この時、中国政府が日本の過去について悪かったのは東条ら戦争指導者だと中国国民を説得するも、日本国首相が東条ら戦争指導者を神と祀り崇める靖国神社に詣でるから、中国国民の堪忍袋の緒が切れるのは当然。
ワイツゼッカー西独大統領(当時)演説(1985年5月8日)
「罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が 過去を引き受けねばなりません。全員が過去からの帰結に関り合っており、過去に対する責任を負わされているのであります。…」
以下、転載
太田光征
-------- Forwarded Message --------
Subject: [CML 039174] 「中国は脅威」「戦後生まれの私に責任はない」という、ある創価学会の女性に
Date: Sun, 16 Aug 2015 03:00:29 +0000
皆様
こんにちは。増田です。これはBCCでお伝えしています。重複・超長文、ご容赦を!
前回、ご紹介した女性は、右派の論調に、すっかり嵌ってらっしゃるようで、慰安婦問題だけでなく、中国脅威論にも囚われてらっしゃって「南沙諸島埋め立ては、けしからん。増田さんは、中国に腹が立たないの?」と言われたので、南沙諸島問題について、歴史と現状の資料を送りました。
そのお返事がきたので、以下のように返信しました。中国の某大学の付属日本語学校の教師を2年間ぐらい、やってらっしゃって、教え子たちから「日本が好きになった」と言われたそうです。それなのに、どうして、こんなに、中国脅威論にとらわれてらっしゃるのか、どうも、理解できません。
「戦後生まれ」云々に関しては、ワイツゼッカー演説全文を紹介しました。安倍の、超狡猾・巧妙・口先美辞麗句の「談話」と比べて、「雲泥の差」の見本のようなものですよねぇ…
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○○様
こんにちは。増田です。
昨日、「慰安婦」問題について、手紙と史資料を投函したんですけど、本日(8月13日)、前回の『中国、南沙諸島埋め立て』問題についてお送りした資料についてのお返事が届きましたので、それについてのお返事です。
1、『「中国脅威論」が完全に払拭されるものではありません。』について
私は「普通の人」である…そうでなかったら、ごめんなさい(笑)…○○さんが、どうして、そんなに『「眠れる獅子」が「覇権主義」の爪をあらわにしてきたか、という危惧、危機感』を抱いてしまわれるのか、全く、理解できません。
中国が日本を攻める、とか、ましてアメリカと戦争するとかなんて、有り得ないですよ! 絶対に! と、私は完全な自信を持って断言できます。
だって、考えてみてごらんなさい、そんなことして、中国に、どんなメリット・利益があるんですか? そんなことしたら、メリット・利益どころか、中国経済の破壊、つまりは中国の崩壊しかありません。日本にしたって、爆買いしてくれるのは中国の富裕層ではありませんか。
資本・労働・市場…日本にしろ、アメリカにしろ、中国なしにはやっていけないし、中国だって、日本・アメリカなしにはやっていけないんですよ。
確かに、中国は軍拡をしていますが、それを言うなら、日本は再軍備後60年間、軍拡をし続けてきたこと、アメリカは、もっともっと軍拡をし続けてきたことを言わねばならないでしょう。そして、日本もアメリカも軍需産業=死の商人たちは大儲けしてきたのです。中国だって、軍需産業で甘い汁を吸ってきた商人たちは、もっともっと、軍拡してほしいでしょう。
それらの連中にとっては、国民同士が敵愾心を持ち合い、小競り合いを間断なくやってくれて、兵器・戦車・戦艦・戦闘機をどんどん買ってくれる体制が、いつも一番、望ましいのです。
『「一体・一路」「AIIB銀行」の言葉が示す「中国の世界戦略構想」』は、それはあるでしょうけど、でも、強盗殺人強姦国家・大日本帝国が実行した血塗られた「大東亜共栄圏」をそこから連想する、というのは、被害妄想が過ぎるのではないかと思われます。
いや、「軍事戦略ではないにしても」「周辺諸国への支配権拡大に他ならない構想」と書かれていますが、日本もアメリカも、ず〜〜っと、それを実行してきているのに「中国だけは、同じことをするのは許せない」という、その、○○さんの気持ちが私には理解できません。どうしてでしょうか?
私が不思議でならないのは、○○さんは、なんで、そんなに、「中国脅威論」の被害妄想、強迫観念が強いんでしょうか? ということです。あなたの可愛い教え子たちは「中国」の子どもたちでしょう? 彼らが、日本に銃を向けるとか、日本の支配権を脅かす、とかと思われますか?
