2015年02月26日

特集:経産省前テントひろばを守る好論文−内藤光博論文紹介 + 福島第1原発高濃度汚染水漏出問題の続き(2/26付 東京新聞記事より)

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Subject: [nextgov:2532] 特集:経産省前テントひろばを守る好論文−内藤光博論文紹介 + 福島第1原発高濃度汚染水漏出問題の続き(2/26付 東京新聞記事より)
Date: Thu, 26 Feb 2015 21:41:10 +0900 (JST)

前略,田中一郎です。


1.特集:経産省前テントひろばを守る好論文−内藤光博論文紹介
 本日(2/26),東京地裁において経済産業省前テントに関する不当な判決が下されました(下記参照)。

● 経産省前テントの撤去命令=脱原発運動の拠点―東京地裁 (時事通信) - Yahoo!ニュース
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150226-00000074-jij-soci
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015022600566

●経産省前テントひろば (@tentohiroba)さん Twitter
 https://twitter.com/tentohiroba

 テントを守ろうと,強風・雨天の悪天候にもかかわらず,地裁前の抗議行動と裁判傍聴には約350名の市民が駆けつけ,その後の院内集会(参
議院議員会館講堂)には約400名の市民が集まって,盛大な「テントを守れ・地裁不当判決糾弾集会」となりました。参加者は,これからも山あ
り谷ありで紆余曲折が予想される脱原発運動ですが,必ず全原発・核燃料施設をなくすまで,みんなで力を合わせて頑張り抜くことを誓い合いまし
た。(地裁判決の詳細や当日の模様は追ってメールいたします)

 ところで,別添PDFファイルは,昨日の「たんぽぽ舎MG」に掲載されました,たんぽぽ舎会員の山田和明さんご紹介の論文で,専修大学法学
部教授(憲法学)の内藤光博さんがお書きになったものです。経済産業省前テントを守らんとする私たちにとって,力強い励みとなる内容の論文で
すので,ご参考までにお送り申しあげます(ある方が,とても見やすくWORDファイルにして下さったので,みなさまには,それをPDFファイ
ルにしたものをお送り申しあげます。なお,論文後半の一部に文字化け部分があります)。下記には,その論文の最後の「結論」部分を抜き書きし
ておきます。

●たんぽぽ舎から 内藤光博教授論文 TMMNo2416 ちきゅう座
 http://chikyuza.net/archives/51118

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┏┓
┗■1.特集:経産省前テントひろばを守る好論文−内藤光博論文紹介  
 |  「経産省前テントひろば」は憲法21条1項の「集会の自由」の保障を受けるものである
 |  テントひろば」の正当性を憲法学的理論付けしたという点で画期的な論文だ
 └──── 山田和明(たんぽぽ舎会員

5.結 論 
 以上論じてきたところにより、以下のことが論証された。

第1に、「エンキャンプメント(テントの設営および居住)」は、憲法21条1項が保障する表現の自由の一類型としての「集会の自由」の実行行為で
あり、かつ本件「テントひろば」における「エンキャンプメント」による意見表明活動は、原発事故により長期的避難を余儀なくされている被災者
や放射能汚染に苦しむ福島の人々、そして反原発・脱原発を主張する一般市民が「人間に値する生存」を維持しようとするための「やむにやまれぬ
行為」であることから、とりわけ強く表現の自由の保障を受けることである。

第2に、経産省前「テントひろば」はいわゆる「パブリック・フォーラム」にあたり、経産省の管理権よりも市民団体側の「集会の自由」の保障が
優位されるべきことである。

第3に、経産省による市民団体に対する提訴は、訴訟による権利救済などの実質的な法的利益がないと考えられることから、「裁判を利用した言論
抑制」、いわゆるスラップ訴訟であり、実質的な表現の自由への侵害行為である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2.汚染水漏れ,1年以上前報告,規制委 対策指示せず(東京 2015.2.26)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015022602000132.html

(田中一郎コメント)
 昨日の私のメールの続きです。まったくふざけた話です。やはり原子力に「寄生」して,原子力の「規制」はできないことがはっきりしたようで
す。この民主党政権が選んだ田中俊一以下の原子力ムラ代理店人間達を,原発・原子力・核燃料施設の「規制」の世界から追い払う必要がありま
す。

 驚くべきことに田中俊一原子力「寄生」委員長は次のような態度だそうです。何をぬかすか,ではないでしょうか。

「田中俊一委員長は二十五日の記者会見で「排水溝は雨水などがあり、コントロールできない。放置していたわけではなく、会合で議論していた。
(規制委に)責任問題はまったくない」と述べた。」

 また,下記の「直ちに影響はない」乱発男も,よく言うよ,だと思います。今頃つべこべ言うのなら,自分たちが責任と権限のある地位にあった
時にちゃんとやっとけよ,ということでしょう。事故直後の時期に,首相補佐をしていた馬淵氏らが行った,汚染水の海洋への漏出を止めるための
スラリー・ウォールを建設するという提案を潰したのは,お前達民主党政権ではないか。何を今頃言うとるのやだ。

「これに対し、民主党の枝野幸男幹事長は二十五日の記者会見で、汚染水漏れについて「まったくアンダーコントロールではない状況が証明されて
いる」と指摘。「(所管する)経済産業省がきちっと監督をしていないことの裏返しだ。国会論戦で責任を厳しく追及していきたい」と述べた。」

 それから,安倍晋三,菅義偉(すがよしひで)官房長官に至っては,お話になりません(記事を直接ご覧下さい)。こんな人間たちを国会議員に
してしまった有権者・国民は,その愚かな投票行動を心から恥じなければなりませんね。

(参考)知事「極めて遺憾」 福島第一原発の汚染雨水流出で 東電の対応批判、対策要求 県内ニュース 福島民報
 http://www.minpo.jp/news/detail/2015022621220

(参考)委員の紹介 原子力規制委員会 田中俊一 (「悪魔が来たりてホラを吹く」)
 http://www.nsr.go.jp/nra/gaiyou/profile02.html#tanaka_shun

●福島原発事故についての緊急建言【PDF:150KB】・・・・完璧にお忘れのようです。
 http://www.nsr.go.jp/data/000068992.pdf

(上記の一部抜粋)「はじめに、原子力の平和利用を先頭だって進めて来た者として、今回の事故を極めて遺憾に思うと同時に国民に深く陳謝いた
します。」

●原子力規制委員会 田中俊一委員長の悲しい変貌|風塵だより#005 マガジン9
 http://www.magazine9.jp/article/hu-jin/15907/
草々

-----------------
以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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