現場では、都教委の言うことに異を唱えれば、校長先生をはじめ、教職員は身分や経済的保障をも奪われかねないような事態が2003年頃から発生しています。教員が、現在の都教委の方針が正しいと思っていなくても、それを意思表示できない状況であることはだれの目からも明らかであり、どんなにばかげた通達であっても従わざるを得ないという、まさに都の目指している方向に事態は進んでいるのだと、私たちは半ばあきらめの気持ちで都立学校を見つめてきました。

こんな学校では、子どもたちは自分で考えて行動することも、まわりの友人たちと共に考えて行動することもできなくなる、こんな教育が続くのならば東京の子どもたちの未来はどうなるのだろうと暗澹たる気持にもなりました。

ところが、そんな状況のなかで、きちんと声を上げている校長先生がいらっしゃることを知り、私たちは本当に嬉しく、感動しました。そして、東京の教育も良識を取り戻す可能性がなくなったわけではないことに、またこのように「教育者」として深い見識をそなえた校長先生が都立学校に存在しておられることに、私たちは救われる思いです。

校長先生や教職員がきわめてまっとうな意見を述べることに対し、都教委は「事情聴取」や「処分」といった圧力を加え続けていることを私たちは知っています。こんな「恐怖政治」とでもいえるような教育行政は今すぐやめてほしいと心から願っています。また、間違った通達はすぐに撤回し、教育の場が真に子どもたちのためにある本来の姿に戻してほしいと強く願っています。

声を上げてくださった校長先生に心から敬意を表するするとともに、わたしたち保護者や市民も都教委の横暴に対し、きちんと声を上げ続けていく決意です。

【※以下、提出時には、賛同人署名一覧を添付します。 】

====================================================
自由の風MN jiyuno-kaze@@jcom.home.ne.jp
学校に自由の風をHP http://comcom.jca.apc.org/freedom/
====================================================
※送信の時は@マークをひとつはずしてください。

タグ:教職員会議
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2008年05月09日

「宇宙基本法」の「2時間審議」に反対する

各委員にFAXを送付しました。


「宇宙基本法」の「2時間審議」に反対します

軍事衛星に防衛目的、侵略目的の区別はつきません。日本の国是に関わる法案の「2時間審議」などもってのほかです。

野党は断固反対を貫くべきです。

太田光征

9条は世界史の本流:9条世界会議(初日全体会議)の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=198



【転載】
杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。遅い時間の呼びかけとなりすみません。[転送・転載歓迎/重複失礼]

【天空の軍需利権法=宇宙基本法案の衆議院採決の強行を許さない!】

大変悲しいことですが、「宇宙基本法案」の衆議院内閣委員会での審議と採決が本日5月9日(金)に強行されようとしています。午前10時15分から約2時間の質疑後すぐに採決となります(12時から20分間、法案に反対してきた共産党の吉井英勝議員が最後の質問者として登場します)。憲法9条に基づく平和主義の「国是」の一つとして曲がりなりにも維持されてきた「宇宙の平和利用原則」を崩壊させる恐れの高い法案を、たかが2時間の審議で採決すること自体、言語道断と言うべきです。本来であれば、参考人質疑などを開き、十分な時間をかけて慎重に審議すべきところです。こうした軽率な国会運営を主導して恥じない自民、公明、民主の各党に強く抗議するものです。

民主党関係者は「日本国憲法の平和主義の理念」との文言を三党共同提案に入れさせたことをもって、軍事利用の懸念は当たらないとしていますが、もともと自民、公明間で妥協を図る際に入れられた言葉に過ぎません。法案には「宇宙開発利用は…国際社会の平和及び安全の確保並びに我が国の安全保障に資するよう行われなければならない」との文言が明記されており、「非軍事」の原則がないがしろにされていることは明らかです。

民主党に対しては、防衛省が宇宙政策を管轄することを排除できるのか、偵察衛星の高性能化に踏み込むことはないのか、軍事専用通信衛星の保有に道を開くことはないのか、早期警戒軍事衛星の開発は禁じるのか、など具体的な問いかけを突きつけなければなりません。軍事利用を封じることが具体的に担保されない限り、民主党は「国防族や軍需産業に手を貸し、歴史に汚点を残した」との非難を免れることはできないでしょう。合意案作成に「奔走」した民主党の若手議員(藤末健三、細野豪志、内藤正光ら)が「護憲」や「リベラル」を自任する者たちだったことも見過ごせません。誤った「フロンティア」精神ほど危険なものはないことは歴史が証明しています。

もうほとんど時間はありませんが、改めて民主党の内閣委員に反対要請・抗議のFAXを送ることを呼びかけます。悪法成立に加担する責任を自覚してもらうためにも意志を伝えることが重要だと思います(採決が終了してしまってからでも構いません)。

 <衆議院内閣委員会・民主党> 

 [理事]泉健太   (FAX)03-3508-3805 (TEL)03-3508-7005
 [理事]大畠章宏  (FAX)03-3502-5953 (TEL)03-3508-7231
 [委員]楠田大蔵  (FAX)03-3508-3511 (TEL)03-3508-7241
 [委員]西村智奈美 (FAX)03-3508-3884 (TEL)03-3508-7404
 [委員]馬淵澄夫 (FAX)03-3506-3572 (TEL)03-3508-7137
 [委員]市村浩一郎 (FAX)03-3508-3502 (TEL)03-3508-7292
 [委員]吉良州司 (FAX)03-3508-3364 (TEL)03-3508-7484
 [委員]佐々木隆博 (FAX)03-3508-3765 (TEL)03-3508-7075

  藤末健三  (FAX)03-5512-2637  (TEL)03-3508-8637
  細野豪志  (FAX)03-3508-3416 (TEL)03-3508-7116
  内藤正光  (FAX)03-5512-2424  (TEL)03-3508-8424
  野田佳彦  (FAX)03-3508-3441 (TEL)03-3508-7141

  小沢一郎 (FAX)03-3503-0096  (TEL)03-3508-7175

  民主党  (FAX)03-3595-9961

法案は本会議通過後に参議院に送付されることになります。まだまだ諦めるわけにはいきません。引き続き反対の呼びかけを継続します。

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
kojis@agate.plala.or.jp (TEL・FAX)03-5711-6478
http://www.geocities.jp/nomd_campaign/


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2008年05月06日

6/29 増田都子先生の授業案内

マガジン9条 ご担当者様
ふぇみん婦人民主クラブ ご担当者様
週刊金曜日業務部「市民運動案内板」 ご担当者様
Cc:あびこ平和ネット,皆様

同報メイルにて重複失礼致します。
いつも掲載有り難うございます。

5/31の授業に引き続き、6/29の授業案内の掲載を希望いたします。

詳細を掲載したサイトのURLは、
増田都子のホームページ http://www.masudamiyako.org/home/
をご覧ください。

===6/29授業========================
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」(13)原爆記録映画『予言』と日本の敗戦 

6月29日(日)14:00〜16:30。
我孫子栄光教会(湖北駅南口徒歩4分、我孫子市湖北台81-21-1)。
中学生〜大人まで。
参加費500円、中高生無料。
申込不要。
主催、あびこ平和ネット・豊田
TEL 080・5037・0019
Email yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp ←迷惑メイル対策で@を変えてあります。

===============================

===5/31授業========================
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」(12)アジア・太平洋戦争 

5月31日(土)14:00〜16:30。
我孫子栄光教会(湖北駅南口徒歩4分、我孫子市中峠台7−1)。
中学生〜大人まで。
参加費500円、中高生無料。
申込不要。
主催、あびこ平和ネット・豊田
TEL 080・5037・0019
Email yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp ←迷惑メイル対策で@を変えてあります。

===============================

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/
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2008年05月05日

ニュース23 もの言えぬ人々

5月1日,2日鎌倉.

TBS NEWS23 憲法施行後61周年番組「もの言えぬ人々」を見た.

自衛隊情報保全隊は反戦活動家の監視リストを集めた.写真家の森泉卓氏もリストに載った.

番組の取材に対し,防衛省は「必要な範囲内において適切な情報収集をしている」とのコメント.

映画「YASUKUNI」を問題視し,国会でとりあげた自民党の稲田議員.いくつかの映画館が右翼の抗議を予測して自粛してしまう.

プリンスホテルが近隣への迷惑を理由に集会の間際になって日教組への会場貸し出しを拒む.迷惑をかけないという自主規制.

立川自衛隊派兵反対ビラの裁判は最高裁で有罪判決.不法侵入で住民の私生活に立ち入ったとかいう罪.しかし取材を受けた近隣住民は「ビラ配った位で違法はおかしい」という.

パトリオットミサイル配備反対する人々の映像.霞ヶ関自衛隊基地でのミサイル配備も,自衛隊基地側に配備賛成の右翼の人々が陣取り,基地がまもられるかたちで易々と配備された.暴行を働いた右翼の人々を取り逃がしてしまった現場担当の警官.

式典で君が代,日の丸を強制する東京都教育委員会.起立しない教員は職務命令違反処分を受ける.「自分の国を愛する感情は自然なもの.議論をする中身が良くわからない」とは主任指導主事.強制していることを強制していると感じないのだろう.

国旗国歌法案を制定した政権メンバーは強制するつもりはなかったし,都教委の処分にも疑問を示す.

都立高校で職員会議の挙手が禁止され,都教委→校長→職員の上下下達が強化された.自由度が制限された教育の場.「適当にやっていればよいという空気」になってしまうと職員.

「なかなか物を言えない世の中」と街頭インタビュ.

極端な目障りなものに対する無関心とバッシングがある,と研究者.

むのたけじ氏が語る戦前の朝日新聞社と現在の世の中の自主規制の正体.
なんとなくお互い同志で監視し合う.
できるだけ問題を起こさない.
我々の自主規制がしみじみともの言えぬ社会をつくっていく.

そういう意味で自粛しないことだ.ひとりでは無力であることを感じ発信すること.

豊田義信
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2008年05月04日

9条世界会議とUA

5月4日幕張.

満員の会場.外に溢れる参加者.河童の衣装で「ねがい」を歌ったりしてたら,同郷の友人や世界の友人,ビースウォーカー達に会えた.

●ベアテ シロタ ゴードン氏のお話●
戦後,松本大臣が民主的な憲法草案を書けなかったことを受け,2月4日10:00am,マッカーサーの命を受けたホイットニー民生局長が,20人の部下を憲法制定会議のスタッフとして極秘で任命.

社会党や共産党の草案,鈴木安蔵らの憲法草案も参考にし7日間で草案作成した.世界中の歴史的英知が入っている.

国民はGHQが草案をまとめたことを知らなかった.GHQが去った後,保守系の学者が「押し付け憲法」と喧伝した.政府には押し付けたが,国民は憲法を喜んだ.

日本の憲法は米国の憲法より優れている.他の国から良い憲法を受けたのらそれで良いじゃないですか.
●●

ナターシャ グジー氏のウクライナ民謡とバンドゥーラ演奏.

AINU REBELSの舞い.

FUNKISTと踊った.

UAの故郷,奄美大島の唄を聴いた.

「年間100人が自殺し800人が餓死している日本」「殺すことにお金を使うのではなく生かすことにお金を使うこと」雨宮かりん氏が語った.

楽しんだ.
明日も楽しみ.

豊田義信
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和田中PTA廃止問題  杉並からPTAアピール:賛同のお願い 

杉並区立和田中PTA廃止問題について、同区内公立学校PTA会長経験者16名から下記のような呼びかけが提起されています。

ご賛同いただければ幸いです。

東本高志

以下、転載。
………………………転載はじめ………………………
【転送歓迎】

みなさまへ

杉並区立和田中学が校長発表の形で、3月末PTAを廃止し、地域本部の「現役保護者部会」とするとしました。
この問題は、単に和田中だけの問題ではなく、今後杉並区内の学校、さらには全国に波及する危険もはらんでいます。

PTA会長経験者16名の呼びかけにより、以下のアピールが出されました。
(下に貼り付けます)

ご賛同いただける方は
杉並の教育を考えるみんなの会HPの
「問いあわせ」ページ http://www.sugimina.com/contact/form.html
から、「PTAアピール賛同」と明記し、送信していただくか、
直接 sugimina@jcom.home.ne.jp
にお送りください。

今後、このアピールと賛同人名簿をそえて、杉並区教育委員会へ懇談を申し込む予定です。

--------------------------------------
アピールに賛同します
賛同人氏名 :
お住まいの市区町村:
肩書: ※任意です、○○PTA会員 杉並区民など。
   
私も一言:※任意です

--------------------------------------
★賛同締め切り:第1次 5月20日★


■□■アピール■□■
□■PTA本来の役割を確認し、活性化をよびかけます■□

 先頃、区立和田中学校校長(当時)の藤原和博氏がマスコミにむけて突如「和田中PTAを同校地域本部の一部門『現役保護者部会』とする。杉中P協(杉並区立中学校PTA協議会)からは脱退し、PTA会長はおかない」と、事実上のPTA廃止を発表しました。この発表は区内だけでなく全国のPTAに衝撃を与えると同時に、多くの疑問点も指摘されています。

そこで、私たちは、PTAの意義と役割についてあらためて考えたいと思います。

【杉並のPTAが果たしてきた役割】

 杉並区立各小中学校PTA、および小・中PTA協議会は、どの子にも等しく十分な教育を保障することをめざして活動し、大きな役割を果たしてきました。過去には、高校増設、栄養士の全校配置などの成果をあげ、また、環境を守るための高速道路建設反対運動など学校内にとどまらない活動を繰り広げてきました。

 こうした活動ができたのは、PTAが学校の補助組織ではなく、会員自らが学び「人格識見の向上を図る」(杉並区教育委員会『PTAハンドブック』)自主的な社会教育団体として、発言、行動してきたからです。

 活動の中で会員自身も成長し、PTAからは、町会や商店会、あるいは消費者運動、福祉団体など市民運動の中心で活躍する多くの人材を輩出してきました。杉並区の各分野でPTA活動の経験が生きています。

【校長主導のPTA「改革」でいいのでしょうか?】 

 今回の和田中の方針には見過ごせない重大ないくつかの問題があります。

 具体的には、@学校から独立した組織であるPTAを、単なる学校の「お手伝い」組織に変え、発言の場をなくしてしまう APTAを保護者組織に改組することで、PTAのTである教員を排除し、PとTとの関係を分断する BP協からの脱退で、PTAどうしの横の連携がなくなる という点です。これらは、どれも、PTA活動の根幹を揺るがす問題です。

 そもそも、PTA廃止を校長が独断で決定したことは越権行為です。
PTA総会の議決も経ずに、校長が一方的に発表したことは、PTAの民主的運営を根底から覆すものであり認められません。

【PTAのよりいっそうの活性化をよびかけます】

 杉並区は現在、和田中地域本部をモデルとした「学校支援本部」を全区立小中学校に設置することを計画していますが、もし仮に、今後他校でも和田中に追随してPTAを支援本部のなかに組み込んでしまうなら、学校内での保護者と教員の自由で対等な発言の場はなくなり、学校は上からの一方通行となって、活力を失うでしょう。私たちはそれを恐れます。

 現在PTAには「役員のなり手がない」などいろいろな問題があることも事実ですが、他方PTAに求められる役割はますます大きくなっています。



 したがって、私たち区民は、区立小中学校PTAをもっと充実、発展させるべきであると考えますし、そのために努力したいと思います。

 同時に、杉並区教育委員会に対しては、安易に「PTA廃止」論にのらず、自主的な社会教育活動としてのPTAを尊重し、いっそう支援すること、および、PTAについての区民の理解が深まるよう努めることを要望します。


2008年4月

PTA アピールの会

よびかけ人(区内公立学校PTA会長経験者)

石崎あつ子(沓掛小・杉小P協) 糸井玲子(杉九小・東原中・杉中P協) 岡本波津子 (浜田山小) 沖野章子(向陽中) 長田恵美子(和泉中)


斉藤美恵子(杉並高定時制) 清野初美(向陽中・豊多摩高) 田端和香子(高円寺中) 都築准子(西宮中) 東本久子(久我山小) 鳥生千恵
(高井戸中) 中村平治(杉一小) 福田一美(西宮中) 松林潤子(富士見ヶ丘中) 真々田ミツエ(杉三小・高南中) 森内和子(沓掛小)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杉並の教育を考えるみんなの会
sugimina@jcom.home.ne.jp

HP http://www.sugimina.com/
ブログ http://blog.sugimina.com/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
………………………転載終わり………………………
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「人体の不思議展」青森展の中止を求める要望書への緊急署名のお願い

人権(死者の権利)と民族(中国人)差別に関わる問題であるように思います。

という次第で、「人体の不思議展」青森展の中止を求める要望書への緊急署名のお願いを転送させていただこうと思います。

ご協力いただければ幸いです。


東本高志

………………………転載はじめ………………………
(転送歓迎)

「人体の不思議展」青森展の中止を求める要望書への緊急署名のお願い

「人体の不思議展」は、実物の人間の死体を標本として一般公開している営利的展示です。展示会場には、人体をプレート状に水平にスライスしたものや、わざわざ弓を持たせてポーズをとらせているものもあります。さらには人体標本に触るコーナーまでありました。

現在、同展示に対して批判・疑問の声が各地からあがってきています。開催地のある寺院は「人体の冒涜展だ!」と門前の掲示板に大書しました。「人体の不思議展」へ疑問をもつ会では、数年前より反対活動に取り組んで参りましたが、今回全国の批判の声を大きく集めるものとして、開催予定の青森展阻止を目的に、「『人体の不思議展』青森展の中止を求める要望書」への緊急署名活動を展開することにいたしました。できるだけ多くの署名を集め、主催者である「人体の不思議展」実行委員会(東奥日報社・青森放送)に中止を求めたいと思います。市民の声を集結し、死体の商品化に歯止めをかけましょう。


以上の趣旨をご理解いただき、署名活動にご協力下さいますようお願い申し上げます。
(この展示のさまざまな問題につきましては、要望書の下を御覧ください)


「人体の不思議展」青森展の中止を求める要望書

                             「人体の不思議展」実行委員会

東奥日報社 代表取締役社長 塩越隆雄 様
青森放送   代表取締役社長 石田 稔  様


私たちは、本物の人間の死体を標本として展示興行する「人体の不思議展」に反対します。死体の商品化は、人間の尊厳を冒涜する行為です。貴実行委員会が、速やかに「人体の不思議展」を中止することを、強く要望します。

E−mail:suenaga@fmu.ac.jp
(↑趣旨に賛同される方は、住所と氏名をメールでお知らせ下さい)

[呼びかけ人および呼びかけ団体]

一戸富士雄(歴史研究者)・刈田啓史郎(東北大学元教授)・興野儀一(医師)・後藤宣代(NPO法人コモンズ理事)・川口敏郎(弁護士)・佐々木泉(愛媛県議会議員 愛媛大学白菊会会員)・末永恵子(福島県立医科大学講師)・富永智津子(宮城学院女子大学教授)・藤野美都子(福島県立医科大学教授)・村口至(医師)・山形孝夫(宗教人類学者)(あいうえお順、2008年5月1日現在)


【「人体の不思議展」の問題点】

◆死体が興味本位の見世物になっています。すべての人は、死後遺体となっても人間としての尊厳が守られなければなりません。遺体に対しては、最大限の丁重な扱いをするのが当然です。しかし、この展示は興味本位の見世物になっています。

◆インフォームド・コンセントを経た献体ではない可能性があります。仮に献体同意書が存在するとしても、果たして上記の扱いを受けることまで納得していたのか、たいへん疑わしいです。

◆ 展示されている標本は、すべて中国人のものです。仮に日本の国民が医学教育用に献体の意思を示しても、このような標本化と展示商品化をなされることは、日本の現行法「死体解剖保存法」の制約によって実質的に不可能です。

◆子どもにとって特に有害です。大人は、子どもに対して遺体を上記のごとく扱ってはいけないことを教えるべき存在でしょう。なおかつ標本とその解説は、教育的どころか、学術的にも低劣と言わざるをえない内容です。

◆ 死体が金儲けの道具になっています。展示は、一般市民から高額の入場料を徴収しており、第1回の東京展は、売上高8億円・利益1億円でした(『週刊東洋経済』2004年10月23日)。死体を商品化すると無償の行為としての献体が成り立たなくなってしまいます。

◆ 主催の新聞社・テレビ会社、後援の自治体・教育委員会・医師会などは説明責任を果たしていません。

「人体の不思議展」に疑問をもつ会はすべての主催・後援団体に公開質問状を送付しました。しかし、回答期限がきても1通の回答もありません。正当性があると考えるなら、なぜきちんと説明しないのでしょうか?

以上のように問題の大きいこの展示に対して、中央の日本医師会・日本医学会・日本看護協会等は、以前行っていた後援を取り止めました。この展示に協力することは、献体希望者の信頼を得ることと矛盾するからです。

また、「Body Worlds」と称して世界各地で開催されている同様の展示に対しても、宗教界・医学界・教育界をあげての反対活動が活溌になっています。

ドイツ病理学会は、「解剖学的標本は尊厳を以て扱わなくてはならないし、商業的なものであってはならない」と声明を出しました。国際解剖学会も非難声明を出しています。


以上のような趣旨から、私たちは「人体の不思議展」に反対し、その開催予定地・青森での展示の中止を要望します。どうか、「緊急署名」に御協力下さい。詳しい情報は、「人体の不思議展」に疑問をもつ会のWebサイトを御覧下さい。
http://sky.geocities.jp/jbpsg355/


連絡・送付先 〒960−1295 福島市光が丘1 福島県立医科大学 医学部人間科学講座(末永)
E−mail:suenaga@fmu.ac.jp

第一次集約 2008年5月20日(署名は、他県での開催も含め、「人体の不思議展」を中止するまで継続します。
したがって、いただいた署名は全国的な中止運動のために活かすことになります。)

………………………転載終わり………………………
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2008年05月03日

靖国 YASUKUNI」の上映期間について

映画「靖国 YASUKUNI」、東京では今日から
渋谷のシネアミューズで上映されますが、
8日までですからお見逃しなく。
10日からはシネカノン有楽町一丁目でレイトショーです。

                川西玲子
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2008年05月01日

増田都子先生の近現代史 第11回 「映画『我が闘争』と第二次世界大戦」報告

皆様
(Cc:宇治山宣会御中)

2008年4月26日(日)14時〜我孫子栄光教会、「映画『我が闘争』と第二次世界大戦」の報告です。
天皇の戦争責任等、学校の授業では余り聞けない史実も報告しますので、驚かれた方は、悪しからず。

この授業は、あびこ平和ネット主催、全15回のシリーズ企画、増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」11回目です。
今回は、16名の方が参加して下さいました。有り難うございます。

●授業プリントより一文
-二、天皇は世界一の大資本家であり、大地主だった
(高岩仁『戦争案内』技術と人間)

●授業は『我が闘争』映画鑑賞から。
-ヒトラーについてはWikipediaを参照→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC
この映像では、芸術大学に2度落ちてドヤ街に住み労働する中で、金髪碧眼の優生主義、反ユダヤ主義に傾倒していった過程が描かれていた。
ヒトラーは愛国心から志願兵として第一次大戦に参加し、政党に参加して除隊後、32歳でナチス党党首となり、政治テロを行う等して政治的権力と軍隊を掌握し、選挙で支持を集め、独裁体制を敷いた。

-ドイツに参戦後、ソ連と戦って欲しかった英仏両国は、ドイツに軍隊を送らなかった。

この映画には、政治的に活躍する女性が全く出てこない。
国家の暴力装置としての側面を、一人ひとりの人間がいかに規制していくか。
憲法を遵守しない政府に対して、一人ひとりの人間はどんな風に連帯できるのか。
いろいろと考えさせられた。

●配布資料、高岩仁『戦争案内』技術と人間、より●
「天皇が大量の株を保有していた企業は、ほとんど日本が行う侵略戦争に関わっている企業や戦争の結果獲得した、植民地支配関連企業です。つまり天皇は、日本が侵略戦争をして、植民地を拡大すれば着実に巨大な利益が得られる仕組みになっていました。」

●今後の予定●
第12回 5月31日(土)14時〜我孫子栄光教会(湖北駅南口)、「アジア・太平洋戦争」
特別授業5月10日(土)10:20天王台駅北口階下集合、13:30解散、「柏戦跡めぐり」

12回目では、やっと生物学者にして反戦議員、山本宣治が登場します。
彼は第一回普通選挙で無産政党から選出され、治安維持法に反対し、右翼に暗殺されます。
Wikipedia→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%AE%A3%E6%B2%BB
宇治山宣会ご覧下さい→http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yamashiro/yamasen/

授業では、彼の生涯を描いた映画「武器なき斗い」(山本薩夫監督)がみられるはず!
皆様ぜひ、いらして下さい。

皆さんのうちに平和がありますように、

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/
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2008年04月28日

衆院山口2区補選は全野党の勝利

衆院山口2区補選は民主党の平岡秀夫氏の勝利となりました。しかし私は、今回の勝利が、民主党単独の勝利ではなく、全野党とその支持者全員の勝利であることを強調したいと思います。共産・社民・国民新・新党日本の支持者すべてが手放しで平岡氏を支持したわけではないだろうことに留意してほしい。

今回の投票パターンは、通常選挙でも同じでしょう。1人区ゆえ、不本意でも「勝てる候補」に投票せざるを得ない有権者が多数いることに、民主党とその支持者は気を配っていただきたいと思います。

来る総選挙の比例区は、はっきり言わせていただくが、民主党以外の政党に投票してもらいたい。1人区で、本来投票したい政党候補に投票できなかった有権者の票が民主党候補に流れる。これを、比例区でお返しする。民主党支持者には、これくらいの義理を感じてもらいたいものです。

民意を切り捨てる小選挙区制の弊害を有権者自身の投票行動でただす“選挙制度修正投票”としての“野党住み分けバーター投票”――これが、護憲派・野党勝利のカギ。民主党が小選挙区制の支持を撤回し、その廃止に向けて野党が結束し、次期総選挙で勝利すれば、こんなお願いは総選挙前だけで済むのですが・・・。






<br />Flashアニメが表示されていない場合、こちらでAdobe Flash Playerをダウンロードする必要があります。<br /><a href="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" target="_blank"><img src="http://kaze.fm/get_flash_player.gif" border="0" alt="Adobe Flash Playerをダウンロードする"></a><br />


転載歓迎!お持ち帰り・貼り付け方法
http://otasa.net/


さて、案の定、今回は、後期高齢者医療制度や揮発油税(ガソリン税)の暫定税率復活などが「争点」とされ、米軍基地問題はどこかに吹き飛んでしまったようです。当然の争点だから改めて訴えるまでもない、という面もあるかもしれないが、当選可能性を考慮した争点設定を誘導しやすい小選挙区制の特性が、民主党のどっちつかずの方針と相まって、働いたと考えられます。

二大政党制も極端な争点の切り捨て、政策幅の縮小をもたらします。軍需産業の献金攻勢でに首根っこをつかまれて戦争政策から抜け出せないでいるのが、アメリカの二大政党制。こうなるともう蟻地獄で、なかなか足を洗えない。壮大な金権選挙が続いている。

参院では1983年に全国比例区が設けられて以来、86年、89年、92年と野党は比例区で過半数を制しました。比例代表制だけなら野党連合政権が可能であると実証されたのです。それにもかかわらず1994年に衆院に導入されたのが、小選挙区比例代表並立制。小選挙区制は政権交代をもたらす制度というより、野党を分断させ、野党支持者の民意を切り捨て、自民党政権を延命させる制度です。

比例代表制を基本とした選挙制度なら、各党が本来主張したい政策を堂々と主張して当選できる。この制度で無理なく野党支持者の民意は反映され、野党連合政権も実現するのです。

米軍基地問題という争点の切り捨てから、小選挙区制、二大政党制の危険性に気付いていただきたい。米英日豪――イラク戦争を起こしたのも小選挙区制の国なら、積極的に支援したのも小選挙区制の国。

太田光征
http://otasa.net/
中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164
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2008年04月26日

陸上自衛隊久居駐屯地が4月26日午後、街中で軍事行進の予定

自衛隊が暴走を続けています。抗議の意思表示をお願いします。

【転載】

明日、明日15時から16時、三重県の県都・津市の目抜き通りを自衛隊が大行進する、といいます。約300人の隊員が、迷彩服姿で、自動小銃を肩から斜めにかけて、音楽隊と指揮通信車が先導し、後続としては軽装甲機動車や全長約7mの大型大砲が続く、といいます。
通常は自衛隊敷地内で実施している観閲を市内で実施する・・・・ということですが。いよいよ、軍隊が本性を顕しました。

なお、この部隊は、旧陸軍司令部時代の33連隊という南京虐殺にも七三一にも深いかかわりのある現久居駐屯地です。

「軍隊がでかい面して民滅ぶ」の感です。

どなたもお忙しいことと思いますが至急抗議FAXをお願いします

FAX 059−255−3133

宛名は、陸上自衛隊久居駐屯地
        司令・甲斐芳樹   あて。

民主党三重県総支部連合会御中

陸上自衛隊久居駐屯地による軍事行進について

政権交代に向けた日々のご活動に敬意を表します。久居駐屯地が本日、軍事行進を街中で行う予定であるという情報はすでにご存知かもしれません。許しがたいことです。野党第一党の民主党としても、断固抗議されるよう、要望いたします。
ご参考までに、久居駐屯地にあてた行進の中止要求書を転載しておきます。

太田光征
http://otasa.net/

陸上自衛隊久居駐屯地司令 甲斐芳樹殿

久居駐屯地創設100周年記念行事として、大砲・装甲機動車を伴う、自動小銃を携行した自衛隊員による津市中での行進を本日行うという知らせを聞き、驚いております。
あたかも4.17名古屋高裁による自衛隊イラク派兵違憲判決に対抗するかのごとき、「そんなの関係ねぇ」発言に続けとばかりの行事です。
音楽隊による演奏会などの娯楽行事も含め、「防衛」にすらなんら貢献しない当該行進は、日々の生活に呻吟する国民にとって、憤りの対象でしかありません。
当該行進を含む100周年記念行事は中止されるよう、要求します。
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2008年04月25日

自衛隊の広報活動

毎週木曜日の夜10時からTBSで、
「ひみつのアラシちゃん」という番組をやっています。
様々な職業の裏話を紹介するものですが、
これによく自衛隊が出てきます。

昨日も「勤務中は傘をささない」
「土木工事を安く請け負ってくれる」
「マタニティの制服がある「女性も多い」」などと紹介され、
隊員が親しみやすい笑顔で応対していました。

ミュージシャン福山雅治のお兄さんも自衛隊員という、
どう見ても宣伝と思われるような紹介もあり、
スタジオのタレントたちが「へぇ〜」と驚く場面も。

アイドルグループ嵐のファンで毎回観ている次女も、
「年中自衛隊が出てくるのは変だ」と言っています。
広報部から働きかけがあったのか、双方の思惑が合致したのか。

私は昨日、苦情のメールを送りました。
「とかく議論があるのですから、扱いは慎重に」と。
ちょっとやり過ぎだと思います。

                   川西玲子

 
 
posted by 風の人 at 23:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

ピースウォークin鎌倉

4月25日鎌倉.