某大学の日本語学校での御経験についてですが、現在の中国は大日本帝国時代の日本と同じく「言論の自由」「思想の自由」のない国、であり、帝国日本と同様の特高警察があるように思います。つまり、基本的人権が保障されていない国だと思います。でも、だからといって、21世紀の中国が、大日本帝国が歩んだと同じように周辺国への侵略の道を歩むのではないか、と、非常に短絡的に、どうして思ってしまわれるのか、私には理解できません。
支配者たちは、日本であろうと中国であろうと、自分たちのエゴイステイックな利益に過ぎないものを「国益」だとして、マスゴミを総動員し、他国の脅威を煽って民衆を洗脳することが常とう手段です。習さんにしろ、安倍晋三にしろ、同じことをしてるんじゃないか、と私は思います。
自分たちの悪政、悪辣な政策から民衆の目をそらすために、民衆に他国への敵愾心を煽るのです。民衆が、それに乗ってしまったら、悪しき支配者・権力者の思うツボではないでしょうか。21世紀の日本人が、こんなツボにはまっていては、「思想の自由」「言論の自由」がなく、ただ、ひたすら天皇の命令に従い「鬼畜米英」を呼号して、侵略戦争をするだけだった大日本帝国時代の臣民のレベルと、あまり変わらないのではないでしょうか。
私は、中国は平和主義の国とは思いません。でも、それは、アメリカとて同じです。そして、日本も安倍晋三たち自民党と公明党は、「平和主義」を捨てて、アメリカ軍のタマ運び、アメリカ軍の下請けとしての戦争をしようとしています。「中国が平和主義の国じゃない」ことを非難する資格があるでしょうかねえ?
○○さんは「中国敵視策を取るものでも、脅威論を振りかざすつもりはありません」と書いてらっしゃいますけど、「今後、巨大化する危なっかしい隣国」という表現自体、「中国敵視」「中国脅威論」を、十分に表現しているもので、とっても、矛盾しています。
2、「互いの過去の言動をいつまでも批判・非難しても、何の価値も生みません」について
前半の「互いの過去の言動をいつまでも批判・非難し」は、○○さんの、完全な事実誤認に基づいた誤判断です。したがって、当然、後半の「何の価値も生みません」という結論は、完全な誤りとなります。
だって、日本が中国の「過去の言動をいつまでも批判・非難し」た、という事実は皆無でしょう? 中国は1984年の日清戦争以来、ず〜〜〜っと、一方的に日本の侵略(強盗殺人・強姦)などの「非道な仕打ち」を受け続けた被害国で、日本=大日本帝国は一方的に、そんな「非道な仕打ち」を1945年の敗戦まで続けた『国』なんですから、日本が、被害国である中国の「過去の言動をいつまでも批判・非難し」得るはずもなく、実際、日本国に『国』が変わっても、さすがに、それだけはできませんでしたよ…
中国や韓国について、○○さんは「中国や韓国に対して行った日本の非道な仕打ちは、あまりにも酷く、必ず断罪させなければなりません。それは、本当に心から謝り、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、そして、補償しなければならぬことだと、私も思います。」と書かれています。私も全く同感です。
しかし、日本国政府が「本当に心から謝り、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、そして、補償しなけれならぬこと」を完全に成し遂げた、といえる事実があるでしょうか?
日本政府が「侵略と植民地支配」という言葉を使い、それに対する「反省」と「お詫び」を公式に明言したのは、敗戦後50年も経ってから、1995年の村山談話が、初めてだったのですよ。
しかも、それすら、安倍晋三らは「自虐史観」などと誹謗して、直後から攻撃し続け、村山談話を亡きものしようと、ず〜〜〜っと、たくらんできたのです。そして、「中国や韓国に対して行った日本の非道な仕打ち」の根本精神にあった「天皇=国家絶対」の精神的支柱であり続けた…21世紀の現在も、です…靖国神社に参拝を続けるのです。日本国憲法第二十条三項の「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」という禁止事項を堂々と、シャーシャーと蹴破りながら…
1972年の日中共同声明、1978年の日中平和条約で、日中両政府は以下を確約しました。
*中華人民共和国政府は、中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを
宣言する。
*日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。
*両政府は、右の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、日本国及び中国が、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。
*日中両国間の国交正常化は、第三国に対するものではない。両国のいずれも、アジア・太平洋地域において覇権を求めるべきではなく、このような覇権を確立しようとする他のいかなる国あるいは国の集団による試みにも反対する。
この時、中国政府は「日本の国民も中国の国民も、日本軍国主義者の被害者なのだ。悪かったのは東条ら戦争指導者で、日本の国民に罪はない」と中国国民を説得したわけです。
それなのに、日本国首相が、日本国民代表として、最高法規の日本国憲法を蹴っ飛ばしながら、その「悪かった東条ら戦争指導者」を神と祀り崇める靖国神社に詣でるのですから、中国政府も国民も、堪忍袋の緒が切れるのは当然でしょう。
これは、いわゆる「内政干渉」問題ではありません。日中共同声明、日中平和条約に違反し、「中国や韓国に対して行った日本の非道な仕打ち」に対する反省を示さない…何しろ、その事実はない、と主張するのですから…日本政府に対し、また、大日本帝国の侵略を認めない日本国の政治家たちに対して被害国の政府・民衆が、その「言動をいつまでも批判・非難し」続けるのは当然です。
これをすることが「何の価値も生みません」と断言できる人は、「日本の非道な仕打ちは、あまりにも酷く、必ず断罪させなければなりません。それは、本当に心から謝り、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、そして、補償しなければならぬことだと」考えられない人だけ…ではないでしょうか。
○○さんは「軍事力・経済力によらない、ふつうの市民が、『友』として、身近な人々と交流し、互いの繁栄と幸福を語り合うことにこそ、これからの本当の国際交流、そして、人間としてのあり方だと思います」と書かれています。
では、それさえやっていれば、「中国や韓国に対して行った日本の非道な仕打ち」に対して、「本当に心から謝り、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、そして、補償しなければならぬこと」を、やらなくていいのですか?
