2007年05月27日

映画「新・あつい壁」 東京試写会のご案内

映画「新・あつい壁」(中山節夫監督)の東京試写会が決まりました。

《映画「新・あつい壁」東京試写会》
上映:5月29日 14:30〜、19:00〜(2回上映)
会場:銀座ブロッサム(ホール)
http://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/horu/ginzaburossamu/index.html
交通:東京メトロ有楽町線「新富町駅」1番出口(徒歩1〜2分)
   日比谷線/浅草線「東銀座駅」3・5番出口(徒歩8分)

*中山監督、左時枝さんをはじめ出演者による舞台挨拶あり(予定)。
*有料試写会のため一般入場には製作上映協力券もしくは1200円が必要です。

《前便再掲》
私は前作の「あつい壁」を観たときの深い感動を思い出します。それは感動という
よりも慙愧の思いといった方がよいかもしれません。涙がいっぱいに溜まって歩き
だせないのです。

父親がある日ハンセン氏病の診断をくだされ、ライ療養所「恵楓園」に収容される。
母親は、身を売るようにして再婚する。もちろん母親もそうだが、そのことが子ども
にとっていかに屈辱的であったか。兄の信夫とまだ小学生の信次には決して納得
できない第二の悲劇であった。ライ患者の子として教師からも同級生からも蔑まれ、
行き場をうしなった信次が線路伝いを歩いていく。映像はいったんそこで途切れる。

通夜の夜、兄の信夫が呻くように言う。「信次の死は事故かも知れん、自殺かも知
れん、しかし本当は殺されたんだ」。信次はあの線路伝いの道をどのような思いで
歩いていたか。

中山監督が「新・あつい壁」の主人公に新人のフリー・ルポライターを設定したのは、
あるいは昨年、畑谷史代さんが著した「差別とハンセン病」の影響があるかもしれ
なません。はじめ畑谷さんは、たんに信濃毎日新聞報道部記者の仕事としてハン
セン病違憲国家賠償請求訴訟を取材した。しかし、畑谷さんはそれで済ますことが
できなかった。休職して大学に入り直し、時間をつくって元ハンセン病患者を訪ね、
その生活史を記録した。

鶴見俊輔さんは、朝日新聞の書評で、同書について「話す人と、聞く人とのあいだ
に育った信頼が、現代日本にまれな考える文体を生み出した」と書きました。

鶴見さんの書評は、私に「差別とハンセン病」を読むきっかけをつくってくれたので
すが、もしかしたら中山監督も「差別とハンセン病」を読んで、構想の一部を変えた
のではないか。というのは、私の根拠のない憶測です。