広島→千葉を3ヶ月近く歩くピースウォーカー達.龍口寺にて感謝を込め迎えた.今日は大阪から背高女のひなやんもわざわざ来てくれた.

"空飛ぶブッタ"の著者,正木高志さんと海岸を歩きながら10年後の地球について話した.

"地球は1つになる.私達が9条を選ぶことが始まり.武器を置いて1つになる."

ピースメーカーが説き武器を大木の下に埋め1つになったイロコイ連邦の歴史を思いだした.

湘南中から集まった200人のパレード.地元のジャンベ隊.盛り上がって踊る.

雪ノ下カトリック教会での集会."Foundation Movement"ラップ,Iraq Veterans Against WarのAshの戦闘体験スピーチ,山田和尚のディジリドゥ.和尚はインディアンのLongest Walkにも参加したそうな.

9条ピースウォーク明日は逗子,横須賀.明後日は横浜.私は明日増田都子先生の近現代史講座で学びに我孫子へ.

豊田義信
posted by 風の人 at 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

北京オリンピック聖火リレーについての善光寺の判断

善光寺が北京オリンピック聖火リレーの出発点になることを辞退しました。私は3月19日に中国大使館と米国大使館にFAXで送った両国の人権政策に対する抗議文の中でも、某フランス閣僚によるオリンピック開催式不参加の呼びかけがナンセンスであることを、あえて付記しようかと思ったくらい、中国当局によるチベット人弾圧に抗議する手段として、オリンピックを利用するべきではないと考えています。

4月24日付け朝日新聞の文化面に、この問題を扱った記事が載っていました。善光寺内部で苦労しながら議論をして得た結論が、辞退ということのようです。

私の対案はこうです。聖火リレーは予定通り行う。ただし、善光寺境内などで、同時に、チベット人弾圧抗議集会を持つ。これでよいのではないでしょうか。

オリンピックを反ナショナリズム運動の対象にしたい人もいるでしょうが、下手なアクションは、かえってナショナリズムの燃料になるだけ。反ナショナリズム運動をするなら、高度に戦術的な、長期にわたる取り組みを覚悟した計画が必要でしょう。単純な意思表明で“退治”できる代物ではありません。

チベット人弾圧問題も、ナショナリズムの克服も、コミュニケーションの拒否ではなく、それを拡大する中で解決を図ったほうがよい。それから、自国が、より人権国家になる努力をすることで、他国も追随せざるを得ない状況に追い込むこと。これを主体的力量の発動という。

拷問、侵略を繰り返している米国と、それに追随している日本が「人権」を口にしてもねぇ。お茶の間で「加害者」「弁護団」を糾弾するテレビ番組を見て喝采するだけではなく。

参考:
グアンタナモ・911被疑者を特別軍事法廷で裁くことは許されない
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/89032338.html
対テロ戦争体制を完成させる2006特別軍事法廷法
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/89029754.html

太田光征
posted by 風の人 at 08:57 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」 特異な事件に刻まれた時代の刻印

今日、丸の内でテロ対策の訓練が行なわれたようですが、
こういうことをしなくてはならなくなったらおしまいですね。

で、映画ブログを更新しました。
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
特異な事件に刻まれた時代の刻印
http://kzeroko.seesaa.net/article/94567161.html

               川西玲子
 
posted by 風の人 at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年04月24日

ピースウォークinふじさわ

4月24日藤沢.

広島から歩いて来た9人と途中参加の十数人.アースデイで会った"Foundation Movement"のパフォーマンスに駅前広場で踊った.
http://www.foundationmovement.com/

藤沢カトリック教会での交流会.ボストンから来た"F〜 M〜"の1人,EROCイロックは私と同い歳.故郷プエルトリコの歴史と平和を語った."I think article 9 is powerful".

世界中から集まったピースウォーカー.イラク帰還兵やサーフライダー,六ヶ所仲間,日本山妙法寺の上人達.六ヶ所9条ピースウォークも東北から千葉を目指している.明日は鎌倉.

豊田義信
posted by 風の人 at 21:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年04月23日

エコサーファー,PeaceWalker,イマジン9

4月20日辻堂→代々木公園→鎌倉.

朝,辻堂の麦波朝市へ.湘南海岸を歩いてく.麦波ベーカリーにて,毎朝ビーチクリーンをしている地元の人々に会った.

そこでもらった季刊紙,エコサーファー最新号を読んで原爆後の広島にお好み焼きのルーツがあったことを知った.

アースデイでは9ティーシャツを着ている2人に声をかけ自己紹介し合うと,何と広島→千葉を歩いている9条Peace Walkerだった.4月20日は休息日だから2人してアースデイに来たという.

この2人オプティマスとイラクはヒップホップして世界を回っている.イラクは腕に"平和"と刺青をしていて,オプティマスはピースサインで"ヘーワ"と言って去って行った.

24日藤沢,25日鎌倉での彼等のヒップホップパフォーマンスが楽しみ.鎌倉は25日10:30龍口寺で彼等を迎え,10:45発.午後のパレードは14:20鎌倉駅西口集合.
20日満月の夕にソンベカフェでのライブ.会場の皆で "imagin"を熱唱.
カフェオーナー宇治香さんが憲法9条の意義と鎌倉での9条ピースウォークについてアピール.

9条は以下3点に要約できるとのこと.

1,戦争ホーキする,
2,武力を行使しない,
3,軍隊は持たない

宇治さんかっこよか.

豊田義信
posted by 風の人 at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

2008年04月22日

韓国の徴兵制と平和

韓国の徴兵制問題を考えるグループPANDAは、
留学生を中心に、日本人も参加している若者グループです。
今度HPも出来ました。

26日(日)には、兵役拒否経験者を韓国から呼んで、
生の声を聴きます。
ドキュメンタリーの上映もあります。
詳しくはこちらで↓

PANDA 徴兵制と平和を考える
http://www.panda-panda-panda.com/index.html

             川西玲子
posted by 風の人 at 14:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年04月20日

アースデイとビーガンカフェ

4月19日代々木公園.

楽しみにしていたアースデイ.小雨に降られながら今日もまた,たくさんの友人に出会えた.

お皿洗いボランティアをしていた中学の同級生.ももんが友達ネットの4人や東京平和映画祭,平和への結集を目指す市民の風,平和省基金の仲間,なまけものクラブの人達.柏や松戸の仲間.

日々の生活で選んできた一つ一つが出会いの偶然をもたらす様に感じた.

フィリピンの民族の手仕事によるホウキを買って,担いでいたら"戦争ホーキ,戦争ホーキ"と繰り返す嬉しい人や,映画"アボン"の監督にも出会った.映画"ツバル"に出ていた遠藤さんとも話せた.

帰り道,渋谷のマクロビオティックレストラン,ビーガンカフェにて夕食.動物実験に一貫して反対してきたカフェ.

動物の命を大事にすることは人間の命を大切にすることにつながる.一つの命を大切にすることは地球を大切にすること.

豊田義信
posted by 風の人 at 12:28 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

小豆島町の内海ダム(予定)の地権者の土地が強制的に収用されようとしています

香川県小豆島町の内海(うちのみ)ダム再開発事業で、事業主体の香川県と小豆島町が土地収用法に基づく事業認定を国土交通大臣に申請し、小豆島の名勝「寒霞渓」を含む内海ダム反対「寒霞渓トラスト」用地を強制的に収用しようとする緊急の事態が発生しています。

環瀬戸内海会議事務局長の松本宣崇さんの報告(訴え)によれば、

1.小豆島の名勝「寒霞渓を守れ」と立木トラストを実施してきた内海(うちのみ)ダム反対「寒霞渓トラスト」用地に対して、香川県は4月3日付で強制収用事業認可申請の公告を出した。

2.しかし、上記の公告縦覧の事実を立木トラスト等の地権者が知りえたのは、地権者の代理人弁護士へ4月15日になって連絡があってから。そもそも2週間(これは最低の表示、法はそれ以上と規定)の縦覧期間にもかかわらず、地権者も、その代理人も知りえたのが縦覧期間最終日わずか3日前。地権者の抵抗権・代理人の弁護権など行使できる時間的余裕も許さない、ただ「法にのっとった手続きを踏んだ」といわんばかりのの強行です。

3.たしかに香川県は土地収用法の規定に則って縦覧期間の2週間前の4月3日付で強制収用事業認可申請の公告を出してはいる。が、その公告たるや掲示板に紙切れ一枚を掲示しただけ。地権者等関係者に告げることもなく、ホームページにも何ら記載もない。土地収用申請については議員に知らせることになっていたが、その約束も反故にしている。また、当然のようにマスコミにもその事実を告知していない。掲示板の公告を見逃したのは地権者側もうかつではあった。が、県側のやりくちは年度替り直後を狙ったあまりに姑息な手段といわなければならない。

4.それでも緊急に「公聴会開催」の申し入れ要請をみなさんにお願いし、15〜16日のわずか2日間で小豆島島内だけで140名余りの「公聴会開催請求書」が集まった。

5.私たちは、17日に国交省四国地方整備局に公聴会開催の申し入れを行い、香川県庁には意見書と抗議書を提出した。この事態にあって、香川県用地対策課は、土地収用法第25条に基づく企業者(この場合は香川県)への意見書の提出の縦覧期日は当初4月18日までとなっていたが、同意見書の受付期間を28日まで延長することを表明した。

という事実経過のようです。

みなさん。小豆島の住民をはじめとする「寒霞渓立ち木トラスト」の地権者たちは、香川県に内海ダム再開発事業(土地収用)に関する意見書の受付期間を28日まで延長させました。土地収用法の規定いかんに関わらず、私たちが事業主体の香川県に対して同ダム再開発事業について意見を述べるのは自由です。もちろん書式も自由です。

あなたの思いを《28日までに》香川県・真鍋武紀知事宛に送っていただけないでしょうか? それが小豆島の名勝「寒霞渓」を守る力となります。世界にまれな、いびつな内海ダム計画を止めるための力となります。みなさまの「内海ダムNO!」「内海ダム計画、ちょっと待って」のご意見を下記に集中していただければ幸いに思います。

意見書提出あて先は以下のとおりです。

郵送の場合:
760-8570 香川県高松市番町4-1-10 香川県庁 真鍋武紀知事あて

知事へのメール:chijimail@pref.kagawa.lg.jp

また、ご意見を提出された場合、以下までご一報いただければ幸いです。

環瀬戸内海会議事務局 松本宣崇さん
700-0973 岡山市下中野318-114
TEL・FAX 086-243-2927
e-mail : nmatchan@ms8.megaegg.ne.jp

以下、(1)小豆島町内海ダム再開発事業新聞関連記事2通と(2)ルポライターまさのあつこさんと愛媛県議会議員で環瀬戸内海会議代表の阿部悦子さんの「内海ダム」関連記事各1通、(3)4月17日付で寒霞渓の自然を守る連合会などが香川県知事宛に提出した意見書を付記しておきます。ご参照ください。

(1)小豆島町内海ダム再開発事業新聞関連記事2通
………………………………………………
【新聞記事につき転載禁止】
■小豆島・内海ダム再開発 強制収用視野に手続き  反対派用地 県が事業認定申請(山陽新聞 2008/04/17)

 香川県小豆島町の内海(うちのみ)ダム再開発事業で、事業主体の香川県と小豆島町が土地収用法に基づく事業認定を国土交通大臣に申請したことが十六日、分かった。同事業をめぐっては、一部地権者らの反対で用地取得が難航。県などは強制収用も視野に手続きを進める構えで、反対派住民は「事業は不適切」との意見書を十七日、真鍋武紀知事あてに提出する。

 事業は利水・治水対策を主な目的に現在の内海ダム下流に新たなダムを建設する。一九九九年十月、県議会で県が計画概要を公表。県は二〇一一年度の完成をめざしている。

 県などは〇五年二月から用地交渉を開始。水没地やえん堤など建設用地約一五・三fのうち、約97%を取得したが、建設地が名勝・寒霞渓の南側に当たることもあり、住民の反対運動のため約3%が残っている。

 このため県と町は土地収用に向けて3月十九日に事業認定を申請。国交相の事業認定と県収用委員会の裁決を経て、用地の強制収用が可能になる。


 これに対し、反対派グループ「寒霞渓の自然を守る連合会」は「治水機能は期待できず、利水面も合理性がない。多額の費用を投じ、新たなダムを建設する必要はない」と事業の中止を主張。立ち木トラストなどの反対運動を展開している。
(以下省略)

《ズーム》 内海ダム再開発事業
別当川総合開発事業の一環として、老朽化している内海ダム(1959年完成)の下流に多目的ダムを建設する計画。総貯水量は約106万dで、現在の7・5倍。2002年度に国の補助事業に採択され、総事業費は国補助を含め約185億円の見込み。
………………………………………………

■県が意見書の受け付け延長−内海ダム再開発事業(四国新聞 2008/04/19)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20080419000115

 内海ダム再開発事業で、香川県と小豆島町が国土交通大臣に申請した事業認定について、反対派住民代表は18日、意見書の受付期間を28日まで延長すると県から連絡があったことを明らかにした。

 事業認定は、用地買収が不調に終わった場合、反対する地権者の土地を強制的に取得できるようにする手続き。意見書の提出期間は公告縦覧期間の17日までだったが、住民らは「知らせるのが遅すぎる」と抗議し、延長を求めていた。
………………………………………………

(2)まさのあつこさんと阿部悦子さんの「内海ダム」関連記事各1通

■ダム日記2 2004年11月02日 内海ダム(まさのあつこさん)
http://www.viva.ne.jp/blog/wonwonatsuko/archives/000423.html

■悦子の日々便り 2005.4.6 小豆島へ 内海ダムに反対
http://www.muse.dti.ne.jp/~hiroba/hibi0504gatsu/hibi20050406.htm

………………………………………………

(3)4月17日付で寒霞渓の自然を守る連合会などが香川県知事宛に提出した意見書 

平成20年4月17日

香川県知事 真鍋武紀 殿

    寒霞渓の自然と共に生きる会
    国立公園寒霞渓の自然と環境を考える会
    環瀬戸内海会議
    寒霞渓の自然を守る連合会

意見書

土地収用法第二十五条第一項の規定に基づき、次の通り意見を述べます。 

対象となる事業の種類及び起業者
  起業者 香川県及び小豆島町
  事業の種類
二級河川別当川水系別当川内海ダム再開発工事並びにこれに伴う県道及び町道付替工事

土地収用法第20条には「国土交通大臣又は都道府県知事は、申請に係る事業が左の各号のすべてに該当するときは、事業の認定をすることができる。」として、以下の四項を定めている。

1.事業が第3条各号の一に掲げるものに関するものであること。
2.起業者が当該事業を遂行する充分な意思と能力を有する者であること。
3.事業計画が土地の適正且つ合理的な利用に寄与するものであること。
4.土地を収用し、又は使用する公益上の必要があるものであること。

 今回、収用法適用事業認定申請のあった「二級河川別当川水系別当川内海ダム再開発工事並びにこれに伴う県道及び町道付替工事」について、起業者である香川県及び小豆島町は、当該事業を合理的かつ公益性の高い事業としている。

 しかし、本事業は以下の理由等を以ってとうてい収用法適用事業には該当しないので異議を申し立てる。

 先ず、起業者は財政再建準用団体になろうかという財政事情をかかえており、例え将来国からの交付税措置が約束されたにしろ、これ以上の起債は県民の福祉を圧迫するものであって、財政的に当該事業を遂行する十分な能力を有していない。

 また、事業計画は合理的な土地利用とはなり得ない。本事業は、3つの理由により必要であると説明されている。

 第1に、既存ダムが危険であるとの指摘である。

 危険であれば撤去すればよい。

 第2に、新たな水源開発が必要であるとの指摘である。

 平成9年策定の第3次香川県長期水需給計画から将来的に不足すると予測された部分について1000トン/日の新たな水源開発を行うとされてきたが、供給実績は平成18年度ですでに予測量を2000トン/日以上下回っている。これは予測が間違っていたのであり、水源開発の必要性がないことは明らかである。

 第3に、治水のための洪水調整が必要であるとの指摘である。

 計画の出発点となっている昭和51年災害の被害記録に示された床上、床下浸水が最も集中している草壁本町地区は、片城川と別当川両方の洪水氾濫区域であるにもかかわらず、何ら検証もなく全てを別当川の氾濫被害としていることは間違いである。

 また別当川の氾濫の主な原因が支流西条川の土石流によるものであることは既に明らかである。別当川上流に計画されている新内海ダム(以下再開発ダムという)では、下流にある支流、また隣接する河川による洪水は防げない。

 香川県は、その基本高水流量を計算するに当たって、集水域2平方qからの流入時間を30分とするとした「河川砂防技術」に示された全国一律の目安を以て流入量を検証している。しかし、「実用河川計画」には、「100_降雨時=山腹勾配1/2=34分/q」「100_降雨時=山腹勾配1/4=41分/q」と示されており、香川県の主張よりは明らかに長い時間が必要であることが示されている。また、香川大学の研究(昭和52年・小豆島災害調査研究報告)では、実際の昭和51年災害時の小豆島での水文資料から等価粗度係数を割り出しており、これらによれば、降雨が1時間以内にダム地点に到達するのは不可能である。結果として香川県の計算は実態に対して3割水増しされている。

 現行の別当川には、ダム地点80立米/秒を計画高水として放流する計画であるが、これは隣接する片城川の流下能力を上回っており、再開発ダムが洪水調整能力を発揮しはじめる時点では、既に前述した片城川は氾濫しており、洪水は防げない。

 現に計画降雨時の比流量は、別当川27.08立米/s/平方qに対してすでに河川整備を終えているとされる片城川は18.8立米/s/平方qであり、同一氾濫域を持ちながら全く整合性はない。これでは例え計算方法が合法であっても現実の草壁本町地域の洪水は防ぎようがない。

 また、再開発ダムは通称穴あきダムである。想定されている洪水を上回る降雨が発生した場合は、洪水調整容量が満杯になった瞬間に洪水調整能力を失い大災害を引き起こす。
      
 また河口域の流下能力を計算する際には、既往最高潮位から計算されねばならないが、再開発ダムの計画高潮位は+179pであり、既往最高潮位は1616台風の251pである。潮位が上がれば、計画降雨以下であっても別当川は氾濫する。また、片城川の計画高潮位は97pであり、河口域の氾濫は再開発ダムによる洪水調整よりも、潮位による影響の方が多くダムでは洪水は防げない。

 また穴あきダムである以上、低潮位時に洪水調整し高潮位時に実際の降雨より多く放流することは当然起きる。この場合はダムが洪水を起こすことになる。 
    
 これらからすると年平均被害軽減期待額は、香川県の言う16.35億円/年に及ばないばかりか、ダムによって河川改修がないがしろにされるなら、被害額が増大することさえも否定しきれない。      

 以上理由の一部を述べたが本事業には合理性も公益性も認められない。従って、収用法適用事業としての要件を整えておらず収用法適用事業として不適正であり認定されてはならない。

以上

………………………………………………

東本高志
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2008年04月19日

映画"ツバル"

4月16日朝,鎌倉のソンベカフェ.誰でも無料で借りられる映画"ツバル"上映会.

世界中の子ども達に"何か大切なものを描いて"とお絵描きイベントをして歩き回っている山本さん.

家族や友情,愛情を描く子ども達が多い.家庭訪問をして,"何故この子がこれを大切に考えたのか",社会背景を調べる.

ツバルでは家の鍵をかけない.ガムシャラに働く必要がない.まさにシンプルライフ.

しかし海面上昇とゴミの問題がある.

環礁でできた海抜1mの国.洪水による床上浸水.

"汚染は日本のせいで起こっている"と語るツバルの人.謝る山本さん.

ツバルは人口の90%がクリスチャン.
"日米の産業は止められない.祈るだけだ.神が助けてくれる"と信じる人々.

単なる海面上昇ではなく,気候変動による熱帯低気圧の発生で,高潮現象が起こる.

今世紀海面は80cm上がるとIPCC報告書.59cm上がれば江東区や葛飾区,我孫子市等は水没する.ツバルは世界に共通する問題の先取り.

"生きていくそのこと自体が仕事.あくせく働かなくても生きられる"と語るNPO法人TuvaluOverview代表理事の遠藤秀一氏.

私達にできること.
電気や水を節減.
ゴミを減らす.
余計なものを買わない.
世界について考える.世界中にいる人々がそれぞれ大切なものをもっている.
環境に配慮した企業を育てる.

企業の社会的責任は原料,製造,運輸,商品,そのゴミ処理にまでわたる.

植林をし,排水に配慮し,
列車や船での運搬等,環境に負荷をかけない企業を育てる.

CSR報告書を調べる.優良企業の商品を優先購入したり,投資して応援していく.

私達にできることは多い.問題を生きるのではなく,日々答えを生きる生活でありたい.

ソンベカフェの宇治ご夫妻,上映会の企画を有難う.

豊田義信
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2008年04月18日

電気をめぐる旅〜エコライフへのスイッチ術

4月13日長谷の一花屋(いちげや)にて.

ナージャの風のスライドショー.
チェルノブイリ原発近くのベラルーシにある300人のドヂチ村.

麦やジャガ芋の有機栽培を営む村だが,たくさんとれたジャガ芋が放射能で汚染されてしまった.

豊かな森の恵み.しかし村人は放射能で汚染された薪を使う為,煮ても焼いても消えない放射能がかまどを汚染し続ける.

続いて,東海村JCO事故について.村の母親達が書いた手記の朗読.

事故で亡くなった社員大内さん,篠原さん.
村では事故発生から2時間半後,やっと近所の小学校に知らされる.

学校の校庭にはガスマスクをつけた男達が放射能を測定.教室からそれをみる子ども達.

工場から漏れた中性子線はコンクリートをも貫く.

子ども達が下校途中に降ったにわか雨.

"私達は被害者でなく加害者だ.原子力でつくった電気を使っている""原発が近くにありながら私は何もしてやれなかった"と悔いる母.

"より便利に"からうまれた原発.便利な暮らしを求めた結果の原発事故.

はらさんは"原発はCO2を出さないクリーンなエネルギーなのか?"について話した.

ウランの採掘から運搬,巨大な施設建設,施設稼働の為にたくさんのCo2を出している.

放射能たっぷりのウラン鉱石と核のゴミ.

現に廃液と排ガスが出され"熱排水で海の水を7度あげてはならない"という法律がある様に原発はクリーンではない.

また,再処理工場は2兆1900億円,様々な後処理には30兆円がかかる.経費は私達の電気料と税金で賄われている.

全国17ヶ所に55基ある原発.米,仏に次いで3番目に多い日本.全て海沿いの田舎にある.

すでに六ヶ所のコンブから岩手・北海道の10倍のプルトニウムが検出済.

そして原子力発電は戦争につながる.米軍基地と日本の技術.私達の原発のゴミがアメリカの濃縮工場へいき劣化ウラン弾が生産される.それはイラク攻撃に使われている.

六ヶ所村の再処理工場近くには基地があり,そこまで行く道路も整備されている.

では私達に何ができるのか?

1,貯蓄先をかえる.
大手銀行や郵貯は三菱等の企業に投資したり米国債を買ったりしている.
ろうきんやNPOバンクに口座をかえる.

2,地産地消にかえる

3,アンペア数をかえる
待機電力カットのスイッチ.冷蔵庫を使わずに保存食等,工夫する.

4,家電・電球をかえる.

5,自然エネルギーにかえる.里山の間伐材や木屑をつかうペレットストーブ.10万円で買える.

6,情報源をかえる

7,使い捨てをやめる

ピースボートで地球一周した23歳のテンダーさん.彼は六ヶ所村で生活したことがある.

95%の村人は再処理工場に賛成.安全性を信じている.現在4000人が工場で働く.

工場は40年後に閉鎖が決まっているもの.大資本と大工場は撤退することはわかっている.

"ストップ六ヶ所ではなく,きれいな六ヶ所でいて"と言いたい.

"3割を原発でまかなっている"のだから先月より3割電気代を減らせれば良い.

我が家は手始めに,30アンペアを20アンペアにした.

豊田義信
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2008年04月17日

ついに「自衛隊イラク派遣に違憲判断」(Yahoo!ニュース)

皆様

私も原告団として参加している名古屋での裁判にて、自衛隊イラク派遣について、ついに違憲判断が出ました。

参考→自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/

皆さんのおかげです。
有り難うございます。
以下、記事を抜粋し、転送させて頂きます。

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自衛隊イラク派遣に違憲判断=請求は棄却−名古屋高裁
4月17日14時32分配信 時事通信(Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000087-jij-soci

 自衛隊のイラク派遣は違憲として、愛知県の弁護士と全国の住民らが国を相手に、派遣差し止めと慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であり、高田健一裁判長は「米兵らを空輸した航空自衛隊の活動は憲法9条1項に違反するものを含んでいると認められる」と指摘、憲法違反に当たるとの判断を示した。(時事通信)

原告側弁護士によると、9条違反を認めたのは1973年の札幌地裁・長沼ナイキ基地訴訟判決以来35年ぶり。高裁では初という。
 青山裁判長は、航空自衛隊が2006年7月以降、米国の要請を受け、クウェートからイラクのバグダッド空港に多国籍軍の兵士を輸送している点について「現代戦において輸送などの補給活動は重要で、多国籍軍の戦闘行為にとって必要不可欠な軍事上の後方支援に当たる」と指摘。その上で「他国による武力行使と一体化した行動との評価を受けざるを得ず、違憲に該当する」と述べた。 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
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ゴールデンウィークは9条世界会議へ

9条世界会議に出演する森田留美さんからのメールを転載します。UAほかも来ますよ。

太田光征
http://otasa.net/



♪♪♪皆様、何時も有り難うございます。森田留美です。
是非、ゴールデンウィークは9条世界会議へ、そして、朝早いですが、私のコンサートにお運び下さい!

森田留美さん


感動を分かち合い、お目にかかれますことを楽しみに致して居ります!
どうぞ宜しくお願いいたします。コンサートは5月5日午前10時〜11時です。
幕張メッセ
<9条世界会議>
ブースのミニステージにて【歌・命の輝き】
コンサート曲目は、オリジナルでは
《9条ピースウォーク》
9条条文入り!
栗原貞子先生の原爆詩
《ヒロシマというとき》
《生ましめんかな》
御庄博実先生の原爆詩
《やかれる大地》
パワーポイントを使って、りぼんプロジェクトさんの《戦争の作り方》の弾き歌い
パワーポイントを使って
篠田有史さん(フォトジャーナリスト・ストリートチルドレンを考える会)
《メキシコのストリートチルドレン写真集》との
弾き歌いコラボレーション
それから、
沼田鈴子さんの証言のDVDより、9条世界会議へメッセージ、
あきたかしさんの
《被爆アオギリ百万本》のCDに合わせ、会場のお客様と軽くダンス、身体を動かして頂き、被爆アオギリの種のプレゼント、
核廃絶と平和への祈りを込めて
《カッチーニのアベマリア》
オペレッタ『マリッツァ伯爵夫人』より
《ジプシーのバイオリンを聴くと》
会場の皆様と
《翼を下さい》
と、予定して居ります。

全力投球で頑張ります!!

