「選挙制度改革どこまで本気? 有識者に議論を委ねた方が…」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/642480/
「与党案にある「中小政党優先枠」は、比例代表獲得議席数で中小政党にげたを履かせるものだ。大ざっぱに言えば、比例得票第1党は、比例代表定数150のうち90議席分でしか戦えない。「政党間での一票の格差」を新たに生み出すことになり、投票価値の平等に反する。」
(中略)
「民主党側は中小政党優先枠について「憲法違反の疑いがある」と反対している。ただ、民主党は与党時代、似たような「一部連用制」を提案した経緯があり、批判できる筋合いはない。一方、自民党も野党時代、民主党の一部連用制を「憲法違反の疑いがある」と非難した過去があり、どっちもどっちだ。」
「政党間1票格差」2倍超が違憲なら、現在の衆院比例区選挙すら違憲です。2012衆院選の比例区で、社民は議員1人を当選させるのに自民の4.87倍もの票が必要でした。
細田案が浮き彫りにする「政党間1票格差」(社民党支持者の1票の価値は、公明党支持者の1票の0.45票分)の違憲性
http://kaze.fm/wordpress/?p=449
投票価値の平等は定数配分だけで決まるものではなく、「1票の格差」を「定数配分の格差」の意味だけで使用するのは不当です。議員1人当たりの人口が厳密に同じであっても、1人区と5人区で投票価値が平等だなどとは、決して言えません。
死票率の格差が両選挙区の間で明確に存在し、有権者にとっての投票価値は明らかに1人区で低く、比較大政党(支持者)と中小政党(支持者)の間に「政党(支持者)間1票格差」が存在します。参院選の区割りは明白に違憲です。定数配分の格差だけが違憲の理由ではありません。
1票の格差とは何か
http://kaze.fm/wordpress/?p=381
同時にこの産経記事は、無所属候補が比例区の議席を争えないことの不平等性をもほとんど論理必然的に批判していることになります。
太田光征
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