2012年07月26日

生方幸夫様:原子力規制委員会人事には反対を

衆議院議員・環境委員会委員長 生方幸夫様

委員長候補の田中俊一氏は原子力委員会代理などを務めてきた方で、今回の福島原発事故を起こした責任を持っていますが、その責任すら果たさずに、新たな規制機関の名の下に原子力を推進しようとしています。

田中氏は「放射線の中で頑張ろう」という「福島エートス」運動でも講演をしているような人物です。

ETHOS IN FUKUSHIMA: 伊達ダイアログセミナー 田中俊一さん(放射線安全フォーラム)Syun-ichi Tanaka (Radiation Safety Forum)
http://ethos-fukushima.blogspot.jp/2012/03/syun-ichi-tanaka-radiation-safety-forum.html

放射線防護基準で国が依拠するがICRP、ICRPが依拠するのが放影研ですが、その放影研ですら、固形がんによる死亡リスクに閾値はない、ということを去る3月の論文で認めていますが、田中氏は100ミリシーベルト以下では健康影響がない、という認識を持っています。

内部被曝−資料
http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/273231204.html
(24) 放射線影響研究所が放射線影響に閾値がないことを認めた
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/273151819.html
原爆被爆者の死亡率に関する研究
第 14 報 1950–2003 年:がんおよびがん以外の疾患の概要
「全固形がんについて過剰相対危険度が有意となる最小推定線量範囲は0–0.2 Gy であり、定型的な線量閾値解析では閾値は認められなかった。すなわち、ゼロ線量が最良の閾値推定値であった。」「非腫瘍性疾患では、循環器、呼吸器、および消化器系疾患でリスクの増加が示されたが、因果関係については今後の研究が必要である。」

福島では子どもの35%の甲状腺から嚢胞が検出されたと山下俊一氏が報告しています。山下氏が2000年に長崎の子どもを対象にした調査では、嚢胞検出率はわずかに0.8%でした。山下氏は一部を除いて、福島の子どもの検査を2年後までするな、と全国の甲状腺学会会員に通知しています。

ふくしま集団疎開裁判: 【裁判報告2】35.1%の子どもに「のう胞」が見つかった福島県民甲状腺検査結果(第2回目):3.11以前の山下見解を鏡にして3.11以後の山下見解を写し出した意見書を提出
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/05/351.html
ふくしま集団疎開裁判・松崎道幸意見書(2012年5月19日)
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131Matsuzaki-opinion.pdf

東大医科学研究所の上昌宏氏も伝えているように、国は放射線による健康影響を解明するために必要な診断・調査をさせない体制を固めようとしています。

Twitter / KamiMasahiro: 飯舘村で一緒に健康相談した医師から。何考えているんだ ...
https://twitter.com/KamiMasahiro/status/80275471840972800
上 昌広 ‏@KamiMasahiro
飯舘村で一緒に健康相談した医師から。何考えているんだろう。 「本日、病院幹部(私もその一人)に文科省と厚労省の連名で通達が書面できました。原発被害を受けた地域への関係学会が認めない健康診断や調査は住民たちの負担を増やすので、許可を得てからやりなさいと」

福島県も同様です。

金子勝
Twitter / masaru_kaneko: 福島県立医大は原発事故による県民健康管理調査や放射線 ...
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/227175942001405952
福島県立医大は原発事故による県民健康管理調査や放射線研究に取り組む新センターの基本構想を出す。一方で,インターネットを通じて被曝線量を推計できるシステムを妨害しながら「人類の財産にしたい」?福島県民はモルモット?原発事故で焼け太りです。 http://goo.gl/JadA1

現在ですら、放射線影響を究明し、被害を防止するために必要な医療が機能していません。福島原発事故の責任を取らず、放射線影響を軽視し、しきりに賠償打ち切りを主張して、「放射線安全フォーラム」でプルサーマルを推進しているような人物が原子力規制委員会の長に就くことになれば、放射線被害を隠ぺいするための医療体制は万全のものとなり、原発推進が保証されます。