☆★☆「9条世界会議」の成功のための訴え

2008年4月
「9条世界会議」日本実行委員会
共同代表 池田香代子
     新倉修
     吉岡達也

5月の「9条世界会議」本番まであと数週間となりました。皆さまの日々のご尽力にあらためて感謝申し上げます。さらにお願いがあります。会議を成功させる ために、いっそうご奮闘していただく必要があります。

 2008年に開く「9条世界会議」は、世界史的にきわめて重要な意義があり
ます。第一に、イラク開戦から5年を迎え、世界の世論は「武力による解決」ではない新たな道を模索し始めています。アメリカ大統領選挙の論争もその一例です。「9条世界会議」は、このような転換点にある世界の世論に対して、「武力 によらない紛争の解決」というモデルを提示します。
 第二に、格差社会・貧困問題や地球環境問題への関心の高まりにみられるように、現在のグローバル経済のひずみは誰の目にも明らかになっています。世界の経済は今、戦争や軍事に依存し続けるのか、それとも人間の安全や環境を重視した持続可能な発展に転換するのかという岐路に立っています。「9条世界会議」は、資源配分を軍事から平和・環境へと抜本的に転換することを提案します。 第三に、「9条世界会議」は、日本のこれからの憲法運動にとって決定的な鍵となります。明文改憲を豪語した安倍政権は自壊し、マスコミでは憲法論争が下火になっていますが、改憲派は昨年成立した改憲手続法にしたがって準備を着々と進めています。今求められているのは、日本の市民が憲法9条のもつ価値を
しっかりと認識し直すことです。「9条世界会議」は、日本の各界リーダー88人の呼びかけ人を受けて、これまでの憲法運動をさらに大きく広げることができます。日本の市民が世界のゲストと直に交流しあい、確信を深めるまたとない機 会です。
幕張メッセで開かれる全体会の基調講演者の一人は。ノーベル平和賞を
1976年に受賞したマイレッド・マグワイアさんです。もう一人は1999年の「ハーグ平和会議」の代表コーラ・ワイスさんです。さらに、「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ」(GPPAC)に集う世界の紛争地の仲間たちや、「世界平和フォーラム」(WPF)の立て役者やイラク戦争に反対の声をあげてきた退役軍人、国際法律家など、総勢で百名を優に超える世界の平和運動家がこぞって来日します。これはかつてないことです。さらに付け加えれば、著名なアーティスト、UAさん、加藤登紀子さんなどによる音楽ライブも開催されます。音楽やパフォーマンスを通じて平和を呼びかける喜びを共有しましょう。このような広がりは、すでに多くのメディアにも注目されています。  分科会では、米軍基地・核兵器問題をはじめ、落語や獅子舞などを含めて、 50にも及ぶ自主企画が準備され、約100団体がブースを出展して、それぞれの平和の思いを届けます。
 しかし、改めて皆さまに訴えたいことがあります。それは、財政や参加者見通しが予断を許さない状況にあるからです。これまで、多くの市民、宗教者、法律家、市民団体、民主団体、労働組合が参加する実行委員会により、皆さまからの賛同金や各種グッズ・絵本の販売などできる限りの努力をしてきました。しかし、3月末時点でまだ道半ばという状況です。チケットの普及もようやく動き出したという段階です。今後の皆さまの力強いご協力を必要としています。 「9条世界会議」は、まさに市民による手作りの会議であり、その成否は、一人 ひとりの個人、一つひとつの団体の意思と行動にかかっています。幕張、仙台、大阪、広島の4会場をあわせて全国で2万人に参加していただき、財政的にも成功させて、さらに、日本社会および世界に対して強いインパクトをもつような会議にするために、私たちは今、力を倍増させなければなりません。いっそうのご奮闘をお願い申し上げます。戦争のない未来に向けて、ともに力を合わせましょう。 ----------------------
------------------------
皆さまへのお願い
----------------------------------------------

1.チケットを購入してください。普及してください
  5月4日(全体会・音楽ライブ)、5月5日(分科会)ともに前売券1,000円

2.賛同金をお願いします

  団体 1口 10,000円 /個人 1口  2,000円

3.当日ボランティア要員をお願いします

  5月4〜5日が集中的に要員を必要としています。

4.ポスター、リーフレットを広めて下さい

  ポスター A3版 1枚10円/A2版 1枚20円
  リーフレット 1枚10円 (50枚以上)

◆このメッセージのURL
http://groups.mobile.yahoo.co.jp/group/A9GC-japancommittee/message/1073?k=

もし、宜しかったら、是非、お知り合いの方々に宣伝、転送してやって下さいませ!

どうぞよろしくお願いいたします!
森田留美♪♪♪

posted by 風の人 at 08:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年04月15日

<小選挙区制廃止をめざす集会>開催のお知らせ

「政治の変革をめざす市民連帯」(CS:市民連帯)の石井です。
 
 最近、保守系政治家からも小選挙区制度見直しの発言が目立ち、
この「小選挙区制廃止」というテーマにも注目が集まりつつあります。
 
 是非、この集会を成功させ、反民主主義的な小選挙区制度見直し
の気運を盛り上げたいと思いますので、皆様の積極的なご参加、
よろしくお願いします。

*この集会は、講演者のお話を聞くだけでなく、集会参加者自身に
よる討論も重視した集会です。小選挙区制や選挙制度一般について
ご意見のある方は、ビラや資料を用意して頂ければ、自由に配布して
発言することも大歓迎ですので、よろしくお願いします。


<小選挙区制廃止をめざす集会>


●テーマ:小選挙区制反対

●日時:4月20日(日)午後1時会場〜4時
(集会後、1時間程度の懇親会の予定あり)

●会場:文京区民センター 3A
(地下鉄後楽園駅、春日駅、
地図http://pe-seminar.hp.infoseek.co.jp/map.html

●講演:阪上順夫(東京学芸大学名誉教授、
『小選挙区制が日本をもっと悪くする』(ごま書房、1994年)
の著者、日本選挙学会初代理事)

・発言:江原栄昭(新社会党東京都本部副委員長)

・参加者全員による討論

●参加費:700円

●主 催:実行委員会

●協賛団体:

・全野党と市民の共闘会議

・政治の変革をめざす市民連帯

・「平和への結集」をめざす市民の風

●呼びかけ人

朝倉幹晴 船橋市議(無党派)                               
石井孝夫 政治の変革をめざす市民連帯世話人                    
碓井敏正 京都橘大学教授                                
大久保雅充 基地のない平和な沖縄をめざす会事務局次長            
きくちゆみ 著作・翻訳家/環境・平和活動家                      
紅林 進 市民(東京)                                   
近 正美 高校教員(千葉)                                
桜井真一 労働者(東京)                                 
斎藤亘弘 東京大空襲訴訟原告団事務局次長                     
斎藤千代 『あごら』編集人                                
佐藤和之 高校教員(東京)                                
佐藤鋼造 弁護士/鎌ヶ谷市9条の会
さとうしゅういち 広島瀬戸内新聞主幹
末次圭介 市民の風運営委員/東大院生                        
瑞慶山茂 弁護士/『軍縮問題資料』編集責任者                   
豊田義信 ガンジーの会                                  
中川賢俊 全野党と市民の共闘会議幹事(長野)                   
二田水弘平 全野党と市民の共闘会議代表                      
林 克明 ジャーナリスト(東京)                              
原田伊三郎 世直し老人党運営委員                           
平岡 厚 杏林大学教員                                  
藤井圭子 全野等と市民の共闘会議・幹事                        
星野弥生 キューバ円卓会議                               
前田 朗 東京造形大学教授                               
丸山南里 全野党と市民の共闘会議(名護)                       
村岡 到 『もうひとつの世界へ』編集長                         
山下慶喜 茨木市議                                    
吉川ひろし 千葉県議会議員                    


「政治の変革をめざす市民連帯」
http://www.siminrentai.com/
posted by 風の人 at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(3) | 一般

2008年04月13日

ヒューライツ大阪(アジア太平洋人権情報センター)存続支援の訴え(転載)

以下、橋下府政下の「人権」「文化」切捨て政策からヒューライツ大阪(アジア太平洋人権情報センター)を守りたい、とする大阪からの訴えです。転載させていただきます。


東本高志

━━━━━━━━━転載はじめ━━━━━━━━━
大阪府にヒューライツ大阪への支援継続を求めるファクス送付のお願い〜大阪の「国際人権情報の交流拠点」をつぶさないために

                        2008年4月11日

大阪府に橋下徹知事が2008年2月に就任して以来、「財政再建」を理由に、各種事業・出資法人の見直し・廃止という極端な「改革」が急速に進められようとしています。削減のみを追求し、「人権」「文化」を切捨てようとする政策は、市民生活の質を低下させるものにほかなりません。

そのような方針を受けて大阪府に設置された「改革プロジェクトチーム」は4月11日に「財政再建プログラム試案」を発表しました。それによると、1994年の設立時から行ってきた(財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)に対する財政的・人的支援について、2009年度以降は、「補助金は廃止」「大阪府からの派遣職員は引上げ」と明言しています。つまり、すべての支援を打ち切るという方針なのです。もしそれが実行されると、ヒューライツ大阪の存続と活動そのものが危機的状況にさらされます。

ヒューライツ大阪はこれまで“人権を通して大阪府民をはじめとする日本の市民と国際社会とをつなぐ”重要な役割を果たしてきました。日本の市民が日本以外のアジア地域・世界から学ぶ機会を提供するとともに、国際人権基準の普及の推進力となっています。

ヒューライツ大阪を存続させるために、大阪府へのファックス送信のキャンペーンを緊急に行うことにしました。そこで、みなさんにお願いです。

橋下知事に対して、ヒューライツ大阪への支援継続を求めるメッセージを、府議会の準備が始まる前の5月31日までに下記にファクスしていただきたいのです。その際、「ヒューライツ大阪への支援の継続を求めます」と書いていただくだけでも力になりますが、ヒューライツ大阪の果たしている役割や重要性にも言及していただくと、より強い声になると思います。ひとりでも多くの人たちからのファックスが大阪府を動かす力になると信じます。

なお、ヒューライツ大阪がこれまで努力し果たしてきた重要な役割を、呼びかけ人として箇条書きにまとめ、最後に添付しています。みなさんが知事宛のメッセージを書かれる際の参考にしてください。ファックスには、お名前、あるいは団体名、可能ならば、個人の場合は所属・肩書きを記入してください。このメッセージは転送歓迎です。
ご協力のほど、なにとぞ宜しくお願いいたします。

宛先: 
大阪府知事 橋下徹様
大阪府政策企画部人権室気付
FAX:06-6944-6616

<呼びかけ人>
阿久澤麻理子(兵庫県立大学准教授)、榎井縁(財団法人 とよなか国際交流協会職員)、郭辰雄(NPO法人 コリアNGOセンター運営委員長)、金東勲(龍谷大学名誉教授、ヒューライツ大阪元所長)、窪 誠(大阪産業大学教授)、友永健三(社団法人部落解放・人権研究所所長)、丹羽雅雄(弁護士)、初瀬龍平(京
都女子大学教授)、浜田進士(子どもの人権ファシリテーター)、榛木恵子(NPO法人 関西NGO協議会事務局長、理事)、平田哲(NPO法人 アジアボランティアセンター代表)、森 実(大阪教育大学教授)、山崎公士(新潟大学法科大学院教授)、吉田容子(弁護士)

問合せ:阿久澤麻理子 (akuzawamariko@r5.dion.ne.jp)

ヒューライツ大阪がこれまで果たしてきた重要な役割

@ ヒューライツ大阪は、世界人権宣言をはじめとする国際規準に則った人権を、セミナー・ワークショップ・出版物を通じて広めています。こうした国際人権の考え方が、市民・府民を含め、企業、自治体、学校、市民団体にも浸透してきました。

A ヒューライツ大阪は、ウェブサイトや『国際人権ひろば』『アジア・太平洋人権レビュー』『FOCUS』(英文)などの定期刊行物を通して、国際的な人権情報を国内外に発信しています。

B ヒューライツ大阪は、国連やユネスコなどの国際機関とも緊密に連携をとり、国際社会の動向を市民社会に伝えてきました。

C ヒューライツ大阪は、アジア各国の国内人権機関、政府機関、研究者、人権団体と協力して国際人権の理念を広めてきました。そうした取り組みを通じて、大阪をはじめとする日本国内に、国際的な人権教育の最新情報を紹介しています。

D ヒューライツ大阪は、日本において人権を基礎とした多文化共生を推進するための啓発を続けています。

E ヒューライツ大阪は、日本国内だけでなく、アジアの市民社会にも還元されるような、対話や共同研究を推進してきました。とくに10年間続けてきた「アジアの学校における人権教育」プロジェクトでは、職域と国境を越え、市民団体・研究者・教員・行政職員らが対話し、情報・経験を分かち合いながら共同研究を進めています。成果は日本だけでなく、アジアの各地域に共有され、財産となっています。

F ヒューライツ大阪は、アジアをはじめ国際的に、「国際人権都市大阪」のイメージを広めることに貢献しています。ヒューライツ大阪は、「2000年度ユネスコ人権教育賞」の名誉賞を受けています。

参照:ヒューライツ大阪のウェブサイト http://www.hurights.or.jp
━━━━━━━━━転載終わり━━━━━━━━━
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広島事件公開質問状についての報告(転載)

「米兵集団レイプ事件に関する広島県警・広島地検への公開質問」についての報告の転載です。

「軍事基地と女性」ネットワークは、4月開催予定だった軍法会議を「2ヶ月延期する」との報道があった同日、あくまで日本で裁くことを要求して広島高等検察庁への不服申し立てをしています。

なお、先に発表された同ネットワークの「米軍岩国基地所属海兵隊員集団レイプ事件に対する声明」「広島県警・地検への公開質問状」は、

againstGFBのサイト:http://www.againstgfb.com/iwakuni_shomei.html

で見ることができます。ご参照ください。


東本高志

━━━━━━━━━転載はじめ━━━━━━━━━
<転送転載大歓迎>
米兵集団レイプ事件に関する広島県警・広島地検への公開質問についての報告

                     「軍事基地と女性」ネットワーク運営委員会


私たちは昨秋広島で発生した米兵集団レイプ事件が日本の法廷で裁かれないままになることを危惧し、3月8日にこれに対する声明を出すとともに、広島県警・広島地検に対する公開質問状を提出しました。

この公開質問に対して個人・団体から多数の賛同が寄せられ、3月31日正午までに署名総数は1981筆に達し、現在ではすでに2000名を越えています。アメリカ合衆国、日本と同じく駐留米軍問題に苦悩する韓国やフィリピンをはじめ、海外からも大きな反響があり、多くの賛同が寄せられました。

集団レイプという凶悪犯罪でありながら日本の捜査当局・司法当局によって強制捜査も起訴も行われず事件がもみ消されてゆくことに対して、このように多数の市民が深く憂慮し、納得のゆく説明を求めているのです。

「軍事基地と女性」ネットワークでは3月8日以降、広島県警・広島地検に対して3月31日までに回答するように再三にわたり強く要請してきました。しかし県警・地検とも期日を過ぎてもなお回答はありません。

期限が過ぎた後、広島県警は「軍事基地と女性」ネットワークからの電話による問い合わせに対し、文書による回答を拒否し、捜査に関することは言えないとくりかえすだけでした。県警側から電話をかけなおすと約束しながら反古にしたり、突然会話の途中で電話を切るなど、残念なことに、県警の対応は市民に対する説明責任を果たそうとする態度とはかけ離れていたと言わねばなりません。

県警の担当官との会話の中で、「○○さん(電話をかけたネットワークのメンバー)ももう少し勉強していただきたい。地位協定というものがあるのだ。私たちとしてはそれを守らないといけない」という発言もありました。が、県警側は、自ら言い出したことでありながら、地位協定の運用に関する説明を拒み、突然電話が切られました。地位協定の枠組みの中であれ日本側には米軍側に凶悪犯罪容疑者の身柄引き渡しを請求することができますし、米軍の「好意的配慮」に基づいて、実際に身柄を確保することはできるのです。昨秋の新聞報道では当初は逮捕状請求の方針であったのにそれが一転してとりやめになったのであり、その点こそ私たちが疑問とし、納得のゆく説明を求めた点でした。が、県警からの返答は「納得」どころか、ますます疑惑を生じさせるものでした。

また4月3日付の新聞報道によれば、広島地検の信田昌男次席検事は公開質問状に関する朝日新聞の取材に対し、「個別事件の捜査などの内容について、公開質問に対する回答は差し控えるべきものと考えています」とコメントしています。が、今回の不起訴決定は個別事件の問題にとどまるものではなく、凶悪犯罪、とりわけ頻発する米軍犯罪に対する司法当局の社会的責任そのものを問う重大問題であることは明白です。こうした地検の態度は、今回の集団レイプ事件に対する自身の極めて無責任な態度を改めて示すものと言わざるを得ません。

このような広島地検・広島県警からの対応は公的機関が果たすべき説明責任をないがしろにするものであり、私たちは米兵集団レイプ事件がこのままもみ消されてしまうことを断じて許すことができません。

米軍は、軍法会議を開くと主張していますが、そこに正義の実現を期待することができるでしょうか。
軍法会議は真実の追究や社会正義の擁護のために設置されているのではなく、軍隊の利益・軍紀の維持のために設置されるものにすぎません。
実際、米軍の軍法会議でこれまで米兵が日本国内で起こした事件・事故がどのように裁かれてきたでしょうか。
被害者の正義が実現されたことは皆無に等しいのです。
米軍側は軍法会議の開廷やその内容を日本に報告する義務を負ってきたわけでもありません。
日本政府も軍法会議の内容や結果を米軍側に問いただし国民に知らせることを怠ってきました。
地位協定第17条は、このような米軍の「裁判」と法治国家である日本の法廷で行われる「裁判」とが等価であるかのように、どちらか一方にのみ裁判権を認めるというもので、それ自体が大きな問題を抱えています。
そのような軍法会議でありながら、これを開くということをもって米軍当局は米軍側の「綱紀粛正」への努力をアピールしようとしてきましたが、もし米軍の軍法会議に委ねられてしまえば事件の真相や被害者の苦悩は市民の目にふれないところで秘密に行われる日米協議の闇に葬られることにつながるのではないでしょうか。
軍法会議では加害米兵に対する厳正な処罰が行われる保証はないのです。
が、その軍法会議さえ、3月には4月に開くといっていたものが、4月4日には開廷をニヶ月延期すると報道されています。殺人、強盗と、異様に連続して米兵犯罪が発生しており、これを非難する市民の声が高まり、広島事件の不起訴を不当とする内外からの声も聞こえてくるなかで、軍法会議を開いてしまっては形だけの「綱紀粛正」パフォーマンスではすまなくなるかもしれないことに米軍側が気が付いたのかもしれません。二ヶ月延期というこの度の報道が、二ヶ月後にはまた延期更新の報道になるかもしれません。
米兵が起こした集団レイプという凶悪犯罪の決着を米軍に委ねることはできません。

私たちはあくまでも米兵の凶悪犯罪を日本の法廷で裁くべきであることを主張し、このたび広島県警・広島地検に対する公開質問状に賛同・署名を寄せられた多数の市民のみなさんとともに今後も不起訴処分不当・加害米兵に対する厳正な裁判と処罰を訴え続けてゆきます。

                                    2008年4月11日

なお、「軍事基地と女性」ネットワークでは、広島県警・広島地検から納得のゆく回答が得られなかったことから、広島高等検察庁にあてて次の申立書を送付しました。

******
申立書

二○○八年四月四日

広島高等検察庁 検事長 松永榮治 殿

申立人
「軍事基地と女性」ネットワーク


 二○○七年十月一四日、広島市で発生した岩国基地所属の米海兵隊員四名による集団強かん事件に関し広島地方検察庁が不起訴決定を下したことにつき、申立人ほか1,839人の個人と142団体は広島地方検察庁検事正に対して、添付書類のとおり二○○八年三月三一日を回答期限とする公開質問状を提出しました。しかし回答期限をすぎた今日に至るまで広島地検からはなんらの回答もありません。

 同事件の被害者は二○○八年二月一四日、米軍軍法会議の予備審問で証言し、涙を流し声を震わせながら「四人に暴行された」と訴え被害を訴えています。にもかかわらず集団強かんという凶悪事件を、広島地検が理由を明らかにしないまま不起訴としたことは、社会正義を踏みにじる行為であり、被害者と全女性の人権の観点からも到底容認することはできません。

 二○○八年三月八日以降、再三にわたる公開質問状の送付にも関わらず、広島地検は申立人らに対してなんらの回答もしていません。二○○八年四月三日付の報道によれば、同地検の信田昌男次席検事は公開質問状に関する朝日新聞の取材に対し、「個別事件の捜査などの内容について、公開質問に対する回答は差し控えるべきものと考えています」とコメントしていますが、今回の不起訴決定は個別事件の問題にとどまるものではなく、凶悪犯罪、とりわけ頻発する米軍犯罪に対する司法当局の社会的責任そのものを問う重大問題であることは明白です。こうした地検の態度は、今回の集団強かん事件に対する自身の極めて無責任な態度を改めて示すものであり、すでに広島地検の内部では本件の適正な解決が不可能であることを示しているといわざるをえません。

 したがって上級庁たる広島高等検察庁が本件に関する司法当局の社会的責任を果たすべく、公開質問状に回答すると同時に、不起訴処分を撤回し、ただちに本件捜査を再開するよう強く求めるものです。

 右事情をご調査の上、上級庁として監督権の発動をいただくよう要請いたします。


添付書類

一、二○○八年三月八日付け「軍事基地と女性」ネットワーク声明
二、二○○八年三月八日付け広島地検および広島県警に対する公開質問状
三、上記一、二の賛同人一覧
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━━━━━━━━━転載終わり━━━━━━━━━
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不当判決を認めない宣言募集&立川・反戦ビラ弾圧救援会声明

去る4月11日、最高裁は、立川・反戦ビラ訴訟において、一審無罪の判決を覆した高裁の有罪判決を支持する不当判決をくだしましたが、以下は、その不当判決を認めない「宣言者募集」の訴えと不当判決当日に立川・反戦ビラ弾圧救援会が発表した「声明」の転載です。

ひとりでも多く「不当判決を認めない宣言」の宣言者になっていただけることを希望します。

「不当判決を認めない宣言」の集約先メールアドレスは以下です。

集約先メールアドレス:tento72@yahoo.co.jp

以下、転載です。

東本高志

━━━━━━━━━転載はじめ━━━━━━━━━
【立川反戦ビラ−不当判決を認めない宣言へ参加を!】

みなさん 転送たくさんしてください!
立川反戦ビラ弾圧救援会の井上森です。

 昨日、最高裁判所は、立川反戦ビラ入れ裁判に対して、被告全員に罰金有罪判決をくだした高裁判決を支持し、上告を棄却する不当判決をくだしました。

 詳しい判決批判は、また皆さんに送ります。とりあえず私たちは、こんな判決は認めないという活動を始めます。みんなが判決を認めなければ、そして判決が引用されなければ、それは判例とはならないからです。

 以下の「不当判決を認めない宣言」に名前をぜひ連ねて宣言者になってください。
 氏名の公表が可とされている方のものは、ホームページやチラシなどで今後紹介させていただきます。
 集約先のメールアドレスはこのアドレスではなく、以下のアドレスです。ご注意ください!

 集約先メールアドレス
 tento72@yahoo.co.jp

※ ※ ※ ※
●立川反戦ビラ入れ裁判●
○不当判決を認めない宣言

 立川反戦ビラ入れ裁判・上告審において、2008年4月11日に最高裁判所がくだした有罪判決は、表現の自由を脅かす不当な判決であると考えます。
 よって私は、この判決を認めません。

氏名・団体名(ペンネーム・あだ名も可):
肩書き(なくても可):
氏名の公表:可/不可

集約先メールアドレス:tento72@yahoo.co.jp

●この宣言に署名いただいた氏名(「公開・可」のもの)は、インターネットやチラシなどで順次発表させていただきます。
●宣言の数によっては、すべての氏名を発表することができない場合があるかもしれません。その場合はご容赦ください。
※ ※ ※ ※


【立川・反戦ビラ弾圧救援会声明】

 本日最高裁は我々の上告を棄却し高裁の有罪判決を支持した。救援会はこの不当な有罪判決を批判し続けることをここに宣言する。

 この4年2ヶ月に渡る裁判闘争で、私たちは被告らの行動が「犯罪」にはあたらず、憲法でも保障された正当な表現活動であることを緻密に立証してきた。検察側はこれに対して反戦ビラが問題であったのか、ビラ一般の配布が問題であったのかを明確にすることができず最後まであいまいなままとした。さらに昨年共産党機関紙「赤旗」の記事により、自衛隊情報保全隊が公安警察と密接に協力し、現場検証などを行いこの弾圧を画策するのに手を貸していたことが明らかになった。我々はそれに対する批判も補充書として最高裁に提出した。イラクに自衛隊が派兵され始めた時期に、それを不安に思う自衛官や家族に対して反戦運動の側からの働きかけを遮断し、運動そのものに冷水を浴びせかけて萎縮させる。この弾圧のねらいがそこにあったことは明かである。しかし、こうしたこの弾圧の本質的な問題点を無視し、最高裁は不当判決を下した。

 立川の弾圧事件を皮切りにビラまきに対する不当な弾圧事件が日本では相次いでいる。二つの国公法事件や板橋高校事件、葛飾マンションビラ入れ弾圧事件などである。これらの裁判を見てみると立川と葛飾事件では東京地裁は無罪判決を下している。少なくとも地裁段階ではビラまきという行為を犯罪とすることに反対が強かったことがうかがえる。

 そもそも日本全国で一日にポストに投函されるビラの枚数がどれくらいの数になるのか、見当もつかない。ポスティングという行動は専門業者がいるように、社会的にも認知された行為なのである。そして商業ビラだけではなく政治的な主張を書いたビラはさらに重要だ。選挙が近づけばあらゆる政党のビラが投函されるはずだ。この間弾圧されたのは、反戦運動のビラや日の丸君が代押しつけに反対したビラ、共産党のビラであり、権力者に対して批判的な内容のものばかりである。これらの弾圧は、ポスティングそのものは犯罪とは出来ないので、その場その場で住居侵入罪や国公法違反、威力業務妨害罪など様々な罪状を恣意的に運用して、ポスティングそのものを封殺しようとした政治的なものであることは明らかだ。

 陸上自衛隊はイラクから撤退したが、航空自衛隊は残ったままである。イラク戦争を始めたブッシュ政権の人気はもはやどん底にあり、イラク戦争への批判の声は日に日に高まっている。こうした中で最高裁は言論の自由をないがしろにするかのような不当な判断を下したのである。

 救援会は、司法の独立性そのものがますます本日の不当判決で危うくなったと判断し、それを深く憂慮し糾弾せざるをえない。

 最後まで裁判闘争を闘い抜いた力は、全国・全世界の裁判を支援する人びとによってもたらされた。救援会は深くこのご支援に感謝する。私たちは今日の最高裁の不当な判決を批判し続け、その他のあらゆるビラまき弾圧裁判勝利の日まで闘い抜く。

  2008年4月11日 
             立川・反戦ビラ弾圧救援会

−*−*−*−*−*−*−*−
立川自衛隊監視テント村・立川反戦ビラ弾圧事件被告
大洞俊之
HP http://www.geocities.jp/solea01/
━━━━━━━━━転載終わり━━━━━━━━━
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2008年04月12日

排他的ナショナリストになる女性

映画「靖国」にちょっかいを出した二人目の女性議員。
どうしてこういうことをするのか、背景を調べてみました。

有村治子議員、日本マクドナルド勤務を経て主婦になったが、
野田聖子議員に手紙を出したことをきっかけに政界入りしたとか。
なんじゃそりゃという感じですが、みんな似たり寄ったりです。

この人、アメリカでMBAを取っているそうですけど、
アメリカでMBAを取って政治家になる人って、
変な人が多くありません?

で、父親が天皇の学友だそうです。
その辺りで妙な特権意識を持っている可能性あり。

いずれにせよ、国会議員が勝手に出演者に連絡を取り、
入れ知恵?して政治問題にするとは、何と狡猾な。
こんな世間をなめている人間を放置しておくことはできません。
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2008年04月11日

衆院山口2区補選:岩国で全野党共闘を考える集会

友人の原田伊三郎さんらが企画している山口補選に関する岩国集会のお知らせです。非常にタイムリーな集会で、集会ビラを当地ですでに16000枚配ったとことろ、問い合わせが続出しているとのこと。岩国周辺の方は4月19日、是非参加して、有権者の願いを表現してもらいたい。

原田さんの選挙共同に関する考え方は、私とほぼ同じだと思う。つまり私の用語でいう“野党住み分けバーター投票”。すでに去年、“2007参院選投票指針”↓として提唱しているもの。ただし、1人区での候補の条件に違いがあるかもしれない。





<br />Flashアニメが表示されていない場合、こちらでAdobe Flash Playerをダウンロードする必要があります。<br /><a href="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" target="_blank"><img src="http://kaze.fm/get_flash_player.gif" border="0" alt="Adobe Flash Playerをダウンロードする"></a><br />


転載歓迎!お持ち帰り・貼り付け方法
http://otasa.net/


要するに、1人区でのみ「勝てる候補」一人に票を集中させる代わりに、複数定数区・比例区では、護憲政党の候補のみに投票するという戦術。護憲政党に所属する確実な護憲派候補を最大化させるためには、バーター契約件数を最大化させる必要があるので、1人区での「勝てる候補」に条件をつけない方がいい。

当初私はこの投票の仕方を、主権者としての有権者からみて、違憲選挙制度修復的投票という捉え方をしていました。ところが友人の田口房雄さん(http://fusao.jp/)は、修復すべき元のまともな選挙制度はないという理由から、“選挙制度修正投票”という言い方を考えてくれた。

今回の補選は、比例区選挙がないものの、やはり“野党住み分けバーター投票”が適用可能なケースです。来る総選挙での比例区選挙がバーター契約の対象になるからです。

護憲派議員と野党議員を最大化し、政権交代を果たすために、政党支持の異なる有権者の間でコミュニケーションを図り、“野党住み分けバーター投票”の契約をする。蟻地獄の二大政党制―完全小選挙区制が実現される前に、今ならまだ有権者が持っている力を今度の山口補選で行使しよう!!

