南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟支援の会事務局の満田です。
年末のお忙しい中、たいへん申し訳ありません。緊急の呼びかけです。
南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟についてはこちらをご覧ください。
http://minamisouma.blogspot.jp/p/20.html
この裁判において、東京地裁が、第二回目の口頭弁論において、原告の意見陳述
を行わないという方針が示されました。今後、書面での意見陳述および裁判官と
の質疑による原告の意見のききとりを行うとのことです。
弁護団からは、原告の置かれている状況は様々であり、第1回期日での意見陳述
では原告すべての状況を把握できるものではないこと、原告は、解除にあたって
政府が住民の意見を無視したとの想いから訴訟を提起しており、裁判所が同じ轍
を踏むべきではないこと等から、今後も意見陳述を継続するよう申し入れました。
原告からは「口頭での意見陳述を継続してほしい」という意見書を提出する予定です。
支援の会からも、以下の要請書を、年明け 可能な限り速やかに裁判所に提出しよ
うとしています。要請書提出に当たっては、多くのみなさまの賛同を求めたいと
思います。
ぜひ、多くのみなさまからの賛同署名をお願いいたします。
署名はこちらからお願いします。
https://pro.form-mailer.jp/fms/2e8bab2390944
-------------以下要請書案
東京地方裁判所 御中
南相馬の住民のおかれた実状を理解するため
原告による十分な意見陳述の場の設定を求めます
南相馬避難解除取消等請求事件の原告の支援者として、原告による十分な意見陳述の場の設定を要請いたします。
すでに訴状などでも述べられていますが、国は一方的に、「年20ミリシーベルト」という一般の公衆被ばく限度として国際的に勧告されている水準の20倍もの
レベルの避難基準および帰還基準を設定し、住民の意見をきかずに帰還を促進してきています。
このことにより、住民は、精神的にも物理的にもさまざまな辛苦をなめてきたのです。さらに本件の大きな要素は、放射線が将来及ぼす被害についてわかって& amp; amp; amp;amp; lt; br>いないということです。
住民が受けている「被害」を裁判所が理解するためにも、住民の声を直接きく意見陳述の場を設定することが優先されるべきではないでしょうか。
国により、何度も無視され、理不尽な避難解除と帰還の強要にさらされてきた原告たちにとって、裁判所は最後のよりどころなのです。
今回の方針により、原告たちが、「裁判所も政府と同じだ。自分たちの意見をきかず、政府と同じ判断を下すのか」という気持ちを抱かせてしまうかもしれま
せん。
今後の期日においても、原告の意見陳述を継続するよう求めます。
--------------------------------------------------------------------------------------
以上、転載
太田光征
【一般の最新記事】
- 広島市拡声器規制条例制定に反対する署名に..
- 2019年11月25日(月) 院内公開記..
- 安保法制違憲訴訟やまなしによる「公正な裁..
- 千葉大停電にも東電の無責任体質:【10月..
- 民放連あて要望書「政権寄りと思われる政治..
- 2019年参院選の結果を受けて野党に複数..
- 東京新聞御中:対中国戦争のための南西諸島..
- 2019参院選:立憲民主党は東京選挙区で..
- 参院選へ向けて国会議員事務所回り:共産党..
- 2019年「平和といのちと人権を!5.3..
- 国民の命と暮らしを守らない安倍政権:赤坂..
- 自衛隊の南西シフト:自衛隊は国民を守らな..
- 自民の9条改憲=壊憲案は平和主義を骨抜き..
- 中国は本当に脅威?真の安全保障とは 屋良..
- ICRP体制に終止符を!
- 2019年北海道知事選:全国から誰でも応..
- 2019年沖縄3区補選:予定候補者の屋良..
- #辺野古を埋めても普天間戻らず
- 緊急:沖縄県内の全市町村で県民投票の実施..
- 紙版:米ホワイトハウスに辺野古新基地建設..