2014年04月04日

Fw:【団体賛同のお願い】環境団体声明(辺野古・高江)への賛同依頼

Date: Thu, 3 Apr 2014 18:03:08 +0900 (JST)

 永岡です、辺野古・高江の基地建設阻止の環境声明への団体賛同を募っています、皆様よろしくお願いいたします。
<以下、転送>
こんにちは。三石です。
以下、添付の声明文について、皆様からの団体賛同を頂戴したく呼びかけのご連絡を
しています。

一応「環境団体の声明」となっていますが、平和系の団体などでも、
辺野古アセス問題などで取り組んでこられている皆様を広い意味で環境団体と考え
る、という前提で呼びかけていますので、
ぜひ、ご検討くださいますようお願いします☆

賛同の集約先は、ここ(↓)です。
 okinawa2014@ramnet-j.org

賛同される際には、以下の情報をお知らせ下さい。(1)(3)は必須です。
(1) 団体名:
(2) 代表者名:
(3) 連絡先(住所):
(4) 電話・メール・HP等:
* 公開しない情報
(5) 担当者氏名:
(6) 担当者メール:

* 募集期間:4月1日から5月15日まで。
* 発表予定:5月22日(国際生物多様性の日)頃を予定します。
* 発表方法:政府関係機関等への送付、記者発表、メーリングリスト、ホーム
ページでの共有など。

念のため、呼びかけメールの後ろにも声明文を貼り付けます。
どうぞよろしくお願いします!

三石朱美
__________________

『辺野古新基地および高江ヘリパッドの建設に強く抗議し計画の撤回を求める環境団
体の声明と要請
〜軍事基地建設ではなく世界自然遺産への登録を〜』に関する賛同のお願い

呼びかけ人
花輪伸一 (NPO法人ラムサール・ネットワーク日本)
安部真理子(沖縄リーフチェック研究会)
三石朱美 (国連生物多様性の10年市民ネットワーク)
蜷川義章 (ジュゴン保護キャンペーンセンター)
真喜志好一(沖縄環境ネットワーク)
吉川秀樹 (沖縄・生物多様性市民ネットワーク)
安次富浩 (ヘリ基地反対協議会)
伊佐真次 (ヘリパッドいらない住民の会)

 皆さまの日頃の自然保護、環境保全活動に深く敬意を表します。
私たち呼びかけ人は、長期間、沖縄の自然保護・環境保全、人権・平和運動に関
わっており、このたび、環境団体による共同声明『辺野古新基地および高江ヘリ
パッド建設に強く抗議し計画の撤回を求める環境団体の声明と要請〜軍事基地建
設ではなく世界自然遺産への登録を〜』を発表し、辺野古や高江の自然環境と生
物多様性の保護、世界自然遺産登録、住民の安全・安心な生活環境の確保などに
少しでも役に立ちたいと考えています。
 現在、辺野古新基地に関しては、沖縄県民の約80パーセントが反対しているに
もかかわらず、県知事が県外移設の公約を破棄して埋立を承認したため、業者の
入札など沖縄防衛局による埋立工事の準備が進みつつあります。一方、高江で
は、住民、県民の強い反対運動を無視して森林破壊の米軍ヘリパッド建設が強行
され、オスプレイも既存のヘリパッドで訓練を行うなど、辺野古、高江両地域と
もに事態は切迫しています。
 つきましては、できるだけ多くの環境団体のご理解、ご協力を頂きたいと存じ
ますので、貴団体にも、共同声明・要請へのご賛同をよろしくお願い致します。
なお、共同声明発表の後は、集会やシンポジウムの開催、生物多様性条約締約国
会議(CBD/COP12、10月、韓国で開催)などを視野に入れて活動を組み立ててい
きたいと考えていますので、ご協力をいただければ有り難く存じます。

* ご賛同の申し込み先、問い合わせ先
NPO法人 ラムサール・ネットワーク日本
〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11 青木ビル3F
TEL/FAX:03-3834-6566
Eメール:okinawa2014@ramnet-j.org (今回の環境団体声明の専用です)
ウェブサイト:http://www.ramnet-j.org/okinawa2014/(呼びかけ文、声明文)
担当者:花輪伸一

* 賛同団体は、以下の情報をお知らせ下さい。(1)(3)は必須です。
(1) 団体名:
(2) 代表者名:
(3) 連絡先(住所):
(4) 電話・メール・HP等:
* 公開しない情報
(5) 担当者氏名:
(6) 担当者メール:

* 募集期間:4月1日から5月15日まで。
* 発表予定:5月22日(国際生物多様性の日)頃を予定します。
* 発表方法:政府関係機関等への送付、記者発表、メーリングリスト、ホーム
ページでの共有など。