両方、やってはいけませんか? 両方、やらなければならないのではないでしょうか?
○○さんは「私は戦後に生まれたから、過去の日本には全く責任がない」と、「アンギアーリ展」の後、断言されてましたね。日本には高市早苗を代表として、こういうことを、ずいぶんと自信を持って断言する人が多いように思います。
この言葉に対して、私は、いつも、1985年5月8日のワイツゼッカー西独大統領(当時)の世界的に有名な演説を紹介することにしています。
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「罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が 過去を引き受けねばなりません。全員が過去からの帰結に関り合っており、過去に対する責任を負わされているのであります。
心に刻みつづけることがなぜかくも重要であるかを理解するため、老幼たがいに助け合わねばなりません。また助け合えるのであります。
問題は 過去を克服することではありません。さようなことが できるわけはありません。後になって 過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし 過去に目を閉ざす者は 結局のところ
現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、また そうした危険に陥りやすいのです。
ユダヤ民族は今も心に刻み、これからも常に心に刻みつづけるでありましょう。われわれは人間として心からの和解を求めております。
まさしくこのためにこそ、心に刻むことなしに和解はありえない、という一事を理解せねばならぬのです。
(中略)
かつて敵側だった人びとが和睦しようという気になるには、どれほど自分に打ち克たねばならなかったか―― このことを忘れて 五月八日※を思い浮かべることは われわれには許されません。ワルシャワのゲットーで、そしてチェコのリジィツェ村で虐殺された犠牲者たち(※1942年、ナチスの高官を暗殺したことに対する報復としてプラハ近郊のこの村をナチスは完全に破壊した。)――われわれは本当にその親族の気持になれるものでありましょうか。
ロッテルダムやロンドンの市民にとっても、ついこの間まで頭上から爆弾の雨を降らしていたドイツの再建を助けるなどというのは、どんなに困難なことだったでありましょう。そのためには、ドイツ人が二度と再び暴力で敗北に修正を加えることはない、という確信がしだいに深まっていく必要がありました。
(中略)
われわれのもとでは新しい世代が政治の責任をとれるだけに成長してまいりました。若い人たちにかつて起ったことの責任はありません。しかし、(その後の)歴史のなかでそうした出来事から生じてきたことに対しては責任があります。
われわれ年長者は若者に対し、夢を実現する義務は負っておりません。われわれの義務は率直さであります。心に刻みつづけるということが きわめて重要なのはなぜか、このことを若い人びとが理解できるよう 手助けせねばならないのです。ユートピア的な救済論に逃避したり、道徳的に傲慢不遜になったりすることなく、歴史の真実を 冷静かつ公平に見つめることができるよう、若い人びとの助力をしたいと考えるのであります。
人間は何をしかねないのか――これをわれわれは自らの歴史から学びます。でありますから、われわれは今や別種の、よりよい人間になったなどと思い上がってはなりません。
道徳に究極の完成は ありえません――いかなる人間にとっても、また、いかなる土地において もそうであります。われわれは 人間として学んでまいりました。これからも 人間として 危険に曝されつづけるでありましょう。しかし、われわれには こうした危険を 繰り返し乗り越えていくだけの力が そなわっております。
ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とをかきたてつづけることに腐心しておりました。
若い人たちにお願いしたい。
他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。
ロシア人やアメリカ人、
ユダヤ人やトルコ人、
オールタナティヴを唱える人びとや保守主義者、
黒人や白人
これらの人たちに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。
若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでいただきたい。
民主的に選ばれた われわれ政治家にも このことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい。そして範を示してほしい。
自由を尊重しよう。
平和のために尽力しよう。
公正をよりどころにしよう。
正義については内面の規範に従おう。
今日五月八日※にさいし、能うかぎり 真実を直視しようではありませんか。」
※5月8日はナチス・ドイツ降伏の日
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本当に素晴らしい演説で世界史に残る名演説だと思います。こういう演説をする日本国家代表を現在に至っても、日本人は持ち得ていないことを、私は日本人として、すっごく残念です。
確かに、私も○○さんも、過去の日本に責任はありません。でもね、「中国や韓国に対して行った日本の非道な仕打ちは、あまりにも酷く、必ず断罪させなければなりません。それは、本当に心から謝り、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、そして、補償しなければならぬこと」をしない、現在の日本国政府に対しては、主権者国民の一人である市民として、責任があるのではないでしょうか?
