Subject: [CML 034541] 福島近隣県、東日本での健康診断を!多様で広範な健康障害に健康診断を!/10/12福島、高松医師講演要旨
Date: Sun, 19 Oct 2014 08:36:58 +0900
福島近隣県、東日本での健康診断を!多様で広範な健康障害に健康診断を!/10/12福島、高松医師講演要旨
転送・転載歓迎
京都の菊池です。
[CML 034425] 福島市で明日10/12「甲状腺がん103人をどう見るか、低線量被ばくから健康を守る」についてお話、懇談会も
2014年 10月 11日 (土) 21:30:06 JST
http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-October/034498.html
は、
[CML 034517] 【報告】福島市で、講演会{甲状腺がん103人をどう見るか、低線量被ばくから健康を守る」が開催されました。
2014年 10月 17日 (金) 14:50:06 JST
http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-October/034592.html
で、講演の映像記録について教えていただきましたが、
その講演要旨も高松さんから教えていただきました。
その要旨で指摘されているように
放射能による影響でないとして
「超音波検査を実施したから
偶然早く見つかっただけで、長期間経過をみても
問題ない状態のがん患者
」
という説明してきたことと、
今回57名もの甲状腺がん患者は、転移し明らかに悪性度の高いものや、声帯麻痺や気管を圧迫する可能性のある患者であり、臨床的にがん患者であった事実
との矛盾を
福島県はきちんと説明しないといけないと思います。
福島近隣県、東日本での健康診断を!
多様で広範な健康障害に健康診断を!
のよびかけを大事だと改めて思います。
転載します。
10月12日の福島での講演会の映像(U-tube配信)視聴ください。拡散歓迎
皆様
(医療問題研究会・小児科医の高松です)
【拡散歓迎】お知り合いの皆様に拡散ください。
◎10月12日の福島での講演会の映像がU-tubeで配信されています。
20141012 UPLAN 高松勇「甲状腺がん103人をどう見るか、低線量被ばくから健康を守る」
https://www.youtube.com/watch?v=FmpWfE6wl9g
高松の講演は、10分頃から1時間23分までです。
(冒頭の数分と終わりの10分は、お祭りの影像が入っています。)
ご視聴頂けましたら幸いです。
また、お知り合いの皆様に拡散ください。
添付のチラシは、福島市等で撒いていただいたものです。
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放射能から健康を守る−医師のお話しと懇談会
10月12日(日)午後1:30開場 ふくサポ
(福島市民活動サポートセンター)
ふくサポ 福島市大町4-15 チェンバおおまち3階さま
【放射能健診署名実行委員会・福島】
高松さんはじめ医療問題研究会の甲状腺がんの取り組みは、小児科学会、公衆衛生学会などで、また海外(ドイツ、欧州、ベラルーシなど)でも注目されています。
小児科学会のホームページから「150ミリシーベルト以下の被ばくではがんの増加はない」という文言をおろさせることにつながっています。
※同日、福島市内では稲荷神社例大祭で連山車の巡行がありました。
10月12日の「放射能から健康を守る」講演要旨を以下に示します。
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「甲状腺がん異常多発-アウトブレイクはより一層明らかである」
本年8月24日、福島県は第16回県民健康調査「甲状腺検(先行)」結果概要を発表した。6月30日現在での結果
集計で、甲状腺がん患者が103名にも上ったことが明らかにされた。
1.福島県での極めて高い手術実施率
福島県おいて甲状腺がんで手術を受けた患者数は57人に上った。今回の発表では従来明らかにされなかった手術適応が一部明らかにされている。今回57名もの甲状腺がん患者は、転移し明らかに悪性度の高いものや、声帯麻痺や気管を圧迫する可能性のある患者であり、臨床的にがん患者であった事実が判明した。
福島では発見された甲状腺がん患者が、いかに多く手術されているかを検討すると、福島県では極めて高い手術実施率を示しており、重症な甲状腺がんの多発は明らかである。
従来は「甲状腺がんは最短で4〜5年で増加したというのがチェルノブイリの知見。(事故後1年半から2年の)今の調査では、もともとあったがんを発見している」(福島医大の鈴木教授)、
「20〜30代でいずれ見つかる可能性があった人が、前倒しで見つかった」(検討委の山下座長)と語っていた。
「超音波検査を実施したから
偶然早く見つかっただけで、長期間経過をみても問題ない状態のがん患者」
だという話は真っ赤な嘘であったのである。
2.甲状腺がん異常多発は明らか
甲状腺がんは、
国立がんセンター発表の日本全国の甲状腺がん発生率
と比較して、
通常あり得ない異常な高い発生状況であることがわかる。
2011年度原発周囲13市町村では67倍、
2012年度の中通り二本松市、本宮市で61倍、
郡山市で43倍、2013年度のいわき市で27倍・・であった。
3.福島県全体で甲状腺がんの発見率が高く
チェルノブイリ地域並みの高さ
甲状腺がんの発見率(対10万人当たり)は、2
011年度が33.5(38.7)、
2012年度が38.8(44.3)、
2013年度が30.4(39.5)
と福島県の発見率は県全体で異常に高かった(カッコ内は二次検診確定率で補正)。
残念ながら、この事実は、「甲状腺がん患者の福島県内での発生の格差がない」ことを強調するものではなく、
福島県全体が汚染されており、会津地方も含め強く汚染されていることを示すものである。
4.福島近隣県、東日本での健康診断を!
多様で広範な健康障害に健康診断を!
甲状腺がんは今後さらなる多発が考えられる。
今後の多発に備えた医療体制や検診体制の整備が急務である。
福島近隣県、東日本での健康診断が必要である。
また、18歳までと年齢枠にとらわれず、成人年齢層でも実施すべきである。
漫画「美味しんぼ」は被曝と鼻血の関係を投げかけたが、
実際に多様な健康障害は生じている。
2012年の疫学調査(福島県双葉町、宮城県丸森町、滋賀県木本町の比較、汚染地区回答者は4509名)では、
鼻血、狭心症、心筋梗塞、吐き気、疲れやすさ、風邪をよく引く
などが優位に高くなっていた。
チェルノブイリ事故調査からは多くの健康被害が生じることが確認されている。
実際には甲状腺がんアウトブレイク以外にも、今後さまざまな健康被害が明瞭になると考えられる。
甲状腺がんアウトブレイクの実態の解明とともに、さまざまな健康障害が生じてきていることを検証し、広範な健康被害の実態を明確にし必要な医療を求める健康診断要求が極めて重要になっている。
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以上、転載
太田光征
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