--
【声明文】

2014 年5 月22 日
国際生物多様性の日

辺野古新基地および高江ヘリパッドの建設に強く抗議し計画の撤回を求める
環境団体の声明と要請
〜軍事基地建設ではなく世界自然遺産への登録を〜

琉球列島は、サンゴ礁や干潟、マングローブ林、亜熱帯林などの多様な自然環
境に恵まれ、地球規模で見てたいへん生物多様性の豊かな地域・海域となってい
ます。島々は、地殻変動や氷河期の海面変動により大陸との分離・連結をくり返
し、大陸から渡来した生物が隔離された島ごとに独自に進化し、その結果、多様
な固有種、固有亜種が生息・生育しています。これらの種は、多くが絶滅のおそ
れのある種です。また、世界の動物地理区分では旧北区と東洋区の移行帯にあた
り、南北両系統の要素が含まれ多様性豊かな動物相を形成しています。地球上で
は比較的希な亜熱帯林も、暖流とモンスーンにより雨の多い島々には豊かに生育
しており、島々を取り巻くサンゴ礁と同様に、多様な野生生物の生息場所となっ
ています。

IUCN・UNE P・W WF による「世界環境保全戦略」(19 80 年)では、琉球列島は、
優先して保護区を設置し保全を図るべき地域とされ、WWF の「グローバル200」
(199 6 年)でも、地球上で最も優先的に守るべき貴重な自然とされています。
また、I UCN(国際自然保護連合)は、沖縄のジュゴン・ノグチゲラ・ヤンバルクイ
ナの保全に関する勧告と決議を採択しています(2 000、200 4、200 8 年)。一方、
生物多様性条約で採択された愛知ターゲット(201 0 年名古屋)では、生物多様
性の状況改善のため積極的に保護区を設置し絶滅の防止を図ることを戦略目標
のひとつに掲げており、日本では琉球列島において実現されることが急務です。
しかしながら、琉球列島では、軍事基地建設や大規模公共事業などによる自然
環境の破壊と劣化が進みつつあります。特に、生物多様性保全の活動中心になる
べき沖縄島においては、米軍基地の建設と軍事訓練による生物多様性への脅威が、
ますます増大しています。そのため、豊かな自然環境および住民の生活環境への
悪影響が生じており、今後さらに増大することが懸念されています。

名護市の辺野古・大浦湾・嘉陽の海域は、巨大なアオサンゴ群集を含むサンゴ
礁や海草藻場が広がり、日本では絶滅のおそれが最も高い哺乳類であるジュゴン
が生息するなど、たいへん生物多様性が豊かな沿岸域です。20 09 年には、大浦
湾の海底の泥の中から36 種の新種のエビ・カニ類が発見されています。この海域
は、生物多様性と絶滅のおそれのある種の生息地として、また、独自の進化・種
分化が沿岸域の底生動物でも起きている可能性が考えられることから、世界自然
遺産の登録申請に含めるべき地域です。
この辺野古・大浦湾では米軍普天間飛行場の移設先として新たな巨大軍事基地
建設計画が進んでいます。昨年1 2 月末に、沖縄県知事は公有水面の埋立を承認
しました。しかし、この埋立承認は、公有水面埋立法の第4 条1 項を満たしてい
ない違法なものと言えます。

その理由のひとつは、国土利用の合理性がないことです。沖縄県の「自然環境
の保全に関する指針」では、辺野古・大浦湾海域は、評価ランク I の自然環境の
厳正な保護を図る区域とされています。生物多様性豊かな沿岸域の埋立は、合理
的な国土利用ではありません。環境に関する国際条約や国内法からみても自然環
境の保全を優先するべきであり、軍事基地建設目的の埋立は許容するべきではあ
りません。

ふたつ目の理由は、環境保全措置が適正ではないことです。環境アセス自体が
科学的かつ民主的には行われていないにもかかわらず、環境保全への配慮は適正
という恣意的な結論になっています。また、補正評価書や事後調査の未公開デー
タが多数あることが通信社の情報公開で分かっており、ジュゴンやウミガメ類の
保全措置は適正性に欠けることが指摘されています。埋立用土砂に含まれる外来
生物への対策もまったく不十分です。

環境アセス評価書に対する沖縄県知事意見の「自然環境および生活環境の保全
は不可能である」という評価は何も解決されていないし、名護市議会の議決を得
た名護市長の埋立に反対する意見への見解も何も示されていません。また、県知
事の埋立承認は公約違反であり、大部分の県民が強く反発しています。現在の普
天間飛行場では、協定違反のオスプレイの訓練が日常化しており、辺野古新基地
ができた場合には、同様に地域住民の生活への悪影響はたいへんに大きいことが
予測されます。