個人は親の財産のうち、借金=負の遺産は、相続放棄できます。でも、大日本帝国の継承国家である日本国は、大日本帝国の負の遺産=「中国や韓国に対して行った日本の非道な仕打ちは、あまりにも酷く、必ず断罪」し「本当に心から謝り、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、そして、補償しなければならぬこと」の相続放棄はできないのです。
私たち、敗戦後の生まれのものは、過去の大日本帝国の「非道な仕打ち」に対して責任はありません。でも、ワイツゼッカー大統領が言われたように、「罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が過去を引き受けねばなりません。全員が過去からの帰結に関り合っており、過去に対する責任を負わされているのであります。」
「後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ 現在にも盲目となります。非人間的な行為を 心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」
「中国の人々・韓国(朝鮮)の人々は(日本帝国主義の侵略による「非道な仕打ちに」による被害を)今も心に刻み、これからも 常に心に刻みつづけるでありましょう。われわれは 人間として 心からの和解を求めております。
まさしくこのためにこそ、心に刻むことなしに和解はありえない、という一事を理解せねばならぬのです。」
「かつて敵側だった(中国や韓国などのアジアの)人びとが和睦しようという気になるには、どれほど自分に打ち克たねばならなかったか」
「若い人たちに かつて起ったことの責任はありません。しかし、(その後の)歴史のなかで そうした出来事から生じてきたことに対しては 責任があります。
われわれ年長者は若者に対し、夢を実現する義務は負っておりません。われわれの義務は率直さであります。心に刻みつづけるということが きわめて重要なのはなぜか、このことを若い人びとが理解できるよう 手助けせねばならないのです。ユートピア的な救済論に逃避したり、道徳的に傲慢不遜になったりすることなく、歴史の真実を 冷静かつ公平に見つめることができるよう、若い人びとの助力をしたいと考えるのであります。
人間は何をしかねないのか――これを われわれは 自らの歴史から学びます。でありますから、われわれは 今や別種の、よりよい人間になったなどと思い上がってはなりません。」
○○さん、あなたの中国の人たちとの交流は、とっても素晴らしいと思います。でも、それだけやっていればいいのでしょうか? 過去の清算を終えずに、未来だけを考え、語り合っていればいいのでしょうか?
「過去のことなんか、どうでもいいことだから、未来だけを考えましょう。過去のことを言っていても、何の価値も生みませんからね」と、大日本帝国の侵略による「非道な仕打ち」を受けた被害者たち…深く心身に傷を負い、今も癒えることのない、老いた「慰安婦」被害者・強制連行、強制労働被害者たちに、○○さんは言えますか?
もちろん、普通の市民のやれることは限られています。たかがしれています。でも、やれる範囲で、日中韓(その他の日本の侵略を受けた国々)の市民同士が交流しながら、他方、大日本帝国の負の遺産も継承している、自分の『国』である日本国が、国家としてきちんと、その負の遺産を清算するように、日本国の主権者の一人である市民として、できることはやっていくべきではないでしょうか?
追伸1
ワイツゼッカー演説は本当に感動的です。岩波ブックレットにありますが、全文がネットに出ていたので、おまけに付けます。日本人としては「ユダヤ人や、その他の人々」のところを「中国人・韓国人・東南アジアの人々」と置き換えて読めばいいのではないかと思います。
追伸2
創価大学・創価女子短期大学関係者 有志の会
http://sokauniv-nowar.strikingly.com/
の方たちが、素晴らしい活動を始められました。尊敬に値すると思いますので、これも、おまけに付けます。
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