2016年04月02日

報告: 【3月26日】街頭シール投票「北朝鮮けしからん?――日本にとって最大の危機は?」

有権者がどのような政策を一番問題だと考えているのかを探る街頭シール投票シリーズ2回目の報告です。

2016年3月26日
松戸駅西口
北朝鮮はけしからん?――日本にとって最大の危機は?

目次:

1 まとめ
2 選択項目別集計
3 投票先別集計

1 まとめ

「北朝鮮」という言葉に対する反応の高さを予想しましたが、そうでもありませんでした。回答者数が少なく比較にあまり確定的な意味はありませんが、「年金下がった日本死ね?」を呼び込みに使ったシリーズ第1回と比べ、時間当たりの回答数にあまり違いがありません。
回答者数が少ないものの、投票先に民進党を選んだ方はゼロ。
「共産を含む野党統一候補」を選ぶような方でも、韓国に嫌悪感を示される方がいました。

2 選択項目別集計

第1問:北朝鮮けしからん?――日本にとって最大の危機は?

(番号)選択項目
総回答数 当該項目を選択した方の投票先の構成

(1)北朝鮮。米国の先制核攻撃戦略に続き、北朝鮮も先制核攻撃を表明。
2 自民1、無回答1

自民を選んだのは若い男性で、理由は戦争で景気を良くしたいからだそう。ようやくこういう若者と実際に話しができました。戦争相手はアジアの国かロシアで、日本が負けても構わないとのこと。
ここまでの考え方は極端だとしても、景気のためには犠牲はやむを得ないという考え方が若い層に根強いのでしょうか。

(2)千葉県などでの放射性指定廃棄物の処分場の建設。憲法95条は地方自治体の意向無視を禁止。
(3)国防。「青年たちに生命の犠牲を求めるペテン行為」(池田大作創価学会名誉会長)

(4)海外邦人の救出。テロリスト集団ISによる人質事件で何人もからの救出申し出を蹴った日本政府。
1 無回答1

(5)米国による戦争。IS兵士はイラク戦争なくしてISの誕生はあり得なかったと英紙に証言。
(6)武器輸出。戦闘機が中東パレスチナの攻撃に使われ、日本に対する信頼と安全を脅かすことに。
(7)自然災害対策。自衛隊全予算に占める自然災害対策予算は1%。

(8)原発安全対策。第1次安倍政権は野党からの電源対策の不備を指摘されながら放置。
2 共産1、共産を含む野党統一候補1

「共産を含む野党統一候補」を選んだ年配女性は、お父様が演説しただけで逮捕されたという共産党員だったそうで、安倍首相はまっぴらなのですが、石原慎太郎元都知事の後継となった猪瀬直樹前都知事は舛添要一現都知事よりマシと考えています。舛添都知事が韓国人学校に都有地を貸すことには大反対で、日本が従軍慰安婦の問題で韓国に謝り続けることにも嫌悪感を示されていました。

(9)第1問、第2問とも無回答

「北朝鮮…」の呼び込みに(危機は)「中国」と応えた男性は、米国によるイラク戦争の間違いを指摘。投票するとすればどうも自民という感じの方。


3 投票先別集計

第2問:次の国政選挙、どこに投票する?

自民 1
民進
大阪維新
公明
共産 1
共産を含む野党統一候補 1
社民
生活
元気
改革
次世代(日本のこころ)
その他
分からない 2
計 5

両質問に無回答 2


太田光征
posted by 風の人 at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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