2007年03月30日

国会だけで改憲しないでください

辻元清美氏は29日の憲法調査特別委員会で、改憲の発議権を内閣にも持たせる狙いがあるのではないか、という新論点を浮き彫りにしました。これを受けて民主党の枝野幸男氏も、憲法解釈との関係から、「法案の意味が違ってくる」と語っています。

はい、国民投票法案が憲法違反である、ということを民主党に言ってもらうチャンスができたと思います。

国民投票法案と抱き合わせで提案されている国会法改正案は、憲法第96条にモロ違反しています。






フラッシュアニメ↑のお持ち帰り方法
“へんな改憲手続き法案” by ZAKI
ZAKIさんのブログ

国民投票法案――国民主権も格差づけ
(こちらも転載歓迎!近々改訂予定)

FAXで送付しました(国会議員名簿):
国民投票法案、国会法改正案を審議している皆様

国会法改正案は、ただの法律で改憲するよ、というめっちゃくちゃなクーデター計画そのものです。国民投票法案とともに廃案でよろしくお願いします。

憲法第96条 
改憲発議要件
賛成衆院議員
320人以上(定数の3分の2以上)


国会法改正案
改憲発議要件
賛成衆院議員
100人以上


太田光征


朝日新聞3.30付け朝刊から抜粋:
社民党の辻元清美氏が「改憲の発議は、与党案では国会のみに与えられている」とし、内閣に改憲案のないことに確認を求めた。
だが、保岡氏は「内閣が提出するケースを排除しているのではない」と答弁し、政府が改憲原案を出す可能性に含みを残した。
これに対し枝野氏は「憲法の解釈として、内閣に発議権はない。あるという前提なら、法案の意味が違ってくる」と語ったうえで、「一見一致して見えても、議論を重ねると違っていることもある」と与党との落差をあえて強調した。

高田健さんの3.29第6回衆議院議面集会の報告から抜粋:
民主党の枝野理事は「安倍晋三君のせいで、憲法論議は政治的には15年引き戻され(冷戦時代の議論に戻ったとの意)、思想的には150年引き戻された(立憲主義を否定しているとの批判の意)」と憮然として批判した。
社民党の辻元委員が「法案では内閣が発議することを想定しているか」と質したのに対し、与党の委員はしどろもどろ、民主の委員も与党のそうした態度では自分たちとの一致はないと指摘した。これはあらたな重要論点の指摘だ。
共産党の笠井委員はいくつもの問題を指摘して、時間切れだがまだまだ質したいことがたくさんある、間違っても採決を強行するなと釘を刺した。
TV・CMの問題でも民主の枝野理事は法案作成時に想定していなかった議論が起きている、考え直す必要がある、と発言した。
posted by 風の人 at 09:51 | Comment(0) | TrackBack(5) | 一般
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