2008年10月11日

唐突な三浦和義さんの不審死

                              櫻井 智志

おかしい。あきらかにおかしい。
これは自殺ではなく、拷問や虐殺を疑ったほうが自然である。

10月11日のインターネット記事は以下の事件を伝えている。

==============================
【毎日新聞より】米ロサンゼルスの日本総領事館によると、81年のロス銃撃事件で殺人と共謀の容疑でロス市警に逮捕された元輸入雑貨販売会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=が10日午後9時45分(日本時間11日午後1時45分)ごろ、市警本部の留置場の独房でTシャツ姿で首をつっているのを係官に発見された。搬送先の病院で死亡が確認された。

 元社長は10日朝、米自治領サイパンから航空機でロス市警のジャクソン捜査官らに付き添われ、「因縁の地」ロスへ身柄を移送されたばかり。元社長の死で、共謀罪での審理を前に、訴追手続きは停止されるとみられる。ロス市警と元社長の対決は第2幕に入らず、終えることになる。

 元社長は移送後の10日午前、市警から総領事館へ電話し、総領事館職員との面会を要請。留置場で会った領事に対し「元気だ」と伝えていた。元社長は14日に容疑事実の認否などのため、ロス郡地裁に出廷する予定だった。ロス市警は記者会見を開く予定だ。

 事件は、日本で03年に無罪が確定した元社長が発生から約27年後の今年2月、旅行先のサイパン滞在中、ロス市警が88年に取っていた逮捕状で逮捕され、米国で再び訴追手続きが進むという異例の展開を見せた。

 元社長は81年、滞在先のロスで妻一美さん(当時28歳)を銃撃させ、死なせたとして日米両捜査当局に殺人容疑などで捜査された。

 元社長は一貫して無罪を主張。同じ事件で再び罪に問うことを禁じる「一事不再理」を主張し、サイパンで人身保護請求を申し立てたが、現地の地裁はこれを棄却。ロス郡地裁も9月、殺人容疑の逮捕状は無効としながら、殺人の共謀罪での訴追続行を認めた。

 また、ロス郡地裁に求めていた逮捕状取り消しも実現せず、元社長は拒んでいたロス移送に同意した。
================================

日本で判決がすんでいる三浦さんを無理矢理拘束したうえ、アメリカ本土に強制的移送。アメリカは日本を動物なみにしか扱っていない。

アメリカ国家権力が自殺と報道したことを、根拠もなく異議を申し立てるのは誹謗中傷か。

いや、戦後も占領軍がらみの疑獄事件があった。帝銀平沢貞道被告事件、松川列車転覆大量死事件。

アメリカに対して日本の基地犯罪や経済的評価の低下など日本国民がアメリカ離れしつつあるなかに、強引に三浦さんを拉致逮捕し、延々と引き延ばし、三浦さんは心身ともに心神耗弱状態にあったと見られる。本人が自死をとげたとしても、引き金をひく基盤は無謀なアメリカ警察にある。

日本政府は厳密な捜査を開始すべきだが、アメリカ政府に操作されてる日本にその勇気も度胸もあるまい。

怒りを禁じ得ない。
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2008年10月10日

掲載依頼 11/2 ひまじん all the people 松本英揮「地球のスライドショー」

ふぇみん婦人民主クラブ ご担当者様
週刊金曜日業務部「市民運動案内板」 ご担当者様
Cc:皆様

同報メイルにて重複失礼致します。
いつも掲載有り難うございます。

下記のイベント告知、掲載下さい。

皆様、ぜひご参加下さい↓ 情報を下さって有り難うございます。

eeeeeeeeeeecoooooooooooo
企画タイトル「地球のスライドショー」

中国から入る地球の亀裂・沈み始めた南太平洋の国ツバル・・・
武器を捨てた平和国家コスタリカ・食糧危機を救ったキューバのオルガノポニコ
殺人率世界一、サンパウロファベーラでの講演・環境理想都市クリチバ
大成功だった米ぬか酵素風呂アフリカエイズプロジェクト
素敵なエコタウン葛巻・長男唯人とチャリで走る美・日本・・・

軽快なトークで地球の今をめぐる旅にトリップさせてくれるチャリ
で世界を回るエコロジスト、松本英揮による地球のスライドショー
が鎌倉にやってきます。
スライド150枚 +Q&A15分

プロフィール 松本英揮 エコロジスト。
環境NPO H-imagineひまじん代表。鹿児島大学 非常勤講師  

12歳の頃からひとり旅を始め、20歳の頃からズタ袋担いで世界100カ国
を歩いてきました。今はスライド映写機を担ぎ自転車にのって世界
中で‘地球のスライドショー’を開いています。故郷宮崎市に住み、
宮崎にいる時は毎日近所の子らと遊びながら‘宮崎を地球の環境首
都に!’と活動しています。玄米菜食・日本茶・裸足・ペーパレス
の楽しい生活。自分で庭に井戸を掘り、風力発電でエネルギーも自
給しています。

日時 2008年11月2日 18:00〜 20:00
場所  鎌倉生涯学習センター  (きらら鎌倉)
入場料 ¥1,300(大学生¥500・高校生以下無料)子供たち大歓迎!
要予約 30名 TEL 0467-61-2606


イノチに優しい生活を 
Sustainable Living for Every Life
  Miss.Apricot Company
------------------------------
株式会社ミス・アプリコット
松 原 香 苗
〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷4-7-28
TEL0467-61-2606
FAX0467-24-9202
kanae@miss-apricot.com
http://www.miss-apricot.com
------------------------------
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豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年10月09日

[AML 21540] 六ヶ所工場からの放射能排出をやめさせるための緊急アクション明日 9 日 15 時参議院会館第 5 会議室

皆様

katsukoさんより、転送希望がありましたので、
転送させて頂きます。重複していましたら、すみません。

rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrokkkkkkkkkkkkkkkkkk
[katsukoのブログ](この文字で検索できます)です


 青森県六ヶ所再処理工場は”新鮮”なプルトニウムを確保するための、9条脱法施設です。経産省の官僚が、核兵器がほしいのだとさる場所ーー公式の場ではありませんがーーで明言しています。”六ヶ所”は単なるいわゆる環境問題ーー人間だけでなくすべての生物の健康への脅威ーーというだけでなく、平和を蝕むプロジェク
トです。ご多忙な方が多いとおもいますがぜひご参加ください。一種ノデモなので、詳しくない方でも大歓迎です。
 
ガラス固化体最終報告書に関する保安院ヒアリングのお知らせ


> 【転載大歓迎】
>
> 皆さま
>
> 澤井@CNICです。
>
> 本日午後、下記最終報告が原子力安全保安院に提出されました。
> *日本原燃
> 『再処理施設高レベル廃液ガラス固化建屋ガラス溶融炉における
> ガラスの流下停止について(最終報告)』
> http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2008/pr081008-1.html
>
> 原子力安全保安院は、
> この報告についてワーキンググループでの検討なしに、
> 判断を下す方針です。
> 保安院が判断を出す前にガラス固化体製造試験再開反対を
> もう一度要請したいと思います。
> 下記ヒアリングにご参集お願いします。
>
> ◆原子力政策転換議員懇談会:原子力安全・保安院ヒアリング
> 10月9日(木)15:00〜
> 参議院会館第6会議室
> 出席:近藤正道参議院議員、他
>
>
>
> ******************************************************
> 澤井正子  原子力資料情報室
>       〒162-0065 
>       東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
>       TEL:03-3357-3800  FAX:03-3357-3801
>    e-mail : sawai@cnic.jp
>       【事務所地図】http://cnic.jp/map.html


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2008年10月08日

内藤新吾著 『危険でも動かす原発 国策のもとに隠れる核兵器開発』200円

皆様

今日は冊子の宣伝をさせて下さい。

ナマケモノ倶楽部メイリングリストにて、
小林公吉さんの著書『原子力と人間-闇を生む光』のことを報告したら、
教えて頂いた冊子です。

地元の祭りで広めたいと思い、私も15冊注文しました。
何しろ200円。

ご紹介有り難うございます。

nnnnnnnナマクラMLで頂いたメイルnnnnnnnnn

『危険でも動かす原発 国策のもとに隠れる核兵器開発』 内藤新吾著  200円
   
     〜著者のプロフィール〜
1961年兵庫県生まれ。
牧師となって赴任した名古屋で原発被曝労働を繰り返した野宿生活者との出会いがあり、以後十数年、原発問題に取り組む。
電磁波問題の日本での創世記にも深くかかわった。
現在、日本福音ルーテル掛川・菊川教会牧師、「原子力行政を問い直す宗教者の会」世話人、
「浜岡原発を考える会静岡ネットワーク」役員

今年6月、キリスト教超教派で平和問題に取り組む「日本キリスト者平和の会」より原子力問題について講演依頼を受け(東京)、『忍び寄る危険ー原子力の裏情報』と題して話した折の原稿を、少し手直しして出版。

『まだ、まにあうのなら』の著者・甘蔗珠恵子さんも100部購入。
「・・・すぐに、一気に読ませていただきました。とてもよくまとめて下さっていますし、
問題点がわかりよく読みすすみます。ありがたいです。
ほとんどの人がこのような事実を知らないで日常を送っています。不思議な感じがします」。

『原子力と人間-闇を生む光』と併読してくだされば幸いです。
図書購入は、内藤新吾さんまでご連絡ください。

住所: 〒436-0094 掛川市喜町3−4
e-mail: sf-naitou@nifty.com 電話&FAX 0537−22−7760
nnnnnnnnnnnnnnnn



豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年10月06日

また石原(都知事)の超低級認識発言 「もやい」がその蒙昧の虚を衝く公開質問状

東京都知事の石原は3日の定例会見で、ネットカフェ難民について「一つの新しい風俗。ネットカフェは1500円だが、山谷は200円、300円で泊まれる宿がいっぱいある。(ネットカフェ難民を)大変だ、大変だというのは、メディアのとらえ方もおかしいんじゃないか」と、まったく貧困者の実態を把握しない超弩(ちょうど)級の低級認識を示し、貧困者差別を助長する妄言を吐露しました。都知事どころではなく、人間として許しがたい恥ずべき差別発言というべきです。

■カフェ難民の報道おかしい 石原都知事(共同通信 2008年10月3日付)
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100301000660.html

この石原の超弩級の蒙昧を「NPO法人・もやい」が公開質問状で激しく衝いています。
 
「NPO法人・もやい」の石原都知事宛公開質問状(2008年10 月6日):
http://www.moyai.net/modules/weblog/details.php?blog_id=386

http://www.moyai.net/documents/pdf/081006Open_letter_To_Governor_of_Tokyo.pdf

「石原慎太郎東京都知事は、10月3日、定例記者会見の場で、大阪市の個室ビデオ店放火事件に関連した質問に対して、「大いに使っている人はね、帰り損なったサラリーマンだ。ただカフェ難民、難民って言うけれども、あなた山谷のドヤに行ってごらんなさいよ。200円、300円で泊まる宿はいっぱいあるんだよ。そこに行かずにだな、何か知らんけれども、ファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって、『俺は大変だ、大変だ』と、『孤立している、助けてくれ』って言うのはね。ちょっと私はね、人によって違うのでしょうけれども、カフェ難民なるものの実態とはとらえ難いね」、「やっぱり1500円の宿泊費を払えるんだったら、もっと安い泊まり宿がいっぱいあるよ、東京は」等と述べました。

私たちは、生活困窮者の生活相談・支援を行なう団体として、現在、月に約100件の相談(面談、電話、メールなど)を受けています。私たちのもとには、生活に困窮し、アパートを借りるお金がないため、ネットカフェやドヤ(簡易旅館)、サウナなどを当面の生活の拠点とせざるをえない人たち(ハウジングプア)がたくさん相談に来られます。しかし、今まで私たちは、『200円、300円』の宿泊費で泊まっていた、という人に出会ったことがありません。

私たちが相談活動で出会う人々は、わざわざ高いお金を払って、『ファッション』でネットカフェ等に宿泊しているのでしょうか?私たちはそうは考えません。

私たちの認識では、都内では山谷地域でも一泊1000円以下の簡易旅館は皆無に近く、1500円以下の宿泊先を見つけるのですら、困難な状況にあります。」(以下、略)

東の石原、西の橋下、さらに西の東国原。どうして、こうも、こうも・・・

P.S.
この石原の超弩級の低級発言は以下で見ることができます。

http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako20.htm
(2008/10/3の「録画映像」をクリック。9分30秒頃から)


東本高志
posted by 風の人 at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

マスメディアの良心について――「小泉さんと我が恥辱」(毎日新聞『発信箱』)。そして、辺見庸『いまここに在ることの恥』

昨日付きの毎日新聞のコラム『発信箱』に自民党ではなく、憲法を「ぶっ壊し」ていま永田町を去ろうとしている小泉純一郎元首相に対して新聞記者としてなんら対峙しえなかった「己」に「恥辱をみている」という広岩近広記者(編集局)の下記記事が掲載されています。

■発信箱:「小泉さんと我が恥辱=広岩近広(編集局)」(毎日新聞 2008年10月5日付)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20081005k0000m070114000c.html

上記の記事を@とし、同記事の中で広岩記者が「我が恥辱」を確認するために「読み返していた」という辺見庸の『いまここに在ることの恥』の該当箇所(辺見が「戦後最大の恥辱」とコイズミを罵倒し、その「返す刀はマスコミにも向けられ」ている怒りの部分)をAとして下記に掲げさせていただこうと思います。

辺見庸のマスメディアの記者たちへの批判は並大抵のものではありません。

辺見は言います。「マスコミ大手の傲岸な記者たち(注:特に「政治部の記者」たち)。あれは正真正銘の、立派な背広を着た糞バエたちです。彼らは権力のまく餌と権力の排泄物にどこまでもたかりつく」、と。

さらにBとして、上記の辺見の「糞バエ」発言に対する2人の新聞記者、1人の市民活動家のレスポンスも掲げさせていただこうと思います。その新聞記者らの真摯な対応は、微かながらも向後のマスメディアの可能性を示唆しているようにも思えるからです。「永田町を去る小泉純一郎さんに、私は己の恥辱をみている」という広岩記者も、この微かながらの可能性の戦列に付け加えるべき人材であろう、と私は思います。

@発信箱:「小泉さんと我が恥辱=広岩近広(編集局)」(毎日新聞 2008年10月5日付)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20081005k0000m070114000c.html
……………………………………………
 自民党の小泉純一郎元首相が引退する。影響力のあるうちに息子を後継にしたいのか、小泉流の引き際の美学か、あるいは別の理由からなのか、私にはよくわからない。

 来る総選挙では、与野党とも小泉改革の罪に触れるようだ。長期政権だったので、功罪はあろうが、ここでは別の罪を振り返りたい。

 芥川賞作家でジャーナリストの辺見庸さんが著した「いまここに在ることの恥」(毎日新聞社)を読み返していたこともあり、憲法に関する罪について思い至った。

 それは2003年12月9日のことである。当時の小泉首相は自衛隊をイラクに派遣するに当たり、「憲法の理念に沿った活動が国際社会から求められている」と記者会見で強調したのだった。

 辺見さんが「戦後最大の恥辱」と怒るのは、憲法前文の大事なパラグラフを省き、「国際社会において名誉ある地位を占めたい」とする後半部分のみを読み上げたことだ。

辺見さんは「デタラメな解釈によって、平和憲法の精神を満天下に語ってみせた」と書いている。

 返す刀はマスコミにも向けられる。「総理、それは間違っているではないですかと疑問をていした記者がいたでしょうか」。私が記者会見場にいても、小泉流の演説を聞き流したことだろう。

 今にして、つくづく思う。小泉首相が「ぶっ壊した」のは自民党より憲法だったのではないか。事実、名古屋高裁は今年4月、自衛隊のイラク派遣は憲法9条に違反すると指摘した。永田町を去る小泉純一郎さんに、私は己の恥辱をみている。
……………………………………………

A辺見庸の「糞バエ」発言の該当箇所の引用。
……………………………………………
■辺見庸『いまここに在ることの恥』V‐2「憲法と恥辱について」の一節より

【戦後最大の恥辱】
 
 私は人としての恥辱についてもっと語りたいのです。おそらく戦後最大の恥辱といってもいいくらいの恥辱、汚辱……そうしたものが浮きでた、特別の時間帯があった。そのとき、私たちの多くは、しかし、だれも恥辱とは思わなかった。が、恥を恥とも感じないことがさらに恥辱を倍加させる。ひょっとしたら、それは私の脳出血に関係するかもしれません。私はカーッとしました。「これをただ聞きおくとしたら、思想も言説もまともに生きてはいられないはずだ」と思いました。それはいつ起きたか。忘れもしない二〇〇三年の十二月九日です。名前を口にするのもおぞましいけれど、コイズミという一人の凡庸な男がいます。彼が憲法についてわれわれに講釈したのです。まごうかたない憲法破壊者が、憲法とはこういうものだ、「皆さん、読みましたか」とのたまう。二〇〇三年十二月九日、自衛隊のイラク派兵が閣議決定された日です。コイズミは記者会見をして憲法前文について縷々(るる)説諭した。こともあろうに、自衛隊をイラクに派兵するその論拠が憲法の前文にある、といったのです。およそ思想を語る者、あるいは民主主義や憲法を口にする者は愧死(きし)してもいい、恥ずかしくて死んでもいいほどの、じつにいたたまれない日でした。いやな喩えだけれど、それは平和憲法にとっての「Day of Infamy」でした。

 二つの意味で屈辱的でした。最悪の憲法破壊者であるファシストが、まったくデタラメな解釈によって、平和憲法の精神を満天下に語ってみせたということ。泥棒が防犯を教えるよりももっと悪質だと私は思います。ナチスとワイマール憲法の関係を私は想起したほどです。ナチスはただ単純な憲法破壊集団ではなかった。一応は憲法遵守を偽装し、「民主的」手つづきで独裁を実現しようとしてワイマール憲法四十八条の大統領緊急令を利用したり、全権賦与(ふよ)法案を議会でとおすなかで独裁を完成していく。つまり、ワイマール憲法の権威をいっときは利用もし、世論を巧妙に欺(あざむ)いた。いうまでもなく、これと日本の現状を比較するのには明らかな無理がありますが、コイズミ的なるものへの世論の無警戒には、なにやら過去の恥ずべきぶりかえしを見ざるをえません。これが第一番目です。

 二つ目。コイズミの話を直接聞いていたのはだれだったのか。政治部の記者たちです。彼らは羊のように従順にただ黙って聞いていた。寂として声がない。とくに問題にもしなかった。翌日の新聞は一斉に社説を立てて、このでたらめな憲法解釈について論じたでしょうか。ひどい恥辱として憤慨したでしょうか。手をあげて、「総理、それはまちがっているののではないですか」と疑問をていした記者がいたでしょうか。いない。ごく当たり前のように、かしこまって聞いていた。ファシズムというのは、こういう風景ではないのか。二〇〇二年に私がだした『永遠の不服従のために』(毎日新聞社刊、講談社文庫)という本で書いたことがあります。やつら記者は「糞バエだ」と。友人のなかには何度も撤回しろという者もいました。でも私は拷問にかけられても撤回する気はない。糞バエなのです。ああいう話を黙って聞く記者、これを糞バエというのです。ただし、糞バエにもいろいろな種類がある。女性の裸専門の雑誌に書いて、ブンブンとタレントにたかりついている糞バエ。私は彼らの悲哀をわかります。フリーランスの記者が、ものかげに隠れて何時間も鼻水を流しながら、芸能人の不倫現場をおさえようとする。それは高邁(こうまい)な志はないかもしれない。でも、生活のためにそれをやっている。私はそれをかばいたい気がします。許せないのは、二〇〇三年十二月九日、首相官邸に立って、あのファシストの話を黙って聞いていた記者たち。世の中の裁定者面をしたマスコミ大手の傲岸な記者たち。あれは正真正銘の、立派な背広を着た糞バエたちです。彼らは権力のまく餌と権力の排泄物にどこまでもたかりつく。彼らの会社は巨額の費用を投じて「糞バエ宣言」ならぬ「ジャーナリズム宣言」などという世にも恥ずかしいテレビ・コマーシャルを広告会社につくらせ、赤面もしないどころか、ひとり悦に入っている。CMはこういう。「言葉に救われた。言葉に背中を押された。言葉に涙を流した。言葉は人を動かす。私たちは信じている。言葉のチカラを。ジャーナリスト宣言」。これはまさにブラック・ユーモアです。あるいは、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』にでてくる「ニュースピーク」や「ダブルシンク」の日本版です。言葉を脱臼させ根腐れさせているのは、なにも政治権力だけではない。マスメディアが日々それをやり、情報消費者にシニシズムを植えつけている。あれをもっとも憎むべきだ、軽蔑すべきだと私は思っている。しかし、みんながそうだから、脱臼した言葉のなかで暮らしているから、糞バエでも恥知らずに生きていける。われわれも糞バエになればいいわけです。コイズミがなにをしようが、憲法前文についてどういおうが、「そうですか」と。あるいはちょっとシニカルに「ああ、あんな人だからね」と。でも、一瞬の蘇生というものがあるではないか。一刹那の覚醒というものがあるのではないか。
……………………………………………

B上記の辺見の「糞バエ」発言に対する2人の新聞記者、1人の市民活動家のレスポンス。
……………………………………………
まずスミヤキスト通信ブログ版でひとりの市民活動家が下記のような問題提起をします。

■「辺見庸氏の罵倒」
http://sumiyakist.exblog.jp/4374894/

その問題提起に応えようとする2人の新聞記者。

1人目。共同通信社記者、美浦克教氏(元新聞労連委員長。辺見庸の後輩に当たります)のブログ「ニュースワーカー」。

■「辺見庸氏の罵倒に答えてみたい」
http://newsworker.exblog.jp/4380831

2人目。北海道新聞記者、高田昌幸ブログ「ニュースの現場で考えること」。高田氏は、北海道警察裏金報道で、2004年度JCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞を受賞した取材チームのリーダー。現在、ロンドン支局駐在)。

■「糞バエ」
http://newsnews.exblog.jp/m2006-08-01/#4452306
……………………………………………

東本高志
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増田都子先生の近現代史 第16回 「サンフランシスコ条約と安保条約」報告

皆様

〜雑感〜
♪晴れた朝、雨の日とはだいぶ違う感じ
 雨の朝、秋野菜が喜びます
 地球は 凄い ありがとう♪

2008年9月26日(日)14時〜17時、我孫子栄光教会、「サンフランシスコ条約と安保条約」の報告です。
貴重な内容でしたので資料からたくさん抜粋しました。
長文を失礼します。

天皇の戦争責任やその隠蔽、天皇の大活躍、共産党の弾圧等、
学校の授業では余り聞けない史実も報告しますので、
驚かれた方は、悪しからず、です。

この授業は、あびこ平和ネット主催、全15回のシリーズ企画、
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」16回目です。
現代史を網羅する為、20回シリーズとなりました。

今回は事前に先生へ提出し合ったそれぞれの意見を、
皆で読み合い、意見交換をしました。

今回も11名の方々が参加して下さいました。有り難うございます。

●今月のお勧めサイト●

彦坂諦「なぜ「内なる天皇」を追放できないのか?」
http://www.xn--x41az7v.jp/nazedekinai.pdf

●今月のおっどろき●
- 配付資料より抜粋
 ノーム・チョムスキー「メディア・コントロール」集英社新書

「...講和条約が、日本がアジアで犯した犯罪の責任をとるようにつくられていなかったからです。日本は結局アメリカが賄ってくれるからです。しかしもちろん、アメリカには支払いをしなければなりませんでした。占領費やその他の犯罪のつけをアメリカに支払う。アジアの人々には支払わない。アジアに対しては何も提案されませんでした。それは日本が、誰もが知るところの真の戦争犯罪人である天皇のもと、以前のファシズム体制を復活させて国家を再建しようとしていたからです。それも、アメリカの派遣の枠組みの中で。」

●日本近現代史年表より
- 1947年9月19日 宮内庁御用係「寺崎英成」日記
「シーボルトに会う 沖縄の話 元帥に今日話すべしと云ふ
 余の意見を聞けり
 平和条約にいれず 日米間の条約にすべし」
(豊下楢彦『昭和天皇・マッカーサー会見岩波現代文庫』)
→ これは明確な憲法違反

シーボルトはGHQ政治顧問

- 1948年12月10日 国際連合総会、世界人権宣言を採択
「前文
 人間が専制と圧迫とに対する最後の手段として
 反逆に訴えることがないようにするためには、
 法の支配によって人権保護することが肝心であるので、...」
「第一条
 すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、
 尊厳と権利とについて平等である。
 人間は、理性と良心とを授けられており、
 互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。」

→ 日本国憲法と兄弟の世界人権宣言。
  パレスチナの人々の抵抗のように、
  「反逆に訴えることがないようにするためには」
  by 増田先生の呟き
私たちは何をしよう。

- 1949年7月4日 国鉄、第一次人員整理37000人と発表
- 同年7月5日 国鉄総裁、下山定則、行方不明(翌日、轢死体で発見)
→ 下山事件未だ未解決。
- 同年7月15日 三鷹事件(無人電車暴走、6人死亡、20人負傷)
- 同年8月17日 松川事件(東北本線でレールが外され列車転覆、乗員3人死亡)
→ 「国鉄三大ミステリー事件」、共産党員が逮捕されたりする。
→ Wikipediaより
「共産党およびその影響下にあった労働運動は、下山、三鷹、松川事件に関与したと報道されたことによって世論の強い批判を受け、活動の自粛を余儀なくされることとなった。結果的に、国鉄を含めた各業界における人員整理は、当初予想された混乱もなく占領軍及び日本政府の思惑通りにスムーズに進行した。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6

- 同年11月26日 天皇・マッカーサー第9回会見(豊下『同』)
元帥「...」
天皇「ソ連による共産主義思想の浸透と朝鮮に対する侵略等がありますと、国民が甚だしく動揺するが如き事態となることを惧れます。...」

1950年2月1日 ソ連、米政府に覚書手交「天皇および数名の元日本軍高官を細菌化学戦争の立案に関わった罪で『追加戦犯』として国際軍事法廷に付すべし」
→ 「戦犯天皇」を主張するソ連を恐れていたのは昭和天皇自身。

同年4月18日 第10回天皇・マッカーサー会見
天皇「イデオロギーに対しては共通の世界観を持った国家の協力によって対抗しなければならないと思います」
元帥「共産主義はマルキシズムに立脚した独裁制をもって世界制覇を目論んでおります。...」

同年5月3日 マッカーサー、共産党非合法化を示唆
同年6月6日 マッカーサー、共産党中央委員全員24名の追放を指令
→ 明確な憲法違反

同年6月25日 朝鮮戦争勃発

同年6月26日 天皇、ダレスに口頭メッセージ
(側近の松平康昌が友人のニューズウィーク東京支局長パケナムを通して)
天皇「...」
ダレス「同意...宮中がマッカーサーをバイパスするところまで来た...」(豊下楢彦『安保条約の成立』岩波新書より)
→ 軍国化を推し進めない吉田茂を信頼せず、追放された軍人達を再登用すべきというような内容

同年7月8日 マッカーサー、警察予備隊の創設を指令
同年8月10日 警察予備隊令、公布
同年8月 天皇の文書メッセージ「...」
→ 7月29日の参議院外務委員会における、吉田茂と社会党の伊藤源一郎、金子洋文との質疑を「基地問題をめぐる最近の誤った論争」とし、追放された軍人達を再登用すれば、「日本の側から自発的なオファによって(そうした議論も)避けることができたであろう」、という内容

同年9月1日 閣議「レッドーパージ」方針を決定
同年10月5日 小泉信三「(日本が再軍備すれば)ソ連の天皇戦犯裁判の要求ごときもつづけられよう」(吉田召集の有識者会議)

同年10月13日 GHQ、請願中の約1万名の「軍国主義者」の追放解除を承認
同年10月30日 吉田首相の指示にひより「北太平洋6国条約案」のC作業 (日韓中英米ソ)の6カ国
「第一・二条 日本・韓国の非武装
 第三条   ...「軍備制限地帯」
 第四条   ...「非軍事化」
       (沖縄も非武装地域に)
 第九条   非武装・軍備制限のために「常時監視する責務を国際連合に委託する」」

同年11月10日 旧軍人、初の追放解除

1951年1月1日 マッカーサー年頭声明「講和と日本再武装の必要性」
同年1月25日 ダレス講和特使、来日「日本をソ連およびその支持国とわれらの闘争において強力で忠実な同盟国にすること」

同年1月26日 ダレス、米使節団スタッフ会議
「我々は日本に、我々が望むだけの軍隊を望む場所に望む期間だけ駐留させる権利を獲得できるであろうか?これが根本的な問題である...」

同年1月29日 日本側、最終「対処案」、完成
吉田首相自身の指示により「非武装・中立地帯案」削除
吉田・ダレス第1回会談
→ 吉田は天皇の意向をうけるかたちで、非武装・中立地帯案を引っ込めた。吉田茂はあくまで日米台頭で、沖縄をうらないことを考えていた。

同年2月10日 天皇・ダレス会見
ダレス「日本側の要請に基づいて米軍が日本とその周辺に駐留すること...(それは)日本が自らの防衛のために必要な手段を採るまでの暫定措置」
天皇「衷心からの同意」 ※(衷心から=心の底から)
ダレス「公正で道理ある(講和条約実現に向け天皇の権威と)確たる影響力...支援を」
天皇「同意...」

同年2月14日 吉田『日米第一次交渉の経過』を内奏
→ 憲法違反

同年4月11日 トルーマン大統領、マッカーサーを罷免、後任はリッジウェー
同年4月15日 第11回(最終)天皇・マッカーサー会談
天皇「戦争裁判に対して貴司令官が執られた態度に付、此機会に謝意を表したいと思います」
元帥「...現在尚天皇裁判を主張しているのはソ連と中共のみであります。...」
天皇「共産主義思想の当然の結果でありましょう。」
(豊下『会見』)

同年5月2日 天皇・リッジウェイ第1回会見
同年6月20日 第2次追放解除13904人
同年8月10日 ダレスの指示によりシーボルトが井口外務次官に要請
「日本の全権委任状に天皇の認証あることを明示されたい。全権は陛下におかせられて謁見式を行われるような方式で公表されたほうがよろしかろう...これは今度の平和条約が天皇陛下によっても嘉納されておることを世界に明らかにするためである」

同年8月16日 旧軍人11185人、追放解除
→ 現在も尚、時効無く、ナチスを裁き、国として賠償し続けるドイツとのこの違い

同年8月25日 インド、対日講和条約への不参加を決定 安保条約最終案文確定

同年8月27日 天皇・リッジウェイ第2回会見

同年8月28日 吉田「サンフランシスコへ出発をひかえて」内奏

同年9月8日 対日平和条約、日米安保条約調印
同日 特高関係3336人追放解除

同年9月18日 天皇・リッジウェイ第3回会見

同年12月 『フォリン・アフェアーズ』誌へのダレスの寄稿
「(日米安保条約について)アメリカは日本とその周辺に陸海空軍を維持し、あるいは日本の安全と独立を保障する、いかなる条約上の義務も負っていない」
→ いろいろな権利だけある

1952年3月27日 天皇・リッジウェイ第4回会見
天皇「(朝鮮戦争に)ソ連が直接介入するような兆候はないか?(共産側が)仮に大攻勢に転じた場合、米軍は原子兵器を使用されるお考えはあるか?この問題に対しては恐らく貴司令官も答える立場に無いと言われるかも知れないが」
リッジ「原子兵器の使用の権限は米国大統領にしかない」
(豊下『会見』)

同年4月28日 講和条約発効
ダレスが『然るべきチャンネル』を通じて天皇に個人メッセージ
「達成された成果への大いなる満足...(天皇が)双方に関係する諸問題について、互いに議論し合う機会を数回も与えられたことへの感謝(の意を表明し)両国間の永続的平和という大義への陛下の献身(の重要性を感謝します)」



●感想
戦後日本の行く末を、昭和天皇がこれほどかたちどっていたとは。

戦犯天皇、を主張するソ連の台頭をおそれ、
米軍に駐留して欲しい、共産主義をどうにかして欲しい、
その為にも私の信頼する戦犯達に復帰してもらいたいと、
米軍と米政府に頼み込んだ昭和天皇。

それを利用し、軍国化やレッドパージで日本を占領し続けている米政府。

マッカーサーと昭和天皇の会談で、
昭和天皇が「全責任を負う」と発言した、
ということが、
史実でなかったこと。

これは、増田先生のタネ本である、
豊下前掲書に書かれている。

日本の戦後現代史。それは天皇の歴史でもある。
天皇や日米高官の憲法違反の数々。
「第4条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。」

誰が悪い、彼が悪いということを指摘すると
波風立つこの菊タブーのご時世だからこそ、
史実に基づいて権力者の成したことを知っておきたいと思います。

「天皇と国民がつるんで、戦争責任を免れた」というような授業の感想がありました。

「日本国民は...政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」ているのだから。

嘘に嘘を塗り重ねたプロペラ プロパガンダ。
そんなお豆腐の上にたったこの国の政策。

戦後の対共産主義政策。
今の共産党と社民党は象徴天皇をどう捉えているのだろう。

民主党も自民党も、相も変わらず、
日米同盟が第一とのこと。
それで良いのでしょうか?

私たちの未来は私たちが選びます。


●今後の予定●
第17回 11月1日(土)14時〜我孫子栄光教会(湖北駅南口)、
「安保改定とベトナム戦争」

第18回 高度経済成長と世界
第19回 冷戦後の世界と日本
第20回 近現代史学習を振り返って

皆様ぜひ、いらして下さい。

皆さんのうちに平和がありますように、

●朗報●
千葉の印西でも近現代史講座の構想が出て、
静岡の小田原でも近現代史講座 第1回が9月28日に始まった様です。
宜しければ、学びを交換しあいましょう。
有り難うございます。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年09月29日

六ヶ所村からのチューリップ、自然育児、不服従

花とハーブの里御中、
大地に麦を実らす会などの皆様

今朝、大地に麦を実らす会のお仲間を経由して、
六ヶ所村からチューリップの球根が7つ届きました。
10月になったら植えてみようと思います。
有り難うございます!

広く紹介したいので、メイルを送らせて頂きます。

球根は元気の良い、無農薬のもの。
こんな感じです↓
http://tulip.hanatoherb.jp/?day=20080913
きっと愛情たっぷり。

六ヶ所村ラプソディの映画でも、
土と平和の祭典でも、花ハブの菊川さんは
じっくり自然と向き合っている様でした。

大地に麦を実らす会は座間市の麦っこ畑保育園の
お母さん方でつくっている集まりです。

「自然流育児ですこやかに
 0歳から就学まで
 無添加無農薬の安心給食」
麦っ子畑保育園→http://211.10.116.47/

9条ピースウォークを歩き、
六ヶ所の件で議会に陳情を出す園長、みこべからのお便り、
おすすめです↓
「麦っ子の毎日は、まさに自然や人や想いなどとの深い深いつながりの中で繰り返される実感の積み重ねです。だからこそ、私達は感性を澄まさねば…!と思います。そして想いを素直に伝え合っていきたいと、強く願っています。」
http://211.10.116.47/ → みこべからのお便り
<9条ピースウォーク〜世界会議へ>(2008/5/14)より

この前、麦っこで、花ハブで働く女性を囲んで話を聞きました。

そうそう、球根のお代のお支払い、まだでしたので、
何なりとお申し付け下さい。

原発建設、原子力空母母港化、米軍基地、社保費削減、
米軍再編、安保条約、自衛軍構想に対して、
非暴力不服従の力を結集すべく、
まずは家庭内の平和と自給自足への試み、
それと憲法を遵守する議員が増えますことを。

英国原子力潜水艦を武装解除させた女性3人組。
トライデントプラウシェア ハンドブックをご参照。
http://www.docin.jp/product-100362.html
横須賀、六ヶ所、祝島、グアム、イラク。
各地で非暴力不服従のいろんな動きが花開きますように。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年09月27日

大選挙区制(中選挙区制)の問題点 〜連記投票制の落とし穴〜

 麻生太郎氏が、連記投票制(有権者1人複数票)の中選挙区制を言い出しました。連記投票制の中選挙区制は、ほとんど小選挙区制と同様の特性を持ち得ます。また、自民と民主の大連立に向いた選挙制度でもあります。

 自民と民主を利する(連記投票制の)中選挙区制か、自民と民主を利する衆院比例区定数の削減か、それとも政党と無所属候補に公平な中選挙区比例代表併用制か。総選挙で民意を問う前に、民意を反映する選挙制度改正が先で、有権者はそれを真っ先に要求しなければなりません。今、選挙制度改革を政策争点に注目させる必要があります。

 複数の候補者を選ぶ大選挙区制(中選挙区制)では、複数の議席を選ぶのだから、定数分の票を投じる連記投票制が、一見合理的なように思われます。実は日本でも、1946年の1回だけ、連記投票制を組み合わせた大選挙区制で選挙が行われました。ところが、連記投票制の大選挙区制(中選挙区制)は、小選挙区制と同様に大量の死票を生み出すことがあります。

 では単記投票制(有権者1人1票)の大選挙区制(中選挙区制)はどうかというと、最も好まれた候補者を落選させるコンドルセのパラドックスを発生させます。

 下記に大選挙区制(中選挙区制)の問題点を解説しておきました。

 大選挙区制(中選挙区制)の問題点 〜連記投票制の落とし穴〜
 http://kaze.fm/wordpress/?p=232


[関連投稿]

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164
小選挙区比例代表併用制の問題点
http://kaze.fm/wordpress/?p=220
比例区定数が100に削減された場合の衆院選比例区シミュレーション
http://kaze.fm/wordpress/?p=229


太田光征
http://otasa.net/
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2008年09月26日

原子力空母が通過中に地元の人が話したこと

皆様

いつも貴重な情報を有り難うございます。
そして六ヶ所のことや上関、沖縄、横須賀、
国内外での非暴力抵抗だとか、対話、参加、
有り難うございます。

私は9/25の朝、出勤前、横須賀のうみねこ公園へ
行くことができました。

洋上に浮かぶ空母への抗議行動ですので、
拡声器のシュプレヒコールもあり、
仏教のお経もあり、パフォーマンスやたこ揚げもありました。

山口や北海道、関西関東などから来て下さった方々。
少しでもお話しでき、貴重な時でした。

浮かぶ原発を目の前にしながら、
ふらりとコンクリートの岸壁を歩きました。

シュプレヒコールをうるさいと言っていたご夫婦。
たくさんの釣り人たち。
いろんな人が空母をみていました。

岸壁の端っこはフェンス。
フェンスの向こう側で作業している地元の業者の人。
「この柵の向こうは米軍基地ですか?」と問うと、
「港湾局」と教えてくれました。

かっぱの格好をしていたので、
いろんなことを話してくれました。
「みんなあんな抗議、馬鹿だって言ってたよ」
「たくさん集まると税金の無駄づかいだよ。警察たくさんくるし」
「地元で育ったけど、デモに来るのは市外の人ばかり。
 みんなお弁当もらってきてるんだよ」
「もう空母なんて昔からあるんだから、しょうがないよ」
「基地が無くなったら、何千人の仕事無くなっちゃうよ」
「何考えてんだか。何も考えちゃいないよ」

私はあまりたくさんを話すことができなかったですが、
あいづちを打ちながら聞いていました。
「それでも、本当は空母来ない方が良いすね」と話すと、
相手もあいづちを打って聞いてくれました。

よく晴れた日の中の作業。よく晴れた日の中の着ぐるみ。
互いをねぎらい分かれました。

向こうではシュプレヒコールが聞こえます。

今朝集まった350人の人々は本当に貴重だと思います。
同じように、今はデモを理解しないおじちゃんのことも、
人ごととは思えませんでした。
自分の学友で、武装okという友達に風貌が似ていたおじちゃん。
自分の周りの人といろいろ話そう、と思います。
選挙のことも。

空母は無くって、ええじゃない。
安保を友好条約、ええじゃない。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年09月23日

10月31日(金)13:45- 六ヶ所村ラプソディー鎌倉上映会

皆様、転送して下さい。

『六ヶ所村ラプソディー』鎌倉上映会
http://www.rokkasho-rhapsody.com/

6666666666966666666666966666666666
世界中に起きているストーリー。
人類史に普遍的なストーリー。(坂本龍一)
6666666666966666666666966666666666

原子力資料情報室の澤井正子さんもお話下さいます。
平日の午後ですが、お時間のある方はぜひ!

