2021年11月09日

2021年衆院選:国民民主党との距離感

国民民主党は市民連合が調整役となった4野党選挙共同の枠組みに入りませんでした。ただ、選挙結果を見れば、同党は日本共産党と同党の勢力となっているし、国民の前身である旧希望の党出身の議員が立憲民主党の中で増えました。

下記記事を見る限り、少なくとも滋賀1区では、前原誠司議員の秘書を努めていた斎藤アレックス議員(国民民主党、比例当選)を共産党も野党統一候補として認定しています。

激戦制した一本化/62小選挙区で野党勝利
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-11-02/2021110203_01_0.html

また、共産党は玉木雄一郎議員の選挙区など、国民が候補を立てている選挙区すべてに対立候補を立てたわけではありませんでした。

千葉県から選出された立憲民主党の議員は、オリジナルの立憲民主党の議員3人すべてが落選し、野田佳彦議員と新人の本庄知史議員(千葉8区選出、岡田克也議員の元秘書)を除く小選挙区選出議員2人と比例区選出議員1人が旧希望の出身となっています。

一方、れいわ新撰組についても、多ケ谷亮議員(千葉11区落選、比例区当選)も17年は千葉11区で旧希望から立候補していたし、今回は東京22区でれいわから立候補した櫛渕万里氏も17年は千葉3区で旧希望から立候補していました。

このように国民民主党とその前進である旧希望を出身とする議員や候補者が立憲4野党の枠組みと接点があるのが現状です。

今回、国民民主党が小選挙区で候補者を立てた20選挙区中、立憲4野党も候補者を立てた13選挙区で立憲4野党が勝利した選挙区は1つもありません。

野党候補の統一は目的ではなく手段、必要十分条件ではなく必要条件なのであり、票レベルでの一本化を伴う必要があります。いくら立憲4野党を野党選挙共同の枠組みだと心理的に認定してみたところで、共産党程度の勢力を持つ国民民主党からも候補者が立っていれば、票レベルでは分裂選挙区なのです。

国民民主党が維新の会と国会で連携する動きを見せています。ツイッターなどではあたかも国民民主党をあちら側に追いやってもいいかのような言説が幅を利かせています。

立憲民主党は明らかに共産党より国民民主党に配慮した候補者擁立を行っています。国民民主党をあちら側に追いやる言説で立憲4野党に有利な状況が生まれるのか、選挙で勝てる条件が作られるのか、冷静な対応が求められます。


太田光征


posted by 風の人 at 14:49 | Comment(0) | 一般
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