2014年07月20日

小出先生 ラジオフォーラム2014/7/19のお話(美味しんぼは事実を描写して感謝している)&母になったアイドルが今守りたいもの、千葉麗子さんのお話

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Subject: [uniting-peace:1063] 小出先生 ラジオフォーラム2014/7/19のお話(美味しんぼは事実を描写して感謝している)&母になったアイドルが今守りたいもの、千葉麗子さんのお話
Date: Sat, 19 Jul 2014 17:58:53 +0900 (JST)

 永岡です、第80回ラジオフォーラム、今週はジャーナリストの今西憲之さんの司会で放送されました。今日も朝のFMharoと夕方の三角山放送を聞き、三角山放送のスタッフの丸山さん、これをぜひ聞いて、安倍総理も聞いて、日本の将来について考え、小出先生のお話を聞いて原発のことも考えて欲しいと言われました。

 6月27日、週刊朝日で今西さん原発の記事、福島の広野火力に大量の放射性廃棄物が置かれ、21km先の警戒区域外、なぜあるのか、福島の原発の爆発でそこまで飛んだものであり、1年に170ミリシーベルト!の高線量ものが置かれ、東電は公表せず、この町や周囲にも知らせていないのです。とんでもない隠蔽で、この周囲にも放射能は広がっています。ラジオフォーラムでもこういうことを報じます。

 今週のゲストは元アイドル歌手の千葉麗子さん、福島出身で反原発運動にも参加されている千葉さんのお話です。千葉さん今西さんを兄貴と呼ばれています。

 チバレイという愛称で呼ばれて、昔はバリバリのアイドル、恐竜戦隊ジュウレンジャーのヒロインのピンク(プテラレンジャー)もされて、千葉さんの生き様は後半であり、なぜ千葉さん脱原発運動に入ったか、生まれは大阪で、小学校から福島に父とともに行き、福島事故で自分の父が佐藤前知事(プルサーマルに反対して国策逮捕)やチェルノブイリを見ていて、福島の浜通りはなぜ反対しないのか、中通も反対したのにとなった。

父は原発を懸念し、3・11は千葉さん子供を迎えに行く時に、地震で、原発は大丈夫かとなり、福島では小さいときから原発は危ないと思い、事故・爆発で、ネットによる情報は政府発表・マスメディアの発表と違い、避難者に毛布を貸す中、枝野氏らが安全と言い出したのです。

 その中、原発国民投票にも参加し、官邸前デモにも参加し、ツイッター、フェイスブックで、子供を持つ身で、原発に反対し、ネットではメディアにない情報が来て、山本太郎さんら仲間たち、チェルノブイリを体験した団塊ジュニア、このメンバーがメディアを恐れず活躍し、このメンバーで経産省前などで抗議し、千葉さんも官邸前で抗議し、経団連前や電事連などでも抗議した。

 その中、仕事をやるからとの懐柔工作などはなく、市民のできることをしており、今西さんもすごいと言われました。

 これからの活動、デモも行ったが、どこかの政治色や左右のラベルでやったら広がらず、若い人にも、原発を知らない人にもポップに伝えたく、新しい層へのイベントもしたいのです。

 小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話。

 今週はマンガ、美味しんぼのことで、5月に連載されたもの、第604話で記者山岡が福島原発で取材して鼻血を出して疲労感を覚えたと描写して、これがバッシングされ、小出先生もコメントを求められ、これを読んだ小出先生の感想は、このシーンではなく、この漫画は美味しんぼは素晴らしく思い、福島事故を取り上げ、苦難のどん底にいる被害者に寄り添う姿がはっきりとあり、ありがたく、こういうマンガが今あることをありがたく思われました。 

 その鼻血は事実で、それを描いて何も表現上の問題なく、騒ぐのはおかしいのです。

 前双葉町長の井戸川さんも述べられており、井戸川さんも鼻血を出しており、写真も示され、たくさんの人が鼻血を出し、小出先生もその話は聞いている。マンガだから許されるというわけではないが、ちゃんと議論すべきで、鼻血のことで騒ぐのはおかしいと言われます。

 石原環境大臣を筆頭に政府の要職もバッシングし、この背後に原発を再稼動したい原子力マフィアがあると小出先生は言われて、石原氏や菅氏ら自民の要職にある人は福島事故の責任があり、福島が安全とお墨付きを与えた自民党は責任を取らず謝罪もせずにマンガを攻撃し、異様であり、マスコミも美味しんぼの攻撃に加担したのはおかしいと言われました。

 自民の国会議員も国会で鼻血に言及し、小出先生、事実として出ている鼻血の原因を自民はちゃんと追究すべきなのに、鼻血と被曝の因果関係を否定しており、自民は全国の原発を再稼動させたく、福島を忘れさせたいので、何としても被害を否定したかったのです。

