2014年07月02日

7・1行動、お疲れ様でした

-------- Original Message --------
Subject: [sinsai-chibanet:4258] 7・1行動、お疲れ様でした
Date: Wed, 2 Jul 2014 04:38:58 +0900 (JST)

阿部です

7・1官邸前行動への参加、お疲れ様でした。
官邸前に行けなかった人も、気苦労されたと思います。
ともに、お疲れ様。
さっきfacebookにアップした文章を、以下に貼り付けます。


国民世論と、首相官邸を取り巻く数万の市民の声に背を向けて、安倍内閣が集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行した。安倍首相らは、これで日本も海外で戦争をする国に成り上がる第一歩を踏み出せた、と歪んだ勝利感に浸っているのだろう。

しかし、ことはそう簡単ではない。次の国会では、10本以上の法律の改正案を成立させなければならないが、私たちはそれを阻止するために全力を挙げて闘うだろう。仮に腐った公明党や、自民党以上に戦争好きの諸新党に助けを求めて法案を成立させることが出来たとしても、海外派兵が現実のものになる度に、国民世論との対峙が待ち構えている。安倍首相らは、一度既成事実をつくってしまえば日本人はそれに慣れていくだろう、憲法守れ、戦争反対の声も小さくなっていくだろう、とたかをくくっているのだろう。しかし市民はそんなに愚かな存在ではないことを、彼らもやがて知るだろうし、それを知らしめていかなければならない。

安倍首相の先輩格のウルトラ右翼政治家である中曽根康弘は、安倍よりは慎重であり、戦略家であった。中曽根は、国民的大闘争となった60年安保闘争から教訓を引き出し、憲法を変えるのは容易ではない、国民世論の虎の尾を踏み間違えたらオシマイだ、だから慎重に準備しよう、環境権だ新しい人権だと言って裏口から憲法改悪に手を付けよう、平和勢力の強力な一翼である労働組合を前もって弱体化させようと考えた。

安倍晋三自身には、そういう慎重さや戦略的発想はない。ただただ皮相浅薄な考えで、急進的に行動をしている。もちろん、その背後には、戦略を描いている者たちがちゃんといる。日本を本気で海外で戦争をする国に作り変えるために、用意周到に、着々と事を進めている連中が存在する。それは、このかんの一連の政策布陣、秘密保護法成立、武器輸出三原則撤廃、国家安全保障会議と国家安全保障局の発足、尖閣の紛争化と日本版海兵隊の組織化等々の整合性を見れば明らかだ。安倍晋三は、彼らにとっては使い勝手の良い政治家だ。その狭量な反中国・韓国意識と浅薄な右翼イデオロギーと歴史に名を残したいとの虚栄心を満足させてやれば、何でもやってしまう男だから。

しかし、彼らの望むとおり、日本が戦争をする国になってしまえば、イラク戦争やアフガンの戦争に参加した諸国と同じように、日本人にも死人が出る。他国の人々が死ぬことには鈍感な人々も、そういう事態には耐えられそうもない。だから次に戦争屋たちが考えているのは、それに耐えられる日本人と日本社会の構築だ。そのために、教育や文化や地域コミュニティ政策など様々な領域を動員して、戦争に絶えられる社会づくりが押し進められるに違いない。

戦争屋たちは、今のところは予定通りに事が進んでいるとほくそ笑んでいるのかもしれない。しかし彼らにしても、本来の悲願であった憲法の明文改憲には手が付けられず、96条の改正でハードルを下げようとしたがそれも国民世論の反対にあって叶わず、結局は一番安易で容易な閣議決定という方法に逃げ込まざるを得なかった。将来もっとまともな政府が成立して逆の閣議決定をすれば、安倍らの成果は水泡に帰してしまう。彼らの勝利は脆弱なかりそめの勝利に過ぎない。

安倍や戦争屋たちが依拠しているのは、中国脅威論に尽きるだろう。この脅威論の魔法に、日本国民は少し引っかかってしまった。しかしこの脅威論は、半分はフィクションであり、フィクションでない残りの半分も、動かしがたい現実というものではない。私たちの行動によって変えていくことが出来る現実だ。

中国の支配層が、かつての日本の侵略主義や米国の帝国主義の轍を踏むほど愚かかどうかは分からないが、もし彼らが膨張主義に走るならば、それを抑えるために世界の民衆と中国の民衆とが手を繋いでそれを牽制していく必要がある。他方、中国の支配層からすれば、米国や日本や韓国やオーストラリアなどによる対中国連携、特に日本が熱心に唱える反中国包囲網づくりは、日本にとっての中国以上に、自国にとっての脅威に見えているはずだ。中国を取り巻く日本・韓国・米国等々の諸国の民衆は、やはり手を取り合ってそれぞれの政府の反中国政策に反対し、それを押さえ込んでいかなければならない。

安倍首相と戦争屋たちに、国民の中に根強く生きる平和と非戦を求める強い思いを踏みにじればどうなるか、虎の尾を踏んだらどんなしっぺ返しが待っているかを、知らしめよう。

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 12:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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