太田光征
http://otasa.net/

衆議院山口2区(岩国市、光市他)周辺の市民のみなさん及び全国のみなさんへ
「岩国で全野党共闘を考える集会」へのご案内
(転送転載歓迎)

呼掛け:全野党と市民の共闘会議2008.04.02

呼掛け人登録フォームは↓(無料)
http://memweb.net/bn/Mx.exe?Parm=hrd/AN001

新聞等のニュースによりますと、来る4月15日に山口2区(岩国市他)で衆議院議員の補選が公示されます(4月27日投開票)。

昨年来、政権交代の機運は熟しつつあります。来る山口2区の補選は、この流れを継承し、日本の政治が私たちの願いに幾らかでも添った方向に行くかどうかの重要な選挙です。

幸い、この度山口2区では、若干一部消極的ではありますが、全野党がまとまり、私たちの願う「平和共同候補」の実現に近い形で選挙が行われようとしています。この機会に、私たちの運動の趣旨を山口2区のみなさまにお知らせし、わたしたちと共に歩むことを訴える集会を持ちたいと思います。

記 (4/19集会のご案内)
集会名:岩国で全野党共闘を考える集会
主 催:岩国で全野党共闘を考える集会実行委員会
日 時:2008年4月19日(土)午後14:00〜17:00(13:30開場)
場 所:岩国市民会館 第三研修室(JR岩国駅正面口より徒歩10分)    
(住所:〒740-0022 岩国市山手町1-15-3 岩国市役所そば)
連絡先:原田まで(Tel:0463-20-5275 Fax:0463-20-5276携帯:090-5347-3603)    


呼掛け:全野党と市民の共闘会議 代表 二田水弘平 (神奈川県平塚市)

なお、上記集会のための準備会(実行委員会)を4/13(日)に開催致します。4/19集会の趣旨に賛同頂ける団体・個人の方は、集会開催についてご意見を頂きたいと考えておりますので、ぜひ下記の準備会にご参加下さい。皆様で作る集会です。

記 (4/13準備会のご案内)
集会名:岩国で全野党共闘を考える集会の実行委員会(準備会)
日 時:2008年4月13日(日)午後14:00〜17:00(13:30開場)
場 所:岩国市民会館 リハーサル室(JR岩国駅正面口より徒歩10分)
連絡先:原田まで(Tel:0463-20-5275 Fax:0463-20-5276携帯:090-5347-3603)
呼掛け:全野党と市民の共闘会議 代表 二田水弘平 (神奈川県平塚市)

私たち「全野党と市民の共闘会議」は改憲によりおおっぴらに戦争の出来る国に向かおうとする政権に反対し、「私たちの平和共同候補を国会に!」を合言葉に日本の政治を変革して行こうとする市民団体です。
改憲論議はまず棚上げし、生活一番、そして国民の声を正しく国会に反映するためには「小選挙区制度反対」、「日本列島に本当の民主主義を」等々が私たちのコンセプトです。

今の衆議院は、さまざまな疑義の持たれた「05年小泉郵政解散」により、与党自民党・公明党は過半数ぎりぎりの得票で議席ではなんと国会の2/3を占めております。昨夏の参議院選挙では与野党が逆転しましたが、いまの衆参は「ねじれ」でもなんでもなく、そもそも衆議院における「2/3巨大与党体制」がすでに国民の意思からかけ離れたものになっているに過ぎません。衆議院における「小選挙区制度」のマジックです。

この「マジック」のために社民党・共産党の「護憲勢力」は得票数で合せて15%を得ながら議席ではわずか3%です。その差12%、国会定数(480)の57議席強が不当に奪われていると私たちは考えます。残念ながら民主党指導部には、このような現実に触れずにかえって「二大政党制」を吹聴し、さらに小選挙区制度を強化しようとする動きが見えます。これは昨年の「大連立構想」でも明らかになったように「大政翼賛政治」に向かう危険な兆候です。

小選挙区制度の下では、野党がバラバラではこのような流れに有効に対処することは極めて困難です。私たちは、民主党指導部が憲法論議を棚上げし、生活一番の立場を堅持し、社民党・共産党とともに全野党共闘で政権交代を成し遂げてほしいと願うものです。

この度の山口2区の補選は、「あるべき野党共闘とは何か」の格好の見本になる、またそうしなければならない、そのような思いの市民の皆様の本集会への参加をお待ちしております。

4/19の「本集会」は、皆様が主催する集会です。時間がありませんが、ぜひ4/13の準備会(実行委員会)に出席して頂き、「4/19本集会」の準備に参加して下さい。
また、これを機会に私たちと共に全国にこの運動を広めて下さい。

呼掛け:全野党と市民の共闘会議 2008.04.02
多くの市民団体・個人の方々のご協力をお願いいたします。(完)
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2008年04月10日

増田都子先生の近現代史 第10回 「映画『侵略』と日本のファシズム」報告

2008年3月23日(日)14時〜湖北台近隣センター、「映画『侵略』と日本のファシズム」。

この授業は、あびこ平和ネット主催、全15回のシリーズ企画、増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」10回目です。
今回は、14名の方が参加して下さいました。有り難うございます。

●授業プリントより一文
-『今後は朕の命令なくして一兵だに動かすことはならん』
(1938年7月15日〜8月10日、陸軍がソ連軍との国境紛争を起こした張鼓峰事件後に、昭和天皇は板垣征四郎陸軍大臣に厳命)

●授業は近現代史年表の穴埋めから。
-1938年1月15日、軍部は対ソ戦準備のために天皇に対して日中和平交渉継続を求める上奏要請をしたが、天皇は拒否し、日中戦争継続主張の政府を支持。
→満州事変の時に蒋介石が戦わずして逃げたから、すぐに勝てると考えていたとのこと。

-...(1938年5月5日、国家総動員法施行)この日をもって日本という国が法的にファシズム国家、いうところの天皇制ファシズム国家になっていったということであった。(千田夏光「平成天皇」より)

-1940年2月2日、斉藤隆夫議員の「反軍演説」、議事録より削除。
-同年3月7日、陸軍から「聖戦目的の侮辱、10万英霊への冒涜」と攻撃され、賛成296、反対7、棄権144にて議員除名。

=====
「日本の大陸発展を以て帝国生存に絶対必要なる条件なりと言はんも、自国の生存の為には他国を侵略することは可なりとする理屈は立たない。」(斉藤隆夫「大東亜戦争の原因と目的」『斉藤隆夫政治論集』1944年2月より)
=====
Wikipedia「反軍演説」より
演説前のエピソード
斎藤は「支那事変処理に関する質問演説」(反軍演説)の練習を鎌倉の海岸で何度も何度も行った。その為、よく声をからしていた。これを心配した斎藤の妻乙女は、海岸へ練習をしに行く斎藤に手製のキャラメルを持たせた。この甲斐あって斎藤は以後、声をからす事無く練習に没頭でき、最終的には演説全文を暗記するまでになった。もちろん当日も原稿を見ること無く演説を果たした。
=====

●映画『侵略』メモ
-この映画は社会科教師が中高生向けに編集したもの。三光作戦や南京大虐殺、731部隊などの内容。
-靖国神社の門にある菊の御紋。そこから行進して出てくる歩兵の映像。
-南京市の4つの門を閉め、残る1つの門から逃げる一般人を銃殺。
-塚越正男元伍長の証言。「逃げまとう人びと...それを僕が撃つ。機関銃を担いで行って見ると、妊婦や百姓、自分の祖父母に似た人びと。私は考える余裕がない。パーロー(八路軍)の親父だ、と勝手なレッテルを貼って自分を正当化する。」
「服をとられたおばあちゃん。黄色いまんじゅうを持って来て、懇願する。『日本大人、孫のとっつぁまが買ってきた大事な服だ。返してくれ』地べたに額こすって、私に頼む。私はピストルの銃底で頭蓋骨を砕いた。血が噴き出した。おそらく死んだだろう。」
「日の丸君が代の憎しみ。そのことによって侵略された人びと。絶対掲げてはならない。その血に汚れたものを塗り替えられるかどうか。」
-東京日々新聞の鈴木次郎記者、南京市の惨状を記述。「無数の死体が埋められ、...腕、脚のとびだしている有様はこの世の地獄。」
-海外の新聞社の記録。1937年12月15日夜、大学で日本兵38名が女学生を輪姦。
-強姦5〜6万件、20万人の虐殺、1万2千戸の略奪。

●資料より
-「捕虜殺害の状況を具体的に記述してあるのは、歩兵第六六連隊第一大隊の戦闘詳報である。...一二月三日に次の記述がある。
 八、午後二時零分...隊長ヨリ左ノ命令ヲ受ク
 左記
 イ、旅団命令ニヨリ捕虜ハ全部殺スヘシ」
(藤原彰『天皇の軍隊と日中戦争』大月書店より)

●今後の予定●
第11回 4月26日(土)14時〜我孫子栄光教会(湖北駅南口)、「第二次世界大戦」
第12回 5月31日(土)14時〜我孫子栄光教会(湖北駅南口)、「アジア・太平洋戦争」
特別授業5月10日(土)10:20天王台駅北口階下集合、13:30解散、「柏戦跡めぐり」

皆様ぜひ、いらして下さい。

過去現在未来、すべてのヒバク者のことを覚えて、

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
新しい反安保行動をつくる実行委員会 http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/
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2008年04月09日

ふぇみん「お知らせ欄」掲載希望 5/24授業「アジア・太平洋戦争」


ふぇみん婦人民主クラブ ご担当者様
Cc:皆様

いつも掲載有り難うございます。
「お知らせ」の掲載を希望いたします。
詳細を掲載したサイトのURLは、
増田都子のホームページ http://www.masudamiyako.org/home/
をご覧ください。

===============================
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」(12)アジア・太平洋戦争 

5月24日(土)14:00〜16:30。
我孫子栄光教会(湖北駅南口徒歩4分、我孫子市中峠台7−1)。
中学生〜大人まで。
参加費500円、中高生無料。
申込不要。
主催、あびこ平和ネット・豊田
TEL 080・5037・0019
Email yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp ←迷惑メイル対策で@を変えてあります。

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豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
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2008年04月06日

ハーフムーンと人間の鎖

4月4日藤沢.ふじさわ九条の会主催,ハーフムーン演奏会と井上ひさし講演会.

藤沢市議会で否決されたが市民が請求した無防備都市宣言の条例案.井上氏は同宣言の有効性を語った.

死者のうち5%も市民が亡くなった第一次世界大戦.第二次世界大戦では48%.朝鮮戦争84%.ベトナム戦争95%.
イラク戦争は70万人の死者,400万人が国外へ避難.

3月3日は平和の日ということ.

ハーフムーンは六ヶ所村の再処理工場のことも語った.

米軍原子力空母の横須賀港配備に反対し,米軍再編に抵抗する4月6日防衛省前人間の鎖に連帯して.

豊田義信
posted by 風の人 at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

2008年04月02日

政治セミナー実行委員会のご案内

皆様

自民党と民主党の二大政党はガソリン暫定税率などの問題をめぐって対決を深めつつも、まだ大連立の危うさも消えてはいません。岩国市長選や沖縄での米兵による少女暴行、護衛艦「あたご」の衝突事件など、日米関係や自衛隊の存在そのものを問う事件が頻発しているにもかかわらず、国会は空転という状態です。物価上昇や負担増で、暮らしの危機は深まるばかりの中、二大政党は有効な打開策を見いだせないでいます。一方で、「二大政党」以外の各政党は、平和憲法と国民の生活を守る立場から、危機打開に向けた有意義な政策提言を積極的に行っていますが、まだまだマスメディアをはじめ、十分その主張が聞き入れられ、理解されているとは言えない現状があります。

このような中、日本の政策の骨格を再確認し、将来に向けた展望を切り開くために、「平和への結集をめざす市民の風」では、連続・政治セミナーの開催を予定しています。憲法、北朝鮮政策などの平和政策、年金問題、ワーキングプア問題などの福祉政策、道路特定財源、環境税、地球温暖化問題などの環境政策など、今迫られている緊急の課題を平和憲法の視点から押さえる活憲セミナーです。

通常の運営委員会とは別に、実行委員会を開催し政治セミナーの企画・運営を行います。実行委員会は、企画の趣旨に賛同される方は現在「風」の運営委員、会員、賛同者であるか否かを問わず、誰でも参加資格がありますので、ぜひ周りの方もお誘いの上参加いただけると幸いです。

<第一回実行委員会についてのご案内>

日時:4月9日(水曜日)午後6時30分−8時30分

会場:神保町区民館(ひまわり館)洋室A
住所/千代田区神田神保町2-40 TEL/03-3263-0741
※地図は、下記をご参照下さい。
http://www.city.chiyoda.lg.jp/sisetu/yakusho.htm

現在予定しているテーマは以下の通りです。

他にも「このような話を聞きたい」という案がありましたら、引き続き皆様の意見を募集しています。

第1回(5月末)地球温暖化問題に日本はどうたちむかうべきか(洞爺湖サミットを考える)

第2回(7月はじめ)拡大する格差社会と失われ行く憲法の精神(ワーキングプアと政治の無策)

第3回(9月)小選挙区制は良い政治につながったか(あるべき選挙制度を考える)

第4回(11月はじめ) 東アジア共同体としての平和政策(北朝鮮とどう向きあうのか)

オプショナルツアー(8月はじめ)

原水爆禁止運動の過去と未来(対立の歴史と対話への道を考える)

広島へのツアーで原水爆被爆者の声を聞き、同時に平和勢力の対立に至る歴史を聞く。

政治セミナーの成功に向けて、ぜひ皆さまの熱いご協力をよろしくお願いします。


末次 圭介
posted by 風の人 at 02:11 | Comment(0) | TrackBack(5) | 一般

2008年04月01日

映画「靖国 YASUKUNI」、東京で公開できず

映画「靖国 YASUKUNI」が東京で公開できなくなりました。
ひどい状況に唖然としています。
完全な自主規制です。
異常事態です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080331-00000016-flix-movi
posted by 風の人 at 00:17 | Comment(2) | TrackBack(3) | 一般

2008年03月29日

霞ヶ浦パトリオットミサイル配備強行

3月29日未明〜5時,霞ヶ浦自衛隊基地前.

パトリオットミサイル配備に反対する行動."右翼"100人と"左翼"60人.一部の人々の罵倒,罵り合い.北朝鮮へ帰れ,アメリカへ帰れとがなり合う人々.自衛隊頑張れと日の丸を掲げる集団,パトリオットミサイルはいらないと主張する私達.皆日本に住む人間だが耳を傾けない主張のし合い.

道を挟んで300名程度の警官.争っている間に正門内で自衛官と協議.自衛官は受け入れ準備.マスコミ記者は基地内に.

私はマイクを持ち挨拶.右翼も挨拶を返す.シュピレヒコールではなく木の笛を吹き,沖縄の歌を歌った.

3時55分突如,約10台のトレーラーが基地内へ.発射台やレーダー,ミサイル?等が5分間で搬入完了.

帰途右翼の暴行挑発,茨城県警は容疑者を帰してしまった.言論弾圧にあらがう.
配備阻止までには至らなかったがミサイル防衛いらない.ハンスト明け,感謝して.

豊田
posted by 風の人 at 07:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年03月28日

本日!霞ヶ浦へ!!

皆様

間際となりましたが、下記転送します。

pacpacpacpacpacpacpacpacpac
パトリオット・ミサイル入らない!習志野基地行動実行委員会(イラク戦争に反対する市民と議員の会・事務局)より


おはようございます

沖縄でお世話になった方々、「パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会」にご賛同いただいている方々、ご連絡いただいた方、「イラク戦争に反対する市民と議員の会」のメル友の皆様にお送りしています。

転送歓迎。おひろめください。

今年度中、とされていた茨城県霞ヶ浦基地へのPAC3搬入が、明日(29日)の未明と考えられます。
今晩、茨城の仲間たちとともに、夜を徹しての行動に起とうと思います。

≪電車の場合≫

遅くとも、JR荒川沖駅 23時51分着の電車に乗ってください

日暮里22時49分発
松戸23時06分発
柏23時14分発
我孫子23時19分発

駅前に「市民統一行動・千葉」の黄色い旗を立てています。
3〜4人ごとに、タクシーで移動となります。

これより遅くなってしまう場合は、独力で正門前に来て下さい。


≪車の場合≫

基地から700メートルほど離れた「とんかつ文(ふみ)」の駐車場に駐車し、そこから歩いて基地正門まで行ってください。
(お店には事前に了解をとってあります)

もし、駅からのピストン輸送にご協力いただける場合は、荒川沖駅に23時50分までに来て下さい。


旗、横断幕、ゼッケン、プラカードなどお持ちよりください。
首都圏最後の搬入。駆けつけて、抗議の声をあげましょう!!


≪その他の注意事項≫

トイレ事情がよくありません。なるべくなら、長時間、トイレに行かなくてもいいように、お気をつけてお集まり下さい。

当日の行動は、茨城の仲間の指示にしたがってください。
pacpacpacpacpacpacpacpacpac



豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
新しい反安保行動をつくる実行委員会 http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/yo
posted by 風の人 at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年03月25日

田中正造と六ヶ所村に高尾山

3月23日柏."赤貧洗うがごとき"上映会.
レイチェルカーソン"沈黙の春"の朗読から始まる.

山県有朋らがつくった絶対天皇制.その明治王制が庇護した古河財閥の足尾銅山.富国強兵には欠かせぬ銅.政府の棄民.現在の政府.それが進める六ヶ所村や高尾山トンネル,数々の基地や道路にも繋がる教訓.

下野の百姓と名乗る田中正造.1877年古河市兵衛が足尾銅山創業.志賀直哉の祖父や渋沢栄一が出資.

農民の調査により農作物被害は足尾銅山とわかる.鉱山での亜硫酸ガスが生態を殺す.被害農民が出る.県会議員から衆議院議員となった正造,鉱毒について質問.

次男を古河の養子にした陸奥宗光は"害はあるが原因は不明"と答弁.

小さな名主の家に生まれた正造.病人の支援をして体を壊していると思われ,嫁を奪う様に連れて来た.嫁は8歳年下のカツ.カツを仲間と思っていた正造.

領主の横暴に反対して御用.獄中90cm立法の檻に入れられた.

奥羽の農民の窮乏を視察中,上役を侮辱したか何かで逮捕.獄中西国立志論を読む.出獄後,自由民権を論ずるべく栃木新聞を再刊.

1894年日清戦争.鉱山は労働者に対して永久示談を迫る.現存する銅山と農民の少額示談の契約書.

正造は根が異様に短い竹を手にして毒害を国会で訴える.神田キリスト教会での鉱毒救済集会.

勝海舟の財閥批判川柳.
"ふる川のにごれつる〜"と企業名を入れ皮肉った.

県はまともに扱ってくれず,被害農民は帝国憲法の請願権を行使すべく都内へ押し出し請願.
榎本武揚農商務大臣が視察.大隈重信首相に報告するも,後に大臣解任.大隈首相の兼任のポスト.福澤諭吉は銅山側を擁護し被害農民を取り締まれと主張.

被害民は選挙権を奪われた.婦人による母乳不足のカンパ活動.正造は足尾銅山の中心課題として応援.

古河は予防工事するも鉱毒再発.
"嗚呼我々は憲法をまもる為には死もおじず"と鉱毒悲歌.山県,議員歳費引き上げの目くらましで軍備増強の増税決行.反対する正造,歳費全部の受取りを拒否.私は現在の政党助成金と議員特権を思った.

農民,御真影奉還の陳情.正造発病.島田三郎より"自分の始末ができないでどうして国が救えるか"と諭され指導者然としていた我が身を反省.

再び農民の押し出し.都内の大使館等各所で抗議.山県政権が2500名農民を180名警官で弾圧.サーベルで殴り50名逮捕.正造,国会にて亡国演説."民を殺し法を破り""この国は滅びる"

"質問の意味がわからない.それが答えだ"と山県の答弁.

私は"何故自民党の新憲法草案は憲法前文の『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し』を削ったか"という福島瑞穂議員の質問に対し",それはこれから検討するところであります"と応えた小泉の答弁を思い出した.

朝日新聞社の石川半山は正造に対し,"君,佐倉惣五郎たるのみ"と言う.直訴状は中江兆民の弟子,幸徳秋水が執筆.議員として正造と共に闘った兆民は山県の宿敵.

馬車上の天皇.直訴後"寛大な"処置ですぐ釈放.生涯で一度だけ天皇が政治に介入すことを期待した正造.天皇はどう行動するか.天皇は何もせず.正造の痛快な歌.

"食へ太り泥棒面は馬車にあり
細民はひづめに倒る"

古河の妻,受水自殺.被害農民の惨状に胸を痛めたと言われている.

正造の働きに感動した農民,黒澤酉蔵.1100名の学生による路傍応援演説会.

17名の女性座り込み.
廃村となった村々.残留民の北海道移植.政府による棄民.

"政治をやってる間に肝心の人民が滅んでしまった""天は我にくみせり"は正造の言葉.

欠伸1つして官僚を侮辱した罪で拘束.新訳聖書を読む.

1904年日露開戦.正造,軍備に使う金を外交と教育,福祉へ.全世界の陸海軍を全廃を主張.

原敬が銅山副社長に就任.後に内務大臣から総理になった.

谷中村に移住した正造.趣味は小石収集.巡査が常に付きまとう.農民から学び好物のところ汁をマイ箸とマイ椀で頂く.

天下り役人が銅山工場長.労働者の争議,反乱.山県は軍隊3個中隊を投入.指導者の片山潜ら逮捕.愛媛や北海道の炭工でも争議.

内務大臣原の命令で強制取り壊し.残留民16戸.薮の竹で仮小屋を建てる農民.正造の歌,"辛酸亦佳境に入る"

善を為したければその人類の群れに入りその人となるべし,"真の文明は川を汚さず,人を殺さず"と正造.

天皇中心の政体.日露開戦により民の生活がより苦しくなる.天皇,貧民に150万円を寄付.なんじがつくった貧乏民これを救うことは当たり前と思っただろうと正造研究の学者.

水と湯のみの断食.8月2日夏,知人宅にて倒れる."谷中を救うことは国を救うこと"として働いた正造.病床で朦朧とする中"現在を救いたまえ"と叫ぶ.目の前の1人を救うことが本望だった.9月4日朝,怖い目で見舞いの取り巻きを睨みつけ,日本の乱れを憂い教育充実を訴え逝去.胃癌.

カツ"おしまいになりました".数万人の葬式.同日,天皇,銅山訪問.鉱毒100年にして閉山.

圧倒的権力の前で"倒れて止まず"動いた正造.基本的人権と恒久平和,環境,自治の先駆的思想と行動.

民の抵抗を語り継ぐ重要性.足尾,水俣の教訓から現在の国策優先,企業優先社会において今何をすべきか.六ヶ所村の再処理工場をどう考えるか.

豊田義信
posted by 風の人 at 16:39 | Comment(1) | TrackBack(0) | 一般

2008年03月22日

原発にかわる自然エネルギーのこと

皆様

自然エネルギーや原発について教えて下さった方々、有難うございます。
大変勉強になりました。自分自身の行動が問われます。

以下、拙いですが学びを報告します。
原発1基相当の風車1基、出資募集額1.5億円の市民ファンド等、具体的な取り組みを知り、嬉しく思いました。
長文、失礼します。


●風力1● 「大規模洋上風力発電 1ユニットで原発1基分の発電 低リスク・低コストで実現可能」
社民党OfficialWebの政策より↓
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/electoric/electoric_wind01.htm

抜粋↓
「同グループの経済シュミレーション解析によると、100万キロワット級洋上風力発電の初期建設コストは1キロワット当たり7〜12万円と格安で、耐用年数が100年と長く、メンテナンス費用も安く、他の発電事業と比較して格段の優位性を誇る。」

風車は騒音がひどい、という噂。
私も市民風車CEF2への投資を調べましたが、別荘地に隣接する風車の建設についての訴訟があると知り、控えました。
風車監視日誌↓
http://blogs.yahoo.co.jp/izuatagawa2007
Cef2クリーンエナジーファクトリーエコファンド↓
http://www.cef2.co.jp/index.php

洋上ならば、騒音も問題にはならないのでしょうか。
大規模洋上風車、期待します。

●風力2●「電力の5%→20%を風力発電へ、風力発電ブームのドイツ」
「原発に替わるエネルギーですが、例えば温暖化防止に原発を使うとすると、2050年までにあと700基を建設しないといけないそうです、そしてそ
こまでしてやっと5%の二酸化炭素削減に貢献するそうです、ちょっと毎年原発を建設しても間に合わない数ですよね。
 それからドイツは1990年から自然エネルギーの市場導入拡大・法律が出来て風力発
電ブームが起きたそうです。2006年には電力の5%が風力で供給できるようになり
今後20%を目指すそうです。」

●風力3●「道路特定財源で電力の50%を風力発電へ」

グリーンピース・ジャパンのメールマガジン No.102 <08/03/19>より抜粋
グリーンピース・ジャパン事務局長 星川 淳さんの文章↓

「話を単純化するために、今後10年間で59兆円といわれるお金をすべて風力発電に
投入したとします。いま国内で建設されている標準的な風車は出力1,500kWで、
建設費は1基あたり3億円程度。つまり、59兆円あれば20万基近く、3億kWの発電
容量が増設できるわけです。これは平均的な原子炉(出力100万kW)の300基分に
も相当します! ただし設備利用率を3分の1と考えて、風力で原発100基分とし
ましょう。日本では現在、55基の原発が30%あまりの電力供給を担っているとさ
れますから、少なく見積もっても風力だけで国内電力需要の半分以上をまかなえ
るのです。」

●太陽光1●「高性能の太陽光発電」
平和つむぎブログへの書き込み、堀井さんより↓
http://heiwa0.seesaa.net/article/90040355.html#comment
「シャープでは変換効率30%以上の新型の太陽光電池を発明しました。」

変換効率とは?
産総研より↓
http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/principle/principle_4.html

●太陽光2●「通産省の試算より効率の良い太陽光」
清里大友太陽光発電所より↓
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~satoruot/otomosun.htm

「通産省の試算では、利子率4%・運転年数20年で計算していますが、それによると設置費用
が88.8万円kWとして、62円kWhとなるそうです。
 大友太陽光発電の発電コストを、より現実的な運転年数40年・利子率3%で計算した
ところ、42円kWhとなりました。利子率を2%にすると36円kWhとなりました。
現在は、設置費用が60万円kWと低下しているので、利子率3%・40年の運転年数で
25円kWhと現実的な数値になります。」

●太陽光3●「太陽光発電のしくみ」
産総研より↓
http://unit.aist.go.jp/rcpv/ci/about_pv/index.html
「また太陽光発電は環境破壊の抑制を通じて、世界の人々にも利益をもたらすことができます。これは日本の国際貢献の一環として誇れる事柄と言えます。」


●原発の危険性●
R-DANはRadiation Disaster Alert Network(放射線災害警報ネットワーク)↓
http://www.r-dan.net/r-dan/

●原発の非効率●
「平和への共同候補をめざす市民の風」でご一緒している方の文章↓(転送させて頂きます)
「 で、結論ですが、代替エネルギーを使ったほうがはるかに環境にいいのです。
 原子力の場合、ウランを採掘してそのまま燃やせるわけではありません、燃やすために処理(何せ、質量しか差異のないものを分離することなど、民生用のコストでは無理です)・加工に膨大なエネルギーが要ります。
 核燃料の加工・処理に必要なエネルギーをA、原発を燃やして出るエネルギーをBとすると、前出の室田さんの本によると、A>Bなのです。
 逆に言うと、核燃料を燃やすより、その処理・加工に使うエネルギーを先に使ったほうが良く、処理・加工には石油・石炭を使用するため、原発は間接的に石油・石炭を使わないと成り立たないのです。
 電力会社が原発は環境に言いと言うのは、核燃料の加工に必要なエネルギーを無視した暴論です。
 さらに、核燃料の場合、後処理にほぼ無限のエネルギーが要ります。後処理に必要となるエネルギーをCとすると、C>>B、あるいはB/C=0なのです。
 つまり、原発を続ける限り、無駄なエネルギー(核燃料加工に必要なもの+後処理)を浪費するのです。
 逆に言うと、このようにエネルギーを浪費するから、原子力・核エネルギーは莫大な利権をもたらすのです。原発がとまらない本当の理由はこれです。
 ご参考までに。」

エネルギーを浪費すると、莫大な利権をもたらす。
大量消費をするから、大量の需要があり、大量の生産があり、生産できる莫大な生産手段が必要になる、それが利権と言うことでしょうか?