 正確な情報がいり、これまで蓄積されて来た被曝と被害の因果関係を証明するのは広島・長崎の被爆者で、大量の外部被曝の瞬間のデータであり、しかし今回は鼻のみ局所的な被爆があったと小出先生は思われ、検証すべきなのに、「これまでの(広島・長崎だけの)データで判断する間違い」、福島事故は人類初で過去に例がなく、過去にない被曝の事例もあり、科学は事実と経験の蓄積と検証が要り、事故に謙虚に向き合い、ありとあらゆる可能性を調べるべきなのが科学的な態度なのです。

 それなのに、政治家に科学的な態度はなく、しかし政治家は国民を守るべきで、頭から因果関係なしとするこの態度はおかしいのです。

 今西さん、美味しんぼのバッシングでマスコミでも欠けていたのは、漫画に出てくる記者の山岡さんの実在を確認していないことで、架空の人物かもしれないが、作者の雁屋さんの取材であり実在の可能性もあり、小出先生は美味しんぼで緻密な取材を見て、山岡は実名でないにせよ、実在の人がいると言われました。

今西さんもマスコミの人として反省すべきと言われて、小出先生も一時休載中の美味しんぼ、続けて欲しい、優れたマンガが今あったことを感謝され、これからも活躍して欲しいと言われました。以上、今週の小出先生のお話でした。やり取り全文は以下にあります。

http://www.rafjp.org/koidejournal/no80/

 ここで音楽、エアサプライのアンチインドメロディです(これはユーチューブにありませんでした)。

 

 後半のお話、千葉さん、大阪の天王寺で生まれて、福島で育ち、両親の仲が悪くて早く自立を目指し、アイドルを目指して東京に行き、家族から自立を目指して、アイドルのオーディションを受けて、仙台でまずやり、トップになったが、東京では3位、そして95年に引退して実業家になり、300万円で会社を作り、芸能事務所には行かず、自分で自由にしたく、企業を作ったのです。

 この会社、95年はネット黎明期、六本木ヒルズもなく、ネット系の仕事やヨガをやり、結婚、出産で、今はシングルマザー、息子さんは15歳、お弁当をフェイスブックに上げており、そんな中、脱原発運動に参加し、原発あかんという声を上げたら、今までと違う人間関係もあり、人間関係、ファンより、なぜ左翼運動をするのかと言われて、ピンと来ない人もあったのです。左翼ではなく、右翼の友達もいるのです。

 アイドルとしてもてはやされた時期もあり、それと脱原発について違和感はなく、恥ずかしい言い方であるが愛であり、両親の仲が悪く愛が欲しく、息子を産んで愛されることを目指し、愛されるだけでなく、愛することを考えて、脱原発は原発を息子のために残せないからでやっている。

ヨガもそういう精神であり、これから、脱原発の運動をどうするか、政治・政党色がつくと良くなく、個人の時代で、同じ世代の母親に、一部の人間の意見だけではなく、脱原発=左翼という概念を払拭するために活動しており、未来のためにやっている。ギャルたちが原発に関心を持つために活動しているのです。

 これをやるのは難しく、祖母は福島にいて、今の福島を祖母はそこで生きていくしかないと決めており、そういう人が福島に残り、意識の高い人は避難し、言えない空気、福島は線量が高く、その中で福島にいるしかない人もいて、そういう人に、線量の高さは福島県民は痛いくらい分かっており、避難ではなく保養、西日本などに母子を疎開させ、そこで遊ぶほうが間口が広く、ママたちが入ってこられるので、保養をやるというのです。

 みんなジャーナル、ヒップホップは民衆の音楽だと主張されるミュージシャンのDELIさん、反原発運動にも参加されるお話です。リトルマイクロフォンというバンドで活躍されています。自身のレーベルよりCDも出し、そのDELIさんがなぜラジオフォーラムに出るから、です。

 DELIさん、たね蒔きジャーナルから小出先生のお話を聞かれて、3・11以降原発反対は、偶然、ヒップホップは自分のコミュニティによるもので、アメリカでは黒人差別もあり、メンタリティの役目もあり市民権を得たが、今やっている。

東電前などで抗議し、地元(松戸市)が放射能で汚染され(2011/4〜5に気づく)、これは松戸市、避難者が南相馬から来て、DJ友達の親も来ていて、2km圏に家があり、ガイガーカウンターがあり、測ったら松戸でも反応し、南相馬は高いが、松戸の高さ、自分でもガイガーカウンターを持って測り、福島の子供を避難させる運動もあり、北海道にも連れて行き、しかし地元、関東での放射能被害は行政も動かず、もう少しどうにかならなかったかと思われるのです。

 DELIさんの歌にも出てきて、セシウム、ホットスポットと出て,若い人が受け入れて、放射能被害は子供に出て、若い人が関心を持たないといけない。DELIさんの世代が大人よりもっと関心を持つべきで、震災から3年、地元の市議会議員への立候補も考えて,政治は敷居が高いと思っていたが、政治は生活、家族や地域のことをやれば変わり、そういう国にしたい。ヒーローを待っても来ないからです。以上、DELIさんのお話でした。

 ラジオフォーラムでは、7月24日にロフトプラスワンウエストで小出先生のイベントを行います。

 今回は漫才で(笑)、しかしこれからも市民目線でやるということです。以上、今週のラジオフォーラムでした。

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 10:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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