2021年11月27日

2021年衆院選:立憲民主党は比例区で自由民主党と勝負になっていない

2021年衆院選・小選挙区別比例区得票率(神奈川).jpg2021年衆院選・小選挙区別比例区得票率(千葉).jpg2021年衆院選・小選挙区別比例区得票率(大阪).jpg2021年衆院選・小選挙区別比例区得票率(東京).jpg2021年衆院選:立憲民主党は比例区で自民と勝負になっていない

【要旨】小選挙区別の比例区得票率は自由民主党がほぼ一定で、立憲民主党、日本維新の会、公明党が小選挙区によって比例区得票率に大きな変動がある。立民は自民と勝負しているというより、自民以外の維新・公明という与党グループと野党の間で票を奪い合っている。有権者から見て自民対立民の政権選択選挙になっていない。

小選挙区別の比例区得票率を千葉、東京、神奈川、大阪で算出しました。

千葉では、10、11、12区で自民の比例区得票率が高いものの、自民の比例区得票率は小選挙区の違いによる変動があまりありません。立民の比例区得票率が落ち込んでいる選挙区は、維新ないし公明の比例区得票率が高くなっています。

東京では自民が1、2、25区で特に高いものの、比例区得票率は小選挙区によらずほぼ一定しています。これとは対照的に立民の比例区得票率は小選挙区によって大きく変動しており、特に公明の比例区得票率とは山と谷の関係にあります。維新もかなり比例区得票率が変動していますが、変動幅は立民と公明の中間程度です。

神奈川では、小泉進次郎の11区などを除いて、自民の比例区得票率はかなりきれいな横一線で、小選挙区によって変わりがありません。立民の比例区得票率が落ち込んでいる選挙区は維新・公明・共産・国民・社民の比例区得票率が高い選挙区となっています。

大阪でも、自民の比例区得票率はどの小選挙区でもほとんど差がなく、立民の比例区得票率が低い選挙区は公明の比例区得票率が高いところばかりです。維新は公明と小選挙区でバーター形式の選挙協力をしており、両党の比例区得票率は山と谷の関係にあります。

以上のように、比例区得票率という指標で評価する限り、立民は自民というより、自民以外の与党グループ(維新・公明)や野党と勝負している格好です。いま現在の投票率では、固い自民支持層が一定の比例区得票率を確保し、それ以外の政党、特に立民・維新・公明の間での争いが、今日の選挙の実態といえます。

とても自民対立民の政権交代モードにはなっていません。立民には単独政権や二大政党制などということは諦めてもらいたいものです。


太田光征


posted by 風の人 at 00:14 | Comment(0) | 一般
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。