2013年03月29日

将来も国民負担をお願いする際に切るべき身が残っていますか?

民主党幹事長・衆議院議員 細野豪志様
民主党政治改革推進本部長・衆議院議員 岡田克也様
日本維新の会国会議員団幹事長・衆議院議員 松野頼久様
日本維新の会選挙制度調査会会長・衆議院議員 園田博之様
みんなの党幹事長・衆議院議員 江田憲司様
生活の党代表代行・参議院議員 森裕子様
みどりの風代表・参議院議員 谷岡郁子様

将来も国民負担をお願いする際に
切るべき身が残っていますか?

2013年3月29日

民主党・日本維新の会・みんなの党の幹事長が3月22日に会談し、自民党の細田博之衆議院議員が提案している衆院比例区選挙制度案について見解を発表しました。

「選挙制度改革及び定数削減について」
http://www.dpj.or.jp/download/9958.pdf

ここでも「身切り論」が展開されていますが、この論理では将来において国民負担増をお願いする際に、切るべき身が残っていなければなりません。現在の議員が身を切れば後は負担増のし放題なら、虫が良すぎます。

定数削減により国会機能が低下することは国民の権利を縮減するものだし、比例区定数を削減すれば中小政党に投じる票の価値はさらに小さくなり(2012衆院選で既に、比例区の1議席当たりの得票数は、社民党が自民党の4.87倍)、小選挙区の定数を削減すれば小選挙区だけにしか立候補が認められていない無所属候補(の支持者)の権利がさらに損なわれます。

負担増を求める政党が負担増を求めない政党を押しのけて国会で勢力を拡大することは、「身を切る」のではなく「身を肥やす」というものです。

「国民負担と引き替えの国会議員定数削減」「有権者の権利を縛るネット選挙法案」で各党議員に要望
http://kaze.fm/wordpress/?p=445

議員定数の削減競争をしている国が他国から重んじられるとは思われません。定数を削減されないよう、お願いいたします。

太田光征
posted by 風の人 at 15:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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