生方議員におかれましては、採決前に人事案の撤回要求を表明されるとともに、本会議でも反対票を投じていただくよう、お願いいたします。

太田光征


以下、参考資料です。




(1)原子力規制委員長に就任する田中俊一はこんな人 - Togetter
http://togetter.com/li/341682

(2)金子勝氏による委員会人事案批判。

【こんな人が…11】言い忘れましたが、日本原子力研究開発機構安全研究センター副センター長の更田豊志氏は、日本原電から毎年報酬を得ています。原発に批判的な人を入れたくない野田め政権は、金額が少ないから大丈夫だという。何という無神経ぶり。 http://goo.gl/ZfUoU

昨日の記者会見で述べたように、文科省傘下の日本原子力研究開発機構と経産省傘下の原子力安全・保安院など、約5000人の原発官僚が6000億円もの原子力予算を使う。田中俊一氏は原子力機構の村長の一人です。原発推進側の人間が規制側につく人事。 http://goo.gl/bsfsP

原子力規制委員会の人事案は原子力ムラ人事。さらに、2007年に与野党合意で「事前に報道があった人事案は受け付けない」とする合意を今回は踏みにじって強行する予定だという。腐った原子力ムラが座れば、とくに委員長は5年任期ですからひどいことに。 http://goo.gl/sQcKx

朝日新聞の県外避難者調査。福島県外に避難している222人の母親から有効回答。191人が「二重生活の経済負担」、146人が「将来展望立たない」、93人が「賠償金支払いに不安」です。こうした状況で損賠審の田中俊一氏は賠償打ち切りを進める。 http://goo.gl/IzJj6

福島県立医大は原発事故による県民健康管理調査や放射線研究に取り組む新センターの基本構想を出す。一方で,インターネットを通じて被曝線量を推計できるシステムを妨害しながら「人類の財産にしたい」?福島県民はモルモット?原発事故で焼け太りです。 http://goo.gl/JadA1

問題の多い放医研がインターネットを通じて被曝線量を推計できるシステムを開発したが,もっとひどい福島県側が「不安をあおる」と反対し導入が見送られていたことが明らかに。ちなみに県の放射線アドバイザーは山下俊一氏、徐染アドバイザーは田中俊一氏。 http://goo.gl/h6bST

問題の多い放医研がインターネットを通じて被曝線量を推計できるシステムを開発したが,もっとひどい福島県側が「不安をあおる」と反対し導入が見送られていたことが明らかに。ちなみに県の放射線アドバイザーは山下俊一氏、徐染アドバイザーは田中俊一氏。 http://goo.gl/h6bST

【こんな人が…10】損賠審で田中俊一氏は、20mSv以下になり避難が解除になったら補償は即打ち切れという発言を繰り返す。「解除された時点で、私はもう即戻っていただいていいという感じで。(略)(解除から)1カ月とか、そのぐらいでよろしいのではないか」と発言、能美会長を困らせてきた。

【原子力委員の発言5】田中俊一氏は2009年に、再処理も原発もうまくいっている、20年、余裕があるという文章を掲載。タイトルは「真夏の昼の夢」です。福島原発事故の監督者責任は、今も原子力ムラ機関に天下りし見せかけの「謝罪」ですまされるのか。http://goo.gl/vUrjY

【原子力委員の発言4】田中俊一氏は2009年放射線委員会で「私はどうしても日本の場合には原子力研究開発機構が中心にならざるを得ないと思います」と出身母体=原子力開発機構への財政支出を増やす利益相反発言をくり返す。これでも脱原子力ムラ人事? http://goo.gl/pwnj2

【原子力委員の発言3】田中俊一氏は「JCO事故のとき住民は国とか企業に対して(略)アンチ的な対応になります」「ものすごい損害賠償の数が出て来た(略)割にスムースにまとまりました」と賠償額削減を自慢。福島に入って手抜き徐染させるのも同じ? http://goo.gl/L6yTg

