2012年03月08日

「さよならアトミック・ドラゴン」

みなさま

お久しぶりです、長崎の西岡です。
この度、マンガ「さよならアトミック・ドラゴン―核と原発のお話―」を
凱風社より上梓いたしました。

A5版 128ページ 945円
http://www.gaifu.co.jp/books/ISBN978-4-7736-3603-1.html

私はずっと長崎原爆をテーマにしたマンガを描いてきました。
去年の3月11日の東日本大震災と、福島第一原発事故のあと、
原発に真剣に向き合ってこなかった自分自身にがくぜんとしました。
その猛省があって、自分のわずかな知識が少しでも役に立つならと、
昨年6月、自分のホームページに「放射能Q&A」というイラストつき解説を
載せたところ、福島県をはじめ、たくさんの方からアドバイスや
励ましのメールをいただきました。

Q&Aはイラストメインだったので、こんどは全てマンガで、子どもたちに
わかりやすく、原子のしくみや、放射能って何?放射線はなぜ体に悪いの?
といったこと、そして原発の問題をわかりやすく伝えたいと思いました。

タイトルの「アトミック・ドラゴン」は「核エネルギー」の別名です。
東洋では風雲雷雨をつかさどる聖獣である「竜」が、西洋の核技術によって
魔物の「ドラゴン」(キングギドラみたいな)に変身して暴れる様を描きました。
アトミック・ドラゴン――つまり、制御できない核エネルギーを、私たちは
これからも核兵器や原発の形で持ち続けるのか、それとも「自然エネルギー」の
化身である「竜」と仲良くする道を選ぶのか――というメッセージを作品に
こめました。
作中では、昨年9月19日の6万人集会を描き、主人公を参加させました。
もちろん脱原発の立場に立っていることは言うまでもありませんが、
原爆被爆者の方々の苦悩を近くで見てきて、私の一番の思いは
「反・被ばく」です。
子どもたちはもちろん、みんなに被ばくしてほしくない。
放射能は、いのちに対する暴力なのだから。
私たちが何気なくさしこむコンセントの向こうで、誰かが被ばくする
そんな発電方法じゃなく、もっと別の道へ舵をきろう――

いま、放射能にさらされているかもしれない子どもたち。でも、それを
どうするか決めるのは周りの親であり、大人です。
お母様方や、子どもたちにこの本を読んでいただいて、その人たちが少しでも
自分や、子どもたちのいのちを守る選択をしてくれたら。この本が
そのきっかけになってくれたら・・そう祈りながら、ペンを走らせました。

ごらんいただけたらうれしいです。

西岡由香

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太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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