小沢一郎さん、スローガンを「生活が第一」から「差別解消が第一」に切り替えれば「形勢」を逆転できるだろうに。
「核燃基地建設の是非が最大の争点となり、事実上の『天下分け目の戦い』となった1991年の青森県知事選のとき、小沢が青森に乗り込み、敗色濃厚だった核燃推進派の現職知事陣営にテコ入れをし、すさまじいまでの締め付けをしたことで形勢を逆転させた。」(『原発の闇を暴く』、広瀬隆・明石昇二郎、集英社新書)
主権者が、差別政治そのものを土俵に引きずり出すしかない。
以下、ニュースからの抜粋です。
太田光征
*
防衛局長更迭 沖縄は陵辱の対象か/露呈した政府の差別意識
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184641-storytopic-11.html
米軍普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)「評価書」の年内提出を明言しない一川保夫防衛相の姿勢をめぐり、田中聡沖縄防衛局長が「(犯す前に)これから犯しますよと言いますか」などと発言した。
これはひとり田中氏だけの問題なのか。基地政策に携わる官僚の意識の中には、多かれ少なかれ「沖縄は永久に被害者であり続ける」という差別感覚が潜んでいる。だから、大多数の県民が普天間飛行場の県外・国外移設を求めても沖縄に基地を押し付けるという結論しか導き出さない。
[識者談話]防衛局長不適切発言 大田昌秀元県知事
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184649-storytopic-3.html
明治時代に沖縄が廃藩置県で組み込まれる時に、琉球王府は猛烈に反対した。その大きな理由は軍隊を持ってくるからだった。熊本の第6師団の分遣隊を常駐させると。他府県のように近代国家を形成するための廃藩置県ではなく、軍隊を常駐させるためだった。同胞として迎え入れるのではない。つまり人ではなく、土地が欲しかったのだ。
沖縄不適切発言:「普天間移設もうダメ」防衛省に悲観論
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111130k0000e010003000c.html
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、沖縄県民や女性を侮辱したと受け取れる発言をした田中聡沖縄防衛局長について、政府は問題発覚当日に更迭して事態の早期収拾を図った。しかし、発言は、在日米軍基地の極度の集中などにより沖縄側が抱いている「沖縄差別」との怒りに火をつけた。
沖縄不適切発言:仲井真知事「口汚れる」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111130k0000e010004000c.html
名護市議からは「政府の政策の根底には沖縄差別の感情がある。今回の発言は政府の本音が出ただけ。政府のアセス提出は絶対認められない」との声があがった。
産経の「アドバイス」:
沖縄防衛局長、懇談会で不適切発言 沖縄県民、爆発寸前 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111130-00000090-san-pol
野田佳彦首相がやるべきことは一つだ。「(普天間移設先は)最低でも県外」発言で問題を袋小路に追い込んだ鳩山由紀夫元首相に党代表として議員辞職を求め、沖縄でおわび行脚をさせてはどうか。それぐらいのけじめがなければ、閉塞(へいそく)状況は打破できそうにない。(阿比留瑠比、坂井広志)
沖縄不適切発言:日米高官ら過去にも…主な発言一覧
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111130k0000m010115000c.html
05年10月 石原慎太郎・都知事が記者会見で普天間の移設先を巡り「沖縄みたいにたくさん空いている土地があってね。伊江島なんてのは普天間にわりと近くで滑走路が2本もあってほとんど使ってない」と発言し、批判を浴びる。
沖縄不適切発言:「これが国の本音」地元に怒りとあきらめ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111130k0000m010087000c.html
「犯す」という言葉に桑江さんが真っ先に思い出したのは95年の米兵による少女暴行事件。「あのとき犯されたのは少女一人じゃなく、沖縄全体なんです。だから事件以来、米軍基地撤廃が県民の総意になった」
桑江さんは「沖縄戦で犠牲になり、戦後は米国に差し出され、本土復帰後も基地や不平等な地位協定はそのまま。沖縄は何度も国に踏みつけられ、犯されてきた」と悔しそうに話した。「だから『犯す』という言葉はある意味、その通り。差別が繰り返されようとしていることがはっきりした。局長個人の資質の問題ではない。これが国の姿勢だと思う」と語った。
沖縄知事、防衛次官との面会5分で打ち切る
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111130-OYT1T00755.htm
この問題をめぐり、30日の衆院外務委員会では、沖縄県への謝罪を事務方にゆだねた政府の判断に批判が集中した。自民党の河井克行氏は、「なぜ一川防衛相自らが沖縄に足を運ばないのか。問責決議案の材料になるのを逃れるためでないか」などと追及。渡辺周防衛副大臣は「まずは事務の責任者が行くことで対応した」と述べたが、政府内からも「すぐに大臣が行くべきだった」(外務省幹部)と対応のまずさを指摘する声が出た。
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