2013年12月26日

沖縄県知事 仲井真弘多様:戦後初めて基地を受け入れた沖縄県知事とならないように

沖縄県知事 仲井真弘多様

 貴職は安倍晋三首相との会談で、環境保全の日米特別協定の交渉開始や普天間飛行場の5年以内の運用停止「努力」など、政府提案を積極的に評価されています。

辺野古埋め立て承認へ 知事あす表明 - 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217161-storytopic-53.html

 しかし、当時の橋本龍太郎首相が1996年に5〜7年以内の普天間飛行場返還で米国と合意したものの、実現していないことから明らかなように、今回の「努力」約束も空手形に終わるのではないでしょうか。

 また環境特別協定といっても、日米地位協定に裏マニュアルがあるように、表向きの環境特別協定が実効性あるものになる保障はありません。

秘密法案と報道 国の強権行使を許すな(日米地位協定の裏解釈マニュアルである「日米地位協定の考え方」)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215210-storytopic-11.html

 琉球新報東京支社報道部長の島洋子氏は12月21日の都内での集会で、「沖縄県が普天間飛行場の名護市辺野古への移設を受け入れてしまえば、沖縄県が戦後初めて基地を受け入れてしまうという、歴史の岐路に立たされています」と語っています。

20131221 UPLAN 【第1部】特定秘密法廃止へ「世直し弁護士と共に日本国憲法を活かすフォーラム」
http://youtu.be/JU7kVN3fMco?t=1h31m04s

 貴職が辺野古埋め立てを承認することで普天間飛行場の辺野古への移設を容認すれば、貴職は「戦後初めて基地を受け入れた沖縄県知事」として歴史に名を残すことになるのではないでしょうか。

 そのような不名誉を欲するはずがありません。貴県の民意に従って、辺野古埋め立ては承認されないよう、お願いいたします。

2013年12月26日

太田光征

知事公室 基地対策課/沖縄県
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/
知事公室基地対策課(代表)
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2 行政棟6階(南側)
電話番号:098-866-2460
FAX番号:098-869-8979

posted by 風の人 at 16:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍基地

2013年09月12日

緊急共同声明:京都府京丹後市・経ヶ岬での米軍基地建設計画の中止・撤回を求めます

◇「私達住民はカヤの外に置かれたままです。地元住民をないがしろにするのもいい加減にして頂きたい」(地元「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」)

◇設置予定のXバンドレーダーは1000km先の10cm単位の物体を識別する極めて強力なものであり、人体や日常生活、漁業、動植物や自然環境への悪影響の可能性が指摘されてきた。

◇ユネスコの支援を受けた世界ジオパークネットワークの審査により認定された「世界ジオパーク」の1つ、「山陰海岸ジオパーク」に建設予定地は含まれている。

◇設置されるのは米軍の長距離レーダーであり米国本土防衛のためのもの。

太田光征

▼共同声明事務局「知るために」
http://peacetango.exblog.jp/20997116/
▼スワロウカフェ「京丹後市・経ヶ岬での米軍レーダー基地建設を止めるために」
http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/32401832.html
▼スワロウカフェ「スワロウカフェ、経ヶ岬と高島を行く。」
http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/32548572.html

以下、転送

・・・・・・・・・・・・・・
□ ■ 緊急共同声明と賛同の呼びかけ ■ □

 日米両政府は、京都府京丹後市経ヶ岬(きょうがみさき)に米軍基地の建設を計画しています。それに対し、京都府知事、京丹後市長は稚拙で拙速な調整を進め、この9月にも正式な受入表明をしてしまう可能性があります。そこで、有志により、計画自体の撤回・中止を求める緊急共同声明を発表いたします。
 ついては、共同声明への賛同人を募集します!「呼びかけ人」は、賛同人氏名とメッセージを添えた共同声明文を、防衛省、京都府、京丹後市へ提出します。また、Webサイトでも公開します。一次締切は、京都府議会開会前の、9月16日(火)とさせていただきます。
 賛同いただける方は、 mamorekyogamisaki@hotmail.co.jp まで以下の点をお伝え下さい。
(1)氏名または団体名:
(2)ご所属など(任意):
(3)防衛省、京都府、京丹後市へのメッセージ:
(4)上記(1)(2)(3)それぞれについて公開・提出してよいかどうか: 

 どうぞよろしくお願い致します。

緊急共同声明事務局
http://peacetango.exblog.jp
mamorekyogamisaki@hotmail.co.jp

□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ 

《緊急共同声明: 京都府京丹後市・経ヶ岬での米軍基地建設計画の中止・撤回を求めます》

 2013年2月、日米首脳会談で米軍の早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」を日本国内に追加配備することが「合意」されました。両政府は京都府京丹後市経ヶ岬(きょうがみさき)にある航空自衛隊経ケ岬分屯基地を配備先とし、京都府、京丹後市などと調整を続けています。既存の自衛隊基地内に米軍レーダーを設置するだけでなく、レーダーの運用のために必要な管理棟、宿泊施設、冷却装置や電源設備などを設置・建設するため、防衛省は約5haの民有地を買い上げ・借り上げて、米軍基地へと拡張する計画になっています。

 この計画が発表された後、京都府・山田啓二知事と京丹後市・中山泰市長は異例のスピードで受け入れに向け調整を行なってきました。その結果、十分な市民への説明や協議を行なわないまま、山田知事は「(京丹後市の)条件に政府がしっかり対応するなら、受け入れに必要な協力ができる」と受け入れの意向を表明しました(京都新聞8月1日)。