東村・大宜味村・国頭村の国頭山地には、亜熱帯の照葉樹林が発達する豊かな
森林生態系・淡水生態系が残され「やんばるの森」と呼ばれています。やんばる
の森は生物多様性に富み、沖縄島で独自に進化し種分化をとげた固有種・固有亜
種が生息・生育し、その多くが絶滅のおそれのある種とされています。そのため、
やんばるの森は地球レベルで保全される必要があり、世界自然遺産として登録さ
れるべき地域です。特に、宇嘉川流域は、海岸、河口、河川、渓流、照葉樹林が
自然状態で残され、森・川・海が連続する重要な環境です。
しかしながら、米軍北部訓練場( 約7, 800ha)の北半分を日本に返還するため
の交換条件として、やんばるの森の中に、東村高江の小さな集落を取り囲むよう
に、垂直離着陸機オスプレイ用のヘリパッド6 か所の建設が計画され、住民の強
い反対を無視して工事が強行されています。ヘリパッドは無障害物帯を含めて直
径75 メートルの巨大なものであり、幅3 メートルの進入路も合わせて造成され
ます。

これまで、大国林道などの工事で照葉樹林が切り開かれた場合、風の通り道と
なって道路周辺の樹木が立ち枯れてしまうことが明らかになっています。また、
道路法面の崩壊も少なくありません。したがって、6 か所もの巨大ヘリパッドお
よび道路の造成は、周辺の樹木の枯死、切り土・盛り土部分の崩壊、沢への赤土
流出などが発生し、森林に大きな悪影響をおよぼすことが予測されます。すでに
2013 年1 月には、工事中のヘリパッドの一部崩落と沢への赤土流出が起きてい
ます。沖縄防衛局の自主アセスにもとづく希少植物の移植などもうまくいかない
状況です。この自主アセス自体が、オスプレイの配備を隠したまま行われており、
形骸化した悪しき環境アセスそのものです。

将来、オスプレイによる軍事演習が頻繁に行われるようになると仮定すれば、
強い騒音や低周波音、着陸時の高熱の下降気流によって、周辺のノグチゲラ、ヤ
ンバルクイナ、アカヒゲ、アマミヤマシギなどの固有種、希少種の繁殖、生息を
妨げることは確実です。また、琉球朝日放送(QAB) のドキュメンタリー「標的
の村」に描かれたように、現在すでに高江住民の安心、安全な生活はヘリパッド
工事によって脅かされ、大きな負担がのしかかっています。今後もオスプレイに
よる軍事演習へと拡大されたら、人々の生活自体が破壊されることになります。
沖縄県には日本の米軍専用基地の7 4 パーセントが集中し、沖縄島はその面積
の18 パーセントが米軍基地で占有されています。米兵および米軍属による事件・
事故が絶えない状況です。戦後の69 年間、かつては日本本土からの移転による
土地の強制収奪により基地は増大し、現在ではさらに機能強化された基地が新た
に建設されようとしています。基地の見返りとして振興資金が投入されています
が、他県では通常の配分であるものが沖縄県に対しては振興資金の名目がつき、
高補助率の公共事業費の多くは本土企業に還流するなど、決して優遇されている
わけではなく、必ずしも地元のためにはなっていないのが現状です。振興資金に
よる大規模公共事業により、沖縄の海も山も川も、その自然環境は破壊されつつ
あり、地域住民の持続可能な生活も脅かされつつあります。

このような沖縄における状況は、日本国憲法が保証する住民の権利を無視する
もので明らかな差別です。沖縄では、環境、人権、平和がないがしろにされてい
ます。

以上のことから、私たち自然保護および環境保全に係わる団体は、沖縄県名護
市の辺野古新基地および東村高江でのオスプレイ用ヘリパッドの建設に強く抗
議するとともに、軍事基地の建設計画を撤回して世界自然遺産に登録することを
強く主張し、日米両政府および沖縄県知事に以下のことを要請します。

1. 日本政府とアメリカ政府に対して、
(1) 豊 かな自然環境と生物多様性に悪影響をおよぼす辺野古における新基地
計画、高江におけるオスプレイ用ヘリパッド建設を中止、撤回すること。
(2) 琉 球列島の固有種・固有亜種の重要生息地である北部訓練場は部分返還で
はなく全面返還すること、また、普天間飛行場も早急に返還すること。
2. 日本政府に対して、
(1) 辺 野古・大浦湾・嘉陽の海域およびやんばるの森の自然環境の保全と持続
可能な利用、地域住民の安全で安心な生活環境の確保を政策として実現す
ること。
(2) 「 奄美・琉球」の世界自然遺産登録の申請には、辺野古・大浦湾・嘉陽の海
域および北部訓練場全域のやんばるの森を含めること。
3. 沖縄県知事に対して、
(1) 辺野古の公有水面埋立承認を取り消すこと。
(2) 高江のオスプレイ用ヘリパッド建設を容認せず中止を求めること。

以上

-----------------
以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 11:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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