●自然エネルギー政策1●「知人からの質問転送」
平和つむぎブログへの書き込み、山本さんより↓
http://heiwa0.seesaa.net/article/90040355.html#comment
「さて原発の件ですが いろんな危険に対する指摘や反対運動があり また孫子の時代にさえ
 問題の先送りに成ってしまいますが、これは推進派 反対派と言ったような受け止め方では
解決しない問題のように思います。いずれの側の人たちにも 孫子がありその将来に危惧を感じるのは親の心情でしょう。 他方において平和に対する大国の世界戦略に対する重要な柱は エネルギーの永続的確保であるのはご存じのところでしょう。
 近年において アフガニスタン・イラク・カザフ・キルギス・ウズベスクやトルコまでまたかっての太平洋戦争における日本でも、戦争や紛争においては エネルギー確保が戦略の潜在的に主要な側面となってきました。
 これらの戦争や 紛争でどれだけの人々が犠牲となり 難民に落とされ 貧困にあえいできたことでしょうか?
また 今現在も天然ガス確保のための領土争いとして、日中が東シナ海で大陸棚境界線をしのぎ合って、争っています。
 これら大国のエネルギー資源確保のために 殺生に突き落とされた人々の数はチェルノブイリを遙かにしのぐ数ではないでしょうか?
 ここにおいて 原発廃止と環境問題は 推進派も反対派も含めた全人類の課題であると思います。
 従って原発は廃止を指向するとすれば 現在と将来を見越したエネルギー量の客観的な予測・代替エネルギーの数値による検証と実行の目途・これに対する政府の具体的施策の実施が、必要なのではないでしょうか?
 客観的具体的資料が 不十分であっては この国の政府・官僚は 企業論理とその科学技術に依存した認識を基準に推進論を推し進めて来ます。 まさに資本主義的ですね。
 また各企業向けに共同運用していてあまり知られてない原発(福島県泉市など)もあるようです。
私は 甘いのかもわかりませんが 代替エネルギーが確保できる根拠を 明確に出来れば 我が国が 原発から遠ざかる政策がとれるのではと思っています。
どなたか教えて下さいな。」


●自然エネルギー政策2●「生活も政策も、自然エネルギーへの転換を」
ブレア英元首相と対面した、「竹村英明のあきらめない!」より↓
http://blog.goo.ne.jp/h-take888/e/d0ba902284a354d91ca73d31aaed7063

「たとえば2010年には全電力供給の10.4%は再生可能な自然エネルギーにするという(イギリスの)目標。日本政府は1.35%という低い目標で、これほど低い国は世界の先進国の中にはありません。中国やインドにも負けています。(世銀は日本の温暖化対策は世界70か国中61位で、先進国の中ではアメリカにも劣る最下位と発表しました。)」

●自然エネルギー普及●「あなたのお金が、温暖化を防ぐ。」
その竹村さんが取り組んでおられる「おひさまファンド」↓
http://www.ohisama-fund.jp/index.html
自然エネルギー普及のための「市民出資」です。
現在の出資募集額は1.5億円。

●エネルギー関連の情報●
皆さんから、下記ご紹介頂きましたので紹介させて頂きます↓
たんぽぽ舎ホームページ、http://www.jcan.net/tanpoposya/index.htm
室田武さんの著書「原発の経済学」(朝日文庫、1993年)

●以上です●

3/22ミニさくらと『世界は戦争に反対する』の平和行進に連帯して


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
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2008年03月20日

米中両国の人権政策に抗議し、国際刑事裁判所規程の批准を求める

米国および中国大使館にFAXで送付しました。内容を変える必要性を感じないし、むしろ同一にしたほうがより一層、人権侵害を際立たせることが可能だと思うので、本文は全く同一です。

中国大使館FAX:03-3403-3381
米国大使館FAX:03-3505-1862

米国大使館の場合の宛名は以下のようにしました:

米国大統領 ジョージ.W.ブッシュ 殿
駐日米国大使 J.トーマス.シェーファー 殿

中国当局のチベット人弾圧に対するアクション情報は例えばこちらで入手可能:

チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)
http://www.geocities.jp/t_s_n_j/

米中両国の人権政策に抗議し、国際刑事裁判所規程の批准を求める


中華人民共和国国家主席 胡錦濤 殿
中華人民共和国首相    温家宝 殿
中華人民共和国駐日大使 崔天凱 殿

米国当局は「テロとの戦い」と称して、「テロ被疑者」を手当り次第に拘束し、キューバの米軍グアンタナモ収容所などに拘禁し、拷問を加えてきた。そしてこの2月、グアンタナモの被拘禁者6人を新たに911テロに関わったなどとして、特別軍事法廷に起訴した。全員に死刑を求刑している。

3月に入ってからは、中国当局が、チベット自治州などにおけるチベット人らによる抗議行動、暴動に対して、通常の警察行動を超えると思われる武力の行使で応じた。死者を出したと報じられている。

さらに3月18日には、中国の人権活動家・胡佳氏に対する裁判の初公判が行われた。検察側は、胡氏が外国メディアの取材を受けたことなどが「国家政権転覆扇動罪」に当たると主張した。外交官や外国メディアの傍聴は「満席」を理由に認められなかったという。

これらの報道に接すると、両国の類似性に目が及ばざるを得ない。米国の特別軍事法廷法が特に想起される。同法によれば、「違法敵性戦闘員」というレッテルを貼った外国人を、国際テロリスト団体に対する「無形サービス」供与の嫌疑でも起訴することができる。非公開裁判も可能であり、被告には人身保護請求権すらない。拷問によって得られた供述を証拠として採用することもできる。

特別軍事法廷での審理を含む米国による「テロとの戦い」は、実質的に特定宗教の信者に対する弾圧になっているし、中国当局のチベット人政策は民族弾圧といえる。両国は人権政策で非常に似通っている。

本来、両国との友好関係を望むが、両国による上記事件には抗議の意思表示をする。日本の人権政策もお粗末だと思うが、日本は不思議にも国際刑事裁判所規程をすでに批准している。国際刑事裁判所システムは、反人権政策の自己抑制に効果的な世界標準であろうし、それへの加盟は人権重視の明確な宣言になると思う。両国にはこの際、国際刑事裁判所規程の批准を求めたい。

2008年3月19日

太田光征


参考:
グアンタナモ・911被疑者を特別軍事法廷で裁くことは許されない
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/89032338.html
対テロ戦争体制を完成させる2006特別軍事法廷法
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/89029754.html
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WAVEMENTのかくぶんれつかてい

3月16日逗子.
WAVEMENT発祥のこの地で,独映画『核分裂過程』上映会と対談.サーファーの皆さん,素晴らしい企画有難う.

1985年8月再処理工場立地が決まり工事が始まったドイツ連邦共和国バイエルン州ヴァッカースドルフ村.反対が継続して盛り上がり88年85万人署名,同年裁判所の計画無効宣言,翌年電力会社の建設中止,92年には再処理からの撤退を勝ち取った村.

この映画は作成から2年後89年4月に再処理工場建設停止のきっかけとなった.

建設予定地に丸太小屋を建て,再処理まっぴらの歌を歌い集う4万人.

警察と州政府の"合法的"デモつぶし.ベトナム戦争で使用された催涙ガスを使用.軍事協力もあり装行車が走る.市民を潰そうとヘリが飛びガス弾を発射.

原発政策を独裁民主制,スーパーヒトラーと呼ぶ学者.原発への厳重な管理が必ずや全体主義に繋がると語る学者.電力をうむ原発は麻薬.再処理工場の賛否が家族内の分断をうんだ.

ナチ時代の教訓から憲法に盛り込まれた抵抗権.毎週欠かさず建設地脇で抗議のミサと散歩.生命を環境をまもる為に沢山の父親,母親,神父が参加.プルトニウム経済に抵抗する,と地元民の演説.

省エネと経済成長を語る大臣,デモの人々を150名の過激派と名付けるメディア.

近隣への放射能被害を懸念し100m煙突の計画は不可.200mは建設可.工場は辺り一面に放射能の塵や砂をまき散らす.肺に吸い込み生涯にわたる内部被爆の恐れ.

伐採ロボットの映像.殺人ならぬ殺木マシン.伐採される木々の悲しみを歌ったコンスタンチン・ベッカーの"樹"という歌.

荒涼とした大地に重機が鉄柵を打ち込む.警官が人々から工場をまもる構図.良く撮映できたと感じさせる警官による弾圧シーン.

警察を楯にした体制にも抵抗していると語る人.石で鉄柵をリズミカルに打つ人.そのリズムに合わせてジャーマンテクノ.3mの竹馬の様な棒に乗り変装したクラウン達.

"コスト高い"として電力会社が州政府に相談せず建設中止.再処理はフランスに委託.建設が中止され外される鉄柵.切断される鉄筋コンクリートの壁.

●以下対談報告●
この映画を配給している小林大木企画,鎌倉の海をまもる会の蓮沼氏,芸術家やプロサーファーが登壇.司会はWAVEMENTのゲン.

"上映から2年でどう止めたのか?"を語る.
それぞれが思いを寄せ合って専門性をいかした.国内外から支援があった.地元の参加者が多かった.運動からみどりの党議員がうまれた.社会民主党とみどりの党の連立政権が脱原発政策を打ち出した.

何千人という逮捕者の裁判闘争,行政訴訟,23日間もの討論会,85万筆の署名等あらゆる手を尽した.日本では六ヶ所村について100万人の署名を提出した.

日独の違いとしては,州の権限強いこと,チェルノブイリ事故による放射能の雨を住民が直接体験したことが挙げられた.

湘南の取り組み.150m海の方へ広げる鎌倉高校前の踏み切り工事,4つの浜を埋め立てテトラポットを設置する葉山の遊歩道計画.

"安全""経済成長"という名の下での開発.詳しく知らされずに住民の合意が無いことが多い.

原発は中央主権.一ヶ所に利権を集中させたい権力はなかなか手放さない.コンクリートを使った工事をしたい土木業者.原発は超土木,超ハコモノ.構図はどこも同じ.

デンマークの風車の電力を売る法律を習って,日本でも電力を売買できる様になった.

毎日2kwの太陽光発電をしている登壇者.技術革新により2年後に太陽光パネルは3分の1の値段で買える様になる.粛々と進める.

意見は伝えるが相手を否定はしない.推進派を否定しないことが大切.1歩踏み出し参加して運動を活性化しないと変わらない.先ずは地元でアクションすることで広がる.言いたいことは必ず言う.

様々な議論と活動が大切だと感じた.

豊田義信

関係無いが,これを書き途中,満員電車で"うるせえ!"と他人の髪を引っ張る男性.私は彼にまぁまぁと手を当てた.彼が降りる時"すみません"と手を当ててくれた.蛇足失礼.
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2008年03月18日

原発相当分の代替エネルギー?

皆様、

いつも情報をありがとうございます。
先日はSurf Riders Foundationの六ヶ所イベント、WAVEMENTの『核分裂過程』上映会に参加してきました。

ドイツのように原発を廃止ししていく場合、その分、代替エネルギーは、どのくらい必要なのでしょうか?

ブログに下記、質問を寄せて下さった方がいましたので、ご存じの方、教えて下さい。
よろしくお願いします。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
新しい反安保行動をつくる実行委員会 http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/

===========================
世界先進国の大勢は皆が聞き及ばれるとおり 原発廃止に向かって各国が努力をされているところですが、
核兵器による最初の被爆国である我が国では、原発の稼働推進が政府によって推進されています。他方多くの団体から危険性を中心に原発反対が指摘されています。まして孫・子に引き継ぐことを考えれば なおの事です。
 私もその危険性からは原発への依存・運転・稼働をやめてもらいたいと思っています。
しかし一面では歴史を顧みて太平洋戦争突入の側面には国家エネルギー確保の限界点において日米開戦が決定されとの事情も伺えるようです。
世界の先進国の代替エネルギーによる原発廃止は エネルギー政策に対する長期に地道な対応と それぞれの国家の特殊性を生かした政策に基づいて行われているようにも思われます。我が国において原発廃止に向かう場合の代替エネルギーの 全エネルギー量(夏冬問わず図最大量は、当然ピーク保障も含め)はどれくらい必要なのでしょうか、またそれに対して
どのような代替案が考えられるのでしょうか どなたか教えて頂けませんか。


===============
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2008年03月17日

ファスレーン365と非暴力平和隊:核兵器システムを破壊し、武力紛争を解決する非暴力の取り組み

下記イベントの様子を収録したビデオをご紹介。核兵器システムを物理的に破壊してしまおうという英国の運動に参加しているファスレーン365日本の豊島耕一氏、スリランカなどの武力紛争に非暴力で介入し、紛争解決を図っている非暴力平和隊・日本の大畑豊氏らのプレゼンテーションから成ります。

非暴力運動の可能性、実力を確信させる内容でありました。「『九条』を輸出する」というもっともな謳い文句が実現するには、人的資源とともに資金の結集が必要であることも痛感。

1日監獄経験つきの英国平和ツアーを薦めている豊島氏。お金のある方は是非チャレンジしていただきたい(ただし今後のアクション予定は未定)。非暴力平和隊のような組織にももっと人と資金が集まらないか。



スピーチ正誤表

9分前後 トライデント・プラウシェアズの設立年
    誤:「1999年に旗揚げ」 正:「1998年に旗揚げ」
17分前後 ジェット戦闘機の輸出先
    誤:「東チモールに輸出」 正:「インドネシアに輸出」



「九条」を輸出する--核廃絶運動と非暴力の紛争介入--
 講演と交流の会(2008年3月1日、東京)
http://faslane365.blog86.fc2.com/blog-entry-49.html

話題1 12名の日本市民はいかに英国の核基地を封鎖したか
    豊島 耕一(佐賀大学教授,ファスレーン365日本代表)

ファスレーン365公式ブログ:
http://faslane365.blog86.fc2.com/blog-entry-50.html

話題2 「非暴力平和隊」とは何か?
    大畑 豊 (非暴力平和隊・日本(NPJ)共同代表)

非暴力平和隊・日本公式サイト:
http://www5f.biglobe.ne.jp/~npj/


太田光征
http://otasa.net/
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2008年03月14日

オーストラリア下院の選挙制度は優れているか?

オーストラリア下院の選挙制度は、優先順位付連記投票制を採用した完全小選挙区制です。一選挙区内の全候補者に対して、一位から順に優先順位の番号を振り、低順位候補の票を高順位候補に割り振って、過半数の票を獲得した候補者を当選させます。こうしたテクニカルな側面に注目してか、この選挙制度を積極的に評価する日本の有権者もいます。

票の割り振り方を、名古屋大学の浅川晃広氏の論文から引用して説明しておきます。

2004 年オーストラリア連邦総選挙結果の分析
http://www.otemon.ac.jp/cas/pdf/31/asakawa.pdf

第一番目の得票は「第一選好票」(First PreferenceVote)と呼ばれ,また第二番目の得票は「第二選好票」(Second Preference Vote)と呼ばれている.当選の決定要因としては,まず,すべての候補に「第一選好票」を割り振り,過半数を獲得すれば当選する.もし過半数が獲得できなければ,最下位の候補を落選させ,その「第二選好票」(すなわち 2 番をつけた候補)を残りの候補に配分する.これを,一人の候補が過半数を獲得するまで繰り返し,当選者が決定される.


票の割り振り方の実際例が、こちらのサイトに掲載されています。
http://web3.incl.ne.jp/matsuura/geographic01.htm

単記非移譲式投票制を採用した日本の現行小選挙区制に比べれば、はるかに民意を反映する制度とはいえます。しかし、「第一選好票」が死票になる点は変わりません。一見優れたように思える優先順位付連記投票制は、死票を生む小選挙区制ゆえのマッチポンプ的手当てに過ぎません。民意の切捨てを容認する小選挙区制という制度であるから、民意を集約する手当てを施しているだけです。民意の反映を重視するなら、最初から民意を切り捨てる制度設計を採用しなければよい。

得票率49%での当選はけしからんが、得票率51%なら一人だけ当選させても構わない、という小選挙区制の考え方には無理があります。残り49%の民意を切り捨てるのは明らかにおかしい。

日本の現状に、オーストラリア下院の選挙制度を当てはめれば、民主党優遇制度になるでしょう。その方がいいと考える有権者がいるかもしれませんが、政権交代(維持)のためだけならば、民主党だけに票を集中させる必要はありません。比例代表制のような死票が出ない選挙制度であれば、野党は全体で与党と互角に勝負可能です。野党がいがみ合うことも、小手先の選挙共同もする必要がなくなります。

国会政治の現実が、政党政治である現状を考慮すれば、無所属候補にも配慮した比例代表制が、最も公平で民意を反映する制度と言えるでしょう。郵政選挙のように、自公に偽装勝利をもたらす心配もありません。そのような選挙制度の一例として、中選挙区比例代表併用制をすでに提唱しています。

中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164

小選挙区制、定数の少ない中選挙区制は、現状では保守二大政党制、大連立という寡頭政治をもたらす危険な仕掛けです。野党には、自公の延命に手を貸す小選挙区制や定数の少ない中選挙区制に反対し、比例代表制を基本にした民意を反映する選挙制度改革で結束してもらいたい。それが野党連合路線を担保することにもなるでしょう。

太田光征
http://otasa.net/
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2008年03月13日

増田防衛事務次官の懲戒申立に関する発表

増田防衛事務次官の懲戒申立に関する発表
3月13日正午〜
参議院議員会館第5会議室にて

 私たちは、平和を愛する市民有志です。今回のイージス艦あたごの事故における情報隠蔽は自衛隊がシビリアンコントロールを無視する体質を持っているということが明確になった象徴的な出来事といえ、放置してはならないと考えています。そこで、自衛隊法に基づき、国民を愚弄する発言を行った増田事務次官の責任を追及することとし、3月3日、下記のような質問状を提出し、防衛省の自主的な解決を迫りましたが、質問状に対する回答はありませんでした。そこで、3月13日、増田事務次官に対する懲戒申立を行います。この懲戒申立は質問状にも記載しましたが、自衛隊法施行規則に基づくものであり、防衛大臣は調査をさせ、報告を受けなければならないことになっておりますので、非常に意味があると考えています。また、賛同者も多数に上っております。懲戒申立について、報道各社・ジャーナリストにご説明したいと考えておりますので、上記のとおり、参議院会館にご参集ください。問い合わせは、弁護士日隅一雄(03-3341-3133)か、同田場暁生(03-3988-4866)までご連絡ください。

呼びかけ人 

 弁護士 中山 武敏
 同   児玉 勇二
 同   澤藤統一郎
 同   梓澤 和幸
 ジャーナリスト林克明
 弁護士 杉浦ひとみ
 同   日隅 一雄
 同   田場 暁生


◆    ◆    ◆     ◆     ◆     ◆
    
緊急公開質問状

2008年3月3日
石破茂防衛大臣殿
市民有志一同(末尾名簿添付)

 イージス艦あたごの漁船衝突事故は、事故そのものの重大性のみならず、自衛隊による情報隠しという市民にとっては重大な関心を抱かざるを得ない事態を招いてしまいました。特に、事故直後に、吉川栄治海上幕僚長が、当直士官であった航海長をヘリコプターで防衛省に呼び寄せて事情を聴取したこと、その事実が明らかにされないまま事態が進行したことは非常に問題があると考えております。
 そこで、この件について、次のとおり質問します。
 増田好平防衛事務次官は、2月27日、記者会見において、事故直後に貴殿を含む約10名が航海長から事情聴取をした際の状況について、以下のようなやりとりをしています(http://www.mod.go.jp/j/kisha/2008/02/j_27.html)。

◆◆記者会見からの引用開始◆◆

Q: でも今までのご説明だと、航海長の話したことで記憶に残っていることもなく、表情しか覚えてない。いくつか質問があったけどそれも覚えてない。ただ、口裏合わせがなかったことだけは間違いないですね。それは説得力に欠けないですか。
A: そういうご指摘はやむを得ないかなと思います。私の記憶を正直に話をしていて、そういうことが説得力がないと思われるのであれば、私の不徳の致すところと言いますか、能力がないということかなと思います。

◆◆記者会見からの引用終了◆◆

 上記やりとりからは、増田次官が虚偽を述べているとしか思えません。もし、真実を述べているのであれば、重要な事情聴取について記憶することもできない能力不足者ということになり、ただちに、増田氏を次官職から解任するべきだと思われます。
 自衛隊法は第58条で、「隊員は、常に品位を重んじ、いやしくも隊員としての信用を傷つけ、又は自衛隊の威信を損するような行為をしてはならない。」と定めています。増田次官の発言が虚偽だとすれば、この規律に違反していることになります。そして、自衛隊員の規律違反については、「何人も、隊員に規律違反の疑があると認めるときは、その隊員の官職、氏名及び規律違反の事実を記載した申立書に証拠を添えて懲戒権者に申立をすることができる」ことになっています(自衛隊法施行規則第68条)。
 私たちは、この懲戒申立を検討中ですが、貴殿から、下記質問について、真摯なご回答をいただけるのであれば、懲戒申立をすることは差し控えたいと思います。ご回答については、3月10日までに弁護士日隅一雄(東京共同法律事務所)に届くようお願いいたします。


1 増田次官が上記記者会見において、事故直後に貴殿を交えて行った事情聴取の内容について、増田次官に記憶がないのは事実ですか。もし、事実だとすれば、増田次官は記憶する能力が一般通常人よりも劣っているのですか?
2 増田次官に記憶がないのが事実ではないとした場合、なぜ、増田次官は記憶がないと答えたのでしょうか?また、記憶にあった事実とはいかなるものなのでしょうか?
3 貴殿は、増田次官が上記記者会見で記憶がないとの発言をしたことについて、何らかの処分を行われる予定ですか?処分を行う場合、処分を行う期日はいつになりますか?処分を行わない場合、行わない理由は何でしょうか?自衛隊法42条3項及び同法46条2項をもご考慮の上、その理由をご回答ください。
 以上の質問について、貴殿のご回答をお待ちしております。もし、真摯なご回答のない場合には、増田次官に対する懲戒申立を行うこととなりますので、あしからずご了承ください。
 本件についてのご回答及び問い合わせは、弁護士日隅一雄までお願いいたします。

                            
以  上


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2008年03月12日

憲法授業と自衛隊、「そこの河童」ご意見へのお返事

皆様

ご意見有り難うございました。
複数のメイリングリストでご意見頂きました。

> -----元のメッセージ-----
> こういうニユースなら周りの話より、中心を話すべきです。
> 貴方が何歳かは分からないけど、9条なら、9条の今、これから、を話して、そして年配をも加えて話すべきです。それをニユースにするべきでしょう。
>

習志野基地への申し入れ当日、ご年配の方も交えて9条について、安全について少し話ができました。

> -----元のメッセージ-----
> それから9条だけでは日本は守れないには現実の情勢の動き方はただ9条を言っていても
> 難しいと言うのは事実だと思います。
>
> ただそれは軍事力をもつことではなく、9条の精神にそった具体的な外交や民間交流な
> どの具体的な展開が必要です。これは新しい日本人になることだと思います。

9条について考える時、「9条の精神にそった具体的な外交や民間交流などの具体的な展開」がまさに必要です。
この具体的な展開は、「自国のことのみに専念し、他国を無視してはならない」のですね。
「全世界の国民」が望む外交や国際交流、国のまもり方は、5月ゴールデンウィークの世界9条会議で紹介されるはず。

> -----元のメッセージ-----
> 今のまったくばかばかしくい軍備の状況の中にも
> 平和の運動ではどこかにユーモア、かすかに愛、が感じられることは
> 実は力強いことなのではないかと思います。
> いつかどこかでこのおじさんも
> 「あの河童の言うこと」に気づいてくれると信じます。

関連して、3/1(土)我孫子のアビスタにて、増田都子先生の模擬授業「憲法ってなぁに?」の報告を。
今回の学びは以下です。

-国の最高法規である憲法。最高法規であって、それに反する法律は認めないということ。(第98条)
-The Constitution of Japan=日本国憲法。Constitutionとは骨組み、構成されるもの、という意味がある。
-憲法前文「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」の一文を削除した自民党新憲法草案。
-自衛隊元統合幕僚長、栗栖弘臣『日本国防軍を創設せよ』2000年、小学館文庫。『...国民の生命、身体、財産を守るのは...、武装集団たる自衛隊の任務ではない。自衛隊は「国の独立と平和を守る」(自衛隊法)のである。この場合の「国」とは、わが国の歴史、伝統に基づく固有の文化、...国柄、天皇制を中心とする一体感を享受する民族、家族意識である。決してここの国民を意味しない。』

また、伊藤塾塾長の講演報告で書き忘れた点。
-「わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、」
 →この恵沢が「基本的人権」を示している。
-「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」
 →この部分が「平和主義」に対応している。
-「ここに主権が国民に存することを宣言し、」
 →ここが「国民主権」。
-憲法前文に示された3つの憲法の原則。この「基本的人権」「平和主義」「国民主権」の順番が重要。
 人権と平和を守るために、国民主権という手段をとり、Japanese Peopleが憲法を確定した。
 自民党新憲法草案の前文は、この順番が逆であったり、平和主義の文章をあっさり削除していたり。

塾長の話で私が感動し涙したのは以下。
-塾長が一番好きな部分。「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
塾長「日本の憲法ですよ。国民の幸せだけじゃなく、全世界の国民が、世界中の子ども達のことを祈っている。国ごとにいがみ合ってちゃいけない。通常の憲法の次元を超えた。少しステージが上なんです。」

皆さん、またご指導下さい。
感謝して、

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
新しい反安保行動をつくる実行委員会 http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/
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2008年03月11日

三浦和義氏の逮捕に怒る緊急集会〜日本の判決は米国のターミネーターに抹殺されてもいいのか?

今井恭平です。
三浦和義氏の逮捕に怒る緊急集会

表記のような集まりを3月20日(春分の日)の午後2時から、ハロー会議室水道橋1(水道橋駅より徒歩一分)で行うことになりました。なにせ、緊急のことであり、準備もとりあえずばたばたという感じです。

基調講演として、「司法の正義と一事不再理の原則」国際法、合衆国憲法、カリフォルニア州法に照らしてと題して講師新倉修氏(青山大学大学院法務研究科教授)にお願いしていますが、その他の内容については、まだ走りながら決めていくという感じです。
参加費 無料

三浦さんについて、ロス銃撃事件でしか知らない人が多いと思いますが、彼が自分自身の体験にもとづいて、報道、拘禁施設における人権、冤罪などの諸問題に真摯に取り組んできた姿を知っている者の一人として、今回の逮捕を座して見ている訳にはいかない、という思いにかられた数人で準備中です。

今回の逮捕については、法的問題、報道の問題、さらには共謀罪の適用などの無視できない大きな問題が関係しています。マスコミの興味本位の報道からは、こうした本質的な問題が全部抜け落ちていきます。

さまざまな観点から、三浦さん逮捕問題について語り合いたいと思いますので、それぞれの関心分野から、私も一言話したい、という方はぜひ積極的にパネリストに立候補してください。調整している時間もないので、当日、会場での交通整理だけになると思います。

ことに、報道問題、共謀罪問題の観点からの問題提起をしていただける方の参加をお待ちしています。

事前連絡はとくに必要ありませんが、不明な点があれば、今井までメールでお尋ね下さい。

なお、詳細(というか、ただのチラシですが)を以下にアップしています。会場場所などはこちらをご参照ください。
http://www.jca.apc.org/mumia/2008/080320miura.pdf

*AMLより転載

東本高志
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二重の危険の禁止について〜前田朗さんの論についていくつかのオブジェクション

前田さん。

刑事人権論のご専門の立場からの重要なご指摘とご教示に感謝申し上げます。
学ばされることの多いご指摘とご教示でした。

「一事不再理」(二重の危険の禁止)に関するいわゆる「外国判決条項」(他国の有罪または無罪判決にも自国の裁判において「一事不再理」を適用するという規定)は、国際人権法や国際刑法の【現行法解釈においていまだ国際慣習法としては確立していない】ことはよく理解できました。この点についての前田さんのご説明は条理が尽くされており、私のような浅学菲才な者にとっても十分に納得できるものでした。

この点に関して、私は、自分の認識の瑕疵を明確に認めます。

したがって、前便(18475)の「日本の『一事不再理』の原則は米国では適用されないという米捜査当局の見解は二重、三重に誤っています」の一文(センテンス)は、国際人権法や国際刑法の当該規定について「外国判決条項」の有無を想定していなかった私の認識の瑕疵(甘さ)を含みますので一端取り消させていただきます。

上記の私の認識の瑕疵を認めた上で、前田さんのご指摘、ご認識には、私としていくつかの留保、あるいはオブジェクションがあります。

第1。それは、国際法の「人権」規定の本質をどう捉えるか、という私たちの認識の根幹に関わる問題です。16世紀以降の近代国家、近代社会の成立以来、「人権」が人間固有の権利(生まれながらにして持っている権利)、すなわち国家権力といえども介入できない天賦の人権(自然権=前国家的権利)、また、世界の人びとに共通する普遍的権利として国際的に広く認知されてきたことは周知のところであり、それゆえに1948年の第3回国際連合総会で採択された世界人権宣言の前文にも「これらの権利と自由」は「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」として明文化されることになったのです。

ところで、くだんの国際人権規約(自由権)は、上記の世界人権宣言の内容を基礎として条約化されたものといわれており、その14条7項には「何人も、それぞれの国の法律及び刑事手続に従って既に確定的に有罪又は無罪の判決を受けた行為について再び裁判され又は処罰されることはない」と規定されています。

だとすれば、同14条7項も「すべての人民とすべての国とが達成すべき【共通の基準】」としての規定であると考えるのが世界人権宣言に添った本来的な解釈というべきであり、その規定が「すべての人民とすべての国の【共通の基準】」である以上、同14条7項は本来的には他国であれ自国であれ、「外国判決条項」があろうとなかろうと、「確定的に有罪又は無罪の判決を受けた行為について再び裁判され又は処罰されることはない」と解す
るべきものであろう、と私は思慮します。

前田さんが重要だとして引用する欧州人権条約第七議定書4条1項の規定「何人も、その国の法律および刑事手続きに基づいて既に確定的に無罪又は有罪の判決を受けた行為について、【同一国の管轄下での刑事訴訟手続きにおいて、再び裁判され又は処罰されることはない】」は、国際条約がいまだ「人権」よりも「国家主権」を優位に置く国家間の「パワー・ポリティックス」ストラクチャーを反映した解釈に過ぎないもので、それが現行国際法の主流の解釈となっている以上、私たちとして「権力にたて突くことはできない」という意味で容認せざるをえないが、擁護に値する解釈ではないように私は思います。同じく前田さんが引用する「二重の危険」(ヒース対アラバマ事件)に関しての米連邦最高裁の解釈もしかりです。

また、これも前田さんが引用する『司法運営における人権――判事、検事、弁護士のための人権マニュアル』(国連、2003年)の「二重の危険」に関する記述「同一犯罪について二度裁かれない権利は、ひとつの同一国における最低基準として、国際法によって保障されている」は、よく読むと必ずしも「二重の危険の禁止の国内原則」を記したものではありません。同人権マニュアルには「二重の危険の禁止」は「ひとつの同一国における【最低基準】」と書かれています。「最低基準」とはどういう意味でしょう? 私には「外国判決条項」はなくてもかまわないとする「二重の危険の禁止」の現行解釈は「最低基準」としてのもので「外国判決条項」は本来は導入するべきものだ、と書いているように読めるのですが・・・

上記に少し見たように前田さんの現行国際法の解釈は、なにゆえの「人権」規定か、という視点に乏しく、やや現状追認的に過ぎるのではないかと私は思います。

第2。なにゆえの「人権」規定か、という視点をどこかに忘失して、もっぱら国際人権法や国際刑法の【現行法解釈】に依存する前田さんの「二重の危険」解釈は「ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)」ブログの2008年2月28日付記事の評価にも及んでいます。私が18483で引用している同記事を、前田さんは「およそ問題外」「お話になりません」「二重の危険の禁止が及ばないことと、被疑者の引渡しとは別問題です」(18508)と一蹴します。ヤメ蚊さん(も、
法律家です)は上記記事で「二重の危険」について述べていると私は思うのですが、それを前田さんは「被疑者の引渡し」の誤例証であるとし、「爆弾事件の犠牲者10人の国籍が違うのなら、それぞれの国に行かなければいいだけのことです」と言います。しかし、ヤメ蚊さんは、ある国の裁判で「無罪」が確定した人が「嫌がらせのように各国(この例の場合は10か国)の裁判所で繰り返し裁」かれるのは「あまりにおかしいだろう」と言っているのです。「被疑者の引渡し」の話ではありません。

前田さん。第一、「それぞれの国に行かなければいいだけのことです」とはどういうことでしょう? 「海外渡航の自由」は日本国憲法第22条にも、国際人権規約(自由権)第12条2項にも定められている各国国民の基本的権利です。この例の場合、「無罪」が確定しているわけですから、もちろん旅券法にも違反しません。出国・帰国の自由の保障は各国家に課せられている義務でもあります。「それぞれの国に行かなければいい」というのは、
「無罪」が確定している者が「ある国へ行きたくても行けない」状況を容認し、「無罪」が確定している者の「海外渡航の自由」を侵害する発言ということにならざるをえません。前田さんは一度「容疑者」になった者は「無罪」が確定しても、「海外渡航の自由」を制限されてもやむをえないとでもお考えでしょうか? そうではないでしょう。

また、国際刑事裁判所規程20条の規定は「いかなる人も、【本裁判所によって】すでに有罪とされまたは無罪とされた第五条に定める犯罪について、他の裁判所において審判を受けないものとする」というもので、同条文の効力は「本裁判所」の審判にのみ及ぶ。それを「一事不再理は国際的に承認されている」などと《吹聴》するのは誤解も甚だしい。「お話になりません」というご指摘のようですが、そうでしょうか?

