2021年11月09日

2021年衆院選比例区:小政党の得票数をかすめ取る大政党(立憲民主党と日本共産党の議席減の一因)

れいわ按分.jpgこれまで立憲民主党や日本共産党に投票してきた層のかなりが今回、れいわ新撰組に投票したものと推定されます。これが立民と共産の議席減の一因でしょう。(ただし、立民については、比較対象を希望の党の一部が再合流した後の今回の公示前勢力とするのか、希望と分かれて戦った2017年衆院選後の勢力とするのか、問題となります。)

2021年衆院選比例区において、各ブロックごとにれいわ票を立民と共産の得票率に応じて立民と共産に按分した場合の議席の移動を計算してみました。つまり、れいわが比例区に立候補しない場合のシミュレーションです。

結果は、自民党が5議席減らして、立民、共産、国民民主党がそれぞれ4、3、1議席増やします。れいわが実際に比例区で獲得したのは3議席です(小選挙区の得票率10%要件を満たさないため議席を逃してしまった分を含めれば4議席)。

野党の比較小政党が数議席の議席を獲得するための代償が、それを上回る自民の議席増、すなわち野党全体での同数の議席減、ということになります。

このように現行の衆院選比例区は各ブロックの定数が少なすぎて、小政党の得票数の多くが死票となってしまいます。主要政党が8政党もあるというのに、特に四国ブロックの定数6という一桁台の定数は、比例代表制の定数とはいえません。

こうした選挙制度を恨むことはあっても、れいわを恨むことなかれ。いくら欠陥のある現行の衆院選比例区選挙とはいえ、ここでも死票を気にする投票をしては、制度の理念が死んでしまいます。比例区では支持政党に素直に投票すべきです。

選挙制度改正を含む公選法の抜本改革を野党の統一政策にしましょう。


太田光征


posted by 風の人 at 15:02 | Comment(0) | 一般
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