---------------------------
【上映日】 10月31日(金)
【時間】開場13:15、開演13:45
【会場】 「鎌倉生涯学習センター ホール」
  鎌倉市小町1-10-5  0467-25-2030
【料金】 前売:1000円、当日:1200円

「わたなべ光子とミニトーク」もあります。
澤井正子(原子力資料情報室)
豊田義信(サーファー)

【問合せ】
<鎌倉市民フォーラム>
 米山早苗 0467-24-0481
 sanae-yn@hyper.ocn.ne.jp
http://blog.goo.ne.jp/k-forum
 わたなべ光子さんのプロフィールも↑
---------------------------

私も初心者サーファーとして話します。
(お詳しい方、ぜひサーファインを教えて下さい。)


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年09月22日

横須賀パレードを楽しみ、『原子力と人間』を読む

皆様

昨日9月21日は横須賀ヴェルニー公園にて
女性達が中心になって集まった
「いらない!原子力空母」主催の集会とパレードに行きました。

土砂降りの中、昨年のPeace Day Tokyoで会った方々や
増田都子先生の授業で会った方と再会できました。

集会では「原子力空母は」「いらな〜い」の掛け合いをやりました。
掛け合いのマイクを共に持った相方のお母さんから、
「否定形ばっかりじゃなくて、何かできたら」という提案があり。

9/6ピースクリエイションを企画したふじいもんにならい、
「原子力空母は来なくて」「ええじゃないか」をやりました。
「放射能漏れ隠さなくて」「ええじゃないか」
「米軍基地なんかなくて」「ええじゃないか」
「イラク戦争は止めれば」「ええじゃないか」
「自衛隊は派兵しなくて」「ええじゃないか」
「安保じゃなくて平和条約で」「ええじゃないか」

パレードでは、よろずぴーすバンドのナイスな音楽で踊りました。

入港日25日の朝、平和船団に乗ろうとしましたら、満員とのこと。
葉山のお上人が教えて下さった横浜のヘリポート(私大医学部駅前から少し歩く)
に朝7時に集まるか、
横須賀のうみかぜ公園に朝7時に集まるか。

ggggggggggwwwwwwwwwwwwwwww
本をご紹介します。

小林公吉『原子力と人間-闇を生む光』せい柿堂、2005年。

横須賀市中央図書館より取り寄せてやっと読めたこの本。
おすすめです。

ノッピやアッピ、はーはと特派員など、
いろんな登場人物が、お話をしながら、原子力について
わかりやすく解説します。

私は今回初めて、放射線の正体を知りました。
α線とは、陽子と中性子二個ずつのα粒子が飛び出るんですね。
β線は電子が飛び出る。
γ線は光みたいなエネルギー。

小出裕章さんの書評を引用。
「26年間、高校教師であった著者が、その経験を生かして、
 わかりやすい〈原子力〉の解説書を書いた。
 著者はここで、「闇を生む光」としての〈原子力〉の姿を、
 鮮明、平易に示した。」

9999999999999999999999999

ジョン・ウェルウッド『男女のスピリチュアルな旅』
日本教文社、1997年

もおすすめです。
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「米兵犯罪なくすには、米軍帰ってもらえば」「ええじゃないか」
横浜の憲法ミュージカルでお会いした、横須賀市民の山崎さん。
ミュージカルの幕間に、奥様を米兵に虐殺されたことを話されていました。
昨日の集会にて、がっちり握手。

「浮かぶ原発なぞ入れずに、浮かぶ風力発電つくれば」「ええじゃないか」
社民党政策【特集】洋上風力発電
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/electoric/electoric_wind01.htm

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年09月17日

浮かぶ原発、原子力空母 と アマチュア無線の電磁波

皆様

昨夜は横須賀中央駅へ、
原子力空母ジョージワシントン、いらない!
の定例宣伝会に行ってきました。

藤井日達自伝『わが非暴力』春秋社、1992年
を読みながら、歩いていると、

途中、どぶ板通りあたりで、
太鼓の音と「南無妙法蓮華経〜」
の唱和が聞こえてきました。

前回お会いした日本山妙法寺葉山道場の上人お二人。
会釈をして笛を吹き吹き3人で練り歩きます。

駅前では
やはり15人くらいがビラをまき、
呉東弁護士がマイクで宣伝しています。

飲み屋さんのビラを配る若者に着替えを手伝ってもらい、
早速河童クラウンで配り始めました。
道行く人びととの交流と遊びが楽しかったです。

『いらない!原子力空母』を立ち上げたお母さん達。
どうすれば効果的な宣伝になるか打ち合わせをして、
工夫を凝らしています。

米騒動など、歴史を動かしてきた女性達の動き。
横須賀の中心メンバーは語ります。
「今までは、いろんな団体のトップの男性陣が
 この運動を動かしてきた。
 女性で始めたこの試み。
 女性はバックを気にすることなく、
 生活者として動くことができる」
期待して共に動きたいと思います。

横須賀は若者が多く、楽しいパレードになりそうです↓
18日のパレード実行委員会に行こうと思います。

ppppppppppppppppppppp

9月21日 午後1時 いらない原子力空母 9・21集会+パレード ウエルニー公園
     午後4時30分 原子力空母横浜市民集会 かながわ県民センター

pppppその他の行動ppppp

9月16日 午後5時30分ー6時30分 中央駅前宣伝活動
9月18日 午後7時 いらない原子力空母 9・21集会実行委 サポートセンター
      同  裁判を進める会   産業交流プラザ
9月19日 午後6時30分 座間・厚木・横須賀基地問題神奈川集会 横浜大通公園
    午後7時ー8時 中央駅前宣伝活動
9月20日 午後0時より ワールドピースナウ 芝公園4号地
     午後2時 神奈川憲法アカデミア 関内開港記念会館
9月22日 午前11ー12時 Yデッキエプロン宣伝
     午後6時30分 住民投票を成功させる会事務局会議 サポートセンター
9月23日 午後5時30分ー6時30分 中央駅前宣伝活動
9月24日 午後6時30分 安保破棄・原子力空母反対集会 ウエルニー公園
9月25日 午後6時30分 平和フォーラム・原子力空母反対集会 ウエルニー公園
9月26日 午後7時ー8時 中央駅前宣伝活動
9月29日 午前11ー12時 Yデッキエプロン宣伝
9月30日 午後5時30分ー6時30分 中央駅前宣伝活動
10月3日 午後7時ー8時 中央駅前宣伝活動

原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会ホームページより
http://cvn.jpn.org/cvn/shirase.html
ppppppppppppppppppppp

9月20日からは座り込み。
9月25日の入港日はうみかぜ公園へ午前7時から。
私も出勤前に行こうと思います。

原子力空母の横須賀母港化を許さない現地闘争本部より
http://blog.livedoor.jp/stop_cvn/archives/351355.html
ppppppppppppppppppppp

帰り道、横須賀の軍事史を研究している米国人と
市役所前公園で弁当を食べました。
路上生活をしているおじちゃん方との交流。
彼らの無念さを感じ入り、
横須賀と日米軍事政策の理不尽さを思い、歌いました。

99999999999999999999999
鎌倉へ帰宅後、知人が移り住むことになるかも知れない
物件を見学に。

そのお家の斜向かいに、巨大なアンテナが立っているのです。
後にそれがアマチュア無線のアンテナと判明。

知り合いによると、電波は国が一元管理しているとのこと。
総務省関東総合通信局電波利用環境課に番地と設置者を
問い合わせると、それが許可したものかどうかを
答えてくれるとのこと。
ただし、許可の内容は教えないとのこと。

担当職員に問い合わせた。
「民家だとアマチュア無線だと思う。
 防護指針の基準に沿っているはずなので、
 通常強い電波は出していないはず。
 監視係に伝え調べる。
 許可を出したかどうかは教えない。
 基準が載っているパンフレットは郵送する。」

ただ、別の知人によると、国が許可する時の基準は、
電磁波の熱効果しか考慮していなく、
電磁波の非熱効果を考慮しない、ものなのだそう。

長文ですが、知人より転送↓
hhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhzzzzzzzzzzz

鎌倉では、典型的なアマチュア無線のアンテナは若宮大路の由比ガ浜の警察署横や、鎌倉駅正面の松風堂の夫婦饅頭屋さん向かいの松風堂ビル上にありますのでぜひ確認ください。アマチュア無線は意識ある人の間では昔から問題になっているようです。住宅街に低いアンテナを立てるようなシロモノではないようです。いくつか情報サイトを探したのでご覧になってください。不法に電波を強くしている例もあり、それを行政がまともにチェックしているかというとチェック機能がないようですから、私は心配です。取り急ぎ。。

(中略)

=======アマチュア無線検索結果の一部========
アマチュア無線による被害
http://www.jca.apc.org/tcsse/kiko/kiko-2.html
【趣味のアマチュア無線では】(高専の先生のサイトより)
http://www.jomon.ne.jp/~ja7bal/denjiha.htm
 最近(5年以内)、青森市内や弘前市内でアマチュア無線の趣味仲間の葬式があった。その時に聞いた話を皆さんに伝えてこの掲載を終わりにしたい。無線仲間の内、5人が偶然にも全員が(癌)で亡くなったのである。亡くなられた方のは下記のいずれかの項目に該当していたと言う。
1.短波帯(3.5/7/10/14/18/21/24/28MHz帯)で高出力の無線装置(500W以上)を使用してい
  た。また、VHF帯(50/144MHz帯)で50W以上の電力を使用していた。
2.それも3年以上、28MHz帯以下の周波数、あるいは50MHz帯の周波数で。

3.一日、3時間以上の連続運用をしていた。
4.アンテナの給電点が低く、無線室内の電界強度が強かった。無線装置を自作することが多かった。
5.無線室が狭く、高出力の電力増幅器(リニアアンプ)の至近距離に居た。リニアアンプのシールドケー
  スを撤去した状態で運用することが多かった。
 私の住む弘前市でも無線仲間がガンで亡くなった。マイクロ波実験の愛好者で1200MHz専門の局が、5年前に若くして亡くなったのである。そして、昨年(1999年6月)は遠距離(DX)通信の愛好家、12月には青森市の電信愛好家が、いずれもガンで亡くなってしまった。至近距離で強い電磁波を特定の周波数で長時間浴びたことが原因となったのかどうかは不明である。しかし、気になる現象ではある。

 電波防護標準規格が制定されて業務用の無線装置は規格に合った製品を作っているが、アマチュア無線はその性格上(趣味・技術的研究)、電波防護標準規格に沿った装置の自作、無線装置の運用は出来にくいのである。日本アマチュア無線連盟は、郵政省の規格をそのままアマチュア無線にも適用しているが、もっと、「電磁波を安全に取り扱う方法」について周知徹底を図るべきではないかと思っている。そのためには、アマチュア無線独自の「ガイドライン」を早急に作成する必要があるのではないのだろうか。現状では野放し状態となっていると言っても過言ではない。
==========
アマチュア無線のアンテナについて
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa2435445.html

http://homepage2.nifty.com/sundream/jg6qgv/keitai.htm
http://questionbox.jp.msn.com/qa3040657.html?StatusCheck=ON

hhhhhhhhhhhhhhhzzzzzzzzzzzzzzzzz

知らぬが仏か、知るが仏か。
まずは知ってみよっと。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
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2008年09月16日

福田首相の辞任表明:今すぐ総選挙で「民意を問え」と主張していいの?

福田首相の辞任表明に関連して、思うところを書いておきます。

多くの有権者が総選挙で民意を問え、と主張していますが、本当にそれでいいのでしょうか。現在の選挙制度は民意を正確に測ることができません。首相選択に関する民意を問いたいのであれば、総選挙ではなく、新聞世論調査で済むかもしれません。もっとも、それが執行はされませんが。

例えば2005年郵政選挙は、郵政民営化国民投票ともいえる、不当に矮小化された総選挙でした。民意を不当に超える議席数を自公に与え――小選挙区では得票率49%で76%もの議席を獲得――、民意との「ねじれ」をもたらし、教育基本法の改定や国民投票法の成立を許しました。民意を問うた結果が現在の事態をもたらしたのです。

現在の選挙制度の下では、あらゆる選挙結果は不当である、という一貫した認識を有権者は持つべきです。現在の選挙制度では総選挙で民意一般を問うことはできません。小選挙区比例代表並立制の下での「政権選択」に正当なお墨付きを与えることはできないのです。

現在の選挙制度のまま「民意を問え」と言って総選挙を行ったのでは、その結果としての「政権選択」に、不当なお墨付きを与えてしまいます。

首相の意向一つで一国の政治が左右される政治のあり方を認めるべきではありません。誰が首相になっても構わない政治を有権者は目指すべきです。

単独過半数政権を実現したり、衆参の「ねじれ」を解消したりして政治の安定を、という主張はほとんど主権の放棄です。議会がどういう政党構成であっても、常に民意に従った議会運営をしてもらわなければ困ります。誰々の首相に政権を任せるとか、どこの政党に議会を任せるという発想はしないほうがいい。

安倍・福田首相辞任騒動の本質は、個人の責任・資質問題にあるのではなく、政党が有権者と大連立していない、有権者の声を聞いていない上に、自民党総裁・首相という存在が、政党内部の圧力や外圧にさらされる、孤立無援の存在だということにあるでしょう。

自公政権が、誰が首相になってもすぐ辞任せざるを得ないほど脆くなってきた、とみるべきではないでしょうか。首相の自己責任だけの問題ではない。福田さんらも、その意味で可哀想な存在です。福田さんの辞任表明が、どこまで計画的な自民延命策なのかどうか、私には分かりません。世間ではそうした見方がありますが。

自公政権という形は確かに脆くなってきたが、自公民体制では、重要法案に対する態度で違いが見当たらないケースがあります。安倍−福田政権を通じた期間でさえ、自公政治の重要部分は十分に機能してきたのです。宇宙軍拡をもたらす宇宙基本法も自公民の数時間審議ですんなり成立しました。

今度の総選挙で民主党が消費税率据え置きを公約に掲げても、また自衛隊派兵恒久法の凍結を暗に掲げたとしても、据え置きや凍結というレベルでしかないことが懸念されます。ここが「民意を問う」ことのもう1つの側面ですが、野党連合による政権交代は、大いに意義あることです。自民と民主がまったく同じということはない。共産・社民などがキャスティングボードを握れば、まさに「凍結」が可能になるのです。自公民体制の転換は意味があります。

有権者が一番先に要求すべきは、民意が反映される選挙制度の改革を有権者主導で行わせろ、ということであって、それができた後で初めて民意を問え、と要求することができます。


太田光征

比例区定数が100に削減された場合の衆院選比例区シミュレーション
http://kaze.fm/wordpress/?p=229
posted by 風の人 at 22:07 | Comment(1) | TrackBack(5) | 一般

日本国総理の資格があるのか

                             櫻井  智志

 東京新聞2008年9月15日付け朝刊で政治学者で北海道大学教授の山口二郎氏が、以下のことを伝えている。(文責 櫻井)
================================
 魚住昭氏が書いた『野中広務 差別と権力』(講談社刊、私も購読した)を山口氏は紹介している。

 麻生太郎氏が野中氏について、被差別部落出身者を総理にするわけにはいかないと自民党河野派の会合で発言したこと、その後、引退直後の最後の自民党総務会で野中氏自身が麻生氏の面前でこのことを暴露し、厳しく糾弾したことが書かれている。
 先月2008年8月末に、野中氏がTBSの番組に出て麻生氏を批判したことには、こうした背景もあるようだ。
 麻生氏の発言が事実なら、麻生氏は自民党総裁失格どころか、政治家失格、人間としても問題がある。差別を是認する者は、公的世界から即刻退くべきである。事実無根ならば、麻生氏はきちんとそのことを釈明すべきである。決してあいまいにできることではないだろう。
 一国の最高指導者になろうとする政治家について、その言動をチェックし、適確性を吟味することは、メデイアの使命である。アメリカのメデイアは大統領候補について、そうした厳しいチェックをおこなっている。

================================

 自民党総裁選の候補者5人に、私は誰も自由民主主義者はいないと思っている。これらの記事を読み、本命視される麻生太郎氏は自民党総裁はもちろん、日本の首相どころの話ではないと考える。

 被差別部落をはじめ国民の人間性と人権を擁護することは、政治の根本である。麻生氏には、以前から無視しがたい数々の放言があり、それらは麻生氏陣営の内部でも懸念されていた。

 しかし、今回のような事柄を考えるならば、その背景には、このような人権感覚の欠陥がひそむように思える。もしそのような問題が事実であるとしたなら、みすごすことのできない重大な欠陥であると私にも思える。

 さらに、大手の講談社のようないわゆる保守的な出版社でさえ書物に表す。同じことを一言も報道しないテレビ、ラジオや朝日や毎日、読売など大手の新聞も扱わないことに、アメリカのウオーターゲート事件とエルズバーグ記者やニューヨークタイムズとのような報道の自由の視点から見ても、由々しき事態である。

 総選挙において、国民的抵抗のこえを結集することで、日本の政治に民主主義を復権させることだ。
posted by 風の人 at 18:57 | Comment(0) | TrackBack(17) | 一般

2008年09月15日

ヨーロッパの地方自治と選挙〜市議会議員選挙も比例代表制にしよう〜

9.23「ヨーロッパの地方自治と選挙〜市議会議員選挙も比例代表制にしよう〜」をご案内します。私も小選挙区制の廃止、平和選挙共同、政権交代、野党連合などの関係について話す予定です。どうぞご参加ください。


太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164


 
千葉県柏市では、8月3日に前犬山市長・石田芳弘氏の講演会「ヨーロッパの地方自治と選挙」(主催:みどり千葉)が開催されました。


ヨーロッパの地方自治と選挙――前犬山市長・石田芳弘さん講演会の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=224


 そこで選挙制度修正投票推進・全国会議でも、「選挙制度を変えて日本を変えよう」という考えで第1回目の学習討論会を開催します。得票率以上の議席を占める可能性を持つ二大政党にあまりにも有利に働く現行の選挙制度を改革することに最大の力点を置いた世直しの運動を模索してみようとする集会です。

 民主主義の根幹をなす「民意を反映した議会の成立」に対して、今までの政治運動体は残念ながらあまり関心を示してきませんでした。このような根本的改革をやらずして、日本の困難な状況ばかりを国民に伝えても何の解決にもならないのです。

 私たちは毎日、マスメディアによって、日本の政治の酷さは「これでもか!これでもか!」と聞かされ、ウンザリさせられる一方で、その解決方法についてメディアは提示しませんから、私たち国民は無気力にならざるを得ないところに追い込まれているのです。

 今回の学習会では、この日本の窮状をいかに打開してゆくか、その試案となるものを議論したいと思います。


◇ 日時・場所

2008年9月23日(火、秋分の日) 午後1:30〜4:30
柏市中央公民館・5階講堂(柏市役所となりの赤レンガの建物、教育福祉会館内)
JR上野駅から常磐線快速(10,11,12番線)で約30分
柏駅下車、東口を出てすぐ左折し、線路沿いに徒歩約10分

地図
http://www.city.kashiwa.lg.jp/facilities_guide/civics_culture/cvc_central.htm

◇ 内容

(1) バークレー・コスタリカから学ぶ地方自治と選挙制度
     吉川ひろし(千葉県議会議員)
(2) 野党住み分けバーター投票ほか
     太田光征(中選挙区比例代表併用制を提唱、千葉県松戸市)
(3) 西・北欧の地方議会における比例代表制と執行委員会制度について
     会員 田口房雄
(4) 参加者全員による討論


主催:選挙制度修正投票推進・全国会議
連絡先:田口房雄(http://fusao.jp/) 携帯 090-2445−6111
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2008年09月10日

9.9の日ハンストと原子力空母

皆様

ガンジーの会掲示板書き込みより
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9.9 12:30〜、24時間ハンスト終えました。

9月9日夜は横須賀へ原子力空母来ないで、
というアピールをしに行きました。

原発2基が湘南の海に配備される感じ。
飛行機が動く原発の上で離発着する感じ。

日本山妙法寺の上人達、呉東弁護士、
横須賀軍事史研究者の米国人、横須賀市議、
鎌倉市民、横須賀市民、
老いも若きも、河童も、
太鼓叩いて、笛吹いて、力を持って意思表示。


999999おすすめ↓999999999999999999999999
ブライアン・S.ウィルソン著 仙田典子 島田啓介 訳
『レッグス〜平和への道はない、平和が道である』カタツムリ社、
1993年

M.K.ガーンディー著 田中敏雄訳
『南アフリカでのサッティヤーグラハの歴史1』東洋文庫、
2005年
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辺野古と六ヶ所、祝島、紛争地のことを覚えて
強者の非暴力でいきまっしょい。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年09月09日

衆議院選挙で護憲勢力の議席をのばしたい

皆様

護憲候補、護憲政党が勝つための投票をしてみたい。
平和を願う候補を応援したい。

こんな思いで参加している、
平和への結集を目指す市民の風。
ホームページ → http://kaze.fm/

いろいろな批判も受けるけれど、
平和を目指す議員が増えるのは、
特定の政党だけを応援することなのか?

それとも政党の壁をこえて、とにかく集まれるところでは
集まるというのが良いのか?

そんなことを考えた人たちとつくった集まりだと
私は思っています。

私としては、
二大政党に有利な小選挙区制と
護憲政党が分裂し死に票を投じてしまうことへの
抵抗の意味も込めて、この集まりに期待しています。

今度の総会は、人生の一大事のため、
参加できないので、私が会員として望むことを書きたいです。
会費納入が滞っていましたら申し訳ありません。

●0● まず民主党に対する思い
二大政党制ではなく、多様な政党があって良いと思います。
改憲を認めたり、海外派兵恒久法、宇宙の法律に関しても、
現時点で、全く賛成できない政策があります。
かといって、現状では、自民党よりは民主党なのか、とも思います。

以下の案は、死に票を出さずに護憲勢力の議席を増やす為の提案です。
この提案で、平和を願う有権者にとってわかりやすく、
投票のたすけになれば良いと思います。

●1● 1名のみを選出する小選挙区制選挙では
「投票オススメ候補者リスト」をつくり、広める。

護憲政党で当選する見込みのある候補者を紹介する。
次に、そういった候補者がいない選挙区では、
自民党候補でない当選見込みのある民主党候補者の注意書きを紹介する。
有権者は投票後も、どの様に期待し、あるいは意見する必要があるか。

●2● 比例代表制選挙では護憲政党へ。
政党には党議拘束があるとききます。
例え護憲の思いを持っている民主党候補者でも、
改憲をかかげる政党に所属しているのであれば、
比例区でその政党には投票できないという思いです。
●●●

ガンジー達、南アフリカで暗黒法に抵抗した人びとは、
その不服従を、一人一人の心の底から誓い、
団結したと読みました。

もし、私たちの活動が更なる分裂をもたらすものであれば、
私の提案は考え直す必要があるのかと思います。

間違いもあるかもしれません。
あくまで控えめに。
有権者の投票を規制する意図はなく、
私たちはこのような投票をすすめます、
理由はこうだからです、という提案ができれば良いと思います。

民主党の改憲案もまだ読んでいませんし、
部分的な理解だと思います。
けれど、現時点での私の考えを発信します。

9.9、一日ハンストの日に。
これから横須賀へジョージワシントン来るなアピールへ、
行ってきます。

平和に力を。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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2008年09月04日

比例区定数が100に削減された場合の衆院選比例区シミュレーション

民主党は衆院選比例区の定数を80削減して100にしようとしています。比例区定数が100になった場合、各党の獲得議席はどうなるのか。2007参院選比例区のデータを使ってシミュレーションを行いました。

比例区定数が100に削減された場合の衆院選比例区シミュレーション
http://kaze.fm/wordpress/?p=229

結果の詳細はサイトで確認してください。印刷用ファイルも用意しています。以下、要点だけをまとめておきます。

定数が現在の180でもすでに、現行の比例区選挙は比例代表制とはいえないのが実態です。自民と民主は得票率を超える議席を獲得しているのに対して、共産、社民、国民新党、新党日本は得票率未満の議席しか獲得できていません。定数が100に削減されることで、得票率と議席獲得率の乖離はさらに拡大します。民主党を除く野党4党は全体でも7議席という一桁政党に勢力を落とすでしょう。

小選挙区の定数はそのままで、比例区定数だけ削減された場合、小政党の小選挙区と比例区合わせた議席獲得率が減少することは明らかです。ところが、比例区だけに限定してみても、比例区定数の削減は、小政党に不利であるわけです。比例区定数のみの削減は2重に民意を歪めます。

比例区定数のみの削減の結果、野党が支持率で与党に勝っても、議席獲得率で負ける、つまり当然の政権交代を阻害し得る小選挙区比例代表並立制の特性が、一層ひどくなります。

くれぐれも、民主党の議席獲得率が得票率を大幅に上回るから政権交代に近づく――政権交代後の選挙では楽して政権を維持できる――、というわけではないことに注意が必要です。それは、民主党が、曲がりなりにも協力関係を保っている他野党から議席を簒奪しただけのことであって、自民党から議席を奪った結果ではないからです。自民党も小数野党から議席を簒奪しているのですから、偽装勝利効果は自民党にも働き得るのです。

選挙制度は、支持率で勝負して政権交代できるものでなければなりません。



































表1B  衆院選比例区(現行ブロック式)シミュレーション:議席獲得率(%)の変化



2007参院選比例区データ使用、2005年国勢調査に基づき定数配分

自民 民主 自民+民主 公明 共産+社民+国新+日本
得票率 28.1 39.5 67.6 13.2 17.1
議席獲得率
(定数180)
30.6 47.2 77.8 13.9 8.3
議席獲得率
(定数100)
33.0 49.0 82.0 11.0 7.0

↑ テーブルの上部スペースがこんなに開く原因をお分かりの方、教えてください。


◇ 衆院選比例区予測――定数100(現ブロック構成で2005年国勢調査に基づき定数配分)

ブロック定数: 北海道4 東北8 北関東11 南関東12 東京10 北陸信越6 東海12 近畿16 中国6 四国3 九州12
ブロック式: 自民33 民主49 公明11 共産6 社民1
全国一括式: 自民29 民主41 公明13 共産7 社民4 国民2 日本3 女性1



◇ 衆院選比例区予測――定数180(現ブロック構成で2005年国勢調査に基づき定数配分)

ブロック定数: 北海道8 東北13 北関東20 南関東22 東京18 北陸信越11 東海21近畿29 中国11 四国6 九州21
ブロック式: 自民55 民主85 公明25 共産9 社民4 国民0 日本2
全国一括式: 自民52 民主73 公明24 共産13 社民8 国民3 日本5 女性2


太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
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2008年09月02日

「韓国併合」100年、「反省と和解の市民宣言運動」発起人になってください。

皆様

増田都子先生と韓国の岡田卓己さんより、下記送られてきました。
私も月初に頭を丸め、発起人となりました。
長文失礼します。

日本では500人以上の発起人を募っています。
アジアの和解の為なら、えんや〜こら〜

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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aaaaaaaaaaaaaaaaaaasiaaaaaaaaa転送大歓迎aaaaaaaaaaaa

 件名にありますように、あと2年後、明治以来の日本による侵略と植民地化の第一歩となった「韓国併合」から百年がやってきます。そして、現在に至るも真に和解を成し遂げることのできていない、日本と朝鮮半島の国との現実があります。

 そこで、京都市民大学の方たちが中心になって日韓両国で件名の宣言運動を、韓国全国(これは、もちろん、韓国市民がなさいます)・日本全国で展開し、日本と朝鮮半島の人々との「真の和解」を進めていきたいと件名運動を立ち上げました。添付ファイルに全文がありますが、

「 『反省と和解の市民宣言運動』は、日韓両国で、人々自身の手による人間的で、社会的な運動として、展開したいと思います。日韓間では、すでに多様な形で、たくさんの市民ネットワークがあります。それぞれの運動はその独自性を保ちながら、共通の争点が生まれた時、これに機敏に反応し、連携する、この基盤とエネルギーを創り出すことが21世紀の市民社会運動の鍵であると思います。今回の「反省と和解の市民宣言運動」は、これまで政治や社会運動に無関心だった人も含めて、心ある人なら誰もが、各々の思想や価値観、所属や組織、地域などの条件を乗り越えて、未来を展望して、大きく結集する運動です。

 日本において、この運動が、日韓の間で活躍してきた市民ネットワークはもちろんのこと、さまざまな社会運動の横のつながりが大きく進展する契機となり、また、韓国からも、これに呼応する動きが生まれることを期待します。

 日本は地域で地道に展開する運動の底力があり、韓国は地域の基盤は弱くても、全国的ネットワークが形成され、社会的に大きな力を発揮しています。私たちは、日韓それぞれの運動が相互に補完しあいながら、共通の目標の下、連帯し、日韓の市民による国際連帯の市民社会の形成を目指したいと思います。そして、私たちが暮らすこの東アジアを、友好と信頼による新しい創造の空間にしていきたいと希望します。」

 そして、10月25日(土) 100年ネット設立総会および記念シンポジウムを京都で開催する予定になっています。そして、そのための「発起人」参加者500人以上を目標にして募集中です! 添付ファイルにありますが、ぜひ、

 「発起人受諾のお申し込み、その他のお問い合わせ先は当分、下記のEメールだけとなります。「韓国併合」100年市民ネットワーク(仮称)nikkan100net@hotmail.co.jpへ。発起人受諾の際は、氏名、住所、電話、メールアドレス、表記希望する肩書、紹介者の氏名を明記の上、できれば、運動参加の弁も含めてお書きお願いします。」

 に応えていただけないでしょうか?

aaaaaaaaaaaaaaaaaaasiaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
「韓国併合」100年市民ネットワーク(仮称)
「反省と和解の市民宣言運動」(仮称)発起人になってください!

 私たちは、いわゆる「韓国併合」100年を2年後に控えて、日本と朝鮮半島の真の友好と未来を切り開くために、「反省と和解の市民宣言運動」を開始し、これを日本人と在日コリアンの皆さんによって、また、日韓両国の市民運動・市民社会と広く連帯して、展開したいと考えます。

運動の趣旨
 朝鮮半島は1910年(明治43年・隆煕4年)8月29日、いわゆる「韓国併合条約」の強制により、1945年8月まで満35年間、大日本帝国の植民地とされました。したがって、2年後の2010年に100年目、1世紀を迎えます。私たちは、日本と韓国・朝鮮の人々がこの100年の歴史をふまえて、相互に深い信頼の関係によって結びつくこと、この信頼の下で、これまでの国家の論理を超え、人類の普遍的な価値に基づく国際連帯の市民社会を創造すること、これを東アジアで実現することを目指すべきであると考え、今から、「韓国併合」100年の「反省と和解の市民宣言運動」を日韓両国で展開したいと思います。
私たち「反省と和解の市民宣言運動」の発起準備委員は、次の3点を提起します。

1. 私たちは、日本が朝鮮半島を植民地として統治した歴史を顧みて、その中で、無数の被害者が生まれたこと、にもかかわらず、そのほとんどが正当な調査と補償を受けられないままになっていること、この歴史的で、かつ現在の事実が、日本と韓国・朝鮮の間で真の友好・信頼関係の成立を阻害してきたと考えます。私たちは、こうした日本による植民地支配の罪責を謝罪し、この歴史責任を果たし、両国民の和解を促すことを誓います。このために、日本の市民の皆さんに対して、「韓国併合」の歴史責任を果たすこの運動への積極的な参加と支持を呼びかけます。
2. 私たちは、在日コリアンおよび朝鮮半島に生きる人々に対して、こうした私たちの考えを理解していただくことを期待します。その上で、信頼と友情を築き、手を取り合って、この東アジアに平和・人権・民主主義にもとづく社会を創造すること、そのために、ともに貢献することを期待します。21世紀を信頼と希望の世紀に創造しましょう。
3. 私たちは、上記2点に賛同するすべての個人、団体に対して、この運動の発起人・発起団体となり、周囲に呼びかけて、この運動を大きく育ててくださるようお願いします。個人として、仲間同士で、あるいは、団体として、さまざまな企画・行動を組織し、実行してくださるようお願いします。このために、この運動への意見、支持・協力・参加の表明をお願いします。特に、韓国・朝鮮と日本の人々が直接に会って、交流し、共に行動する企画を立てて、これを実行してほしいと思います。
私たちは、北海道から沖縄まで、そして、海を渡って、この運動が展開し、和解と連帯の21世紀を共に切り開いていくことを願い、行動するものです。

強い危機感
 私たちは、21世紀の日本の針路と日韓・日朝関係について、強い危機感を抱いています。植民地支配の反省は、1995年村山首相(当時)による「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(「村山談話」)以来、政府の基本方針となっています。2002年の「日朝平壌宣言」でも、小泉首相(当時)は「植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」しています。上記「村山談話」ではさらに、「わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進」すると誓っています。
 ところで、その後、政府は果たして、「痛切な反省」をしてきたと言えるでしょうか。むしろ「独善的なナショナリズム」を強めてきたのではないでしょうか。その結果として、韓国・朝鮮を始め、アジア諸国との「国際協調」は悪化する一方です。
日朝関係を見ても、「日朝平壌宣言」で国交交渉を明記したにもかかわらず、「拉致問題」を契機に、世論が被害者感情に陥り、問題を戦前以来の日本と朝鮮半島の歴史の中で大きく位置づけて、解決にあたる姿勢と視点を見失ってしまいました。その結果、「拉致問題」自体の進展もなくなり、「日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立する」(日朝平壌宣言)こととはほど遠い事態となりました。
 「拉致問題」がそうであるように、朝鮮人被害者の問題も、国家的暴力によって発生したのであり、人命・人権尊重の視点から解決されるべき問題です。例えば、1923年関東大震災の際の朝鮮人虐殺事件は、平時に、首都・東京で起きた大事件であるにもかかわらず、真相は未だに闇に追いやられたままです。戦時中、労働力として、日本各地に動員され、死を遂げた多くの朝鮮人の死因も明らかになっていません。このような例は数多くあります。さらに、こうした事実を知らない、知ろうとしない現状があります。歴史を知らないからこそ、在日コリアンは戦後も、筆舌に尽くしがたい民族差別を受けてきました。日本と朝鮮半島の歴史事実を明らかにすること、その事実認識の上で、こうした歴史的な「過去の克服」が現在と未来を切り開くために不可欠です。
一方、韓国では1987年の民主化開始とともに、独裁政権時代の諸問題を始め、植民地時代、朝鮮戦争期に闇に追いやられていた諸問題に真相糾明のメスが入り、被害者救済など、多くの進展をみました。まだまだ多くの課題を残しており、韓国においても、「韓国併合」以来の歴史事実、また、戦後史の調査・糾明はいまだ道半ばと言えますが、過去を振り返ろうとしない日本とは好対照をなしています。
 21世紀の日本と韓国・朝鮮の未来を創造するためには、何が起きたか、何が知られずに放置されてきたか、未解決のままになっているのか、こうした20世紀の歴史を広く知り、これを伝える必要があります。「韓国併合」100年はその最大で、唯一の機会です。
日本と韓国、そして東アジアへ
 「反省と和解の市民宣言運動」は、日韓両国で、人々自身の手による人間的で、社会的な運動として、展開したいと思います。日韓間では、すでに多様な形で、たくさんの市民ネットワークがあります。それぞれの運動はその独自性を保ちながら、共通の争点が生まれた時、これに機敏に反応し、連携する、この基盤とエネルギーを創り出すことが21世紀の市民社会運動の鍵であると思います。今回の「反省と和解の市民宣言運動」は、これまで政治や社会運動に無関心だった人も含めて、心ある人なら誰もが、各々の思想や価値観、所属や組織、地域などの条件を乗り越えて、未来を展望して、大きく結集する運動です。
日本において、この運動が、日韓の間で活躍してきた市民ネットワークはもちろんのこと、さまざまな社会運動の横のつながりが大きく進展する契機となり、また、韓国からも、これに呼応する動きが生まれることを期待します。
日本は地域で地道に展開する運動の底力があり、韓国は地域の基盤は弱くても、全国的ネットワークが形成され、社会的に大きな力を発揮しています。私たちは、日韓それぞれの運動が相互に補完しあいながら、共通の目標の下、連帯し、日韓の市民による国際連帯の市民社会の形成を目指したいと思います。そして、私たちが暮らすこの東アジアを、友好と信頼による新しい創造の空間にしていきたいと希望します。

「韓国併合」100年市民ネットワーク
日本での展開と日韓連携のために、情報センターの機能を担う組織として、「韓国併合100年市民ネットワーク(仮称)」(略称「100年ネット」)を立ち上げたいと思います。私たちの提起を理解し、受け止めて、この運動の発起人になっていただくようお願いいたします。
 発起人受諾のお申し込み、その他のお問い合わせ先は当分、下記のEメールだけとなります。「韓国併合」100年市民ネットワーク(仮称)nikkan100net@hotmail.co.jpへ。
発起人受諾の際は、氏名、住所、電話、メールアドレス、表記希望する肩書、紹介者の氏名を明記の上、できれば、運動参加の弁も含めてお書きお願いします。
また、ご自分のネットワークをフル稼働して、新たな発起人を掘り起こしてくださるよう、よろしくお願いいたします。
  
       2008年7月27日
「韓国併合」100年市民ネットワーク(仮称)発起準備委員
aaaaaaaaaaaaaaaaaaasiaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
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2008年09月01日

増田都子先生の近現代史 第15回 「戦争責任を考える」報告

皆様

♪けさら〜、けさら〜、けさら〜
 僕達の人生は〜
 平和と自由をもと〜めて
 生きてゆけばいいのさ〜♪

2008年8月31日(日)14時〜17時、湖北台近隣センター、「戦争責任を考える」の報告です。

天皇の戦争責任やその隠蔽等、学校の授業では余り聞けない史実も報告しますので、
驚かれた方は、悪しからず、です。

この授業は、あびこ平和ネット主催、全15回のシリーズ企画、
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」15回目です。


今回は事前に先生へ提出し合ったそれぞれの意見を、
皆で読み合い、意見交換をしました。

今回も16名の方々が参加して下さいました。有り難うございます。

●今月のおっどろき●
- 1975年9月30日、昭和天皇初訪米し、
帰国後の10月31日の公式記者会見で
広島、長崎への原爆投下に対する感想を聞かれた昭和天皇の発言

「原子爆弾が投下されたことに対しては遺憾には思っていますが、
 こういう戦争中であることですから、
 どうも、広島市民に対しては気の毒であるが、
 やむを得ないことと私は思っています」

●紙上討論
【井上さんの意見に対して】
「国民の責任としては歴史を学び、真実をしっかり受け止めることだと思う。...
時の政府の良いなりに過去の歴史に目をつぶることがあれば、
 大いに戦争責任を問われることになる。
  しかし、...「政治家も悪いけれど、無知だった国民もわるいのだから
 同罪で責任はチャラにする」という考えに陥ることが一番、危険だと思う。」

 私はこの井上さんの意見に賛成です。
 一億総懺悔という東久邇内閣のプロパガンダ。
 昭和天皇が責任者であったことを隠し通し、戦争責任を曖昧にしてきたこと。

 もう皆、気づいている。
 メディアでは報道されないから、皆は気づいていないのだという印象を
受けるけれど、昭和天皇に戦争責任があった、という史実を踏まえて、
賠償のことやアジアとの友好について、考えていきたい。
 
【野本さんの意見に対して】
「第一に昭和天皇に責任があると思います。...天皇の戦争責任は、
 権限の巨大さに正比例して大きいと言わざるを得ません。」
 
 全く同感です。高橋さんが言うように、
天皇は国家元首にして統帥権総覧者だったのですから、最大の戦争責任者です。

【高橋さんの意見に対して】
「そもそも「国の象徴であり国民統合の象徴」と言われたって、
 何のことかさっぱりわからない。象徴ってなに?統合の象徴って?
 なぜひとりの人間が象徴になれるの?わからないくせに
 わかったふりをしたそのときから、私たちの思想的退廃が始まっているような
 きがしてなりません。...何かにつけて「議論なんて今さら野暮」と
 私たちに囁きかけるもの、それが象徴天皇制ではないかという気がするのです。」

「...私たちの社会には、天皇の戦争責任以下語られないタブーがまだまだ潜んで
 いることになりそうです。それはまた自浄能力の低い社会ということにも
 つながるのではないでしょうか。」
 
なるほど。菊タブー、原発タブーを呟いていこっと。
それと、日の君ファシズム、電磁波の脅威、ペットの殺処分、白砂糖の弊害、
セクト主義、2010年アンポ更新など、疑問に思うことを身の回りで話していこう。

少しびびったって良いじゃない、仲間と共に、
諦めずねばり強くという生活者の感覚で。

でも、人生そればかりじゃなく、快い気持ち、快いこと、自然とバランスをとって、
やっていきたい。

●今後の予定●
第16回 9月27日(土)14時〜我孫子栄光教会(湖北駅南口)、
「サンフランシスコ条約と安保条約」

第17回 安保改定とベトナム戦争
第18回 高度経済成長と世界
第19回 冷戦後の世界と日本
第20回 近現代史学習を振り返って

皆様ぜひ、いらして下さい。

皆さんのうちに平和がありますように、

●朗報●
千葉の印西でも近現代史講座の構想が出て、
静岡の小田原でも近現代史講座 第1回が9月28日に始まります。
有り難うございます。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年08月31日

ご案内<原子力空母の今後を考える市民集会>

みなさま

横須賀に来るジョージワシントン。
来ないで欲しいと、
しっかり意思表示したいと思います。
私たちが主権者ですし。

地元の保守系議員の人でも、
この話題について話せる人がいるかもしれません。
超党派で取り組める課題だと思います。

横須賀の住民投票、ねばり強く、実現していきましょい。
鎌倉でも、放射能漏れがあった時の為に、ヨウ素剤の
戸別配布やら、小学校への核シェルターの設置など
求めていく必要があると思います。

今日、鎌倉にて、トミタタカフミさんとお話ししていて、
そんなふうに感じました。

では、以下、転送致します。
中森さん、有り難うございます。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●

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住民投票を応援する会の中森です。

重複お許し下さい。
在日米海軍横須賀基地に配備されようとしている原子力空母
ジョージ・ワシントンは、9月25日に入港予定といわれています。
横須賀では市民、団体による様々な行動が、連日取り組まれています。
「原子力空母の母港化」問題を、首都圏に住む市民の問題として
とらえ、考えようと横浜で市民集会を開催します。
9月21日です。ぜひご参加下さい。

転載・転送よろしくお願いします。
▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲
 被害は横須賀だけでない、横浜にも・・・
      原子力空母の今後を考える市民集会
▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲▽ ▲

日時:2008年 9月21日(日) PM4:30
場所:かながわ県民センター 402号室
「横浜駅」きた西口から高速道路下の鶴屋橋を渡り川沿いに左折、徒歩5分
「横浜駅」西口からヨドバシカメラ(旧三越)裏、西鶴屋橋渡る、徒歩5分

参加費:500円
主催:横須賀住民投票を応援する会
   すべての基地に「NO」を・ファイト神奈川
**********************************
お話
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎今野宏さん(元横浜国立大学講師・物理学者)
  「科学の目で見た原子力空母の危険性」
◎小倉陽太郎さん(巨大地震と原子力空母の災害を考える市民の会)
  「直下型地震と原子力空母災害」
◎呉東正彦さん(弁護士)
  「空母の火災事故・原潜の放射能漏れが意味するもの」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 2008年9月、在日米軍横須賀基地に原子力空母ジョージ・ワシントン
が配備されようとしています。2基の原子炉、大量の燃料や弾薬も積む
「海に浮かぶ原子力発電所」です。「事故は起きない、安全である」と
いう米軍ですが、具体的根拠は何も出していません。しかも5月22日に
は太平洋上で火災事故を起こしています。原因は「タバコの不始末と潤
滑油の不適切な管理」と公表されましたが、戦闘艦船がこんな低レベル
な事故を起こすのだろうか、と疑問に思うと同時に、増々不安が大きく
なります。さらに原子力潜水艦ヒューストンが佐世保や横須賀入港の時
に、放射能漏れを起こしていることも明らかになりました。
 日本政府は米国の言葉をそのまま鵜呑みにして「安心である」と言っ
てきました。火災や原潜の放射能漏れ事故が起きても、その姿勢は変わ
りません。仮に横須賀基地停泊中に事故が起きた場合、放射能は首都圏
全域に降り注ぎ、約120万人が犠牲になると言われています。原子力母
空配備は横須賀だけの問題ではありません。また米軍の進める戦争の前
方展開空母として、初の海外母港化が固定されてしまいます。神奈川は
沖縄に次ぐ基地県です。米軍再編により強化されようとしている今、原
子力空母配備を一人一人の問題としてとらえ、何ができるか、今後の活
動に繋げていけるようにお話を聞いて考えたいと思います。
ぜひ、ご参加下さい。
**********************************
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2008年08月28日

