2014年06月28日

PSI特別レポート:新サービス貿易協定と企業アジェンダ

PSI特別レポート:新サービス貿易協定と企業アジェンダ
TISAと公共サービス
http://www.world-psi.org/sites/default/files/documents/research/jp_tisaresearchpaper_hqp_internal.pdf

太田光征

以下、転載です。

-------- Original Message --------
Subject: [uniting-peace:0794] >  TiSA交渉をご存じでしょうか。
Date: Sat, 28 Jun 2014 07:17:56 +0900 (JST)


>  TiSA交渉をご存じでしょうか。
>  私は昨日、初めて聞きました。
>
>  WTO交渉で、サービス貿易に関する協定(GATS)分野で
>  激しい抵抗にあって盛り込めなかった部分をWTOに持ち込もうとする
>  ブロック交渉で、以下の23ヶ国の国と地域が参加しています。
>
>  米国、EU(加盟28ヶ国を代表)
>  オーストラリア、カナダ、チリ、台湾、コロンビア、コスタリカ、香港、
>  アイスランド、イスラエル、日本、リヒテンシュタイン、メキシコ、ニュージーラ
ンド、 ノルウェー、パキスタン、パナマ、パラグアイ、ペルー、韓国、スイス、トル
コ、
>
>  サービスは、農業と製造業を除く全ての分野です。
>  ありとあらゆる暮らしの仕組みに関わるものです。
>
>  とくにTiSAによって狙われているのは、公共部門の民営化と
>  再公有化の阻止(ラチェット条項)です。
>
>  たとえば、水道の民営化については
>  複数のISD裁定が出されていますが、
>
>  これらの例は、
>  料金の高騰、水質の悪化などを受け
>  失敗が明らかなために再公有化しようとしたのが
>  ISD提訴されたものです。
>
>  ヨーロッパでも水道を民営化した末、
>  失敗に終わり、再公有化する流れにあります。
>  
>  TiSAは、これをラチェット条項で縛ります。
>
>  国際公務労連の委託による
>  カナダの研究者の論文(日本語版)のURLをご紹介します。
>  www.world-psi.org/sites/default/files/documents/research/jp_tisaresearchpa
per_final_web.pdf
>  
>
>  グローバリゼーションによる市民生活の破壊は
>  ありとあらゆる方向から押し寄せているわけです。
>
>  以下、国際公務労連のブリーフィングの抜粋です。
>
> -----------------------------------
> ・TiSAは公共サービスの民営化に好都合な環境を生み出す。
>
> ・TiSAによって、政府は公共サービスを再公営化したり、
> 新たなサービスを立ち上げたりすることができなくなる。
>
> ・TiSAは医療機関、大学、学校の認定、公共水道、ゴミ処理施設、
> 発電所、放送の許認可と言った分野にも拡大している。
>
> ・TiSAは、労働者の安全、環境規制、消費者保護、
>  ユニバーサルサービスの義務といった分野における
>  政府の政府の立法能力を制限する。
>
> ・TiSAの対象は、いわゆるモード4のもと、
>  移民労働者の自由な移動など、
>  すべての部門と提供手段に広がる。
>
> ・TiSAで除外されるのは公共サービスのわずかな断片のみ。
>
> ・TiSAにはラチェット条項とスタンドスティル条項が含まれる。
>
> ・TiSAでは、内国民待遇に「ネガティブリスト」方式をとっている
>
> TiSAの交渉は、現在ジュネーブにて8週間に1度、秘密裏に進められています。
> このような交渉は、企業の大々的なロビー活動の山場に当たります。
>
>
> TiSAは将来の政府からも自由を奪います。
> 秘密主義と協議の欠如とともに、
> 将来の政府が拘束されることは、
> 政府の説明責任をとうという市民の民主的権利に対して、
> 重大な侵害であると言えます。
>
>
> ===============
> 名古屋市守山区中新10−8
>  シャンボール小幡2階B号
> 守山法律事務所
>     弁護士 岩 月 浩 二
posted by 風の人 at 10:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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