2014年09月14日

ウラを取らない日本のメディア体質(田中 良紹)――全社横並びで誤報、ウラを取らない、謝罪しない/「吉田調書」スクープは何らかの政治的意図?/日本のメディアの体質を俎上に

ウラを取らない日本のメディア体質(田中 良紹) - 個人 - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakayoshitsugu/20140912-00039060/

以下、抜粋。

ウラを取らずに記事を書く新聞社は朝日だけではない。ほとんど全社がウラも取らずに記事を書いている。

朝日の「吉田調書」スクープも私は何らかの政治的意図が隠されていると考えていた。そしてそれに対抗するかのように「吉田調書」は他紙にもリークされた。その結果、政府事故調の調書が国民に公開されることになったのはそれこそ「瓢箪から駒」である。手放しで喜ぶ訳にもいかない。

日本のように記者クラブで発表ものを書き、権力の側に目を付けられ、スクープをするか、あるいは出世していく仕組みとはまるで異なる。そして読者は気が付いていないのだが、日本の新聞はしばしば「誤報」を繰り返す。それが全社横並びで「誤報」するので誰も謝罪しないし訂正もしない。赤信号みんなで渡れば怖くないという訳だ。

それに比べれば今回のように「誤報」が表沙汰になる事は喜ばしい。願わくば朝日の「誤報」を検証する第三者機関には、二つの「誤報」の原因だけでなく、新聞社をはじめとする日本のメディアの体質を俎上に載せてもらわないと問題の解決にはならないと思う。


太田光征
posted by 風の人 at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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