2008年06月01日

「ジャパニメーションはなぜ敗れるか」

最近発見したお勧め図書のご案内です。
「ジャパニメーションはなぜ敗れるか」
(大塚英志、大澤大信亮著 角川oneテーマ21 )。

「戦後日本マンガ・アニメのスタートは、
ディズニーアニメの模倣と戦時下の統制にあった」という、
日本人が忘れている(知らない)事実から書き起こして、
今進められているアニメの国策化と排他的ナショナリズムは、
日本アニメの衰退を招くだろうと警鐘を鳴らしています。

また次のような重要な指摘も見られます。
日本人はとかく「中国にパクられるとマジ切れするのに、
アメリカにパクられるとデレデレする」。
今や無意識レベルにまで到達した、
脱亜入欧的対米コンプレックスを突いて秀逸です。

これを克服しなければ日本アニメの未来は危うい! 
新書で780円です。
               川西玲子
 
posted by 風の人 at 19:44 | Comment(1) | TrackBack(2) | 一般
この記事へのコメント
初めまして!
TBさせていただきました。

脱亜入欧的対米コンプレックス
はアニメに限らず政治や経済の
面で様々に起こっていますが
一元化は非常に危険な傾向ですよね>_<
Posted by ちぇこ at 2009年04月13日 13:43
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