東本高志@大分
taka.h77@basil.ocn.ne.jp


> 映画「新・あつい壁」制作・上映実行委員会からのメールニュースを転送いたします。
> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> ■□ 映画「新・あつい壁」mailニュース□■ No.16(2007年5月22日)
> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
>
>
> ──────────────────────────
>
>  いのち
>
>  何だろう、これは ──────
>
>  胸底に無性に沸き立ち、
>  まるで咳き込むように突き上げてくるもの
>  容赦なく踏みにじられた心のその痛みの激しさ
>  引きちぎられたふるさとへの思いを
>  一かけら一かけら
>  拾いなおさずにはいられない悲しさ
>
>  だがおれは決して忘れない
>  ハンセン病患者を狩り立て
>  人権をむしりとりこの檻に閉じ込めた奴
>  いまもしかと見覚えがある
>  白い手袋をした奴の手
>  奴に繋がるいくつもの手は
>  この日本の大地に
>  ニョキッと根づきふてぶてしく生えている
>
>  ぜったいに赦しはしない
>  きっときっと刈りとってやる
>  おれのいのちの焔
>  死んでも死にきれない怒り
>
> ──────────────────────────
>
>  *これは、映画の冒頭に登場する谺 雄二さんの詩です。
>
>
>
> ○ お知らせ
> ● 5月29日 東京試写会を開催します。
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>  当日は、左時枝さんをはじめ中山監督、出演者による舞台挨拶も予定しています。
>  ぜひご来場ください。
>  *有料試写会のため一般入場には製作上映協力券もしくは1200円が必要です。
>
>  上映:14:30〜、19:00〜(2回上映)
>  会場:銀座ブロッサム(ホール)
>  http://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/horu/ginzaburossamu/index.html
>  交通:東京メトロ有楽町線「新富町駅」1番出口(徒歩1〜2分)
>          日比谷線/浅草線「東銀座駅」3・5番出口(徒歩8分)
>
> ● 5月27日 映画「あつい壁」(1969年作品)上映会
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>  この「あつい壁」がつくられたのは1969(昭和44)年、今から38年前のこと。
>  その当時、らい予防法が廃止されるなどとは誰も考えなかったような時代に、
>  正面からハンセン病差別をテーマとして映画がつくられたこと自体が驚きです。
>  熊本市で上映会が開催されます。お近くの方はぜひお出かけください。
>
>  上映:15:00〜(入場無料)
>  会場:熊本市産業文化会館(6F・視聴覚室)
>  http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/sangyo/kanren/sanbun.html
>  交通:JR熊本駅から熊本市電で「辛島町」下車(徒歩1分)
>     バス「熊本交通センター」下車(徒歩2分)
>  主催:平和憲法を活かす熊本県民の会(総会後の催しです・一般参加可)
>
> ● 【重 要】製作・上映協力券の回収について(最終)
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
> 「製作・上映協力券」のお取り扱いについて、重要なお知らせです。
>
> 「製作・上映協力券」のお取り扱い期限につきまして、ホームページなどでも「本
> 年3月末日まで」としていましたが、この間、通常の鑑賞前売券への移行期間として、
> 回収につきましてもゆるやかなお取扱いとさせていただいて参りました。
>
> しかし、予め定めていました3月末日から既に2ヶ月を経過しようとしていますので、
> この度、来月15日までをもって最終の回収期限とさせていただきたいと存じます。
> それ以降に未精算の「製作・上映協力券」をお手持ちいただく場合は、「買い取り」
> 扱いとなりますのでご注意ください。
>
> なお今後は、通常の鑑賞前売券が各地の実行委員会などを通じて出回っていくことに
> なりますが、これまでに購入された「製作・上映協力券」は、今後の上映会で入場券
> としてご利用可能ですので、大切に保管くださいますようお願い申しあげます。
>
> 注)最終の回収にさらに時間を必要とされる団体等におかれましては、必ず実行委員会
> 事務局にご相談くださいますようお願い申しあげます。
>
>   お問い合わせは=事務局 e-mail: nhw2007@dowbow.net
>
>
> □ ご報告
> ■ 熊本で試写会を開催しました。── 4月23日・恵楓園、4月25日・熊本市
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
> 全国に先駆けて、映画「新・あつい壁」の完成試写会が続けて2回、熊本で開催されま
> した。詳しくは・・・
> http://kumamoto.cool.ne.jp/nakayama2005827/index.html
>
> ■ ハンセン病市民学会で試写会を開催しました。── 5月11日・群馬県草津町
>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
> 5月12日から13日にかけて群馬県草津町で開催されたハンセン病市民会議第3回総会・
> 交流集会(延べ参加者1000人)の前夜祭として、5月11日午後6時から、草津音楽の森国
> 際コンサートホールにて映画「新・あつい壁」の試写会が開催されました。中澤町長
> さんをはじめとする草津町のみなさんや栗生楽泉園の入所者・職員のみなさん、また
> 全国から市民学会に参加されるみなさんや実行委員のみなさんなど、約400人のご来場
> がありました。
>
>
> 編集者のつぶやき ━…‥・
>
> ◇この度の映画「新・あつい壁」は、できあがったことだけを喜んですませられる作品
> ではありません。一人でも多くの方に観ていただいて初めて完成し、その本来の力を
> 発揮する作品だと考えています。
> ◇実行委員会としてはその目標を100万人とし、日本全国のすべての市町村での上映会
> 実現をめざしています。夢のような計画ですが、しかしその動きは既に始まっていま
> す。試写会でご覧いただいた方々の評判は大変よく、ぜひ地域や学校で上映会を実現
> したいとの声を寄せていただいています。
> ◇各地実行委員会主催の自主上映スタイルを基本の形として、全国・全市町村、学校や
> 職場、団体など、あらゆる場面で上映会を実現していきたいと願っています。
> ◇ぜひ、あなたの地域や職場、学校、団体などでも、上映会実現に向けて、さっそく実
> 行委員会立ちあげなどのご相談をはじめていただければ大変ありがたく、何卒よろし
> くお願い申しあげます。
>
>   お問い合わせ・申し込みは=事務局 e-mail: nhw2007@dowbow.net
>
> ◇ニュースやホームページについてのご感想やご要望、中山監督への一言など、皆さま
> からの「声」もお待ちしています。ぜひ下記アドレスまでお寄せください。(S)
>
> _/_/_/_/_/_/_/
>
> 映画「新・あつい壁」製作・上映実行委員会・事務局
> :・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*::
> 事務局 e-mail: nhw@dowbow.net
> 〒862-0950 熊本市水前寺1丁目22-18丸山ビル104号
> Tel.096-381-1214 Fax.096-381-1293
> ---
> 中山監督の映画製作ノート 
> http://kumamoto.cool.ne.jp/nakayama2005827/index.html
posted by 風の人 at 11:30 | Comment(0) | TrackBack(4) | 一般
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