2012年02月06日

フランス会計監査院の「原発コスト急騰報告書」:フラモンヴィル原発の発電コストは(陸上風力よりも高い)1MWh当たり70-90ユーロと予測

欧州風力エネルギー協会のブログ記事から。

French nuclear set to become more expensive than wind power
http://blog.ewea.org/2012/02/french-nuclear-set-to-become-more-expensive-than-wind-power/#more-2839
By Zoë Casey | Published 03 Feb 2012

フランス会計監査院が、高経年化原発の更新、新安全基準の適用で同国における原発コストが急騰するとした報告書*を発表した。同報告書は、原発は短・中期で現在より少なくとも2倍の投資が必要だと指摘している。

*Les coûts de la filière
électronucléaire
http://www.ccomptes.fr/fr/CC/documents/RPT/Rapport_thematique_filiere_electronucleaire.pdf

1950年代の草創期から同国原子力産業で費やされたコストは、1880億ユーロに上る。新規原発は建設コストが高くなる見通し。1977年に建設されたフェッセンハイム原発のコストは1MW当たり107万ユーロだが、現在建設中のEPR(加圧水型原子炉)原発であるフラモンヴィル原発のコストは、1MW当たり370万ユーロ(同報告書225ページ)になるとみられる。

今日、同国における原発の発電コストは1MWh当たり49.5ユーロだが、EDF(フランス電力公社)は意図的に1MWh当たり42ユーロと低い料金で売電している。フラモンヴィル原発のようなEPR原発の発電コストは、陸上風力よりも高い1MWh当たり70-90ユーロ(同報告書225ページ)になると予測される。

欧州風力エネルギー協会の分析*によれば、2020年の1MWh当たり発電コストは原発が102ユーロ、陸上風力が58ユーロ、洋上風力が75ユーロとなる見通し。

*European Wind Energy Association - EWEA: Economics of Wind
http://www.ewea.org/index.php?id=201&utm_source=EWEA_site&utm_medium=mainbanner&utm_campaign=EconomicTool


太田光征
http://otasa.net/


posted by 風の人 at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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