2013年05月25日

河野官房長官談話を見直す根拠はない:安倍内閣の閣議決定は歴代の閣議決定と同じ

安倍首相は第一次安倍内閣で「強制連行を直接示すような記述はなかった」ことを「初めて閣議決定」したと主張しているが、第一次安倍内閣の前にそのような閣議決定がある。だから、「強制連行を直接示すような記述はなかった」ことを前提にしている河野官房長官談話を見直す根拠は存在しない。

以下、つじともWEBから抜粋して転載します。

太田光征



橋下徹大阪市長の慰安婦を巡る発言の背景となった安倍首相の「閣議決定」に関する発言について:辻元清美 ブログ:つじともWEB
http://www.kiyomi.gr.jp/blogs/2013/05/23-933.html

さらに、安倍首相は「いわばその重たい閣議決定をしたのは初めてであります」(2013年3月8日の辻元の予算委員会質問に対する答弁)と、歴代内閣で初めて、「強制連行を直接示す記述はなかった」ことを閣議決定したと答弁している。ところが、これも虚偽答弁である。
すでに1997年11月21日、高市早苗議員の提出した質問主意書に同じ内容の答弁(G)が橋本内閣によって閣議決定されている。
G)高市早苗議員の質問主意書「慰安婦」問題の教科書掲載に関する再質問主意書(1997年11月21日)に対する答弁書
「いわゆる従軍慰安婦問題に関する政府調査においては、発見された公文書等には、軍や官憲による慰安婦の強制連行を直接的に示すような記述は見られなかった。他方、調査に当たっては、各種の証言集における記述、大韓民国における元慰安婦に対する証言聴取の結果等も参考としており、これらを総合的に判断した結果、政府調査結果の内容となったものである」

上記のように、河野官房長官談話について、第一次安倍内閣で新しい内容の閣議決定をしたわけではない。第一次安倍内閣は、歴代の内閣と同じ答弁や閣議決定を繰り返したに過ぎないのであって、河野官房長官談話を見直す根拠は存在しない。

にも関わらず、第一次安倍内閣であたかも新しい認識を示したかのような答弁を繰り返し、河野官房長官談話を見直す根拠にしようとする安倍首相の姿勢は、国民をあざむこうとしていると言わざるを得ない。
また、こうした安倍首相の発言をもとに発言する橋下市長も認識不足と言える。

posted by 風の人 at 12:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 従軍慰安婦・脱差別
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