2013年10月27日

ラジオ大阪 里見まさとのおおきにサタデー 矢野宏さんが秘密保護法を語る

「矢野さん、68年前の空襲、その情報が伝わっていたら、東京のことが伝われば名古屋、大阪の被害を減らせたのです。」

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 永岡です、ラジオ大阪の番組、里見まさとのおおきにサタデーに新聞うずみ火代表でジャーナリストの矢野宏さんが出られて、今日は秘密保護法について語られました。
 閣議決定された特定秘密法案、矢野さん、大事なもので、国会に送られ審議されるが、自民は衆参を押さえて可決する。この秘密保護法案、国民に知ってもらうために国民のパブコメを求めて8割が反対なのに、女優の藤原紀香さんもブログで反対され、この特定秘密、国の安全保障に支障をきたすもの、防衛、外交、特定有害活動の防止=外国の利益を図るスパイ活動、テロ防止の4つで、藤原さんの書かれたように範囲があいまい+何を秘密にするかは行政機関が勝手に決めるもので、スタジオでも怖いと言われ、里見さんも戦時中の特高警察、密告となるとコメントされ、矢野さん、政府にとって不都合な情報を隠されると、国民の知る権利が脅かされ、これを暴くジャーナリズムは罪になり、罰則が重く、秘密を暴露したら、公務員には懲役10年、情報を受けて発表したら最長で懲役5年。中国の船の衝突も暴露したら罪になり、あの3年前の尖閣事件がこの法案の基礎になっているのです。
 新聞、テレビの特ダネ、警察の汚職などを公表したら、その8割は内部告発で、中の人が正義感により暴露するものなのに、これで懲役10年、特定秘密があいまいだからです。だから、裏で何かやっているとか言うのを公表するのが罪になり、国にとってはこれを通さないとまずいことがたくさんある。 
 しかも、アメリカだと一定期間が過ぎるとオープンになるのに、日本だとそれはなく、秘密は秘密のまま闇に葬られるわけです。
 福島の原発事故、甲状腺がんの子供が40人というのも特定秘密になり、国に指定されると出なくなり、出すと処罰されるのです。何のためかと言うと、首都圏子供にも甲状腺がんの可能性があり、原発事故の疑いもある、それも出なくなるのです。
 矢野さん、68年前の空襲、その情報が伝わっていたら、東京のことが伝われば名古屋、大阪の被害を減らせたのです。当時の報道で10万人亡くなったことは報じられず、これが報じられていたら名古屋、大阪の人は避難できる、知る権利は、私たちの命を守るためのものなのです。
 世界中がギクシャクしており、こんなことも考えないといけないのです。
 矢野さん、あきらめずに、声を上げないと政府の思うまま、情報をオープンにしろと言わないといけないのです。TPPも、大きい会社はいいが、中小業者は困るのです。国民は考えないで手足になれということが透けて見える、おかしいことをおかしいと言うべきと言われました。世界を見ている藤原さんもこういわれるのです。
 矢野さん、これからも、ラジオでの発言をフォローします、どうもお疲れ様でした。

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 20:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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