2012年06月19日

原子力規制委員会法案の審議と国会事故調

原子力規制委員会は原発の商業稼働を前提にしたものであってはなりません。必ずしも国会事故調査委員会の結果が妥当であるとも限らないので、注意が必要です。

そもそも、同委員会は自民党の塩崎恭久衆院議員のイニシアチブで設立されたもので、東電内ではなく官邸内の対応を批判することが中心になっています。

フォーサイト POLITICS
原発事故は官邸で起きたのか?
事故調は「原発サイトの11日間」こそ明らかにせよ
科学ジャーナリスト
塩谷喜雄 Shioya Yoshio
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_9701

「3.11から1年と3カ月たち、政府や国会の原発事故の調査・検証活動は、事故の本質には一歩も踏み込まぬまま、逆に事故の真因と責任の所在を覆い隠す格好で、終幕を迎えようとしている。」

サンデー毎日が塩崎元官房長官をヒーロー扱い/国会事故調は自民党の責任逃れを許すな|et5652さんのブログ
http://ameblo.jp/et5652/entry-11254651489.html

「検証の対象は、事故以降の問題に限られない。自民あるいは自公時代に作られた法律、制度、人事、役所の建て付けにも及ぶはずだ。われわれ自民党が責任を問われても当然という覚悟である」と塩崎議員は語っていますが、口だけ。

太田光征

以下、転載。



【緊急ファックス要請】 規制委員会審議は、国会事故調の結果を生か
せ!

<転送・転載・ツイート歓迎/重複失礼します>

みなさま

原子力規制庁法案の国会審議が急速に進んでいます。今日の情勢では、6月20日にも参議院環境委員会での採決が危惧されます。

もし、このまま採決が行われ、法案が可決されれば、福島原発事故の原因調査結果に基づいた新しい原子力規制行政の構築が行われず、原子力ムラの影響を受ける規制委員会になりかねません。

そこで、拙速な採決を行わないよう、参議院環境委員会理事へ緊急に、1通でも多くファックスを送っていただけないでしょうか。

国会事故調査委員会の報告を生かすために、原子力規制委員会法案の採決を急いで行うな!

と言う内容を皆さんの言葉で送ってください。短いファックスで十分です。

あて先
参議院環境委員会
委員長 松村祥史 様 (自民党) Fax: 03-6551-1023
理事 小西洋之 様 (民主党) Fax:
03-6551-0915  
理事 小見山幸治 様(民主党) Fax:
03-6550-0044  
理事 川口順子 様 (自民党) Fax: 03-6551-0308
理事 北川イッセイ様(自民党) Fax: 03-6551-1022


多くの国民の注目と意見が寄せられれば、参院環境委員会の理事の皆さんは必ず有権者の声を聞いてくれると思います。

多くの皆さんのご協力をお願いいたします。

                    eシフト規制庁チーム

-----------------------説明-----------------------

本日6月18日の環境委員会審議で、亀井亜紀子議員は、規制委員会法案の採決は拙速に行わず、国会の福島原発事故調査委員会の報告を待ってから行うべきだと正式に申し入れ、環境委員長は理事会にて協議すると持ち帰りました。

国会の事故調査委員会は6月末に報告行う予定で、あと十日ちょっとで報告がなされます。

報告には、原子力規制組織のあり方についての提言が含まれる予定です。福島原発事故の原因調査と反省に基づいて、事故を2度と繰り返さないための原子力規制委員会を作るためには、国会事故調の報告を待ち、その内容を盛り込んだ法案審議を行うべきです。

日本経済新聞の報道によれば、民主党政権は8月中旬までの会期延長を検討していますので、規制委員会法案の審議時間は十分にあります。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS18007_Y2A610C1MM0000/

国会の会期延長が予定される中、拙速な規制委員会法案採決は行わず、国会の事故調査委員会の報告を含めて十分な審議を行うべきだと、一人でも多くの人がファックスを送ってください。

よろしくお願いいたします。

*********************以下ファックス例文***********************

参議院環境委員会
委員長 松村祥史 様 (自民党) Fax: 03-6551-1023
理事 小西洋之 様 (民主党) Fax:
03-6551-0915  
理事 小見山幸治 様(民主党) Fax:
03-6550-0044  
理事 川口順子 様 (自民党) Fax: 03-6551-0308
理事 北川イッセイ様(自民党) Fax: 03-6551-1022


                    あなたの 名前
                         住所
                         電話

 福島原発事故の原因調査結果と反省・教訓を生かすために、 原子力規制委員会法案の拙速な採決は行わないでください。

 国会事故調査委員会の報告を待ち、環境委員会における法案審議の中で、十分な時間をかけて報告内容の検討を行ってください。


理由

 6月18日の環境委員会審議で亀井亜紀子委員は、規制委員会法案の採決は拙速に行わず国会の福島原発事故調査委員会の報告を待ってから行うべきだと正式に申し入れました。
 これに対して、松村祥史環境委員長は理事会にて協議すると持ち帰りました。

 国会事故調の報告には、原子力規制組織のあり方についての提言が含まれる予定です。福島原発事故の原因調査と反省に基づいて、事故を2度と繰り返さないための原子力規制委員会を作るためには、国会事故調の報告を待ち、その内容を盛り込んだ法案審議を行うべきだと考えます。

 新聞報道によれば、民主党政権は8月までの国会会期延長を検討中なので、審議の時間的な余裕は十分にあります。せひとも、国会の事故調査委員会の報告を、規制庁法案の審議に生かしてください。

 よろしくお願いいたします。

***************例文以上***************
posted by 風の人 at 14:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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