「本裁判所」とは国際刑事裁判所のことにほかなりませんが、私の以前のメール(18483)でも指摘していることですが、国際刑事裁判所規程は139か国の署名と発効に必要な60か国以上の批准を受けて発効しているものです。国際刑事裁判所の判決の効力は同規程に署名している締結国139か国を拘束します。そのことを「善し」として各締結国はそれぞれ署名しているわけですから、同裁判所規程20条の「いかなる人も、本裁判所によってすでに有罪とされまたは無罪とされた第五条に定める犯罪について、他の裁判所において審判を受けないものとする」という一事不再理の規定は「国際的に承認されている」(ヤメ蚊さん)と《吹聴》しても一向に差し支えないのではないでしょうか? 少なくとも私はそう思います。

私及びヤメ蚊さん(弁護士)は、人間の尊厳と人権の「孤塁」(治安維持法時代の労農党(共産党)員、山本宣治の言葉、「山宣独り孤塁を守る」より)を守ろうとして、「どう考えても一事不再理に反するように思う」(ヤメ蚊さん)今度の米警察当局の三浦和義氏「不当逮捕」を問題視し、真摯に警鐘を鳴らしているのです。前田さん。「お話になりません」というのは、私及びヤメ蚊さん(弁護士)の指摘に仮に誤りが含まれていたとしても、ずい
ぶん私及びヤメ蚊さんを愚弄する発言ということになりませんか。

第3。前田さんの先のメール(18507)のご趣旨はどういうものでしょう?アメリカ憲法及び現行のカリフォルニア州法には「外国判決条項」がないので、三浦氏の「無罪」判決はすでにわが邦において確定していることを持って日本が米当局に「一事不再理」を主張するのは失当である、とのご見解でしょうか? もし、そのようにお考えならば、私はそのような見解には与することはできません。

米国及びカリフォルニア州には、それぞれ国家主権、州主権に基づく刑事裁判権、つまり日本で「無罪」判決が確定している三浦氏を裁判にかける権利がある(カリフォルニア州には04年州法改正にともなう「遡及処罰の禁止」という別の法律上の論点が生じますが)というのは、この点については前田さんに教えられましたが、「外国判決条項」の規定がない、という米国サイドの【現行】憲法・法解釈の限りにおいてはそのとおりだと思いますが、いうまでもなくわが邦にはわが邦の主権があります。私たちの邦の裁判で三浦氏の「無罪」判決が確定している以上、私たちの国として米国に対して「一事不再理」を主張することは、当事国それぞれの「自決の原則」「主権平等」を尊重するという国連憲章の立場、日本側の主権の行使としての「邦人保護」の観点から見ても当然の権利、というよりも進んで行使しなけばならない権利、であろうと私は思います。

また、このことはすでに述べましたが、国際人権規約(自由権)の14条7項は、「本来的には他国であれ自国であれ、『外国判決条項』があろうとなかろうと、『確定的に有罪又は無罪の判決を受けた行為について再び裁判され又は処罰されることはない』と解するべきもの」であって、そういう観点からも、私たちの邦は、米国に対して「一事不再理」を積極的に主張するべきであろう、とも私は思います。

さらに、わが国のいわゆる「ロス疑惑裁判」で三浦和義氏の弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士の「三浦元社長の元妻が殺害された事件の捜査は日米両国で協力して進められた」「日米で協議して日本で(裁判を)やると決めた。米国から(日本側に)資料が提供されたり、警察官や関係者が日本の法廷にきて証言したりというプロセスを経ている」という指摘(朝日新聞、2008年02月26日付)も重要です。
http://www.asahi.com/special/080224/TKY200802250491.html

弘中弁護士も指摘するとおり、上記のようなプロセスを経て出た「無罪という(日本の)裁判所の最終的な結論を米国も尊重するべき」です。

米当局の三浦氏の「拘束」「逮捕」「起訴」は、どう見ても不当だと私は思っています。

第4。その他の前田さんのご指摘に即して。

> 刑事裁判における二重の危険の禁止は、もともとアメリカ憲法上の権利等として形成
> されてきました。修正第5条です。これは「アメリカ憲法上の権利」ですから、アメリカ国
> 内にしか適用されません。日本の刑事裁判権とアメリカの刑事裁判権は別です。

そういうことを知った上での私及びヤメ蚊さんの問題提起でした。日本の刑事裁判権と
アメリカの刑事裁判権を混同しているつもりはまったくありません。

> 日本国憲法39条も二重の危険の禁止です。「日本国憲法上の権利」ですから、日本
> 国内にしか適用されません。

そういうこともわかった上での問題提起です。

第5。以上の理由により、下記に再掲する前回の私のメール(18475)の指摘を取り消す必要性を私は感じません。

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第1。米国憲法修正5条にも「何人も同一の犯罪について、再度生命身体の危険に臨まされることはない」という規定があること(米国法では《DOUBLE

JEOPARDY》(二重の危険)の法理というようです)。

第2。国際人権規約(自由権)の14条7項にも「何人も、それぞれの国の法律及び刑事手続に従って既に確定的に有罪又は無罪の判決を受けた行為について再び裁判され又は処罰されることはない」と明記されていること。

第3。国際刑事裁判所規程20条にも「いかなる人も、本裁判所によってすでに有罪とされまたは無罪とされた第5条に定める犯罪について、他の裁判所において審判を受けないものとする」と明記されており、「一事不再理」の原則は国際的に承認されている国際的なルールであること。

第4。三浦和義氏が逮捕された地であるカリフォルニア州の04年改正前の州法でも「米国内の他州や他国で有罪または無罪判決を受けた場合は」訴追できないことが明確に定められていたこと(02年にロサンゼルス郡保安官が殺害されてメキシコ人容疑者がメキシコに逃亡する事件が起きたことから、法改正の機運が高まり、04年9月に改正法が成立。条文から「他国」が削られたといいます。「改正」後のカリフォルニア州法は「一事不再理」の原則を定めた国際的ルールを明らかに逸脱しています)。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第6。最後に。私は依然として、この国の裁判で「無罪」が確定している者をメディアという「公共」媒体を使って容疑者(疑わしい者)呼ばわりしてまったく恥じ入ることのないわが国のマスメディアの行為(その無知、無能、人権感覚の欠如、犯罪性)は決して許されることではないだろう、と激しく思っています。

また、「外国判決条項」の有無に関わらず、今回の米当局の三浦氏の「拘束」「逮捕」「起訴」は、

日本国憲法違反であり、

アメリカ合衆国憲法及びカリフォルニア州法違反であり、

国際法違反である、

と私は激しく思っています。

東本高志
posted by 風の人 at 11:50 | Comment(1) | TrackBack(1) | 一般

二重の危険の禁止は国内原則です(前田朗)

*AML(オルタナティブ運動メーリングリスト)より
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-March/018022.html
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-March/018023.html

このところ刑事裁判における二重の危険の禁止が話題になっています。
私が見た複数の新聞記事は完璧に間違いだらけでしたが、友人の話ではTVに出ているタレント弁護士もいい加減なことばかり話しているようです(私は見ていませんが)。他方、ネット上ではニセ「ジャーナリスト」がデマを撒き散らしています。
【前田 朗】

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(0)用語

「二重の危険」――以下では、double jeopardy, ni bis in idemをさします。一事不再理と特に区別せずに使用します。

「国内原則」――同じ国家の中での二重の危険を禁止した一般法原則。

「外国判決条項」――外国判決にも二重の危険の禁止を及ぼす見解や条項。

(1)憲法原則

刑事裁判における二重の危険の禁止は、もともとアメリカ憲法上の権利等として形成されてきました。修正第5条です。これは「アメリカ憲法上の権利」ですから、アメリカ国内にしか適用されません。日本の刑事裁判権とアメリカの刑事裁判権は別です。

日本国憲法39条も二重の危険の禁止です。「日本国憲法上の権利」ですから、日本国内にしか適用されません。

多くの諸国の憲法に二重の危険の禁止が規定されるようになっていますが、それはいずれも「国内原則」です。「外国判決条項」ではありません。

他方、カリフォルニア州には「外国判決条項」があったのが、近年の法改正によって「外国判決条項」は削除されたそうです。一部の報道は、「カリフォルニア州法の該当規定そのものが法原則である」という誤った前提に立って、原則が削除されたとか、原則の適用が制限されたとか言っていますが、完全に誤りです。二重の危険の禁止はアメリカ憲法上の原則ですから、その原則を削除するなどということはありません。そんなことをすれば憲法違反です。「外国判決条項は原則には含まれないから削除できた」のです。

(もっとも、最近の法改正なので、2003年無罪確定の三浦さんの件に適用できるかどうかは議論の余地があります。不利益変更の遡及適用の可否で、これは別の論点ですが、面白い議論になるかもしれません。)

また、やや古い文献ですが、サムヒューストン州立大学教授だったロランドV.デル=カーメンの『アメリカ刑事手続法概説』(第一法規、1994年、原著はブルック出版、1991年)は、次のように述べています。

「1985年の事件で連邦最高裁は、二重の統治機構の原則により、2つの州による同一事実に対する連続的起訴は修正第5条の二重の危険に対する侵害とはならないと判断した(ヒース対アラバマ事件)。」(同書406頁)

「連邦最高裁は二重の危険の主張を退け、二重の統治機構の原則により、被告人の1つの行動が2つの統治機構それぞれの法律を犯してその平和と尊厳を侵害した場合には、被告人は二重の危険の観点から見て2つの異なった犯罪事実を犯したことになると述べた。」(407頁)

(2)国際人権法

自由権規約(市民的政治的権利に関する国際規約)14条7項に二重の危険の禁止があります。自由権規約は、批准した当事国における国内人権の保障を求めた条約ですし、14条7項自体、「それぞれの国の法律および刑事手続きthe law and penal procedure of each country」ですから「国内原則」です。

米州人権条約8条4項も二重の危険を定めていますが、この条約も各国における国内人権を求めたもので、「国内原則」です。

欧州人権条約第七議定書4条1項にも同様の規定があります。重要なので引用します。

「何人も、その国の法律および刑事手続きに基づいて既に確定的に無罪又は有罪の判決を受けた行為について、同一国の管轄下での刑事訴訟手続きにおいて、再び裁判され又は処罰されることはない。」

No one shall be liable to be tried or punished again in criminal proceedings under the jurisdiction of the same State for an offence
for which he has already been finally acquitted or convicted in accordance with the law and penal procedure of that State.

なお、世界人権宣言とアフリカ人権憲章には関連規定がありません。

国連人権高等弁務官事務所が国際法曹協会IBAの協力を得て出版した専門家研修シリーズ九号『司法運営における人権――判事、検事、弁護士のための人権マニュアル』(国連、2003年)には、次のように書かれています。

「同一犯罪について二度裁かれない権利は、ひとつの同一国における最低基準として、国際法によって保障されている。」

The right not to be tried twice for the same criminal offence is guaranteed by international law, as minimum within one and the same
State.
Human Rights In The Administration Of Justice, A Manual on Human Rights for Judges, Prosecutors and Lawyers, United Nations, 2003.
p.300.

(3)国際刑法

1998年の国際刑事裁判所規程20条は一事不再理を規定しています。ICCが裁いた事件についても、他の裁判所が裁いた事件についても一事不再理を定めています。たとえば、日本の裁判所で戦争犯罪として裁かれた事件をICCが裁くことはできません。しかし、20条は、A国で裁いた事件をB国で裁けないとは定めていません。そんなことはICCとは関係ありませんから、規定するはずもありません。それに、ICC規程は1998年に創設された新しい条約であって、ICCだけに適用されるものであり、それ以外に適用される国際慣習法として確立したものではありません。ICC規程はもっとも重要な国際文書ですが、国際刑法の一般原則を定めたものではありません。戦争犯罪や人道に対する罪といった特定犯罪に限られます。しかも、まだほとんど適用されていない規程ですから、これが国際慣習法になったということはありえません。

たとえば、現代国際刑事法の大家として知られ、旧ユーゴスラヴィア国際刑事法廷所長でもあったアントニオ・カッセーゼの著作『国際刑法』は、二重の危険の禁止を、国内原則(internal ne bis in idem principle)とそれ以外に分けて説明しています。国内原則としての二重の危険の禁止は国際慣習法として確立し
ているが、それ以外は国際慣習法とはいえないとされています。

Antonio Cassese, International Criminal Law, Oxford, 2003. p.319.

カッセーゼによると、1976年のイタリア憲法裁判所判決は、ゼナロ事件で、二重の危険の禁止は外国判決には及ばないとしています。さらに、1987年にイタリア政府代表は、国連において、同様の主張をしています。また、1990年のシェンゲン条約54条には二重の危険の禁止が規定されているそうですが、同55条は、自国の領土で行われた事件についての外国判決に二重の危険の禁止は及ばないとの宣言ができるとしているようです(カッセーゼの319−320頁)。

旧ユーゴスラヴィア国際刑事法廷法務官だったアレクサンダー・ザハールとアムステルダム大学教授のゲラン・スルイターの著作『国際刑法』も、二重の危険の禁止について、同一国内での禁止と、各国裁判所とICCの関係での禁止について説明しています。二国間で禁止されるとは言っていません。

Alexander Zahar & Goeran Sluiter, International Criminal Law, Oxford,2008. p.29-30. p.317-318.

さらに、1998年のローマ会議に参加した諸国の法律顧問たちが出版した、トリフテラー編著『国際刑事裁判所ローマ規程註釈』の20条の註釈でも、インミ・タルゲレン(どういう人かは知りませんが、どこかの法律顧問です)が、「(二重の危険の禁止は)一般にひとつの管轄権内だけに効力を有するとされている。国際人権条約、地域的条約ならびに普遍的条約の関連規定は、二つ又はそれ以上の諸国に関して二重の危険の禁止を保障していない。」と明言しています。

その根拠として、タルゲレンは、自由権委員会(市民的政治的権利に関する国際規約に基づいて設置された人権委員会)の1986年の決定、UN
Committee for Human Rights, A.P.v. Italy, B202/1986.を掲げています(私自身は見ていませんが)。

Immi Tallgeren, Article 20, in: Otto Trifterer (ed.), Commentary on the Rome Statute of the International Criminal Court, Nomos
Verlagsgesellshaft, 1999. p.423.

(4)結論

外国判決について二重の危険の禁止が及ぶという「外国判決条項」は、国際法(国際人道法、国際刑法)の要請ではありません。国際慣習法として確立しているのは「国内原則」です。

*******************************
補足:

前田 朗です。
3月6日

下記に書いてあることは、およそ問題外です。

> 上記のようなあなたの論法に前もって反駁するかのように、先のメール
> で紹介した「ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)」ブログの「三浦和義氏には一事
> 不再理の適用があるはず(2008年2月28日)」でヤメ蚊さんはわかりや
> すく次のように述べています。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ceeb3137ddd35554bb7f5d196f7d4697
>
>  もっとも、国が違えば、再度裁いてもかまわないという反論もあり、米
> 捜査当局もそのような見解に立っているようだ。しかし、このことのおか
> しさは、たとえば、ある爆弾事件で、10人の方がなくなり、犠牲者の国
> 籍が違っていたとする。容疑者は、犠牲者の出身国それぞれで各1回
> ずつ裁いてもかまわないことになるが、つまり、何度無罪になっても嫌
> がらせのように各国の裁判所で繰り返し裁くことができるようになるが、
> それはあまりにおかしいだろう。/そこで、国際刑事裁判所規程をみて
> みる。20条には、「いかなる人も、本裁判所によってすでに有罪とされ
> または無罪とされた第五条に定める犯罪について、他の裁判所におい
> て審判を受けないものとする」と明確に書いてある。国際刑事裁判所は、
> 人道に対する罪など非常に重大な事件を対象とするものだが、そうで
> あってさえ、一事不再理は国際的に承認されている。(以下、省略)


二重の危険の禁止が及ばないことと、被疑者の引渡しとは別問題です。爆弾事件の犠牲者10人の国籍が違うのなら、それぞれの国に行かなければいいだけのことです。二重の危険の禁止の問題とは無関係のナンセンスな事例です。

国際刑事裁判所規程についてかいていることも間違いです。お話になりません。
posted by 風の人 at 11:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 一般

2008年03月10日

グアンタナモ・911被疑者を特別軍事法廷で裁くことは許されない

 米当局は2月11日、キューバにある米軍グアンタナモ収容所の被拘禁者6人を、911テロに関与した嫌疑などで、特別軍事法廷に起訴した。全員に対して死刑が求刑されている。時間がない。[1]

 特別軍事法廷の根拠法である2006特別軍事法廷法は、米当局の思惑でいかようにも審理を操作し、何が何でも被告を有罪、死刑に持ち込むことが可能な法律である。 [2] 米国の人権団体 Center for Constitutional Rightsは2月の声明[3]で、特別軍事法廷について「これ以上道徳的に不埒なシステムを想像することは困難である」と語った。同感だ。

 アムネスティ・インターナショナル[4]も主張しているように、グアンタナモなどの被拘禁者は、明確な犯罪嫌疑があるなら正当な独立した裁判所で裁かれるか、さもなければ拘束を解かれなければならない。拷問[5]の結果、嘘を話した語っているハリド・シェイク・モハメド氏らの供述[4][6]を証拠とすることは認められない。ブッシュ米大統領は今すぐ特別軍事法廷を廃止すべきである。

 2006特別軍事法廷法の著しく反人権的な内容については、拙稿[2]で解説している。本稿ではさらに、2人の被告の例と尋問テープの破棄問題などを紹介しながら、死刑を求刑している今回の起訴の不当性を訴えたい。


1.2人の息子を人質に取られた“911実行首謀者”とされるハリド・シェイク・モハメド氏

 米国による「テロとの戦い」では子供までもが拘束され、虐待を受けている。このことを知る者は少なくないかもしれない。しかし、今回起訴された6人の中に自分の息子を拘禁、虐待された被疑者がいること、さらに、その被疑者が911テロを実行面で首謀したとされる人物であるという、これら点と点を結びつけている人はあまりいないのではないか。その人物がハリド・シェイク・モハメド(Khalid Sheikh Mohammed)氏だ。

 2007年6月、アムネスティ・インターナショナル、ケージプリゾナーズ、センター・フォー・コンスティテューショナル・ライツ(CCR)、ニューヨーク大学ロースクール人権とグローバル正義センター、ヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)およびリプリーヴの人権6団体は、「オフ・ザ・レコード(非公開):『テロとの戦い』の下の強制的失踪に対する米国の責任」を公表した。この報告書は、CIAによって「失踪」させられた被拘禁者39人の情報を詳述している。[7][8]

 その中で、ハリド・シェイク・モハメドの息子たちの拘禁の経緯も語られている。2002年9月、ハリド・シェイク・モハメドの2人の子供、Yusuf al-Khalid(当時9歳)とAbed al-Khalid(当時7歳)がパキスタンの治安部隊に拘束された。一方、2003年3月5日には、Mohammed Khan が、パキスタンのカラチで当局に拘束され、約1ヶ月拘禁された。その妻と満1ヶ月になる娘も同時に拘束され、1週間の拘禁を受けた。Mohammed Khan の兄弟であるMajid Khanも同時に拘束され、その後グアンタナモ収容所に移されている。[8]

 2007年4月16日、MohammedとMajidの父親であるAli Khanは、Majid Khanのグアンタナモ収容所における戦闘員資格審査法廷(CSRT)審問の証人として、文書で次のような証言をしている。「MohammedとMajidは同じ場所に拘束され、そこにハリド・シェイク・モハメドの若い2人の子供もいた。年齢は約6歳と8歳だった。パキスタンの看守は、その2人の子供は上階の別々の場所に拘禁され、看守からは食料と水を与えられなかったと、私の息子に語った。看守たちは精神的な虐待も2人の子供に行い、足に蟻その他の生き物を這わせて脅し、父の隠れ場所を吐くよう強制した」。[9]

 2003年3月9日付けのテレグラフ紙によれば、アフガニスタンのバグラム米軍基地で睡眠剥奪などの手法で尋問されていたハリド・シェイク・モハメドは、息子たちの拘束を知らされていた。CIA当局者は、「息子たちは彼にとって大事だ。息子たちを釈放し、パキスタンに帰すと約束すれば、口を開かせる心理的なテコになる」と同紙に語った。この時点で、息子たちはパキスタンからアメリカに移送される予定であった。[10]

 ハリド・シェイク・モハメドも、グアンタナモ収容所でのCSRT審問で、「当局は息子たちを故意に拘束した。彼らは子供だ。4ヶ月間拘束され、虐待を受けた」と証言している。[6]

 要するにハリド・シェイク・モハメドは息子を人質を取られ、自身も拷問を受け、二重の手段で自白を強要されていた可能性が極めて高い。このような尋問で得られた「証拠」を法廷で採用することは断じて容認できない。


2.拘束後に設立されたブラザ・バンクも標的に――CSRTでのハリド・シェイク・モハメドの供述

 2007年3月、被拘禁者らに対するCSRT審問の記録の一部が公開された。ハリド・シェイク・モハメドの供述もその中に含まれる。[6]

 審問記録によれば、ハリド・シェイク・モハメドは、特許のクレーム文よろしく、「911作戦の何から何にまで責任があった(“I was responsible for the 9/11 operation, from A to Z.”)」と「告白」した。「告白」は、本人ではなく、代理人が読み上げる形で執り行われた。

 ハリド・シェイク・モハメドが関与を認めたとされる既遂・未遂のテロ計画は30以上にも及ぶ。1993年の世界貿易センタービル爆破事件から、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世、カーター、クリントン両元大統領の暗殺計画まで含み、米当局すらハリド・シェイク・モハメドの関与を否定している計画が多い。 [11]

 ハリド・シェイク・モハメドはワシントン州のプラザ・バンク(Plaza Bank)も標的にしていたという。しかし、プラザ・バンクの公式サイト[12]によれば、同バンクの設立は2006年初頭であり、ハリド・シェイク・モハメドが拘束された2003年3月の3年後ということになる。拘束後に知り得た情報に基づく誇張である可能性がないとはいえないが、拘禁施設にいた彼が一体どのようにしてプラザ・バンクの存在を知ったのか。

 地元メディアのSeattle Post-Intelligencerも、2006年以前にそのような名称の銀行は開業していないと報じている。911独立調査委員会は2004年、ハリド・シェイク・モハメドは「カリフォルニアとワシントンの一番高いビル」に対する攻撃を計画していたと結論付けている。ワシントン州で一番高いビルは Columbia Center in Seattleである。[13]

 このように、ハリド・シェイク・モハメドの供述は信頼できない。本人自身も、CIAによる拷問の結果、嘘の供述をしたと語っている。 [4] 審問記録からは拷問内容に関する部分その他が削除されており、特別軍事法廷の実際の審理でも同じ事態が想像される。特別軍事法廷における正常な審理は不可能である。


3.モハメド・アルカタニ氏が受けた拷問

 モハメド・アルカタニ(Mohammed al Qahtani)氏も今回起訴された1人である。アルカタニ氏はドナルド・ラムズフェルド前国防長官[14]が認めた‘First Special Interrogation Plan’による拷問を受けた。詳細な尋問記録[15]から、Center for Constitutional Rightsがまとめた拷問のリスト[3]が以下である。


・殴打
・1回につき何ヶ月間にも渡る、過酷な睡眠剥奪と20時間に及ぶ尋問の組み合わせ
・拷問を科す他の国々へ移送するという脅迫
・女性を含む家族に対する明白な脅迫
・時に女性所員を前にさせた裸での所持品検査、身体検査および裸になることの強制
・性的辱め
・犬の吠え真似や仮面を付けてのダンスの強制、および“ブタ”と呼ばれながら手錠を掛けられた手でごみの山を拾わさられることによる辱め
・長期間およびラマダン期間中に渡る祈りの禁止を含む宗教的実践の権利の剥奪
・目前でコーランを汚すという脅迫
・犬をけしかけての攻撃
・尋問中における医療スタッフによる頻繁な点滴の強制投与
・長時間に及ぶ激しいストレスの掛かる姿勢の強制
・再三再四に渡る、何ヶ月間もあるいは昼夜に及ぶ狭い場所での監禁
・長時間に及ぶ低温への暴露
・長時間に及ぶ大音量への暴露
・最低160日間に渡る過酷な隔離


 このような明々白々な拷問によって得られた供述を裁判で採用することなどあってはならない。当たり前の話だ。


4.CIAによる尋問ビデオの破棄と911真相究明に対する妨害

 CIAは、「アルカイダ」のメンバーとされる人物に対する厳しい尋問の様子を撮影した複数のビデオテープを2005年に破棄していた。マイケル・ヘイデン CIA長官が自ら、2007年12月に認めている。米議会は2005年当時、グアンタナモ収容所で被拘禁者に対して拷問が行われていたかどうかの調査を行っていた。そのため、尋問テープの破棄は、拷問の証拠を隠蔽するためではないかとの見方がある。[16]

 ところが、911独立調査委員会の共同委員長を務めたリー・ハミルトン氏とトーマス・キーン氏は、「今回の件の発覚は、CIAが委員会の調査妨害を積極的に行っていたことを示すものだ」と述べた。同委員会は2003年と2004年、アルカイダ・メンバーの尋問の詳細情報をCIAに要求していたが、ビデオの存在を一切知らされていなかったという。[17]

 独立調査委員会のエグゼクティブ・ディレクターを務めたフィリップ・ゼリコー氏も、調査委員会が、尋問内容などについて「非常に詳細な情報」を求めたが、「これらの質問に対する(CIAの)回答に委員会は満足しなかった」と語った。[17]

