太田光征
以下、転載。
[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]
皆様
「深刻な先天性欠損、戦後のイラクで急増」(“Severe Birth Defects Soar in Post-War
Iraq”)と題された記事(10月28日付)が、アメリカのネットニュース『Truthout』に掲載されました。現在(10月29日)も、トップページの一番上に見出しが出されています。
今月中旬(10月14日)、イギリスの『インディペンデント』に掲載になった記事(「イラクにおける先天性欠損の途方もない増加−米英軍による軍事行動とのつながりを示す新たな調査−−来月には、WHOも調査結果を発表予定−)の後を追ったインタビュー記事ですが、アメリカをベースにした『Truthout』が取り上げたことは大きな意味があります。[内容は下記メール参照]
ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)のアメリカ人運営委員によりますと、『Truthout』はアメリカではとても信頼されているニュースサイトとのこと。広告に依存せず、寄付で運営されている、2001年創立のNPO組織のようです。ご参考までに。
嘉指信雄
ICBUWヒロシマ・オフィス
http://icbuw-hiroshima.org/
ーーーーーーーーーーーーーーー
記事原文はーーー
http://bit.ly/TO8R1k
http://truth-out.org/news/item/12371-severe-birth-defects-soar-in-post-war-iraq
Severe Birth Defects Soar in Post-War Iraq
Sunday, 28 October 2012 10:36
By Julia Kallas, Inter Press Service | Interview
A new study confirms what many Iraqi doctors have been saying for years –
that there is a virtual epidemic of rare congenital birth defects in cities
that suffered bombing and artillery and small arms fire in the U.S.-led
attacks and occupations of the country.
The hardest hit appear to be Fallujah (2004), a city in central Iraq, and
Basra in the south (December 1998, March and April 2003).
Records show that the total number of birth defects observed by medical
staff at Al Basrah Maternity Hospital more than doubled between 2003 and
2009. In Fallujah, between 2007 and 2010, more than half the children born
there had some form of birth defect, compared to less than two percent in
2000…..(以下略)
---------- 転送メッセージ ----------
From: Kazashi
日付: 2012年10月14日 22:43
件名: 今日の『インディペンデント』/イラクにおける先天性欠損の途方もない増加 −来月には、WHOも調査結果を発表
To: nodu
[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]
イラク戦争中、最も激しい攻撃が行われたファルージャにおける先天性欠損症などの急増については、特にイギリスのメディアが繰り返し報じてきていますが、今日10月14日にも、新たな調査結果に基づくリポートが掲載されました。以下、その概要です。
[原文は―− http://ind.pn/T0OmE5]
「イラクにおける先天性欠損の途方もない増加
−米英軍による軍事行動とのつながりを示す新たな調査−
−来月には、WHOも調査結果を発表予定−
サラ・モリソン(『インディペンデント』、2012年10月14日)
最近のEnvironmental Contamination and Toxicology bulletinに掲載された、Mozhgan
Savabieasfahani博士(アメリカ・ミシガン大学公衆衛生学校:環境毒物学)などによる調査結果によると、ファルージャで2007-2010年に生まれ、記録された新生児の半数以上に先天性欠損が認められた。ファルージャ猛攻の前は、10ケースに1ぐらいの割合で、さらに1990年代以前は2パーセント以下だった。また流産率は、以前は10パーセントほどだったのが、2004年以降の年間をみると45パーセント以上となっており、2007-2010年では6件に1件ほどの割合になっている。しかも、こうした数字ですら「過小評価」であるかもしれない。なぜなら、先天性欠損の子どもが生まれた場合、報告せずに隠したままにする親が多いからだ。
また、先天性欠損の子どもの髪の毛からは、他の子どもと比べて5倍の鉛、6倍の水銀が検出されたことから、今回の調査は、先天性欠損症の増加と、過去20年間の戦争で使用された砲弾などから出された金属への曝露との間に関連があると考えられる。また、劣化ウランの関わりについても、資金が集まり次第、調査を始めたいとしている。
なお来月には、ファルージャやバスラを含む、9つの「ハイリスク」地域における先天性欠損症の増加に関してWHOが行ってきた予備調査の結果が公表されるが、顕著な増加が認められた地域に関してはさらなる調査が行われるものと見られている。
アメリカ国防省は、「バスラにおける先天性欠損の増加と、武器に含まれていた金属への曝露の関連性を示す公式のリポートは何ら認知していない」として、こうした関連性を否定し、イギリス政府スポークスマンも、「バスラにおける先天性欠損の増加と通常兵器の関連性を確認した、信頼すべき科学的・医学的リポートは存在しない。イギリス軍によって使用されている全ての武器は、国際人道法に沿い、ジュネーブ条約に従ったものである」としている。」
嘉指信雄、ICBUWヒロシマ・オフィス
http://icbuw-hiroshima.org/
『ウラン兵器なき世界をめざしてーICBUWの挑戦ー』
(合同出版、2008)
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