【原子力委員の発言2】田中俊一氏は09年放射線委員会で「今年は教育の方は放射線教育とかエネルギー教育ということが今度入ってくるということで、何年か経てばそういう効果が出てくると思います」と発言。子どもに原子力教育で放射線大丈夫の刷り込み? http://goo.gl/sGfsn

【原子力委員の発言1】佐藤栄佐久前福島県知事の逮捕があったが、田中俊一氏は「プルサーマルをきちっと着実に進めていくということについて、去年からみますとこの1年間に少し前進したように思います」と発言。プルサーマル推進に全力をあげていた。 http://goo.gl/wWU8i

市民の落選運動が始まってます。「大飯原発の再稼働について慎重な判断を求める署名」に署名しない議員をリストアップした「オトスンジャー」というサイト。おやと思う人が署名していませんが、たぶん永田町を見て市民を見ていないからでしょう。面白い。 http://e.gmobb.jp/otosunjer/

【原子力村官僚5】原子力規制委員会人事に関するメディア報道がひどい。 読売の実務派という記事だけでなく、昨日の朝日は田中氏を縦割り行政を批判し福島の徐染を進めていると持ち上げる記事。 http://goo.gl/GkKud 今朝の朝刊も「「脱原子力ムラ」で人選」との記事。誤報?

【原子力村官僚4】田中俊一氏が活動する団体名と内実が違うので騙される。現職の高度情報化機構は原子力データセンターが改称しただけ。NPO放射線安全フォーラムは原子力企業の会議室で田中氏の「プルサーマルの安全性と必要性」という講演会を開催。 http://goo.gl/5pP6o

田中俊一氏らの20mSv未満切り捨て論に抗議して、今年7月1日に南相馬市最大のホールに1200人以上が参加し最大規模の住民会合が開かれた。田中氏が福島で東電救済のために何をし、どう言しているのかを見ないと、トンデモないことになるだろう。 http://ghb-law.net/?p=434

【こんな人が…9】田中氏は26回損賠審でも、原案に「放射線防護の基準を参照にしつつ」を加えよと20mSv未満切り捨てを執拗に主張。 http://goo.gl/CftWK 東電も事業計画で20mSv未満切り捨て賠償費用4344億円削減。 http://goo.gl/V1L5

【こんな人が…8】田中俊一氏は、25回損賠審で「基本的には建前的な言い方をすれば、20mSvをさがったということで解除になる」という年20mSvまで子供も妊婦も被爆すべしという。しかも収入も道路も水道もなくても帰還を強制する。これが東電の事業計画参考資料で賠償費用削減の基礎に。

【こんな人が…7】田中俊一氏は、損害賠償紛争審査会発言(25回)で「収入が得られる状態までというと(略)終期がないような賠償になる。(略)どこかでけじめを」と、被災者の苦難を見捨て、東電を救済するため南相馬7月保障打ち切りを主張している。http://goo.gl/nwzTE

【原子力村官僚3】現在、田中俊一氏が天下っている「高度情報科学技術研究機構」というのは、情報科学とななんの関係もない1981年設立の原子力データセンターの改称名です。彼の経歴を見ていると、原発マネーと税金にたかる原子力村そのものです。 http://goo.gl/sPr6m

【原子力村官僚2】田中俊一氏がいま活動する「NPO放射線安全フォーラム」は、原子力村企業が「プルサーマルの安全性と必要性」というセミナーなどを原子力企業会議室でやるプルサーマル推進のNPOです。原発事故で焼け太りする原子力村の象徴です。 http://goo.gl/QGh1W

【原子力村官僚1】田中氏は日本原子力研究所出身、もんじゅの原子力研究開発機構顧問で原子力委員会委員長代理で原子力村そのもの。 http://goo.gl/a0EHc 徹底した上から目線の住民無視で飯館村住民の不信をかう。実務家というマスコミの垂れ流し情報は目を覆うばかり。

【こんな人が…6】田中俊一氏は、地元自治体や母親の学校除染の要請で環境省が除染目標を年1ミリとしたとき、これに反対し5ミリまで切り下げを主張した。一貫して、東電の費用削減を住民、子供の健康より優先してきた原子力官僚です。思い出そう! http://goo.gl/GBNRA

