2014年07月27日

パレスチナ問題における「原罪」は欧米列強やシオニズムの側にある

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Subject: [sinsai-chibanet:4293] パレスチナ問題における「原罪」は欧米列強やシオニズムの側にある
Date: Sun, 27 Jul 2014 09:18:45 +0900 (JST)

阿部です

先ほど、私のfacebookにUPした文章です。
イスラエルの蛮行を事実上黙認する日本政府に抗議しましょう。


パレスチナ問題における「原罪」は、欧米列強やシオニズムの側にある!

イスラエルによる今回の攻撃に先立つガザの現状は、イスラエルによる経済封鎖や分離壁建設によって巨大な監獄≠ニ化していた。水源を支配され、仕事を奪われ、食料や燃料や医薬品の供給を絶たれたガザ地区は、人口150万人の超過密のメガ・スラムに陥っていた。ハマスはこうした状況の中、パレスチナ人の生活を守るべく、教育や福祉や生活インフラを建設する活動などを通して力を拡大していった。

しかしイスラエルは、このハマスを脅威と受けとめ、叩き潰す必要があるとして、何度も軍事攻撃を仕掛けてきた。自らがイスラエルへの憎悪と反抗の原因をつくりだしていることはまったく顧みず、その反抗が気に入らないからと圧倒的な物量で攻撃をしかけ続けてきたのだ。だが、ハマスによるおもちゃのような手製のあるいは町工場製のロケット弾に対し、その数百、数千倍の破壊力を持ったハイテク兵器を繰り出して一般の民衆、子どもたちをも殺戮する戦争を、「自衛行為」だと強弁することは出来ない。

パレスチナ問題が発生したそもそもの原因は、欧州のユダヤ人の一部、当時流行の帝国主義的な考えに影響されたシオニスト・ユダヤ勢力が、1948年にパレスチナの地でイスラエル国家建設を強行したことにある。

当時の欧米諸国や国連は、「民なき国を国なき民に」などと言ってパレスチナの地でのシオニスト勢力によるイスラエル建国を支援、黙認した。しかしそこは「民なき国」などではなく、古くからパレスチナ・アラブが暮らす土地だった。当時の欧米勢力にとって、パレスチナ人は民ですらなく、パレスチナの地はユダヤ人に開かれた無人地帯のように映っていたのだ。

西欧諸国は自らの内部問題であり、自身で解決できなかった「ユダヤ人問題」(ユダヤ教・ユダヤ人に対する差別・迫害、その最悪の結果がナチスによるユダヤ人虐殺)を、非西欧の中東の地において、ユダヤ人に人工国家を与えることで「解決」しようと図った。そしてユダヤ人の一部もまた、自らが被った差別や抑圧の歴史を正しく活かすことが出来ず、「ユダヤ国家の建設」に唯一の解決策を求めた。先住のパレスチナ人の生活や権利を眼中に置くことなく、経済力とテロと戦争を駆使しながら、ユダヤ国家建設・拡大を推し進めていった。その背景には米英、米ソの勢力圏争い、資源を巡る角逐もあった。

その結果、多くのパレスチナ人が故郷を追われて難民となった。やがてパレスチナ人の中から解放運動が生まれ、民族主義派、社会主義派、イスラム主義勢力が育っていった。民族主義派のファタハなどの行き詰まりの中で、ハマスが台頭することとなった。パレスチナ解放勢力は多くの問題点や限界を抱えている、と人は言うかも知れない。しかしだからと言ってテロと戦争の手段でパレスチナ人を追い出したシオニストやそれを支援、黙認した勢力に、「正義」や「自衛」を語る一欠片の資格もあるわけではない。

パレスチナ問題における原罪≠ヘ、シオニストとその後援者の側にこそある!
私たちは、日本政府に対して、イスラエルの蛮行に荷担しないよう要求する! そして、イスラエルの無法行為を非難し、ガザ攻撃を直ちにやめさせるための国際的な圧力の一端を担うよう要求する!

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 09:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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