2007年11月13日

「母べぇ」?!

1月末から「母べぇ」という映画が上映されます。
ポスターを御覧になったことはありますか。
山田洋次監督、吉永小百合主演で太平洋戦争開戦前夜の東京が舞台です。
良さそうな映画なのに、とても残念なんですよ・・・。

他に美しい壇れいや鶴瓶、坂東三津五郎などが出ています。
でも私、地下鉄の構内でポスターを観た時、
「また吉永小百合のこういう映画か」という印象を受けました。
いつも耐える女の役。他の面を引き出す企画はないのか、と。
しかし内容を見てみると、とても良さそうなのです。

どうして、「母べぇ」なんていうタイトルにしたのか。
原作は「父へのレクイエム」です。
このタイトルで良かったと思うのです。
しかも、浅野忠信、志田未来といった若者が好きな俳優が出ているんで
すよ。
何ともったいない!
タイトルと宣伝法を工夫すれば、若者の関心を引く可能性もあったので
は?

思うに、人数が多くて映画館に足を運ぶ、
中高年をターゲットにしているのでしょうね。
最初から若者のことなんか考えていない。
安易! 情熱がない! リスク回避しか考えていない!
誰か違う意見を言う人はいなかったのでしょうか。
だから制作委員会システムはダメなんですよ。

もっと若者に働きかけないといけません。
次世代の担い手を育てなければ。
それより何より、若者に向けてメッセージを出さなくてはいけないので
す。
それが大人の責任ではないでしょうか。

山田洋次と吉永小百合の集客力は魅力ですが、せめてもう一種類、
浅野忠信と志田未来を前面に出すポスターを作って欲しかったです。

                    川西玲子
posted by 風の人 at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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