2013年05月10日

日仏、排外主義の共通点 5/10(金)?5/11(土)ピエール・テヴァニアン来日講演

紅林進です。

フランスから反差別の活動家であり、人種差別や植民地主義をテーマに幅広い執筆活動を展開しているピエール・テヴァニアン氏が来日し、本日5月10日(金)、明日5月11日(土)の両日、下記の講演を行うとのことです。
以下、ご案内を転載させていただきます。
(以下転載)
ピエール・テヴァニアン 講演&討論 
このたびフランスから反差別の活動家であり、人種差別や植民地主義をテーマに幅広い執筆活動を展開しているピエール・テヴァニアン氏を招聘し、ヨーロッパにおける排外主義の現状と、これに対する市民団体の取り組みをテーマにした一連の講演会を企画しております。また講演とあわせて、フランスの移民排斥の現状を描いたドキュメンタリー映画の上映もおこないます。
日本でも、新大久保での反韓デモなど、草の根の排外主義が強まる一方、町田や福生での動きなど、行政による上からの排外主義的な措置も顕在化するようになりました。グローバリゼーションに伴い、階層格差や雇用不安などが拡大するなか、排外主義や人種差別もグローバル化する兆しを見せています。

日本とフランスでは、歴史的な文脈こそ異なりますが、近年における排外主義の高揚という点では、驚くほど多くの共通点が存在しています。ピエール・テヴァニアン氏の来日は、グローバル化する排外主義や人種差別について考える貴重な機会ですので、もし周囲に関心のありそうな方がいらしたら、以下の情報を転送していただければ幸いです。
それではどうぞよろしくお願いいたします。

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ピエール・テヴァニアン 来日講演日程
●5月10日(金) 16時30分―19時 一橋大学(東キャンパス)2号館 2301 
アクセスhttp://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html
キャンパス建物配置図http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html
講演&討論 「排外主義を煽るのはだれか? ―― 政治家、マスコミ、学者が
うみだすゼノフォビアの合意」
討論者 安田浩一(ジャーナリスト)
http://www.law.hit-u.ac.jp/home/pdf/tevanian%20hitotsubashi2.pdf
●5月11日(土) 14時―17時 東京外国語大学 227教室
交通アクセスhttp://www.tufs.ac.jp/access/
アクセス・地図http://www.tufs.ac.jp/access/tama.html
上映会&講演会「スカーフ論争 植民地主義によるジェンダー差別か、共生の
ための原理か」
討論者 徐阿貴(お茶の水大学)
*上映作品は、ジェローム・オスト監督『スカーフ論争――隠れたレイシズム
(Un racisme �・ peine voil�・)』(2004年、フランス、カラー、75分、日本語字幕付き)。
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○ピエール・テヴァニアン氏の略歴
1970年生まれ、エコール・ノルマル卒業、哲学アグレガシオン取得。現在は、
パリ郊外のドランシーにあるウージェーヌ・ドラクロワ高校教員。リセで哲学を
教える傍ら、人種差別や植民地主義をテーマに幅広い執筆活動を展開して
いる。また2000年以来、反差別団体Les mots sont importants(http://Imsi.net
の共同代表を務める。2003年にフランスで起きたイスラム・スカーフ論争の際
には、スカーフ禁止法の制定に反対する市民団体「皆のための学校を」(Une �
・cole pour toutes et tous)の設立に関わるなど、人権活動家としても知られている。
著書に、Chronique du Racisme R�・publicain, (Editions Syllepse, 2013);La haine
de la religion. Le nouvel opium du peuple de gauche ? (La D�・couverte, 2013);La
m�・canique raciste (Editions Dilecta, 2008);La R�・publique du m�・pris. Les m�
・tamorphose du racisme dans la France des ann�・es Sarkozy (La D�・couverte,
2007);Le voile m�・diatique. Un faux d�・bat : L’affaire du ≪ foulard islamique≫
(Raison d’agir, 2005) など。
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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 11:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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