2007年02月09日

イラク従軍拒否日系3世の証言

 永岡です。
 イラク戦争は違法として、従軍拒否して軍法会議に掛けられている、日系3世のワタダ中尉の問題、広がっています。
 ニュース一覧、
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&ncl=1106186899

 中でも、東京新聞は、ワタダ中尉の話を載せています。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20070208/mng_____tokuho__000.shtml

 インタビューを転載します、

 判決直前のインタビューは、今月三日、ワタダ氏の講演会が行われたシアトルの教会待合室で行われた。

 ――軍法会議直前の心境は。

 私の考えは全く変わらない、このまま自分を信じて進むだけです。

 ――あなたは、アフガニスタンへの従軍は認め、イラク戦争は違憲としているが、違いはどこにあるのか。

 アフガニスタンでの戦闘は、アメリカ人の多くが思うように中枢同時テロにかかわる明白な戦いであると考えている。しかし、イラクには侵攻の理由となった大量破壊兵器の保有も、過激派組織アルカイダとの関係も証明されず、明らかに違法だ。

 ――日本の防衛庁が今年初め省に昇格し、海外派遣を業務として正式に行えるようになった。歓迎すべきか。

 日本が洋上で補給船と護衛艦を派遣し、米軍をサポートしていることは知っていたが、省に昇格したことは知らなかった。自衛隊は少し積極的(アグレッシブ)になっているが、どうして海外まで行く必要があるのか。理解はできない。

■日本は米をただす立場

 ――イラク戦争を支持している日本政府、また日本国民へのメッセージを。

 日本とアメリカの関係が非常に大切で、密接なことはとても理解できる。しかし、イラク戦争は後世の人々に説明できないほど違法な戦争であり、本来なら日本がわが国に対し、その違法性をただす立場にあるのではないかと思う。だから、日本の国民にも、もっと声を出してもらいたい。(中略)

 そして集会の最後にワタダ氏が「今のイラクはベトナム戦争のように泥沼化している。今同じ間違いを繰り返さないためにも、民主主義国家ではあなた方すべてが政治家なのだから、声を出すべきだ」と述べ、最後にマーチン・ルーサー・キング牧師の言葉を引用、「沈黙が、裏切りであるときが来た」と支持を求めた。

 「(戦争が無くなる世の中に)変えるのは、あなた。私の行動はイラクで死んだ三千以上の兵士たちと将来の子どもたちのためのトライだ」。今月三日、シアトルの講演会でこう呼び掛けたワタダ氏は、インタビューした横田氏に、日本との関係に対し「私は日本人の父を持つ三世ですが日本語はしゃべれません。知っているのは『どーも』と『ありがとう』ぐらいかな」と照れながら答えたという。


 このように、アメリカでも、イラク戦争に異を唱える軍人が、それもフルフォードさんの話ではたくさんいることに、勇気付けられました。
posted by 風の人 at 05:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック