2013年12月06日

国会会期を延長するも「1票の格差」を放置、秘密保護法案を優先はもってのほか

国会議員の皆さま

 今国会の会期を2日間延長するとのこと。参議院が再開しました。お疲れ様です。市民の群れが続々と国会に集まっています。お気づきのことでしょう。

 本日6日も札幌高裁が7月の参院選を違憲状態とする判決を下しました。<かぎかっこ付き>の「1票の格差」を放置して国民主権をさらに切り縮める特定秘密保護法案を成立させれば、国会が1票の格差の是正に消極的であることをさらに浮き彫りにするだけです。

 会期を延長するなら、国会議員が権限を行使するための前提である平等な国民主権を保障するための立法について、時間を優先的に使わねばなりません。

 自由民主党と公明党は先の参院選において比例区でも選挙区でも過半数の得票率を得ていません。民意は明確に特定秘密保護法案に反対であり、国民の厳粛な信託を得ていない与党が同法案を成立させる権限はないのです。

 いま、参院本会議で民主党の福山哲郎議員が、参院安全保障特別委員長の中山雅治参院議員が休憩宣言をせず理事会と委員会を同時並行で進めた点、与党が民主党の常任委員会委員長2人の解任決議を強行可決した点などを批判しています。公聴会の開催経緯を含め、憲政史上、前例がありません。

 以上のように国民主権を無視する与党が国民の安全のためと言っても、信頼できるわけがありません。

 今夜は日本の政治史上、汚点をなす画期となってしまうのでしょうか。特定秘密保護法案を否決されるよう、求めます。

2013年12月6日

太田光征
posted by 風の人 at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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