【こんな人が…3】田中俊一氏には、住民の命も健康も守ろうとする姿勢がない。彼が2011年8月に原子力委員会で行った報告(特に5〜6頁)では、住民の帰還条件を1〜20mSv未満とし、当面5mSvでいいとする。東電の賠償費用削減の先頭に立つ。 http://goo.gl/eZhSY

【こんな人が…2】飯館村長泥地区はバリケード封鎖され、立ち入り禁止にされた。 http://goo.gl/exUiP その長泥地区で、田中俊一氏が事故後に区長宅におしかけ、異常な線量にもかかわらず避難もすすめず「除染実験」を試みた。 http://goo.gl/osFcE

【こんな人が…1】田中俊一氏は、児玉龍彦東大アイソトープセンター長がBGO検知器を用いた食品検査機開発を昨年8月に提案した時も、「金がかかりすぎる」と妨害発言をした。その機械は開発に成功し、福島のコメ全袋検査の鍵となっている。命より金? http://goo.gl/VbtFJ

以下、転送です。

-------- Original Message --------
Subject: [CML 018772] 【大至急・拡散!】田中俊一候補らの差し替えを:原子力規制委の人選にNO!緊急アピール
Date: Sat, 21 Jul 2012 21:57:06 +0900

東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

絶対に通させてはいけない人事案であるにも関わらず、マスメディアでは、
「『脱・原子力ムラ』で人選」(朝日、7/21)「(田中氏は)政府批判の
市民派」(東京、7/21)などの驚くべきタイトルで報じられています。

早ければ26日(木)にも衆院本会議で同意手続きか、との報道もある中、
限られた時間を有効に活かして、何としても人事差し替えを実現しましょう。
国会議員などに働きかけを! 持てる力を集中してください!

【細野大臣にも抗議・要請を!】

◆細野豪志(環境相、原発事故収束担当相)
国会事務所 FAX:03-3508-3416 TEL:03-3508-7116
地元(三島)事務所 FAX:0559-91-1270 TEL:0559-91-1269
細野議員個人へのお問い合わせフォーム
http://goshi.org/contact/

---------------------- 以下、転送 ----------------------

みなさま

氏家(eシフト/水源連)です。
 (転載・拡散お願いします。重複の場合失礼します。)

7月20日に報道された原子力規制委員会の人事をめぐり、
eシフトおよびエネシフ・ジャパン有志が声明を出しました。

リード文付で、下記のブログにアップしています。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-5a71.html
※ツイッター等で広めてください。

PDFは下記から。
https://dl.dropbox.com/u/23151586/20120721_jinji.pdf
※印刷して広めてください。

ご承知の通りこの人事は大問題です。これが通れば、原子力ムラに原子力
行政を牛耳らせることとなります。原子力規制委員会が大きな権限をもつ
ために、これが通れば、脱原発の活動が吹き飛びかねないほどの大きな打
撃となります。

しかし、まだ間に合います! これは国会の両院の同意が必要です。
ぜひ、国会議員に問題を伝え、反対するように働きかけてください!

東京では、来週から国会議員への働きかけを行おうとしています。しか
し、手が足りていません。みなさまのお力が必要です。

反対の声をあげて!と国会議員やマスコミに働きかけてください。
よろしくお願いいたします。


*********************以下緊急アピール***********************

 ------------------------------------------------------
 <「原子力規制委員会」の同意人事に関する緊急アピール>

 細野豪志大臣!原子力規制委員会に「原子力ムラ」の人選!?
    田中俊一氏らから適任者に今すぐ差し替えを!
 ------------------------------------------------------

<「原子力規制委員会」の同意人事に関する緊急アピール>

  細野豪志大臣!
     原子力規制委員会に「原子力ムラ」の人選!?
        田中俊一氏らから適任者に今すぐ差し替えを!

