2008年03月08日

憲法を知る学習会での涙

皆様

3/4、船橋での千葉県生協連主催の伊藤真塾塾長講演会へ参加して来ました。
講演会の後、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による「愛のあいさつ」等の演奏がありました。

以下、報告です。「」内は私のメモによるもので、心に残った塾長の発言要旨です。
一字一句正確なものではありませんが、ご了承下さい。

「人間は戦争してはならない。この1点はどうしても譲れない。」
「『戦争は最も人間的な行為』と言う改憲派の学者。一方で『戦争なぞせず、貧困対策を』と言う9.11被害者の遺族がいる。」

「1874年の台湾出兵以来、71年間アジアへ侵略し続けてきた日本。それが61年前の憲法で戦争しない国となった。」
「教育を利用した国が教育内容に介入しない国となり、地方自治を保障し、差別の撤廃、軍隊の放棄を決めた。」
「憲法の理想と現実は異なっている。異なっているからこそ憲法の理想が重要。」

「例え多数派であっても押しつけてはならない、奪ってはならない価値。それが人権。」
「戦前の日本やナチスドイツ、イラク占領を続ける米国等、民主主義であっても、誤ることがある。憲法で行政の誤りを制限する。」

「法律は社会秩序維持の為、国民を制限する。法律は国民に対する歯止め。
憲法は国民が政府を制限して、人権を保障するもの。強者と多数派への歯止め。憲法は法律の親分ではない。」

「人権は「へき論」であり、主張であり、闘い取るべきもの。人権とはむしろ少数派や異端の自由を認めることに本質がある。」
「9条2項が本質的に重要。9条1項だけでは新規性なし。軍事力によって国民の生命と財産は守れない。そもそも、軍隊は国民をまもるのではく、国家をまもる。自衛隊法に明記してあり、自衛官も明言している。」

「憲法前文に示された理想。人権と平和をまもる為に、国民主権という手段を取り、国民がこれを確定した。」

●感想●
生命の遺伝子を傷つける放射性物質を排出する原発や再処理工場。
伊藤塾長の話を聞いていて、原発や再処理工場の推進派と諦め派の価値観と、人の命をかけがえのないものとして大切にする憲法の価値観は相容れないものだと感じました。


そして、どうしても「正当に選挙」したいと思います。
憲法前文は、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し...」から始まります。
確かに、選挙制度は与党や多数派の好きな様に決められるから、到底不可能な選挙制度改革を訴えても意味がない、それは権力に対して白旗を揚げている様なものだ、他の運動をやりながら現行選挙制度下で勝てる盛り上がりをつくる必要がある、という意見もあります。
しかし、端から諦めてしまう方が白旗を揚げていることになると思います。様々な運動をやりながら現行選挙制度下で勝てる盛り上がりをつくりながら、選挙制度改革も訴えていく必要があると思います。

具体的には民意が議席に比例して反映できる、比例代表制度の導入を提案したいです。
今日は国会議員の演説会で、提案してみます。


豊田 義信 yoshinobu000-lj(a)infoseek.jp
ブログ http://heiwa0.seesaa.net/
ストップ ロッカショ.JP http://stop-rokkasho.jp/
ストップ再処理工場・意見広告の会 http://www.iken-k.com/
ガンジーの会 http://www.h2.dion.ne.jp/~hansuto/
市民がつくる平和条例の会 http://www17.plala.or.jp/peaceactcampaign/
「平和への結集」をめざす市民の風 http://kaze.fm/
川田龍平を応援する会 http://www.ryuheikawada.jp/
星野さんをとり戻そう全国再審連絡会議 http://www3.cnet-ta.ne.jp/f/fhoshino/
新しい反安保行動をつくる実行委員会 http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/
posted by 風の人 at 11:57 | Comment(0) | TrackBack(1) | 一般
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08年3月8日 土曜日   日銀総裁
Excerpt: 08年3月8日 土曜日   日銀総裁  日銀総裁の任期切れ近くなり、次期総裁の人選が決まらずもたついている。  新聞の総裁関係の中見出しを集めてみたが結構たくさんあるものだ。      よく見る..
Weblog: 護憲+グループ・ごまめのブログ
Tracked: 2008-03-08 17:49