2013年01月05日

自民圧勝で生活保護受給者は絶望の淵に

自民党は生活保護費の10%、1000億円を削減する方針だが、ちょうど同じ額の自衛隊予算を拡充する。

タイトル通り、「生活保護のリアル」を実感できる記事がある。

自民圧勝で生活保護受給者は絶望の淵に
元公務員ワーキングプアが語る貧困世帯の悲惨な現場

生活保護のリアル みわよしこ
http://diamond.jp/articles/-/29761
【政策ウォッチ編・第7回】 2012年12月21日

「頼むから、生活保護への締め付けや基準切り下げは、やめてくれ、と言いたいです。生活保護基準での生活が、どれだけ苦しいか、たぶんわかっていないでしょう。本当に実行したいんだったら、実際に生活保護基準の生活をしてみてほしいです。寒いところ、それも生活扶助が最低額の『三級地の二』の地域で、1ヵ月、車なしで、公営住宅にでも住んで、生活保護基準の生活をしてみてください。その生活ができるかどうか。できないでしょうけど」(北海道に住む生活保護受給者の平田さん)

「その平田さん自身の身分は、非常勤職員だった。ほぼフルタイムに近い労働時間、正規雇用されている職員と同じ内容の業務に従事しているにもかかわらず、収入は同世代の正職員の半分以下。手取り月収は、1ヵ月に約12万円だったという。」

自治体の人件費削減は、生活保護利用者の増大に結びついてしまっているのだ。」

「両親は、貧困世帯向けの教育支援制度も知らず、給食費を支払うこともできなかったので、子どもは、小学校に通うことを遠慮していたのだった。」

「問題を抱えた児童・生徒の家庭は、人間関係が「めちゃくちゃ」であることが多い。その背景には、親世代、あるいはその前の世代からの貧困の連鎖がある。児童・生徒だけを指導すれば、問題が解決するわけではない。」

<平田さんが現在住む町では、自治体も町も小さいために、連携が「ある程度できている」という。自治体が小さいので、「横のつながりがしっかりしている」のだそうだ。>

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太田光征
posted by 風の人 at 00:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | 一般
この記事へのコメント
憲法改正で日本が戦争に参加できる国になった時の兵員確保のために、生活保護でまともな生活をできない世帯を作り出したり、ワーキングプア問題を野放しにしているのではないか、と勘繰りたくなります。
生活保護受給額を減らして防衛費に回し、防衛産業が喜ぶ。ワーキングプア問題や過度のリストラを野放しにして、大企業は利益を確保しつつ、生保受給者と合わせて将来の兵隊も確保できる。
一石何鳥でしょうか。全ての石が一般庶民に当てられるのですが。
勘ぐりすぎでしょうか?
Posted by ナカ at 2013年02月01日 22:25
ナカさん、コメント、いま気づきました。

どこまで計画性を持って貧乏人温存の経済政策と戦争動員の企みを関連付けているのか、私には分かりませんが、差別的犠牲がなければ原発も戦争も成り立たないことを十分に承知しているはずです。

貧乏人に金を回せば経済が上向くという、当たり前の経済政策を取ろうとしない。
Posted by 太田光征 at 2013年02月26日 01:19
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