Re: ★美浜の会メール・ニュース08-11 保安院への要望書に賛同を

美浜の会御中、皆様へ

下記、賛同致します。
豊田義信 神奈川県

重複して受け取られる方もいらっしゃると思いますが、
ぜひ、皆さんに広めたいと思い、転送させて頂きます。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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件名: ★美浜の会メール・ニュース08 -11 保安院への要望書に賛同を

皆様へ  美浜の会メール・ニュース08−11です。
BCCで失礼します。
転送・転載歓迎です。重複して受け取られた場合は申し訳ありません。

●今回は、ガラス固化で行き詰まっている六ヶ所再処理工場を、いまのアクティブ試験のうちに中止に追い込むための新しい取り組みの紹介です。原子力安全・保安院に提出する要望書の賛同団体・賛同人になってください。

この新たな取り組みは、花とハーブの里、三陸の海を放射能から守る岩手の会、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、グリーン・アクションや当会など16団体が呼びかけているものです。

★六ヶ所再処理工場は猛毒の放射性廃液を処理できない欠陥工場なのです。
 
前回のメール・ニュースでも紹介しましたが、六ヶ所再処理工場では、アクティブ試験の最終段階で、ガラス固化をつくることができなくなっています。白金族が溜まって、昨年末から半年間ガラス固化試験を停止していました。そして7月2日に再開しましたが、溶融ガラスの流下が停止し、わずか半日で失敗しました。六ヶ所のガラス固化施設は、白金族が溜まってうまくガラス固化体を作れないという根本的な欠陥をもっているのです。今回の停止が回復できない原因であれば、この溶融炉(A溶融炉)は使用不能となり廃炉にせざるを得ません。

しかし日本原燃は性懲りもなく、運転再開に向けて準備を始めています。8月19日に公表した「対応状況」では、原因調査の範囲を意図的に限定しながら「復旧作業」は急ぐという、スケジュール優先の姿勢を見せています。流下停止の原因にかかわる物質の成分調査などは一切行おうとしていません。他方では、燃料のせん断や放射能放出などは相変わらず継続しています。

◆そのため、保安院に要望書を提出します。ぜひ賛同団体・賛同人になってください(要望書の全文は最後にあります)。

 <要望内容の骨子>

1.流下停止の直接的原因を調査解明し、すべてのデータを公開すること
2.A溶融炉は解体し、炉内の白金族の実態を徹底調査すること。情報はすべて公開すること
3.アクティブ試験は完全に中止すること
4.この問題に関するすべての責任を明らかにすること

◆賛同団体、賛同個人について
・賛同団体、賛同個人とも、名前と都道府県名を記入してください。
・賛同団体、賛同個人とも名簿を保安院に提出します。賛同団体はホームページなどで公表しますが、賛同個人名は公表せず、数だけを公表します。

◆賛同募集の締め切り等について
・賛同募集の締め切り予定日は9月30日です。
・提出日は、10月初旬に予定する保安院交渉の日とします。
・賛同団体、賛同個人の集約は各呼びかけ団体が行い、最終集約美浜の会で行いま
す。
・賛同の通知は、このメールへの返信、または当会宛のメールかFAXでお願いしま
す。
  
美浜の会:メールアドレス mihama@jca.apc.org
FAX:06−6367−6581

◆呼びかけ文と要望書はメールなどで次々と広げてください。その間に学習会や討論会なども行い、多くの人々の声を集めましょう。文章はそれぞれ下記からダウンロードできます。

賛同の呼びかけ 
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/hoanin_yobo0810_yobikake.htm
要望書 
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/hoanin_yobo0810.htm


保安院宛の要望書全文は下記です・・・・・・・・・・・・・・・

(中略、詳しくはHPにて↓)

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階
       TEL 06-6367-6580  FAX 06-6367-6581
       http://www.jca.apc.org/mihama/
       mihama@jca.apc.org
mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm
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2008年08月22日

日本国憲法と地方自治の現在――前我孫子市長・福嶋浩彦さん講演会のビデオ

ビデオだけですが、ご紹介しておきます。後日、平和への結集ブログの方に発言要旨と感想つきの報告を書く予定です。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215


<平和への大結集・千葉>憲法講座
「日本国憲法のいま」第4回

日時:2008年8月17日
講師:福嶋浩彦さん(前我孫子市長・中央学院大学客員教授)
主催:平和への大結集・千葉 http://www.xn--x41az7v.jp/~daikessyu/


part1/2 日本国憲法と地方自治の現在――前我孫子市長・福嶋浩彦さん講演会
http://video.google.com/videoplay?docid=8450086390959961614



part2/2 日本国憲法と地方自治の現在――前我孫子市長・福嶋浩彦さん講演会
http://video.google.com/videoplay?docid=3564225988938838555

posted by 風の人 at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(8) | 一般

2008年08月21日

増田都子先生と戦争責任を考える

皆様

増田先生より8/31授業に向けて、
宿題の呼びかけがありましたので、
文章を書いてみました。

いきなり極論かもしれませんが、
私は全ての関係者に責任があると考えます。
全ての関係者とは、今を生きる私も含みます。

とても抽象的な考えですが、そう考える理由は
全てのものが繋がっていると思うからです。

私がこう考えているからといって、
決して昭和天皇や軍部、財閥、政治家、
他国で戦争を遂行した人々などの
責任から目をそらすつもりはありません。

また、抵抗の甲斐無く戦争遂行の加害責任を負わされた
朝鮮の拉致被害者、アジアの人々、日本の人々が
いたということも聞いています。

自分が知ったことをみつめる。
知ることを恐れず深く学ぶ。伝える。

昭和天皇に戦争責任があった、
と発信するのは、
権力が隠そうとする史実を知り、
主権者である私たちが、
これ以上だまされずに生きていくために
象徴的で必要な気づきだと思うからです。

誰が悪い彼が悪いと言ってしまうことは、
いくら事実であっても、
その情報自体に嫌悪感を覚える人がいるとも思うのですが。

皆様、いろいろ教えて下さいませ。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●

0000増田都子先生より0000000000000000
「近現代史講座」にご参加の皆様&参加していない皆様にも!
 おはようございます。増田です。先日、豊田さんから、前回の授業内容を詳しく紹介していただき、次回8月31日(日)午後2時〜湖北台近隣センターでの「第15回、近現代史講座」のご案内がありました。

 この授業内容は、一応、当初予定の15回の授業のまとめとして「戦争責任を考える」をテーマとしています。そして、教材は皆様のご意見です。

 そこで、ぜひ、今週中くらいに、メールで皆様のご意見をお寄せください。内容は以下の9つの●の中から「私は○○(複数選択して全くかまいません)に責任があると考えます。理由は○○○○・・・」(文形式は全く自由で、これは、ほんの一例に過ぎません)

●昭和天皇
●東条英機など軍部
●近衛文麿ら政治家
●財閥企業
●新聞などのマスコミ
●学校(教員)
●米・中などの外国
●国民
●誰にも責任はない
999999以上99999999999999999
posted by 風の人 at 08:39 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

2008年08月18日

ピースサイクル2008for六ヶ所に託すメッセージ

皆様

ピースサイクル2008for六ヶ所から
大至急ピースメッセージをお寄せください

との緊急要請をいただきましたので、送らせて頂きます。

自転車で六ヶ所まで行ってしまう仲間がいるそうです。
感謝。

以下要請文と、私のピースメッセージです↓

69696969要請文69696969696969696969696969696969
<ピースサイクル2008>ヒロシマ・ナガサキに向けた行動は終了しました。
このヒロシマ・ナガサキに向けた行動を引き継いで、
<ピースサイク2008for六ヶ所>が今日8月16日東海村を出発し、
8月23日六ヶ所村到着まで走ります。

さらに23日から25日まで核燃施設一周の行動、原子力半島化している下北半島めぐり、
六ヶ所村、原燃本社、青森県庁を訪問しての再処理工場の
本格稼動ストップの要請などを行います。

現在、六ヶ所村を中心とした下北半島は、大間原発の建設が始まり、
敷地内の反対する仲間や函館の仲間が闘いに立ち上がっています。

むつ市は破綻した財政を、交付金で賄おうと使用済み燃料棒の中間貯蔵を誘致しました。
東通原発の東通村は原発の交付金が切れることに対して、
高レベル廃棄物の最終処分地に名乗りを上げようとしています。

六ヶ所村は核燃サイクルの中心としてウラン濃縮工場、高、低レベル廃棄物埋設施設、
そして原発の出す1年分の放射能をたった1日で放出する
再処理工場の本格稼動が目前に迫っています。

また、全国の老朽化した原発でのプルサーマルの燃料、
モックス燃料工場の建設も決まっています。
今年が安心して六ヶ所村へ入れる最後になるかも知れません。
今回ほど重要な六ヶ所ピースサイクルはないと思います。

この行動に、松戸市から4名が参加します。
ピースメッセージを、下記の3ヶ所に持参したいと思います。
日本のエネルギー政策にとっても、環境問題でも、平和問題からも重要な問題です。
必ず送付ください。

●ピースメッセージの送付先は、21日までにFAX(047-360-6064)まで!

69696969私のピースメッセージ6969696969696969696

私のピースメッセージ
六ヶ所村村長 古川 健治さま/青森知事 三村 伸吾さま

はじめまして。遠く、神奈川は鎌倉に住む豊田と申します。
先日、青森から来た知人より寺下力三郎前六ヶ所村村長のお話を伺いました。
寺下前村長は、「無核・無兵」を唱えていた人です。

この無核。
六ヶ所村の現状と経緯を考えると、実現は困難なように思う方もいらっしゃるでしょう。

例えば、雇用と地域経済のことを考える方もいるでしょう。
六ヶ所村の再処理工場があるから、雇用が生み出されるんだ、と指摘されるかも知れません。
再処理工場の関連の雇用は、約3000人と聞いています。
一方で自然エネルギーの導入をしているドイツでは、約30000人の雇用がうまれた、
と聞きます。

経済に関しても、自然エネルギーを選択しているスウェーデンでは、技術革新によって、経済成長率が伸び続けている様です。
環境配慮と経済成長は両立しうるのだと思います。
と言いますか、環境配慮なくして持続可能な経済成長はないのだと思います。

国策とはいえ、プルトニウムを製造する再処理工場は要りません。六ヶ所村のかけがえのない自然と豊かな海を汚さないでください。放射能は、大人より子供のほうが影響しやすいといいます。再処理工場を稼動させ、万が一、小児白血病や小児がんが発生した場合、村長と県知事は責任が取れるでしょうか。

それぞれのお立場を考えると、今手を引くことは難しいのでしょうが、
どうか、危険な再処理工場を本格稼動させないでください。

三村県知事におかれましては、日本原燃との安全協定を締結しないでください。
古川村長におかれましては、今後とも自然豊かな六ヶ所村と村民の雇用と健康を
考えて頂けますよう、宜しくお願いします。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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日本原燃社長 児島伊佐美さま
はじめまして。遠く、神奈川は鎌倉に住む豊田と申します。
これまで貴社に対して、いろいろな意見が寄せられたのだろうと思います。

今まで通り、ただ単に、賛成、反対の意見だけですと、
相変わらず意見は平行線で、その繰り返しでは、現状を打開できないと思います。
それを超えていくには、その対立を超えた社会のために、
お互い知恵を絞り合うのが良いかと思います。

先日、スウェーデンの循環型社会の基礎となる4つの条件を学ぶ機会がありました。

●持続可能であるかどうかの4条件●
1988年にスウェーデンで提唱された4つのフレームワーク、4条件。
1,地中から掘り出した物質の環境における濃度を増やさない。

2,人間が作り出した化学物質の環境における濃度を増やさない。

3,自然環境を物理的に破壊しない=生物の多様性をまもる。

4,人間が幸せになるのを妨げてはならない=人間の基本的ニーズを満たす。
●●●

この条件に照らすと、地中から掘り起こしたウランを利用する発電は、
止める以外に無いと思ってしまいます。
が、ここでは、再処理工場がより良いものになる様に、以下、お考え下さい。

私は人間として、例え「微量」の放射能であっても、
物理的に放射性廃液を流さないで欲しいのです。

御社に海と空を汚す権利は無い、と言っても、
今も流しているのですから、それを言っても始まらないと思うので、
せめて、「放射能除去装置」を開発してから本格稼働を検討して下さい。

つたない文章を失礼しました。
以上、宜しくお願い致します。

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豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年08月17日

オリンピックと、アメリカ一極支配の終わり?!

オリンピックも後半戦に入りました。
ここまで観てきて注目される点は、アメリカの一極支配が終わってきて
いるところです。
メダル獲得数は以前よりずっと分散しています。

アフリカの存在力が増し、ヨーロッパが多民族化しているのも、一極支
配が崩れた理由でしょう。
体操男子個人は、中国・日本・フランスという組み合わせ。
アメリカが力でなぎ倒しそうな水泳男子100メートルも、フラン
スが優勝。
1500メートルではチュニジアが初のメダルを取りました。

理由の一つは経済のグローバル化。
日本人初のメダルを取ったフェンシングを始め、多くの競技が外国人を
スタッフに招いています。
どの国も事情は同じ。
日本のバトミントンは、オグシオのコーチが元中国人で、日本代表の
コーチは韓国人。
一方、野球男子の中国チーム監督はアメリカ人で、バレー女子アメリカ
チームの監督は元中国人でした。

今回シンクロ中国チームを率いるのは、長く日本を引っぱってきた井村
雅代コーチです。
北島選手も国産にこだわらず、イギリス・スピード社の水着でメダルを
取り、誰もそれに異議を唱えませんでした。

国際水連はアフリカへの普及をめざして、記録に関係なくアフリカから
の参加を認めているそうです。
その成果が出てきたということでしょう。
上手な市場開拓ですね。

一方、アメリカ選手は今や、混血が進んで黒っぽい髪に黒っぽい目が多
数派。
60年代まで、アメリカ社会の主役だった金髪碧眼はほとんどいなくなり
ました。
また、世界からアメリカに留学している人の中からオリンピック選手が
出ているのですから、
そういう意味では、アメリカの貢献も見逃せないわけですが。

水泳最後の種目メドレーリレーでは、女子はオーストラリア、アメリ
カ、中国の順。
男子はアメリカ、オーストラリア、日本という順番で、日中がアジアで
突出していることがわかります。
オリンピックは政治力の祭典ですね。

                         川西玲子
posted by 風の人 at 13:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年08月16日

読みやすい近代史本を見つけました

この二週間、明治関連の本を読みまくりました。
お陰で今まで疑問に持っていた点がはっきりして有意義でしたが、
参ったのは読みやすい本があまりないこと。
最近出た岩波新書の近代史シリーズも、少なくとも戦前篇は読みやすく
ありません。
読んでいると頭痛がしてくるものもありました。

そこでたどり着いたのが、集英社が90年代始めに出した「日本の
歴史。
これがとてもいいですね。
全21巻ですが、14巻の「崩れゆく鎖国」以降が近代史です。

18巻の「日清・日露戦争」から読みはじめましたが、
「はじめに」が「アジアからみた日本軍国主義」。
湾岸戦争後の日本の政治情勢への、強い危機感が述べられています。

読みやすい通史が必要だと思います。
私が今回、浅学非才を顧みずに「映画が語る昭和史」を書いたのも、
昭和についての読みやすい通史がないと感じていたからです。
しかし覚悟はしていたものの、予想以上に手強いテーマでした(汗)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昭和を生きた全ての人へ、そして昭和を知らないあなたへ
「映画が語る昭和史」好評発売中♪
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/books/details.php?id=608

                   川西玲子
posted by 風の人 at 19:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年08月11日

蒲島熊本県知事:知事に期待することの虚しさと自治体制度改革〜首長選挙のないスウェーデン〜

川辺川ダムや荒瀬ダム問題などで揺れる熊本県。熊本県知事の蒲島郁夫氏は、荒瀬ダム撤去の方針を凍結したことなどで、選挙前の期待とは打って変わって、失望の的になっているようです。

熊本県知事蒲島郁夫氏の非民主性について
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/103752527.html

確かに、「ダム問題」であり、「蒲島問題」なのでしょうが、失望の対象を知事個人に向ける、言い換えればその前に、知事に期待することの問題にも、そろそろ目を向ける必要があるでしょう。

知事(首長)の一存で行政方針が左右されるという非民主的な自治制度の土俵で、ダム問題などの各論をやり合うことに、虚しさがあるのです。

首長選挙や(首長と議会の)二元代表制が規定されている以上、当面の権力ポストをめぐる戦いは必要だとしても、民意を反映させる仕組み作りに優先して取り組む必要があるでしょう。ちなみに私は、平和への結集(平和共同候補運動)の中でも、選挙制度改革への結集を、当初から主張し続けています。

首長選挙がなく、議員が執行機関を構成するスウェーデン地方議会を視察されてきた前犬山市長・石田芳弘氏のお話を3日、聞きに行きました。こちらに発言要旨をまとめてあり、ビデオも閲覧できます。

ヨーロッパの地方自治と選挙制度――前犬山市長・石田芳弘さん講演会の報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=224

part1/4


各国の選挙制度、議会制度については、田口房雄さんのサイトも参考にしてください。

各国の選挙制度(能率よく世直しするには、今、どんな市民運動が必要ですか?〜飛躍的発想の転換を求めて〜)
http://fusao.jp/foreign_election_systems.html

一方で、上関原発など重大な課題を抱えながらも、史上最低の37・21%という投票率に終わった山口県知事選。多くの有権者は、この選挙を無効にしたいのではないでしょうか。そういう思いを見越して、前提にして、私は投票日前に、こんな記事を書いたわけです。

山口県知事選挙で棄権したい方へ――独裁君主選をなくすために
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/103816810.html

選びたい候補者がいないなら、「当面の人物」を選ぶことを諦めてみてはどうか。ただし、最低投票率などを規定しない選挙制度に不満があるなら、そうした選挙制度の改正につながるような投票を、と呼びかけたのです。史上最高の投票率で史上最高の無効票率、が実現していたならば、壮大な意思表示になったはずです。

今後、有権者はどう選挙運動に関わるべきか。個別具体的な政治要求を(統一)候補(の候補)に突きつけるだけではなく、選挙制度、議会制度、自治制度の民主的改正に積極的に取り組むことを真っ先に要求するべきだと思う。

具体的な運動のイメージとして、こんな事例を紹介しておきます。千葉県の船橋市議会では去年の12月、最終的に否決されたものの、小選挙区制の廃止を国会に要求する意見書が議会にかけられました。公明党も賛成に回っています。これは、議員の取り組み事例ですが、このように、意見書採択など、選挙制度改正への取り組みを公約に掲げてもらうような運動が可能でしょう。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
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2008年08月10日

増田都子先生の近現代史 第14回 「東京裁判と日本国憲法」報告 9条と安保、米軍基地の根っこに天皇の存在

皆様

2008年7月27日(日)14時〜16時半、湖北台近隣センター、「東京裁判と日本国憲法」の報告です。

天皇の戦争責任やその隠蔽、その為の隠れ蓑としての沖縄や9条、
メディア・教育界での自粛等、学校の授業では余り聞けない史実も報告しますので、
驚かれた方は、悪しからず、です。

今回も近現代史年表の穴埋めをもとに、
びっしりと学びました。

この授業は、あびこ平和ネット主催、全15回のシリーズ企画、
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」14回目です。

今回も15名程度の方々が参加して下さいました。有り難うございます。

●今月のおっどろき●
- 1947年9月20日 昭和天皇、マッカーサーにメッセージ
 「天皇の顧問、寺崎英成氏が、沖縄の将来に関する天皇の考えを
  私に伝える目的で、時日を約束して訪問した。
   寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を
  継続するよう天皇が希望していると、言明した。W.J.シーボルト」
  (『ジュリスト』938号より)

- 同日、
 「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を続けるよう日本の天皇が
  希望していること、疑いもなく私利に大きくもとづいている希望が
  注目されましょう。合衆国対日政治顧問 代表部顧問 W.J.シーボルト」
  (進藤栄一論文『世界』1979年4月号により明らかになった)

今回の授業プリントも、天皇とその周辺の言動の事実が、
引用先を明記して、克明に記されていて、充実していた。

引用先は、『大東亜戦争全史』や『天皇と勅語と昭和史』、
『重光葵手記』、『侍従長の回想』、『天皇の玉音放送』
『昭和史探訪』、『マッカーサー回想記』、『敗北を抱きしめて』、
『(ハーバート ビックス)昭和天皇』『第4部内省なきその人生』、
『読売報知』『昭和天皇の終戦史』『資料日本現代史2』
豊下楢彦『安保条約の成立』、『朝日ジャーナル』
『陛下にささぐる書簡』『1941年12月8日』等、
どこでも手に入るものだが、増田先生の教材研究の積み重ねと凄みを感じた。


●授業プリント「近現代史年表」より、今後の資料として勝手に抜粋です。
 
- 1945年8月14日「終戦の聖断直後、...機密書類焼却の依命通牒が
 発せられ、市ヶ谷台上における焚書の黒煙は...16日まで続いた」
 (『大東亜戦争全史』)

- 同年9月18日 東久邇宮首相、外人記者団に語る。
 Q「民主主義国の一部では天皇陛下も犯罪者の一部と見ているが」
 A「天皇陛下は責任者でないと確信する。天皇陛下は事前にかかる事実
   (※真珠湾攻撃のこと)をお知らせしてなかった。」←嘘。

- 同年9月20日 藤田尚徳侍従長、天皇の使者としてマッカーサーを訪問
「吉田外相も...米内大将を通じてもGHQの考え方について
  情報を集めた。陛下の立場がどうなるか、これは国体護持
  という言葉で、終戦決定の最大眼目となった点である」
  (『侍従長の回想』講談社、1961年)

- 同年9月26日 哲学者の三木清、48歳で獄中死

- 同年10月1日 マッカーサーに、訴訟摘要書が提出される
 「それは、連合国軍最高司令官は天皇の名において行われた戦争
  について裕仁が実際に果たした役割を本気で調査する意思は
  まったくないことをはっきりと記していた。
   ...この文書は次の勧告で終わっている。
  a 占領を平和裡に行い、日本を復興し、革命と共産主義を予防
   するため、宣戦布告の実行およびその後の天皇の立場をめぐ
   って[天皇に対する]欺瞞、危険、ないし脅迫の存在を示す
   ような事実を、すべて揃えておくべきこと」
  (ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』岩波書店、2001年)

- 同年10月3日 山崎巌内務大臣
 「反皇室宣伝を行っている共産主義者は容赦なく逮捕する、
  天皇制廃止を主張するものはすべて共産主義者とみなし、
  治安維持法によって逮捕される」
  (小森陽一『天皇の玉音放送』五月書房、2003年)

- 同年10月4日 GHQ、治安維持法廃止・政治犯釈放、内務大臣・特高警察罷免、
 天皇制についての自由な論議を指令

- 同年10月10日 徳田球一、志賀義雄ら共産党の政治犯の釈放
 日本共産党「人民に訴う」発表 「天皇制打倒」スローガン

- 同年11月15日 幣原内閣、戦争責任に関する閣議決定。国民には秘密。
 @大東亜戦争は、やむをえざる自衛権を発動したもの ←何故自衛の為に侵略?国益って誰の益?
 A天皇は憲法上の慣例に従って政府や軍の決定を退けられたことがない。 ←嘘っしょ。統帥権は天皇にあり。
 B宣戦の詔勅は国民を対象とする内向的なもの ←なんじゃこりゃ。
 C真珠湾攻撃については大まかなことしか天皇は聞いておられなかった ←嘘

- 同年12月5日 近衛文麿に逮捕指令
 (副総理格で活動。昭和天皇に、戦争責任をとって退位させ京都の寺に隠遁させる計画を持つ)

- 同年12月16日 近衛、服毒自殺。
 「自分(※近衛)が法廷に出れば、ますます天皇の責任が明らかになる。
  これは法律上、統帥権が天皇にある限りは戦争するかしないかは
  天皇の判断にかかる。
   そうすればもう(※天皇は)死刑以外にないから、自分からは
  このことは絶対に言えない。自分はどうして支那事変を止める
  ことができなかったかと言えば統帥権だ。統帥権をたどれば
  天皇にいきつく。だから自分は法廷に出て弁解することはできないんだ」

- 同年12月28日 憲法研究会(高野岩三郎、森戸辰男、鈴木安蔵ら)「憲法草案」発表
 高野岩三郎の日本共和国憲法私案「天皇制は廃止し、大統領制にする。主権は国民にある」

- 1946年1月1日 昭和天皇「念頭の詔書」
 いわゆる「人間宣言」(GHQ発案で原案は学習院教師のプライスが作り、
 マッカーサーの承認を得て発表)
 「顧ミレバ明治天皇ノ初国是トシテ五箇条ノ御誓文ヲ下シ給ヘリ。
  ...朕ハ茲(ここ)ニ誓ヲ新ニシテ国運ヲ開カント欲ス。...」
  ↑
 「『朕ハ茲ニ誓ヲ新ニ...』という一節がある以上、この詔書は
  昭和天皇による国家統治の継続を「新ニ」宣言した文書になる。...」
  (『天皇の玉音放送』)
 
 この「人間宣言」を受けて、マッカーサーは「天皇は日本の民主化に
 指導的役割を果たそうとしている」と強調し、他の連合国、日本国民
 に昭和天皇には戦争責任はないと宣伝。

 「...人間宣言は裕仁とその側近による新たな挑戦であり、彼らは
  みずから『国民(ヒズ・ピープル)の民主化』を主導するどころか、
  天皇が成人して以来、ずっとやってきたように、民主化に制限を
  加えようとしたのである」
  (『昭和天皇』下)

- 1946年2月13日 GHQ、新憲法案を幣原内閣に提示。
 「これが受け入れられれば、天皇は安泰である」

 伊藤成彦氏によると、マッカーサーは「9条が天皇を救う」と繰り返した
 とのこと。

- 1946年3月6日 フェラーズ准将、米内光政に語る
 「自分は...連合軍の占領について天皇が最大の協力者である
  ことを認めている。...ところが困ったことに、連合国の
  或る国においては天皇でも戦犯者として処罰すべしとの主張
  非常に強く、...。右に対する対策としては天皇がなんら
  罪のないことを日本側から立証してくれることが最も好都合
  である。其の為には近々開催される裁判が最善の機会と思う。
  殊に其の裁判に於いて東条に全責任を負担せしめる様にする
  ことだ。...」
 米内「全く同感です。東条と嶋田に全責任をとらすことが
  陛下を無罪にする為の最善の方法と思います」
  (栗屋健太郎『資料日本現代史2』大月書店)

- 1946年4月29日 東京裁判国際検察局は28人の被告名を公表
  (天皇は含まれず)

- 1947年5月3日 日本国憲法、施行
- 1947年5月6日 第4回、天皇・マッカーサー会談
 「ここで天皇は第9条にも国連にもおよそ期待をかけてない
  かのように、その"本音"をうち出した。つまり『日本の
  安全保障を図る為には、アングロサクソンの代表者である
  米国が、其のイニシアチブを執ることを要するのであり
  まして、此の為元帥のご支援を期待して居ります』と
  事実上、アメリカの軍事力による日本の安全保障を
  求めたのである。
  ... 右の天皇の『要請』は米軍による安全保障の最初の
  構想と評されるこの『芦田書簡』に先だつこと四ヶ月以上
  も早いものであった、ということになる」
  (豊下楢彦『安保条約の成立−吉田外交と天皇外交』岩波新書、1996年)

- 1947年9月22日 昭和天皇の「沖縄メッセージ」
 (a)総司令部政治顧問シーボルトから国務長官宛の書簡
  主題:琉球諸島の将来に関する日本の天皇の見解
  
  国務長官殿 在ワシントン
  拝啓
   天皇のアドバイザーの寺崎英成氏が同氏自身の要請で...
米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を続けるよう
  日本の天皇が希望していること、疑いもなく私利に大きく
  もとづいている希望が注目されましょう。また天皇は、
  長期租借による、これら諸島の米国軍事占領の継続を
  めざしています。その見解によれば、日本国民はそれに
  よって米国に下心がないことを納得し、軍事目的のための
  米国による占領を歓迎するだろうということです。
     合衆国対日政治顧問 代表部顧問 W.J.シーボルト
              東京 一九四七年九月二十二日
 (進藤栄一論文『世界』1979年4月号より)

- 1947年12月31日 東京裁判で東条英機が証言
 「日本国の臣民が天皇の御意志に反してかれこれするということは
  あり得ぬことであります。いわんや、日本高官においておや。」
 裁判中、最も緊迫。キーナン主席検事はすぐ休廷を宣言。
 →その後、キーナン、田中隆吉、松平康昌、木戸幸一らの工作
  で、年明け1月6日、東条、証言を撤回。

- 1948年11月13日 ウエッブ(豪)裁判長、記者会見で語る
 「戦争を開始するに当たって天皇の演じた顕著な役割が検察
  によって提示されたが、検察側は同時に天皇は起訴しない
  ことを明らかにした。戦争開始には天皇の権威が必要であ
  り、もし、天皇が戦争を欲しなかったのであれば、天皇は
  当然その権威を留保するべきであった。天皇が裁判から
  免除されたことは疑いもなくすべての連合国の最善の利益
  に基づいて決定されたものである。」
  →「すべての連合国」という部分は、米国に対する皮肉。

●今後の予定●
第15回 8月31日(日)14時〜湖北台近隣センター(湖北駅南口)、
「戦争責任を考える」
第16回 9月27日(土)14時〜我孫子栄光教会(湖北駅南口)、
「サンフランシスコ条約と安保条約」

皆様ぜひ、いらして下さい。

皆さんのうちに平和がありますように、


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
posted by 風の人 at 08:18 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

2008年08月09日

広島・長崎を表現の舞台に

午前中、長崎の追悼式典を見ました。
感想ですが・・・

広島も長崎も、思い切って内容を変えた方がいいと思います。
今の式典は学校行事風で、端からは形骸化しているように「見えます」。
実際は、誓いの言葉も世界情勢を踏まえた最新の内容なのですが、
一見そうは見えないんですよね・・・。
あれ、すごく損をしています。

坂本龍一を呼んでピアノ演奏をしてもらったり、
勅使河原三郎を呼んで躍ってもらったり、
元ちとせに「死んだ女の子」を歌ってもらったり、
どんどん現代アートや最新の表現を取り入れるべきです。
もうそういう時に来ていますよ。

アーティストにとって、反核というのは挑戦しがいのあるテーマ。
一流のアーティストなら、必ず応えてくれるでしょう。
彼らの発表の場にもなります。
そして日本はもちろん、
世界中からマスコミが取材に来るようにしたらどうでしょう。

表現の力を利用する必要があります。
この時期、広島と長崎を表現の舞台にするのです。
もう、言葉だけでは伝わりません。
最大限の努力をして、若者を惹きつけましょう。

               川西玲子
 
posted by 風の人 at 17:24 | Comment(0) | TrackBack(3) | 一般

みんなで「生きにくさ」を考えよう!8・31雨宮処凛さん講演会

雨宮講演会2.doc
さとうです。

再送・重複ご容赦ください。転載大歓迎です。

みんなで「生きにくさ」を考えよう!
8・31雨宮処凛さん講演会

みなさん。希望を持って暮らせていますか?安心して働いてお
られますか?
今の時代、そのどちらも難しいのではないでしょうか?
派遣やパート・アルバイトのみなさん、将来に大変不安を感じ
ておられると思います。正社員の皆さん、最近仕事はきつくな
いですか?若い皆さん。周囲の期待にこたえられず、悩んでい
ませんか?ご年配の皆さん。病気になったときに不安はありま
せんか?ご家族や自分の介護などの不安はありませんか?「給
料が上がらないのに物価が上がる」という不安、ありませんか

でも、一人で悩んでいても、なかなか問題は解決しません。ひ
とりではどんな有能な人でもなかなかいい知恵が出てこなかっ
たりします。一人では行動に移ろうとしても度胸がいるかもし
れません。
でも、みんなで話し合い、考えたらいい知恵が出てくるかもし
れません。助け合って行動に移せるかもしれません。東京など
では、給料を払ってもらえなくて困っている若者が、みんなで
話し合い、みんなで社長さんに掛け合って給料を払ってもらっ
た、という例もおおくあります。
作家で「週刊金曜日」編集委員の雨宮処凛(かりん)さんは、
とくに若者の生きづらさの問題に向かいあってこられました。
雨宮さんをお呼びして、みんなで身の回りのこと、気になるこ
と、悩んでいること話し合ってみませんか?
悩んでいるのは自分だけではないかもしれません。とにかく話
してみましょう。
とき 2008年8月31日(日) 16時開場・17時スター
ト(21時終了)
 (その後、交流会あります。ぜひご参加ください)。
ところ 広島市西区民文化センター(スタジオ 150人収容
http://www.cf.city.hiroshima.jp/nishi-cs/参加費:50
0円

対談 雨宮処凛さん さとうしゅういち(呼びかけ人)

ともに1975年生まれ。ロストジェネレーション(就職氷河
期)の二人の対談。

若者の「いきづらさ」に作家として向かいあってきた雨宮さん
。週刊金曜日や多く新聞にも連載を持っておられます。

さとうは、国による制度「改正」や経済情勢の悪化で、地方公
務員が憲法に定められている義務である住民の暮らしを守ると
いうことが難しくなっていると、実感しています。


雨宮さんからは全国的ないきづらさの、実態と背景にあるもの
を出していただき、それを解決するために実際に動いている人
たちの紹介をしていただきます。また主催者からは、地元広島
での「いきづらさ」の背景と、今の思いを語ります。みなさん
に「いきづらいのは自分を責めなくていいのだ」と少しでも気
づいていただければ、と思います。

自由討論 コーディネーター 伊達純(呼びかけ人)

みんなで身の回りのこと、気になっていること、悩んでいるこ
と・・・話し合ってみませんか?
悩んでいるのは自分だけではないかもしれません。とにかく話
してみましょう。そしてどうすればよいか、みんなで考えてみ
ませんか?雨宮さんのアドバイスをいただきながら、みんなで
考えればいい知恵が出てくるかもしれません。

ご協力くださる方募集中!

さて、イベントを開催するには、いろいろな面で力が必要です
。みなさまのご協力をお待ちしております。

主催 生存のためのメーデーIN広島実行委員会/雨宮処凛さん
講演会IN広島実行委員会

呼びかけ人:伊達純 池邊幸恵 猪原薫 山田忠文 ますだち
よこ さとうしゅういち

「生存のためのメーデー実行委員会」の活動

「生存のためのメーデー実行委員会」では、今後も、このよう
なイベントや、みなさんの悩みに答えるような交流会、また各
種相談などを行います。これまでに、以下のような活動をして
います。

2008年5月2日 生存のためのメーデー
2008年5月25日(日) 第一回生存のための交流会
2008年6月22日(日) 第二回生存のための交流会
2008年7月27日(日) 第三回生存のための交流会
2008年8月24日(日) 第四回生存のための交流会(予
定)

よろしくお願いします。

連絡先 

さとう hiroseto@f2.dion.ne.jp  09031714437 
伊達 jundandy@yahoo.co.jp  FAX0829−56−1799

賛同カンパ:団体2000円、個人1000円。

ご協力いただける方は、申込書を上記連絡先にFAXかメールで
お送りの上、以下の郵便振替口座にお送りください。

もみじ郵便局 生存のためのメーデー広島実行委員会 013
80−2−46932

------------------------------------------------------------------------------------------

賛同申込書

8月31日・雨宮処凛さん講演会IN広島に賛同します
お名前(団体名)               (肩書き)
連絡先(電話またはメールアドレス、住所)
チラシなどへのお名前の公表の可否  可  否

いまこそ、大塩平八郎!
さとうしゅういち Satho Shu-ichi
E-Mail:hiroseto@f2.dion.ne.jp
広島瀬戸内新聞ニュース
http://hiroseto.exblog.jp/
社 会 市 民 連 合
http://www.shakaishimin.org/

--------------------------------------
For All Sports Lovers! SPORTS OHEN PROJECT 2008
http://pr.mail.yahoo.co.jp/yells/
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コンクリートの庭で遊ぶパレスチナ孤児たちにオアシス一日ピクニックを!

パレスチナ連帯・札幌の松元保昭さんからいただいたメールを転載します。猛暑の日本で冷房機を拒否しながら連帯して。

太田光征

第1回活憲政治セミナー「地球温暖化問題から取り残される日本の政治」報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=219

<パレスチナの孤児たちに、泉湧き出るオアシスへ一日ピクニックを!>第二弾変更便

現地で何度も足を運び調整している井上文勝さんと相談の結果、前便のジール・アマル孤児院はジェリコ検問所通過不可となり(これも占領下パレスチナの現実です)、同じ自治区アイザリヤのダール・エイタン孤児院120名でオアシス、ワディ・ビダーンへ行くことになりました。予定通り8月29日実施。さらなるご協力を、お願いします。

<Jeel-Amalジール・アマル不可の理由>
昨年、バス一台でジェリコ検問所を通過のさいイスラエル軍によって先生5人が拘束され孤児たちは夕方5時から夜の11時まで車中チェックポイントで待たされるという経験があり、何日かの協議の末、同じ轍を踏みたくない(孤児たちにトラウマ)と諦めざるをえなかったのです。

<Dar-Eitanダール・エイタン(孤児の家)孤児院とは?>
1948年イスラエル独立戦争のナクバによる難民孤児のため、エルサレム旧市街にムスリム運営の施設が1950年に設立。さらに67年の戦争で孤児の数が増え続け収容しきれなくなったため、72年アイザリヤの村役場が土地を無料提供、トルコ政府が施設建築を寄付。現在、総勢240名中、半数の120名の孤児たちは、学校で共同寄宿生活。あと半数はアブディス地区から通学する小中学生。自治政府は、教員給与と維持費は援助。しかし孤児たちの衣食・勉学費用は、周辺住民が「ひと孤児サポーター」として一人当り月100シェケル(約30ドル)を援助。ムスリム経営のためクリスチャン経営のジール・アマルに較べ欧米の教会やNGOからの援助はゼロで、今回の北海道からのサポートは大変めずらしいと学校あげて感激している様子。校長先生は、Wael Anani(ワエル・アナニ)さん。

孤児120名となりますので、大型バス3台で<一日ピクニック>。先生10名、水、ジュース、昼食(ナブルス名物クナファ)、プール入場料などで現地必要経費の総額が3500米ドル(約40万円)となります。ジェリコの大検問所を避けて別ルートで行く予定。日本人3名の旅費、滞在費用は、個人負担。

これまで、15件102000円の募金が集まりました。感謝申しあげます。実現のためには、さらに多くの方々からのご寄付が必要です。呼びかけてくださると幸いです。

いまパレスチナは、高さ8メートルの分離壁に囲まれ大小二百数十もの検問所によって移動の自由が極端にせばめられています。まして経済的に困難な孤児たちは、暑い夏でもコンクリートの庭で遊ぶしかありません。ナブルス近郊のワディ・ビダーンは、泉が湧き出る自然プールの庭園になっています。孤児たちは、泳ぐことも走り回ることもできるこのビダーンへのピクニックを夢のように楽しみにしています。

このささやかなプログラム実現のために、みなさまのご協力をおねがいします。

<寄付金>
一口1000円、何口でも。
宛て先:パレスチナ連帯・札幌。「孤児ピクニックのために」として下記にお振込みください。
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538
期日:8月末日まで
※振り込まれた方には、後日、お礼に孤児たちの写真をお送りいたします。 

<おみやげ>
水着(泳ぐ機会は滅多にありませんが、男女とも古着でも可)。
卓球のラケット・ネット・ボール。
(孤児院では、板さえあれば楽しめるピンポンが大はやりだそうです。)
※企業などにもお願いしますが、連絡くださるとありがたいです。

<報告会>
一日ピクニックはビデオ収録して、後日ご報告会をもちます。

<主催:連絡先>

パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
電話番号 011−882−0705
E-Mai:y_matsu29@ybb.ne.jp
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538
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2008年08月08日

電磁波と6ラプ日記 in BLUE MOON、9の日ハンスト前倒し

ガンジーの会、掲示板書き込みより↓

8/8 13:09に24時間ハンストを終了しました。
仕事の都合上、実施できるか未確定でしたが、
御陰様でハンストを無事に終えることができました。

今日書きたいことを以下に。

●放射線と電磁波のこと●
電磁波について、皆さんはどの様なことをご存じですか?

8/6 夜、逗子の一式海岸にある海の家 BLUE MOONにて
行われた「六ヶ所村通信 No4」上映会。

その中でサーファーやPEACE LAND代表の方が、
青森県が日本原燃に、放射性物質除去装置の設置を
要請して欲しい、と要望していました。

それに対し、県の担当者は、国や偉い先生方が
「安全」と言っているのだから必要ないと答えて
いました。

その中でその担当者が
放射線も電磁波とあまり変わらない(から大したことない)、
という様なことを言っていました。

私は電磁波も放射線と同様、遺伝子に傷を付け、
白血病やガンの要因になると学んだので、この発言に、
ピンときました。

そもそも放射線は放射性物質と電磁波を発するもの、
と理解しています。
私が百科事典で調べたことです。

HzHzHz「電磁波の種類と用途」HzHzHzHzHzHzHzHz
電磁波=非電離放射線と電離放射線
電離放射線=γ線とx線
非電離放射線=光と電波
電波=マイクロ波と超短波、短波、中波、超低周波など

その利用
マイクロ波=テレビ、電子レンジ、携帯電話、IHキッチン
超短波=FMラジオ、テレビ
短波=短波ラジオ
中波=AMラジオ
超低周波=50/60Hz、家電製品、送電線
「電波防護指針 諮問第89号」1998年4月より
HzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHzHz

●携帯電話とのつきあい方●
7/27に、その電磁波について、地元の人々と学習しました。
地域の母親達が言い出しっぺで、北鎌倉の公民館に
50人ほどが集いました。

会場には鎌倉市内の携帯基地局の写真。
鎌倉は観光客向けにアンテナだらけ。
江ノ電名店街のビル屋上の基地局や
学校の前のビル屋上の基地局など。

ビデオ『電磁波と人類の未来』(発売元ガウスネット)上映後
ガウスネット代表の懸樋哲夫さんの講演。

国内では現在300件程の基地局設置について、
企業や住民間での紛争があるそうです。

講演を聴きながら、講師の演台に置いてあった、
電磁波計器を私の携帯に当ててみました。

電話をかけるボタンを押すと、
その1秒後と1.2秒後に
パッパ、と2回、計器の針が振れました。

そんな携帯電話とどう付き合うか。
私は脱携帯を模索して行こうと思いました。

講演資料にこんなものがありました。

●朝日新聞のトップ記事、2002年8月24日
「電磁波で小児白血病増 高圧送電線・家電から発生
 全国初調査 WHOと一致」
国立環境研究所などによる全国疫学調査の中間解析結果

●ウィーン医師会の
 携帯電話の私用に関する健康ルール10か条

1)原則として、携帯電話の使用はできるだけ少ない回数で短時間ですませること。子どもと16歳以下のティーンエイジャーは絶対に使ってはいけない!
2)通話中、絶対に携帯電話を頭の近くで持ってはいけない! 
3)絶対に交通機関の中で使ってはいけない(自動車、バス、列車・・・の中では電磁波が強くなる)!
4)メールを送る時は、携帯電話をできるだけ体から離すこと!
5)周囲の人を被曝させないため、通話中はいつも他の人から数メートル離れること。
6)絶対にポケットに携帯電話を入れてはいけない。電磁波は男性の生殖能力に影響を与えるかもしれない!
7)夜間は常に携帯電話の電源を切り、絶対に枕元に置かないこと!
8)ゲームをするために携帯電話を絶対に使わないこと!
9)イヤホンマイクも安全とは言えないかもしれない。イヤホンコードがアンテナとなって電磁波を強くするおそれがある!
10)全ての無線ネットワーク、ローカルネットワーク、WiFi(無線LAN機器のひとつ)、
UMTS(第三世代携帯電話システム)は高レベルの電磁波を発生させる!
(市民科学研究室 上田昌文さんの翻訳)

以上、ご参考まで。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年08月05日

美肌のカリスマ?!

