2012年03月08日

安全委員会:2月7日のストレステスト検討会報告

たびたび、杉原浩司です。昨日7日の原子力安全委員会、大飯審査書の「検討」が打ち切られるかと思われ、覚悟して臨みましたが、次回13日(火)に続きが設定されることになりました。抗議アピールと傍聴に参加された皆さん、お疲れ様でした。3・11国会包囲などのアクションを成功させ、再稼動手続きを時間切れに追い込みましょう。

満田夏花さん(FoE Japan)の報告を転送します。ご一読ください。
[転送・転載歓迎/重複失礼]

……………………………………………………………………………

みなさま

FoE Japanの満田です。
安全委のストレステスト検討会は、次回は13日だそうです。私自身は行けないのですが、ぜひみなさま、傍聴および事前の抗議アピールにご参加ください。また、事前に杉原さんや阪上さんから情報流れると思いますので、ご注目ください。

本日は、検討会の冒頭に阪上さんが起立し、

・ストレステスト一次評価に関する安全委の「確認」は、安全を保証するものでないことを、明確にすべき
・ストレステストは二次評価と合わせて評価しなければ意味がないこと。ストレステストに関して、安全委が7月6日付でだした文書も「一次」「二次」を分けていないこと

を指摘。私から(緊張のあまりしどろもどろでしたが)

・福島原発事故の検証が未了であるなか「福島事故をくりかえさない」ということはいえないはず。本当に福島原発事故を繰り返さないならば、国会事故調の検証をまってください。

杉原さんから、福井の石地さんのメッセージを紹介する形で

・活断層の連動の評価がされていないこと
・複数個所の破損の評価がされていないこと

を指摘しました。

安全委員会側は、これらすべてに対しては「無視」をきめこんでいる状況でした。

その後も、くりかえし、傍聴席から「ストレステストの二次評価はいったいいつでるのですか」「福島原発事故の検証なしに、福島を繰り返さないことはいえないんじゃないんですか」ということをしつこく叫んでいましたが、委員側はいっさいこれに反応しませんでした。

今日は、第一回のときに安全委員会が示した超抽象的な質問書に従って審議が行われました(安全委員会の抽象的な質問書は下記をご覧ください)
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/hatsudensougou/hatsudensougou001/siryo6.pdf

この「7.経過措置の頑健性」では、安全委員会側からの質問が漠然していたせいもあるのですが、「将来的には○○を導入する予定」というような将来の「予定」の話しが展開されました。「今後やります」ということが次々でてきて、これが、どうして「現在の評価」につながっているのか、まったくわかりませんでした。

たとえば免震事務棟が平成28年度に設置する計画だそうです。それまでは暫定的措置として、3号機および4号機の中央制御室の会議室等をもちいるとされています。保安院は、これについてはペーパー上では、「応急対応としては理解する。しかしながら、緊急時対策所の重要性に鑑みれば、免震事務棟の前倒し設置を図るとともに、それまでの間についても、より確実な代替措置の構築を検討すべきと考える」としています。しかし口頭では、関電の「28年度に設置する」にとどめ、保安院がそれをどう評価するかについてはふれませんでした。

そのあと、延々と、このペーパーの「1.事業者独自の努力、マイプラント意識」、「2.技術的背景」について保安院から説明がありましたが、総じて、関電の言い分をくりかえすだけだったように思います。
そして、延々と、関電が、「プラント安全性対応のための自主的な取り組み」をプレゼンしました。たとえば、「安全を守るという社長の宣言のもと、社内の品質方針にのっとり、云々。福島事故を受け、想定を超える地震・津波の来襲に備え、速やかに・・・更なるプラントの安全性確保・向上をはかりたい」。これについても、委員からの意見も、抽象的・一般的にとどまり、傍聴席からは、「そんな抽象的な質問をしないでほしい」「安全委は質問書を出しなおせ」「二次評価はいったいいつでてくるのか」などなどの不満の声。

第1回検討会では外部有識者からかなり具体的な質問が出されていますが(たとえば、「隣接機の放射性物質の放出仮定はどうなっているのか」「事故時に要員確保が可能か」)、その回答については説明はありませんでした(総検第4−3)。

次回これらを保安院に確実に答えさせることが必要だと思います。

今日配布された資料で、「第3回検討会後に寄せられた質問一覧」(総検第4−1号)には、「制御棒挿入性についての検討結果を示すこと」など、重要かもしれない質問が出されています。

これについても次回の保安院の回答に注目しましょう。

フクロウの会とFoE Japanで提出した公開書簡は下記です。ぜひ、この書簡の点もみなさんからも問うてください。

http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-bc20.html

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満田夏花 MITSUTA Kanna
携帯:090-6142-1807
国際環境NGO FoE Japan/tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219
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http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-f90d.html
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太田光征
posted by 風の人 at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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