 ただしCIAは、「(独立調査委員会に)多大な支援を提供した」「CIAは委員会が書類でもインタビューでも入手できるよう100%協力した。委員会はテープだって要求できたはず。委員会の調査中はテープは破棄されていなかったのだから」と主張している。[17]

 情報の隠蔽は、これまでのCSRT審問でも明らかになっているし、軍事委員会法でも許容されている。もしも911被疑者とされる人物が死刑に処せられるなら、911テロの真相を究明する上で究極の証拠隠滅になる可能性がある。

 今回の起訴は、個人の権利と生命、司法システムに対する攻撃という側面に留まらず、そのような観点からも絶対に認めるわけにはいかない。

References

[1] 9.11テロ犯6人を起訴、死刑を求刑する構え, 2008年02月12日
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2349595/2629652
[2] 対テロ戦争体制を完成させる2006特別軍事法廷法
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/89029754.html
[3] CCR challenges validity of military commissions and use of torture evidence in new death penalty cases
http://ccrjustice.org/newsroom/press-releases/ccr-challenges-validity-military-comissions-and-use-torture-evidence-new-dea
[4] すべての拷問の容疑は、調査されるべき
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=274
[5] CIA長官、アルカイダ容疑者への「水責め」認める, 2008年02月06日
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2346882/2603472
[6] U.S. Department of Defense, Khalid Shaykh Muhammad, Transcript of CSRT (KSM) Hearing http://www.defenselink.mil/news/Combatant_Tribunals.html
[7] 「オフ・ザ・レコード(非公開)」〜CIAによって「失踪」させられた被拘禁者39人を公開
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=309
[8] USA: Off the Record. U.S. Responsibility for Enforced Disappearances in the "War on Terror"
http://www.amnesty.org/en/library/asset/AMR51/093/2007/5e63853b-a2d0-11dc-8d74-6f45f39984e5/amr510932007en.html
[9] Statement of Ali Khan, Apr. 16, 2007
http://ccrjustice.org/files/Ali%20Khan_Father%20of%20Majid%20Khan_Statement%20from%20CSRT.pdf
[10] CIA holds young sons of captured al-Qa'eda chief, 09/03/2003
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=%2Fnews%2F2003%2F03%2F09%2Fwalqa09.xml
[11] Two Senators Secretly Flew to Cuba for Alleged 9/11 Mastermind's Hearing, March 16, 2007
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/03/15/AR2007031500865.html
[12] Plaza Bank
http://www.plazabankwa.com/about.asp
[13] State bank on 9/11 terrorists' hit list, March 15, 2007
http://seattlepi.nwsource.com/national/307571_terror15.html
[14] Donald Rumsfeld's Approval Interrogation Methods
http://ccrjustice.org/files/AlQahtani_RumsfeldApproval.pdf
[15] Interrogation Log, Mohammed al Qahtani
http://ccrjustice.org/files/AlQahtani_InterrogationLog.pdf
[16] CIA長官、尋問テープ破棄問題で上院委員会へ, 2007年12月13日
http://www.afpbb.com/article/politics/2324879/2450059
[17] CIA尋問ビデオ隠し、同時多発テロ調査も妨害か, 2007年12月23日
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2329050/2473888

太田光征
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対テロ戦争体制を完成させる2006特別軍事法廷法

ブッシュ米大統領は「テロとの戦い」を開始直後の2001年11月、軍事指令で軍事法廷の設置を命令した。それを受け、アフガニスタンで拘束されたイエメン国籍のサリム・アームド・ハムダン氏が2004年7月、この軍事法廷での審理に掛けられることになった。それに対抗してハムダン氏はラムズフェルド前国防長官を提訴。 2006年6月、この裁判の最高裁判決で、軍事法廷が米国法とジュネーブ条約に違反すると断罪された。そこでブッシュ政権が議会に新しい法案の形で成立させたのが、2006特別軍事法廷法(Military Commissions Act of 2006)である。[1][2][3]

米当局が運営するグアンタナモ収容所などの拘禁施設の問題については、アムネステイ・インターナショナルなどの人権団体が当初から精力的に取り組んできた。[4]

2006特別軍事法廷法の反人権的な問題点を批判したまとまった日本語文献は、ネット上ではアムネスティ[5]と自由法曹団[6]によるものくらいしか目に付かない。以下、注意を喚起するために、同法の問題点を詳しく指摘しておきたい。( )内の英数字は法律原文中のセクションを示す。

米当局は2月にも、グアンタナモ収容所に拘禁されている911テロの被疑者とされる6人を特別軍事法廷に起訴し、死刑を求刑している。[7]


1. 広範な「違法敵性戦闘員」の定義(§ 948a)

「違法敵性戦闘員(unlawful enemy combatant)」の定義は、「米国に対する敵対行為を行った者、またはそれを意図的かつ物質的に支援した者で、合法敵性戦闘員でない者」とした。このため、通常のテロ行為以外の反米活動一般をも裁くことが可能であると解釈できる。

2. 外国人差別を宣言(§ 948b)

特別軍事法廷が裁く対象は「外国人の違法敵性戦闘員(alien unlawful enemy combatant)」と明記してあり、外国人に対する差別的扱いを宣言するものとなった。

3. 軍法会議の水準にも満たない(§ 948b)

一般的な軍法会議の裁判手続き[8][9]では認められているものの、特別軍事法廷において被疑者は(長期拘留を避けるための)迅速な裁判を受ける権利、審理前の尋問で弁護士をつける権利を剥奪された。また、自白の強制とその供述を裁判で証拠として採用することの禁止が解除された。

さらに、審理前に、犯罪容疑に関する供述をする義務が無いこと、および審理前の発言が裁判で被告に不利な証拠として採用される可能性があることを被疑者に通告せずに尋問することを禁じた規定も適用されない。

厚顔にも、特別軍事法廷を、ジュネーブ条約共通第3条[10]が規定する「正規に構成された裁判所で文明国民が不可欠と認めるすべての裁判上の保障を与える」ものと表現している。

しかしその直後で、外国人の違法敵性戦闘員がジュネーブ条約を根拠に権利を訴えることを明確に排斥した。

4. 機密報告書を議会に提出(§ 948e)

審理の報告書を議会に毎年提出するとしたが、機密扱い書類の添付を可能にした。これでは正当性が検証できない。

5. 軍人だけで判事、検事、陪審を構成可能

法廷の召集権は国防長官またはそれが指名する者が持つ。(§ 948h)

陪審員は現役の軍人が務め、法廷召集権者が選任する。(§ 948i)

判事も軍人が務め、国防長官が規定した規則に基づき、各法廷に一人だけ選任される。判事は、その者が所属する軍隊の法務総監の認可があれば、その他の任務を執り行うことも可能としており、権利が限定されていない。(§ 948j)

国防長官が検事と被告側の軍人弁護人を選任する際の規則、およびそれら選任する者に関する規則を規定する。検事は軍法務官であるか、または国防長官が規定した規則に従って執務する能力のある民間法曹人。被告側の弁護人も軍法務官が務める。(§ 948k)

6. 拷問による供述の容認(§ 948r)

2005被拘禁者処遇法(Detainee Treatment Act of 2005)[11]が制定される前に得られた供述の場合、判事が、「全体の状況からして供述が信頼でき、かつ真相究明に十分資すると判断し、その供述を証拠として採用することが最大限正義のためになる」と判断すれば、強制性の程度に疑義が呈されている供述でも採用することができる。

2005被拘禁者処遇法が制定された後で得られた供述の場合、同法の第1003節で禁止された残酷な、非人間的な、または品位を傷つける処遇に当たらない限り、採用できるとした。

グアンタナモ収容所などに拘禁されている者の多くは2005年以前に拘束された。[12] したがって、§948rの(a)と(b)で、自己に不利となる証言を要求されないこと、拷問により得られた供述は認められないことを規定しているが、何の意味もない。

そもそも、拷問の確定的な定義がないという立場が取られているという問題もある。特別軍事法廷のマニュアルには次のように記されている。

「供述が信頼できるかどうか、またその供述の採用が正義に適っているかどうかを評価する際、判事は、強制の嫌疑に関する事実と状況を含むあらゆる関連状況を考慮し、さらにまた、他の証拠が、供述の信頼性を確証し得るものか、またはその信頼性に疑問を投げかけるものかどうかを考慮することができる」[13]

司法省は、虐待が発生する状況に応じた「虐待のスライド制」が憲法上許されると考えているという。[14] 最高裁も、「良心に衝撃をもたらす」行為は禁じられるが、「ある状況で衝撃を与えても、別の状況では明らかにひどいとはいえない」行為もあり、したがって「権力の乱用を良心に衝撃をもたらすものと断罪する前に、状況の正確な分析が必要である」との判決を出している。[15] マニュアルはこうした考え方を踏襲している可能性がある。

国防省は、モハメド・アルカタニ氏に対する拷問[16]も拷問に値しないと考えている。[17] では一体何が拷問に当たるのだろうか。

米当局をよそに、国連人権委員会は2006年2月、グアンタナモ収容所における尋問手法が国連の拷問等禁止条約に違反していると断言し、グアンタナモ収容所の閉鎖を勧告する報告書を発表している。[18]

7. 風聞による証拠の容認(§ 949a)

証拠の「構成要素と態様(elements and modes)」を含む審理手続きに関する規則は、本法に違反しない限り、国防長官が決定できるとした。この規定により、国防長官はいつでも審理に介入することができる。

国防長官が審理手続きおよび証拠に関する規則を規定するにあたり、「証拠が捜索令状またはその他の認可に基づかないという理由」で排除されてはならない、と定めることができる。

さらに、「§ 948rの規定に見合う限り、強制ないし自白の強要の疑いを理由に被告の供述を排除してはならない」とする規則も可能にした。

証拠については、判事が証拠に当たると判断するに「十分な根拠」があると決定し、陪審員に証拠の信憑性の程度を検討してもよいと説明する限り、信憑性があるとして採用すべきとした。証拠採用に当たっての陪審員による投票義務は特に定めていない。「客観的な根拠」が必要だとも書いていない。

風聞による証拠も採用することができ、その公開は949j(c) で規定された機密情報の公開に適用される要件を満たす必要がある。風聞の根拠さえも機密情報を盾に非公開にできるなら、どのようなでっち上げも可能になる。

実際、特別軍事法廷のマニュアルには、「被告の口頭による自白ないし承認は、それを聞いた者の証言によって証明され得る。たとえその証言が書面に落とし込まれたもので、かつ書面の説明責任が果たされなくてもである」と明記してある。[19]

9. 被告の監視役としての軍人弁護士(§ 949c)

被告は雇うことができる限り、民間弁護人をつけることができる。ただしその際、選任された軍人の弁護人が陪席弁護人を務めなければならない。あくまで軍人の監視役を被告につけるためであると思われる。

被告側の民間弁護人は懲戒処分を受けておらず、かつ機密情報にアクセスする資格のある者とした。機密情報を入手資格のない者に漏らしてはいけない規定も設けている。政府に批判的な民間弁護人を排除する仕掛けといえる。

被告は軍人弁護人を一人しか付けることができない。ただし、§ 948kの規定に基づき、弁護人を選任する権限のある者が、その単独裁量によって追加の軍人弁護人を被告に付けることはできる。しかし、その選任者に関する規定は国防長官が定めるのであるから、被告の権利を擁護する規定にはなり得ないだろう。

10. 審理の非公開・機密情報の公開免除特権(§ 949d)

判事は、判事裁定事案について、それが陪審員による後の検討または決定にとって適切な事案であるかどうかを裁定するために、陪審員を同席させずに開廷することができる。この規定により、被告に不利な審理運営を画策することが容易になった。

判事は、諜報機関または法執行機関の情報源、手法および活動を含む情報の公開により、国家安全保障に危害を及ぼすと判断すれば、審理の全てまたは一部を非公開にすることができる。

機密情報は、その公開により国家安全保障に危害を及ぼすと判断される場合、公開免除の特権扱いを受ける。この特権を主張できるのは、大統領、国防省または関係部局の長とした。これらの特権保有者は、その代理人、証人および検事に同様の特権を主張させることもできる。

判事は、検事の動議に基づき、証拠が信頼に足ると判断すれば、その証拠を入手した際の情報源、手法および活動に関する機密情報を非公開にした上で、それ以外の公開可能な証拠の提出を検事に許可できる。

判事は、実行可能で国家安全保障に適う限りにおいて、それらの情報源、手法および活動に関する情報の機密解除された要約を被告側に提出するよう、検事に対して要求することができる。

証人尋問において検事は、機密情報の開示を要求するあらゆる質問、「質問の流れ(line of inquiry)」または証拠を求める動議に異議申し立てができるとした。

機密特権の申し立てと、それを根拠付けるために提出される資料は、政府が要求すれば、判事の私室で検討され、被告には公開されない。

11. 被告に対する情報制限(§ 949o)

被告には審理記録のコピーが渡されるが、機密情報を含む場合は、§949dの規定に従って再編集された版しか提供されない。被告側弁護人は未編集の記録を閲覧できるが、国防長官が規定する規則に従う。

12. 法律瑕疵の免責特権(§ 950a)

特別軍事法廷での事実認定ないし判決は、法律の瑕疵が被告の重要な権利を著しく損なわない限り、その瑕疵を理由に間違いと見なされることはない。

13. 召集権者(米国)主導の審理

召集権者が、事実認定と判決を承認しない場合、不承認の理由を述べれば、再尋問を命令することが可能とした。この規定で、召集権者は被告を有罪に持ち込むまで何度でも審理を繰り返すことができる。(§ 950b)

再尋問を行う場合、最初の審理における嫌疑に関する無罪判決を覆すことはできないが、最初の審理で考慮されなかった犯罪については、新たな有罪判決を出せるとした。(§ 950e)

米国は、審理打ち切り、重要証拠の排除、審理の公開、被告の法廷からの排除、機密情報の扱い、証人尋問・証拠開示に関する判事の命令または裁定について、判決前に、特別軍事再審法廷(Court of Military Commission Review)に抗告することができる。再審法廷は法律問題に関してのみ裁定を下す。被告には、判決前のこのような抗告権は与えられていない。(§ 950d)

14. 事実認定を争えない控訴審

特別軍事法廷での最終決定に有罪の事実認定が含まれる場合、召集権者は事件を特別軍事再審法廷(Court of Military Commission Review)に付託する。(§ 950c)

特別軍事再審法廷の設置と判事の指名は国防長官が行う。再審法廷は、事実認定と判決に関して被告からの申し立てを受理することができるが、その法律問題についてしか再審理しない。(§ 950f)

再審法廷の決定に被告が不服である場合、連邦コロンビア特別区巡回区控訴裁判所(United States Court of Appeals for the District of Columbia Circuit)に上告することができる。ただし控訴裁判所の裁判権は、特別軍事再審法廷による最終決定が、特別軍事法廷法で規定された標準および手続き、さらに適用可能な程度において、米国憲法および法律に見合うかどうかの検討に限定される。(§ 950g)

控訴審での弁護人を指名するための手続きは国防長官が定める。(§ 950h)

このように、事実認定に関する被告の控訴権を完全に封じ込めた。

15. 絶対的管轄権(§ 950j)

特別軍事法廷の訴訟手続きを定める命令は、大統領が定める場合を除き、全ての裁判所、政府部局、公務員を拘束する。特別軍事法廷法が定める場合を除き、いかなる裁判所も同法廷手続きの合法性に対する異議申し立てを受理できない

16. 無形サービス・共謀罪も処罰対象(§ 950v)

国際テロリスト団体に「物質的支援または資源」を提供することも処罰されるが、「物質的支援または資源」には、有形無形の「サービス」も含まれる。

米国に危害を加える意図で、秘密裏に情報を収集し、米国の敵に伝達する者は、死刑または特別軍事法廷が指定する刑罰に処するとした。

共謀罪も適用可能。

17. ジュネーブ条約の無視

何人もジュネーブ条約を根拠に人身保護令状その他の申し立てを米国の裁判所にすることができない。(SEC. 5)

ジュネーブ条約共通第3条が定める国際的性質を有しない紛争における禁止行為を米国の裁判所が解釈する基準として、外国の法律と国際法を排除した。(SEC. 6)

大統領は、ジュネーブ条約上の意味を解釈し、適用する権限、さらに、条約義務のうち「重大でない違反」についての行政規則を公布する権限を持つ。(SEC. 6)

18. 人身保護令状を申し立てる権利ほか、拘禁に関するあらゆる異議申し立ての権利を剥奪(SEC. 7)

2005被拘禁者処遇法でも、すでに拘禁されているか、コロンビア特別区巡回区控訴裁判所で敵性戦闘員と認定された外国人による人身保護令状の申し立てが認められなかった。特別軍事法廷法ではさらに、敵性戦闘員の審査を待つ外国人からも人身保護令状の申し立て権利を奪うように、2005被拘禁者処遇法を修正した。

被拘禁者処遇法でも人身保護令状の申し立て以外の拘禁に関するすべての訴えを禁じていたが、特別軍事法廷法では念を入れ、「拘禁」「移送」「処遇」「裁判」「監禁状況」といった項目を明示して、過去に拘禁されていた者からも、拘禁に関するあらゆる異議申し立てを封じ込めた。

米国憲法には「人身保護令状の特権は、反乱または侵略に際し公共の安全上必要とされる場合のほか、これを停止してはならない」と規定されており、特別軍事法廷法は憲法から著しく乖離している。

References

[1] United States Department of Defense, Military Commissions
http://www.defenselink.mil/news/commissions.html
[2] Military Commissions Act of 2006
http://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=109_cong_public_laws&docid=f:publ366.109
[3] 米国の「テロとの戦い」による人権侵害とアムネスティ
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=761
[4] グアンタナモや「レンディション」に関するアムネスティ・ニュースリリース一覧
http://www.amnesty.or.jp/search.php?query=%A5%B0%A5%A2%A5%F3%A5%BF%A5%CA%A5%E2&mid=41&action=showall&andor=AND
[5] 国際法を無視した「軍事法廷」設置の問題点
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=763
[6] 愛国者法体制を追認するMilitary Commissions Act(軍事委員会法)の成立
http://www.jlaf.jp/tsushin/2006/1218.html#05
[7] 9.11テロ犯6人を起訴、死刑を求刑する構え, 2008年02月12日
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2349595/2629652
[8] UNIFORM CODE OF MILITARY JUSTICE, Sec. 810. Art. 10. Restraint of persons charged with offenses
http://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=browse_usc&docid=Cite:+10USC810
[9] UNIFORM CODE OF MILITARY JUSTICE, Sec. 831. Art. 31. Compulsory self-incrimination prohibited
http://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=browse_usc&docid=Cite:+10USC831
[10] ジュネーブ条約
http://www.itoh.org/kagurazaka/lib.html
[11] See SEC. 1001: DEPARTMENT OF DEFENSE, EMERGENCY SUPPLEMENTAL APPROPRIATIONS TO ADDRESS HURRICANES IN THE GULF OF MEXICO, AND PANDEMIC INFLUENZA ACT, 2006
http://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=109_cong_public_laws&docid=f:publ148.109
[12] Justice delayed and justice denied? Trials under the Military Commissions Act
http://www.amnesty.org/en/library/asset/AMR51/044/2007/en/06e37edc-a2cd-11dc-8d74-6f45f39984e5/amr510442007en.html
[13] Manual for Military Commissions, Military Commissions Rules of Evidence 304 (c)(2), Discussion.
http://www.defenselink.mil/news/commissionsmanual.html
[14] Detainee abuse charges feared. Washington Post, 28 July 2006.
[15] Rochin v. California 342 U.S. 165 (1952) and Sacramento v. Lewis (1998).
[16] CCR challenges validity of military commissions and use of torture evidence in new death penalty cases
http://ccrjustice.org/newsroom/press-releases/ccr-challenges-validity-military-comissions-and-use-torture-evidence-new-dea
[17] Guantanamo provides valuable intelligence information, US Department of Defense News Release, 12 June 2005
http://www.defenselink.mil/Releases/Release.aspx?ReleaseID=8583.
[18] 国連によるグアンタナモ拘禁施設の閉鎖要求を歓迎する
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=102
[19] Manual for Military Commissions, Military Commissions Rules of Evidence 304(g).
http://www.defenselink.mil/news/commissionsmanual.html

太田光征
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2008年03月09日

9条39。おい、そこの河童ぁ〜!

『なにぃ、9条ぉ?甘いこと言ってるねぇ。』

70代と言うおじちゃんが、私の「九条実現」バッヂを見て、そう言いました。

場所は津田沼駅北口。
私は3/9、9:9amに9の日ハンストを明け、習志野基地への申し入れ前に、仲間達数十名とチラシを配っていました。
今日は仲間からアヒムサは博愛だ、と教わったので、そんな気持ちで行いました。

デモやビラ配りは楽しみたいので、全身緑タイツの河童クラウン姿でアピールしたり、笛を吹いたり、子どもと遊んだり。

おじちゃんは大勢の私達を前に、堂々と意見を述べられました。日本に向いている中国のミサイルや北朝鮮の脅威など、将来の日本の不安を語られ、「がんばって」と言い残し去りました。

「日本国民は、...平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」
私は戦後の人々が大切にした憲法の精神をおもいます。
他国のミサイルの脅威より、自国の原発のことを考えます。
話を聞きながら、おじちゃんのご家族と海外の友人のことを考えます。
以前『ディア ピョンヤン』をみました。北朝鮮で暮らす人々のことを想います。


午後はお弁当を食べて、習志野基地へ申し入れに行きました。
趣旨は、パトリオットミサイルの情報公開、
パトリオットミサイルの撤去、
ミサイル防衛からの撤退です。

基地前には1時間前から警官と自衛官の方々が40名ほど待っていました。
基地前の空き地に入らせない様にする自衛官。
階級章をつけた緑色の制服自衛官の結婚指輪。
犬を抱きかかえ10分くらい共にいた散歩中の少女。

高性能拡声器で野次る黒塗り愛国車に乗った2人の男性。
「おい、そこの河童ぁ〜!笑いとってんのかぁ?」
「気持ちわりぃよ、手ぇ振んなよ〜。」

10分おきに何回も声をかけます。
「おらぁ、頭の皿、風で飛んでんぞ。干あがんぞぉ。」

彼らの主張は、自衛隊を応援する、パトリオットミサイルは必要だ、エセ平和集団は北朝鮮へ帰れ、という様なものでした。
私はリラックスして体を揺らし伸ばしながら、自衛官、警官、少女、青年、仲間の幸せを願いました。
青年らの言論の自由の為にも、妨害し合わず主張できればと思います。
また、申し入れも怒号が飛び交っては自衛官の方々も聞く耳を持たなくなるでしょうから、穏やかにできたらと思います。
少しでも良いので、対話ができますように。
それが貴重な交流となるはずです。

どんな風に安全をたもっていくか。
どんな風に生存していくか。
意見の異なる人と話したいです。

今日はありがとうございました。
おやすみなさい。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
新しい反安保行動をつくる実行委員会 http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/
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2008年03月08日

共産党演説会とNoRapeJapan!

3月8日松戸.我孫子の方々と演説会へ.私は党員ではないが国会議員に六ヶ所村再処理工場の停止と比例代表選挙制度の実現を提案したく参加.会場は物々しい警備.

衆議院候補者4名と19歳の応援,志位委員長演説.人間を使い捨てにする派遣労働の実態."日雇い派遣は望ましく無い"と首相答弁.元々ピンはねを禁止していたが86年派遣法成立.偽装請負で8回起訴されたcanon.御手洗会長を国会に参考人質問したい.共産党だけは99年派遣法自由化に反対した.

75歳〜後期高齢者医療制度の廃止法案を野党4党で提出.この10年で大企業に5兆減税,資産家に2兆減税.毎年5兆の軍事費,2500億の米軍思いやり予算.毎年2200億の社会保障費削減.厚労大臣も削減止めると答弁.

現在ミネラル水より安い米の生産者価格.亡国の大失政.無制限の輸入自由化を改める.ルール無き資本社会を改め経済政策の軸足を大企業から家計へ移す.

女子中学生暴行.告訴取り下げ.米兵釈放.被害者に代わって超党派で糾弾する沖縄大会がある.海兵隊との共存は無理.基地の無い日本,日米友好条約を.

ミサイル防衛.1400億円するイージス鑑は米空母まもる為.勝浦の深い悲しみと怒り.遺族が"船乗りにはわかるはずだ.こんな寒い海に出されたらどうなるか.船に乗る資格,日本をまもる資格は無い"と語ったと紹介.主権在財,主権在米を止め主権在民に.

私は今日,日仏を含む24ヶ国が加入する東南アジア友好協力条約を初めて知った.EUも加入申請中.憲法9条と一致する.

現在,衆議院南関東ブロック22議席では志位議員の1議席.司会は比例区での投票を呼び掛けた.

私は社民党や緑のテーブル,共産党の議席を増やしたく応援したい.企業献金を受けない共産党に小銭を献金.

終了後,若者と志位さん生トーク.住宅の水害や好酸球増多症候群の難病指定,列車事故,石破大臣の責任,高校学費稼ぎの週7日バイト,ヤンバルクイナや珊瑚の絶滅,使い道の無い90式戦車等の話題.

六ヶ所村再処理工場についての私の質問に対する回答.

再処理は絶対反対.原発でウラン燃やしたらプルトニウムのゴミが出る.そのゴミ,燃料棒を寸断して酸の液に溶かし,放射性物質を出しながら数%のプルトニウムを取り出すが,残りはまたゴミ.再処理工場の周りでは白血病の子が増える.
高速増殖炉もんじゅが頓挫し余り続けるプルトニウム.どうにもならないから原発でウランと混ぜ燃やす危険なプルサーマル.これは未だ食い止めている.ゴミはどうしようもなく六ヶ所へ.青葉県はゴミは受けないぞ,ということで再処理工場を渋々開始.
脱原発しかない.具体的にはゴミは原発に置いておき,50年後処分技術ができてから処分.

時間の都合上,満足に質問できなかった為,以下に紹介.

1,5月に本格稼働予定の再処理工場.稼働中止を訴える共産党の文章や取り組み等あれば教えて.

2,護憲政党の議席を増やす為2大政党に有利な小選挙区制度をかえる必要がある.比例代表制度を実現する為の取り組みを教えて欲しい.

どなたか共産党の反原発政策について詳しい方,教えて下さい.