「美肌のカリスマ」にガンつけてみました(笑)

気になるCM/アンチエイジングの形骸化
http://homepage2.nifty.com/sence/colset.html

              川西玲子
 
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2008年08月02日

8/7 21:00 五輪開幕前夜 チベット 1億人の光のプロテスト

皆様

知人より頂いたメイルを転送致します。
お知らせ有り難うございました。

北京五輪開催が決まった時、「人権状況を改善する」と
中国政府が約束していたことを知りませんでした↓
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=503

TTTTTTTIIIIIIIIIIIIIBETTTTTTTT以下転送TTTTTTTTTTTT

 8月3日、「歩こう チベットの自由のために」、SFTJの
Webサイトに、細かい行程を掲載しています。
http://www.sftjapan.org/nihongo:walkkanagawa

鶴岡八幡宮は14:45-15:00。

◆ それと、もう一つ。
チベットに祈りの灯火を
http://www.candle4tibet.org/jp/allAbout
http://www.candle4tibet.org/en/

2008年8月7日は北京オリンピックの開会式の前日です。こ
の日、私たちは世界最大の光のプロテスト(抗議)を行います、その
時、少なくとも1億人以上の人々が世界中でキャンドルを灯し、
チベットの自由にYESを言います。

あなたにして欲しいことは2008年8月7日午後
9時(*日本では8月8日の夜、北京オリンピックの開会式
が行われる時)に、ただキャンドルを灯すだけです。



◆ ご存知と思いますが、アムネスティ(香港)は、公約に反しオリン
ピックの遺産を危機に陥れたとして報告書を発表し、強く中国政府を批
判しています。

アムネスティ発表国際ニュース 2008年7月28日(香港時間29日)
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=503

TTTTTTTIIIIIIIIIIIIIBETTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年07月31日

熊本県・荒瀬ダム撤去を求める署名がスタートしました! みなさまのご協力をお願いします。

先の6月4日の蒲島熊本県知事の突然の「荒瀬ダム撤去凍結発言」以来、地
元の熊本県では、八代市民、旧坂本村村民をはじめとする流域住民や川辺
川ダム反対の市民グループなどの「荒瀬ダム撤去凍結」に反対する抗議の
声が高まっています。そうした中、同月17日に「荒瀬ダム撤去を実現する県
民ネットワーク」(共同代表:本田進・北垣潮・出水晃)が設立されましたが、
同会において荒瀬ダム撤去を求める署名がスタートしました!

■荒瀬ダム撤去に関する署名のお願い荒瀬ダム撤去に関する署名のお願

http://www.kumanan.co.jp/arase/post-2.html


付:荒瀬ダム撤去は県民の願い!署名フォーム
http://www.kumanan.co.jp/arase/form/form.htm

■荒瀬ダムを理解するためのチラシ(↓からダウンロードしてください)
http://www.kumanan.co.jp/arase/post-1.html

■荒瀬ダム撤去を実現する県民ネットワーク
http://www.kumanan.co.jp/arase/2008/07/post-3.html

11月末までの10万人署名をめざしています。
多くのみなさまの心からのご協力を切にお願い致します。

以下、「署名のお願い」から
……………………………………………
    荒瀬ダム撤去は県民の願い! 早急な撤去を求めます!

熊本県知事 蒲島郁夫様

6月4日の蒲島知事による突然の「荒瀬ダム撤去凍結発言」は、県民に衝撃
を与えました。

熊本県南を流れる球磨川に、53年前建設された荒瀬ダムによって、球磨川
と八代海の自然環境は急速に悪化しました。魚貝類は姿を消し、多くの漁師
や漁業関係者は泣く泣く廃業、転職を強いられ、県民にとっても干潟の楽し
みは減少してしまいました。

荒瀬ダムがある坂本町は、建設以来、放流時の振動による家屋のひび割れ
や、ダム湖の水質悪化によるアオコ発生や悪臭などに悩まされ続けてきまし
た。また、洪水時は、以前にはないヘドロが堆積し、却って被害は増大しまし
た。

50年間苦痛に耐えた地元や漁業者の強い要望をくんで、2002年に潮谷義子
前知事が下した「荒瀬ダム撤去」の英断を、流域住民は諸手をあげて歓迎し、
その日の到来を1日千秋の思いで待っていました。粛々と撤去工事開始に向
けて準備作業が進んでいた矢先、住民の思いや撤去に至る経緯を無視した
蒲島知事の独断ともいえる発言は、民主的な合意形成を否定したのと同様
です。 

豊かな漁場の消失は、建設前2000人以上いた球磨川の専業漁師の生活を
奪い、八代海の漁業者も3分の1に減少させました。年間100億とも200億とも
言われる球磨川・八代海の漁業・観光の経済価値を消失させ、流域の疲弊
を招きました。ダム存続費用60億円に対し、撤去費用72億円の差額は12億
円であり、県の主張する電力収益1億円と合せても、凍結の理由にはならな
いはずです。

水力発電はCO2排出の少ない発電かもしれませんが、荒瀬ダムのような大
型ダムは、環境への影響が大きいためクリーンエネルギーとはいいません。
世界の食糧危機が現実化する中、日本の食料自給率は下がる一方です。
八代海の再生は、食料問題から考えても最優先すべき課題です。

試験的に始まった荒瀬ダムゲートの開放によって、八代海の干潟は確実に
砂地が増え、アマモ場やアサリなど回復の兆しを見せています。

持続可能な社会の構築を願う県民の夢実現のために、一刻も早く

荒瀬ダム撤去凍結を撤回されますことを、蒲島知事に強く要望します。

         荒瀬ダム撤去を実現する県民ネットワーク
         共同代表:本田進・北垣潮・出水晃
     
         ●主な参加団体は次の通り。(以下順不同)
         「美しい球磨川を守る市民の会」「竜ヶ岳の海と食を護る会」
         「天草の海を考える会」
         「やつしろ川漁師組合」「八代女性市民の会」
         「やまんたろ・かわんたろの会」
         「漁民有志の会」「球磨川中流域水害被害者の会」
         「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」
         「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る福岡の会」
         「清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会」
         「川辺川を守りたい女性たちの会」
         「川辺川利水原告団」
         他個人多数。
……………………………………………
……………………………………………
参考:
 「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」など4団体の
   蒲島熊本県知事の荒瀬ダムの撤去凍結発言に対する抗議文

                                    2008年6月5日

熊本県知事 蒲島郁夫様

子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会  代表 中島 康
清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会 会長 緒方俊一郎
球磨川大水害体験者の会                  代表 堀尾 芳人
川辺川利水原告団                      団長 茂吉 隆典



                抗議文

 昨日6月4日、貴職は県営荒瀬ダムの撤去方針を凍結し、発電事業を継
続する方向で再検討すると発表しました。代替の架橋工事等も含む撤去
費用が100億円近くにかさむことなど「県財政再建」「温暖化対策」を理由に
上げていますが、以下の理由で強く抗議するものです。

 まず第一に、荒瀬ダム撤去は、流域住民の間で長年、幾度も論議を尽く
された結果の、住民の意思です。これまで50年間の坂本村民や流域漁民
の荒瀬ダムによる水害や振動、水質汚濁など被害やそれに対する思い。
2002年6月の坂本村民による「荒瀬ダムを考える会」の発足。同年9月の
坂本村議会の荒瀬ダム継続反対の意見書可決。潮谷前知事の荒瀬ダム
撤去表明。そして今日までのプロセスを、貴職は認識されているのでしょう
か。この住民の意思と、これまでの経緯を無視することは、許されることで
はありません。

 50年前に荒瀬ダムができてから出現した、水害被害地とそこに住む人々
について、貴職はどのように考えておられるのですか。住民はダムによる
水害と環境破壊から逃れられる日を、待ち焦がれています。旧坂本村民、
球磨川の流域住民及び熊本県民が納得できる説明を求めます。

 第二に、貴職が先ほどの県知事選挙で提示したマニフェストに、「荒瀬ダ
ムの撤去方針の凍結」はどこにもありません。マニフェストにあるのは、
「お役所仕事の時代は終わりました」「県民みんなの力で難局に立ち向かう」
「熊本の宝・農林水産業を活性化します」「日本一の環境立県くまもとを目指
します」など、「荒瀬ダムの撤去方針の凍結」とは真反対のことばかりです。

 第三に、貴職のマニフェストにもある「県財政再建」に関してです。貴職は、
荒瀬ダム「撤去」よりも「継続」のほうが県財政にとって有利であると判断さ
れたわけですが、それは大きな間違いです。荒瀬ダムは、発電で年間1億
円の利益が見込めるとのことですが、球磨川の漁業・観光資源は、少なく
見積もっても30〜35億円の価値があるという試算もあります。荒瀬ダムを
撤去すれば、球磨川の河川環境が今より飛躍的によくなることは明らかで、
球磨川の漁業・観光も繁栄するなど、有
形無形で大きな公益を県民にもたらします。貴職のマニフェスト「熊本の宝
・農林水産業を活性化します」は、荒瀬ダムの継続ではなく、荒瀬ダムの撤
去で実現するものです。

 また、荒瀬ダムを継続すれば、今後もダムの維持管理費、ダム湖周辺の
護岸や道路の補修などが、ダムが存在する限り必要となります。ダムが寿
命を迎える日には、当然撤去費用も必要となります。

 熊本県にとって100億円近くの出費は極めて厳しいことは、私共も十分承
知しております。一方で、川辺川ダムの建設費を3300億と見込んだ場合、
県負担総額は735億円と見込まれています。このような多額の出費は、当
然熊本県には無理なはずです。有識者会議などの形をとらなくても、「県財
政再建」の一言で川辺川ダム建設は中止すべきです。

 現在、地球上の自然を守り、自然を回復させる必要性が叫ばれています。
そのことは、「日本一の環境立県くまもとを目指します」とマニフェストでも
明らにされた貴職も十分認識されていると思います。

 ダムが環境や生態系に甚大な打撃を与えることは、世界的にも常識とな
っています。広大な森林を水没させ、メタンガスを放出するなど、総合的に
見た場合、ダムは地球温暖化の解決策になるどころか、逆に温暖化を引
き起こしています。

 荒瀬ダムの撤去を、各新聞は社説などで高く評価して来ました。また、
International Rivers等国際的に活動するNGOからも、荒瀬ダム撤去は環
境的、社会的、民主主義的視点から先駆的事例として高い評価を受けて
います。貴職は、自然保護の旗手として、自然回復のさきがけとして、世
界にこの日本の熊本から「荒瀬ダム撤去」を発信されるはずでした。貴職
は、日本の、世界の誇りとなる栄誉を自ら捨て去られたのです。

 以上のことを勘案して、「荒瀬ダム撤去方針の凍結」を即時撤回される
ことが、熊本県知事として当然のことと考えます。目を覚まして下さい。

                                  以上
……………………………………………


東本高志
(子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会MLメンバー)
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2008年07月30日

チベットの核。原発=「海あたため装置」。厚木の晴れ屋さん。

皆様

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高橋明美『受難と祈り−チベット証言集』ルンタ・プロジェクト、2008年7月22日発行
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を読んだ。
この本を送って下さったチベット語翻訳者に感謝します。

「4 チベットの自然破壊の快復と保護、
  並びに核兵器生産にチベットを利用することを止め、
  核廃棄物の処理場とすることの禁止。」
  (『同証言集』104ページ。)
これは、1987年9月21日に米下院人権問題小委員会で
ダライ・ラマ法王が提案した5和平五項目案の1つ。

私たち一人一人が、
チベット刑務所内で日常的に横行している拷問に対し、
どんな行動をとることができるか?

チベットピースウォークを歩く?
直接中国政府や国連拷問禁止委員会に手紙を書く?
できることをコツコツと。

8月3日14時北鎌倉、14時半鎌倉の鶴岡八幡宮、
共にチベットピースウォーク、歩きましょう。

●原発がどんなにかCO2を排出するか●

最近ブログに寄せられたコメントに触発され、
原発とCO2について考えました。

まず、採掘の時。そして、輸送の時。
試験運転中も、本格稼働でも、
たとえ廃炉にしても、7世代後まで及ぶだろう、
核のゴミの管理や後始末の時も。
ずっとCO2を出し続けるのだと思います。

そして、神無月好子さんによると、
原発は「海あたため装置」。

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「原発は、ウランを燃やして得たエネルギーのうち、
 約3分の2は海に無駄に捨てています。
 100万キロワットの原発1基は、
 1秒間に70トンの海水を冷却水として使用し、
 その温度を7度上昇させて海に流します。

 日本の河川の総流量は4000億トンですが、
 55基の全原発を合わせたら、
 1年間に1000億トンの海水を7度上昇させていて、
 全河川にすると2度も暖かくなっているのです。

 原発は「海あたため装置」と言えます。

 二酸化炭素はどこにあるのか?
 海に溶けています。
 ビールやサイダーと同じです。
 温めるとビールもサイダーも気が抜けてしまうように、
 海水の温度が上がると二酸化炭素は大気中にでてきます。
 これで温暖化しなければ、そちらのほうがおかしいですね。
 反核・反原発は、究極のエコと言えます。」

 神無月好子「原発とは?」『RIZINE』Vol.00、2007年、6ページ。
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1997年のCOP3(第3回気候変動枠組み条約締約国会議)にむけて、
地球温暖化対策として、
2010年までに、原発をもう20基つくると打ち出した政府。

祝島には原発はいらない。
これ以上、原発はいらない。
これ以上、地球をあたためないで。

電気事業連合会試算で、六ヶ所村再処理工場の総費用は

11兆円
(=建設費3兆3700億円+運転保守費6兆800億円+解体廃棄物1兆5500億円)。

この試算は40年間フル稼働、無事故の前提だと、
原子力資料情報室が教えてくれました。

原発をすすめる政党ではなく、
温暖化対策をしっかりやる政党に政権を担って欲しい。
つまりは社民党と共産党ですか。
民主党は原発を推進するのでしょうか?

昨日は厚木へ原発学習会に参加してきました。
本厚木のオーガニックカフェ「晴れ屋」にて。
六ヶ所村アースデイを企画した若者も交え、
原子力資料情報室の伴さんと、参加者10人ほど。
伴さんはγ線測定器で実演して下さいました。
(日本のALOKA社、γ survey meter)

横に座ったのが、フンドシを製造販売するエレキ社のエレキ。
ついに会えました。

戦争前夜の足音迫る今日このごろ。
何よりも人々との繋がりが、大切に思えます。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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2008年07月29日

山口県知事選挙で棄権したい方へ――独裁君主選をなくすために

今回の山口県知事選挙、投票したい候補者がいない、という有権者が多いかもしれません。そういう理由で棄権しようと考えている有権者に対しては、「人物を選ぶ選挙」を諦めてはどうか、と提案したいと思います。

日本の首長選挙は、単純小選挙区制で行われますから、そもそも、選挙の段階で民意を反映しません。有効投票率や過半数得票率、決選投票制度などの規定がないので、わずかな有権者の「支持」でも当選可能です。

ちなみに、小選挙区制でもより民意を反映しようとする選挙制度があります。例えば、フランスの国政選挙は決選投票制(2回投票制)を、オーストラリア下院はすべての候補者に選好順位をつける優先順位付き連記投票制を採用しています。ただし、複数の議員を選ぶ国政選挙で小選挙区制を採用することは、民意を反映しないので、問題です。

[参考]
小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
オーストラリア下院の選挙制度は優れているか?
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/89557778.html

日本ではさらに、首長の権限が巨大で、議会による抑制が効きません。議会は政策立案にほとんど関われない。つまり首長選というのは、民意を反映しない独裁君主を選ぶ選挙といってよいのです。市民はいわば自らの首を絞めざるを得ない制約の中で、選択を強いられています。

このように、そもそも、首長の権限も含めた行政のあり方や、首長選挙の方法に問題があります。ヨーロッパなどでは、議会の中から首長職機関を選任し、議会中心の行政運営をしているところが多い。だからその議会を民意の縮図となるようにするために、比例代表制を採用するなど、議会選挙のあり方からこだわっている。民主的な議会・行政システムを巡って、ヨーロッパと日本では違いが大きすぎます。

[参考]
首長選挙は本当に民主的な制度?
http://fusao.jp/greens_chiba_20080720.html
議会と首長の二元代表制度はやめよう
http://fusao.jp/reform1_20080503.html
熊本県知事蒲島郁夫氏の非民主性について
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/103752527.html

今回の山口県知事選、現職は嫌だが、新人もイマイチ、だから棄権する。結果、現職の追認となる――から選挙を無効にしたい有権者も多いかもしれません。「選挙を無効にしい」…こういう思いも大事です。単に選挙に関心がないのではなく、そういう思いをしているなら、少し長い時間的視野で、何らかの手立てを考えてください。

自治体選挙では、今回の山口県知事選に限らず、与野党相乗りの首長選、議会があってないような独裁君主選が今後も続くことでしょう。現在の土俵で首長=人物を選ぶのは非常にむなしい。

ならば、民主的な選挙制度・行政機構改革に将来的につながるような、具体的にはそれらに積極的な政治勢力を伸ばすなど、当面の首長=人物を選ぶというのとは違う目的意識で、投票行動を考えてみる。

画一的な選挙制度を強いる公職選挙法や地方自治法の改革を含め、選挙制度・行政機構改革につなげていくような投票行動を国政選挙でも取っていく。政権交代をめざす政党が、政権交代を阻害する小選挙区制――野党が得票率で勝っても、議席数で与党に負けることがある――を支持していることも大いなる矛盾。

選挙にむなしい思いをしている皆さんには、選挙制度・行政機構改革につながるような投票行動をお勧めしたいと思います。

国政選挙であれば、「野党住み分けバーター投票」。1人区では野党候補の共倒れを防ぐ必要があります。そのために、候補者を一本化――「平和共同候補」が望ましい――するか、あるいは票を特定候補に集中させなければなりません。1人区では、いずれにしても、勝てる候補に票を一本化します。こうして死票を防ぐ。

そこで、「勝てる候補」が所属する政党(もっぱら民主党でしょう)の支持者でない有権者にも、その候補に投票してもらう必要があります。そいう動機付けのためにも、比例区・複数定数区では、それ以外の選挙制度改革に前向きな政党(共産・社民など)に投票する――これが、「野党住み分けバーター投票」です。

じゃあ、今度の山口県知事選ではどうするか?皆さんで考えてほしいのですが、こちらの記事を参考にしてください。

[参考]
上関原発と選挙:山口県知事選挙は「仁義ある戦い」になるか?
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/102955524.html

どうしても今回、誰にも投票したくない、という場合、投票用紙に選挙制度の無効を訴える意見を書き込む「意見投票」をお勧めします。白票よりは、なんらかの変化を期待できます。もしかしたら、当選候補のリコールにつながるかもしれませんから。

太田光征
http://otasa.net/

(「有効得票率」を「過半数得票率」に訂正しました。)
posted by 風の人 at 17:35 | Comment(0) | TrackBack(6) | 一般

2008年07月28日

熊本県知事蒲島郁夫氏の非民主性について

 熊本県・川辺川問題を、その問題として特化して論及するのは私の役割ではないだろうと思って、私はこれまでこの問題について言及することは熊本県知事選の時期を除いて極力避けてきました。

 しかし、河川問題、ダム問題という問題群としてではなく、熊本県知事としての「蒲島」問題は、「『学者』知事という偶像崇拝(Idolatry)とポピュリズム(衆愚政治)」という問題群としても論点が立てられそうです。「学者」をアイドル(偶像)視する問題は、広く「政治」の問題としてこのブログの主題とも決して無縁ではないでしょう。私はここでは「衆愚政治」という言葉を「有権者がおのおののエゴイズムを追求して意思決定する政治状況を為政者自身が創り出す」という意味で用いています。市民を愚弄する意図はまったくありません。

 そういう意味で、東京の石原知事、大阪の橋本知事の愚行とともに、蒲島郁夫熊本県知事(元東大教授)の知事就任以来の愚行をあぶりだすことは、私たちの国のポピュリズムの克服という課題のためにも重要な意味を持つことのように思います。

 熊本県知事になった蒲島さんは「学者」知事の誕生ということで鳴り物入りで登場してきました。その「学者」知事としての蒲島さんが知事就任以来6か月の間でやったことは、

@潮谷前県政が40年以上に渡って熊本県民を対立させてきた川辺川ダム問題を解決させるべく2期8年かけて積み重ねてきた住民と行政の討論集会の共同検証の成果を「白紙に戻し」たこと

A1997年の河川法改正を受けて、淀川水系流域委員会などに代表される積極的に住民の意見を反映させようとする仕組みが国交省や県の河川行政も含めて真剣に模索されてきた経緯を逆転させて、流域住民を排除した学識経験者のみで構成する「有識者会議」なるものを立ち上げたこと。
さらにその偏頗な「有識者会議」の結論を最重視する姿勢を見せていること

Bその「有識者会議」のアドバイザーとして自らが選んだオランダ人の政府系河川コンサルタント、ディック・デ・ブラウンという人のたった一回の来日、正味数時間の現地視察、有識者会議の参加でのいきなりの「川辺川ダム建設は必要」発言を「その知識の深さには感銘を受けた」などと評価し、同氏のこの無定見を容認する輪をかけた無定見ぶりを発揮したこと

C潮谷前県政が2002年にその撤去を決断し、日本初のダム撤去と河川の専門家の多くから歓迎され、流域の漁業関係者や住民の多くも「清流が戻る」と喜んだ県営荒瀬ダムの撤去の方針を愚にもつかない理由をつけて凍結し、事実上ダム存続の方針を打ち出していること

などなどです。

 これがリベラルな「学者」知事とアイドル(偶像)視された者の正体だったのです。

 かつてドイツにナチズムというポピュリズムが現れたとき、ドイツの多くの市民はそのナチズムのイデオロギーを熱烈に支持しました。しかし、その熱狂の代償はあまりにも大きかったといわなければならないでしょう。ポピュリズムを仮に「庶民性」と名づけるならば、その「庶民性」は、いつの場合も両刃の剣であることを私たちは自覚する必要があるように思います。「学者」という得体の知れない空疎な名辞のみに眩惑される風潮は悪しき意味でのポピュリズムそのものというべきではないでしょうか。その「庶民」の眩惑にあえて乗じようとする「学者」の側の精神構造も、それが眩惑であることに気づかない「庶民」の側の精神構造もひとしく。

 前に私は、『天声人語』批判の文脈で、「博士なんていうものは、やってることはいくらか知ってるでもあろうが、そのほかのことは一切知りませんという甚だ不名誉千万な肩書だ」(夏目鏡子『漱石の思い出』)という夏目漱石の言葉を引用しました。

 また、『バカの壁』で有名な元東大教授の養老孟司さんも、「世間は東大教授という肩書きを欲しているのだから、自分の名前は省いて名刺のど真ん中には『東大教授』とだけ印刷しておいた方がいっそさばさばする」、となにかの座談会で述べていたことがあります。

 おふたりとも上記のポピュリズムとは無縁なほんものの学者、作家だった(である)ということができるように私は思います。

 さて、私は先日、ある会合で、蒲島さんは「学者」以前の問題として、そもそも彼が専門とする「政治学」の分野においても政治学者としての素養(民主主義の理念等々)に欠けるところがあるのではないか、ということを指摘したことがあります。

 その論拠は次のようなものでした。

@蒲島さんは1968年に渡米し、1971年から1979年まで学生生活を送っているが、この間、政治学を専攻した期間は大学、大学院を通算して1977年から1979年までの2年間にすぎない

Aさらにその2年間で履修した「政治学」はおそらく「投票行動の研究」というもので(米国で2年間、政治学を専攻した翌年には帰国し、すぐに筑波大学の社会工学系の講師となっている。さらにその6年後には米国で准教授の職を経験した後、同学の社会工学系助教授に昇進するなど職歴の動きは慌しいが、あらたな研究を手がける暇もなく、その「売り」が一貫して「投票行動の実証的研究」であることから十分に推認できる)、政治学の一分野、かつ理念的なものをカバーしない技術的な側面の「学」でしかない。すなわち、政治理念や政治思想など政治学の基礎知識を本格的に履修した形跡は認められない。

B蒲島さんは日本に帰国して主に投票行動の研究で業績をあげたが、その頃のわが国における政治学の主流は、政治思想、政治思潮、政治理念などを研究することで、「投票行動の研究」をする研究者は少数派の中の少数派であった。その間隙を縫うようにして蒲島さんは業績をあげていく。いわば目先の利くある意味実務家の成功というべきであって、学者としてのそれとは認めがたい

C蒲島さんがハーバード大学院で政治学の指導を受けたというハンティントン、ヴァーバともにリアリズムを基調とした保守主義者として知られている。また、そもそもアメリカという国が民主党、共和党の2大政党制を基調とする括弧つきリベラル保守のお国柄でもある。蒲島さんは青春時代を米国に過ごし、おそらくその括弧つきリベラル保守の風土に馴染んだ。さらに蒲島さんの政治学=投票行動の研究はバッファー・プレイヤー説を基調とし、その説で彼は名をあげたが、このバッファー・プレイヤー説とは「有権者は自民党の政権担当能力を信頼し、自民党が政権を担当することを基本的に支持しているが、国民への応答性を求めるために政局は与野党伯仲をよいと考え、自民党政治の腐敗、独走が生じた際には警戒した投票行動をとる」というもの。この彼の持説から見ても、彼の基本的なモチベーションは保守志向性にある、と見た方がよい

D蒲島さんは1968年に渡米(帰国は1980年)しているが、この頃、日本では学生運動(いわゆる「全共闘」運動を含めて)がもっとも高揚した時期に当たる。よど号ハイジャック事件、連合赤軍事件、あさま山荘事件、内ゲバ殺人事件、また佐世保エンタープライズ寄港阻止、70年安保闘争等々、学生、若者が関わったさまざまな事件が相次いだ。この頃、日本の学生、若者だった少なくない者は好むと好まざるとに関わらず、デモ参加などなんらかの形で政治に関与せざるをえなかった、という経験を持つ。が、蒲島さんはその頃、米国にいて、日本の学生、若者に特有だったそうした経験とは一切無縁である。すなわち蒲島さんは体験的にも多感な青春期に「民主主義」(左翼的な傾向を含めて)というその時代特有の若者の通過儀礼を受け損ねている

等々。

 蒲島さんは、「学者」出身の「リベラリスト」というよりも、農協勤務時代の鬱屈した青春期以来、一貫して政治プレイヤーを夢見ていた根っからの「保守主義者」(立身出世主義思想の持ち主)と見た方が、熊本県知事就任以来の彼の行動がよく理解できます。

 「学者」出身知事としての蒲島郁夫氏の非民主性は目に余るものがあります。私たちの国のポピュリズムの克服という課題のためにも「蒲島」問題=「川辺川」問題をこのブログでも必要に応じて発信していきたいと思います。


東本高志
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8/31(日) 9/27(土)増田都子先生の授業案内

マガジン9条 ご担当者様
ふぇみん婦人民主クラブ ご担当者様
週刊金曜日業務部「市民運動案内板」 ご担当者様
Cc:あびこ平和ネット,皆様

同報メイルにて重複失礼致します。
いつも掲載有り難うございます。

8/31の授業に引き続き、9/27の授業案内の掲載を希望いたします。

増田都子さんの詳細は、
増田都子のホームページ http://www.masudamiyako.org/home/
これまでの授業の報告は、
平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
をご覧ください。


===8/31授業========================
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」(15)
戦争責任を考える 

8月31日(土)14:00〜16:30。
湖北台近隣センター(湖北駅南口徒歩4分、我孫子市湖北台81-21-1)。
中学生〜大人まで。
参加費500円、中高生無料。
申込不要。
主催、あびこ平和ネット・豊田
TEL 080・5037・0019
Email yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp ←迷惑メイル対策で@を変えてあります。

===============================

===9/27授業========================
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」(16)
サンフランシスコ条約と安保条約 

9月27日(土)14:00〜16:30。
湖北台近隣センター(湖北駅南口徒歩4分、我孫子市中峠台7-1)。
以下、8/31に同じ。
===============================

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年07月27日

まだまにあうのかな?…もし巨大地震が原発直撃で

みなさん、はじめまして、田口房雄(http://fusao.jp/)です。私の積年の思いを順次、述べていきますのでぜひご覧になって、ご意見を寄せてください。

やっとのことで公務員採用人事の不正が表に出てきました。大分県教育委員会ぐるみの不正事件で証明されたわけですが、氷山の一角に過ぎないということはみなさん、薄々気がついているわけですね。

採用人事の不正だけでなく諸々の正当な行為の中でさえも、地域権力者集団の利権がらみで政治が動いてしまうわけです。「正義の道理」を彼等に提案してみても、所詮、いいかげんに対応されて、拒否されたり、わずかに改善されるも根本的解決には程遠いところで停止させられてしまう事は当然なんです。

一般市民まで利権のおこぼれをもらい、世話になった議員の支持を先祖代々まで続けるわけです。政策は市民のためではなく、利権集団とそれを取り巻く市民のために実施されるわけです。だからこそどんなに適切な提案や抗議活動をしても無視をするわけです。

役人の情報力は巨大なものがありますから、基本的には個人活動をしている議員では太刀打ちできるはずはありません。

「西・北欧州のように地方議員も比例代表制選挙で選出するべき」と私は考えます。その方が今のような個人プレーの議員の活動についての透明性が高まると考えられます。8月3日の柏の集会でそのことを議論したいと思います。

ヨーロッパの地方自治と選挙選挙――前犬山市長・石田芳弘さん講演会
http://pepop.jp/modules/piCal/index.php?smode=Monthly&action=View&event_id=0000004960&caldate=2008-8-1

議員も役人もいろいろな、しがらみのなかで政策を実行しているからこそ「道理の通らない政治」が虚しく続くのです。過去から未来にかけて役人の不正採用は続くことを見越して、私たちはどのような選挙制度下で、どのように投票したらいいのか、皆さんでぜひ考えて下さい。民意を反映する議会を求めて、しかし権力と癒着するメディアのために、本当の民意が歪められたとしても…でも民意を反映した議会を目指す以外に方法はないのです。

政策について公正に議論されて執行されるためには、地方議員を比例代表制選挙にして、そののちに首長の権限を大幅に削減する(順序の逆は不可)欧州のような方法を試してみるべきなんです。

それを実現する方法は私のホームページにあるような「選挙制度修正投票」を二大政党支持者に対してまで広げる試みを、市民運動を担う人々に私は訴えたいです。最近、日本ではやたらと巨大地震が発生。核燃再処理工場や原発が事故起こしたら、全ては終わるのです。
posted by 風の人 at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

垣根を超えた労働運動の共同:国鉄闘争で重要な進展

萩尾健太さんからのメールを転載します。

太田光征
http://otasa.net/

1047名の不採用問題についてのコメント

★ 原告団は東京高裁・南裁判長提案を受け誠意をもって交渉に応じます
2008年7月14日、東京高裁・第17民事部で開かれた鉄建公団訴訟控訴審で、南敏文裁判長は、原告、被告双方に「ソフトランディングはできないか?」と、裁判外での話し合い解決を促しました。
1047名の不採用問題は、紛争から22年目を迎え、病気などで他界している被解雇者は既に47名にものぼっており、すみやかな解決が求められています。
私たち原告団は、これまで鉄道運輸機構に対し、裁判は裁判としながらも、「解決交渉テーブルの設置」による話し合い解決を求めてきた事からも、今回の南裁判長の提案を受け入れ、誠意をもって交渉に応じる事を明らかにするものです。

★ 国土交通大臣の「誠心誠意解決に努力する」との発言を歓迎します

南裁判長からの裁判外での話し合い提案について、冬柴国土交通大臣は、7月15日の閣議後の記者会見で、「お受けし、その努力はすべきだ」と鉄道運輸機構に応じるよう促し、大臣自ら「誠心誠意、解決に向かってやるべきだと思う」と述べました。私たちは、この発言について感謝し、歓迎の意を表するものです。
私たち4者・4団体は、国土交通大臣発言を真摯に受止め、誠実に対応いたします。


  2008年7月17日

    (4者)
           国労闘争団全国連絡会議
           鉄建公団訴訟原告団
           鉄道運輸機構訴訟原告団
           全動労争議団・鉄道運輸機構訴訟原告団
    (4団体)
           国鉄労働組合
           全日本建設交運一般労働組合
           国鉄闘争支援中央共闘会議
           国鉄闘争に勝利する共闘会議

タグ:国鉄闘争
posted by 風の人 at 20:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 一般

鎌倉の平和世 願てぃ★エネルギーから原子力空母まで

鎌倉の平和チームの皆さん
(Cc:皆さん)

件名の平和世 願てぃは沖縄の言葉。
ミルクゥユ ニガティと読みます。
沖縄の弥勒信仰から、弥勒の世、
平和な世の中を願って、ということです。

鎌倉の平和チームの皆さんの中には、
はじめましての方もいらっしゃると思います。
豊田義信と申します。
この4月に鎌倉へ越してきました。

それまでは、千葉県我孫子市布佐に生まれ育ち、
ヘルパー派遣会社で事務員兼ヘルパーとして働いてきました。

本日も帰省するのですが、地元我孫子では、仲間達と毎月、
増田都子先生の近現代史連続講座を企画し、
主権者として、戦争責任や憲法の学びを深めております。

また、我孫子では、先日制定された我孫子市平和条例の
制定運動にかかわってきました。

現在は横浜市でケアホームスタッフとして、
夜勤をしたりして働いています。
週末は平和活動をすることが、趣味です。

先日は川崎市議会へ、無防備条例の件で、臨時本会議を傍聴して来ました。
未だ市議の認識も十分でなく、条例案は否決されました。
井上ひさしさんもいらっしゃいますし、
鎌倉でも平和行政を規定する条例づくりをやってみたいとは思うのですが、
その前にやってみたいことがあります。
これは条例作りとも繋がることだと思います。

それは、エネルギーとエコのことです。
今、田中優さんの『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』
を読んでいます。
その中で、戦争の原因として、エネ、カネ、軍需が挙げられています。

我孫子平和ネットワークでは、戦争にかかわる全てのことに物申していく姿勢で
やってきました。

エネルギーの問題は、環境チームだけの問題ではなく、
平和と切り離せないものだと思います。

そこで、エネルギーについては、鎌仲ひとみ監督が教えてくれた、
持続可能な社会をつくるためのスウェーデンの4条件を、
鎌倉でも実現させていくことが、
この地で平和を積極的に実践していく第一歩になると考えました。
4条件と詳しい取り組み報告については、下記をご覧下さい。
http://heiwa0.seesaa.net/article/102986193.html

●持続可能であるかどうかの4条件●
1988年にスウェーデンで提唱された4つのフレームワーク、4条件。

1,地中から掘り出した物質の環境における濃度を増やさない。
2,人間が作り出した化学物質の環境における濃度を増やさない。
3,自然環境を物理的に破壊しない=生物の多様性をまもる。
4,人間が幸せになるのを妨げてはならない=人間の基本的ニーズを満たす。

これを全国に広めるため、国王も指示し、国は全ての家庭に
4条件を吹き込んだカセットテープとテキストを配布した。

「この4条件は、憲法9条みたい」という会場の声。
「スウェーデンでは、CO2削減のため、空軍演習が
 50%カットされたんですよ」と、監督。

軍縮を語らない政府の温暖化防止キャンペーンと
CO2排出量削減をしない防衛省の温暖化対策について質問した
川田龍平議員を思い出しました。(2008年6月5日参議院環境委員会)
●●

1について、ノーカーデイとして、車両の乗り入れ規制や
自転車での生活がし易い様な仕組みを、
まちづくりチームともできたらと思います。
2について、武田薬品のP3施設のことを思います。
3について、大船観音前の違法開発のことを思い出しました。
4について、鎌倉では何ができるでしょうか。

平和と切り出すと、保守派の市議らが難癖つけると思うのですが、
「いつまでも暮らしていける鎌倉」「安心して生活できる鎌倉」
というような切り口であれば、党派を超えて、対立を超えて
市民と行政、企業も協働で、そういった試みを1つずつ
取り組んでいけるのでは、と思います。

例えば、

「いつまでも暮らしていける鎌倉」「安心して生活できる鎌倉」
のために、貴社は何を提案下さいますか?

という感じで企業に歩み寄っていけば、
対立を超えていけるだろうと思います。

また、行政に対しては、取り組みの情報公開を求めて、
透明性を高めていくことが、言わずもがな、重要だと思います。
敵視しないでやっていくこと。

もはや、敵などいないと思うのです。
軍需産業で働く労働者も、改憲派とも対話ができる様にありたいです。

カネについて、私は昨年からろうきんに口座を開設していますが、
意味のない公共事業や米国戦争債に投資をする郵貯や大手銀行には、
貯蓄しないことが、平和な世の中を実現するために、必要だと思います。

田中優さんは前掲書の中で、以下のように述べています。
「ぼくたちは口先で「平和が大事だ」と言う。
 しかし貯蓄は銀行に預けたままだ。
 口先で言っただけでは現実には成らない。
 どうせ本気でないのだし、無視しておけば足りうるからだ。

 しかしカネで表現したことは現実になる。
 「口で表現したことは現実にならないが、
  カネでしたことは現実になる」というのが定理なのだ。

 こうして私たちの未来は、私たちの貯蓄した方向に
 向かって進んでいく。」103ページ。

軍需については、非暴力で不服従を貫く。
例えば市内で武器の生産があるのなら、議会でとりあげる。
また、近隣で兵器の配備があるのなら、直接行動に参加する。

でも、無理はしないで良いと思います。
気長に楽しんで抵抗していければと思います。
横須賀に9月配備予定の原子力空母ジョージワシントンを、
決して歓迎はしません。

イギリスのトライデント原子力潜水艦を、
女性三人が泳いでいって乗り込み、武装解除したように、
横須賀でも、女性達の呼びかけで、
市民の運動体「いらない!原子力空母」(仮称)が
発足しました。

8/24(日)17時から夕涼みパレードが、
横須賀ウェルニー公園からスタートする様です。

ではこれからも宜しくお願いします。



豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年07月26日

John&Yoko、増T、無防備条例、のさり、8/10 鎌仲監督,田中優氏,てんつくマン

今日書きたいことをつらつらと。
peacepeacepeacepeacepeacepeace
1, ジョンレノンとオノヨーコ@東京平和映画祭
2, 増田都子先生(増T)の上智大授業
3, 川崎市無防備都市条例
4, 電磁波ひばくとDNAの傷
5, ペレットストーブ
6, 日本不耕起栽培普及会
7, 愛情とのさり
8, 六ヶ所トーク 8/10
peacepeacepeacepeacepeacepeace

●1
東京平和映画祭7/18は『IRAQ for SALE』上映と田中優さんのトーク。
http://www.peacefilm.net/

『ソンベカフェ』ご夫妻や駒込『ももんが』まぼさん、
再評価カウンセリングのお仲間、
印西や柏の田口房雄さん http://fusao.jp と会い話す。
野村昇平さん http://kuninoriso.jp のブースや、
ミロス研究所 http://www.marriagecode.jp/ などがあった。
いろんな世界があります。
無防備条例の活動仲間とも出会えた。

7/19の映画は以下。
『いのちの食べかた』
『ニンジンから宇宙へ』
『帰ってきたスターウォーズ』
『破壊を伴う開発』
『慈悲を生きる〜ダライ・ラマ14世とチベット』
『9.11とつくられる戦争』
『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』

ジョンとヨーコのbed peace hair peace.
反戦と平和のメッセージ。
その根っこには、お互いの愛があった。

ベッドに入って、髪を伸ばし続けて、
愛と平和のメッセージを発信している映像。

「夫婦はお互い鏡」という映画祭実行委員の夫妻の言葉に納得。
自分の本質に気づかされる。
2人は本来1つであった。
「男女会いを超えた本当の愛」。

埼玉にあるジョンレノンミュージアム!
http://www.taisei.co.jp/museum/


●2
この前、上智大で授業をしてきた我らが増田都子先生。
学生達の感想文。けんきょカト連、やる〜。
http://www.geocities.jp/kenkyokatoren/08kirijingensyariap12.html

●3
川崎市議会臨時議会の本会議に傍聴行ってきました。
これは、3万筆を超す請求署名で、開かれなければならない臨時議会。
5人の市民代表者が意見陳述を行いました。
その中の一人、滝沢貢さん、は牧師さん。
日本キリスト教団が翼賛政治に利用されてきたことの反省を
語ってくれました。

生方卓さん、は大学教授。
米軍の攻撃が激しかった慶良間諸島で唯一、
米軍の攻撃を受けなかった前島の歴史、
ジュネーブ条約の歴史、川崎市の歴史を調べている方です。

前島は元日本兵だった校長と島の長が、
日本軍の駐留を拒否したことが、
最大の防備に繋がった良い例でした。

米軍の指揮官は、当時を振り返って、
武装していない地域はジュネーブ条約に鑑み、
攻撃できなかった、と語ったようです。

3万人のこうした市民の思いに対して、
川崎市長は、
「署名の数は多いのか、果たして皆が理解して署名したのか」
疑問を持っている、というようなことのみ、繰り返していました。

カナコロより、川崎市無防備条例制定運動。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiijul0807653/

●4
『ガウスネットワーク』http://www.gsn.jp/

がつくったビデオを見ました。

電磁波ヒバクが腫瘍や、小児ガン、白血病と
相関がある科学的事実を知りました。

けれど私は電車で通勤し、携帯電話で通話し、
パソコンを使っている。
より、学んでいきたいと思います。

●5
田中優さんが『人間家族』368号で紹介していたペレットストーブ。
『(有)さいかい産業』
http://saikai.pagans.jp/index.html

●6
なまけものクラブメイリングリストで知った『日本不耕起栽培普及会』。
http://www.geocities.jp/fukoukisaibai/

●7
尊敬するファシリテーターが教えてくれた、
ファシリテーションの極意。
愛情。待つこと。
http://kwnk.blog.drecom.jp/archive/407
川中"だいちゃん"大輔のブログを紹介します。

「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。(コリント一 13:4-7)」

友人が伝えてくれた言葉、のさり。
杉本栄子さんは水俣病は、自分の守護神と語ったそうな。
のさり、は人の祈り。
病を宝と、とらえ直す意志。

●8
カフェスロージャッ9でお会いした草太さんより、
転送文(勝手に縮小版)↓↓
*-+-*-+-*-+-*-+-*
楽しく地球を考える♪
野外エコイベント
★WATER GREEN★
8月10日(日)@越谷
*-+-*-+-*-+-*-+-*

------------------
☆WATER GREEN☆
------------------
■日時
8月10日(日) 10:00〜19:00

■場所
JR武蔵野線、越谷レイクタウン駅前広場 ※ お車でのご来場はご遠慮下さい。
■イベント内容
音楽×アート×食×ワークショップ 参加団体は60以上!
●ワークショップ&展示
●音楽&トークライブ
〜心と心が繋がるLIVE〜

【出演】
・Yae
・サヨコオトナラ
・Rabi×Rabi+Piko
・六ヶ所村トーク(鎌仲ひとみ、田中優 and more.)
・てんつくマン
・他多数☆

●飲食&物販
●アート企画
●フリーマーケット
●物々交換市場
●当日、使用済み天ぷら油回収を行います☆

■イベント問い合わせ
WATER GREEN実行委員会
water_green0810@yahoo.co.jp
http://water-green.didit.jp/

以上、

水俣の語り部、杉本栄子さんの冥福を祈って、




豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

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●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年07月25日

宇都宮健児氏講演会の報告:借金・多重債務の解決方法

2008年7月19日に千葉県柏市内の私立高校で行われた弁護士・宇都宮健児氏講演会の要旨です。借金・多重債務の問題は、単なるお金の問題ではありません。これらと貧困には密接な関係があります。

借金・多重債務の解決方法
http://kaze.fm/wordpress/?p=221

熊本の被害者団体相談員とアイフル社員の会話
http://jp.youtube.com/watch?v=N6YkQum6rLM



ヤミ金の取立て
http://jp.youtube.com/watch?v=RXFruPr9iuQ




宇都宮氏は、30年近くにわたってこの問題に取り組んでこられました。具体的には、貸金業規正法における貸し出し金利の引き下げですが、粘り強い運動によって、2006年、法改正が実現しています。

サラ金の貸し出し総額は約10兆円ですが、改正前の出資法の上限金利である年29.2%を単純に適用すると、利息収益は約3兆円であり、生活保護費の総額にほぼ匹敵します。

貸し出し金利と全く同じ構造の問題は、派遣企業におけるマージン率などの問題として、今、現れています。

最近になって氏は、「反貧困ネットワーク」を立ち上げられ、直接、貧困の問題にも取り組まれるようになっています。

講演会報告の印刷用ファイルを用意していますので、皆さんの周りに借金・多重債務で困っている人がいたら、印刷して配って教えてあげてください。


太田光征
http://otasa.net/

posted by 風の人 at 18:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年07月22日

WALK for a FREE TIBET@北鎌倉

鎌倉付近の皆さん、

「夏の暑い真っ盛り、勇気あるピースウォーカーが結集してくれることを期待します」

と、知人より、お誘いありましたので、お知らせします。

鎌倉の仲間達! 八幡宮から、一緒に歩きませんか?