  2012年7月21日

  eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
  エネシフ・ジャパン有志 

 7月20日、「原子力規制委員会」の5人(田中俊一氏、更田豊志氏、大島
賢三氏、中村佳代子氏、島崎邦彦氏)の国会同意人事案が複数のメディア
に報じられました。新しい原子力規制委員会の設置は、「1.利用と規制
の分離、2.原子力安全規制に対する国民の信頼を得る」の二つを大きな
目的とし、その人選は「1.中立公正性 2.透明性の確保を徹底する」
としていました。
 ところが、政府は、原子力学会会長や原子力委員長代理(2009.1.1〜
2009.12.31)として、原子力事業者と一緒になって原発を推進してきた田
中俊一氏を、規制委員会の委員長に横滑りさせるという提案をしました。
これは、「原子力ムラ」の中心人物に「規制」を担当させるもので、「利
用と規制の一体化」に他ならず、「中立公正」でもなく、国会での法案審
議の趣旨を踏みにじり、原子力安全行政に対して更なる国民の不信をもた
らす人事案です。
 同意人事案提案の責任は、細野豪志原発担当大臣にあります。細野大臣、
「原子力ムラとの決別宣言」を全うするよう、直ちにこの案を撤回し、適
切な人事案を国会に提示してください。

≪問題だらけの政府人事案:直ちに差し替えを!≫

【委員長候補】

×田中俊一(たなか しゅんいち)氏:【原子力ムラ・不適格】

 (独)日本原子力研究開発機構(旧動燃)副理事長、原子力委員長代理、
原子力学会会長を歴任。

※長年にわたって「原子力ムラ」の中心で活動。

※「原子力委員会」は国の原子力推進機関。原子力事業者と秘密会合を重
ねて原子力を推進するなど公正さに疑惑がもたれており、原子力委員長代
理としての田中氏の行動に対する第三者による検証が必要。

※副理事長である「(独)日本原子力研究開発機構」は、政府の原発推進、
核燃料サイクル推進の研究開発機関。高速増殖炉「もんじゅ」の設置主体
であり、「原子力ムラ」の関係者ではなく、「当事者」。

※さらに、田中氏は、原子力損害賠償紛争審査会において、「政府が避難
の基準としている20mSvをゆるがすべきではない」として、最後まで自主
的避難者に対しての賠償方針を策定しようとする能見会長に抵抗。審査会
で決まったあとも、抗議文を読み上げ、福島の被害住民や、傍聴者の怒り
をかった。住民の帰還基準を20mSvと主張し、原研機構に除染利権をもた
らし、自身は福島県除染アドバイザーに。

【委員候補】

×更田豊志(ふけた とよし)氏:【原子力ムラ・不適格】

※日本原子力研究開発機構の安全研究センター副センター長。福島第一原
発事故後も原発推進を前提とした「原発の継続的改善」を主張。日本原子
力研究開発機構は、「原子力ムラ」の当事者。安全規制対象の「もんじゅ」
を運営する日本原子力研究開発機構の現役幹部を登用することは、実質的
に欠格要件に該当する人事。

×中村佳代子(なかむら かよこ)氏:【規制対象事業者・不適格】

※中村氏の所属する(公益社団法人)日本アイソトープ協会は医療用放射
性廃棄物処理工場を運営し、最終処分場の設置を計画中。原子力安全規制
の対象になる事業所の代表を規制委員に加えることは、実質的に欠格要件
に該当する人事。

×大島賢三(おおしま けんぞう)氏:【外務官僚・不適格】

※国連大使、JICA副理事長・顧問を歴任した外務官僚。政府から独立して
政策を決定し、執行する原子力規制委員会に、そもそも官僚OBは不適格。
原子力規制委員会の業務である原発再稼働の基準、原発40年廃炉、放射線
モニタリングなどの専門家でもない官僚OBは、政府の意向を原子力委員会
に反映させるためのお目付け役にすぎない。

△島崎邦彦氏についても、十分慎重な調査が必要と思われる。

本件の連絡先:eシフト事務局 
国際環境NGO FoE Japan内 Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
            (休日・夜間)090-6142-1807
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