2024年12月26日

【報道追加訂正要求】朝日新聞はオランダサッカー暴動のフェイクニュースを訂正してください

朝日新聞御中

11月初旬、こちらの記事についての訂正をお願いしました。

(初報)サッカー試合後イスラエル人を集団暴行…オランダで衝突、62人逮捕
https://www.asahi.com/articles/ASSC83SJLSC8SFVU18NM.html

確かに、写真の説明が変更されていますが、撮影者のアネット・デ・グラーフ氏が世界のメディアに要求している説明とは異なっています。写真は、オランダ市民を襲撃しているイスラエル人グループを示しています。

暴動は、イスラエルのチーム「マッカビ」支持者による反アラブ主義暴動が引き金です。下掲ブログ記事に暴動の経緯ならびに暴動およびその報道が及ぼしている深刻な影響についてまとめてあります。

オランダサッカー暴動のフェイクニュースがイスラエル支援ファシズムとムスリム抑圧を助長
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/506405073.html

オランダは、直近では、日本さえ賛成したのに、国連総会のUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)任務支持決議で棄権するほどのヤバい状況にあることをお含みおきください。

第3報では「…事件は、見方が変わってきている。」とありますが、試合翌日の11月8日には既に、警察がマッカビ支持者による暴力を発表しています。なのになぜ、8日付の初報と翌9日付の第2報で同じ反ユダヤ主義の動機を盛り込むのですか。

(第2報)オランダで集団暴行、イスラエル人標的か サッカー試合後、5人負傷
https://www.asahi.com/articles/DA3S16080580.html
(第3報)サッカー試合後の暴行事件が波紋 矛先は移民に、政権からは辞任者も
https://www.asahi.com/articles/ASSCR5RZWSCRUHBI01TM.html

逮捕のほとんどは試合前か試合中に起きており、記事の文脈で60人以上という数字を出すと、イスラエル人への暴行犯が60人以上と受けとられてしまいます。いわば「盛った数字」です。実際にはイスラエル人も逮捕されています。

朝日新聞におかれましては、既に刷り込まれた誤解と不適切な印象を払拭するための相応のタイトルを持つ新規記事の配信とフェイクニュースを流したことの謝罪をお願いします。内容としては、中傷以外にも反アラブ主義の先行暴動があったこと、市民からのマッカビ暴力防止対策の事前要求に対する当局の無視、警察によるマッカビ暴力の傍観と現地民からの被害届の無視、暴動前からの政権のイスラエル寄り姿勢と反人権性、被害を受けたアムステルダム市民の声、暴動を利用しての権利抑圧が大学予算削減反対(軍事化反対)デモにまで及んでいることなどを盛り込む必要があると思います。

2024年12月26日

太田光征
posted by 風の人 at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | パレスチナ
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