オリンピックの後、チベット人への 弾圧はさらに容赦ないものになるだろうとのこと。

チベットを知るため、ビラの配布も協力したいと思います。

歩こう。チベットの自由のために
http://www.sftjapan.org/nihongo:walkkanagawa


●●●●●●●●●●●●●●●
WALK for a FREE TIBET【神奈川】

Hosted by TEAM TIBET KANAGAWA
歩こう。チベットの自由のために
●●●●●●●●●●●●●●●

WALK for a FREE TIBETは、
Student for a Free Tibet Japan(SFT日本)が
SFTメンバーをリーダーとして全国各地で行うウォークイベントです。

歩くことでチベットの自由と平和を願い、
北京五輪の背景としてチベット問題を広く喚起するとともに、
チベットの兄弟姉妹への連帯を示します。

参加者はSFTメンバーに限りません。
チベットの山々、人々、宗教や文化に関心のある人、
チベットの政治的状況を知りたい人、チベット人の心に触れたい人、
チベットの兄弟姉妹のことを心配している人であれば、誰でも参加できます。

一緒に歩く仲間や沿道の人たちとの交流を大切にし、
法令を守って、安全に楽しく歩きましょう。


集合場所:北鎌倉駅(JR横須賀線)

出発時間:14時

行程:北鎌倉駅−建長寺−鶴岡八幡宮−若宮大路−長谷寺−稲村ケ崎駅−腰越−江ノ島駅−片瀬橋−湘南海岸公園(約11キロ)

到着予定:18時
到着後、公園にて今年3月以来チベットの騒乱の犠牲となった方々の冥福を祈り、
キャンドルイベントを行います
終了後、藤沢駅周辺(予定)にて交流会を行います。
詳細は当日参加の方にお知らせします

参加費:無料
但し、SFT Indiaの活動資金等へのカンパにご協力ください

tibetibetibetibetibetibetibetibetibe





豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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チェコ「ミサイル防衛」基地反対オンライン署名

前原誠司氏らが狙っている<小選挙区制→二大政党制>は、アメリカのように、軍事政策を固定化するものです。自民・民主は、民意を問うわけでもなく、わずか4時間の審議で、宇宙の軍事利用を認める宇宙基本法を成立させ、国是を葬り去りました。

来る総選挙では、小選挙区制を支持している民主党の議席を最小化し、二大政党制を拒みつつ、政権交代を図る必要があります。

どうすればいいか? 1人区は「勝てる候補」へ、その代わり、比例区は小選挙区制に反対している共産・社民などへ、という「野党住み分けバーター投票」が有効です。これで、1人区で投じられる死票を実質的に比例区で生き返らせることができるのです。

実は、これが、政権交代の近道なのです。民主党にばかり票を集中させようとしてきたから、政権交代が遅れたといえます。

つまり、「野党住み分けバーター投票」は、「選挙制度修正投票」としての意義を持つもので、有権者レベルの選挙協力(有権者選挙共同)の手法の一つです。野党支持者の票が無駄なく議席に結びつきます。

死票という形で損なわれる有権者の権利を、異なる野党の支持者どうしが、バーター投票で回復し、小選挙区制の廃止に道を開きながら(二大政党制を拒みながら)、政権交代を実現しよう、というものです。

グローバルな軍事基地反対運動を紹介するための、長い前置きでした。もはや、日本も、アメリカ防衛=先制攻撃戦略としてのMD(「ミサイル防衛」)先進国で、それを促進・担保するのが、小選挙区制→二大政党制だと思うものですから。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164

杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。暑いですね。

以前にもお伝えしましたが、チェコにおける「ミサイル防衛」レーダー基地建設反対運動が大きな山場を迎えています。チェコ政府は、当初予定の5月から大きくずれ込む形で、7月8日に米国とレーダー施設建設協定を結びました。しかし、協定は議会の批准なしには発効しません。反対の野党が半数を占めているため、批准のメドは依然たっていないようです。

改めて、「ノンバイオレンス・チェコ」が呼びかけている国際オンライン署名への協力を訴えます。日本からの署名は7月21日現在、まだ200弱と決して多くはありません。まだされていない方はぜひ、既に署名された方はお知り合いにも広めてください。国境を越えた市民の力で米国の横暴をはね返す大きなチャンスでもあります。「ミサイル防衛」先進国となってしまっている日本から反対の声を届けることにも意味があります。また、署名者の居住地も表示されますので、ヒロシマ、ナガサキ、沖縄などからの署名がインパクトを持つ面もあると思います。よろしくお願いします。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

  ★オンライン署名 → http://www.nonviolence.cz/

  ※ページの冒頭が署名欄になっています。右側にある署名者数の
    欄をクリックすると署名キャンペーン(秋葉広島市長やチョム
    スキーらのインタビューも掲載)のサイトが開きます。

以下は関連するサイトと記事の紹介です。こちらもぜひご覧ください。

・………・………・………・………・………・………・………・………・

【紹介】『デモクラシー・ナウ・ジャパン』サイトから(一部転載)

チェコの米軍「ミサイル防衛」レーダー基地建設とディエゴ・ガルシア米軍基地に反対するリーダーへのインタビュー(動画)

●「帝国の基地は要らない」米軍の海外基地に反対する国境を越えた運動(2008.04.18)

こちら → http://democracynow.jp/submov/20080418-3

世界中で700以上あるという米軍基地。1980年代末に共産党独裁体制が瓦解しNATO体制に入ったチェコでは今、「ノンバイオレンス・チェコ」という名の非暴力直接行動主義の運動が、アメリカが世界各地で構築を推進するミサイル防衛システムのレーダー基地を、国内に建設することに反対するオンライン署名を、世界に向け募っています。ミサイル防衛は軍拡スパイラルと冷戦の再来を招き、軍需産業に巨利を与えるだけであると話すリーダーのヤン・タマスは、チェコの基地化を阻むためアメリカ各地を回り、グローバルな軍需産業に対抗する、グローバルな平和運動を訴えます。(広島秋葉市長の運動へのメッセージ動画、チョムスキーやゴルバチョフ等の賛同メッセージがあるウェブサイトにて、オンライン署名続行中)

     → http://www.nonviolence.cz/

一方イギリスが米国に貸与し米軍基地が建設されたインド洋のある島をめぐっても、米軍基地がその地の人々の生活をいかに破壊したかが法廷で問われています。1965年に宗主国イギリスがディエゴ・ガルシア島を島民に無断で米軍基地に貸与し、住民を追放しました。この処分の不当を訴え、チャゴス難民組織(The Chagos Refugee Group)が1997年にイギリス政府を相手取りイギリスの裁判所に提訴した裁判は、原告側の主張が勝利を収め、島民の帰還権が認められました。しかし政府は帰還を禁じる勅令を発し、裁判所の判決に対抗しました。これにより問題の解決は今、貴族院での審議に進んでいます。幼いころに島を追われたままのオリビエ・バンコートは、ゾウガメに対するほどにも島民の生活と幸福を顧慮しなかったイギリス政府の、非合法で非人道的行為を非難します。

アメリカの軍事覇権主義が米軍基地という形で世界各地の市民の平和な生活を脅かす現状をヤン・タマスとオリビエ・バンコートに聞いてみました。
(佐藤真喜子)

ゲスト:
* ヤン・タマス(Jan Tamas)チェコ共和国の活動家。東ヨーロッパに配 備される予定の米ミサイルシステムに反対する連合体「ノー・ベイシス ・イニシアティブ」の創始者。
* オリビエ・バンコート(Olivier Bancoult)米軍基地の島ディエゴ・ガ ルシアの出身。4歳のとき故郷を追われ、現在はチャゴス難民グループ に所属。

字幕翻訳:佐藤真喜子 /校正:永井愛弓
全体監修:中野真紀子

………………………………………………………………………………………

米MD反対 チェコ揺れる
協定調印も批准めど立たず
[2008年7月10日(木)「しんぶん赤旗」より]

 チェコの首都プラハで八日、米国の欧州ミサイル防衛(MD)基地計画は「新たな軍拡競争を起こすものだ」と反対を訴えるデモが行われ、数千人の市民がつめかけました。(片岡正明)

 これは同日、欧州訪問中のライス米国務長官とチェコのシュバルツェンベルグ外相が同計画のうち、プラハ郊外に建設するレーダー基地に関する協定に調印したことを受けたもの。同計画にはチェコ国内の世論も七割が反対。議会内でも反対の野党が半数を占めており、批准の目途はたっていません。
        (中略)

 チェコの国民は一貫して七割近くがレーダー基地建設に反対です。野党が主張するレーダー基地建設の是非を国民投票にかけるという提案には最新の世論調査で73%が支持を表明。六月には十万人が署名した請願書が提出されましたが、政府は実施を拒否しています。

 批准投票が行われるチェコ議会内では、賛成の与党と反対の野党はほぼ同数。与党の一角の緑の党は賛成派と反対派に分裂しています。ソボツカ上院議長は「批准投票は年内には行われないだろう」と述べ、十一月に決まる次期米大統領のMD政策を見てから投票が行われるとの見通しを示しました。



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2008年07月21日

7.21平和共同かながわ・総会と意見交換会:「米軍再編と神奈川の平和運動」

本日のイベント情報で恐縮ですが、ご案内します。

太田光征
http://otasa.net/

【転送歓迎】

憲法9条をまもる 平和共同かながわ
第2回総会と意見交換会のご案内


みなさまへ

 私たちは、憲法9条をまもり、活かし、そして世界に広めるために
「憲法9条をまもる 平和共同かながわ」を
07年3月10日に結成し取組みを進めてきました。
 とりわけ、設立1周年記念集会として開催しました
「糸数慶子参議員議員の講演とパネルディスカッション
〜米軍再編と神奈川の平和運動〜」では、
糸数さんに平和への思いのこもった講演をいただき、
また糸数さんに加え、基地を抱える大和、相模原、座間、横須賀の4名の
市議会議員を迎えてのパネルディスカッションでは、
米軍再編について理解を深めることができ、好評をいただきました。

 さて、設立から1年余。
この間の取組みを報告し、今後の活動について討議したく、
第2回総会を下記のとおり開催します。
そして総会に引き続き「米軍再編と神奈川の平和運動 意見交換会」を
開催します。
 ご多忙とは存じますが、みなさまのご出席をよろしくお願いします。


[1]第2回総会の開催
と き 2008年7月21日(月・振り替え休日)
午後2時30分〜 (受付は午後2時15分〜)
ところ かながわ県民サポートセンター 305号室
横浜市神奈川区鶴屋町2−24−2 電話045−312−1121
横浜駅西口 徒歩5分
内 容 1.07年度経過報告
    2.08年度活動方針 他

[2]米軍再編と神奈川の平和運動 意見交換会 (総会と同会場)
と  き 同日 午後3時45分〜5時45分 
話題提起 厚木基地第四次訴訟について
大波修二さん 厚木基地爆音防止期成同盟事務局長、大和市議会議員
意見交換 参加者全員でラウンドテーブルを囲み、テーマについて話し合い
資 料 代 300円
以  上

事務局
http://www.peacecollabo.net/
大谷事務所 電話/FAX 045−334−4161
秋田事務所 電話 090−8813−1715 FAX 045−664−3117
タグ:米軍再編
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2008年07月20日

「野火」「ビルマの竪琴」

今、池袋の新文芸坐で、「追悼・市川崑」特集上映の真最中。
今日(20日)は「東京オリンピック」が上映されます。
22日は「野火」「ビルマの竪琴」という黄金の二本立て。
谷川俊太郎のトークショーもあります。

                川西玲子

 
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2008年07月19日

教育に賭ける父親たち

今夜は人権協会のビアパーティーでした。
ガツガツと限界まで食べて参加費を回収した後、
自宅近くの目黒駅に降り立ったのは10時過ぎ。
ちょうど駅前の、中学受験塾の授業が終わる時間でした。

ビルの一階から子ども達がどっど繰り出しています。
塾講師が目の前の駅まで引率。
夕方は駅でお迎え。
「面倒見のいい塾」ですかね。

結局、日本人は面倒を見られることが好き。
主権在民とか主体者の自覚とか、言うだけ無駄か・・
と思いつつ眺めていたら、車で迎えに来ている父親達を発見。
「おお、これぞ今話題の教育に賭ける父親ではないか」と、
思わず近寄ってガン見。へぇ・・・。

中には仲良くコンビニに入っていく父娘もいて、
さりげなく後からついていって観察。
娘達に「やめなさい」と言われているけれど、
面白くてやめられない。

父親も子ども達も楽しげだけど、
これって家族の新しいコミュニケーション?
ともあれ、放ったらかしだった娘達が無事に育って良かったです。

                   川西玲子

 
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2008年07月18日

小選挙区制は政権交代を阻害する

小選挙区制は、自民に「二大政党」の一翼としての地位を保障し、民主党以外の他野党を抹殺する制度でしかありません。結果、ある政策で自民と民主のたった2党が一致すれば、たとえそれが民意に反していても、通ってしまうことになります。小選挙区制は、膨大な政策群を排除するしかけです。

ところが、野党から死票が出ようが、「現行制度で」民主党に勝たせよ、というのが、野党支持者の間で根強くあります。小選挙区制が民主党に有利だと、考えられているようです。

民主党が勝つとしても、民主党が小選挙区の過半数でトップ当選しなければならないわけで、言い換えれば、ほとんどの場合、民主党の得票率が自民の得票率を上回らなければならない、ということ。

小選挙区制だから民主党に有利、というのは、他野党を蹴落として偽装勝利できるので有利、という意味で言うなら分かりますが、自民に対して有利である、ということはないのです。

現在、与党としての自公連合は、完璧な選挙協力をし、与党統一候補で戦っているので、与党系候補の分裂選挙で野党が漁夫の利を得るというのは、今のところ、考えられません。

現状はその逆。野党の分裂選挙で、野党が得票率で自公を上回っても、自公に勝利をもたらす弊害を残すだけです。

小選挙区制だろうが、どんな制度だろうが、ほとんどの場合、支持率・得票率で民主が自民に勝たなければ、議席数でも、民主は勝てないのです。

小選挙区制は政権交代に有利であるということはないし、政策幅を縮めるだけです。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164
タグ:小選挙区制
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2008年07月17日

友達が教えてくれたこと〜地熱発電できるらしいよ

皆様

カルデラ。火山の熱利用。
ビニールハウスで利用されるらしい。

この地熱発電所を現地取材して、紹介した記事。
鎌倉の友達が教えてくれました。


katie_ashさんのブログ
「2008年 07月 16日
 おまえに見せたいものがある? 」
http://katieash.exblog.jp/8289009/

アイスランドは100%地熱発電らしく、
ほとんどの国で、それは可能らしい。

地熱発電の説明リンクも、そのブログで紹介されていました。
「日本地熱学会」
http://wwwsoc.nii.ac.jp/grsj/gaiyou/index1_1.html

地熱発電をたちあげましょう。

情報ありがとう。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
posted by 風の人 at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

報道真空のガザで

転載歓迎とのことです。ご協力お願いします。

仕事も、産業も、人権も、報道もないガザでの、イスラエルの
非道についての情報と、それについて今私たちができることの
お願いです。お暇があれば、お力添えを。
イスラエルの首相等にメールを送って下さい。
ずっと下方にあるサンプル英文の名前だけ変えることで簡単に送れます。
___________________________________________________________________

>>◇ガザのジャーナリスト、ムハンマド、拷問される
>
> 壁で囲われ、出入口を閉ざされ、巨大な「青空監獄」と呼ばれるガザ。
> 外国人の出入りもイスラエルによって禁じられ、密室に近い状態で
> 爆撃や侵攻がなされてきました。その中にあって、「現に起こっている
> こと」を伝える者として、ガザ生まれのジャーナリストたちがここ数年
> かけがえのない働きをしています。
>
> 大学生のときからウェブサイト「ラファ・トゥディ」を開設し、ガザの
> 様子を世界に発信してきたムハンマド・オメールさんもそんなガザの
> ジャーナリストのひとり。サイトを開設してから6年、イスラエル軍に
> よる家族の殺害まで経験してきたムハンマドさんは、欧米の新聞・
> ジャーナルに寄稿し、Inter Press Service (IPS) の特派員にもなる
> など活動の場を広げ、Washington Report on Middle East Affairs
> (WRMEA)からは、若きジャーナリストへ贈られる賞を受賞しました。
> それに引き続き、この6月には、英国のマーサ・ゲルホーン賞を受賞
> (イラクのレポートをフリーの立場で送りつづけている米国のダール・
> ジャマイル氏との共同受賞)。
> 外交的な尽力もあり、ガザを出て、欧州に渡ったムハンマドさんは、
> 受賞式の席に立つとともに、スウェーデンやギリシア国会などでガザの
> 状況をスピーチを行い、欧州各国の国会議員やジャーナリストたちと
> 会談を多く持ちました。
>
> (※ムハンマド・オメールさんが、まだ単に「ムハンマド」とだけ
> 名乗っていた頃から、ナブルス通信では多くを翻訳してきました。
> 以下に大学生だったムハンマドさんが書いたものが出ています。
> http://www.onweb.to/palestine/index2.html#2003 )
>
> ここまでなら喜ばしきニュースとしてお届けできたのですが、ガザに
> 戻ろうとヨルダンからイスラエルの入国管理を通過しようとした
> ムハンマドさんを待ち受けていたのは、「おまえは気は確かか?パリを
> 発ってガザに戻るのだと?パリのほうがマシな暮らしができるだろう?
> おまえは苦しむことを選んでいるんだ」というイスラエルの治安機関
> 職員の言葉でした[ムハンマドはパリ経由でアンマンに飛んだ]。
>
> その後、ムハンマドに何が起こったのか。独立系ジャーナリストとして
> 虐殺や人権侵害を明るみに出し、数々の賞を受賞してきたジョン・
> ピルジャー氏(マーサ・ゲルホーン賞の審査員でもある)が英国の
> ガーディアン紙に寄せた記事をお届けします。[ナブルス通信]
____________________________________________________

> ムハンマド・オメール、マーサ・ゲルホーン賞を受賞
> パレスチナへの帰路、入管でイスラエル秘密警察に暴行を受ける
>
> ジョン・ピルジャー
> ガーディアン
> 2008年7月2日
>
> From triumph to torture
> John Pilger
> The Guardian
> July 2, 2008
>
> 2週間前、私は、2007年度のマーサ・ゲルホーン賞[訳注]を受賞
> したパレスチナ人の青年、ムハンマド・オメールの受賞式に出席
> した。アメリカの偉大な戦場ジャーナリスト、ゲルホーンを記念
> するこの賞は、権力・体制のプロパガンダ、ないし、ゲルホーン
> 言うところの「公の大嘘」を白日のもとにさらしたジャーナリスト
> に贈られるものだ。今回はダブル受賞で、もうひとりはダール・
> ジャマイル。ムハンマドはジャマイルと副賞の5000ポンドを分かち
> 合った。ムハンマドは現在24歳、史上最年少のゲルホーン賞受賞者
> である。
>
> [訳注]マーサ・ゲルホーン。 Martha Gellhorn。1908-1998。
>  アメリカの小説家、旅行作家、ジャーナリスト。戦場ジャーナリス
>  トとして、60年にわたり世界各地の紛争地域から報告を送りつづけ
>  た。1940-45年、作家アーネスト・ヘミングウェイと結婚(ヘミング
>  ウェイの3番めの妻に当たる)。
>
> [訳注]マーサ・ゲルホーン賞。Martha Gellhorn Prize for
>  Journalism。ゲルホーンを記念して、1999年にイギリスで創設された
>  ジャーナリズムの賞。公的な発表や大手メディアが伝えることのない
>  (往々にして隠蔽する)紛争地域の真の実状を伝えたジャーナリスト
>  に贈られる。2002年にはロバート・フィスク、2003年にはクリス・
>  マクグリールが受賞している。本稿の執筆者、ジョン・ビルジャーは
>  同賞の評議委員会のメンバー。
>
> ムハンマドの紹介文には、こんなふうに書かれている。「彼は、自身
> が囚われの身になっている紛争地域から、日々レポートを送りつづけ
> ている。彼が生まれ育ったパレスチナのガザ地区は、フェンスで囲わ
> れ、飢えとイスラエルの攻撃に苦しめられ、世界から忘れ去られてい
> る場所だ。彼は、この時代の最大の不正義を、真に人間としてのまな
> ざしで見つめ伝えている、声なき人々の声である」
>
> 8人兄弟の長男であるムハンマドは、多くの兄弟・親族が殺されたり
> 生涯にわたる障害を負わされたりするのを目のあたりにしてきた。家族
> が中にいる時に、イスラエルのブルドーザーが家を押しつぶし、母親が
> 重傷を負ってもいる。そんな境遇にありながら、前オランダ大使のヤン
> ・ウィエンバーグが語るところでは、「ムハンマドは抑制のきいた文章
> で、パレスチナの若者たちに、憎しみをつのらせるのではなく、イスラ
> エルとの平和の道を探るようにと説きつづけている」
>
>  ムハンマドのロンドンでの受賞式出席は、外交力を駆使した一大作戦行動
>  だった[訳注]。ガザ地区のボーダーはイスラエルの不当なコントロール
>  下にあり、オランダ大使館員が随行するということで、ムハンマドはよう
>  やくガザ地区から出ることができた。
>
> [訳注]スポンサーは、受賞対象となった記事を掲載したアメリカのWRMEA
>  :Washington Report on Middle East Affairs。旅行プランの作成と実施、
>  入出国関連のイスラエルとの交渉、その他すべてを仕切ったのは、テル・
>  アビブのオランダ大使館。
>
> そして、受賞式を終えて、パレスチナに戻ることになったムハンマドは、
> 先週の木曜(6月26日)、オランダの大使館員とともに、ヨルダンとの
> 国境にあるアレンビー入国管理事務所に行った。入管の建物の外にいた
> 大使館員が気づかないでいるうちに、ムハンマドは悪名高いイスラエル
> の秘密警察シンベトに別室に連行された。携帯の電源を切って電池を抜く
> ようにと言われ、随行者の大使館員に連絡したいと言ったものの、それは
> できないと強圧的に告げられた。ひとりの男が荷物をかきまわし、書類を
> チェックしながら、「金はどこにある?」と言った。ムハンマドが持って
> いた数ドルを差し出すと、男は「ポンド紙幣はどこだ?」と言った。
>
> 「そこでわかったんです」とムハンマドは語った。「こいつは、マーサ・
> ゲルホーン賞の賞金を探しているんだって。僕が、持っていないと言うと、
> 男は『嘘をつくな』。その時にはもう、8人のシンベト要員に囲まれてい
> ました。全員、武器を持っていました。アヴィと呼ばれている男が僕に
> 服を脱げと命令しました。X線透視装置はすでに通っていたんですけどね。
> 下着姿になったところで、さらに全部脱げと言われ、拒否すると、アヴィ
> がピストルに手を置きました。僕は怒鳴りました。『なぜこんな扱いをす
> るんだ。僕は人間なんだ』。アヴィは『これから始まることに比べたら、
> こんなのは何でもないさ』と言って、ピストルを抜き、銃口を僕の頭に
> 押し当てて、僕の体に全体重をかけ、身動きできなくさせた上で下着を
> はぎとったんです。それから、ダンスみたいな真似をさせられました。
> 別の男が笑いながら、『どうして香水なんか持っているんだ?』と言い、
> 僕が『愛する人たちのためのプレゼントだ』と答えると、そいつは
> 『ほほう、おまえたちの文化に愛なんてあるのか』と言いました」
>
> 「僕をいたぶる中で、連中が一番おもしろがっていたのが、イギリスの
> 読者からもらった手紙を茶化しまくることでした。そんなふうにして、
> 食べ物も水ももらえず、トイレにも行かせてもらえずに12時間立ちっぱ
> なしにさせられていた結果、とうとう膝ががっくり崩れて、胃の中の
> ものを戻した挙げ句、気を失ってしまいました。その後、覚えている
> のは、ひとりが、僕の目の下の軟らかい部分に爪を突き立てて、眼球を
> えぐりださんばかりにほじくりまわしたこと。そいつはさらに、頭を
> 探って、鼓膜と脳の間の聴神経があるあたりに指をグイグイ突き立て
> ました。2本の指でそれをやられるたびに恐ろしい痛みが走りました。
> 別の男は軍靴を僕の首に載せて力任せに硬い床に押しつけました。
> そんなふうにして、僕は1時間以上も横たわったまま暴行を受けつづけ
> ました。激痛と怒声が交錯する暴力の展示場といったところです」
>
> パレスチナの救急車が呼ばれ、病院に連れていく前に、尋問中に受けた
> 傷についてはイスラエル側の責任を問わないという文書に署名しろと
> 命じられた。パレスチナの救急スタッフは果敢にもこれを拒否し、随行
> しているオランダ大使館員に連絡すると言った。これを聞いて、イスラ
> エル側はそのまま救急車の発車を認めた。昨日、ロイターが伝えたとこ
> ろでは、イスラエル側の言はいつもながらの、ムハンマドには密輸の
> 「疑いが」あり、「正当な」尋問中に「バランスを失って」倒れただけ
> だ、というものだった。
>
> イスラエルの人権組織が報告しているところでは、シンベトの要員によ
> るパレスチナ人への拷問――打擲、限界まで縛り上げる、背中を
> 折り曲げさせる、四肢を引き伸ばす、睡眠をとらせない、など――は
> 日常茶飯事となっているという。アムネスティもまた、もうずいぶん
> 前から、当たり前のように行なわれているイスラエルの拷問について
> 報告と警告を発しつづけてきた。拷問を受けた者の中には、人格が
> 一変してしまった者もいれば、生きて戻らなかった者もいる。ジャー
> ナリスト、とりわけパレスチナ人のジャーナリスト殺害に関して、
> イスラエルは国際順位リストの上位に位置している。しかし、BBCの
> アラン・ジョンストン記者[訳注]とは異なって、彼らのことが報道
> されることはほとんどない。
>
> [訳注]アラン・ジョンストン。Alan Johnston。BBCの特派員。2007年
>  3月12日、ガザ市で「イスラーム軍」と名乗る組織に誘拐され、7月4日、
>  114日ぶりに無事解放された。拘束中に犯行グループから何度かインター
>  ネット上でビデオが公開されるなど、世界的なニュースとなった。
>
> オランダ政府は、ムハンマド・オメールへの暴行事件に衝撃を受けて
> いると語っている。前オランダ大使のヤン・ウィエンバーグは「これ
> は、ひとつの独立した事件ではなく、パレスチナ人の社会的・経済的・
> 文化的生活を破壊するための長期的な戦略の一端をなすものだ……
> ムハンマド・オメールが近い将来、イスラエルのスナイパーに狙撃さ
> れるか爆弾による攻撃を受けて殺される可能性もあると思う」と語って
> いる。
>
> ムハンマドがロンドンで賞を受けた時、新任の駐英イスラエル大使、
> ロン・プローザーは、英国人の多くはもはやイスラエルの民主主義の
> 独自性を正しく認識していないようだと、公式に不満の意を表明した。
> 今や、誰もが「イスラエルの民主主義の独自性」なるものを充分に認識
> していることだろう。
>
> 翻訳:山田和子
> 原文:
> http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2008/jul/02/israelandthepalestinians.
civilliberties
> ジョン・ピルジャーのサイト:http://www.johnpilger.com/
> 参考サイト=ラファ・トゥディ:
> http://rafah.virtualactivism.net/news/todaymain.htm
>
> ────────────────────────────────
>>◇呼びかけ
>
> ガザでは4月にイスラエル軍の攻撃があった際、ロイターのカメラマン、
> ファデル・シャナさん(23)が殺害されています。その時の映像を見る
> と、撮影をしていたシャナさんを故意に狙った可能性が高いように
> 思われます。(詳細は以下に)
> http://0000000000.net/p-navi/info/news/200804172356.htm
>
> ロシアではロシア政府の闇、そしてチェチェン戦争の実態をレポート
> してきたアンナ・ポリトコフスカヤ記者が何者かによって、暗殺され
> ました。
> http://chechennews.org/log2006b.htm#061007
>
> 伝える者がいなくなると、密室のなかで何が行われているか、外部に
> いるものは知るてだてがなくなります。ジャーナリストへの攻撃は
> 戦争犯罪などを隠すために行われます。だからこそ、ジャーナリスト
> の安全を確保することは非常に大事だと思われます。
>
> ムハンマド・オメールさんの今後の活動を守るため、ひいてはガザの
> ジャーナリストたちを守るために、今回の事件に世界から注目が集ま
> っていることをイスラエルに知らせる必要があると考えます。そこで
> イスラエル政府に対する今回の事件への調査を要求するサンプル・
> レターを用意しました。どうかご活用ください。
>
> (内容:事件の概要。このことは拷問行為であること、拷問行為を
> イスラエルはやめること。また事件の調査と、実行者を国際的な
> 基準により処罰することを求める。 作成:益岡賢氏)
>
> (1) オルメルト首相宛
>
> 宛先
>
> Fax: 972-2-670-5475
> Fax: 972-2-651-2631
> Email: webmaster@pmo.gov.il または dover@pmo.gov.il
>
> 手紙例
>
> Dear Prime Minister Olmert,
>
> I am writing this letter to express my shock and outrage
> over the torture inflicted by Shin Bet on the world-famous
> Palestinian journalist Mohammed Omer.
>
> According to an article published in the British newspaper
> the Guardian, Mohammed was seized by Shin Bet at the Allenby
> Bridge crossing while on his way back from London to Gaza
> after being awarded the 2008 Martha Gellhorn Prize for
> Journalism on 26th June.
>
> The Shin Bet agents stripped Mohammed and humiliated him,
> forcing him to dance and ridiculing the letters he had
> received from readers in England. He was kept without
> food and water and the toilet for 12 hours, and finally
> vomited and collapsed on the floor. One of the agents gouged,
> scraped and clawed with his nails at the flesh beneath
> Mohammed's eyes and dug his fingers in near the auditory
> nerves between his head and eardrum. Another man pressed
> Mohammed into the hard floor with his combat boot on his
> neck. These are clear acts of torture.
>
> Israeli human rights groups as well as Amnesty International
> have reported the routine and widespread use of torture by
> Israel, including "beatings, painful binding, back bending,
> body stretching and prolonged sleep deprivation". This sort
> of inhuman and cruel treatment should be stopped immediately.
>
> I urge you to take immediate action to investigate
> this case as an act of torture and punish the perpetrators
> according to internationally recognised standards.
>
> Sincerely,
> [お名前]
>
> (2) リブニ外相宛
>
> 宛先
>
> Fax: 972-3-691-6940
> Fax: 972-2-530-3367
> Email:sar@mofa.gov.il
>
> 手紙例(以下、オルメルト首相宛の手紙の宛名を差し替えて使って下さい)
>
> 宛名
> Dear Foreign Minister Livni,
>
> ────────────────────────────────
> ◇この文章は http://0000000000.net/p-navi/info/ に掲載予定
>
> (技術的な問題で一時的に「パレスチナ・ナビ」にアップすることが
> できません。解決したら、http://www.onweb.to/palestine/ に
> アーカイブします)
> ────────────────────────────────
> ◇Information
>
> ドキュメンタリー映画「ビリン・闘いの村――パレスチナの非暴力抵抗
> ――」が8月2日より東京・渋谷アップリンクXにてロードショー
>
> http://www.hamsafilms.com/bilin/
>
> イスラエルが西岸の中に不法に建設している隔離壁にたいして、3年
> 以上にわたり、抗議行動を行っているビリン村の闘いを描いたドキュメ
> ンタリーが完成しました(佐藤レオ監督、61分)。
>
> ビリン村の住民、抗議活動に参加しているイスラエル人、外国人などへ
> のインタビューによって、小さな村の闘いが包含しているものを浮き彫り
> にしています。そこにはパレスチナを取り巻く問題が凝縮されています。
>
> ────────────────────────────────
>>◇P-navi info 
> [ボチボチ更新中。編集者ビーのblog。速報、インフォ、コラム]
> http://0000000000.net/p-navi/info/
>
>
> ────────────────────────────────
> ────────────────────────────────
> (編集責任:ナブルス通信 )http://www.onweb.to/palestine/
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2008年07月16日

アメリカがイラク戦争で受けた傷

川西玲子です。

オバマ候補が追い上げられていて、
イラク撤退政策を微妙に修正しはじめているとか。
落胆しながら観に行った映画がこれです。

映画は時代を語る「告発のとき」
アメリカがイラク戦争で受けた傷
http://kzeroko.seesaa.net/article/103014089.html

 
posted by 風の人 at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

CO2排出上位20社 と 7世代先を見越した4条件〜鎌仲監督スウェーデンの教え

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鎌仲監督、みんな、ありがとう
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7/6(日)午後、戸塚は善了寺にて。
鎌仲ひとみ監督とてんだーを囲んだ、ロッカショ茶話会に
参加してきました。楽しんだー。

対立を超えていくコツをスウェーデンから分けてもらいました。

鎌倉の一花屋でお会いした「スゴイ社!」社長の小崎てんだー悠太さん。
参加できたのは、てんだーのふんどし御縁のお陰です。
「すごい社!のこれから」↓
http://www.slowbusiness.org/article.php/20080701101001187

タイトルも文章も長くて読みにくいかと思いますが、悪しからず。
以下、報告と私が勝手に調べたものです。

●茶話会と辻ゼミ●
お寺にはいると、何やら受付の黒板に「Cafe dela Terra」。

明治学院の辻ゼミ生さん達が始めた、
スローでフェアなカフェ デラ テラ Cafe dela Terra。
学生と戸塚商店街、善了寺が一緒につくるイベントカフェ。
お茶とケーキ、ご馳走様です。
長野さんのお裾分けも、美味しかった〜。有難うです。

●善了寺●
旧東海道沿いのこの寺で、江戸期の伝統的な寄り合いを想像しました。
「念仏道場を開いて欲しい」という地元民の要求で開かれた道場だそうな。
住職ご夫妻は、真剣に地域のことを考えているんだろうな。

円座になって、それぞれ参加した思いを語る自己紹介から
始まったので、いろんな方が参加でき、
行動につながる学びができました。

●仲間達●
プリチャード麻美さん達、戸塚の仲間達が主催。
「映画をみるだけでなく、声を聞いてご縁を深めたい」とは、
プリチャード麻美さんの挨拶。麻美さん、気持ち良く人と人を結ぶ人。

茅ヶ崎や戸塚、藤沢、大和、横浜各地から集った30人強の仲間達。
各地で『六ヶ所村ラプソディー』上映会を企画した母達。
「妊娠出産を機に循環型社会を考える会」の母親。
霞ヶ関での企画と地域おこしをしているジャーナリスト。
ドキュメント作成者。学生達。

「ロッカショ、本気で止めたい」と言うサーファーガール。
原子力空母を横須賀から閉め出そうとする女性。
元原発部品製作者にして市民科学者。
カフェオーナーやバーテンダー。
市の職員や市議に幼稚園職員、介護職員。
青森出身の母親。

熱気ムンムンで、皆うちわをパタパタしていました。
たくさん話して笑って、前頭前野で伝達物質が飛びまくりでした。
私としては、出会えた皆さんとの粘っこいご縁が宝です。

ひとみ監督は、口をケガしていたのに、話し続けてくれました。

●対立を超えていくコツ●
ひとみ監督の視点は、「賛成」「反対」の視点を超えていくところに
あるのだろう、と感じました。
以下、お話を勝手に解釈してみました。

賛成、反対の対立だと、どうしたって平行線。
その繰り返しでは、現状を打開できない。
それを超えていくには、情報が透明であること。【コツ1】

先の岩手地震で、福島の原発にて放射性溶液25リットルが漏れた件。
「人体に影響ございません」の一点張りで、詳しい情報を出さない。

加速度的に破壊される自然の中で、
賛成、反対の対立を繰り返すだけでは、あまり意味無い。
こんなことやっている暇ない。

対話が必要。【コツ2】
企業や行政に対し、アドバイスをもらいにいく。
「持続可能な社会を目指して活動しているのですが、
 何か御社から提案はありますか?」

敵視しないこと。【コツ3】
敵をつくらない。敵だとは思わない。
イエスやガンジー翁、辺野古の平良牧師が教えてくれたこと。

情報公開を求める。【コツ4】

●持続可能であるかどうかの4条件●
1988年にスウェーデンで提唱された4つのフレームワーク、4条件。


1,地中から掘り出した物質の環境における濃度を増やさない。

2,人間が作り出した化学物質の環境における濃度を増やさない。

3,自然環境を物理的に破壊しない=生物の多様性をまもる。

4,人間が幸せになるのを妨げてはならない=人間の基本的ニーズを満たす。

これを全国に広めるため、国王も指示し、国は全ての家庭に
4条件を吹き込んだカセットテープとテキストを配布した。

「この4条件は、憲法9条みたい」という会場の声。
「スウェーデンでは、CO2削減のため、空軍演習が
 50%カットされたんですよ」と、監督。

軍縮を語らない政府の温暖化防止キャンペーンと
CO2排出量削減をしない防衛省の温暖化対策について質問した
川田龍平議員を思い出しました。(2008年6月5日参議院環境委員会)

●日本のCO2の1/4を排出する20社リスト●
世界第4位のCO2排出国、日本。
その排出の半分は、200社の企業。
上位50社で、排出量の1/4。
日本のCO2削減目標は、上位200事業所を止めることで、
すぐに達成できるらしい。

参照:「住職・大河内秀人の徒然グサリ」
http://angel.ap.teacup.com/hitococi/3.html

こんなニュースもありました。
「省エネ法情報開示求め提訴 温暖化問題で保護団体」
http://www.47news.jp/CN/200507/CN2005072901003019.html

省エネ法に基づく開示情報分析で
上位事業所は非開示になっているそうな。

と思いきや、CO2排出上位20社の公表ページを見つけました。
NGO「気候フォーラム」良い仕事しています。
http://www.kikonet.org/iken/kokunai/archive/santeikohyo2006su.pdf

「表2 排出量の多い企業20」『日本の温室効果ガス排出の実態(概要版)』3ページ。

1位、東京電力
2位、JFEスチール
3位、新日本製鐵
4位、中部電力
5位、電源開発
6位、東北電力
7位、中国電力
8位、住友金属工業
9位、九州電力
10位、関西電力
11位、北陸電力
12位、神戸製鋼所
13位、太平洋セメント
14位、北海道電力
15位、新日本石油精製
16位、相馬共同火力発電
17位、住友大阪セメント
18位、三菱マテリアル
19位、宇部興産
20位、四国電力

「直接排出では、電気業が全体の4 割」とのこと。
私達はサイショリを動かす動力のため、
電気代から50〜60億円を電力会社に払っているそうな。

再処理工場なんて、電気をまだつくれていない工場なのに、
電力を必要としているそうな。

温暖化による海面上昇の警鐘。まさに、現代のノアの箱船。

●脱原発とうんち車●
脱原発法を制定したスウェーデン。
12基あった原発を10基に減らした。
うんちとおしっこからバイオガスを集め、市バスや車の燃料にしている。

Volvoのかっこいい車種。うんちおしっこガスで走る。
そういう車のまちなか駐車はただ。
皆、乗り換えるようになった。

●稼働できない再処理工場●
全国の55基の原発のゴミを、とりあえず引き受けている再処理工場。

使用済み核燃料、固められた燃料棒として送られてくる。
(「せめて、そっとしておいて!」と思います。)

それを剪断して、溶かす。
プルトニウム、ウラン、高レベル放射性廃液が出てくる。

ドロドロした放射性廃液。触れたら10秒で即死。最悪の猛毒。
それを固めないと、ハンフォードの再処理工場の様な垂れ流しになってしまう。

今、その放射性廃液を固められずに、工場が止まっているそうな。
なのに、原子力安全・保安院は日本原燃に、試運転OK、本格稼働しそうでした。
私も安全小委員会委員に手紙をFAXしました。

食品の安全の為、生協は10ベクレル以下を輸入食品の基準にしたそうな。
青森県の予測によると、本格稼働すると、お米に90ベクレルプラスされます。

試運転の段階で、工場脇のおぶち沼では、トリチウムが4倍になってしまったようです。

原発を「温暖化対策だ」とするプロパガンダ。
でも、工場の排水は、どれだけ海水を温めているのだろう。
海水を温めると、CO2が海水から蒸発されるそうですし。

意味がないし、何より危ないので、ぜひ、廃炉、しましょう。

「半年ぶりに再開を強行したが半日で停止−ガラス固化試験」『美浜の会』
http://www.jca.apc.org/mihama/annai/toronkai080726.htm

7/11の日本原燃の経過報告↓
http://www.jnfl.co.jp/press/pressj2008/pr080711-a.html

●六ヶ所村の4000人の雇用のために●
「ドイツでは風力発電の為に100万人の雇用が生まれた」
「六ヶ所村で今たまった物質をきれいにするだけでも100年分の仕事がある」

●横須賀の原子力空母●
今、原子力空母ジョージワシントンの母港にするため、
発電所をつくっている。
電気で冷やさないと、爆発してしまう空母。

どんな発電施設なのだろう。

●ゴミと熱利用●
ともに発電すること。
例えばスウェーデンのある町で、
パルプ工場が紙をつくる時に出す熱。
マクドナルドがフライドポテトをつくる時の熱。
市町村の焼却炉がゴミを燃やす熱。
その熱を周辺住宅がエネルギーとして使い尽くす。
例えば暖房として。

ゴミは資源。
生ゴミからバイオマスエネルギーをつくる京都は先進地。

●鎌倉への提案●
ゴミの焼却炉を決めかねている鎌倉はどうだろう。
市役所前にある堆肥はどうやってつくったのだろう。
生ゴミに石油をかけて燃やすことを、どうしたらやめられるだろう。

私のうちでは庭に生ゴミ堆肥を埋めていたら、
元気なカボチャがにょきにょき生えて、育っています。

小さな川で発電できる水力発電。
発電タービンを設置する工務店はないだろうか。
河川管理を行う行政機関はどこだろう。

●立ち上がった母親達●
その後出来上がったメイリングリスト。
グループの説明文から。

ストップ!ロッカショ・アクション横浜

グループの説明:
映画「六ヶ所村ラプソディー」の横浜リレー上映
(戸塚(2008.1)→保土ヶ谷(2008.5)→旭区(2008.6))を通じて
繋がった御縁から、2008年7月6日に、鎌仲ひとみ監督との茶話会を
横浜戸塚で開催しました。

そこでの話し合いをもとに、議会への請願など具体的なアクションを
地域から起こすための情報交換や議論をするMLです。

STOP!ロッカショを実現させるために、今後の課題や方向性について
色々な話し合いをしながら、持続可能な文化・社会を創っていきましょう。


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以上です。
何かありましたら、お知らせ下さい。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年07月15日

上関原発と選挙:山口県知事選挙は「仁義ある戦い」になるか?

