2012年09月29日

山下俊一氏による長崎、福島での子ども甲状腺検査の結果を比較できるのか?

山下俊一氏による長崎、福島での子ども甲状腺検査の結果を比較できるのかできないのか、論争になっています。

長崎での検査:
Urinary Iodine Levels and Thyroid Diseases in Children; Comparison between Nagasaki and Chernobyl
https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj1993/48/5/48_5_591/_pdf
福島での検査:
福島県の子ども甲状腺検査:嚢胞有病率の上昇と被ばくレベルの関係http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/293739672.html

この問題で重要なのは、比較できないと主張するなら、そのように論評して済ますことでなく、福島の子どもたちの甲状腺の状態を正確につかむことができるよう、そのような検査をしろ、説明責任を果たせ、と山下氏に迫ることのはずです。

参考情報・「深川市立病院関係者からの、重要情報です。」に関連して
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/78b471136874dc23e81164cfb7fddf42

「つまり二つの調査は、同じ結果を示しているということになります。『現在時点においては、福島の子どもに何ら異常は見られない』というのが、長崎のデータと比較した結論になるはずです。」
「私の投稿は「結節」と「のう胞」を取り違えているとの指摘でした。その通りですので、訂正します。ただし、この訂正で結論全体が左右されることはありません。」
「5mm未満が含まれていないゴメリデータや長崎大学調査データと、5mm未満が含まれている福島データを比較しても無意味であるというのが、私の意見です。この結論は、いまも変わりません。」

放射線の健康影響をめぐる誤解 片瀬久美子
http://webronza.asahi.com/synodos/2012071900001.html

片瀬氏の場合は、「長崎の調査では250人と被験者数が少ないので、結果の誤差がその分大きくなっている」と認め、全体として比較できないのだ、という論旨でありながら、「分類の基準を合わせてデータを比較してみると、福島と長崎の検査結果の差はほとんどないことが分かりました」で終わっています。

見た目の数字の差はその通りですが、ご自分の論に従えば、実態は分からない、だから明らかにすべきだ、ということになるのが、当然でしょう。

太田光征
posted by 風の人 at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放射線による健康被害
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