2013年03月25日

自由民主党幹事長 石破茂様:細田案でも貴党は身を切らず、全国議席占有率は2012衆院選とほぼ同じで、一番有利なまま

自由民主党幹事長・衆議院議員 石破茂様
自由民主党幹事長代行・衆議院議員 細田博之様

細田案でも貴党は身を切らず、
全国議席占有率は2012衆院選とほぼ同じで、
一番有利なまま

2013年3月25日
石破議員は、貴党の細田博之衆議院議員が提案している衆院比例区選挙制度案で選挙を行った場合、「自民党が一番議席を減らし損をするが、それでもやる」とし、「身を切る<姿勢>」をアピールされました(自民・石破幹事長、選挙制度改革めぐり民主批判 TBS系(JNN) 3月23日)。

確かに、比例区では細田案で貴党が一番議席を減らします。しかし、比例区と小選挙区の全体で評価すれば、細田案でも、貴党の議席占有率は2012衆院選の61.25%から60.00%に変わるだけで、ほとんど「身を切る」ことになりません。比例区得票率27.62%の2倍以上もあり、貴党に一番有利なままです。他党の全国議席占有率も現行制度と細田案で実質的に違いはありません。

詳細については下記ブログ記事をご参照ください。

細田案が浮き彫りにする「政党間1票格差」(社民党支持者の1票の価値は、公明党支持者の1票の0.45票分)の違憲性
http://kaze.fm/wordpress/?p=449

2012衆院選の小選挙区で死票率は56%に上りました。実に有権者の2人に1人以上の票の価値がゼロということです。

細田案は平等な国民主権を保障しない現行制度に手を付けていません。「政党間1票格差」も違憲の目安である2倍を超えます。定数削減も国民の権利を縮減するものです。

太田光征
posted by 風の人 at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙制度
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