8月3日に投開票が行われる山口県知事選挙が7月17日、告示されます。争点は、上関原発の建設や米軍岩国基地の艦載機移転問題などであると思われます。

来る那覇市長選挙は、地元の野党4党が平和統一候補を擁立することで、注目が集まっていますが、私は山口県知事選にも注目しています。有力候補は、現職で4選を目指す二井関成氏と、共産党が推薦する元県労連議長の福江俊喜氏と見られます。ほぼこの2氏の一騎打ちでしょう。

民主党の山口県連は、独自候補の擁立を断念し、「自主行動」する方針を決めました。様々な理由があるでしょうが、選挙方針の見解が内部で割れていることは事実のようです。「(二井氏の)実質支援を視野に現実的対応をすべきだ」とする意見もあれば、「衆院2区補選の勝利で期待が高まる中、安易な現職支援は県民への裏切り」と考える幹部もいるとのこと。[1]

連合山口はすでに二井氏の推薦を決めていますが、二井氏のスタンスなどを理由に県東部を中心に推薦反対の声が上がっているといいます。[2]

このように、民主党県連も、民主党寄りである連合山口も、一枚岩でないことは明白でしょう。私が注目するのは、今回の山口県知事選が、まさに、先の衆院山口2区補選と同じで、「消極的な野党統一候補」と与党系候補との一騎打ちになる可能性です。

山口2区補選では、民主党の平岡秀夫氏が「消極的な野党統一候補」として当選したわけですが、読売新聞の出口調査によれば、共産党支持者の実に9割が、平岡氏に投票しました。小沢一郎氏は、当選後、共産党の不破哲三氏に電話で謝意を伝えたとのことです。

小選挙区制を支持している小沢氏がそうしたお礼を伝えるというのも、面白いことですが、不破氏の返事がどんなものだったのか、興味のあるところです。私なら、謝意より、小選挙区制の廃止を約束してもらいたいものです。

そういう次第ですから、来る山口県知事選では、民主党支持者の仁義ある投票行動に関心が集まりそうです。


太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215

[1]
http://shadow.iza.ne.jp/blog/entry/600888/
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2008/06/02/20080602ddlk35010234000c.html
[2]
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806150024.html

(以上は転送・転載OKです)
posted by 風の人 at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(3) | 一般

2008年07月14日

小選挙区制の過半数偽装効果と三乗法則

平和への結集ブログの記事「小選挙区制の廃止へ向けて」に新項目「小選挙区制の過半数偽装効果と三乗法則」を追加しました。

「小選挙区制では、三乗法則があるから、過半数に満たない得票率でも議席の過半数を獲得することができる」とする考え方は間違いです。

 
 小選挙区制については、得票率と議席数の関係に関して、「三乗法則」といわれる経験則が指摘されている。例外が実際にはある。

 「小選挙区制で、全国的な二大政党が争うと、両党の議席は、両党の得票率の三乗に比例する」「このような三乗法則は、イギリスの統計学者によって、両党の各選挙区における得票率が、ある数学的性質を充たす場合は、成立することが証明された」(西平重喜『比例代表制』、 中公新書、1981年)。

 二大政党AとBがあって、Aの全体得票率が50%未満であっても、Aが過半数の選挙区でトップ当選すれば、議席の過半数を獲得できる。

 このように、小選挙区制の「多数派偽装」効果は、第一義的に、全体得票率が50%未満でも、各選挙区での得票率が相対的にトップの候補だけを当選させることに起因する「過半数偽装」効果といえる。これが小選挙区制の致命的効果であって、三乗法則は、「全国的な二大政党」が争った場合の、議席の過半数を超える部分に関する定量的な表現に過ぎない。

 三乗法則の有無に関わらず、小選挙区制であっても、政党が議席の過半数を制するには、過半数の選挙区で得票率がトップになる必要がある。

 善良な政党連合と悪辣な政党連合があり、前者の支持率・得票率が後者のそれよりも低いとする。この場合、悪辣政党連合が候補者を一本化せず、分裂選挙をすることで、統一候補を立てた善良政党連合が過半数を獲得できる場合がある。これを、「全国的な二大政党」の存在を前提とする三乗法則の効果に起因すると考えるのは、間違い。そうではなく、単に、上述の過半数偽装効果による。

 小選挙区制が過半数偽装効果でもって善良政党連合に有利になることはあるが、分裂選挙は善良政党連合にも起こり得るので、小選挙区制が善良な選挙制度であるとはいえない。


太田光征

中選挙区比例代表併用制を提案する
http://kaze.fm/wordpress/?p=164
posted by 風の人 at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(4) | 一般

2008年07月11日

選挙制度、有権者は蚊帳の外

国がマスメディア・トップを抱き込みながら選挙制度審議会を主催し、国会議員だけで公職選挙法を尋常でない頻度で改定しています。今度は供託金没収ラインの引き下げ(→野党分裂選挙の促進)です。

政権交代を目指しながら政権交代を阻害する小選挙区制を支持している民主党の矛盾した(本当は矛盾しない、自民・民主にとって)姿勢とも重なって、最悪です。

有権者、特に、平和選挙共同を野党に求める有権者は、この点を民主党に迫っていくべきです。

民主党は今、地方でマニフェスト確定のための公聴会を開催し始めています。今のうちに要求を提示しておきましょう。


太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
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2008年07月09日

「公道」を「公共道路」に拡張工事した洞爺湖サミット対抗デモ

「声なき者のネットワークNOVOX」は7月7日、G8サミット対抗デモに対する弾圧に向け、声明を発表しました。この声明は、今回のデモ vs 弾圧の本質を示す、実に象徴的な表現を含んでいると思う。

声なき者のネットワークNOVOX声明
http://www.jca.apc.org/alt-g8/ja/node/437

デモの様子と公権力側の言い分が説明されています。以下は抜粋。

日本政府はデモ参加者に3メートルの幅しか許可せず、私たちが横断幕を広げることすら認めなかった。…日本の活動家たちは、警察の恣意的な権力の行使によって残された表現の自由の空間までも根こそぎにされることを危惧している。…こうした状況下で2008年7月5日、札幌のデモにおいて、参加者は規制された境界線を越えて、表現の自由に与えられた空間を許可されていた範囲の2倍にまで広げた。結果としてサウンド車のDJと運転手の3人が逮捕され、車とスピーカーは押収された。NOVOXネットワークは、「デモの規制に違反し」「公務執行妨害」したという名目で逮捕された仲間を即時解放することを要求する。この3人の逮捕は、日本において、表現の自由が名目だけは保ちながら、事実上禁止されたことを意味している。


ここでいう「表現の自由の空間」は、もっと広い言い方をすれば、「公共空間」といえます。デモは、まさに、公権力のための「公道」を市民のための「公共道路」に拡張工事しながら行われたといえます。

公権力側の言い分である「デモ規制違反」というのは、法的に成立するのでしょうか?そのためには「3メートル規制」に合理性がなければなりません。しかしこんなのは恣意的規制としか言いようがない。

百歩譲って「3メートル規制」に理があるとしても、サウンドカーの窓ガラスを意図的に割って運転手を強奪した行為は、「公務執行妨害」ならぬ「公共運動妨害」に他なりません。

G8サミット対抗アクションは、一部世界企業の<私益>を保護するために一握りのG8首脳が勝手に話し合うことに反対し、その代わりに、グローバルな<公共善>を追求する取り組みといえます。

札幌デモ参加者と公権力の対立は、<私>とつるんだ<公>と、<公共>の対立なのです。これが問題の本質で、<私>とつるんだ<公>の著しく非対称な暴力性が問題にされなければなりません。

ところで、札幌から飛んで広島の話題。当地で「公金」は「公金」のまま、私たちから横領されたままのようです。広島の駅で、「テロ対策」のため、空き缶入れの封鎖を警察が行っているとのこと。

「サミット特別警戒」に苦笑 三原駅の杜撰な空き缶入れ管理
http://www.news.janjan.jp/area/0807/0807061348/1.php

太田光征
小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
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渋谷G∞サミット参加報告

代々木公園や渋谷で野宿生活を送るアーティストの小川てつオ
さんやいちむらみさこさんらが呼び掛けていた、渋谷G∞サミ
ットに参加してきました。

G∞ 7月7日正午から8日深夜 渋谷駅周辺
http://blog.goo.ne.jp/shibuya-summit/
http://shibuya-summit.cardboard-house-painting.jp/

首都東京は厳戒態勢。異様な程の警察官。われわれが、渋谷ハ
チ公前で待ち合わせをしていただけで、「集団で集まるな」「
チラシを掲げるな」等と恫喝・弾圧してくる。それも20名ほど
の大人数の警察官が! 「サミットと関係あるのか?」「今こ
の時期だから…」などとも言われる。

宮下公園に移動しようとすると、警察官が複数尾行してくる。
個別別れてまこうとしても、まだまだどこまでも追ってくる。
ようやく警察官の姿が見えなくなったのは、道に迷ったあたり
だった。

G∞でも話し合われた「割れ窓理論」(当時ニューヨーク市長
だったジュリアーニなどが唱えていた)そのまんま。些細な逸
脱を監視し弾圧することで、テロや犯罪を未然に防げると思い
込んでいる。だけど全くの勘違いだ。われわれのような、草の
根のささやかな抵抗運動を幾ら弾圧しても、テロだの犯罪は防
げないよ。根本的には社会自身が変わらなければ、テロだの犯
罪は防げないのだ。人間が人間としての尊厳を持って生きられ
る社会にしなければ。

東京に詳しくないぼくも、これで少しは渋谷に詳しくなった(
笑)。

--
攝津正 Tadashi SETTSU a.k.a. "Linda"
tadashi_settsu@yahoo.co.jp
「攝津正 Tadashi SETTSU」
http://www.geocities.jp/tadashi_settsu/
「femmeletsの日記 Queer Linda Diary」
http://d.hatena.ne.jp/femmelets/

--------------------------------------
Stop! Global Warming ~ Yahoo! JAPAN Earth Project
http://pr.mail.yahoo.co.jp/earthproject/
posted by 風の人 at 09:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

おならしゃもじ、ならぬ納豆憲法

増田都子先生の授業前に、
郷里のげんきフェスタで見た、
おならしゃもじ、という面白い劇。

全く関係ないですが、すこし憲法の話。

9999999999 99999999 99999999

憲法の力。一人一人をネバネバつなぐもの。

納豆菌?

僕を突き動かすもののひとつです。

「日本の青空」とても見やすくて、面白い映画でした。

この国の私たちが、理想とするところ。

法律の王様である憲法。国の最高法規。

僕らが、天皇や政府、公務員にまもらせるもの。

終戦後、先人達が感じた希望の青空。

今夜は曇り空。波は穏やからしい。

月が満ちていく9のハンストの日に。

おやすみなさい。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年07月08日

洞爺湖サミット

とても不思議なお約束。2050年って想像したら、決めた各国首脳は誰も生きてはいないでしょう。ことし生まれた赤ちゃんが42才だね。そこまで引っ張る洞爺湖サミットのお約束って、なに?ようするに、何も決めないってことじゃないかしら?だって死んだ後の事にどうやって責任とるの?自分の首を閉めることはやらないという、暗黙の了解なんだね。そうじゃなかったら、自分の目の黒いうちにと眼飛ばす勢いのはずだよね。要するに茶番ということか〜京都議定書だって悲しい実績数値。税金使って死んだあとの数値目標を掲げてりっぱなお仕事してるらしき各国の首脳には、やっばり首を傾げてしまいます。 山葵
posted by 風の人 at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

カンパ要請:札幌でのサミット反対デモにおける参加者逮捕に抗議する声明

サミット弾圧は特定市民だけにとっての問題ではありません。多くの声明が出されていますが、カンパ要請付きのものを転載しておきます。

太田光征


以下、重複ご容赦、転送歓迎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
サミット弾圧抗議声明

7月5日、札幌市で「チャレンジ・ザG8サミット 1万人のピースウォーク」が行われました。大通公園で開催された集会に多様な人々が参加し、ウォークは最終的に5千人に及ぶ大規模なものとなりました。

しかしウォーク中、音響機材を荷台に積んだトラックから音楽を流して歩くサウンドデモに対して、異様な警備体制がしかれました。札幌市公安条例に準拠して行われたピースウォークは、形態として音響機材操作のための荷台乗車も許可されたものでしたが、機動隊・公安警察が入り乱れる状況のなかで、4人の人たちが逮捕されました。

警察がいう被疑事実は「道路交通法違反」「札幌市公安条例違反」「公務執行妨害」ですが、許可されたデモ申請の範囲内で行われていた「サウンドデモ」部分に集中したこの弾圧は、警察の暴力によって引き起こされたものです。かれらはDJをしたり、トラックを運転していただけで、逮捕されるべき理由はまったくありません。逮捕者に含まれるロイター通信のカメラマンにしても警察は「蹴った」としていますが、そばにいたメディア関係者はそれを否定しています。

圧倒的な暴力を行使し続けたのは警察の方であって、たとえば、いきなりトラックを止めて窓ガラスを警棒などで叩き割り、首をしめながら運転手を引きずり出していく様子などは、独立メディアの報道を通じて、改めて日本の「警察の横暴性(police brutality)」が世界的に露呈する事態となりました。

私たちは、こうした警察によるサウンドデモへの弾圧を糾弾し、一刻も早い全員の釈放を要求します。

7月8日
札幌サウンドデモ7・5救援会


////////////////////////
連絡先(新設しました)
080-6098-6183
j5solidarity@riseup.net
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■札幌サウンドデモ7・5救援会
http://j5solidarity.blog116.fc2.com/blog-entry-6.html

■カンパはこちらにお願いします
【カンパ振込先】
郵便振替口座:00200-5-38572 名義:S-16
※札幌救援カンパとご明記ください
※郵振料金
30000円までの振込は料金120円(ATM使用はもう少し安い)
30000円超で330円です。
posted by 風の人 at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

比例代表制とヒトラー独裁政権

比例代表制がヒトラー独裁政権を成立させた、という主張があります。

1933年にヒトラーが連立政権を樹立する直前の1932年に行われた2回の選挙で、ナチ党は過半数を獲得できませんでしたが、いずれにおいても第一党の地位は確保していました。したがって、小選挙区制であったなら、さらに多くの議席を獲得し、ナチ党による単独過半数政権が誕生していたかもしれません。

ですから、比例代表制ゆえにヒトラー独裁政権が誕生した、という主張に根拠はありません。

議会選挙は、民意を反映した議会を構成するためのプロセスでしかありません。選挙制度でもって政権のあり方、政党制を規定するのは間違いです。問題政党・候補を排除する機能は、別に求めなければならないでしょう。

[参考]
ナチ党ヒトラー独裁政権の成立過程:ワイマール共和国のナチス
http://www.geocities.jp/torikai007/war/1943/race.html
特集・アドルフ=ヒトラー 第2章 〜政権獲得への道 1〜
http://www17.ocn.ne.jp/~senshi/hitora2.html

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
posted by 風の人 at 18:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年07月07日

公共(善)って何だ?

「風」で某声明を草稿中、「公共善」という言葉を使ったら、意味が分からない、という声が出ました。下記は「公共善」を具体例で補足した文案ですが、まだ、イマイチのようです。

最近、警察などによる公権力の濫用と一部メディアの偏った報道には、看過することのできないものがあります。国や企業などの都合に左右されない市民の公共善――公正な労働体系や地球環境保全など――を擁護する社会機能が危機に陥っていると思われるからです。

「公共哲学」で使われる「公共」という概念は、「公権力」という場合の「公=国家」に対立する概念で、従来の「公共」概念を、徹底的に市民の側に立って再規定したものといえます。

上記文案中、もう少し具体的な説明を加えてみます。

最近、警察などによる公権力の濫用と一部メディアの偏った報道には、看過することのできないものがあります。国や企業などの都合に左右されない市民のための公共善――“公共企業”により担保される公正な労働体系や“公共経済ルール”に則った地球環境保全など――を擁護する社会機能が危機に陥っていると思われるからです。

企業であれ、政党であれ、メディアであれ、市民の側に立ってもらう必要があるのです。

「公共事業」を国があつらえた事業ととらえる時、この公共はいわば「半公共」といえます。公=国家が公共主体である市民の統制下に入って初めて、「公共事業」といえるでしょう。

米国が伝統的に推し進めている「軍事公共事業」は、国と軍需企業と二大政党にとっての「私的事業」に過ぎません。

公共哲学における「公共」概念は、決して高尚なものではなく、そう言って隅に追いやることは、市民にとって自虐的です。


衆院選での「平和への結集」――民党連合と公共哲学(1/3)
http://video.google.com/videoplay?docid=1648976765102678947



衆院選での「平和への結集」――民党連合と公共哲学(2/3)
http://video.google.com/videoplay?docid=-4979891925996228299




衆院選での「平和への結集」――民党連合と公共哲学(3/3)
http://video.google.com/videoplay?docid=-3935972525698571450



太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

札幌サウンドデモ 7・ 5 救援会設立

攝津正です。以下、転載です。

以下転送可

札幌サウンドデモ7・5救援会設立とカンパのお願い

2008年7月5日、札幌市大通公園で開催されたチャレンジ・ザG8
サミットのピースウォークで、「サウンドデモ」部分に対して
不当な弾圧がくわえられました。荷台に音響機材を積んだ「サ
ウンドトラック」を公安警察が襲った経緯などで、マスコミ記
者も含め最終的に4人の方々が逮捕されました。

すでに様々なマスコミの報道がありますが、この弾圧は機動隊
の過剰警備と公安警察の暴力的な介入によって引き起こされた
ものです。札幌中央署は被疑事実を「道交法違反」「公安条例
違反」「公務執行妨害」としていますが、もちろんピースウォ
ークは事前に申請され、北海道公安委員会に許可されたもので
す。「サウンドデモ」スタイルによる荷台乗車も、許可された
行進形態に含まれていました。

DJをしていただけで逮捕、あるいは運転席の窓ガラス割った上
で運転手を引きずり出して逮捕、などという暴力的なふるまい
に対して、現在、有志による救援活動が続けられています。救
援活動に際しては、差入など様々な出費が必要になるため、多
くの皆さんに衷心よりカンパを呼びかけます。よろしくお願い
申し上げます。

札幌サウンドデモ7・5救援会

【連絡先】
080-3538-7596
j5sapporo@yahoo.co.jp

【カンパ振込先】
郵便振替口座:00200-5-38572 名義:S-16
※札幌救援カンパとご明記ください

--
攝津正 Tadashi SETTSU a.k.a. "Linda"
tadashi_settsu@yahoo.co.jp
「攝津正 Tadashi SETTSU」
http://www.geocities.jp/tadashi_settsu/
「femmeletsの日記 Queer Linda Diary」
http://d.hatena.ne.jp/femmelets/

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Stop! Global Warming ~ Yahoo! JAPAN Earth Project
http://pr.mail.yahoo.co.jp/earthproject/
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2008年07月06日

不当逮捕に NO!(攝津正 "Linda")

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32804267&comment_count=0&comm_id=844146


 今月5日付のイギリスのメディア『タイムズ』は、7日から
開催される 北海道洞爺湖サミットで日本政府がかける経費が
2億8500万ポンド (約600億円)に上ると報じた。
 それは3年前のイギリスでのグレンイーグルズ・サミットの
3倍以上、 エイズ患者400万人を1年間手当てできる金額
と同等というそうだ。

 『タイムズ』によると、洞爺湖サミット予算の半分は「警備
」のために、現地に動員される警官2万1000人らの動員費
用。
 その費用は1億4200万ポンド(約300億円)で、グレ
ンイーグルズ(7200万ポンド)の約2倍になるという。

 この動員された警官が昨日行なったことは、海外のメディア
を通し、広く世界に知れ渡っているようだ。 

ロイター動画
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=85900
BBC動画
http://jp.youtube.com/watch?v=dFhOe8EZ6wg
AP通信動画
http://jp.youtube.com/watch?v=XESxr_MbYGw

 札幌でのデモで警官が車の窓まで叩き割る逮捕劇を演じたこ
とは、こうして世界に知れ渡った。

 日本の新聞は、いつも必ず警察発表のみ報道する。
 「記者クラブ制度」で警察と一体となっているからだ。
 そのために松本サリン事件では河野さんにひどい報道をした

 今回も日本の新聞は警察の言い分だけをそのまま記事にして
いる状況だ。
 事実はそうではないことが、いくつかの動画で実証されてい
る。
 なぜ、自分達が独自で取材して、それを記事にしないのか?
 日本の記者クラブ制度は世界から批判されている。
 EU(欧州連合)からも、「国境なき記者団」からも…。
 そのことを日本人だけが知らないのである。
 
 北海道から遠く離れた東京でも機動隊員であふれている。
 管内各署から警官1万人超を招集し、約2万1000人態勢
となってあちこちで職務質問や車両検問を行なっているという

 「なぜ、東京で?」と思う。

 会場の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は超高級ホテルだ。
 なかには136万5千円もの宿泊料の、そんな部屋もある。
 
 北海道知事の高橋はるみは当初誘致を渋っていたという。
 北海道の負担は大きい。いっぽうで、自らの意思で誘致を表
明した自治体もあるらしい。
 それを無視して、当時の首相安倍が北海道へと押し通したら
しい。
 北海道は夕張市財政破綻問題を抱えている。
 すでに積算赤字は巨額なものとなっている。なのに北海道だ


 そうまでして、いったい何のためのサミットなのだろうか?
 失業・貧困、食糧危機、地球環境破壊を解決するためか?
 違うだろう。それらは新自由主義が必然的に生み出したもの

 その新自由主義を世界的規模で拡大したいのがサミット首脳
だ。

不当逮捕を訴えるカメラマン、一部始終
http://tv.g8medianetwork.org/?q=ja/node/280

G8サミット、連行されるトラック運転手
http://jp.youtube.com/watch?v=HkMkGBmlsuU

[チャレンジ・ザG8・市民ピースウォーク]デモで4名が逮捕
http://tv.g8medianetwork.org/?q=ja/node/279

G8サミット、デモ参加者が連行される瞬間
http://jp.youtube.com/watch?v=KBQfrMVH3hM

トラック運転手逮捕を撮影目撃した香港の市民記者が証言
http://www.ourplanet-tv.org

TBS動画サイトTBS NEWSiに、車内から男性がもぎ取られていく
様子が映っています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3892960.html

--
攝津正 Tadashi SETTSU a.k.a. "Linda"
tadashi_settsu@yahoo.co.jp
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2008年07月05日

増田都子先生の近現代史 第13回 「大日本帝国の敗北」報告

皆様

2008年6月29日(日)14時〜湖北台近隣センター、「大日本帝国の敗北」の報告です。
天皇の戦争責任や言論弾圧の暗殺等、
学校の授業では余り聞けない史実も報告しますので、驚かれた方は、悪しからず、です。

今回は1945年大本営の詳細な記録がプリントとして配られました。
資料として、ここに書かせて頂きます。

この授業は、あびこ平和ネット主催、全15回のシリーズ企画、
増田都子先生の社会科授業「近現代史の真実を知ろう」13回目です。

今回も15名程度の方々が参加して下さいました。有り難うございます。

今回は先ず原爆記録映画『予言』(羽仁進監督編集)を見てから、授業プリントで学習です。

●今月のおっどろき●
-1975年10月31日、「(戦争責任を認めるかと問われ)
そういう言葉のアヤについては私はそういう文学方面は
あまり研究していないので、よく分かりませんから、
お答えできかねます」(日本記者クラブにおける会見)

↑授業会場からは苦笑
今回の授業プリントは、天皇とその周辺の言動の事実が、
引用先を明記して、克明に記されていて、充実していた。

引用先は、『近衛日記』や『細川日記』、
『昭和天皇の戦争指導』、『高木海軍少将覚書』、
『毎日新聞』、『天皇独白録』、『日本人と戦争』、
『(ハーバート ビックス)昭和天皇』等、
どこでも手に入るものだった。

●授業プリント、近現代史年表より

-1944年6月22日の近衛文麿日記
「(東久邇宮が語る)悪くなったら、みな東條が悪いのだ。
すべての責任を東條にしょっかぶせるのがよいと思うのだ。
内閣が変わったら責任の帰趨がぼんやりして最後には皇室に責任がくる恐れがある」

-1944年8月10日
「軍需省、秘密報告「これによりわが国は物的に崩壊」

-1945年2月14日、近衛、天皇に上奏
「敗戦は遺憾ながら必至なりと存じ候。国体(※天皇制)のたてまえより憂うべきは、
敗戦よりも敗戦に伴って起こるかもしれない革命にござ候。
...よって国体護持の立場よりすれば1日も速やかに
戦争終結の方途を講ずべきと確信つかまつり候」
天皇「もう一度戦果を上げてからでないと中々話は難しい」と拒否

-1945年3月16日、天皇側近による終戦のシナリオ作りが始まる。
「時期作戦は一応A(=Army陸軍)にやらせ、戦争一本で進んで
ある程度に来た時HM(=His Majesty天皇)、表面に出られて
転換を命ぜられAが引っ込む、こういう方式はどうか」
(『昭和天皇の戦争指導』昭和出版)

-1945年6月4日、元大蔵大臣を宮内大臣にし、
敗戦時の天皇家の財産保全を準備

-同6月8日、天皇、本土決戦案を裁可
「一億玉砕する(2100万人の国民の死を予想)
 天皇は長野県の松代地下大本営に移り、大元帥として指揮する」

-同6月23日、国民義勇兵役法公布
「武器は自前で用意、本土決戦に2800万人を動員予定」

-同7月25日、天皇の問いに対する木戸の回答(『木戸日記』)
「ここに真剣に考えざるべからざるは三種の神器(剣、玉、鏡)の護持にして、これを全うしえざらんか、皇統二千六百年の象徴を失うこととなり、結局、皇室も国体も護持し得ざることとなるべし」

●戦後の昭和天皇発言●
(1975年の天皇発言「(原爆投下は)戦争中であることですから、
どうも広島市民に対しては気の毒ではあるが、
やむをえないことと思っています」)

●授業後の意見交換●
「歴史修正偽造する人に対して、史実を伝えると、
自分が否定された様に受け止め、怒る」

「今の世の中、天皇の戦争責任がタブー視され、
言論が圧殺される状況だ。
戦時中のマインドコントロールの後遺症だ。
言うことの怖さ。
共産党にかかわるのが怖いという感じ。」

(そんな状況だからこそ私は、あえて天皇の戦争責任を学ぼう。
 それを発信しよう、と思う。
 私は平和をまもろう、つくろうとしている人を応援しよう。
 脅されず、おびえず、自粛せず。)

「マインドコントロールに置かれている人々に対しての働きかけは、
スティーヴン ヘッサン『マインド・コントロールの恐怖』 が参考になる。」

「マインドコントロールを受けた人達は、
組織から出ると命が無いと思っている。
一様に死んだ魚の目をしている。つまり、思考停止の状態。
攻撃は、逆に殻を固く閉ざすので、逆効果。
太陽政策で、コートを脱がすように。」

●増田先生の想い●
(豊田メモですので、先生添削して下さい)

「昭和天皇が亡くなった時、ある生徒が書いて私の机の上に置いていた学級日誌を見て愕然とした
 『昨日、皇居へ記帳しに行こうと思ったけど行かなかった』
 せれからは、どんな目にあおうと、私が腰を据えて教えないと、
 と思った。

 1997年に反米教育だ、偏向教育だと攻撃が始まったが、
 私は覚悟の上だった」

都教委による個人情報漏洩を問う裁判で勝利した先生。
都教委による分限免職(クビ)の違法性を問う裁判、
注目しています。

●今後の予定●
第14回 7月27日(日)14時〜湖北台近隣センター(湖北駅南口)、
「東京裁判と日本国憲法」

われらの拠り所、日本国憲法。


●第15回
*日時・場所未定
*テーマ「戦争責任を考える」

皆様ぜひ、いらして下さい。

皆さんのうちに平和がありますように、

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
posted by 風の人 at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(10) | 一般

2008年07月01日

自衛隊の宣伝を買って出るメディア

TBSが夕方のニュース番組で、「自衛艦」について紹介していました。
自衛隊が渋谷の駅前につくったオフィシャルスペースです。

「渋谷に新スポット?!」「コスプレもできる!」などと、
ハリウッドの戦争映画のサントラを流しながら、面白おかしく伝えてい
ました。
全く軽薄です。

「ひみつの嵐ちゃん」でもしばしば取り上げていましたが、
ディレクターと自衛隊広報部につながりでも?

「メディアには、国民が知らない情報を伝える役割がある」
と言うかもしれませんが、すごい宣伝効果があります。
それを知らないわけじゃないでしょう。

メディアが無料で、自衛隊の宣伝を買ってでるようなことは控えてもら
いたいです。
実態との落差が大き過ぎますよ。

                川西玲子
posted by 風の人 at 19:08 | Comment(0) | TrackBack(6) | 一般

2008年06月30日

今こそ消費税増税反対のアクションを!

皆様

最近、財政再建、社会保障充実、2009年度からの基礎年金の国庫負担割合引き上げなどを理由として、政府・自民党の幹部や、財界、大手メディアなどがさかんに消費税増税を唱えています。
しかし、現在原油などの資源や食糧価格の国際相場上昇を背景とする生活必需品の物価上昇で、庶民の暮らしは脅かされています。
さらに、貧困・格差が拡大し、後期高齢者医療制度をはじめ枚挙がないほど社会保障の切り捨てが進み、セーフティネットの崩壊とワーキングプアが社会問題となっているのは皆様もご存じのとおりです。
現在の情勢での消費税の値上げが貧困層にどんな影響を及ぼすか、考えるだけでも恐ろしくなります。
消費税は生活保護を受けている人やワーキングプア層、高齢者、母子家庭、経済的に苦しい層にも容赦なく課税される税金であり、今のまま消費税10%!なんてことになれば、本当に餓死者が急増しかねません。
経済的に苦しい人の多くは、今でも収入のほとんどを消費に向けざるを得ず、これ以上余裕がありません。
高所得者は収入の多くを消費税のかからない資産形成や投資などに回すことができ、また多少の消費税の増税ではほとんど影響を受けることはないと思いますが、低所得者は収入の大部分を消費にあてなければならないため、そもそも社会的に見て不公平な税金です。

「社会保障を十分実現するには消費税増税が必要だ」という意見もあります。
しかし、消費税増税を行っても社会保障が充実する保証は、現在の自民党政府のやり方をみている限りどこにもありません。
また、消費税を上げなくても、主に富裕層、資産家、大企業にターゲットを絞り、以下のような税金を上げれば、必要な財源は十分確保できます。

消費税導入から現在に至るまでに、消費税の増税分と同じくらいの額が法人税減税に充てられています。
1989年の消費税導入から15年間での消費税収は136兆円ですが、この期間に法人3税の収入は131兆円も減少しているとのことです。
(参考:http://www.horae.dti.ne.jp/~snzk/q-and-a/q-and-a.htm#c
この間、福祉水準はどんどん低下してきました。
「福祉のため」に導入されたはずの消費税は、事実上、法人税の減税に充てられたことになります。

さらに、所得税・住民税の累進課税は大幅に軽減され、全体としてお金持ち・資産家に有利な税制に改められてきました。
所得税と住民税を合わせた最高税率は、1987年の78%から、現在は50%まで引き下げられています。
(参考:http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/035.htm

せめて「機会の均等」を実現し、新たな階級社会の出現を防ぐためには、相続や贈与に対して十分課税し、親が資産家でも子が自動的に資産家にならないようにする必要がありますが、相続税も2003年に最高税率が70%から50%などと、大幅に減税されています。
もはや「結果の平等」どころか「機会の均等」すらありません。
本人の努力や能力、創意によるものではない、相続・贈与による収入に対しては、社会的公正の立場からも大幅な増税が望ましいと私は思います。
(参考:http://www.tabisland.ne.jp/explain/zouyo/zoyo_001.htm

このように、税金の所得再配分機能は政府・自民党の新自由主義的な税制改革により、これまで大幅に弱められてきました。
現在の格差・貧困には様々な原因があると思いますが、「お金持ち優遇」の税制に変えられてきたことは格差の拡大と決して無縁ではないはずです。

軍事費や不要な高速道路などの無駄遣いをなくすとともに、金持ち・資産家・大企業優遇の税制を改めることなく、貧困層に対して過酷な消費税の増税を行うことは、到底許されないと思います。
社会福祉の充実のためには、増税は必要かもしれませんが、財源は消費税ではなく、所得税、法人税、相続税といった、直接税の増税により確保するべきです。
そうすれば、貧困層に打撃を与えることなく、社会保障の充実が可能で、個人消費を促すことで日本の経済に活力をあたえることもできます。
大企業や高所得者に配慮しがちな政府自民党・マスコミは、増税といえば「消費税」しかないように議論をミスリードし、「どの税を上げるか」という議論を避けたがっています。
しかし、少なくとも消費税増税で貧困層を追い詰めるよりは、余裕のある層に増税したほうが、日本の社会・経済全体としても最小限の影響で、財政再建も社会福祉の充実も可能になるのではないでしょうか?

「市民の風」としても、ぜひ消費税増税に反対する様々な団体、政党との共闘を進めていくことはできませんでしょうか。
今後行う「市民の風」政治セミナーにおいても、講師の方に対しては消費税に対する見解を問いただし、消費税に関する議論を深めていきたいと考えています。
皆様もぜひご意見をお聞かせください。

末次 圭介
posted by 風の人 at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

グリーンピース活動家の不当逮捕反対、それでも捕鯨は存続を!

皆様
末次です。
先日、グリーンピース活動家が「窃盗」容疑で逮捕される事件がありました。
正直言って、「またか」という不当逮捕です。
今回のグリーンピースの手法には賛否両論があると思いますが、どちらにしても通常であれば書類送検か簡易裁判で罰金、という程度の事件を口実に、身柄拘束、大がかりな家宅捜査、押収を行うのはフェアだとは到底思えません。
また、調査捕鯨船員の「横領」疑惑は、不問に伏せられたままです。
この国の捜査当局が政府・自民党の意のままに動くこと、政府に都合の悪い「反政府」活動は取り締まる、独裁国家さながらの手法が蔓延していること、日本が人権後進国であることが、またもや明るみに出ました。

調査捕鯨が現在国民の税金で行われている以上、調査捕鯨の横領疑惑については、解明を急ぐべきだと考えています。
行き過ぎた「お土産」は横領と言われても仕方ない部分はあるし、その他調査捕鯨にまつわる不透明な闇はどんどん暴き出してほしいと思っています。

ただ、グリーンピースや反捕鯨論者とは私は考えは異なります。
「調査捕鯨」反対を突破口として、捕鯨そのものの根絶を目指しているのが明らかなためです。
「調査捕鯨」がそこまでだめなのであれば、不透明な「調査捕鯨」は中止し、代わりにアイスランドやノルウェーと同じようにIWCから脱退し、一定の範囲内で「商業捕鯨」を再開すればいいのではないでしょうか。
もちろん、科学的根拠に基づいた捕獲規制を厳格に守ることが前提です。
こうすれば「公共事業」ならではの不透明な慣習もなくせる(あるいは、通常の遠洋漁業などと同様、そもそも問題にならない)し、税金投入の必要もないし、「調査捕鯨」の問題点として挙がっている問題の大部分は解決できると考えています。

現在、「調査捕鯨」により日本の捕鯨・クジラ食文化がかろうじて守られていることも事実です。
したがって、「商業捕鯨」を再開せずに「調査捕鯨」を中止するというのは反対です。
「クジラを殺さなくても調査ができる」と、グリーンピースや反捕鯨団体は主張しますが、それでは捕鯨文化、日本のクジラを食べる文化を守ることができません。
クジラの消費量が減っている、若い世代はクジラに興味がない、といいますが、「クジラを食べたい」という需要が存在することも確かです。
また、世界的な食糧・資源危機の今こそ、クジラも含めた漁獲資源は、十分に有効活用を図る必要があると思います。

以下のリンク先でも説明のあるように、クジラは高タンパクかつ栄養価の高い食品であり、今こそ食糧としても改めてその価値を見直すべきだと思います。
環境の面でも、捕鯨は他の牧畜に比べるとCO2排出量が大幅に少ないということです。
「種の保全」を最優先に考える制限された漁獲であれば、捕鯨が格段に「環境に悪い」ということにはならないと思います。
http://www.geishoku-labo.co.jp/whale_meat_1.html
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-30627220080304


現在の調査捕鯨は「調査」としては不十分かもしれませんが、「調査捕鯨」の中止をただ求めるのではなく、「調査」にあたってのルールを厳格化し、その透明性や科学的な有用性を向上させていくことを要求するか、あるいは調査捕鯨の縮小・中止と引き換えに(厳格に頭数を制限した)商業捕鯨を再開するか、日本はどちらかの選択肢を取るべきだと思います。

とはいえ、クジラの生態に関する科学的な解明も必要だと思うので、可能であれば現在の調査捕鯨体制を大幅に見直して、不透明な慣習、実態を徹底的に暴き、情報公開を徹底するなど改善策を取り、なおかつ鯨食文化を維持するために現在並みに最低限の捕獲量を確保できる「商業捕鯨」も兼ねたような形の捕鯨を継続することが、一番望ましいと思うのですが。

「クジラを殺すのは残虐なので調査捕鯨は中止せよ」と実質的に主張しているのに等しい、グリーンピースや欧米豪のキャンペーンは到底支持することはできません。
クジラを食べるのは日本の文化のひとつであり、それは国際社会の中でも尊重されるべきものであること、ただし種の保全が最優先であり、科学的根拠に基づく規制は厳格に守っていくこと、この2点がポイントだと思います。
それと同時に、我々も他国の食文化を尊重することも、心がけていかなければならないと思います。
(かつて、ソウルオリンピックの前には「欧米の動物愛護団体」の圧力により、韓国の伝統的な食文化である犬食料理が禁止されたそうですが、クジラ問題とそっくりの構図です。特に食文化に関しては、このような「西洋的な価値観の押しつけ」こそ排除すべきものではないでしょうか?)