 私たちは、京都府京丹後市・経ヶ岬での米軍基地建設に反対します。

 第1に、経ヶ岬周辺の地元の方々は、この計画をまったく了承しておらず、また、防衛省、京都府、京丹後市による稚拙で拙速な進め方に怒っています。たとえば、地元「宇川」地区の住民らによる「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」は、「私達住民はカヤの外に置かれたままです。地元住民をないがしろにするのもいい加減にして頂きたい」と述べています(※1)。これまで、防衛省、京都府、京丹後市は、形式的な住民説明会を数回開催してきました。しかし、説明会では、住民のほとんどから反対や疑問、計画の撤回を求める意見が出されています(※2)。京都府知事は京都府を代表して受け入れの意向を示していますが、そうであれば、広く京都府民の意向を確認するべきです。しかし、京都市内では一度も説明会は開かれておらず、『きょうと府民だより』などの広報誌での情報提供もなされていません(9月5日時点)。防衛省、京都府、京丹後市による計画の進め方は、地元のみならず京都に生きる全ての人々の声を無視する、民主主義に反する行為です。
※1 米軍基地建設を憂う宇川有志の会「ビラ第7号」(2013年8月1日)
http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/32080834.html
※2 毎日新聞8月19日、京都新聞8月8日。また、8月7日の説明会録画映像を参照して頂きたい。
「(19分)20130807 京都府京丹後市 エックスバンドレーダー(と言う名の米軍基地)配備に関する説明会」 http://www.youtube.com/watch?v=s0QDDpJpWyw
「(2h27m)20130807 京都府京丹後市 エックスバンドレー(と言う名の米軍基地)配備に関する説明会―質疑―」 http://www.youtube.com/watch?v=x3sLu3_y3wM

 第2に、米軍基地建設に伴う、周辺住民の健康や生活、動植物や自然環境への影響が十分に調査、検討されていません。設置予定のXバンドレーダーは1000km先の10cm単位の物体を識別する極めて強力なものであり、人体や日常生活、漁業、動植物や自然環境への悪影響の可能性が指摘されてきました。京都府は専門家を集めた参与会による検討を行ないましたが、参与会が参照し分析した主な資料は、計画を進めている防衛省の説明やレーダーの開発会社であるレイセオン(Raytheon)社のホームページからの情報でした。にもかかわらず、参与会は「生体等への影響は考えにくい」と結論づけています(京都府参与「TPY-2レーダーの電磁波の影響に関する参与会の意見」2013年7月※3)。参与会の意見は、客観性や科学的根拠を欠くものです。また、建設予定地の経ヶ岬には希少野生動植物に指定されている「ハヤブサ」が棲息しており、その周辺には絶滅危惧種のアベサンショウオの生息地、鳶や鷲、希少種の多い砂浜など貴重な生態系があります。レーダーそのものの影響だけでなく、建設や運用に伴う排水、粉塵やオイル、押
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※3 http://www.pref.kyoto.jp/somucho/documents/xband_20130730.pdf

 第3に、米軍建設予定地周辺の美しく豊かな自然や文化遺産を保護しようとしてきた人々の思いや取り組み、京都府や京丹後市の政策と、米軍基地建設は相容れません。まず、ユネスコの支援を受け、地球科学的な知見から重要な自然遺産の保全や教育への活用を行なっている世界ジオパークネットワーク(Global Network of National Geoparks)の審査により認定された「世界ジオパーク」の1つ、「山陰海岸ジオパーク」に建設予定地は含まれています。経ヶ岬とその周辺は、世界的にみて保全が求められる自然遺産なのです。また、計画地は丹後天橋立大江山国定公園の域内にあり、自然公園法に基づき保護されるべき土地です。さらに、建設予定地の真横には、清涼山九品寺(通称「穴文殊」)がありますが、京都府は穴文殊を「緊急に保護を要する地形・地質・自然現象」に定め、「レッドデータブック」に登録しています(※4)。美しく大きな老松は「京都の自然200選」に選ばれた穴文殊が誇るものですが、米軍は安全上(防衛上)の問題からこれを切り落とすよう求めるのではないかという情報もあります。予定地周辺には、「日本の棚田百選 
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※4 京都府「京都府レッドデータブック」 
   http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/geo/db/sur0060.html
※5 京都府「袖志の棚田」 http://www.pref.kyoto.jp/furusato/15600037.html

 第4に、安全保障政策をめぐる問題です。京都府知事、京丹後市長は、建設される米軍レーダー基地が日本の安全保障のために必要という防衛省の説明に一貫して理解を示してきました。しかし、設置されるのは米軍の長距離レーダーであり米国本土防衛のためのものです。また、「過度な沖縄の基地負担」を考慮して米軍基地建設を容認するといった意見もありますが(※6)、新たな米軍基地建設を正当化するために「沖縄の基地負担」という言葉が使われていることに強い違和感を持ちます。さらに、京丹後市民が米軍の事件・事故への不安を述べたのに対し、防衛省は「日米地位協定により処罰が疎かになったり、犯罪を犯した米軍が訴追や裁判等から守られているといった事実はありません」と言い切っていますが(※7)、沖縄の現実を見ればこれが虚偽の説明であることは明らかです。私たちは、沖縄からの「基地・軍隊は要らない」という声を聞き、学び、沖縄にも京丹後市にも「基地・軍隊は要らない」と主張するべきです。オスプレイの沖縄配備に反対もせず、沖縄の米軍基地撤去をこれまで求めてこなかった政府、政治家や行政が、「沖縄の基地負担軽検
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posted by 風の人 at 00:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 米軍基地