豊田
posted by 風の人 at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

憲法を知る学習会での涙

皆様

3/4、船橋での千葉県生協連主催の伊藤真塾塾長講演会へ参加して来ました。
講演会の後、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による「愛のあいさつ」等の演奏がありました。

以下、報告です。「」内は私のメモによるもので、心に残った塾長の発言要旨です。
一字一句正確なものではありませんが、ご了承下さい。

「人間は戦争してはならない。この1点はどうしても譲れない。」
「『戦争は最も人間的な行為』と言う改憲派の学者。一方で『戦争なぞせず、貧困対策を』と言う9.11被害者の遺族がいる。」

「1874年の台湾出兵以来、71年間アジアへ侵略し続けてきた日本。それが61年前の憲法で戦争しない国となった。」
「教育を利用した国が教育内容に介入しない国となり、地方自治を保障し、差別の撤廃、軍隊の放棄を決めた。」
「憲法の理想と現実は異なっている。異なっているからこそ憲法の理想が重要。」

「例え多数派であっても押しつけてはならない、奪ってはならない価値。それが人権。」
「戦前の日本やナチスドイツ、イラク占領を続ける米国等、民主主義であっても、誤ることがある。憲法で行政の誤りを制限する。」

「法律は社会秩序維持の為、国民を制限する。法律は国民に対する歯止め。
憲法は国民が政府を制限して、人権を保障するもの。強者と多数派への歯止め。憲法は法律の親分ではない。」

「人権は「へき論」であり、主張であり、闘い取るべきもの。人権とはむしろ少数派や異端の自由を認めることに本質がある。」
「9条2項が本質的に重要。9条1項だけでは新規性なし。軍事力によって国民の生命と財産は守れない。そもそも、軍隊は国民をまもるのではく、国家をまもる。自衛隊法に明記してあり、自衛官も明言している。」

「憲法前文に示された理想。人権と平和をまもる為に、国民主権という手段を取り、国民がこれを確定した。」

●感想●
生命の遺伝子を傷つける放射性物質を排出する原発や再処理工場。
伊藤塾長の話を聞いていて、原発や再処理工場の推進派と諦め派の価値観と、人の命をかけがえのないものとして大切にする憲法の価値観は相容れないものだと感じました。


そして、どうしても「正当に選挙」したいと思います。
憲法前文は、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し...」から始まります。
確かに、選挙制度は与党や多数派の好きな様に決められるから、到底不可能な選挙制度改革を訴えても意味がない、それは権力に対して白旗を揚げている様なものだ、他の運動をやりながら現行選挙制度下で勝てる盛り上がりをつくる必要がある、という意見もあります。
しかし、端から諦めてしまう方が白旗を揚げていることになると思います。様々な運動をやりながら現行選挙制度下で勝てる盛り上がりをつくりながら、選挙制度改革も訴えていく必要があると思います。

具体的には民意が議席に比例して反映できる、比例代表制度の導入を提案したいです。
今日は国会議員の演説会で、提案してみます。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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2008年03月07日

3月8日平和共同かながわ主催 糸数集会@横浜

皆さん

明日に迫った平和共同イベントのご案内です。直前ですみません。共産・社民・神奈川ネットワーク運動・無所属の各市議会議員と糸数慶子参院議員が参加して、神奈川の米軍基地を巡る運動について語り合います。神奈川の良い意味での沖縄化の突破口になることを期待しています。ご参加よろしくお願いします。

太田光征
http://otasa.net/



憲法9条をまもる 平和共同かながわ 事務局の春田です

3月8日(土)の集会が今週末に迫りましたので、
再度ご案内させていただきます

当日は、パネリストのみなさんにご提供いただいた
充実の資料も配布いたします
米軍再編について、首都圏神奈川の基地問題について、
知っていただく良い機会です
まだお席に余裕がございますので、
お誘い合わせの上、ぜひご参加ください

平和共同かながわの趣旨にご賛同いただいた方は、
会員料金(500円)でチケットをご購入いただけます
※事前にお申し込みください
会の趣意書、申し合わせ事項は、サイトでご確認ください

チケットのお申し込みは、こちら
 ↓
憲法9条をまもる 平和共同かながわ
http://peacecollabo.net/ 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
糸数慶子参議院議員の講演とパネルディスカッション
〜米軍再編と神奈川の平和運動〜

日本で2番目に基地の多い神奈川のことを、
日本で1番基地の多い沖縄選出国会議員の糸数慶子さんと
一緒に考えましょう。

●日時 2008年3月8日(土)
      開場17:30 開演18:00 終了予定20:30 
●場所 かながわ県民センター・ホール 横浜駅西口徒歩5分 
      http://www.kvsc.pref.kanagawa.jp/center/areamap.html
●参加費 当日:1000円 前売り:800円
      学生(大学・短大・専門学校生)・会員:500円
      高校生以下:無料

●プログラム● 
第一部:糸数慶子さん講演
      「沖縄・平和への道−教科書問題と米軍再編を中心に」
☆日本で1番基地の多い沖縄から、
 全野党共闘による「平和共同候補」として当選された
 糸数慶子さんのお話は、
 日本で2番目に基地の多い神奈川に住む私たちに、
 多くのヒントをもたらしてくれるはずです

第2部:糸数さんと基地問題にとりくむ地方議員とのパネルディスカッション
 パネリスト(アイウエオ順)
 糸数慶子(参議院議員)
 大波修二(厚木基地・・・本会共同代表・大和市議会議員 無所属)
 金子豊貴男(相模原補給廠・・・相模原市議会議員 社会民主党)
 瀧川君枝(横須賀基地・・・横須賀市議会議員 神奈川ネットワーク運動)
 中沢邦雄(キャンプ座間・・・座間市議会議員 日本共産党)
☆米軍再編が静かに進む今、
 「神奈川はどうなるのか?」
 「9条をまもり、軍隊のない未来を築くにはどうすればいいのか?」
 みなさんとともに考えたいと思います


「憲法9条をまもる 平和共同かながわ」
http://peacecollabo.net/ 
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2008年03月06日

我孫子の仲間、憲法への気付き

皆様

3/1、我孫子市民活動フェア2008で行った増田都子先生の授業、「憲法って、なぁ〜に?」。
私は、昨年同様、今回も深い気付きがありました。

これまで地元の我孫子でこどもの祭り等に尽力されてきた尊敬する先輩が、授業に参加され、下記のメイルを送って下さいました。
ご了解頂きましたので、転送させて頂きます。
念の為、名前を伏せさせて頂きます。

=============
件名: 増田先生にメール
宛先: "豊田 義信さま(ふさぴえろ)"


豊田さま

市民活動フェアお疲れ様でした。

増田先生のホームページ拝見。
(中略)
下記のメールを転送頂ければ・・・とも思いますが。

増田さま

アビスタでの授業を拝聴し、著作をお譲りいただいた者です。

「たたかう社会科教師」拝読しました。
東京都で行われている偏向教育については
日頃から心を痛めていましたが、ここまで酷いとは
思いませんでした。

私は1946年生まれですので、「現代社会」を学びました。
教育基本法、基本的人権、憲法も、
でも、この法律を守るのは公的権力を持つ者である。
という、先生のお言葉に「目からうろこ・・・」でした。

「子どもたちにつけてもらいたい力」は
「自立して、仲間とともに考え、行動する力」
持論に子ども会活動の指導をしていますが
「何より大切な命と未来のため」
子どもたちと話す中で、正しい憲法を、民主主義を
伝えて行けたら良いなと思っています。

ありがとうございました。
--
===以上==========

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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横浜事件裁判についての声明

横浜事件の再審を実現しよう!全国ネットワーク御中
Cc:皆様

下記転送します。
****************************************
「横浜事件第三次再審裁判の最高裁に対する市民声明」に賛同します

名前 豊田義信

名前公開可

所属 ガンジーの会

連絡先 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
***************************************

転送・転載歓迎。

―――――――― 以下転送 ―――――――

Subject:[germinal:02072] 横浜事件市民声明にご賛同ください
Date:Tue, 4 Mar 2008 20:58:50 +0900

横浜事件の再審について、最高裁は「免訴」の決定をしようとしています。こ
れでは被害者にたいする「有罪判決」は覆されず、被害者の人権は回復されま
せん。加害者である警察・検察・司法の罪も明らかにされません。
ぜひ、下記の声明にご賛同ください。

返信先:colt@bh.mbn.or.jp

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

横浜事件第三次再審裁判の最高裁に対する市民声明

地球上では戦火が絶えない。
わたしたちは日本政府が悲惨な大戦の加害者であったことを、
国内外の市民に対して多大な損傷を与えたことを、知っている 。
その戦争は多くの人の考えや声や夢を封殺しておこなわれた。
その時に権力の近くにあったものや、指導的立場にあったもの
には責任がある。
横浜事件は、拷問により虚偽自白をさせ、言論を弾圧した。
人々は戦争へと駆りたてられた。
わたしたちは憲法の前文、憲法の条文にあるように不戦の誓い
をし、平和を希求している。
その姿勢を確認するためにも司法は、過去に加害者となった悲
惨な戦争について深く反省しなければならない。
言論を弾圧したことを、不当な不正義な戦争へと人を駆りたて
たことを。
司法がその正義を具現化し、世界に向けて不戦の意志を示し、
平和に絶対的な価値と尊厳を抱いていることをあきらかにする
ためにも、最高裁判所は横浜事件再審判決において原判決を破
棄し、無罪判決をすることを強く求める。
2008年3月4日
横浜事件の再審を実現しよう!全国ネットワーク

「横浜事件第3次再審最高裁審理に関する法学者声明」は以下
http://members.at.infoseek.co.jp/yoko_hama/20080228seimei.html
****************************************

「横浜事件第三次再審裁判の最高裁に対する市民声明」に賛同
します

お名前

お名前公開の可否

所属


連絡先
***************************************
以上


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Keep Your Thoughts Positive by Gandhi

きくちゆみさん

ガンジーの言葉を送って下さり、有難うございました。
このメイル、仲間達に転送させて頂きます。

アヒムサ健康法は第一火曜日に千葉県市川のお宅でも学べるみたいです。

感謝して、

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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=================================================
件名: Re: [uniting-peace][07537] ガンジー翁の実践「真理の把持」とアヒム 57r9/K!

豊田さん

外国の言葉をカタカナにするのって、難しいですね。
わたしは「アヒンサー」という訳語に親しんできました。
「アヒムサ健康」というのははじめてききました。
創設者はお亡くなりになったようですが、ぜひ学んでみたいです。
どこかで学べるところがあったら、教えてくださいね。

サチャグラハ=真理の把持
については「サチアグラハ」
とカタカナ表記してきました。

ガンジーの話題が出たついでに、わたしの好きな彼の遺した言葉を。
とても実践的で役に立ちますので、わたしの指針にしています。

  Keep Your Thoughts Positive

Keep your thoughts positive because your thoughts become your words.
Keep your words positive because your words become your behaviors.
Keep your behaviors positive because your behaviors become your habits.
Keep your habits positive because your habits become your values.
Keep your values positive because your values become your destiny.

さて、これを訳すのは難しいですね。Positiveという言葉をどう
訳出するか。
http://eow.alc.co.jp/positive/UTF-8/?ref=sa
建設的、肯定的、とでも訳しましょうか。

  いつもあなたの考えを肯定的に (ガンジー、きくちゆみ訳)

いつもあなたの考えを肯定的にしなさい。なぜなら、あなたの考えがあ
なたの言葉になるからです。
いつもあなたの言葉を肯定的にしなさい。なぜなら、あなたの言葉があ
なたの行動になるからです。
いつもあなたの行動を建設的にしなさい。なぜなら、あなたの行動があ
なたの習慣になるからです。
いつもあなたの習慣を建設的にしなさい。なぜなら、あなたの習慣があ
なたの価値観になるからです。
いつもあなたの価値観を建設的にしなさい。なぜなら、あなたの価値観
があなたの運命になるからです。

ーーーーーーーーーーーー
わたしのパートナーの森田玄は、こんな風に訳しています。

  いつも前向きな考えをしなさい (ガンジー/森田玄訳)

いつも前向きに考えるようにしなさい。なぜなら、あなたの考えがあな
たの言葉になるからです。
いつも前向きな発言をしなさい。なぜなら、あなたの言葉があなたの行
動になるからです。
いつも積極的に行動しなさい。なぜなら、あなたの行動があなたの習慣
になるからです。
いつもプラスになるような習慣を身につけなさい。なぜなら、あなたの
習慣があなたの価値観になるからです。
いつも価値観を高くもちなさい。なぜなら、あなたの価値観があなたの
人生を決定するからです。
ーーーーーー
2人の違いが良く出ています(わたしはなるべく解釈を加えず、そのま
ま訳すのが好きです)。
だから2人で本や映画を翻訳すると、すりあわせる作業が必要になり、
そのお陰でより良い訳が生まれます。

きくちゆみのブログ http://kikuchiyumi.blogspot.com
平和省プロジェクト http://ministryofpeace.jp
平和の書店 http://ministryofpeace.jp/bookstore/bookstore-
menue.html
東京平和映画祭 http://www.peacefilm.net
911ボーイングを探せ http://www.wa3w.com/911
テロリストは誰? http://www.wa3w.com
911の嘘をくずせ ルース・チェンジ http://www.wa3w.com/LC2J/
グローバルピースキャンペーン http://globalpeace.jp
グローバルピースキャンペーン・ストア http://store.globalpeace.jp
Harmonics Lifeセンター http://harmonicslife.net
Global Peace Campaign (English) http://english.globalpeace.jp
Yumi's English Blog http://yumikikuchi.blogspot.com
posted by 風の人 at 09:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年03月05日

ガンジー翁の実践「真理の把持」とアヒムサ健康法

皆様

サチャグラハ=真理の把持、とは何か。
先日お会いしたアヒムサ健康法の先生より、真理について教えて頂きました。
教えに感謝します。何かご存じの方は、教えて下さい。

曰く、「人間が心理を掴むのではなく、真理の方から人間が把持される」とのこと。
アヒムサ健康法では「すべての理屈を超えて真理に把持されたときにのみ自然治癒力がみずからの内から発揮されます。しかもそれは全く目立たずにです」と。

そういった視点であれば、人間が理屈をこね、証拠を挙げて「真理、真理」と無理して頑張って他人ときそうのではなく、無理なく真理に近づけるということでしょうか。
真理に身を委ねる、といった境地でしょうか。
でも、その場合も、何が真理なのかを真理自体に問う必要があるのでしょうか。

ちなみに、アヒムサ健康法についてgoogle検索しますと、下記のページが出ました。
紹介させて頂きます。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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=========
『アヒムサ健康法−日々好日』
http://blog.goo.ne.jp/miniboy/c/3cdca956bc084ffffecc33122df4a51e
「アヒムサ健康法とは?
アヒムサ健康法はとてもユニークな健康法です。
機械器具は勿論の事、お薬も一切使いませんし、食べ物にも余り囚われていません。
では一体、何で病気をなおすのでしょうか?
「いのち」で病気を治すのです。「いのちのはたらき」で病気を治し、健康を創るのです。
実は、「アヒムサ」と言う言葉は、直訳ではお「不殺生」とか「非暴力」と言う意味に受け止められていますが、本当は「いのち」のはたらく「相(すがた)」を思念したインドの言葉で、「博愛」とか「活かす」と言う様に訳した方が真相に近いくらいです。
つまり、アヒムサ健康法は、「いのち」の健康法なのです。」
========

アヒムサ実在力学研究所
http://www.ahimsa-jituzairikigaku.jp/ahimusa/index.html
「アヒムサ実在力学研究所は、岡林龍之先生(故人)が創建された、「アヒムサ健康法学」を研究するために立ち上げました。
岡林龍之先生は、おそらく人類史上初めて、「真理」・「大実在」・「いのち」のはたらきを、誰でもが簡単にわかる方法・手段を、発見・開発した人であると思います。」

「☆「アヒムサ健康法」に関心のある方は、「アヒムサ会」(TEL.0466−35−3754)へ御連絡をどうぞ。
但し、「アヒムサ会」は、あくまで「アヒムサ健康法」の勉強をする「自主勉強の会」です。治療行為や、治療技術習得を目的としての講習・指導等は行っておりません。☆」
===以上====
posted by 風の人 at 08:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年03月04日

アメリカ当局(米警察)の三浦和義氏の「不当逮捕」と日本のマスメディアのあきれるばかりの報道姿勢について

「三浦元社長 米で逮捕」というニュースが日本国中を電撃的に走った当初から、私たちの国のマスメディアはこぞって、この国の裁判ですでに「無罪」が確定している三浦和義氏を「容疑者」呼ばわりしてきました。メディアという「公共」媒体を使って人を貶めることに汲々として恥じないこのようなマスメディアの行為(その無知、無能、人権感覚の欠如、犯罪性)は決して許されることではないだろう、と私はその報道の当初から激しい憤りを感じてきました。

「容疑者」とは司法手続及び法令用語の「被疑者」とほぼ同義で、「捜査機関によって犯罪を犯したとの嫌疑を受けて捜査の対象となっているが、まだ公訴を提起されていない者のこと」をいいます(フリー百科事典『ウィキペディア』「被疑者」→「4 容疑者の語について」)。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E7%96%91%E8%80%85

マスメディアはなぜ「一事不再理」(同一の犯罪について、重ねて刑事上の責任を問われないこと。日本国憲法第39条)の原則がある私たちの国の法廷で「無罪」が確定している三浦和義氏を「容疑者」(準犯罪者)呼ばわりして恥じることがないのでしょうか?

日本のマスメディアは、犯罪捜査について、米国では「属地主義」、日本では「属人主義」を採用していて、日本の「一事不再理」の原則は米国では適用されないという米捜査当局の見解を無批判に受容して三浦和義氏を「容疑者」呼ばわりし続けているようですが、米当局(米警察)の見解を鵜呑みにするだけで、同当局の三浦和義氏「不当逮捕」をなんら問題視しないこの国のマスメディアの報道姿勢は、歴代自民党政府にも増して対米追
随的といわなければならないでしょう(この日本のマスメディアの為体(ていたらく)ありて、この国の政府の為体あり、ということでもあるでしょう)。

しかし、日本の「一事不再理」の原則は米国では適用されないという米捜査当局の見解は二重、三重に誤っています。

第1。米国憲法修正5条にも「何人も同一の犯罪について、再度生命身体の危険に臨まされることはない」という規定があること(米国法ではOUBLE
JEOPARDY》(二重の危険)の法理というようです)。

第2。国際人権規約(自由権)の14条7項にも「何人も、それぞれの国の法律及び刑事手続に従って既に確定的に有罪又は無罪の判決を受けた行為について再び裁判され又は処罰されることはない」と明記されていること。

第3。国際刑事裁判所規程20条にも「いかなる人も、本裁判所によってすでに有罪とされまたは無罪とされた第5条に定める犯罪について、他の裁判所において審判を受けないものとする」と明記されており、「一事不再理」の原則は国際的に承認されている国際的なルールであること。

第4。三浦和義氏が逮捕された地であるカリフォルニア州の04年改正前の州法でも「米国内の他州や他国で有罪または無罪判決を受けた場合は」訴追できないことが明確に定められていたこと(02年にロサンゼルス郡保安官が殺害されてメキシコ人容疑者がメキシコに逃亡する事件が起きたことから、法改正の機運が高まり、04年9月に改正法が成立。条文から「他国」が削られたといいます。「改正」後のカリフォルニア州法は「一事不再理」の原則を定めた国際的ルールを明らかに逸脱しています)。

上記の法的問題の整理は「ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)」ブログからの引用です。

■三浦和義氏には一事不再理の適用があるはず(2008年2月28日)
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ceeb3137ddd35554bb7f5d196f7d4697
■傲慢な米カリフォルニア州に抗議をするよう法曹三者に申し入れよう!(2008年3月2日)
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/68339fc2ce7c8c17f1a3449b2385baa0

この問題については次の各ブログも警鐘を鳴らしています。

・「Henkyo News」ブログ
■三浦さん米警察が拘束:再び日本マスコミの無責任ぶり(2008年2月25日)
http://www.icchome.net/news/2008/02/post_133.html
■日本マスコミは「二重の危険」に関する議論が広がると困るのか(2008年2月26日)
http://www.icchome.net/news/2008/02/post_134.html
■日本マスコミ、サイパンの判事とメディアに過熱取材がとがめられる(2008年2月27日)
http://www.icchome.net/news/2008/02/post_135.html

・「つれづれなるままに 〜弁護士ぎーちの雑感〜」ブログ
■[米国法] 三浦知義氏の逮捕(1)(2008年2月26日)
http://d.hatena.ne.jp/attorney-at-law/20080226/1203957902

・「NPJ通信 マスメディアをどう読むか」
■「三浦逮捕」のニュースバリュー(丸山重威 2008.2.28)
http://www.news-pj.net/npj/maruyama/index.html

ご参照ください。

そして、この国のマスメディアのあきれるばかりの報道姿勢について、危機意識を共有していただけたら幸いに思います。


東本高志
posted by 風の人 at 17:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年03月02日

「沖縄米兵を不起訴」のままで終わらせてはいけない!!

「沖縄米兵を不起訴、釈放 告訴取り下げ受け那覇地検」という報に接して、なんとも
やりきれない思い、どこにもぶつけようのない憤りのようなものを感じたのはもちろん
私だけではなかったでしょう。多くの人が同じ思いを抱いただろうと思います。

沖縄タイムスの2008年3月1日付の報道によれば、「基地・軍隊を許さない行動する女
たちの会」の共同代表の高里鈴代さんは「この二週間以上、被害者がどれだけつらい
思いをしてきたか。支えきれなかった…」と声を詰まらせたと言います。「支えきれなか
った…」という痛恨の思い、は私たちに共通するものではないでしょうか。

この件についての杉浦ひとみさん(弁護士)の下記の指摘は重要だと思います。杉浦
さんは次のように言います。

「この事件は、このまま不起訴でそっとしておけば被害者が回復するというものではあ
りません。(略)このままかさぶたをはらせてしまえば、過去を振り返るときにこのころ
のことは目を向けたくないブラックボックスになり、それは将来にも影響を与えます。」

「時間がかかっても、この問題を清算することが不可欠だと思います。/(検察庁は)
被害者にこれ以上の聞き取りなどの負担を掛けず、またマスコミの取材から彼女を
守ることをしながら、大人の責任としてこの不正義を追及すべきでないでしょうか。」

幸い、これも沖縄タイムスの同日付の報道によれば、暴行事件に抗議する県民大会
の開催を目指す実行委員会準備会は「米兵釈放のニュースを聞き、昨夜、眠らずに
考えた」。「米軍統治下にあったときから、沖縄県民は米兵による犯罪の被害に遭い
続けてきた。女性、子どもが被害者となる事件も続いており、大会開催の意義は変わ
らない」(実行委員のひとり、県婦人連合会の小渡会長の話)と、23日に予定している
大会の開催方針を確認したということです。

この県民大会が「マスコミの取材から彼女を守ることをしながら、大人の責任としてこ
の不正義を追及」するひとつの試みとして成功することを心から祈るものです。

また、本土の人間ができることとして、「この事件をうやむやにするな」という検察庁へ
の要望なども検討すべきことのように思います。弁護士グループに期待したいもので
す。以下、杉浦さんのブログより。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■被害少女が告訴を取り下げ 〜 沖縄米兵による少女強姦事件
(「杉浦ひとみの瞳」ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/0a3d102a989863ec062b251b9e0f7033

昨日、被害少女が告訴を取り下げたということで、米兵は不起訴、釈放になりました。

被害者の少女が「もう、そっとしておいてほしい」と告訴を取り下げたとのことであるが、
もともと告訴すること自体がこの年齢の子どもにとって大変な決断だったわけです。
それを心ない批判をした方たちは、彼女に二重の被害を与えたことになります。

ところで、この事件は、このまま不起訴でそっとしておけば被害者が回復するというもの
ではありません。それは、被害者の事件にかかわってきた経験です。
このままかさぶたをはらせてしまえば、過去を振り返るときにこのころのことは目を向け
たくないブラックボックスになり、それは将来にも影響を与えます。

時間がかかっても、この問題を清算することが不可欠だと思います。
大人の社会が、このことを妨害したことになります。彼女の解決を遅らせた責任は計り
知れない大きさです。

検察庁は、この事件をほかの親告罪でない罪名に切り替えて捜査を続けることは被害
者の気持ちを考えれば、すべきでないと判断したということです。そして、被疑者を釈放
したのでしょう。
本当にそうでしょうか。
自分はこれ以上戦えなくても、この問題が不問に付されるなど、被害者の少女が考え
ているでしょうか。きっと、検察官は私に代わって、不正義は糺してくれると思っている
のではないでしょうか。被害者にこれ以上の聞き取りなどの負担を掛けず、またマスコ
ミの取材から彼女を守ることをしながら、大人の責任としてこの不正義を追及すべきで
ないでしょうか。

このように言うと「では被害者の方に確認をとって・・・」という責任転嫁が行われそうで
不安です。
少なくとも、この事件を被疑者釈放で一件落着でいいのか、という観点から、国民の法
益、社会の法益を守る検察庁が、この問題によってもたらされた個人の被害、社会の
不安をどう考えるか、検察庁の使命をどう考えるかという問題ではないかと思います。

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沖縄米兵を不起訴、釈放・那覇地検、少女告訴取り下げで
 沖縄の女子中学生暴行事件で、那覇地検は29日、強姦容疑で沖縄県警に逮捕され、
取り調べを受けていた米海兵隊のタイロン・ハドナット二等軍曹(38)を不起訴処分とし、
釈放した。被害者の中学生が告訴を取り下げたためという。

 軍曹の身柄は同日夜、米軍側へ引き渡された。在沖縄米海兵隊の広報担当者は
「基地内で軍曹の身柄を拘束し、米軍としても調べている」と述べた。

 強姦罪は被害者の告訴がなければ起訴できない「親告罪」と刑法に規定されている。
記者会見した那覇地検の山舗弥一郎検事正は「被害を受けた中学生が『もう、そっと
してほしい』と思っている。親告罪以外の罪を適用して起訴することも、被害者の感情
を考えれば適当ではないと判断した」と述べた。

 事件をめぐっては、県内の全41市町村議会が抗議の決議をし、米軍が沖縄や岩国
基地(山口県)の軍人、軍属を無期限外出禁止にするなど反響が広がった。
〔共同〕(00:38)
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東本高志
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2008年03月01日

検定、検閲?

3月1日我孫子.沖縄戦首都圏の会の寺川氏講演,沖縄戦「集団自決」-教科書検定の真相.以下感想.

歪曲して学会の通説を読み,軍の命令は無かったという検定意見をつけ,教科書の記述を修正させた安倍政権下文科省の権力に驚いた.
が,それ以上に検定という教科書調査官の恣意的な検閲が未だに強制力を持ち続けていることに驚いた.社会科の調査官は必ず,東京大学文学部史学科出身.今回の調査官も「新しい歴史教科書をつくる会」の方の研究室出身で未だ現役.未だ軍の強制という記述は認めない.

最後に11万人沖縄集会DVD鑑賞.以上.

豊田
posted by 風の人 at 11:53 | Comment(0) | TrackBack(13) | 一般

自衛隊海外派兵恒久法公開質問状

 私たちは、平和を愛する市民有志です。自衛隊派遣の恒久法に関連し、下記の要望書に関し、署名を募っております。与党が質問状に答えない場合に、皆様の声を背景に回答を迫りたいと思っています。ご賛同いただける方は、次の事項をお書きの上、civiliancontroljapanh@yahoo.co.jpまでメールしてください。第1次締め切りは両党の回答日の3月15日ですが、それ以降も募集は続けますのでよろしくお願いいたします。

住所:
氏名:
肩書:
インターネット上での氏名肩書きの公開の可否:
一言:
                                    
呼びかけ人

弁護士 中山武敏
同   児玉勇二
ジャーナリスト 林克明
弁護士 杉浦ひとみ
同   日隅一雄
同   田場暁夫

              
要望書


私は、下記公開質問について賛同し、自民党総裁及び公明党代表が真摯にかつ速やかに回答するよう要望します。

            


              
公開質問状

                                        
2008年2月28日


自民党総裁 福田康夫 殿
公明党代表 太田昭宏 殿

                
2008年2月28日緊急集会参加者一同    
                    代表 弁護士 中山武敏


 私たちは、平和を希求し、あらゆる戦争を廃絶することを願っている市民の有志です。
 報道によると、自民党は自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法を今国会期中にも提案するために「国際平和協力の一般法に関する合同部会」の会合を開催し、公明党も、今月末には与党合同プロジェクトチームを設けて協議に参加すると聞いております。
私たちは、昨年8月、自衛隊のイラク派遣の先遣隊長・第一次復興業務支援隊長を務めた佐藤正久参議院議員が、下記のとおり、JNNの取材に対し、イラクでは、シビリアンコントロールを無視して違憲・違法な行為を行うつもりだった、すなわち、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだった旨発言したことについて、佐藤正久議員だけでなく当時の自民党総裁らにその真意を問う質問をしましたが、現在まで回答はされていません。
 そもそも、佐藤正久氏を隊長とする部隊がイラクに派遣された際、部隊の編成母体となった北部方面隊派遣部隊の準備訓練では、「武器使用の権限」と題する文書に基づいて、「武器を使用する事についての積極的な意思がなければ、武器を持って救助に駆けつける事はかまわない」という方針に則って訓練が行われたとされています。
 すなわち、その方針とは、@武器を持ってまず救助現場へ駆けつける、Aそれまでは武器を使用しない、B現場へ駆けつけてから(当然)攻撃を受けるから、そのときになって武器を使用する、というものだったとされています。
 この方針は、下記の佐藤正久発言と符合するもので、下記佐藤正久発言は佐藤正久氏の個人的な見解などではなく、自衛隊としての方針であったことになります。
 そうだとすると、自衛隊は、自ら攻撃されてもいないにもかかわらず、友軍援助を理由に戦闘に参加することを予定していることになりますが、その行為が憲法9条に違反することは、これまでの政府見解から明らかです。
 そこで、私たちは、貴殿らに、憲法9条違反を企図する自衛隊を恒久法によって海外に派遣することをいかに考えるのか、1)〜4)のとおり質問をさせていただくことを集会で決議しました。集会参加者全員の総意として質問いたしますので、3月15日までに杉浦ひとみ弁護士(東京アドヴォカシー法律事務所)に届くようご回答ください。
  1)佐藤正久議員の予定していた「巻き込まれる」行動は、違憲違法なもので、シビリアンコントロールにも反するものだと思われますが、貴殿は違憲違法なもの、シビリアンコントロールに反するものだと考えますか。考えないという場合、その根拠をお示し下さい。
 2)佐藤正久議員は、自民党推薦で国会議員となりましたが、貴殿は国会議員が今回のようなシビリアンコントロールを無視する発言をすることについていかなる見解をお持ちですか。
 3)貴殿は、自衛隊が海外に派遣された場合、今後も、「巻き込まれる」行動をとることに賛成しますか。理由も併せてご回答ください。
 4)イージス艦あたごの事故について、情報提供が真摯になされなかったことが明白となっています。このように情報提供が円滑になされない背景にはシビリアンコントロールを尊重しようという教育が自衛隊内でなされていないことがあるのではないかと思われます。自衛隊でのシビリアンコントロール教育の現状について理解されている限り、お答えください。
                             
以上

             


「駆けつけ警護」認めるべきで一致(TBS News:動画あり、2007.8.10)
 集団的自衛権に関する政府の有識者会合はPKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、憲法上できないとしてきた「駆けつけ警護」を認めるべきだ、という意見で一致しました。
 PKO活動の際の武器使用は、正当防衛や緊急避難などの場合に限られていますが、10日の会議では国連の集団安全保障の問題としてとらえるべきだとする意見で一致しました。
 その上で、正当防衛を超えるとして憲法違反とされるいわゆる「駆けつけ警護」認めるべきだとする意見が相次ぎました。これは、味方である他国の軍隊が攻撃された場合、駆けつけて応戦するものです。
 こうした事例について、イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことをJNNの取材に対して明かしました。
 「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」(元イラク先遣隊長佐藤正久・参院議員) 
 佐藤氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったといいます。
 「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員) 
 懇談会は11月までに集団的自衛権の行使を容認する提言をとりまとめると見られます。しかし、公明党が反対している上、参院選の惨敗で安倍総理の求心力が低下しており、報告書は棚上げせざるを得ないという見方が強まっています。__
◆   ◆   ◆   ◆

                           
以  上

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