グリーンピースについては、普段の環境問題への取り組みに敬意を抱きながらも、クジラ問題をめぐる活動については全く支持することはできません。
また、シーシェパードのような「環境テロ」は、立場を問わず許すことはできません。
しかし、今回の幹部2人の逮捕については、「国策捜査」として、厳しく批判したいと思います。
微罪を口実に、長期間の勾留や家宅捜索を行い、政府・自民党・警察に都合の悪い人物、団体を徹底的に取り締まろうとするのは、これまでの公安警察のありかたそのものです。

平和活動家の一部には、「自分たちと敵対する、あるいは考え方や系統の異なるグループ」に対する弾圧には目をつぶる傾向があるように思います。(たとえば法政大学や早稲田大学での不当逮捕事件に対しては、共産党などからの批判の動きは鈍いと感じています)
言論・思想信条の自由、政治活動の自由を守っていくためにも、「たとえ考え方が異なる(場合によっては敵対する)グループであっても、国家権力による不当な弾圧に対しては毅然と手を取って立ち向かう」という原則を確立し、みんなで実践する必要があると思います。
その意味でも、今回逮捕された活動家の即時釈放、立件取り下げを強く要求したいと思います。

末次 圭介
posted by 風の人 at 20:35 | Comment(1) | TrackBack(0) | 一般

タバコ税の増税は社会的公正にかなうか?

最近、タバコ税の増税論議が聞かれます。喫煙しない人は、タバコ憎しの余りか、増税に賛成する人もいるようです。しかし、社会的公正の観点から、正しい判断といえるでしょうか?

タバコ税の増税で喫煙者が減り、タバコが原因の疾患にかかる医療費を削減することにつながるなら、この一面では、意義があるように思えます。しかし、医療費削減が目的ならば、他の対策も考えられるでしょう。

私は喫煙しませんが、禁煙はなかなか難儀なようです。増税で禁煙する人の割合、禁煙者の増加で削減できる医療費の割合などは、いかほどでしょうかね?貧乏家庭の親が増税されても禁煙しない場合、家計を圧迫する事態を私は恐れます。

税制の基本は、金持ちから貧乏人へ、という再配分でしょう。反タバコ感情で税制論議を惑わしたくないものです。

タバコについては、新規の喫煙者をいかに減らすかを考えるべきでしょう。若い人が購入する際の税金を高くする、というのも、考えられます。“タスポ”が導入されるので、技術的には可能でしょう。若いうちから吸い始める人に疾患が多いのでしょうから、その点でも合理的です。

あるいは、喫煙者専用の健康被保険者証(タスポ兼用)なども考えられます。窓口負担割合を非喫煙者より高くします。保険料段階で差をつけると、公平さの観点からいって、問題が生じる可能性があります。ただ、健保に加入しない人が多いですから、この方法はイマイチです。

ともかく、喫煙者を減らす対策は、科学的であることに加え、社会的公正さを確保することに留意すべきです。

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
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揺れるトルコ

昨日のNHKスペシャルで、イスタンブールの現状を見ました。
原理主義派の台頭で、国是である政教分離が揺れています。

でも実態は、それほど単純ではないんですね。
地方から出稼ぎ者が流入してスラム街が広がり、
スカーフがファッションとして受け入れられています。

財界を率いるのは特権層の女性で、政教分離とEU加盟を切望。
こういう人々が体制の担い手で、原理主義派は反体制です。
でも今、他のイスラム諸国がトルコのEU加盟を支持しはじめまし
た。

一方、ヨーロッパのヒット曲を民族楽器で演奏するのが大流行。
主張を超えて若者達に受け入れられているそうです。
何から何まで、考えさせられる話ばかりでした。

                   川西玲子

 
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2008年06月27日

廃液を固められない再処理工場●核燃委員会への要望書

原子力安全・保安院核燃料サイクル規制課御中
東京大学大学院工学系研究科 関村直人教授
読売新聞東京本社論説委員 井川陽次郎様
Cc:皆様

核燃料サイクル安全委員会への要望書を送らせて頂きます。
同委員会は、経済産業大臣の諮問機関である
「総合資源エネルギー調査会」の中の「原子力安全・保安部会」に属する委員会。

地元のサーファーの友達からのお知らせで、
書き出した日本原燃による「ガラス固化体」報告書についての要望。
詳しくは、美浜の会。http://www.jca.apc.org/mihama/

「ガラスこかたい」?
ドロドロの放射性廃液を小さな丸いガラス玉に溶かして固めてつくるもの。
別名、「高レベル放射性廃棄物」。
近づいたら即死の最悪の毒物。
引火性が強く、強い放射能と熱を出す。

国へ反対するだけでなく、
隣近所で、反対も賛成も無く、そもそも再処理って何?と
語り合う場があること。
今夜も、先週に続き、鎌倉ラジオへ話しに友達と行ってきました。

そんな繋がりに感謝した夜に書きました。
宜しければお読み下さい。

再処理工場稼働中止の立場からの要望ですが、以下全文。
送り先は美浜の会の一覧から知りました。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/anzen_shoi_list0806.htm

このメイルで送ります関村委員、井川委員の他に、
委員長の松本氏、
我孫子繋がりで塩見氏、
小出教授繋がりで中島教授にもFAXしました。

==============

日本原燃によるガラス固化に関する報告書について、厳密な審査を求める要望


貴職におかれましては、核燃料サイクル安全小委員会委員として、六ヶ所再処理工場の安全性を守るために日々努力されていることと存じます。6月26日と30日の貴委員会にかけられる、日本原燃によるガラス固化に関する報告書について、安易な妥協をされないよう、厳密な審査をしていただくよう要望いたします。

私は、鎌倉に住む主権者として、生活者として、平和のうちに暮らすことを日々願っています。先日は、再処理工場の稼働中止の意見書を提出する様、市議会にて要望と意見陳述を行いました。詳しくお知りになりたい場合はブログをご参照下さい。( http://heiwa0.seesaa.net )
美浜の会が指摘する下記の点について、私も疑問に感じております。是非、慎重な審査をして頂きたくよう要望致します。全国の仲間と共に、当日の審議に注目しております。
美浜の会( http://www.jca.apc.org/mihama/ )




(1) 白金族の沈降・堆積という溶融炉にとって本質的に問題になった事象については、何も有効な対策が書かれていません。やってみないと分からないというのは、対策ではありません。

(2) アクティブ試験ではコールド試験と違って当然崩壊熱が問題になるのに、それを忘れていたということです。このようなおそまつに対して何か批判がなされたのでしょうか。責任がどこにあるかを問題にされたでしょうか。

(3) 東海1号溶融炉では炉の手前に置かれていた濃縮器が、K施設ではコストを理由に設計段階で省略されています。その影響でしょうか、廃液濃度が低いことが問題になっています。このような設計上のミスを遡って問題にされたでしょうか。

(4) 再処理工程で排出されるままの実廃液ではガラス固化できないことが明らかになったために、模擬廃液を混ぜて合成廃液をつくり、それをガラス固化の対象にするなどというのは、余りにも異常で、当初の目的からはずれているのではありませんか。

(5) 試験を再開した場合、ボロがでる前に短期間で試験を終えるという意図が見えみえです。

以上

2008年6月25日

提出者 住所
豊田 義信  

核燃料サイクル安全小委員会
          様

==============

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●
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2008年06月26日

再度の訂正: 「水俣」の映画監督 土本典昭さん逝く

何度も申し訳ありません。

記憶を甦らせました。

先に書いた私の「『水俣』の映画監督 土本典昭さん逝く」の投稿文の内容は基本的には
誤っていません。

2007年ゆふいん文化・記録映画祭第10回の「追悼・松川八洲雄特集」のシンポジウム
には松川監督の長女ゆまさんと土本監督は同席されていて、先の投稿文に書いたような
やりとりがありました。

誤っていたところは、まつかわゆまさんを第9回の『マイブルーヘブン 吉野作造・デモクラ
シーへの問い』上映のトーク・ゲストとしたところです。

訂正するべきはこの箇所で、ほかの部分は正しいと思います。

失礼しました。


東本高志@大分
taka.h77@basil.ocn.ne.jp
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2008年06月25日

訂正: 「水俣」の映画監督 土本典昭さん逝く

ゆふいん文化・記録映画祭の事務局長から先ほどの私の「『水俣』の映画監督 土本典昭さん逝く」の投稿の思い違いを指摘するメールをいただきました。

そのご指摘によると、

確かに2年前の2006年第9回の映画祭で松川監督の「マイブルーヘブン」を上映したが、このとき長女のゆまさんは来ていない。長女のゆまさんが来られたのは、2007年第10回の「追悼・松川八洲雄特集」のシンポジウムのときのこと。私(東本)の話は第9回と第10回のときのことを少しごっちゃにしている、とのことでした。

そうすると先ほどのメールで述べた「松川監督の長女のゆまさんも、土本監督の方を向いてペロッと舌を出して」などというところは私の《創作=思い込み》だったということになります。この部分を削除させていただきます。

お詫びして訂正申し上げます。

東本高志
posted by 風の人 at 18:45 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

「水俣」の映画監督 土本典昭さん逝く

24日、「水俣」の映画監督、土本典昭さんが逝去されました。

土本監督は「ゆふいん文化・記録映画祭」のいわば常連で、4、5回ほど間近で土本さんの謦咳に接することがありました。2年前の松川八洲雄監督のドキュメンタリー『マイブルーヘブン 吉野作造・デモクラシーへの問い』の上映のときは病気療養中(同年10月死去)の松川監督の代理として、同監督の長女
の映画評論家まつかわゆまさん、筑紫哲也さんとともにゲスト・スピーカーをつとめられました(下記写真。筑紫さん(背中姿)の左横のメガネ姿が土本監督)。
http://www.news.janjan.jp/media/0612/0611305676/1.php

そのとき「いまだから話せるけど」と70年代初頭に松川監督らとともに警察から指名手配中の新左翼系幹部を匿っていた「事実」を明かしたのが印象に残っています。一応「進歩」的な映画仲間の多くがあれこれ理由をつけて「逃亡犯」を匿うことに二の足を踏んでいた中で、松川監督だけはなにもいわずに2年ほど「彼」を匿い続けた。土本さんは、松川監督の正義感のほんものさと誠実さをいうために《白状》したのです。松川監督の長女のゆまさんも、土本監督の方を向いてペロッと舌を出して、将来の進路に悩んでいたときに「彼」から大学進学を説き伏せられたこと、「彼」から家庭教師代わりに勉強を教わったことなどを《白状》しました(松川監督の家庭での「男権」ぶりも暴露しましたが。「実際に「彼」の身の回りの世話をしたのは母であって父ではないのです」と)。

しかし、「犯人蔵匿」の罪の一番の黒幕、すなわち正義感の主のもうひとりは、ほかならない土本監督ご自身であったことはいうまでもありません。土本さんはそういうことはいわないのです。お話を聴くだけでシャイな人だということはわかるのです。

昨年の「ゆふいん文化・記録映画祭」では「六ヶ所村ラプソディ」が上映されましたが、そのときも土本監督は、「六ヶ所村ラプソディ」監督の鎌仲ひとみさん、六ヶ所村の菊川慶子さんとともにゲスト・スピーカーをつとめられ、大先輩として鎌仲ひとみさんを励まし、「六ヶ所村ラプソディ」の視点、その製作スタンスをたいへん評価されていたのが印象的でした。土本監督は一生懸命な後輩にはやさしいのです。鎌仲さんも「土本さ〜ん」と娘のように甘え、土本さんを信頼しきっていました。

これは2年前のことになるのでしょうか? 「水俣病公式確認五十年」をメモリアル(節目)として福岡市で朝日新聞主催の記念講演会がありました。そのときのシンポジウムのパネラーのおひとりも土本監督でした。その他のパネラーは石牟礼道子さん、原田正純さん、水俣病被害者の杉本栄子さん(2008年2月逝去)、同じく水俣病被害者で熊本県の調査票に親類の「無職」を「ブラブラ」と記載された緒方正実さん。そのときの土本さんの杉本さんや緒方さんら水俣病被害者の声に真剣に耳を傾けようとする姿勢がこれも印象的でした。「ぼくはミナマタの人たちの声を全面的に信用するな。ミナマタの人たちの声はまったく正しい」というのが土本さんの発言でした。

下記の報道記事の石牟礼道子さんの言葉「印象に残るのは土本さんの腰の低さ」。また、水俣病1次訴訟の原告、坂本フジエさんの言葉「まだ患者に話を聞きに来る人は少なかったとに、一生懸命話ば聞く人だった」。また、映画監督の羽仁進さんの言葉「プロの映画監督になると人間の目で作品を作ることを忘れがちだが、土本監督は最後の最後まで人間の目を忘れず、さらに深めていった」・・・・。そのすべての言葉が心のこもったお悔やみの言葉であることを私は実感として理解できるのです。数少ない土本監督との決して近しいとはいえない会面を通じても・・・・

土本監督の誠実、謙虚さを示す、彼としておそらく「最期」に近い言葉を下記に示しておこうと思います。『出草之歌』上映をめぐっての同映画監督の井上修さんとの対話の一節。

土本さんの真摯さ、誠実さがまっ直ぐに伝わってくる対話のように思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━

■「水俣一揆」ドキュメンタリー作家、土本典昭さん死去
(朝日新聞 2008年6月24日)
http://www.asahi.com/obituaries/update/0624/TKY200806240191.html
 40年にわたって水俣病の惨禍を追い続けた記録映画作家の土本典昭(つちもと・のりあき)さんが24日午前2時47分、肺がんのため千葉県南房総市の病院で死去した。79歳だった。葬儀は近親者で営み、後日お別れの会を開く。喪主は妻基子(もとこ)さん。連絡先は東京都中野区中野5の24の16の210のシグロ。

 記録映画作家として注目を集め始めた60年代半ば、テレビ番組の取材で水俣病と出会う。65年、テレビドキュメンタリー「水俣の子は生きている」を発表。以来、未認定患者や、チッソと交渉を続けるグループなどに密着し、71年に長編「水俣 ―― 患者さんとその世界」を完成させた。

 同作で世界環境映画祭グランプリを獲得。その後も水俣病を主題に「水俣一揆 ――一生を問う人びと」など10本以上を制作した。丸木位里・俊夫妻が水俣を描く姿を記録した「水俣の図・物語」(81年)で毎日芸術賞。亡くなった水俣病患者の肖像写真を集めた展覧会の企画もした。

【私注:上記の展覧会について、熊本日日新聞は次のように記しています。「九六年に開かれた「水俣・東京展」では、水俣を約一年がかりで歩いて撮影した水俣病患者五百人の遺影を展示。無言の遺影が、水俣病問題の重大さを観衆に問い掛けた。】

 岐阜県土岐市生まれ。早大で学生運動に傾倒。羽仁進監督「教室の子供たち」などの影響から、56年に岩波映画で働き始め、フリーに。小川紳介や東陽一、黒木和雄の各監督らと交流した。

 63年、列車乗務員の過酷な勤務を追う「ある機関助士」で本格デビュー。タクシー運転手に密着した「ドキュメント 路上」は64年、英エディンバラ映画祭で賞を受けた。

 他に、内戦のアフガニスタンへ出かけた「よみがえれカレーズ」(89年)など。最後の作品も、水俣を扱った「みなまた日記 甦える魂を訪ねて」(04年)だった。
……………………………………………

◆患者と語らう 強い信念に信頼(同上、紙版)

 「苦海浄土」で水俣病を描いた作家石牟礼道子さん(81)は23日夜、土本さんが亡くなる4時間ほど前、入院先に電話したという。「本人はもう話せない状況で、家族から『声をかけてください』と言われ、『私もやがてそちらに行きます』と申し上げました」と明かす。

 土本さんについて「水俣病の歴史を残すのに、土本さんの映像があるのとないのとではずいぶん違う。貴重な記録を残された。印象に残るのは土本さんの腰の低さ。スタッフも謙虚な人ばかりで、水俣で映画を撮ったときも、村の人に親しまれていました」と振り返った。

 土本さんは71年製作の「水俣 ――患者さんとその世界」の撮影中、水俣病1次訴訟の原告だった熊本県水俣市の浜元二徳さん(72)宅に半年間滞在した。浜元さんは土本さんを患者宅に案内し、撮影後に午前2時ごろまで酒を飲み、語り合ったという。「兄のようだった。若くてまじめで一生懸命で、よう(患者の)話ば聞きよった。昔のことば知っとる人間が少なくなり、残念で悲しか」と惜しんだ。

 映画にも登場する水俣病1次訴訟の原告、坂本フジエさん(83)=水俣市=は「まだ患者に話を聞きに来る人は少なかったとに、一生懸命話ば聞く人だった。体格がよく元気だった印象がある。こげん早う亡くなるとは、本当に残念です」と悲しんだ。

 胎児性患者の研究などで知られる熊本学園大教授で医師の原田正純さん(73)は「水俣病の歴史で、土本さんの映画は運動に決定的な影響を与えた。強い信念を持ちながら自分の考えを押しつけず、相手の意見をよく聞く手法は医学の診察法にも通じる。患者も信頼した」と振り返った後、「寂しいね。だんだんいなくなっていく」とつぶやいた。
……………………………………………

■訃報:土本典昭さん79歳=「水俣」描いた記録映画作家
(毎日新聞 2008年6月24日)
http://mainichi.jp/select/science/news/20080625k0000m040019000c.html

 「水俣の図・物語」など水俣を描いた多くのドキュメンタリー映画を製作した記録映画作家、土本典昭(つちもと・のりあき)さんが24日、肺がんのため死去した。79歳だった。葬儀は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は妻基子(もとこ)さん。

 岐阜県生まれ。学生運動で早大文学部を除籍後、岩波映画に入り57年からフリー。羽仁進監督の助監督などを経て、63年に機関士と機関助士の一日をドキュメントした「ある機関助士」でデビュー。京大全共闘の学生を撮った「パルチザン前史」や「シベリヤ人の世界」などで「社会派」監督としての地位を築いた。

 65年以降、「水俣−患者さんとその世界」「水俣一揆−一生を問う人びと」「不知火海」といった水俣病をテーマに17本の記録映画を製作。「水俣の図・物語」で毎日芸術賞(81年度)を受賞した。他に、原子力船「むつ」の母港建設で揺れる漁村を取材した「海盗(と)り−下北半島・浜関根」など。ソ連撤退後のアフガニスタンをルポした作品でも知られた。

 ◇人間の目を忘れず
 ▽羽仁進監督の話 プロの映画監督になると人間の目で作品を作ることを忘れがちだが、土本監督は最後の最後まで人間の目を忘れず、さらに深めていった。「水俣」ものは傑作。土本監督は患者さんを撮影対象としてではなく、同世代の人間として見ていた。
……………………………………………

■『出草之歌(しゅっそうのうた)
  台湾原住民の吶喊(とっかん)背山一戦(ぺいさんいつぁん)』をめぐって
対談/井上修(『出草之歌』監督)×土本典昭(記録映画作家)
(「思想運動」紙 2006年5月15日付)

日本人の台湾への無理解を打ち破る

土本:ぼくがこの(『出草之歌』を観た時、まず思ったのは、ぼく自身の台湾観が実に曖昧だったということでした。映画の中で高金素梅さんは「われわれは二度侵略を受けた」と言いますね。その五一年におよぶ日本の支配の最初の頃には、何回にもわたる攻撃で原住民の多くが殺された。二回目の侵略とは皇民化教育のことで、原住民の戦闘能力の高さを買われて"日本人として$場に行かされ、あげくのはてに靖国神社に葬られる。そうしたことはこれまであまり知らされてこなかったと思う。観ていて、そのことを非常に恥ずかしく思いました。

井上:台湾の情報はあまり入ってきませんし、七二年の日中国交回復以来、台湾のことを語ることは、日本の知識人・文化人にとって御法度でしたからね。

土本:いつのまにか、ぼくもその一員でした。そうしたことへの驚きがあったから、ほんとうに惹きつけられてこの映画を観た。かれら原住民の知性、そして奥深さには驚きました。かれらは、四〇万の原住民だけでは権利獲得運動を闘えないから、漢民族、日本人といった世界の人々と結びつかなければならない、と考えている。疎外・迫害されている民族全体が自分たちの仲間だと。人種主義じゃないんですね。

井上:あの考え方はほんとうにびっくりですよ。

土本:どういう闘いのなかからそうした発想が生まれてきたのかといえば、かれらの社会の伝統に根ざした、他人と争わないで分配を重んじる考え方と、台湾に戒厳令がなくなって後の九〇年代ころからだと思うけれど、急速に社会意識にめざめた原住民が自覚的な問いかけを続けてきたからだと思う。それによって靖国抗議運動についても、実に高いレベルで闘いが組まれている。「自分たちの先祖の魂を返せ。まだ日本は主人ヅラしているのか」誰にでも分かる理屈ですよ。しかも裁判で請求している賠償金は一万円でただも同然で、そこには実に精神的な表現がある。かれら原住民はほんとうに尊敬すべき人々だと思った。その、かれらの美しくて高みのある精神を伝えようとするあなたの思いが、ぼくにも伝わり、新しい見方を持った作家の出現を感じました。
(以下、省略)

━━━━━━━━━━━━━━━━


東本高志@大分
taka.h77@basil.ocn.ne.jp
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2008年06月24日

原稿●鎌倉サーファーになり、身近に感じる空母と工場

皆様、神谷様

唐突ですが、原稿を送らせて頂きます。


2008.6.26締め切り
「鎌倉市民フォーラム」
フォーラムニュース10号7月15日発行予定 原稿

テーマ 鎌倉サーファーになり、身近に感じる空母と工場

6月市議会に再処理工場の稼働中止の意見書を提出する様、
陳情と意見陳述をした。
詳しい報告と陳情、陳述の全文はブログ参照。

結果、4対1で、継続審議のお蔵入り。
一番の収穫は、4人の仲間の傍聴をはじめ、応援してくれる近所の若衆や、共に陳情書を届けに行った家族、陳情後に鎌倉ラジオに出演させてくれた友達等、支え合える仲間との繋がり。

この陳情後、初めてサーファーとなった。
海水に浸かり、海と一つになる。
再処理工場もさることながら、
同じく放射能水を漏らし続ける原子力空母。
9月、横須賀港に配備予定。

再処理工場も原子力空母も、
原子炉等規制法に基づいた排出規制を無視している。
つっこみどころ満載のこの2つ。
工場も空母も私達が止めれる、はず。
のんびりいこ。

グリーンピース・ジャパンへの不当逮捕と強制捜査に強く抗議して、(349宇)

豊田義信
http://heiwa0.seesaa.net/
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2008年06月21日

詳報と呼びかけ●ストップ再処理意見陳述、鎌倉市議会報告

皆様
(Bcc:鎌倉の仲間と鎌倉市議会 総務常任委員会の委員の皆様)

6/19(木)17時〜鎌倉市議会、総務常任委員会で意見陳述しました。
意見陳述の全文は下記↓
http://heiwa0.seesaa.net/article/101173774.html
陳情書は下記↓
http://heiwa0.seesaa.net/archives/20080611-1.html

陳述文や陳情書で、何かご指摘、ご助言ありましたら、
教えて下さい。

この陳情は、全国の自治体から、国へ意見書を届けようというアクション。
「六ヶ所村・再処理いらない!消費者の会」が言い出しっぺ。

文案は呼びかけのホームページに出ていますので、
皆様もお近くの議会へ、ぜひ陳情してみて下さい。
http://homepage3.nifty.com/gatayann/a%20word.html

当日の夜、鎌倉FMでも、この陳情について話すことができました。
ラジオ曲の方が放送内容をCDにやいて下さいましたので、
ご入り用の方はお申し付け下さい。

結論から言うと、予想通り、1対4で継続審議となってお蔵入り。
ただ、8月議会以降で議員提案による本会議提出になります様、
期待しています。

鎌倉では、意見書提出を求める陳情の場合、
委員会の全員一致が前提で、一人でも意見書提出に
異を唱えると「継続」扱いになってしまい、
市議会本会議にはかけられない様になっています。

その場合でも、議員提出による意見書提案ができて、
直接本会議に提出できる様です。
今のところ神奈川ネットワーク運動と共産党のみ賛成
というのが実態だそうです。

議会の内情をここでわざわざ公表するのは、得策かどうか
わかりません。

鎌倉の皆さんと議員の方々に関心を持ってもらい、
党派を超えてオープンに協力し合って、行動を積み重ねる
ことが、長期的に地方や国の政治を変えていく
ことにつながるのだと、私も思います。

どんな様子だったか、以下、報告致します。
アップは遅そうですが、市議会会議録でも総務常任委員会の
議事録を読めます。
なぜだか陳情者の意見陳述は、議事録に載らない様になっていますが。
http://kamakuracity.gijiroku.com/voices/


陳述が始まる前の休憩時間に、
4人の仲間が傍聴に来て下さいました。
地元の兄貴や先輩方で、当日初めてお会いした方もいました。

後ろに座る4人から、背筋に勇気を頂きました。
感謝。

10分間の意見陳述は、原稿の添削と練習の成果あって、
感謝の心で、つつがなく行えました。
ご指導下さった方に、まず、ありがとうございます。

意見陳述の後は、5人の委員より、陳情者へ質問タイム。
ある議員はこんな内容のことを質問しました。
「陳情のタイトルに『莫大な放射能を排出すしている...工場』とあるが、現時点でどれくらい出ているのか。データはあるか。」

私は、トリチウムやクリンプトンの排出についてのデータを
口頭で説明しました。

質問が終わると、5人の委員の意見開陳。
ここで、継続審議にするのか、今日決議するのか決めます。
議長の市議は意見を言えない様になっています。
議長であるネットの石川委員の意見もお聞きしたかったです。

以下、各議員の意見は、私の速記メモですので、
間違いがあるかもしれませんが、あしからず。
間違っていましたらお知らせ下さい。
委員の皆さん、意見をありがとう、と受け止めて下さって感謝です。

=================
1人目の高野委員(共産党)は詳しく意見を述べました。
とても力強く共感のできる意見でした。

非常にわかりづらい核リサイクルの仕組みや、
もんじゅのこと、
他国の再処理撤退などを挙げ、
将来原子力の平和利用は可能と考えているけれど、
しかし、今は安全性に疑問がある。
そもそも安全神話に基づいた原子力政策。
現時点では段階的な撤退をする必要がある。
青森のことだけど、日本全体の問題として取り上げる必要がある。
そういった意味で、陳述に市民憲章をひかれていたが、
鎌倉市として意見を挙げていくのは意義のあること。
市としてバイオマスの自然エネルギー等を模索するのも、
意義があるのではないか。
ぜひ結論を出す方向で。

2人目の高橋委員(自民党)は、継続審議の意志。
個人的な見解では原子力発電に頼らない方が良い、
テロの危険性も考えると原発は無い方が良い。
どういうかたちで無くすのか、具体的な方法を探りたい。
自治体として発電し、電源を確保する方向が良い。
ただ、私は自民党に所属しているので、
勝手にやっていけない。
党内で世論をつくっていきたい。
再処理中止は言えない。

3人目の原委員(無所属)は、継続審議の意志。
慎重に審議したい。
莫大な放出は無いのかと思う。
市議会がこういうことを出すのはそぐわない。

4人目、私に質問した男性委員(所属未調べ)は、継続審議の意志。
私も能力が無いので調べはついていないが、
質問に対する答えを聞くと、
莫大な放出、というのは納得がいかない。
莫大な放出だから止めろという陳情に
「そうだ」と意見書を出してしまうと、
他のところに影響も出てしまう。
他の判断材料などみて、確信持てるまで継続。

5人目、中村委員(民主党推薦)は、継続審議の意志。
エネルギー政策にかかわることだから、慎重に議論したい。
諸条件がそろうまで、継続。
=================

以上、長文失礼しました。
私は再処理工場がとめられると思います。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
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平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
鎌倉平和都市宣言と市民憲章 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kids/jh/kjh121.htm
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
政治の変革をめざす市民連帯 http://www.geocities.jp/citizensolidarity
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/
秋野豊メモリアルコンサート http://akinomemorial.com/
正木高志 http://masakitakashi.com/
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意見陳述全文●ストップ再処理、鎌倉市議会にて

皆様

6/19に鎌倉市議会、総務常任委員会で意見陳述した内容です。


委員に配布した資料は1ページ目に「知ってますか!六ヶ所村のこと」。
これはPeace Friend Shipの京都の女性が書いて下さったマンガ。
http://peace-one-earth.com/

2、3ページ目は「六ヶ所村・再処理いらない!消費者の会」が
送って下さったものです。
4,5ページ目は
「六ヶ所再処理工場事故はおこるのか」『原子力資料情報室通信』2008年6月号です。
6ページ目は5/30毎日新聞「日本原燃:再処理工場の試運転終了、また延期 本格稼働は9月以降に」。

=========
2008.6.19 鎌倉市議会 総務常任委員会 六ヶ所村再処理工場の稼働中止する意見書を求める意見陳述

1、感謝と陳述の趣旨について
初めまして、鎌倉市民の豊田義信と申します。
今日は、貴重な時間を頂き、有り難うございます。
私は、鎌倉市議会に六ヶ所村再処理工場の稼働中止の意見書を提出する様、求めます。
これは地方自治法第99条に基づいた総理大臣と経済産業大臣への意見書です。
この陳情は、私達の食と暮らしの安全を願い、書き始めました。
今日は、「なぜ青森県の再処理工場が、鎌倉市民にとって危険なのか」「市民の食の安全にどうかかわるのか」について3つのことを、意見陳述いたします。
1つは私達の食卓と食材のこと。2つ目は海のこと。3つ目は、地震や事故のことです。

2、まず食の安全についてですが、
資料の3ページ目をご覧下さい。
この絵は、青森県が工場の試運転開始前に認めた放射線の量です。
新聞やニュースの報道で、皆さんご存じだと思いますが、
試運転は2006年3月31日から始まり、放射性物質を出し続けています。
毎日150mのえんとつ(排気筒)と、沖合3kmの排水口から海へ大量に放出しています。

私は普段、なるべく地産地消をこころがけていますが、青森の食べ物を頂くこともあります。
海苔を買う時のこと。「三陸産の海苔は、放射能が入っているかもね」
またりんごをかじっていた時のこと。
「皮ごと食べたいけれど、青森のりんごだから放射能が入っているかもね」

また、青森県によると、工場周辺の米は、他の県に比べて2倍の放射線がでる米になります。
そして、魚からも、今まで検出されなかったトリチウムやプルトニウムが、検出されています。
魚だけではありません。
食糧自給率120%の青森からは、知らず知らず、出荷高全国1位のゴボウや、
昆布やわかめ、他にもあわび、なまこ、ほたての養殖やかまぼこが私達の食卓に並びます。

鎌倉の私達の食卓は青森県とつながっています。
美味しいものを安心して食べたい。
これが鎌倉市民の願いです。

2,海について
さて、海についてですが、鎌倉にとって海は大事です。
言うまでもなく、六ヶ所村と鎌倉市は、海を通じて世界とつながっています。

農作物を汚す放射性物質は、もちろん海を汚しています。
資料の2ページ、下の段をご覧下さい。

トリチウムの半減期は12年ですが、無害になるのは100〜200年以上もかかるとのことです。
トリチウムは放射線を出す水素。むずかしく言うと、水素の放射性同位体と言います。

酸素と結合して普通の水になるため、放射性物質として除去できずに、流されています。
水が放射能をもってしまうことになります。

青森県の発表によると、昨年、再処理工場に近いおぶちぬま尾駮沼と近隣の海で捕れたヒラメから、
トリチウムが検出された、と青森県が公表しています。東奥日報、2007年10月12日

山に積もったトリチウム雪が、春の雪解けで、付近住民の飲み水となっています。

何と原発の5000倍のトリチウム水が、再処理工場から海へ、流されています。
トリチウムは、呼吸だけでなく、皮膚からも取り入れられます。
トリチウム水を飲ませたマウスは、ガンが多発し、早死にするという実験データがあります。

次に、プルトニウム239の半減期は2万4千年。
プルトニウムは、循環せず、海底にたまります。
プルトニウムは毒物の中でも最悪で、「角砂糖5個分で日本が全滅」と言われています。

放射線の恐ろしいところは、受けた量だけ影響があるということです。
しかし、その影響はすぐにはでてきません。
微量でも危険な放射能であるのに、体に異変がすぐに出ないこと、
因果関係を特定することが困難なことは原子力を推進する人々にとって
本当に都合がよいのです。

海に流されたプルトニウムは、気泡になり、その気泡が波にのってはじけ、
それを吸い込んだ肺で、内部被爆が起こります。

海水浴場のある鎌倉でも、人ごとではありません。

さらに、子どもは大人の10倍、胎児は100倍もの影響があるというように、
その危険性は幼い子どもほど高いのです。
原発と再処理工場周辺の子ども達にとって、これほど残酷な工場はありません。

そしてまた、鎌倉市のこどもたちにとっても驚異です。
私達の7世代後の人類にとっても、人ごとではありません。
微量でも被害を受け、静かにガンとなっていく低線量の被爆。
放射線の影響は一生続く、と被爆者の方々がはっきり示しています。

3,次に、地震と今までの事故のことを述べたいと思います。
資料6ページの新聞記事をご覧下さい。
5/30毎日新聞「日本原燃:再処理工場の試運転終了、また延期 本格稼働は9月以降に」

この4段落目を読みます。
「…今月に入り、東洋大の渡辺満久教授らの研究グループが、核燃料サイクル施設の直下に
マグニチュード8級(クラス)の大地震を引き起こす可能性のある活断層があると指摘。」

このニュースは、中国の四川大地震の後に報道されました。
そして、6月14日朝の岩手・宮城内陸地震で、震度6の地震。

この地震で、東京電力の福島第二原発では、燃料プールから水が飛散したとのこと。
また、東北電力の宮城県・女川原発では、水を供給するポンプが停止しました。

岩手の地震では、活断層の直下で4022ガルが計測されました。
再処理工場の規制課に確認したところ、工場の規制値は450ガルです。

再処理工場は毎年数回、事故や故障、偽造を起こしています。
資料4ページ目をご覧下さい。
 図2 六ヶ所村再処理工場の工程概要とおもな事故・故障
上澤千尋「六ヶ所再処理工場事故はおこるのか」『原子力資料情報室通信』2008.6.1、12ページ。

毎年事故が起きていることがわかります。
設計、建設、試運転と進むにつれて、工場ではさまざまな事故・故障・トラブルが報告されています。

次に、資料5ページの日本地図をご覧下さい。
出典は4ページと同様、原子力資料情報室通信です。
 図1 使用済み燃料貯蔵プールに航空機が墜落した場合の災害評価例
上澤千尋、同、11ページ。

「万が一の事故では数百人の規模の犠牲者をだすかもしれない」という要件で
許可が下りている六ヶ所村再処理工場ですが、とてもそんな程度でおさまるとはおもえません。
いったん事故がおこればもとの環境を取り戻すことは永久に不可能です。
これをうけいれるかどうか決めるのは、わたしたちひとりひとりのはずです。(同、13ページ)

私達はチェルノブイリが今、どうなっているのかを知っているはずです。

4,まとめ
再処理工場のことは、日本のことだけでなく、地球のことを考える必要のある課題です。
これは主権者として、他国への責任を考える上でも重要です。
私も人間として、私達と私達の子孫のために、美しい自然環境を残したいです。
これは基本的人権の尊重にかかわることです。

「鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、責任をもってこれを後世に伝えます。」
これが鎌倉市民憲章の3番目です。
私達はこれからの人類と地球に、美しい自然環境を残せる、そんな暮らしをしていきたい。
市民の健康と安全の為、代表者である議員の皆様に、意見書の提出を決議して頂きたい。

私は主権者として、鎌倉市民として、鎌倉市議会の議会制民主主義に期待します。
以上です。
ありがとうございました。

●以下は陳述には用いなかったメモ●
2006年3月31日に日本原燃は六ヶ所村に隣接する三沢市など合計5市町村と
アクティブ試験についての安全協定を締結し、アクティブ試験(試運転)は同日中に開始されました。

このアクティブ試験では、使用済み核燃料、年間430tを使って試験しています。
これが本稼働になると、年間800tを使うことになります。

資料2ページをご覧下さい。
再処理工場は1日で原発365基分以上の放射能をだすことがわかります。
再処理工場の1日平均958テラベクレルという値は、
本格稼働した場合の想定値です。原発の1年平均925テラベクレルよりも高い値です。

また、余談ですが、水素爆弾は二重水素と三重水素を核融合させた爆弾とのことで、
トリチウムは水素爆弾の燃料になります。
水はH2Oですが、トリチウム水はT2Oです。


地方自治法、第99条 を読ませて頂きます。
「普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。」

何万年も、循環しない物質。そういうものを毎日大量に、流し続けている工場。
「この宇宙の中で、循環していないものはすべて間違っている...」赤峰勝人『ニンジンから宇宙へ』230ページ。

以上

=========

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●

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鎌倉平和都市宣言と市民憲章 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kids/jh/kjh121.htm
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
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画期的な天然住宅事業

国内林業の復活・育成、健康住宅の供給などを目指している「天然住宅」の内山さんからメールをいただきました。平和産業のひとつとして注目されます。アフィリエイトも実施しているので、皆さんも登録してみてはいかがでしょうか。

太田光征
小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215


今ほど、健康、環境、いのち、つながり が軽視されている時代はない、と常々思うと同時に、いまほどそれらが一変するチャンスである時もないと思っております。

食やエコについてはだんだんとシフトが進みつつありますが、住宅はどうでしょう。住宅は一生の買い物でも、大きなお金が動くビジネス。だから大きなチャンスにもなりえます。最大の平和産業かもしれません。

健康で、エコで、安全で、快適で、フェアな価格で、循環社会に貢献する「住まい」それで雇用が生まれ、経済が循環し、からだだけでなく、自然にも、共生社会にもよいならば、どうでしょう。

私たちの「天然住宅」。ありがたいことに、住まい手の皆さんは声を揃えて、「空気が違う。心地がよい。」と言ってくださいます。(私自身も近い仕様の家ですが、ほんと、気持ちがいいです。)小さいお子さんを抱えるお宅が多いのですが、住まいは命を育み、つないでいく場所ですから当たり前と言えば当たりまえ。

その最大のヒミツは、国内林産地と直接つながり、信頼できる無垢材を使っていること。健康によく(化学物質を極力使わない。集成材や合板も使わない。ザル状態のシックハウス法以上の仕様)環境にもよく(省エネ。輸送エネルギーが少なく、海外の森林をむやみに伐らない)、
社会的(日本の林業/職人/伝統の技 を守り育てる)。かつ、安全で快適です。さらに、そんな住宅を標準モデルプランでご提供することで、より廉価で手に入れられたら・・・

そんなことから事業をスタートしました。脱シックハウス脱過敏症、住宅業界の大転換(現在、オーガニックな住宅は住宅市場の 0.1%もあるかないか)、林業の復活、エコヴィレッジへの展開、伝統技術の育成、サステナブル経済への移行・・・などをヴィジョンとしております。

つきましては、みなさまのサイトからもご紹介やリンク、メディアであれば取材いただけますと幸いです。

また、より知っていただくため、見学会やセミナーにも参加いただければと存じます。

なお、アフィリエイトもご用意させていただいております。貴サイト経由で弊サイトにアクセスし、見学会などに登録するとそれが記録されますので、結果として契約に結びついた場合、気持ち程度ですがお礼を差し上げる事も可能です。参考:http://tennen.org/ouen/

ぜひ一度私たちのサイトをご覧いただき、コラボレーション等お考えいただければ幸いです。

からだにも、地球環境にも、社会にもいい。それはとっても気持ちのいいことです。ぜひご一緒に何かできたらたいへん嬉しいです。

サイト:http://tennen.org/
info@tennen.org 内山

代表:相根昭典(一級建築士。アンビエックス代表。健康住宅20年、化学物質過敏症の方の家も。著書「健康な住まいを手に入れる本」)
副代表:田中優(未来バンク理事長、ap bank 監事、著書「おカネで世界を変える30の方法」、「地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか 」他多数)

よろしく御願いいたします。

PS
次のイベント:7/13 健康住宅セミナー ほか、ウェブをご参照くださいませ。

******************************************
からだと地球によいものだけで家を建てたら、
みんなが幸せになりました。

非営利 中間法人 天然住宅
http://tennen.org/

〒152-0031東京都目黒区中根1-10-18
info@tennen.org
03-5726-4226(10〜18時)FAX:03-3725-5652
posted by 風の人 at 07:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年06月19日

橋下知事、幹部に自衛隊体験入隊を提案

やはり、こういうことを言い出しましたね。
何て単純なのでしょう。

橋下知事、幹部に自衛隊体験入隊を提案
http://news.livedoor.com/article/detail/3692055/

           川西玲子

 
posted by 風の人 at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

6/19鎌倉市議会〜再処理中止の陳述

6月19日総務常任委員会.

15:30〜部屋に入る.中には30人程度.

市議は6名.女性は議長ともう1名の委員.

市議を囲んで20人.たぶん市役所職員.

傍聴者は私の他1名の男性.
部屋の壁には歴代市長の写真.
初代〜56代まで全て50歳代の男性.

【日程第11】
サーフィンによる海難事故防止協議会についての報告.
規制を条例化は有用ではなく,ルール作りやワークショップ,パトロールを行う方針とのこと.
パトロールは日本サーフィン連盟が参加するとのこと.

【日程第12】
市民憲章を市の施設に掲示する陳情.鎌倉市有権者の会の方.5人一致して採択された.

【日程第13】
再処理工場の稼働中止の意見書提出を求める陳情.
1対4で継続審議となった.

何よりも傍聴にわざわざ来て下さった仲間に感謝.

詳しくは後日報告します.
意見書が出される様続けていきたい.
きっと止まる.

豊田義信
posted by 風の人 at 20:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般

2008年06月18日

6/19地元の議会とラジオで話すサイショリのこと

メイリングリストの皆様と、
Bccで地元の皆様へ

明日6/19は、お陰様で鎌倉市議会と鎌倉FMで、
再処理工場について話ができそうです。

先日、再処理工場の稼働中止を求める意見書を提出する様、
市議会に陳情を出しました。

6月19日の総務常任委員会で意見陳述してきます。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/1902tin.html

傍聴は
なるべく午前10時までに来庁され、当日の審査日程を確認の上、受け付けをしてください
とのこと。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gikai/bouchou.htm


ただ、委員会の休憩はだいたい12時から13時だそうで、
六ヶ所の陳情が取り上げられるのが、午後だそうなので、
13時過ぎに行けば傍聴できるかと思います。

ただ、15名しか傍聴できないようなので、早い者順だそうです。

今まで、そんなに多くの人が傍聴に来たことはないそうなので、
13時頃市役所2階の市議会事務局へ行けばよいと思います。

午後は無防備条例は可能だ、という集まりに行く予定です。

夜は、 鎌倉FM82.8 21:00-21:30の麻心提供
「行きあたり、バッチリ!!?」で、
この再処理工場と陳情のことを話してきます。
急遽、友達のピンチヒッターです。
http://www.kamakurafm.co.jp/

ラジオで流してもらえる、
お気に入りの2曲を持っていこうと思います。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●

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館長雇止め・バックラッシュ裁判控訴審で原告が主張する「人格権」とは?

さとうです。重複ご容赦ください。

館長雇止め・バックラッシュ裁判控訴審で原告が主張する「人
格権」とは?
さとうしゅういち2008/06/18
http://www.news.janjan.jp/living/0806/0806169830/1.php

「館長雇止め・バックラッシュ裁判」控訴審で、原告は「人格
権」を豊中市に侵害された、という主張を新たに行いました。
この人格権とは、どういうものか説明します


おおざっぱに言えば、人を雇う側には労働者を「人間扱い」す
べき法的義務があるという、しごく簡単なものです。労働者は
単に労働を提供して賃金を受けるだけの存在ではないという主
張です。

労働者に人間扱いを!と思ったら、記事下部のボタンのクリッ
クをお願いします!


いまこそ、大塩平八郎!
さとうしゅういち Satho Shu-ichi
E-Mail:hiroseto@f2.dion.ne.jp
広島瀬戸内新聞ニュース
http://hiroseto.exblog.jp/
社 会 市 民 連 合
http://www.shakaishimin.org/

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posted by 風の人 at 12:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年06月17日

NHKと民放の、足の引っぱり合い

NHKは民放と足の引っ張り合いをしています。
TBSは日曜の夜に「世界遺産」を放映していました。
素晴らしい映像をナレーションだけで淡々と見せる、
恐らく民放で最高レベルの番組でした。

ところが、その後NHKが「探検ロマン 世界遺産」という、
どう見ても模倣としか思えない番組を始めました。
ちなにみ最近「スポーツ大陸」という、これも全く
TBSの模倣でしかない番組を始めました。
タイトル音楽までそっくりで笑えます。

NHKが模倣したと思われる元番組は「情熱大陸」。
日曜の夜11時から放映されていて、人気があります。
その後、11時半から「世界遺産」が続くのです。
我が家でもTVをつけている時は、11時になるとTBS
にします。

で、TBSとしては日曜夜の人気番組二つを模倣されたわけで、
焦ったのか、優良番組「世界遺産」を悪しくリニューアル。
タイトルを変え、タレントが解説する凡庸な番組にしてしまいました。

実は、NHKのパクリ番組「探検ロマン 世界遺産」が、
そういうつまらない形式なのです。
おまけに途中で変なアニメキャラが出てきて、人をバカにしたつくり。
それをどうして、元祖TBSが模倣しなければならないのか。
やはりNHKのすることは気になるのでしょうか。
というわけで、NHKの民放化は負の連鎖を生み出しています。

                    川西玲子
posted by 風の人 at 22:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年06月16日

「暴走」する若き官僚出身市長の府中市で森永教授が新自由主義を斬る

さとうです。

広島県府中市では新自由主義+官僚主義という、最悪の政治が
進行しています。新自由主義というとき、意外と、住民の声を
聞く場合もあるのですが、そうではなく「俺が正しい」で、ハ
コモノ優先。国土交通省のハコモノ主義と新自由主義を組み合
わせた亡国の政治です。

「暴走」する若き官僚出身市長の府中市で森永教授が新自由主
義を斬る

http://www.news.janjan.jp/area/0806/0806149648/1.php
さとうしゅういち2008/06/16
獨協大学の森永卓郎教授をお招きして「府中市を考える市民集
会 パート2」が開催されました。広島県府中市の伊藤市長は
今年49歳で国土交通省の官僚のご出身ですが、市政運営には
問題が多い。森永教授は「大規模開発をやめ、生活を支える部
門に財政を集中」など具体的な「処方箋」を示してくれました



府中市長の伊藤吉和さんは今年49歳。国土交通省の官僚のご
出身です。「せんたく」にもご参加されています。

 伊藤市長は、大型事業に固執しています。たとえば、「桜ヶ
丘団地」は大赤字を出しているのに、購入者を紹介してくれた
人に10万円の懸賞金を出すという。ちょっと、「末期的」と
もいえそうな状態なのです。
・10万円ご紹介キャンペーン

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2008年06月15日

NHKの民放化

若者がほとんど観ていないという調査結果に衝撃を受け、
NHKがさらに民放化を推進するようです。

今でも女性アナの勘違いファッションやタレントの起用で
充分に民放化していますが、深夜枠をがらっと変えるとか。
Nスペの再放送などはなくなるかもしれませんね。
視聴率3%のETV特集も、いつまで続けられるか。

考えてもみてください。
こんなに民放のバラエティーが発達した国で、
若者がNHKを観るわけないじゃないですか。

NHKの役割はそういうものではないはずです。
それに、しょせん中途半端なものしかつくれないでしょう。
公共放送の役割とは何か、よく考えてもらいたいものです。     
                                
                                
                                
              川西玲子

 
posted by 風の人 at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

2008年06月14日

イラク特措法基本計画延長閣議決定への抗議声明

自衛隊イラク派兵差止訴訟の会が声明を公表したので、紹介します。全野党も声を大にして、政府に迫るべきです。

太田光征
http://otasa.net/






2008年6月13日

内閣総理大臣 福田康夫 様

違憲のイラクでの空自活動「基本計画」延長閣議決定に抗議する


自衛隊イラク派兵差止訴訟の会
(代表 池住義憲)

 私たちは、4月17日に名古屋高裁で画期的判決を得た原告・控訴人らです。
 
 6月13日の閣議で、航空自衛隊のイラク派遣期間を来年7月末まで1年延長する基本計画の変更を決定したという報に接し、深い憤りをもって強く抗議します。

4月17日に名古屋高裁で言い渡された判決(5月2日確定)では、現在も行われている航空自衛隊のイラクにおける空輸活動を「現代戦において輸送等の補給活動もまた戦闘行為に重要な要素である」と認定し、1997年2月13日の大森内閣法制局長官の答弁に照らして、空自の空輸活動を「他国による武力行使と一体化した行動であって、自らも武力の行使を行ったと評価を受けざるを得ない」とし、憲法9条1項違反との憲法判断を下ししました。(判決文21〜22頁)

 今般の閣議決定は、憲法9条1項違反と厳しく指弾されている航空自衛隊のイラクでの活動を、何ら見直そうともせずに「延長」しようとするものであり、名古屋高裁違憲判決に対する明らかな挑戦です。憲法9条を逸脱した行為をあえて延長し続けることで、違憲状態を既成事実化しようとするものです。
 三権分立を蔑ろにし、立憲主義を踏みにじる暴挙です。

 名古屋高裁違憲判決は、政府が、加害者であることを私たち国民に強い続けることは、国家賠償請求の対象となる違法行為(平和的生存権侵害)となりうることも認めています。もうこれ以上イラク国民を殺戮する行為に加担しないで下さい。憲法で許されない「戦争」遂行者であることを、すぐにやめて下さい。

 違憲のイラクでの航空自衛隊の活動を定めた「基本計画」延長の閣議決定を撤回し、イラクから自衛隊を即時撤退させることを強く求めます。

以上

【連絡先】 自衛隊イラク派兵差止訴訟の会 事務局 
名古屋市昭和区宮東町260 名古屋学生青年センター内
TEL:052-781-0165 FAX:052-781-4334
posted by 風の人 at 07:11 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

2008年06月13日

よど号乗っ取り犯、引き渡しか

1970年、大阪万博の真最中に起きたよど号乗っ取り犯のうち、
「拉致に関わったらしき数人を引き渡す」と、北朝鮮が言っているそう
です。
38年前、孤立の果てに過激化し、北朝鮮に渡った若者達がこういう形で
帰ってくるとは。

実際にはパラパラと帰国しているし、子どもたちも多くが帰国していま
すが、
大々的に帰ってくるのは初めて。
あの時代を思い出して複雑な思いに囚われています。
彼らを北朝鮮に渡らせた「時代」の力を、今の日本人は忘れているか
も。                              
                                
                                
                          川西玲子

 
posted by 風の人 at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般

秋葉原通り魔事件に思う

まず最初に、6月8日に秋葉原で発生した通り魔事件により、お亡くなりになられた方・お怪我をされた方に心よりご同情申し上げます。

亡くなられた7名の内、最初の3人はレンタカーにひかれて亡くなったとの事です。死亡原因が交通事故となるのだと思いますが、犯人は殺人目的で秋葉原に来たと報道されています。この場合自動車任意保険の対人賠償保険が使えるかどうかという問題が発生します。

具体的には、自動車保険約款の賠償責任条項の「保険金を支払わない場合」の「記名被保険者以外の被保険者の故意」に該当するかどうかであります。

これに該当するという方と、該当しないという方がいます。もし今回のケースが、保険金を支払わなくて良いということになれば、運転手が殺人目的で自動車を使用し、殺害した場合は保険金を支払わなくて良いということになり、被害者が救済されないということになってしまいます。

もしそうだとすれば、今回のようなケースでは保険金が支払われるように約款を改定しなくてはなりません。

ずっと以前は、運転手の酒酔い運転や無免許運転は、対人保険は出なかったのでありますが、今は被害者保護の立場より保険金は支払われます。

今回のケースは、約款上どうなのか、交通事故に詳しい弁護士さん等のご教示をお願いいたします。         

                            
永野 勇
posted by 風の人 at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般

NHK番組改編訴訟 逆転敗訴

みなさまご存知のとおり、最高裁におけるNHK番組改編訴訟は、原告側(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)が逆転敗訴しました。

NHK番組改編訴訟の最高裁判決及び東京高裁判決の全文は以下で読むことができます。

■最高裁判決(2008年6月12日)
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=36444&hanreiKbn=01
■東京高裁判決(2007年 1月29日)
http://www.news-pj.net/siryou/2007/nhk-kousai_zenbun20070129.html

また、今回のNHK番組改編訴訟最高裁判決に関する新聞各社ニュース、社説、解説記事、ブログ記事、各資料などを参照するにはNPJの下記一覧が便利です。

■NHK番組改編訴訟ニュース・資料一覧
http://www.news-pj.net/siryou/saiban/index.html#anchor-nhk

上記を含めて今回の最高裁判決の評価について、印象に残った記事、解説、コメントの抜粋を以下に掲げてみます。よろしければご参照ください。

……………………………………………
■『司法の公正性に失望』 番組改変NHK勝訴 原告ら憤りや疑問の声
(東京新聞 2008年6月13日 朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008061302000098.html

「NHKのドキュメンタリー番組をめぐる最高裁判決は、憲法が保障する「表現の自由」から導かれる「編集の自由」を重視、結果的に取材された側の期待や信頼と異なる番組内容になっても、違法ではないと判断した。/しかし、問題の本質は、最高裁が判断に無関係として言及しなかった「政治家の影響」にある。二審判決は、NHK幹部が国会議員に放送前の番組内容を説明した点を重視。幹部が議員の心中をおもんばかって改変を行っ
たと認定し、「NHKは編集権を乱用し、自ら放棄したに等しい」と厳しく批判した」

■番組改変問題 NHK逆転勝訴 『政治とメディア』消化不良
(東京新聞 2008年6月13日 07時05分)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008061390070550.html

「伊藤守・早大教育総合科学学術院教授は、判決が政治介入について判断しなかった点に関して「本質に答えていない。今回のような政治家の発言が問題ない、という方向に動いていってしまうのではないか」と憂慮。「メディアに対する国民の目が厳しくなっている中、NHKは、表現の自由や編集の自由に対する外部からの介入に対し、これまで以上に毅然(きぜん)とした対応が求められる」と指摘している」

「また、評論家・武田徹さんは「(番組改変問題の背景には)総務省が放送局の許認可権を持つ放送法体制があり、放送ジャーナリズム全体にかかわる訴訟だった。現状では放送局が政治家の意見に過剰に反応せざるを得ない面があり、公共財としての放送を守れるような制度設計になっていない。訴訟は放送局の自律について考える機会でもあったが、そこまで議論が深まらなかったのは残念」とし、「司法の問題に矮小(わいしょう)化してしまったマスコミ報道にも物足りなさを感じた」と語った」

■まれにみる稚拙で悪質な最高裁判決――ETV番組改編事件に対する最高裁判決へ
の論評(醍醐聰のブログ 2008年6月13日)
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/etv_b991.html

「国民の知る権利に背く番組改編を憲法が保障した「表現の自由」の名の下に免罪した支離滅裂な判断/そもそも放送法第1条が定めた放送による表現の自由、第3条が定めた放送番組への干渉の排除、自律は今回の最高裁判決自身も指摘しているように、「国民の知る権利に奉仕する表現の自由を規定した憲法21条の保障の下にある」ものである。ところが、本件においてNHKが行った番組改編は、戦時性暴力の実態を伝えようと、被害者である「元従軍慰安婦」と加害者である元日本軍兵士が行った証言をカットするなど、国民が日本の戦争責任を考える上で貴重な意味を持つ証言を切り捨てる改編にほかならなかった。このように憲法21条の目的に反し、国民の知る権利を裏切る番組改ざんまで「表現の自由」を持ち出して免罪した最高裁裁判官の憲法と放送法解釈は稚拙というほかない」

「最高裁判決は政治介入と政治におもねるNHKの体質の免罪符にならない/今回の最高裁判決は先に記したように、本件番組改編への政治家の介入について全く触れていない。しかし、そのことから、NHKあるいは安倍晋三氏ら関係政治家の不当な介入が免罪されたとは到底いえない。今回の最高裁判決も、番組制作に直接かかわった永田恒三、長井暁の両氏が東京高裁法廷で陳述した政治家の数々の介入を裏付ける証言の証拠能力を否定したわけではないから、それらも踏まえて東京高裁が認定した政治家の介入、それを忖度した当時のNHK幹部の政治におもねる根深い体質は消せない事実として記録に残る。さらに、こうした政治におもねる体質を象徴したかのような当時のNHK理事の「政治家への番組の事前説明はNHKの日常業務」という発言についてNHKは今なお、公式に非を認めていない。であれば視聴者は、こうした政治におもねたNHKのジャーナリズムとしてあるまじき行為を長く記憶にとどめ、NHKの優れた番組には激励を送る一方で、政治に弱いNHKの体質を厳しく監視し、視聴者主権の公共放送の実現を目指す行動を続けていく必要がある」

■NHKの全職員が問われている
(ソウル・ヨガ(イダヒロユキ)ブログ 2008年06月13日)
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/503/

「私は、大事な点を無視したという点でこの判決はおかしいといいたいが、もう一点、強く述べたい点がある。/それは、この番組の製作にかかわっていたNHK職員および下請け会社の関係者の責任および、製作に関わっていなかったが、すべてのNHK職員の責任についてである。/まず、町永アナウンサーをはじめとして、編集者、その他、NHKには、下請け会社からあがってきた「放送前の作品」の内容を知っている人がいる。それが、
急に、NHK上司の圧力によって、結果として「放送された作品」に変えられてしまった。/これを知っているものはすべて、本当のことを発言し、改ざんを批判する責任がある。だが、長井暁プロデューサーなどNHKの2人の職員以外は、NHK職員は口をつぐんでいる。これは、犯罪に加担しているという行為に等しい。/勇気をもって真実を話すことができないというような組織でいいのか。そんなことをする自分でいいのか。真実を言ったものを孤立させるようでいいのか。/一人一人の、生きる水準、自分の〈たましい〉に向き合う態度、に関わっている。その人の生きていく上での座標軸がどこにあるかという問題だ。/そこが問われている。」
……………………………………………

東本高志
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2008年06月12日

言論がアブナイ!「伝えるべきことを伝える大切さ」

自由人権協会がペンクラブと共催するシンポのお知らせです。

言論がアブナイ!「伝えるべきことを伝える大切さ」
― 少年供述調書と映画「靖国」を事例に考える −
  (社)日本ペンクラブ/(社)自由人権協会共催

日 時:2008年6月13日(金)18:15開場/
18:45開演/20:45終了(予定)

会 場:大手町サンケイプラザ301/302号室
    東京都千代田区大手町1-7-2
交 通:
 東京メトロ 丸ノ内線
 東京メトロ 半蔵門線
 東京メトロ 千代田線
 東京メトロ 東西線
 都営 三田線
  各線大手町駅下車A4・E1出口直結

JR 東京駅 丸の内北口より徒歩7分

定 員:先着200名(予約不要。当日、直接会場にお越し下さい)

資料代:500円

プログラム:
鑑定医(「少年供述調書」)、映画「靖国」関係者は何を伝えたかった
のか!
言論空間をめぐる自主規制・公的な圧力に抗する勇気ある人々の証言!

第一部「伝える人に聞く」
 崎濱 盛三氏(鑑定医・「少年供述調書」)
 岡田 裕氏(アルゴ・ピクチャーズ代表・映画「靖国」)
  聞き手:吉岡 忍(日本ペンクラブ常務理事)

第二部「伝えることの大切さ」  第一部の3名に加え
 原 寿雄氏(ジャーナリスト)
 伊藤 正志氏(毎日新聞社社会部副部長)
  進行:山田 健太(日本ペンクラブ言論表現委員会委員長)

第一部では本の取材源となった鑑定医、映画関係者が世に伝え訴えた
かったことは何かを聞きます。伝えようとした時にたちはだかるものは
なにか、
民主主義の根幹である「言論の自由」が脅かされつつあるなかで、当事者
の生の声をお届けします。

第二部では第一部を踏まえ、関係者と有識者が一同に会し、「自主規制」
「自粛」の風潮の高まりのなかで、伝えることの大切さをあらためて問
い、
「空気を読みすぎて」閉塞感ただよう今の日本で、改めて「言論の自
由」に
ついて話し合います。

[問合せ先]日本ペンクラブ事務局 TEL 03-5614-5391 FAX
03-5695-7686
 http://www.japanpen.or.jp



(社)自由人権協会
jclu@jclu.org 
105-0002
東京都港区愛宕1−6−7
愛宕山弁護士ビル306
TEL:03-3437-5466/FAX:03-3578-6687
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2008年06月11日

再処理ストップ陳情書、鎌倉市議会に出しました。

日本に住む皆様へ

6/9夜勤の出勤前に慌てて陳情書を出してきました。
鎌倉市議会は6/11から始まるから、
6/10に出す必要がある、と
鎌倉の仲間が教えてくれたからです。

この陳情の動きは、ひとこと署名を集めて、
青森県の全市町村をまわった
武蔵野市にある「六ヶ所村・再処理はいらない!消費者の会」の
呼びかけから始まったものです。

私は、座間市の保育園のお母さん方の要望に真似て、
文章を書きました。
以下、全文ですが、鎌倉の先輩からは、
「「出してしまう」ものは核廃棄物ではない」
とご指摘を受けました。
さらに手直しが必要です。

今、全国で2市町村が意見書を送ったようです。
http://homepage3.nifty.com/gatayann/a%20word.html

先ほど消費者の会の方から、
議員への意見陳述の際に配る資料が届きました。

消費者の会の方も、今回の陳情に喜んで下さいました。

目的は下記。
「採択・不採択など結果にこだわらないで出して下さい。 この問題はほとんどの議会で議論されていません。請願(陳情)することによって議会で議論されます。」

以下全文。
=========================

食の安全確保のため、膨大な放射能を放出している青森県「六ヶ所再処理工場」の稼働の中止と
その閉鎖を求める意見書の提出を求めることについての陳情


1,陳情の要旨
一. 貴議会におかれましては、鎌倉市民の食の安全を確保するため、膨大な放射能を放出している青森県「六ヶ所再処理工場」の稼働を一刻も早く止め、閉鎖することを求める意見書を、内閣総理大臣及び経済産業大臣に提出すること。

2,陳情の理由
鎌倉市は、1958年8月10日、核兵器の禁止と世界恒久平和の確立のために、全国で初めて、平和都市としての宣言を高らかに全国へ発信いたしました。この宣言は、市民有志の請願を、市議会が全会一致で採択し、市が宣言したものです。また、鎌倉市は、1973年11月3日、平和都市宣言に基づき、平和文化都市としての風格を保ち、その発展を願う鎌倉市民憲章を制定しました。
世界で唯一原子爆弾を落とされた国として、鎌倉市が日本の非核三原則を厳しく要求し、全ての核保有国に対し、核兵器の廃絶と軍縮、世界平和を願う理念を持っていることを、私達は本当に誇りに思っています。
同時に、鎌倉市が、平和都市宣言と市民憲章に基づき、市民平和文化展や鎌倉平和推進実行委員会などの公募を行うと共に、市民と協働で平和推進事業を企画企画運営していることも、大変心強く思っております。

一方、我が国の核利用の動きの1つとして、青森県六ヶ所村では、核燃料再処理工場において使用済み核燃料からプルトニウムをつくりだすアクティブ試験が第五段階に入りました。しかしながら、第四段階で指摘された再処理過程で生成される高レベル放射性廃液のガラス固化の不備をそのままにして最終段階に移行したことに、私達は強い危機感を抱いています。このガラス固化体については、専門家の間でも安定した状態で保管することはおよそ不可能であるという意見が多く出されています。更に、先日は再処理工場のある六ヶ所村の直下に、M8クラスの大地震警戒を要する活断層が存在する可能性があるという学術発表もありました。更に大きな問題は、再処理工場の稼働により放射能の放出量が現存する原子力発電所の一年分に匹敵する核廃棄物を一日で出してしまうという点です。希釈したとしても、確実に核廃棄物は増え続けます。この六ヶ所村と鎌倉市は、海で世界と繋がっています。海や空にこれほど大量な放射能を毎日出し続けることは、自然界のあらゆる生き物が、いづれ将来的には被爆する可能性があるということになります。
 私達は、鎌倉市が非核の平和都市宣言の理念に基づき、核のない平和な世の中を望む都市を代表し、直ちに再処理工場の稼動を停止するよう青森県に対して要求することを期待するとともに、鎌倉市議会として、再処理工場稼動に反対する決議をしていただきたいと強く要望いたします。

2008年6月9日
提出者
豊田 義信  他1名

鎌倉市議会議長 松中健治様
=========================

以上です。
湘南や我孫子など、各地に広がることを期待して。

豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
●祝 鎌倉市平和都市宣言50周年(日本初)●
●2010年 あんぽ条約50周年改定でなく平和条約でいこ●

平和つむぎブログ http://heiwa0.seesaa.net/
鎌倉平和都市宣言と市民憲章 http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kids/jh/kjh121.htm
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
政治の変革をめざす市民連帯 http://www.geocities.jp/citizensolidarity
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 http://www.haheisashidome.jp/
ナマケモノ倶楽部 www.sloth.gr.jp/
greenz http://www.greenz.jp/
命どぅ宝ネットワーク http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/6398/
秋野豊メモリアルコンサート http://akinomemorial.com/
正木高志 http://masakitakashi.com/
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2008年06月10日

小選挙区制神話―Hatena::Questionリテラシー

小選挙区制に限りませんが、ウェブ上の選挙制度に関する記述には不正確なものが結構目立ちます。Hatena::Questionの下記質問に対する回答の中で示された参照先サイトもそう。

小選挙区制と大選挙区制の長所・短所がわかりやすく解説されているページはありませんか?
http://q.hatena.ne.jp/1127044772

このHatena::Questionのページがキーワード「小選挙区制」のGoogle検索で上位表示されるものだから、影響力が無視できません。

上記参照サイトでは、例えば、比例代表制だと「少数政党の乱立で政局が不安定」という記述が見られますが、各国の選挙制度史を実証的に検証すれば、必ずしもそうはいえません。

小選挙区制であれば選挙費用が少なくて済む、という説明もありますが、これも実態に合いません。

小選挙区比例代表併用制が有権者一人一票制という記述なども誤りです。

小選挙区制について実証的な説明をしているブックレットを紹介します。どの図書館にも置いてあるでしょう。

石川真澄『選挙制度』(岩波ブックレットNO.172、1990年)
石川真澄『小選挙区制と政治改革』(岩波ブックレットNO.319、1993年)

これらを参考にして書いたのが、下の記事です。ご参照ください。小選挙区制にまつわる神話を説明しています。

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215

太田光征
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秋葉原通り魔殺人事件はなぜ起きたか

国家公安委員長が秋葉原通り魔殺人事件について、
「社会で取り組むべき問題があるかどうか調査したい」
と述べたというニュースを聞いて唖然としています。

そんなこと、誰の目にも明らかじゃないですか。
「派遣」ですよ、「派遣」!
加藤容疑者が身分の安定したが正社員だったら、
果たしてああいう凶行に及んだかどうか。

普通の若者を非正規雇用に追い込んで、
「能力が低いんだから仕方がない」と言ってきたツケが、
今回って来てるわけです。

この話題がマスコミでほとんど出ないのは異常です。
誰に遠慮しているんだか。                    
                                
                 
                 川西玲子

 
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2008年06月09日

人が生きるために…中村哲さんの終わりなき戦い

友人の高橋友美さんが、中村哲さん講演会の感想とともに、彼とペシャワール会の活動を年表にまとめた文章を書かれました。優れているので、紹介します。

そもそも、イラクなどにしてもそうですが、日本は、アフガニスタンに対して、「復興支援」ではなく、「損害補償」をしなければならない。

地球温暖化被害などの「補償」を彼らペシャワール会に負わせているのが今の日本人。性質が悪いことに、日本政府は陸自の派遣―偽装国際貢献―でさらに彼らに迷惑をかけようとしている。

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/
第1回活憲政治セミナー「地球温暖化問題から取り残される日本の政治」報告
http://kaze.fm/wordpress/?p=219
太田光征



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人が生きるために…中村哲さんの終わりなき戦い


「農業=食糧を生産する営みは、誇張なく、人類生存の根幹に関わるものである」 
「戦争による破壊的状況が拡大する中で、我々の事業は、戦争という暴力に対する「徹底抗戦」の意味を帯びた」(中村哲さんの著書より)

 アフガニスタンで医療活動を行っているペシャワール会代表の医師中村哲さんの講演会が、6月1日、我孫子市で行われたのですが、お話を聞いて私はほんとうにびっくりしました。

 2000年にユーラシア大陸を襲った未曾有の大旱魃と飢餓。診療所に辿り着いたものの、飢えと渇きで力尽き感染症に命奪われて母の腕の中で冷たくなっていく子どもたち。外を見やれば見渡す限りの緑は茶色く枯れ果て、飢えた村人が離散してある日忽然とひとつの村が消えていきます。でもそれは決して一時の大災害ではすまなかった。
 なぜならそれは、地球温暖化による気温上昇が招いた旱魃であり、砂漠化であったから。年追うごとに、命の水を蓄えている山々の雪線が上昇し、雪解け水が大洪水とともに一瞬にして流れ去り、地下水位が下がるばかりであったから。

 ここにおいて、病から人々を救うべく長年活動してきた中村さんは、病よりもなお惨く命を脅かすもの=飢餓との戦いを決意します。水と食糧。生きるためぎりぎり最低限のものを獲得するために、刻々と不気味に進行する砂漠化をなんとしても食い止め、命の糧を産み出す緑の大地を回復しなければ。
 こうしていつしか中村さんは、用水路建設と人類生存の可能性を切り開く戦いの最前線で声を枯らし、力の限りに陣頭指揮をふるっていたのでした。それは、中村さんも自覚されているとおりこれから長く長く続いていく終わりなき戦いです。そしてそれは、気の毒な国アフガニスタン固有の問題ではなく、近い将来に人類が紛れもなく直面するであろう問題なのです。中村さんのお話を聞きながらそのことに卒然と気づいて、私はほんとうにびっくりしたのでした。

 ああ、でも残念ながら、アメリカも日本も国際社会も国際支援団体も、この私とさほど変わらぬ無知無頓着ぶりであるようです。中村さんらの奮闘の日々に、彼らと私たちがいったい何をしてきたか。中村さんのお話とその著書「医者、用水路を拓く」(石風社)の中から年表風に拾い出してみますので、とくとご覧ください。日本の動きについては他資料も参考にしました。間違いなどありましたらご指摘いただければ幸いです。

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1.1980〜90年 ハンセン病治療からアフガニスタン無医地区での医療事業へ

(前史:19〜20世紀初頭のアフガニスタンは三度の対英戦争を戦い、あの大英帝国に痛手を負わせて独立を達成)
1979〜89年 ソ連軍アフガン侵攻。旧式ライフルしか持たないイスラム教徒ゲリラ(農民兵)に、軍事超大国の精鋭部隊が撃退されて、89年10万のソ連軍が撤退。
その後のアフガニスタン国内は各派の勢力争いにより内戦状態が継続。
90年代半ばよりタリバーンが勢力を伸ばし首都カーブルを制圧、次いで国土の9割を実効支配。 (地域の伝統的自治組織と政治交渉、自治を保障してから進駐するやり方。アフガニスタンはどんな政権下でも中央集権国家ではなかった)

このソ連侵攻の最中84年に、パキスタンの都市ペシャワールを拠点に中村医師がハンセン病治療を開始。
後にアフガン難民の治療も開始。この経験に基づき、ハンセン病だけでなく一般伝染病も含めた治療へと方針転換。
アフガニスタン東部山岳地帯の無医地区に次々奥地診療所を開設して住民の絶大な信頼を得るとともに、ペシャワール医療基地病院も建設。

2.2000年 大旱魃の襲来、医療事業に加えて水源確保事業を開始

アフガニスタンは国土の8割が山岳地帯、国民の8割が農民1割が遊牧民。かつては100%近い自給率の農業国。
4〜7000m級の山々に降る雪が天然の巨大貯水槽として機能し、雪解けとともに年間途切れることなく水を供給して農耕を支えてきた(カネはなくとも生きていけるが、雪がなければ生きてはいけない=アフガニスタンの有名な諺)。
ところが2000年アフガン大旱魃により、人口の過半数1200万人が被災、400万人が飢餓線上、100万人が餓死線上という大惨状を呈する(WHO報告)。この年以降自給率60%を切る。
栄養失調と脱水から感染症にかかってあっけなく落命する小児多数。畑を捨て流民化した村人が都市に流入。
首都カーブルに百数十万の旱魃避難民。市内でも水欠乏と感染症が多発。

 7月、ペシャワール会では残った村人を集めて飲料水源確保事業に着手。
以後戦乱の中にあっても一貫して、井戸の掘削やカレーズ(伝統的地下水路)の復旧を着々と実行。

3.2001年 アメリカの報復空爆下、国内避難民に決死の食糧配給

1月 タリバーン政権に対する国連の経済制裁が発動(前年、米駆逐艦に自爆攻撃をしたアルカイダを匿ったとして)。
これを契機にタリバーン主流が穏健派から急進派に一転。
飢餓難民に対する援助どころか食糧制裁まで課せられたことで、国際社会に対するアフガン国民の怒りと不信も沸騰。
国連制裁と同時に(退去義務のない)欧米の非国連団体までが、困窮する難民を尻目にカーブルから続々自主撤退。
百数十万の避難民で溢れる首都カーブルが無医地区と化す。
 
9月11日 米国で同時多発テロ。直後にアルカイダの犯行と名指し。 
10月7日 米英軍によるアフガニスタンへの報復爆撃開始。翌日、小泉首相が空爆支持を表明。
10月13日 中村哲医師、国会参考人質疑で自衛隊派遣は有害無益と発言。
10月29日 日本で対テロ特別措置法成立。
        同法に基づき自衛艦が米補給艦に燃料を無償補給。航空自衛隊が米軍兵士を輸送。
11月    タリバーン政権崩壊。歓呼して進駐軍を迎えるカーブル市民、ブルカを脱ぐ女たちの映像が繰り返し放映。 
      (実は戦わない意思表示。タリバーンの進駐時も歓迎していた。ブルカは慣習。脱いだのは都市のごく一部)
12月    暫定政権樹立。
12月    日本で国連平和維持(PKO)協力法改正(武器使用制限の緩和、PKF本体業務への参加)。

3月 ペシャワール会は撤退する欧米諸団体と逆行して、カーブル市内に5つの臨時診療所を開設。
9月 日本人は国外退去やむなきにいたるが、空爆があっても国外に逃げられず飢えを待つばかりの国内避難民に
食糧を緊急配給することを中村医師が決断。日本国内にて緊急支援金を募る(募金額6億円に)。
ペシャワール会アフガン人職員20名の決死隊が敢然として、空爆下のカーブルで避難民16万人に食糧配給を行う。 
(カーブル市長再三の懇請にもかかわらず、国際赤十字は食糧配給を拒否して豊富な食糧倉庫を開かなかった)

4.2002年〜 旱魃の進行、総合的農村復興事業「緑の大地計画」を開始

2002年    アフガニスタン復興支援東京会議。アフガン復興ブーム。国連難民高等弁務官事務所による
難民帰還プロジェクト(200万人の難民を1年間100万人のペースで帰国させると発表)
          2003年、140万人が帰還と高等弁務官事務          所が発表。
          2005年、500万難民の存在をパキスタン政          府が訴え(飢餓難民の再流出)。
          アルカイダ掃討作戦のための米軍兵士、この時点          で12000名。
2003年3月 米英軍によるイラク攻撃開始。小泉首相がただちに支        持を表明。
      6月 日本で有事法制関連三法成立。 
      7月 日本でイラク特別措置法成立。同法に基づ  
         き、空・陸・海すべての自衛隊にイラク派遣命令。
2004年    新憲法制定。大統領選挙でカルザイ氏が当選。
2005年    米軍兵士、この時点で18000名。外国兵士計41000名(07年には50000名に)
2008年1月 日本で新テロ特措法が成立。インド洋で海上自衛隊に        よる補給活動再開。

東部国境山岳地帯への激しい空爆。戦火の拡大。クラスター爆弾。過去最悪の治安状況。
絶え間ない誤爆の数々。ペシャワール会の用水路建設現場が、米軍ヘリの機銃掃射を受けたこともあった。

旱魃の進行。雪解け時の大洪水でいっきに雪が消えてしまう。雪線の上昇、氷河の後退。
地下水位のさらなる低下。地下水利用の限界。大洪水による取水口の破壊。広がる砂漠化。
旱魃によりムギを作れず、乾燥に強いケシ畑がいっきょに拡大(タリバーン政権下でケシ栽培はほぼ絶滅していた)。
しかし復興支援団体は農村の用水路回復どころか、首都カーブルを出ずに男女平等論議、学校教育論議。

中村医師は、食糧緊急支援に寄せられた「いのちの基金」6億円を投じて、農業復興に全力を尽くす方針を固める。「緑の大地計画」基本方針 (医療活動ももちろん継続)
1 試験農場  乾燥に強い作付けの研究 
2 飲料水源事業(地下水利用)  現在の事業(井戸、カレーズ)を継続、総数2000箇所をめざす
3 灌漑用水事業(地表水利用への転換)  井堰、溜池の建設、大河川からの取水 用水路建設

1の成果: 試験農場8000uで研究成果をあげたサツマイモ、水稲、大豆について、2006年から普及をはかる。
サツマイモの種芋や発芽可能な蔓が農民に続々盗られるほどの人気。茶の栽培。主食の小麦の増収も見込めてきた。

2の成果: 1500箇所まで達成。

3の成果: 2003年3月19日、米軍イラク攻撃の前日に用水路建設の着工式を行う。
中村医師を先頭に、日本人ワーカーと用水路建設を聞きつけて帰ってきたアフガン人の元難民多数が奮闘して、
水量豊かな大河川クナール水系から取水する用水路を、日本の伝統工法である柳技工と蛇籠工で施工。
水路沿い125000本の柳が木陰を作り、蛇籠の石の間や水路の底にくまなく根を張って水路を補強している。
2007年4月現在、第1期13kmが完成。直接潅漑面積900ha、下流域6000haが潅漑可能となる。
噂を聞いた農民が続々帰村し、奇跡のように緑の畑が蘇る。現在第2期7kmに着工中。


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 以上いささか細か過ぎたきらいはありますが、報道の陰に隠されて全く知らされなかった事実を読み取っていただければ幸いです。

 思えば私が中村さんの名前を覚えたのはやはり2001年の参考人質疑の折。中村さんが激しい違和感を覚えたという対テロ戦争の異様な狂騒に包まれて、私は言い知れぬ怖さを覚えつつ、このように正気の方がおられるのだと深く心に刻んだことを思い出します。しかしそれでもなおアフガン状勢もペシャワール会の活動も本当のところを何も知らなかった、と今にして恥じ入る思い。そして改めて中村さんらの活動に大きな希望を見出すものです。
以下、そんな私の感想を若干付記させていただきます。

 今や60%を切ってしまったアフガニスタンの自給率。すでに40%を切ったといわれる日本の自給率。なぜアフガンの人々が飢えて私たちが満腹飽食できるかといえば、金で買えるか否か、ただそれだけの差。けれどもひとたび地震が起きたら、原発事故が起きたら、あるいは当然ありうることとしてその両方が同時に起きたら、大恐慌が起きたら、戦争が起きたら、世界的な不作になったら、すでに農業者さえ殆どいないこの国の悲惨は、アフガニスタンの比ではないかもしれません。こんなにも恵み豊かな自然条件下にあって、農業=食物を生産する営みをやすやすと放棄した私たちが、いざとなったら何とかやれるはずなんてないのですから。この国だけが温暖化の影響を免れる保障もないのですし。

 けれども本当のことをいえば、一見天与の条件と見えるものさえも、水をなだめて水を制し、営々と木を植えて森を作り、ひとくれの土さえ惜しんで耕地を広げてきた先祖たちのたゆまぬ努力の賜物であったようです。江戸時代と戦中戦後に先祖の飢えを満たしたサツマイモが、今アフガンの人々を救う巡り合わせに思いを馳せ、ほんの何世代か前まで飢饉を生き延びてきた私たちの先祖を思います。その伝統的農業土木技術が医師中村哲氏の手で発掘されて異国に蘇る不思議と、先祖の汗も涙も知らぬげにグルメにうつつを抜かす私たちの決定的な愚かさを、つくづく噛みしめる思いです。

 中村さんの言うとおり、「雪(水と自然)はなくとも生きられるが、カネがなければ生きられない」との思い込みに支配された私たちであることは間違いありません。この抜きがたく強固な思い込みがいついかなる経緯で誰によって植えつけられたか、興味あるところです。ともに植民地時代のアジアで独立をまもった希少な国とはいえ、マネー信仰と欧米流価値観をいち早く体得することで生き延びた日本と、今世紀に至るまで自給自足的農業国であり続けたアフガニスタンは、この点で正反対。どこか古武士の風格を宿す中村医師がかの国に惹かれる理由も、ひょっとしてこの辺にあるのかもしれません。

 さらにひょっとしてひょっとして、時の最強国が山岳地帯の貧乏国に繰り返し攻め入る奥底に、欧米流価値観による支配への執念があったかも?アフガニスタンはいっかな価値観を変えず言うことをきかない頑迷で「自由」のない国だから…?
それが証拠といえるかどうかはわかりませんが、「解放」軍がもたらした「自由」は、ケシ栽培の自由であり(解放後に復活したケシはたちまち世界の大麻生産の93%に)、外国人相手に売春する自由であり、寡婦が物乞いする自由であり、カーブルの一部金持ちが贅沢をする自由であったとのこと。そういえば、アフガン報復爆撃の作戦名はその名も、「不朽の自由作戦」でした!

 イラク「解放」後の略奪行為を、「それが自由だ」と言い放った米政府高官があったから、彼らの「自由」とはつまりそういうものなのでしょう。カネに頼らなければ生きられなくなる不自由とセットになったカネ儲けの自由。そのためには手段なんぞ選ばない自由。ケシの現金収入はムギの100倍だそうです。ケシは食べられないけれど。

 しかしそれでもなおアフガニスタンの人々は国家を信用していないし、期待もしていない。福祉も家庭や地域で賄っていると聞いて、なぜかちょっと嬉しくなってくる私でした。近代憲法の精神に照らして、国家への不信はよいセンスですよね。
その国家権力に枷をはめる憲法の本質からすれば、武力の放棄こそ最上の手枷足枷なのでは?「きちがいに刃物」を持たせないという意味で。三権分立による権力相互の牽制なんて、絵に描いた餅みたいに全然機能していないのだから、武力放棄のない憲法なんて…ねえ!
 
 ちなみに中村さんはこう語っておられました。憲法9条は、先の戦争における日本とアジア2000万の犠牲の上に立てた位牌のようなもの。もう絶対に戦争は嫌だという人々の切なる思いの結実。これを捨て去ることほど愚かなことはない。捨てるかどうかを決める前に、アメリカ合衆国51番目の州になるか否かを国民投票すべきであると。

 ところでまた憲法前文に「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり…」とあるけれど、このような国民国家のあり方が本当に「人類普遍」の原理なのでしょうか。中村さんのお話を聞き、遠い遠い国だったアフガニスタンへの思いが変化するにつけ、こんな疑問がうかんできました。人類というより欧米起源の思想であることは少なくとも事実だし、彼らが高圧的に押し付けてくる価値観たとえば「自由」のいかがわしさはすでに見たとおりだし(貿易の自由、金融の自由、企業買収の自由その他もろもろも)、「国民の代表者」が決して私たちの代表者でないことも周知の事実なのですが…。だからといってすぐさま日本国憲法前文をどうこうすべきというつもりはありませんが、これからも考え続けてみたい疑問です。

 それにしてもアフガンの人々も「人類普遍の原理」に従い、古臭い地縁血縁関係を捨て去り、国家に「信託」すべきなのでしょうか。なんだかもったいない気が・・・。中村先生のアフガン贔屓が伝染したかしら?

 以上思いつくままの感想でした。講演会のタイトル「アフガンの地から平和憲法を考える」にちなんで、勝手放題の憲法談義までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 そうだ、最後にもうひとつだけ。絵本 「せかいいちうつくしいぼくの村」(小林豊作・絵 ポプラ社)をご存知ですか。果物がたわわに実って胸に染みるほど美しいアフガニスタンの村が描かれています。ぜひ一度ご覧ください。                                 
2008年6月6日   高橋友美
          
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2008年06月03日

第1回活憲政治セミナー写真速報

皆さん

こちらをご覧ください。詳しい報告は後ほど。
http://kaze.fm/wordpress/?p=196

太田光征

小選挙区制の廃止へ向けて
http://kaze.fm/wordpress/?p=215
posted by 風の人 at 21:55 | Comment(0) | TrackBack(5) | 一般

劇団「四季」、 昭和の歴史三部作を上演中

劇団「四季」が創立55周年を記念して、
昭和の歴史三部作を上演中です。
先日、満州を舞台にした「李香蘭」の公演が終わり、
今は二作目の「異国の丘」を上演中。
シベリア抑留を描いた物語です。

そして七月からBC級戦犯を扱った「南十字星」です。
「四季」のやっていることが全ていいとは思いませんが、
何はともあれ昭和の歴史を伝えるミュージカルを、
この規模で上演できるのは「四季」ならでは。
皆さんも是非。

詳しくはこちらで
http://www.shiki.gr.jp/sanbusaku/
                
               川西玲子

 
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